JPH10269690A - 光学式ディスク再生装置のディスククランプ機構 - Google Patents
光学式ディスク再生装置のディスククランプ機構Info
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- JPH10269690A JPH10269690A JP9068322A JP6832297A JPH10269690A JP H10269690 A JPH10269690 A JP H10269690A JP 9068322 A JP9068322 A JP 9068322A JP 6832297 A JP6832297 A JP 6832297A JP H10269690 A JPH10269690 A JP H10269690A
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- Japan
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- disk
- turntable
- rotor
- magnet
- rotor magnet
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- Rotational Drive Of Disk (AREA)
- Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】回転駆動用モータをディスククランプ機構に組
み込んだ状態で、ディスクをターンテーブル上に載置し
て圧着するときのロータマグネットからの引き離しを少
ない離脱力で行う。 【解決手段】 支持板10とロータマグネット61の間
を、ロータマグネット61による吸引力が及ばない構成
とし、その構成は、支持板10の開口11をロータマグ
ネット61の外径より大径で形成し、または、支持板1
0を磁気的に作用しない非磁性体で形成し、または、ロ
ータ50はロータマグネット61がステータ基板64の
上面64aと対向する対向面を覆う構造としたので、回
転駆動用モータをディスククランプ機構に組み込んだ状
態で、ディスクをターンテーブル上に載置して圧着する
とき、ターンテーブル昇降機構は大きな駆動力を必要と
することなく且つ強固にすることなく、ロータマグネッ
ト61からの引き離しを少ない離脱力で行える。
み込んだ状態で、ディスクをターンテーブル上に載置し
て圧着するときのロータマグネットからの引き離しを少
ない離脱力で行う。 【解決手段】 支持板10とロータマグネット61の間
を、ロータマグネット61による吸引力が及ばない構成
とし、その構成は、支持板10の開口11をロータマグ
ネット61の外径より大径で形成し、または、支持板1
0を磁気的に作用しない非磁性体で形成し、または、ロ
ータ50はロータマグネット61がステータ基板64の
上面64aと対向する対向面を覆う構造としたので、回
転駆動用モータをディスククランプ機構に組み込んだ状
態で、ディスクをターンテーブル上に載置して圧着する
とき、ターンテーブル昇降機構は大きな駆動力を必要と
することなく且つ強固にすることなく、ロータマグネッ
ト61からの引き離しを少ない離脱力で行える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所謂DVD(デジ
タルビデオディスク)等のディスク媒体を高速で回転さ
せて情報を記録し再生する光学式ディスク再生装置のデ
ィスククランプ機構に関するものである。
タルビデオディスク)等のディスク媒体を高速で回転さ
せて情報を記録し再生する光学式ディスク再生装置のデ
ィスククランプ機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、斯種記録再生装置は、コンピュー
タ補助記憶装置であるディスク媒体としてのCD−RO
Mの需要が増大し、情報の高密度記録再生に対応するた
めに、CD−ROMを高速回転させることが要求されて
いる。そして、CD−ROMの商品価値はディスクドラ
イブの高速化によって支えられ、従来以上にデータ転送
速度とアクセス時間を速くしたCD−ROMドライブが
賞用されている。
タ補助記憶装置であるディスク媒体としてのCD−RO
Mの需要が増大し、情報の高密度記録再生に対応するた
めに、CD−ROMを高速回転させることが要求されて
いる。そして、CD−ROMの商品価値はディスクドラ
イブの高速化によって支えられ、従来以上にデータ転送
速度とアクセス時間を速くしたCD−ROMドライブが
賞用されている。
【0003】また、CD−ROMドライブは、ディスク
の回転数が、標準速度でディスク最外周に対して最低約
200rpm、ディスク最内周に対して最高約530r
pmであり、ディスク内外周での差は約330rpmに
過ぎない。しかし、ディスクの回転駆動が標準速度の1
2倍となる12倍速では、その回転数は最低約2400
rpm〜最高約6360rpmで、ディスク内外周での
差も12倍に拡大する。
の回転数が、標準速度でディスク最外周に対して最低約
200rpm、ディスク最内周に対して最高約530r
pmであり、ディスク内外周での差は約330rpmに
過ぎない。しかし、ディスクの回転駆動が標準速度の1
2倍となる12倍速では、その回転数は最低約2400
rpm〜最高約6360rpmで、ディスク内外周での
差も12倍に拡大する。
【0004】さらに、ディスク回転による慣性モーメン
トは、ディスクの回転数に関わらず同じことから、ディ
スク回転駆動用モータの駆動トルクがディスクの回転数
によらず一定とすれば、回転速度の調整時間即ち、ピッ
クアップがディスク内外周間を移動し所定位置でディス
クを再生するに適切な回転速度に設定されるまでのアク
セス時間は12倍になる。
トは、ディスクの回転数に関わらず同じことから、ディ
スク回転駆動用モータの駆動トルクがディスクの回転数
によらず一定とすれば、回転速度の調整時間即ち、ピッ
クアップがディスク内外周間を移動し所定位置でディス
クを再生するに適切な回転速度に設定されるまでのアク
セス時間は12倍になる。
【0005】また、一般には、ディスクの回転駆動用モ
ータは高回転域で回転させるほど駆動トルクが減少する
ので、実際のアクセス時間は12倍以上の値となる。従
って、CD−ROMドライブのアクセス時間を短縮する
には、回転駆動用モータの駆動トルクを大きくする必要
がある。
ータは高回転域で回転させるほど駆動トルクが減少する
ので、実際のアクセス時間は12倍以上の値となる。従
って、CD−ROMドライブのアクセス時間を短縮する
には、回転駆動用モータの駆動トルクを大きくする必要
がある。
【0006】一方、ディスクの記録再生は、図4に示す
ように、ディスク4をターンテーブル7上に載置して、
該ターンテーブル7をモータ2により回転駆動し、上側
からクランパ5によって押圧する。ディスク下側からピ
ックアップ3によりレーザ光を照射し、その反射ビーム
によって情報を読み取って行うのが一般的である。
ように、ディスク4をターンテーブル7上に載置して、
該ターンテーブル7をモータ2により回転駆動し、上側
からクランパ5によって押圧する。ディスク下側からピ
ックアップ3によりレーザ光を照射し、その反射ビーム
によって情報を読み取って行うのが一般的である。
【0007】そして、前述の如く、ディスク4を高速で
回転させアクセス時間を短縮するには、モータ2をより
大径化して駆動トルクを向上する必要があるが、モータ
2をディスク4の下側に配置すると、モータ2はピック
アップ3の移動の邪魔となってそれほど大径化すること
ができない。
回転させアクセス時間を短縮するには、モータ2をより
大径化して駆動トルクを向上する必要があるが、モータ
2をディスク4の下側に配置すると、モータ2はピック
アップ3の移動の邪魔となってそれほど大径化すること
ができない。
【0008】そこで、ディスク4を回転自在に保持する
クランパ機構側に、モータ6を具え、該クランプ機構と
ターンテーブルにてディスクを押圧挟持して回転させる
機構(特開昭63−300462号参照)が提案されて
おり、例えば図5に示すものがある。
クランパ機構側に、モータ6を具え、該クランプ機構と
ターンテーブルにてディスクを押圧挟持して回転させる
機構(特開昭63−300462号参照)が提案されて
おり、例えば図5に示すものがある。
【0009】この機構は、中央部に孔を開設したディス
ク4を回転自在に載置し、磁性材からなるターンテーブ
ル7と、ディスク4上面に対向し、ターンテーブル7と
の間でディスク4を押圧するクランパ5を具える。クラ
ンパ5はターンテーブル7に対し、開閉自在に設けられ
た蓋体16の下面に取り付けられている。
ク4を回転自在に載置し、磁性材からなるターンテーブ
ル7と、ディスク4上面に対向し、ターンテーブル7と
の間でディスク4を押圧するクランパ5を具える。クラ
ンパ5はターンテーブル7に対し、開閉自在に設けられ
た蓋体16の下面に取り付けられている。
【0010】ターンテーブル7はシャーシ20上に回転
自在に設けられた回転軸22に圧入されている。ターン
テーブル7は先端に向かって細くなるコーン70を有
し、該コーン70にディスク4中央部の孔が嵌まる。
自在に設けられた回転軸22に圧入されている。ターン
テーブル7は先端に向かって細くなるコーン70を有
し、該コーン70にディスク4中央部の孔が嵌まる。
【0011】クランパ5は、蓋体16下面から突出した
支持片15、15に支持される突片55と、支持片1
5、15間の開口11を貫通する軸体51と、軸体51
の下端に設けられディスク4上面に対向するモータマグ
ネット61から構成される。軸体51およびモータマグ
ネット61の中心には、回転軸22に嵌まる孔56が穿
設され、開口11の周縁にはモータマグネット61に対
向して駆動コイル60が設けられている。
支持片15、15に支持される突片55と、支持片1
5、15間の開口11を貫通する軸体51と、軸体51
の下端に設けられディスク4上面に対向するモータマグ
ネット61から構成される。軸体51およびモータマグ
ネット61の中心には、回転軸22に嵌まる孔56が穿
設され、開口11の周縁にはモータマグネット61に対
向して駆動コイル60が設けられている。
【0012】デイスク4がターンテーブル7に載置され
て、記録再生を行うときは、蓋体16が下降して、クラ
ンパ5の孔56が回転軸22に嵌まる。ターンテーブル
7とモータマグネット61とが吸引し、デイスク4を挟
持する。モータマグネット61がコーン70に接する
と、クランパ5が僅かに持ち上がり、突片55と駆動コ
イル60との間に隙間があく。この状態で、駆動コイル
60に通電すると、モータマグネット61との間に生ず
る電磁力によりクランパ5はディスク4を押圧した状態
で回転する。即ち、モータマグネット61はターンテー
ブル7に吸着してデイスク4を押圧保持するとともに、
駆動コイル60とともに面対向型ブラシレスモータ6を
構成する。
て、記録再生を行うときは、蓋体16が下降して、クラ
ンパ5の孔56が回転軸22に嵌まる。ターンテーブル
7とモータマグネット61とが吸引し、デイスク4を挟
持する。モータマグネット61がコーン70に接する
と、クランパ5が僅かに持ち上がり、突片55と駆動コ
イル60との間に隙間があく。この状態で、駆動コイル
60に通電すると、モータマグネット61との間に生ず
る電磁力によりクランパ5はディスク4を押圧した状態
で回転する。即ち、モータマグネット61はターンテー
ブル7に吸着してデイスク4を押圧保持するとともに、
駆動コイル60とともに面対向型ブラシレスモータ6を
構成する。
【0013】また、出願人は以前に、図6に示すクラン
パ機構を提案している(特開平3−286466号参
照)。
パ機構を提案している(特開平3−286466号参
照)。
【0014】クランパ機構は、ディスク4に対し接近離
間可能に設けられた支持板(支持部材)10を有し、クラ
ンパ5は、該支持板10の開口11に嵌まっている。開
口11の周縁には駆動コイル60が取り付けられてい
る。クランパ5は駆動コイル60の上面に対向するモー
タマグネット61と、開口11を貫通する軸体51と、
該軸体の下端に設けられて、ディスク4上面に接する押
え片52を一体に具え、該押え片52には、駆動コイル
60の下面に対向するヨーク62が設けられている。軸
体51の上面には、球90が設けられ、該球90は、ク
ランパ5を覆う弾性片9の下面に接している。
間可能に設けられた支持板(支持部材)10を有し、クラ
ンパ5は、該支持板10の開口11に嵌まっている。開
口11の周縁には駆動コイル60が取り付けられてい
る。クランパ5は駆動コイル60の上面に対向するモー
タマグネット61と、開口11を貫通する軸体51と、
該軸体の下端に設けられて、ディスク4上面に接する押
え片52を一体に具え、該押え片52には、駆動コイル
60の下面に対向するヨーク62が設けられている。軸
体51の上面には、球90が設けられ、該球90は、ク
ランパ5を覆う弾性片9の下面に接している。
【0015】ターンテーブル7に載置されたディスク4
に対し、支持板10が下降すると、クランパ5の押え片
52とディスク4との当接により、クランパ5が僅かに
持ち上がる。駆動コイル60とモータマグネット61と
の間に隙間が生じ、かつ球90が弾性片9の下面に接す
る。弾性片9からの付勢力により、クランパ5はディス
ク4に向かって付勢され、クランパ5はターンテーブル
7との間で、ディスク4を押圧挟持する。駆動コイル6
0に通電されると、ヨーク62とモータマグネット61
間の磁場内に、駆動コイル60が位置しているから、ク
ランパ5はディスク4とともに回転する。
に対し、支持板10が下降すると、クランパ5の押え片
52とディスク4との当接により、クランパ5が僅かに
持ち上がる。駆動コイル60とモータマグネット61と
の間に隙間が生じ、かつ球90が弾性片9の下面に接す
る。弾性片9からの付勢力により、クランパ5はディス
ク4に向かって付勢され、クランパ5はターンテーブル
7との間で、ディスク4を押圧挟持する。駆動コイル6
0に通電されると、ヨーク62とモータマグネット61
間の磁場内に、駆動コイル60が位置しているから、ク
ランパ5はディスク4とともに回転する。
【0016】さらに、出願人は、特願平8−13817
0号において、図7および図8に示す面対向型ブラシレ
スモータまたは図9および図10に示す周対向型ブラシ
レスモータを構成したクランパ機構を提案している。
0号において、図7および図8に示す面対向型ブラシレ
スモータまたは図9および図10に示す周対向型ブラシ
レスモータを構成したクランパ機構を提案している。
【0017】図7は、装置本体内にディスク4が投入さ
れていない状態での、クランパ5とターンテーブル7を
一部破断して示す図である。サブシャーシ20上に設け
られた軸受け21には、回転軸22が回転自在に嵌ま
り、該回転軸22の先端部は、ターンテーブル7の中央
部に開設された貫通孔71に圧入されている。ターンテ
ーブル7の上面からは、ディスク4の中央の孔に嵌まる
コーン70が突出し、該コーン70の上面に、後述する
鉄板80を吸着するディスク圧着用マグネット8が埋め
込まれている。
れていない状態での、クランパ5とターンテーブル7を
一部破断して示す図である。サブシャーシ20上に設け
られた軸受け21には、回転軸22が回転自在に嵌ま
り、該回転軸22の先端部は、ターンテーブル7の中央
部に開設された貫通孔71に圧入されている。ターンテ
ーブル7の上面からは、ディスク4の中央の孔に嵌まる
コーン70が突出し、該コーン70の上面に、後述する
鉄板80を吸着するディスク圧着用マグネット8が埋め
込まれている。
【0018】支持板10には、クランパ5が嵌まる開口
11が開設され、該開口の周縁には駆動コイル60が取
り付けられている。
11が開設され、該開口の周縁には駆動コイル60が取
り付けられている。
【0019】クランパ5は、駆動コイル60の上面に対
向するロータ50と、該ロータ50の中央部に取り付け
られて開口11を貫通する軸体51と、軸体51の下端
部に取り付けられた押え片52とを具える。軸体51の
先端は、押え片52の下側に突出して、ターンテーブル
7の貫通孔71に嵌入可能である。ロータ50の下面に
は、駆動コイル60に対向して、モータグネット61が
設けられ、ディスク4が装置本体内に挿入されない状態
では、モータマグネット61と駆動コイル60が接して
いる。
向するロータ50と、該ロータ50の中央部に取り付け
られて開口11を貫通する軸体51と、軸体51の下端
部に取り付けられた押え片52とを具える。軸体51の
先端は、押え片52の下側に突出して、ターンテーブル
7の貫通孔71に嵌入可能である。ロータ50の下面に
は、駆動コイル60に対向して、モータグネット61が
設けられ、ディスク4が装置本体内に挿入されない状態
では、モータマグネット61と駆動コイル60が接して
いる。
【0020】クランパ5の組立ては、まず駆動コイル6
0上にロータ50を載置し、ロータ50の下側から軸体
51と押え片52を取り付け、ロータ50上側から、押
え片52をビス58、58止めして行う。
0上にロータ50を載置し、ロータ50の下側から軸体
51と押え片52を取り付け、ロータ50上側から、押
え片52をビス58、58止めして行う。
【0021】押え片52の下面は、ディスク4上面に接
し、押え片52の上面周部には、鉄板からなるヨーク6
2が、駆動コイル60の下面に対向して取り付けられて
いる。
し、押え片52の上面周部には、鉄板からなるヨーク6
2が、駆動コイル60の下面に対向して取り付けられて
いる。
【0022】駆動コイル60は、前記モータマグネット
61とヨーク62間に形成される磁場内に位置し、後記
するように、クランパ5と駆動コイル60とは、ブラシ
レスモータ6を構成する。
61とヨーク62間に形成される磁場内に位置し、後記
するように、クランパ5と駆動コイル60とは、ブラシ
レスモータ6を構成する。
【0023】押え片52の中央部で、ターンテーブル7
内のディスク圧着用マグネット8に対向する位置には、
該ディスク圧着用マグネット8に吸着される磁性材から
なる鉄板80が埋め込まれている。ディスク圧着用マグ
ネット8および鉄板80は、クランパ5と駆動コイル6
0により構成されるモータ6とは磁気的に独立してお
り、モータ6の特性に何等影響を与えるものではない。
ディスク圧着用マグネット8および鉄板80をディスク
の中央部に対応する位置に設けたのは、これら部品の小
型化の為である。
内のディスク圧着用マグネット8に対向する位置には、
該ディスク圧着用マグネット8に吸着される磁性材から
なる鉄板80が埋め込まれている。ディスク圧着用マグ
ネット8および鉄板80は、クランパ5と駆動コイル6
0により構成されるモータ6とは磁気的に独立してお
り、モータ6の特性に何等影響を与えるものではない。
ディスク圧着用マグネット8および鉄板80をディスク
の中央部に対応する位置に設けたのは、これら部品の小
型化の為である。
【0024】図8は、装置本体にディスク4が挿入され
た状態を示す図である。サブシャーシ20が上方に回動
して、ターンテーブル7とクランパ5が合わさる。クラ
ンパ5は、押え片52の下面がディスク4の上面に接し
て、僅かに持ち上がり、駆動コイル60とモータマグネ
ット61間に隙間ができる。駆動コイル60とモータマ
グネット61間の摩擦が解除され、マグネット61は回
転可能になる。モータマグネット61とヨーク62の上
下間隔は一定であるから、駆動コイル60とモータマグ
ネット61の隙間が変化しても、モータ6の駆動トルク
は一定である。
た状態を示す図である。サブシャーシ20が上方に回動
して、ターンテーブル7とクランパ5が合わさる。クラ
ンパ5は、押え片52の下面がディスク4の上面に接し
て、僅かに持ち上がり、駆動コイル60とモータマグネ
ット61間に隙間ができる。駆動コイル60とモータマ
グネット61間の摩擦が解除され、マグネット61は回
転可能になる。モータマグネット61とヨーク62の上
下間隔は一定であるから、駆動コイル60とモータマグ
ネット61の隙間が変化しても、モータ6の駆動トルク
は一定である。
【0025】ディスク圧着用マグネット8が鉄板80に
接近することで、ディスク圧着用マグネット8と鉄板8
0とが引き合う。かかる吸引力により、クランパ5はデ
ィスク4をターンテーブル7に押圧付勢する。
接近することで、ディスク圧着用マグネット8と鉄板8
0とが引き合う。かかる吸引力により、クランパ5はデ
ィスク4をターンテーブル7に押圧付勢する。
【0026】この状態で、駆動コイル60に通電する
と、クランパ5およびクランパ5と引き合うターンテー
ブル7が回転する。クランパ5とターンテーブル7とで
押圧挟持されたディスク4も回転する。ピックアップ3
がディスク半径方向に摺動して、記録再生が行われる。
押え片52の下面が、ディスク4の中心部から離れた箇
所を、ターンテーブル7との間で押圧すれば、ディスク
4の面振れを小さくすることができる。
と、クランパ5およびクランパ5と引き合うターンテー
ブル7が回転する。クランパ5とターンテーブル7とで
押圧挟持されたディスク4も回転する。ピックアップ3
がディスク半径方向に摺動して、記録再生が行われる。
押え片52の下面が、ディスク4の中心部から離れた箇
所を、ターンテーブル7との間で押圧すれば、ディスク
4の面振れを小さくすることができる。
【0027】このように、ディスク4のクランプを、モ
ータ6とは別個に設けたディスク圧着用マグネット8と
磁性材である鉄板80との引き合いによって行うこと
で、モータ6の磁気特性に影響を与えることなく、クラ
ンプ力を変えることができる。また、ディスク圧着用マ
グネット8と鉄板80は、ディスク中央部の孔に対応し
た位置に設けられるので径が小さい。従って、ディスク
圧着用マグネット8と鉄板80を設けたことで生じる回
転慣性モーメントは小さく、記録再生に影響を及ぼさな
い。尚、ディスク圧着用マグネット8をクランパ5側
に、鉄板80をターンテーブル7側に設けてもよい。
ータ6とは別個に設けたディスク圧着用マグネット8と
磁性材である鉄板80との引き合いによって行うこと
で、モータ6の磁気特性に影響を与えることなく、クラ
ンプ力を変えることができる。また、ディスク圧着用マ
グネット8と鉄板80は、ディスク中央部の孔に対応し
た位置に設けられるので径が小さい。従って、ディスク
圧着用マグネット8と鉄板80を設けたことで生じる回
転慣性モーメントは小さく、記録再生に影響を及ぼさな
い。尚、ディスク圧着用マグネット8をクランパ5側
に、鉄板80をターンテーブル7側に設けてもよい。
【0028】周対向型ブラシレスモータを採用した場合
のデイスククランプ機構は、図9および図10に示され
る。
のデイスククランプ機構は、図9および図10に示され
る。
【0029】ターンテーブル7の構成は、面対向型ブラ
シレスモータを採用した場合と同じである。支持板10
には、クランパ5が嵌まる開口11が開設され、該開口
11の周縁に被さってステータ基板64が取り付けられ
ている。ステータ基板64上には、鉄心コア63が設け
られ、該鉄心コア63に駆動コイル60が巻かれる。
シレスモータを採用した場合と同じである。支持板10
には、クランパ5が嵌まる開口11が開設され、該開口
11の周縁に被さってステータ基板64が取り付けられ
ている。ステータ基板64上には、鉄心コア63が設け
られ、該鉄心コア63に駆動コイル60が巻かれる。
【0030】クランパ5は、開口をディスク4側に向け
た筒状のロータ50と、該ロータ50の中央部に取り付
けられて、支持板10の開口11を貫通し、下面がディ
スク4上面に接する押え片52を一体に具える。ロータ
50の内側周面には、駆動コイル60に対向して、モー
タマグネット61が設けられている。
た筒状のロータ50と、該ロータ50の中央部に取り付
けられて、支持板10の開口11を貫通し、下面がディ
スク4上面に接する押え片52を一体に具える。ロータ
50の内側周面には、駆動コイル60に対向して、モー
タマグネット61が設けられている。
【0031】押え片52は下面中央部に凹部53を形成
し、該凹部53の上面中央からは軸体51が下向きに突
出する。該軸体51は、ターンテーブル7の貫通孔71
に嵌まり、クランパ5とターンテーブル7とが、水平面
上で位置ずれすることを防ぐ。凹部53の上面内で、タ
ーンテーブル7内のディスク圧着用マグネット8に対向
する位置には、ディスク圧着用マグネット8に吸着され
る鉄板80が埋め込まれている。
し、該凹部53の上面中央からは軸体51が下向きに突
出する。該軸体51は、ターンテーブル7の貫通孔71
に嵌まり、クランパ5とターンテーブル7とが、水平面
上で位置ずれすることを防ぐ。凹部53の上面内で、タ
ーンテーブル7内のディスク圧着用マグネット8に対向
する位置には、ディスク圧着用マグネット8に吸着され
る鉄板80が埋め込まれている。
【0032】従って、ディスク4を記録再生するとき
は、ターンテーブル7が上昇して、ディスク圧着用マグ
ネット8が鉄板80に接近する。ディスク圧着用マグネ
ット8と鉄板80とが引き合い、かかる吸引力により、
クランパ5はディスク4をターンテーブル7に押圧付勢
する。
は、ターンテーブル7が上昇して、ディスク圧着用マグ
ネット8が鉄板80に接近する。ディスク圧着用マグネ
ット8と鉄板80とが引き合い、かかる吸引力により、
クランパ5はディスク4をターンテーブル7に押圧付勢
する。
【0033】尚、上述の説明で、モータマグネットはロ
ータマグネットに置換して解されることは言うまでもな
い。
ータマグネットに置換して解されることは言うまでもな
い。
【0034】ところで、上述の如き回転駆動用のモータ
は、それ自体単体でモータを構成しているものではな
く、ディスクを挿入しターンテーブル上に載置して、押
え片によって圧着した状態で初めてモータとして機能す
る。すなわち、固定されずに浮いた状態のロータ50
は、ディスク4が載置されてターンテーブル7が上昇
し、該ターンテーブル7上のディスク4が圧着されたと
き、ターンテーブル7と同軸で且つステータを構成する
鉄心コア63、駆動コイル60との間および支持板10
に固定されたステータ基板64との間で所定の隙間を有
して位置決めされる。
は、それ自体単体でモータを構成しているものではな
く、ディスクを挿入しターンテーブル上に載置して、押
え片によって圧着した状態で初めてモータとして機能す
る。すなわち、固定されずに浮いた状態のロータ50
は、ディスク4が載置されてターンテーブル7が上昇
し、該ターンテーブル7上のディスク4が圧着されたと
き、ターンテーブル7と同軸で且つステータを構成する
鉄心コア63、駆動コイル60との間および支持板10
に固定されたステータ基板64との間で所定の隙間を有
して位置決めされる。
【0035】そして、例えば図11で示すように、支持
板10がステータ基板64を挟みロータマグネット61
と上下方向に重なる構造の場合で、且つ支持板10が金
属等の磁性材料からなる部材で形成されるとき、該支持
板10はロータマグネット61による磁気的作用を受け
易い。そして、ディスク4(図示せず)をターンテーブル
7上に圧着していない状態のとき、支持板10にロータ
マグネット61がステータ基板64を介して接近する。
このため支持板10はロータマグネット61との吸引力
が極めて大きくなる。
板10がステータ基板64を挟みロータマグネット61
と上下方向に重なる構造の場合で、且つ支持板10が金
属等の磁性材料からなる部材で形成されるとき、該支持
板10はロータマグネット61による磁気的作用を受け
易い。そして、ディスク4(図示せず)をターンテーブル
7上に圧着していない状態のとき、支持板10にロータ
マグネット61がステータ基板64を介して接近する。
このため支持板10はロータマグネット61との吸引力
が極めて大きくなる。
【0036】従って、ディスク4をターンテーブル7上
に載置して圧着するとき、互いに吸引しているロータマ
グネット61と支持板10を引き離し、ステータ基板6
4との間で所定の隙間を確保するにはターンテーブル昇
降機構に大きな離脱力が必要となる。すなわち、上述の
如き回転駆動用のモータは、ロータマグネット61が大
径且つ着磁力も大きいため、支持板10との吸引力に打
ち勝ってディスク4を圧着するには、ターンテーブル昇
降機構として大きな離脱力が得られるよう昇降のための
駆動力を大きくしたり、昇降のための構造も強固なもの
にしなければならないという欠点があった。
に載置して圧着するとき、互いに吸引しているロータマ
グネット61と支持板10を引き離し、ステータ基板6
4との間で所定の隙間を確保するにはターンテーブル昇
降機構に大きな離脱力が必要となる。すなわち、上述の
如き回転駆動用のモータは、ロータマグネット61が大
径且つ着磁力も大きいため、支持板10との吸引力に打
ち勝ってディスク4を圧着するには、ターンテーブル昇
降機構として大きな離脱力が得られるよう昇降のための
駆動力を大きくしたり、昇降のための構造も強固なもの
にしなければならないという欠点があった。
【0037】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した欠点
に鑑み為されたものであり、回転駆動用モータをディス
ククランプ機構に組み込んだ状態で、ディスクをターン
テーブル上に載置して圧着するときのロータマグネット
61からの引き離しを少ない離脱力で行えるようにした
ディスククランプ機構を提供する。
に鑑み為されたものであり、回転駆動用モータをディス
ククランプ機構に組み込んだ状態で、ディスクをターン
テーブル上に載置して圧着するときのロータマグネット
61からの引き離しを少ない離脱力で行えるようにした
ディスククランプ機構を提供する。
【0038】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ため本発明では、支持板10とロータマグネット61の
間を、ロータマグネット61による吸引力が及ばない構
成とした。そして、その構成は、支持板10の開口11
をロータマグネット61の外径より大径で形成し、また
は、支持板10を磁気的に作用しない非磁性体で形成
し、または、ロータ50はロータマグネット61がステ
ータ基板64の上面64aと対向する対向面61aを覆
う構造とした。
ため本発明では、支持板10とロータマグネット61の
間を、ロータマグネット61による吸引力が及ばない構
成とした。そして、その構成は、支持板10の開口11
をロータマグネット61の外径より大径で形成し、また
は、支持板10を磁気的に作用しない非磁性体で形成
し、または、ロータ50はロータマグネット61がステ
ータ基板64の上面64aと対向する対向面61aを覆
う構造とした。
【0039】
【発明の実施の形態】本発明は、従来の技術の欄で説明
した光学式ディスク再生装置のディスククランプ機構に
適用するものであり、光学式ディスクの回転駆動用モー
タとして、特に周対向型モータをディスククランプ機構
に組み込んだ状態で、且つディスク4をターンテーブル
7上に載置し圧着する直前において、ロータマグネット
61による磁気作用で吸引される支持板10を少ない離
脱力で引き離すようにしたものである。
した光学式ディスク再生装置のディスククランプ機構に
適用するものであり、光学式ディスクの回転駆動用モー
タとして、特に周対向型モータをディスククランプ機構
に組み込んだ状態で、且つディスク4をターンテーブル
7上に載置し圧着する直前において、ロータマグネット
61による磁気作用で吸引される支持板10を少ない離
脱力で引き離すようにしたものである。
【0040】以下、本発明のディスククランプ機構を周
対向型モータに実施した実施例に基づいて図面を参照し
ながら説明する。尚、従来と同一構成については、同一
の符号を用いて詳細な説明を省略する。
対向型モータに実施した実施例に基づいて図面を参照し
ながら説明する。尚、従来と同一構成については、同一
の符号を用いて詳細な説明を省略する。
【0041】先ず、本発明の第1実施例についてロータ
と支持部材の位置関係を示す図であり、図1(a)はディ
スクがターンテーブル上に載置され圧着されているとき
の状態、図1(b)はディスクがターンテーブル上に載置
され圧着される直前の状態をそれぞれ示す。
と支持部材の位置関係を示す図であり、図1(a)はディ
スクがターンテーブル上に載置され圧着されているとき
の状態、図1(b)はディスクがターンテーブル上に載置
され圧着される直前の状態をそれぞれ示す。
【0042】図1(a)で、64は開口11を有する支持
板10上に配備されたステータ基板である。また、ステ
ータ基板64上には回路パターン(図示せず)が印刷形成
されている。63は、ステータ基板64上に配備された
鉄心コアであり、該鉄心コア63には駆動コイル60が
巻線形成されている。また、鉄心コア63はステータ基
板64上にネジ65止め固定されている。ネジ65は、
鉄心コア63からロータ50の下面50b側にはみ出な
い。
板10上に配備されたステータ基板である。また、ステ
ータ基板64上には回路パターン(図示せず)が印刷形成
されている。63は、ステータ基板64上に配備された
鉄心コアであり、該鉄心コア63には駆動コイル60が
巻線形成されている。また、鉄心コア63はステータ基
板64上にネジ65止め固定されている。ネジ65は、
鉄心コア63からロータ50の下面50b側にはみ出な
い。
【0043】50は開口をディスク4側に向けて筒状に
形成されたロータである。ロータ50の開口側垂下部の
端面50aはステータ基板64の上面64aに対向す
る。ロータ50の内周面には、駆動コイル60の周面と
対向してロータマグネット61が挿着される。ロータマ
グネット61は、ロータ50の端面50aよりステータ
基板64側にはみ出ない。
形成されたロータである。ロータ50の開口側垂下部の
端面50aはステータ基板64の上面64aに対向す
る。ロータ50の内周面には、駆動コイル60の周面と
対向してロータマグネット61が挿着される。ロータマ
グネット61は、ロータ50の端面50aよりステータ
基板64側にはみ出ない。
【0044】また、ロータマグネット61の外径Bは、
支持板10に形成された開口11の外径Aより小さい。
すなわち、開口11はロータマグネット61の外径Bよ
り大径で形成し、ロータマグネット61による支持板1
0への磁気的影響を回避している。換言すると、開口1
1をロータマグネット61の外径Bより大径で形成する
ことにより、支持板10とロータマグネット61の間
に、ロータマグネット61による吸引力がステータ基板
64を介して作用しないようしている。
支持板10に形成された開口11の外径Aより小さい。
すなわち、開口11はロータマグネット61の外径Bよ
り大径で形成し、ロータマグネット61による支持板1
0への磁気的影響を回避している。換言すると、開口1
1をロータマグネット61の外径Bより大径で形成する
ことにより、支持板10とロータマグネット61の間
に、ロータマグネット61による吸引力がステータ基板
64を介して作用しないようしている。
【0045】以上の如く構成されたロータ50と支持板
10との関係において、図1(a)に示すディスク4がタ
ーンテーブル7上に載置され圧着されているときは、デ
ィスク4の厚みによって、ロータ50の端面50aとス
テータ基板64の上面64aとの間に隙間Cが確保さ
れ、ロータ50はこの状態で回転する。
10との関係において、図1(a)に示すディスク4がタ
ーンテーブル7上に載置され圧着されているときは、デ
ィスク4の厚みによって、ロータ50の端面50aとス
テータ基板64の上面64aとの間に隙間Cが確保さ
れ、ロータ50はこの状態で回転する。
【0046】また、図1(b)に示すディスク4がターン
テーブル7上に載置され圧着される直前のときは、ロー
タ50の端面50aがステータ基板64の上面64aに
接近する。この場合、支持板10は、該開口11の外径
Aとロータマグネット61の外径Bとの差によって、ロ
ータマグネット61による磁気的作用が少なくなり、ス
テータ基板64を介して吸引力が及ばなくなる。
テーブル7上に載置され圧着される直前のときは、ロー
タ50の端面50aがステータ基板64の上面64aに
接近する。この場合、支持板10は、該開口11の外径
Aとロータマグネット61の外径Bとの差によって、ロ
ータマグネット61による磁気的作用が少なくなり、ス
テータ基板64を介して吸引力が及ばなくなる。
【0047】従って、ディスク4をターンテーブル7上
に載置して圧着するとき、ステータ基板64との間で所
定の隙間を確保するための離脱力を大きくする必要がな
い。
に載置して圧着するとき、ステータ基板64との間で所
定の隙間を確保するための離脱力を大きくする必要がな
い。
【0048】次に、図2は本発明の第2実施例について
ロータと支持部材の位置関係を示す図であり、図2(a)
はディスクがターンテーブル上に載置され圧着されてい
るときの状態、図2(b)はディスクがターンテーブル上
に載置され圧着される直前の状態をそれぞれ示す。
ロータと支持部材の位置関係を示す図であり、図2(a)
はディスクがターンテーブル上に載置され圧着されてい
るときの状態、図2(b)はディスクがターンテーブル上
に載置され圧着される直前の状態をそれぞれ示す。
【0049】図2(a)は、従来例と同様に、支持板10
がステータ基板64を挟みロータマグネット61と上下
方向に重なる構造である。この場合、支持板10は、金
属等の磁性材料からなる従来の磁性体から非金属等の材
料からなる非磁性体で形成される。
がステータ基板64を挟みロータマグネット61と上下
方向に重なる構造である。この場合、支持板10は、金
属等の磁性材料からなる従来の磁性体から非金属等の材
料からなる非磁性体で形成される。
【0050】このため、図2(b)で示すように、ディス
ク4がターンテーブル7上に載置され圧着される直前の
ときは、ロータ50の端面50aがステータ基板64の
上面64aに接近しても、支持板10が非磁性体で形成
されるため、支持板10にはステータ基板64を介して
ロータマグネット61による吸引力が及ばなくなる。
ク4がターンテーブル7上に載置され圧着される直前の
ときは、ロータ50の端面50aがステータ基板64の
上面64aに接近しても、支持板10が非磁性体で形成
されるため、支持板10にはステータ基板64を介して
ロータマグネット61による吸引力が及ばなくなる。
【0051】従って、ディスク4をターンテーブル7上
に載置して圧着するとき、ステータ基板64との間で所
定の隙間を確保するための離脱力を大きくする必要がな
い。
に載置して圧着するとき、ステータ基板64との間で所
定の隙間を確保するための離脱力を大きくする必要がな
い。
【0052】また、図3は本発明の第3実施例について
ロータと支持部材の位置関係を示す図であり、図3(a)
はディスクがターンテーブル上に載置され圧着されてい
るときの状態、図3(b)はディスクがターンテーブル上
に載置され圧着される直前の状態をそれぞれ示す。
ロータと支持部材の位置関係を示す図であり、図3(a)
はディスクがターンテーブル上に載置され圧着されてい
るときの状態、図3(b)はディスクがターンテーブル上
に載置され圧着される直前の状態をそれぞれ示す。
【0053】図3(a)は、従来例と同様に、支持板10
がステータ基板64を挟みロータマグネット61と上下
方向に重なる構造である。この場合、ロータ50は、ロ
ータマグネット61の対向面61aがステータ基板64
の上面64aと対向しないよう、ロータ50の外周面か
らコ字状に折曲して対向面61aを覆う構造とした。
がステータ基板64を挟みロータマグネット61と上下
方向に重なる構造である。この場合、ロータ50は、ロ
ータマグネット61の対向面61aがステータ基板64
の上面64aと対向しないよう、ロータ50の外周面か
らコ字状に折曲して対向面61aを覆う構造とした。
【0054】このため、図3(b)で示すように、ディス
ク4がターンテーブル7上に載置され圧着される直前の
ときは、ロータ50の端面50aがステータ基板64の
上面64aに接近しても、該ロータ50によってロータ
マグネット61による磁気的作用が吸収されるため、支
持板10にはステータ基板64を介してロータマグネッ
ト61による吸引力が及ばなくなる。
ク4がターンテーブル7上に載置され圧着される直前の
ときは、ロータ50の端面50aがステータ基板64の
上面64aに接近しても、該ロータ50によってロータ
マグネット61による磁気的作用が吸収されるため、支
持板10にはステータ基板64を介してロータマグネッ
ト61による吸引力が及ばなくなる。
【0055】従って、ディスク4をターンテーブル7上
に載置して圧着するとき、ステータ基板64との間で所
定の隙間を確保するための離脱力を大きくする必要がな
い。
に載置して圧着するとき、ステータ基板64との間で所
定の隙間を確保するための離脱力を大きくする必要がな
い。
【0056】上記実施例の説明は、本発明を説明するた
めのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定
し、或いは範囲を減縮する様に解すべきではない。ま
た、本発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請求
の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である
ことは勿論である。
めのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定
し、或いは範囲を減縮する様に解すべきではない。ま
た、本発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請求
の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である
ことは勿論である。
【0057】
【発明の効果】以上、本発明によれば、支持板10とロ
ータマグネット61の間を、ロータマグネット61によ
る吸引力が及ばない構成とし、その構成は、支持板10
の開口11をロータマグネット61の外径より大径で形
成し、または、支持板10を磁気的に作用しない非磁性
体で形成し、または、ロータ50はロータマグネット6
1がステータ基板64の上面64aと対向する対向面6
1aを覆う構造としたので、回転駆動用モータをディス
ククランプ機構に組み込んだ状態で、ディスクをターン
テーブル上に載置して圧着するとき、ターンテーブル昇
降機構は大きな駆動力を必要とすることなく且つ強固に
することなく、ロータマグネット61からの引き離しを
少ない離脱力で行えるようにしたディスククランプ機構
を提供することができる。
ータマグネット61の間を、ロータマグネット61によ
る吸引力が及ばない構成とし、その構成は、支持板10
の開口11をロータマグネット61の外径より大径で形
成し、または、支持板10を磁気的に作用しない非磁性
体で形成し、または、ロータ50はロータマグネット6
1がステータ基板64の上面64aと対向する対向面6
1aを覆う構造としたので、回転駆動用モータをディス
ククランプ機構に組み込んだ状態で、ディスクをターン
テーブル上に載置して圧着するとき、ターンテーブル昇
降機構は大きな駆動力を必要とすることなく且つ強固に
することなく、ロータマグネット61からの引き離しを
少ない離脱力で行えるようにしたディスククランプ機構
を提供することができる。
【図1】本発明の第1実施例についてロータと支持部材
の位置関係を示す図であり、図1(a)はディスクがター
ンテーブル上に載置され圧着されているときの状態、図
1(b)はディスクがターンテーブル上に載置され圧着さ
れる直前の状態である。
の位置関係を示す図であり、図1(a)はディスクがター
ンテーブル上に載置され圧着されているときの状態、図
1(b)はディスクがターンテーブル上に載置され圧着さ
れる直前の状態である。
【図2】本発明の第2実施例についてロータと支持部材
の位置関係を示す図であり、図2(a)はディスクがター
ンテーブル上に載置され圧着されているときの状態、図
2(b)はディスクがターンテーブル上に載置され圧着さ
れる直前の状態である。
の位置関係を示す図であり、図2(a)はディスクがター
ンテーブル上に載置され圧着されているときの状態、図
2(b)はディスクがターンテーブル上に載置され圧着さ
れる直前の状態である。
【図3】本発明の第3実施例についてロータと支持部材
の位置関係を示す図であり、図3(a)はディスクがター
ンテーブル上に載置され圧着されているときの状態、図
3(b)はディスクがターンテーブル上に載置され圧着さ
れる直前の状態である。
の位置関係を示す図であり、図3(a)はディスクがター
ンテーブル上に載置され圧着されているときの状態、図
3(b)はディスクがターンテーブル上に載置され圧着さ
れる直前の状態である。
【図4】通常のモータをピックアップ側に配置したディ
スク記録再生装置の側面図である。
スク記録再生装置の側面図である。
【図5】従来例のクランパとターンテーブルの断面図で
ある。
ある。
【図6】他の従来例におけるクランパとターンテーブル
の断面図である。
の断面図である。
【図7】別の従来例の面対向型モータにおいて、ディス
ク挿入待機状態でのクランパとターンテーブルの位置関
係を示す図である。
ク挿入待機状態でのクランパとターンテーブルの位置関
係を示す図である。
【図8】別の従来例の面対向型モータにおいて、ディス
ク記録再生時のクランパとターンテーブルの位置関係を
示す図である。
ク記録再生時のクランパとターンテーブルの位置関係を
示す図である。
【図9】別の従来例の周対向型モータにおいて、ディス
ク挿入待機状態でのクランパとターンテーブルの位置関
係を示す図である。
ク挿入待機状態でのクランパとターンテーブルの位置関
係を示す図である。
【図10】別の従来例の周対向型モータにおいて、ディ
スク記録再生時のクランパとターンテーブルの位置関係
を示す図である。
スク記録再生時のクランパとターンテーブルの位置関係
を示す図である。
【図11】別の従来例の周対向型モータにおいて、ロー
タと支持部材の位置関係を示す図であり、ディスクがタ
ーンテーブル上に載置され圧着される直前の状態であ
る。
タと支持部材の位置関係を示す図であり、ディスクがタ
ーンテーブル上に載置され圧着される直前の状態であ
る。
4 ディスク 6 モータ 7 ターンテーブル 10 支持板(支持部材) 11 (支持板10の)開口 50 ロータ 50a (ロータ50の)端面 50b (ロータ50の)下面 51 軸体 60 駆動コイル 61 ロータマグネット 61a (ロータマグネット61の)対向面 63 鉄心コア 64 ステータ基板 64a (ステータ基板64の)上面
Claims (4)
- 【請求項1】 記録再生用であるディスク4が回転自在
に載置されるターンテーブル7と、該ターンテーブル7
に対して相対的に接近離間可能に配備され、ディスク4
をターンテーブル7との間で押圧挟持するクランパ5を
具え、該クランパ5は、ディスク4を回転させるモータ
6を有するディスククランプ機構において、 開口11を有する支持部材10上に取り付けられたステ
ータ基板64と、該ステータ基板64の上面64aに前
記開口11に対応して鉄心コア63が配備され、該鉄心
コア63に巻線形成した駆動コイル60と、該駆動コイ
ル60を収容するべく筒状に設けられ、その開口をディ
スク4側に向けたロータ50と、該ロータ50の駆動コ
イル60に対向する内周面に、ロータマグネット61を
挿着してブラシレスモータを構成し、 前記支持部材10と前記ロータマグネット61の間を、
該ロータマグネット61による吸引力が及ばない構成と
したことを特徴とする光学式ディスク再生装置のディス
ククランプ機構。 - 【請求項2】 請求項1に記載の前記支持部材10の開
口11は、前記ロータマグネット61の外径より大径で
形成したことを特徴とする光学式ディスク再生装置のデ
ィスククランプ機構。 - 【請求項3】 請求項1に記載の前記支持部材10は、
磁気的に作用しない非磁性体で形成したことを特徴とす
る光学式ディスク再生装置のディスククランプ機構。 - 【請求項4】 請求項1に記載の前記ロータ50は、前
記ロータマグネット61が前記ステータ基板64の上面
64aと対向する対向面61aを覆う構造としたことを
特徴とする光学式ディスク再生装置のディスククランプ
機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9068322A JPH10269690A (ja) | 1997-03-21 | 1997-03-21 | 光学式ディスク再生装置のディスククランプ機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9068322A JPH10269690A (ja) | 1997-03-21 | 1997-03-21 | 光学式ディスク再生装置のディスククランプ機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10269690A true JPH10269690A (ja) | 1998-10-09 |
Family
ID=13370484
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9068322A Pending JPH10269690A (ja) | 1997-03-21 | 1997-03-21 | 光学式ディスク再生装置のディスククランプ機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10269690A (ja) |
-
1997
- 1997-03-21 JP JP9068322A patent/JPH10269690A/ja active Pending
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