JPH09114523A - 自律走行車両及び自律走行車両の運転方法 - Google Patents

自律走行車両及び自律走行車両の運転方法

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JPH09114523A
JPH09114523A JP7265236A JP26523695A JPH09114523A JP H09114523 A JPH09114523 A JP H09114523A JP 7265236 A JP7265236 A JP 7265236A JP 26523695 A JP26523695 A JP 26523695A JP H09114523 A JPH09114523 A JP H09114523A
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JP
Japan
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vehicle
traveling vehicle
distance
autonomous
autonomous traveling
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JP7265236A
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English (en)
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Masaharu Tomioka
岡 正 晴 冨
Norio Sugita
田 典 夫 杉
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SHIZUKOU KK
Seiko Corp
Original Assignee
SHIZUKOU KK
Seiko Corp
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Publication date
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  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、オペレータの手動による操作が不要
で、しかも、従来のような高価な画像処理を行うための
制御装置を使用することなく、自律走行車両の側面を該
側面に対向する壁に平行に制御することができる自律走
行車両を提供することを目的としている。 【解決手段】自律走行車両1は、走行方向を制御可能な
自律走行車両1であって、この自律走行車両1の側面に
設けられ、該側面に対向する壁との距離を測定する距離
センサ9a、9bと、この距離センサ9a、9bの出力
に基づき自律走行車両1の側面に対向する壁20との距
離が一定となるように自律走行車両2の走行方向を制御
する制御手段とを設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、走行方向を制御可能な自律走行
車両及び自律走行車両の運転方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、走行しながら床面を清掃する床面
清掃車両のような自律走行車両には、オペレータがスタ
ート位置を手動でセットし、その後、自動で清掃するも
のや、外部からの指示なしに自分で走行方向を判断し、
その判断結果に基づいて自動的に所定の方向に走行する
ものがあった。
【0003】後者の一例としては本出願と同一出願人よ
り出願された特願平5−44250号に示されるような
車両に設けられたカメラにより画像を取り込み、この画
像を処理して原点位置を決めるものなどがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
ものでは、オペレータがスタート位置を一々手動でセッ
トしなければならず煩わしく、また、後者においては、
かなり高い走行精度が得られるものの、カメラ及びその
カメラからの画像信号に対して高度な画像処理を行なう
ための制御装置が必要で、自律走行車両がこれらの装置
を組み込むことにより高価になるという問題点があっ
た。
【0005】本発明は、上述した問題点を除去するよう
にした自律走行車両及び自律走行車両の運転方法を提供
することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の自律走行車両は、走行方向を制御可能な自
律走行車両であって、この自律走行車両の側面に設けら
れ、該側面に対向する壁との距離を測定する距離センサ
と、この距離センサの出力に基づき前記自律走行車両の
側面に対向する壁との距離が一定となるように前記自律
走行車両の走行方向を制御する制御手段とを設けたもの
である。
【0007】また、本発明の自律走行車両は、走行方向
を制御可能な自律走行車両であって、この自律走行車両
の側面に設けられ、該側面に対向する壁との距離を測定
する少なくとも2つの距離センサと、前記自律走行車両
の停止時に、前記2つの距離センサの出力を比較し、こ
の比較結果に基づき前記自律走行車両の側面に対向する
壁との距離が一定となるように前記自律走行車両の走行
方向を制御する制御手段とを設けたものである。
【0008】また、本発明の自律走行車両は、走行方向
を制御可能な自律走行車両であって、この自律走行車両
の側面に設けられ、該側面に対向する壁との距離を測定
する単一の距離センサと、初期位置の前記距離センサの
出力と所定距離だけ直線走行した位置における前記距離
センサの出力を比較し、この比較結果に基づき前記自律
走行車両の側面に対向する壁との距離が一定となるよう
に前記自律走行車両の走行方向を制御する制御手段とを
設けたものである。
【0009】また、本発明の自律走行車両は、走行方向
を制御可能で、下部に清掃機能を備えた自律走行車両で
あって、この自律走行車両の前面に設けられ、障害物が
所定距離内に存在することを検出する障害物センサと、
この障害物センサが障害物を検出した位置で走行方向を
略90度回動させる回動制御手段と、前記自律走行車両
の側面に設けられ、該側面に対向する壁との距離を測定
する距離センサと、前記回動制御手段による回動後、前
記距離センサの出力に基づき前記自律走行車両の側面に
対向する壁との距離が一定となるように前記自律走行車
両の走行方向を修正する制御手段とを設けたものであ
る。
【0010】また、本発明の自律走行車両の運転方法
は、走行方向を制御可能で、下部に清掃機能を備えた自
律走行車両であって、この自律走行車両の側面に設けら
れ、該側面に対向する壁との距離を測定する距離センサ
と、前記自律走行車両に設けられ、前記距離センサの出
力に基づき前記自律走行車両の側面に対向する壁との距
離が一定となるように前記自律走行車両の走行方向を制
御する制御手段とを備え、この制御手段により前記自律
走行車両の側面を該側面に対向する壁と平行に制御した
後、前記自律走行車両を走行させて前記自律走行車両の
下部に備えた清掃機能により、前記自律走行車両の下方
に位置する床面を清掃するものである。
【0011】また、本発明の自律走行車両の運転方法
は、走行方向を制御可能で、下部に清掃機能を備えた自
律走行車両であって、この自律走行車両の前面に設けら
れ、障害物が所定距離内に存在することを検出する障害
物センサと、この障害物センサが障害物を検出した位置
で走行方向を回動させる回動制御手段と、前記自律走行
車両の側面に設けられ、該側面に対向する壁との距離を
測定する距離センサと、前記回動制御手段による回動
後、前記距離センサの出力に基づき前記自律走行車両の
側面に対向する壁との距離が一定となるように前記自律
走行車両の走行方向を修正する制御手段とを備え、前記
自律走行車両の前面が前記壁に対向するように設置し、
前記自律走行車両を前記壁に向かって前進させ、前記障
害物センサが前記壁を検知して前記自律走行車両を停止
させ、停止後前記回動制御手段により前記自律走行車両
を回動した後、前記制御手段により前記自律走行車両の
側面を該側面に対向する壁と平行に制御した後、前記自
律走行車両を走行させて前記自律走行車両の下部に備え
た清掃機能により、前記自律走行車両の下方に位置する
床面を清掃するものである。
【0012】
【実施例】以下、図1乃至図7に基づき、本願発明の一
実施例を説明する。本実施例は、自律走行車両として下
部に清掃機能を備えた自律走行車両1を例にとって説明
する。
【0013】図1及び図3に示すように、自律走行車両
1は略直方体形状をなし、自律走行車両1の前方下部に
は、走行中に床面上のごみを吸引する吸込口を有する清
掃機能を備えている。
【0014】清掃機能は、例えば、図1乃至図3、特
に、図3に示すように、自律走行車両1の底部であっ
て、駆動輪3a、3bの前方に、床面に臨むように3個
の吸引口20、20、20が設けられ、各吸引口20の周囲には、
ブラシ21がそれぞれ設けられている。なお、ブラシ21の
代わりに、ゴムで形成されたへら状のものを各吸引口20
の周囲にそれぞれ設けても良い。
【0015】また、自律走行車両1の底部の側面に沿っ
て設けられた吸引口20と吸引口20との間には、二つの回
転ブラシ22、22 が設けられている。なお、自律走行車両
1には、図示しないが、バッテリで駆動する電動機で真
空を作り、床面上のごみ、ほこりを吸い込む電気掃除機
を搭載し、吸引口20は電気掃除機(図示しない)のダク
ト23に接続されている。
【0016】また、車両1の下部には全部中央に設けた
1つの操舵輪3cと、後部に併設された2つの駆動輪3
a、3bとが設けられている。
【0017】この駆動輪3a、3bは、図4に示すよう
に自律走行車両1の内部に収納された駆動モータ5a、
5bによりそれぞれ駆動されるようになっている。この
駆動モータ5a、5bは各々が正確かつ精細に回転速度
制御が可能な直流モータで構成され、かつ各モータ5
a、5bは正逆転可能となっている。
【0018】一方、操舵輪3cはその車輪が車軸を中心
に自由に回転可能になっていると共に、その車軸が支持
部4により方向に自由に回動可能に支持されている。な
お、支持部4は方向制御モータ7の軸に連結されてい
る。
【0019】従って、操舵輪3cは方向制御モータ7に
よりその方向が制御される。また、操舵輪3cの方向は
方向制御モータ7の軸に直結されたスリット付き円盤6
aと、この円盤6aをはさんで上下に発光部と受光部を
備えたフォトインターラプタ6bからなる操舵輪方向セ
ンサ8により検出される。
【0020】この自律走行車両1では、左右の駆動輪3
a、3bをそれぞれ逆方向に同じ速度で回転させること
により自律走行車両1の方向が変更される。
【0021】即ち、駆動輪3aの駆動モータ5aを正転
とし、駆動輪3bの駆動モータ5bを逆転として同じ速
度で回転させれば、自律走行車両1は駆動輪3a、3b
の車輪の中間点を回転中心として左回転する。
【0022】逆に、駆動輪3aの駆動モータを逆転と
し、駆動輪3bの駆動モータ5bを正転として同じ速度
で回転させれば、自律走行車両1は駆動輪3a、3bの
車両の中間点を回転中心として右回転する。
【0023】また、自律走行車両1の回転時には、駆動
輪3a、3bの作動前に操舵輪3cは横方向に向きが制
御される。これにより車両1の回転時には操舵輪3cが
車両回転方向に対し抵抗となることがなく円滑で正確な
回転操作が可能となる。
【0024】更に、図1に示すように、自律走行車両1
の両側面には前方と後方に所定間隔Lをおいて2つの距
離センサ9a、9bが設けられている。
【0025】距離センサ9a、9bとしては、例えば、
和泉電気株式会社製の超音波アナログ距離センサであ
る。
【0026】この距離センサ9a、9bは、その検出方
向を床面と平行で自律走行車両1の真横方向(直進方向
に対し直角方向)に向けられている。距離センサ9a、
9bは、例えば、パルス状の特定波長の超音波を、狭い
領域方向に発する発信機、この発信器と一体化され、発
信器から出力された超音波がその指向方向にある壁面1
1に反射して戻ってきたことを検出する受信器、発信機
が超音波を出力してから受信器がその超音波を受信する
までの時間を検出し、その到達時間と超音波の空気中の
速度から、一体化された発信器と受信器の設置位置、即
ち、自律走行車両1の側面から側壁20までの距離を算
出するマイクロコンピュー等からなる計算手段を内蔵し
た超音波距離センサで構成されている。
【0027】従って、自律走行車両1の側面に設けられ
た2つの距離センサ9a、9bはそれぞれの設置面から
指向方向にある側壁20までの距離ha、hbをそれぞ
れ検出し、出力する。
【0028】また、自律走行車両1の前面及び後面に
は、車両走行方向に存在する障害物や前方の壁面の有無
を検出するために赤外線センサからなる障害物センサ1
3が設けられている。
【0029】障害物センサ13は、例えば、北陽電気株
式会社製の衝突防止用センサである。
【0030】この障害物センサ13は、障害物が所定距
離内に存在することを検出するもので、例えば、その距
離は20cm程度に設定されている。
【0031】即ち、自律走行車両1の走行の結果、前方
の壁面までの距離が20cm以下となった場合、障害物
センサ13から出力がでる。
【0032】図4に示すように距離センサ9a、9b,
車両方向検出器8および障害物センサ13は床面清掃車
両1の内部に設けられた制御回路15に入力されてい
る。
【0033】制御回路15は、プログラムが記憶された
メモリーとこのプログラムに基づき入力された信号を処
理し、所定の出力を行なうマイクロプロセッサ及びその
入出力回路から構成されている。
【0034】また、操舵輪3cの方向を検出する操舵輪
方向センサ8の出力も制御回路15に入力されている。
制御回路15は入力信号を処理し、その結果に基づき駆
動モータ5a、5b、方向制御モータ7などの動作を制
御する。
【0035】以下、この制御回路15により制御される
自律走行車両1の走行動作を図6に示す制御回路15の
フローチャートに基づき説明する。
【0036】まず、制御回路15は、最初に置かれた位
置において、駆動モータ5a,5bを正転方向に同じ速
度で駆動する(ステップST1)。これにより駆動輪3
a,3bは同じ速度で回転し、自律走行車両1は直進走
行する。
【0037】この直進走行中は常時自律走行車両1の前
面に設けられた障害物センサ13の出力が監視され、障
害物(正面壁W1)の有無が検出される(ステップST
2)。障害物センサ13が出力を発するまで、ステップ
ST1の直進走行は継続される。
【0038】障害物センサ13により前方に障害物(正
面壁20)が検出された時、つまり、自律走行車両1の
前方と正面壁20との距離が一定値(本実施例では、2
0cm)に達したとき、駆動モータ5a、5bは停止さ
れる(ステップST3)。駆動モータ5a、5bを停止
させるのは、次のステップで、2つの距離センサ9a、
9bで測長するときに一定距離を保つために、その前の
ステップで、壁との距離が一定(本実施例では、例え
ば、20cm)必要だからである。
【0039】そして、自律走行車両1が時計回りの回動
(例えば、90度)が行われる(ステップST4〜ST
7)。
【0040】これにより、自律走行車両1は右方向に直
角に方向を変更する。自律走行車両1の90度時計回り
の回動は、操舵輪3cの方向を自律走行車両1の直進方
向に対し直角をなす横方向に変更することから始まる。
【0041】まず、方向制御モータ7がオンされ(ステ
ップST4)、続いて操舵輪方向センサ8により検出さ
れる操舵輪3cの方向が横方向になったか否かが判断さ
れる(ステップST5)。
【0042】横方向になっていることが検出されるまで
方向制御モータ7は継続してオンされ、横方向が検出さ
れた時、その方向に操舵輪3cを固定するために方向制
御モータ7は停止される(ステップST6)。なお、前
述した方向制御モータ7の変わりに、角度制御可能なサ
ーボモータ(例えば、日本精巧株式会社製 商品名メガ
トルクモータ)を使用して回動(例えば、90度)させ
ても良い。
【0043】操舵輪3cを横方向に固定後、自律走行車
両1が時計回りの回動(例えば、90度)するに必要な
時間だけ駆動モータ5aを逆転方向に、駆動モータ5b
を正転方向に同じ速度で駆動する(ステップST7)。
【0044】ここで、自律走行車両1の回動制御を図6
を用いて説明する。駆動輪3aの回転速度、すなわち駆
動モータ5aの回転速度を−N(rps、回/秒)、駆
動輪3bの回転速度、駆動モータ5bの回転速度をN
(rps、回/秒)とし、車輪の直径を2r(m)、駆
動輪3aと駆動輪3bの車輪中間点G(自律走行車両1
の回転中心)と駆動輪3aまたは駆動輪3bまでの寸法
をK(m)とすると、90度の自律走行車両1の回動は
駆動輪3a、3bが半径Kの円を90度分走行すること
である。
【0045】ここで、半径Kの90度分の円弧の距離は
2Kπ/4(m)であり、一方、駆動輪3a、3bが1
秒間に走行する距離は2rπN(m)である。
【0046】従って、90度の自律走行車両1の時計回
りの回動はK/4rN(秒)間だけ駆動モータ5a、5
bを各々回転速度−N、+Nで駆動することで制御でき
る。
【0047】90度の自律走行車両1の時計回りの回動
終了後、制御回路15は続いて距離センサ9a、9bの
出力を読み込む(ステップST8)。この際、距離セン
サ9a、9bの出力は、前述のように自律走行車両1の
側面の距離センサ設置位置からその距離センサ9a、9
bと対向する壁面20までの距離を示している。
【0048】続いて各距離センサ9a、9bで検出され
た距離からその差を計算する。すなわち、距離センサ9
aの検出距離haと距離センサ9bの検出距離hbの差
Δh(=ha−hb)が制御回路内部で算出される(ス
テップST9)。
【0049】そして、この距離差Δhと極めてわずかな
所定値ε、例えば2mm程度、とが比較される(ステッ
プST10)。
【0050】この結果、差Δhが所定値ε以下であれ
ば、自律走行車両1は壁面とほぼ平行になっていると判
断される。例えば、差Δhが2mmの場合、距離センサ
9a、9b間の距離Lが70cmでは、側壁20に対す
る自律走行車両1の傾きθは、sin-1(Δh/L)か
らsin-1(2/700)=0.16度と極めてわずか
な値となる。
【0051】これは、自律走行車両1が10m直進する
間に側壁20との距離が約3cmだけずれるにすぎず、
側壁20との間で極めて精度の高い平行度の測定が行わ
れていることになる。
【0052】また、この制御に必要な2mm程度の分解
能は一般的な超音波距離センサの実用範囲内であり、こ
の測定は、高価で特殊な距離センサを必要としない。
【0053】従って、差Δhが所定値ε以下であれば、
後述する方向補正制御(ステップST11〜ST14)
を実行することなく、方向制御モータ7を元の位置(直
進方向)に戻し(ステップST15〜ST17)、ステ
ップST1に戻り、駆動モータ5a、5bを同期して正
転駆動する。この結果、車両1は壁面とほぼ平行に直進
走行する。
【0054】一方 、スタート時の位置が側壁20と平
行でなかった場合や走行中のスリップなどで、側壁20
との平行から外れた場合には、ステップST9で差Δh
が所定値εよりも大きいと判断される。
【0055】この場合、側壁20に対する車両1の傾き
θが大きく、そのまま直進走行すると、進むにつれて側
壁20から徐々に離れるか、逆に側壁20に接近してし
まう。この状態で自律走行車両1が長い距離を走行する
と、側壁20から離れていく場合、側壁20に沿って清
掃されない範囲が広くなってしまう。一方、側壁20に
接近していく場合、最終的には側壁20に衝突して停止
してしまうという問題が発生する。これを防止するため
に、ステップST11〜ST14の方向補正制御が実施
される。
【0056】方向補正制御では、まず自律走行車両1の
側壁20に対する傾きθがステップST11に示す計算
式により計算される。なお、この際傾きθの解は−90
度から+90度の範囲で算出される。続いて、傾きθが
正か負で、右方向の傾きか左方向の傾きかが判断される
(ステップST12)。
【0057】すなわち、傾きθが正の時、自律走行車両
1の側壁20に対する傾きは右方向のずれと判断され、
駆動モータ5aを正転に、駆動モータ5bを逆転に設定
し、自律走行車両1の傾きθが0となる回転数だけ駆動
モータ5a、5bを駆動する(ステップST13)。
【0058】これにより、自律走行車両1の側壁20に
対する傾きは補償され、自律走行車両1は側壁とほぼ平
行となる。
【0059】一方、傾きθが負の場合、自律走行車両1
の側壁20に対する傾きは左方向であり、駆動モータ5
aを逆転、駆動モータ5bを正転に設定し、自律走行車
両1の傾きθが0となる時間だけ所定回転数で駆動モー
タ5a、5bを駆動する(ステップST14)。
【0060】従って、この場合も、自律走行車両1の方
向は側壁20とほぼ平行になるよう補正される。
【0061】この方向補正制御における、駆動モータ5
a、5bの具体的動作を説明する。まず、自律走行車両
1をθ度だけ回転させるために必要な駆動輪3a、3b
の走行距離は2Kπ×θ/360(m)である。
【0062】一方、駆動輪3a、3bが1秒間に走行す
る距離は2rπN(m)であるから、θ度の自律走行車
両1の回転はKθ/360rN(秒)間だけ、駆動輪3
a、3bをそれぞれ回転速度N(rps)で回転させる
こととなる。
【0063】駆動輪3a、3bの回転数は駆動モータ5
a、5bの回転数と同一であるから、制御回路15は駆
動モータ5a、5bを回転速度N(rps、回/秒)及
び−N(rps、回/秒)でKθ/360rN秒間回転
させることとなる。
【0064】この方向補正制御において、駆動モータ5
a、5bの回転速度Nが大きい場合、制御する時間Kθ
/360rN(秒)が小さくなる。
【0065】また、回転速度Nが大きくなれば車輪や駆
動モータのイナーシャも大きくなるため正確な制御が困
難となる。これに対し、精度を向上させるためには、回
転速度Nを小さい値に設定することが有効である。この
ため、方向補正制御や90度の回転時の駆動モータ5
a、5bの回転速度Nを通常の直進走行時よりも低い値
に設定しても良い。
【0066】また、自律走行車両1を回動させる角度が
大きい場合には、自律走行車両1の回動初期は大きな回
動速度とし、目標回動角度に近ずくにつれて回動速度を
連続的または段階的に低下させる方法も回転角度の精度
向上には有効である。
【0067】ただし、自律走行車両1の回動途中での駆
動モータ5a、5bの回転速度Nの変更は制御する時間
の計算式が上述の回転速度一定の場合と比べ、複雑にな
る。
【0068】また、このような複雑な計算を避けるため
や、駆動モータ5a、5bの回転速度Nを高精度で制御
出来ない場合には、駆動輪3a、3bの実際の回転数n
(回)を検出するロータリーエンコーダを設け、これに
より直接自律走行車両1の走行距離(2rπn(m))
が自律走行車両1をθ度だけ回動させるために必要な駆
動輪3a、3bの走行距離(2Kπ×θ/360
(m))と一致した時、すなわち、ロータリーエンコー
ダの出力する駆動輪3a、3bの実際の回転数n(回)
がKθ/360rとなった時に駆動モータ5a、5bを
停止させる方法を用いれば良い。
【0069】方向補正制御の後は、90度の回動後にお
いて最初から傾きθが小さい場合(ステップST10の
YESの場合)と同様にステップST15〜ST7で方
向制御モータ7を駆動して操舵輪3cの方向を直進に制
御する。
【0070】その後は、ステップST1に戻り、駆動モ
ータ5a、5bを同期して正転駆動し、自律走行車両1
を直進走行させる。
【0071】この際、90度回動した位置で自律走行車
両1の直進方向と側壁20との平行状態が方向補正制御
により調整されているため、長い距離直進走行しても側
壁20とのずれは極めて小さいものになる。
【0072】以上の制御動作に基づく走行動作の一例を
図7を用いて説明する。最初に、自律走行車両1は、図
中A位置に示す右側壁22’に沿った位置に設置され
る。
【0073】この位置から自律走行車両1は直進走行
し、B位置において障害物センサ13が正面壁20を検
出する。そこで、自律走行車両1はこの位置にて90度
時計回りに回動し、C位置となる。
【0074】ここで、側壁20(回動前の正面壁20)
との距離が測定される。そして、自律走行車両1の距離
センサ9a、9bの出力の距離差Δhが小さい場合には
側壁20にそって直進走行が行われるが、図7に示す例
では、距離差Δhが大きいため、これに基づき側壁20
との傾きθが算出される。
【0075】続いて、側壁20と自律走行車両1の直進
方向が平行となるように方向補正制御が実施される。こ
の結果、自律走行車両1の方向は側壁20と平行のD位
置となる。続いて、この方向補正終了後から直進走行す
る(E位置)。
【0076】なお、90度回動の際に傾きθが生ずる原
因の1つは初期位置であるA位置において、既に、右側
壁22’との間に傾きθが存在していた場合や、直進走
行経路の床面に小さな凹凸があった場合、直進走行中ま
たは90度の方向転換中に駆動輪3a、3bのスリップ
などで正確な直進走行や90度の方向転換がなされなか
った場合などが想定される。
【0077】続いて、自律走行車両1の側面に設けた単
一の距離センサ9Cにより、上記した実施例とほぼ同様
の動作を行う第2の実施例の自律走行車両1を図8乃至
図10に基づき説明する。
【0078】図8に示すように、この実施例の自律走行
車両1は、側面略中央に設けられた単一の距離センサ9
cのみが図1に示す自律走行車両1と相違する。
【0079】また、制御回路構成は、図4に示す距離セ
ンサを単一とする以外は相違がないため、図面を省略す
る。
【0080】図9および図10に基づき、第2の実施例の
制御動作及び自律走行車両1の走行動作を説明する。な
お、この第2の実施例でも初期位置A’から障害物セン
サ13が壁を検出するまで直進走行し、障害物センサ1
3が壁を検出した位置B’で停止し、位置B’から90
度回動する位置C’までは第1の実施例と同一であり、
この部分の制御動作は図5のフローチャートのステップ
ST1〜ST7と同一であり、説明を省略する。
【0081】この第2の実施例では90度回動した位置
C’に置いて、方向制御モータ7がオンされ(ステップ
ST30)、操舵輪3cが直進方向となったところで方
向制御モータは停止される(ステップST30〜ST3
2)。
【0082】ここで、距離センサ9cの出力、すなわち
側壁20までの距離h2が読み取られ、記憶される(ス
テップST33)。そして、距離h2を記憶後、駆動モ
ータ5a、5bを同期して正転させ距離1だけ直進移動
し停止する(ステップST34)。
【0083】この結果、自律走行車両1は図9の位置
D’となり、ここで、再び距離センサ9cの出力h1が
読み込まれる(ステップST35)。ついで、位置C’
での側壁20までの距離h2と距離1だけ直進移動後の
位置D’での側壁20までの距離h1との差Δhが計算
される(ステップST36)。
【0084】そして、距離差Δhが所定値εよりも小さ
い場合には図5の最初のステップST1へと戻り直進走
行が行われる。
【0085】一方、図10に示すように傾きθが大きい
(距離差Δhが所定値εよりも大きい)場合には、方向
修正が必要であるため、直進方向となっている操舵輪3
cを横向きになるまで駆動する(ステップST38〜S
T40)。
【0086】この後ステップST41に示すにより傾き
θが算出され、方向補正動作がなされる。方向補正の際
の制御回路15の動作は第1の実施例の図5のフローチ
ャートのステップST11〜ST17と同一であるた
め、図10における自律走行車両1の走行状態のみを説明
する。
【0087】位置D’において、傾きθだけ自律走行車
両1が傾いているため、この傾きを補正するよう駆動モ
ータ5a、5bが所定時間だけ駆動され、自律走行車両
1は位置E’へと反時計回りに回動する。
【0088】この結果、自律走行車両1の直進方向と側
壁20はほぼ平行となり、その後、再び障害物センサ1
3が障害物(正面壁)を検出するまで側壁20に沿っ
て、直進走行される(位置F’)。
【0089】以上のように、この第2の実施例によれ
ば、1つの距離センサ9Cのみで自律走行車両1の傾き
が補正可能となる。なお、この第2の実施例では自律走
行車両1の傾きを1つの距離センサで検出可能にするた
めに90度回動した後、一旦、方向を補正する前に所定
距離1だけ直進走行を行う必要がある。
【0090】この直進走行距離1を大きく取ればそれだ
け自律走行車両1の傾きθの検出精度及び分解能が向上
する。一方、距離1を大きく取ると方向補正を実施する
前の側壁20と平行状態にない直進に走行距離が増え、
側壁と自律走行車両1間の距離が安定しないという問題
があるため、これらの利点と欠点を考慮して距離1を設
定する必要がある。
【0091】なお、第1、第2の両実施例とも方向修正
の可否を決定する基準として距離差Δhを用いたが、方
向修正の実施、不実施の決定に傾きθの値を所定値θs
tと比較し、θ>θstの場合、方向補正制御を実施
し、θ≦θstの場合、方向補正を実施しないようにし
てもよい。また、第1、第2の両実施例とも、傾きθを
補正する際、傾きθに相当する駆動モータ5a、5bの
回転駆動所定時間で、また、傾きθに相当する駆動輪3
a、3bの所定回転数で、それぞれ制御して自律走行車
両1の側面を該側面に対向する壁に平行に制御したが、
これに限らず、例えば、自律走行車両1に角度センサ
(例えば、日立電線株式会社製 商品名 光ファイバー
ジャイロ)を搭載し、角度センサで検出した結果に基づ
き、駆動モータ5a、5bを制御して、自律走行車両1
の側面を該側面に対向する壁に平行に制御しても良い。
【0092】この角度センサの制御によれば、駆動輪3
a、3bのタイヤ形状、床面形状に関わりなく正確に角
度を制御することができる。
【0093】また、第1、第2の両実施例とも、自律走
行車両1の前面を壁20に対向するように設置(図7で
言えば、自律走行車両1のAの位置、図10で言えば、
自律走行車両1のA’の位置)したが、場所により、図
7で言えば、自律走行車両1のBの位置、図10で言え
ば、自律走行車両1のB’の位置に設置し、該位置よ
り、距離センサ9a、9b(9C)により、自律走行車
両1の側面に対向する壁20との距離を測定し、この距
離センサ9a、9b(9C)の出力に基づき自律走行車
両1の側面に対向する壁20との距離が一定となるよう
に制御しても良い。
【0094】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、自律走行
車両の側面に設けた距離センサにより、自律走行車両の
側面に対向する壁との距離を測定し、この距離センサの
出力に基づき自律走行車両の側面に対向する壁との距離
が一定となるように自律走行車両の走行方向を制御する
制御手段とを設けたため、オペレータの手動による操作
が不要で、しかも、従来のような高価な画像処理を行う
ための制御装置を使用することなく、自律走行車両の側
面を該側面に対向する壁に平行に制御することができ
る。
【0095】また、請求項2記載の発明によれば、自律
走行車両の側面に設けた少なくとも2つの距離センサに
より、自律走行車両の側面に対向する壁との距離を測定
し、この2つの距離センサの出力に基づき自律走行車両
の側面に対向する壁との距離が一定となるように自律走
行車両の走行方向を制御する制御手段とを設けたため、
オペレータの手動による操作が不要で、しかも、従来の
ような高価な画像処理を行うための制御装置を使用する
ことなく、自律走行車両の側面を該側面に対向する壁に
平行に制御することができる。
【0096】また、請求項3記載の発明によれば、自律
走行車両の側面に設けた単一の距離センサにより、自律
走行車両の側面に対向する壁との距離を測定し、初期位
置の距離センサの出力と所定距離だけ直線走行した位置
における距離センサの出力を比較し、この比較結果に基
づき自律走行車両の側面に対向する壁との距離が一定と
なるように自律走行車両の走行方向を制御する制御手段
とを設けたため、オペレータの手動による操作が不要
で、しかも、従来のような高価な画像処理を行うための
制御装置を使用することなく、自律走行車両の側面を該
側面に対向する壁に平行に制御することができる。
【0097】また、請求項4記載の発明によれば、自律
走行車両の前面を壁に対向するように設置すれば、自律
走行車両を壁に向かって前進させ、障害物センサが壁を
検知して自律走行車両を停止させ、停止後回動制御手段
により自律走行車両を回動した後、制御手段により自律
走行車両の側面を該側面に対向する壁と平行に制御する
ことができるため、オペレータの手動による操作が不要
で、しかも、従来のような高価な画像処理を行うための
制御装置を使用することなく、自律走行車両の側面を該
側面に対向する壁に平行に制御することができる。
【0098】また、請求項5記載の発明によれば、距離
センサの出力に基づき自律走行車両の側面に対向する壁
との距離が一定となるように自律走行車両の走行方向を
制御する制御手段により、自律走行車両の側面を該側面
に対向する壁と平行に制御した後、自律走行車両を走行
させて自律走行車両の下部に備えた清掃機能により、自
律走行車両の下方に位置する床面を清掃するため、オペ
レータの手動による操作が不要で、しかも、従来のよう
な高価な画像処理を行うための制御装置を使用すること
なく、自律走行車両の側面を該側面に対向する壁に平行
に制御して床面を清掃することができる。
【0099】また、請求項6記載の発明によれば、自律
走行車両の前面を壁に対向するように設置すれば、自律
走行車両を壁に向かって前進させ、障害物センサが壁を
検知して自律走行車両を停止させ、停止後回動制御手段
により自律走行車両を回動した後、制御手段により自律
走行車両の側面を該側面に対向する壁と平行に制御する
ことができるため、オペレータの手動による操作が不要
で、しかも、従来のような高価な画像処理を行うための
制御装置を使用することなく、自律走行車両の側面を該
側面に対向する壁に平行に制御して床面を清掃すること
ができる。
【0100】することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施例の自律走行車両の概
略的正面図である。
【図2】図2は、図1の自律走行車両の概略的側面図で
ある。
【図3】図3は、図1の自律走行車両の概略的底面図で
ある。
【図4】図4は、図1の自律走行車両の制御ブロック図
である。
【図5】図5は、図1の自律走行車両の制御フローチャ
ートである。
【図6】図6は、図1の自律走行車両の90度回動状態
を示す図である。
【図7】図7は、図1の自律走行車両の走行動作を説明
するために走行状態を示す図である。
【図8】図8は、本発明の第2の実施例に係る自律走行
車両の概略的側面図である。
【図9】図9は、図8の自律走行車両の制御フローチャ
ートである。
【図10】図10は、図8の自律走行車両の走行動作を
説明するために走行状態を示す図である。
【符号の説明】
1 自律走行車両 3a、3b 駆動輪 3c 操舵輪 5a、5b 駆動モータ 9a、9b、9c 距離センサ 13 障害物センサ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行方向を制御可能な自律走行車両であっ
    て、 この自律走行車両の側面に設けられ、該側面に対向する
    壁との距離を測定する距離センサと、 この距離センサの出力に基づき前記自律走行車両の側面
    に対向する壁との距離が一定となるように前記自律走行
    車両の走行方向を制御する制御手段とを設けたことを特
    徴とする自律走行車両。
  2. 【請求項2】走行方向を制御可能な自律走行車両であっ
    て、 この自律走行車両の側面に設けられ、該側面に対向する
    壁との距離を測定する少なくとも2つの距離センサと、 前記自律走行車両の停止時に、前記2つの距離センサの
    出力を比較し、この比較結果に基づき前記自律走行車両
    の側面に対向する壁との距離が一定となるように前記自
    律走行車両の走行方向を制御する制御手段とを設けたこ
    とを特徴とする自律走行車両。
  3. 【請求項3】走行方向を制御可能な自律走行車両であっ
    て、 この自律走行車両の側面に設けられ、該側面に対向する
    壁との距離を測定する単一の距離センサと、 初期位置の前記距離センサの出力と所定距離だけ直線走
    行した位置における前記距離センサの出力を比較し、こ
    の比較結果に基づき前記自律走行車両の側面に対向する
    壁との距離が一定となるように前記自律走行車両の走行
    方向を制御する制御手段とを設けたことを特徴とする自
    律走行車両。
  4. 【請求項4】走行方向を制御可能で、下部に清掃機能を
    備えた自律走行車両であって、 この自律走行車両の前面に設けられ、障害物が所定距離
    内に存在することを検出する障害物センサと、 この障害物センサが障害物を検出した位置で走行方向を
    略90度回動させる回動制御手段と、 前記自律走行車両の側面に設けられ、該側面に対向する
    壁との距離を測定する距離センサと、 前記回動制御手段による回動後、前記距離センサの出力
    に基づき前記自律走行車両の側面に対向する壁との距離
    が一定となるように前記自律走行車両の走行方向を修正
    する制御手段とを設けたことを特徴とする自律走行車
    両。
  5. 【請求項5】走行方向を制御可能で、下部に清掃機能を
    備えた自律走行車両であって、 この自律走行車両の側面に設けられ、該側面に対向する
    壁との距離を測定する距離センサと、 前記自律走行車両に設けられ、前記距離センサの出力に
    基づき前記自律走行車両の側面に対向する壁との距離が
    一定となるように前記自律走行車両の走行方向を制御す
    る制御手段とを備え、 この制御手段により前記自律走行車両の側面を該側面に
    対向する壁と平行に制御した後、前記自律走行車両を走
    行させて前記自律走行車両の下部に備えた清掃機能によ
    り、前記自律走行車両の下方に位置する床面を清掃する
    ことを特徴とする自律走行車両の運転方法。
  6. 【請求項6】走行方向を制御可能で、下部に清掃機能を
    備えた自律走行車両であって、 この自律走行車両の前面に設けられ、障害物が所定距離
    内に存在することを検出する障害物センサと、 この障害物センサが障害物を検出した位置で走行方向を
    回動させる回動制御手段と、 前記自律走行車両の側面に設けられ、該側面に対向する
    壁との距離を測定する距離センサと、 前記回動制御手段による回動後、前記距離センサの出力
    に基づき前記自律走行車両の側面に対向する壁との距離
    が一定となるように前記自律走行車両の走行方向を修正
    する制御手段とを備え、 前記自律走行車両の前面が前記壁に対向するように設置
    し、前記自律走行車両を前記壁に向かって前進させ、前
    記障害物センサが前記壁を検知して前記自律走行車両を
    停止させ、停止後前記回動制御手段により前記自律走行
    車両を回動した後、 前記制御手段により前記自律走行車両の側面を該側面に
    対向する壁と平行に制御した後、 前記自律走行車両を走行させて前記自律走行車両の下部
    に備えた清掃機能により、前記自律走行車両の下方に位
    置する床面を清掃することを特徴とする自律走行車両の
    運転方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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