JPH10269683A - 情報記録再生方法及びそれを用いた情報記憶再生装置 - Google Patents

情報記録再生方法及びそれを用いた情報記憶再生装置

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JPH10269683A
JPH10269683A JP6660397A JP6660397A JPH10269683A JP H10269683 A JPH10269683 A JP H10269683A JP 6660397 A JP6660397 A JP 6660397A JP 6660397 A JP6660397 A JP 6660397A JP H10269683 A JPH10269683 A JP H10269683A
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Toshimitsu Kaku
敏光 賀来
Toru Kawashima
徹 川嶋
Hiroyuki Minemura
浩行 峯邑
Hisataka Sugiyama
久貴 杉山
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Hitachi Ltd
Hitachi Advanced Digital Inc
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Hitachi Ltd
Hitachi Video and Information System Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】光ディスク装置等においては、記録媒体の再生
互換確保のために、記録媒体への記録直後にその記録状
態をチェックするRAW処理を実行する必要がある。 【解決手段】本発明の第1の実施例では再生信号を二値
化した信号の各エッジと再生信号に同期したクロックの
位相差を検出し、該位相差の大きい該エッジ数により記
録信号の状態をチェックし、不良検出時には同一データ
を記録媒体の交替領域に記録する交替処理を行う。本発
明のもう一つの実施例では、記録情報の再生時に再生信
号を二値化した信号の各エッジと再生信号に同期したク
ロックの位相差を検出し、該位相差の大きい該エッジ数
または該位相差を累積した大きさによりPLLの同期状
態をチェックし、同期していない場合に該PLLが同期
する信号を安定した発振周波数の信号に切替えることに
より、より安定な情報再生が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は情報記録媒体への記
録直後にその記録状態をチェックするRAW(Read Af
ter Write)処理のための記録再生方法に関し、再生信
号と同期したクロックと再生信号から記録状態の不良を
検出し同一データを記録媒体の交替領域に記録する交替
処理を行うことにより高信頼データの記録再生が可能な
情報記録再生方法及び情報記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】記録媒体の記録膜に光ビームを照射し、
穴あけピットや磁化ドメイン等の記録マークを記録膜に
形成して情報を記録し、記録媒体からの反射光を用いて
情報を再生する光ディスク装置においては複数の光ディ
スクを入れ替えて使用できるので情報を大量に記録再生
することができる反面、光ビームの熱により局所的な温
度上昇を利用して記録マークを形成するため、環境温度
等の変動により記録マークの形状が変動することと、光
ディスクを入れ替える際に塵埃が光ディスクに付着し正
しく記録できない場合が少なくないので、可換性を考慮
して記録媒体に記録された記録マークの記録状態をチェ
ックする必要がある。
【0003】そのため、光ディスク装置においては情報
の記録直後にその記録状態チェックするリードアフター
ライト(Read After Write)処理を実施している。こ
のRAW処理は情報の記録直後に記録情報を再生し、そ
の再生データと記録データとを比較し、ある規定値以上
の比較エラーが発生した場合に、交替セクタに同一のデ
ータを記録する処理である。さらにRAW処理時に再生
信号の二値化回路とは異なるスライスレベルで二値化し
たデータと再生同期信号から記録状態のチェックを行
い、不良ならば同様に交替セクタに同一データを記録す
る処理を行う方法が、特開平6−223510号公報に
提案されている。
【0004】上記公開公報に記載された再生信号の二値
化回路は、異なるスライスレベルで二値化したデータと
再生同期信号から記録状態のチェックする方法が開示さ
れており、その概略構成を図6に、図7に各部の動作波
形を示す。再生信号は再生信号振幅を一定にする自動利
得制御回路(以下AGCと記す)、再生伝送系の周波数特
性を補正するイコライザ回路(以下EQと記す)及び再
生信号の帯域を制限する高域遮断フィルタ(以下LPF
と記す)等の再生信号処理回路61を経て、自動スライ
ス制御回路62(以下ASCと記す)と共にスライス回
路A63及びスライス回路B64に入力し、ASC62
で適正なレベルでスライスされ二値化信号70となる。
上記二値化信号70はPhase Locked Loop回路65(以
下PLLと記す)に入力し、同期した再生同期クロック
71が発生する。弁別回路66は前記二値化信号70を
該再生同期クロック71でデータ弁別する。またスライ
ス回路A63及びスライス回路B64は該ASC62の
適正スライスレベルに対して各々ΔV加算したスライス
レベルA22とΔV減算したスライスレベルB23で前
記再生信号処理回路11の出力信号をスライスし、スラ
イス回路A出力信号74とスライス回路B出力信号75
を得、各々弁別回路A67と弁別回路B68に入力し前
記再生同期クロック71でデータ弁別して弁別回路A出
力76と弁別回路B出力77をEOR69へ入力する。
EOR69は弁別回路A出力76と弁別回路B出力77
が異なる場合に”H”となるRAWエラー検出信号78
を出力する。該RAWエラー信号78は前記ASC62
の適正スライスレベルに対してΔV加減算したスライス
レベルも弁別窓幅(再生同期クロックの周期)内である
なら前記弁別回路A出力76と弁別回路B出力77は同
じであり、該EOR69出力は”L”となり、ΔV加減
算したスライスレベルのどちらか一方又は両方共に弁別
窓幅外となれば該EOR69出力は”H”となり、記録
した信号の位相マージンが少ないことを示すRAWエラ
ー信号78となる。
【0005】しかし図6に示した方法では以下に記すよ
うに高周波振幅特性によってRAWエラー検出精度が変
化するという問題がある。図7を用いてより詳細に説明
すると、記録状態が同じでも再生信号の高周波振幅特性
が大きい場合と小さい場合とでは再生信号処理回路61
出力の再生信号の立上がり及び立ち下がりの傾きが異な
り、高周波振幅特性が小さい程傾きが緩やかになってく
る。このため高周波振幅特性が小さい方が前記適正スラ
イスレベルの位置に対するとΔV加算したスライスレベ
ルA72及びΔV減算したスライスレベルB73での位
置のずれは大きくなるので従来の方法では高周波振幅特
性が大きい場合はRAWエラー出力が”L”となり、高
周波振幅特性が小さい場合はRAWエラー出力が”H”
となり記録した信号の位相マージンが少ないことにな
り、記録状態にかかわらず再生信号の高周波振幅特性に
よって記録状態の判定がばらつきが生じる。これは前記
ΔVが大きい程顕著であり、RAWチェックでのマージ
ン確保のためΔVを大きくすることは記録状態チェック
のばらつきを大きくする。なお、再生信号の高周波振幅
特性は前記EQの設定や光ディスクにおいては光ヘッド
のアパーチャ特性などにより変動する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は上記問
題を解決し、高周波振幅特性に依存しないRAWエラー
検出方法を提供し、記録媒体の記録再生特性の互換性を
高めた、情報記録再生装置を提供することにある。
【0007】本発明のもう一つの目的は再生信号に同期
したクロックを発生するPLLの、再生信号に対する同
期状態をチェックすることにより、より安定な再生方法
と、それを用いた情報記録再生装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の一つの特徴によ
れば、RAW処理において、再生信号を二値化した信号
の各エッジと再生信号に同期したクロックの位相差を検
出し、該位相差の大きい該エッジ数により記録信号の状
態をチェックし、不良ならば交替処理を行う。
【0009】本発明のもう一つの特徴によれば、RAW
処理において、再生信号を二値化した信号の各エッジと
再生信号に同期したクロックの位相差を検出し、該位相
差を累積した大きさにより記録信号の状態をチェック
し、不良ならば交替処理を行う。
【0010】本発明の他の特徴によれば、記録情報の再
生時に再生信号を二値化した信号の各エッジと再生信号
に同期したクロックの位相差を検出し、該位相差の大き
い該エッジ数または該位相差を累積した大きさによりP
LLの同期状態をチェックし、同期していない場合に該
PLLが同期する信号を安定した発振周波数の信号に切
替える。
【0011】
【発明の実施の形態】
<第1の実施例>第1図に第1の目的を達成する情報記
録再生装置の一例を示す。情報の記録再生を行う記録媒
体1はスピンドルモータ2に保持されて回転しており、
記録媒体1を形成する記録膜としては光磁気形記録膜
(TbFeCo)や相変化形記録膜(GeSbTe)が
ある。情報の記録、再生を行うレーザ光を発光する半導
体レーザと、半導体レーザからの光を記録媒体1上に1
ミクロン以下の光スポットとして形成する光学系と、記
録媒体1からの反射光を用いて情報の再生および自動焦
点、トラック追跡などの光点制御を行うための光検出器
を有する光ヘッド3によって記録媒体1上に情報の記
録、再生を行う。また、光ヘッド3は光ヘッド3自体を
ディスク半径方向に高速に駆動し、位置付けるリニアモ
ータ(図示せず)を構成している。
【0012】通常、光ディスク装置はパーソナルコンピ
ュータ、ワークステーション等のホストコンピュータ4
(以下ホストと略す)と例えばSCSI(Small Computer
System Interface)やATAPI(AT Attached Packet
Interface)の規格に則ったインターフェースケーブルで
接続されており、ホスト4からの命令や情報データを含
むコマンドを光ディスク装置内のインターフェース制御
回路5で解読し、マイコン等から構成される制御回路6
を通して情報の記録、再生およびシーク動作を実行す
る。
【0013】まず最初に記録動作について説明する。記
録データはホスト4から記録媒体1上の記録位置情報
(アドレス情報)を付加された状態で記録コマンドが発
行され、制御回路6内のバッファメモリ(図示せず)内
に蓄積された後、時系列的に変調回路7に送られる。変
調回路7において、記録データはランレングスリミティ
ッド(RLL)コード、例えば(1、7)RLLコー
ド、(2、7)RLLコード、あるいは(2、10)R
LLコードに対応する符号列に変換され、さらに記録膜
上に形成するマーク形状に対応したパルス列、例えばマ
ークポジション記録時はコード”1”に対応したパルス
列、マークエッジ記録時はコード”1”がパルスエッジ
に対応したパルス列に変換される。これらのパルス列は
レーザ駆動回路8に導かれて光ヘッド3上の半導体レー
ザをON,OFFして高出力パルス発光させ、光ヘッド
3で収束した、微小スポットによって記録媒体1に記録
マークが形成される。
【0014】次に再生動作について説明する。再生時は
ホスト4からの再生コマンドにより指定された、記録媒
体1上のトラックに光ヘッド3からの光スポットを位置
付け、当該トラックから信号を再生する。まず、光ヘッ
ド3上の半導体レーザを低出力のDC発光させて記録媒
体1上の記録膜に照射すると、記録マークに対応した反
射光が得られ、光ヘッド3内の光検出器で受光して光電
変換され、電気信号となって再生回路9に入力された
後、データが再生されることになる。通常、再生回路9
は信号振幅を一定に保持するための自動利得制御回路
(AGC)、光学的な空間周波数劣化を補正する波形等
化回路(EQ)、低域制限フィルタ(LPF)、二値化
回路、PLL(Phase Locked Loop)回路、弁別回路から
構成されており、合成データ信号を二値化した後、弁別
されたデータに変換する。弁別された二値化データは復
調回路10に入力され、(1、7)RLLコード、
(2、7)RLLコードあるいは(2,10)RLLコ
ードの復調を行って元のデータを復調する。復調された
データは制御回路6に導かれてホスト4からの再生コマ
ンドに対応してインターフェース制御回路5からホスト
4に転送される。
【0015】光ヘッド3内の光検出器ではデータ再生信
号のほかに光スポットを記録膜上に焦点制御を行う自動
焦点信号と任意のトラックに位置付けるトラック追跡制
御を行うトラック追跡信号を検出することができ、これ
ら光点制御を行う自動焦点信号、トラック追跡信号はサ
ーボ制御回路11に導かれる。サーボ制御回路11は誤
差信号生成回路、位相補償回路、および駆動回路から構
成されており、光ヘッド3を任意のトラックに位置付け
ることにより情報の記録、再生を実行する。
【0016】光ディスク装置においては情報の記録直後
にその記録状態チェックするリードアフターライト(Re
ad After Write)処理を実施して記録データの信頼性
を向上させている。このRAW処理は情報の記録直後に
記録情報を再生し、その再生データと記録データとを比
較し、ある規定値以上の比較エラーが発生した場合に、
交替セクタに同一のデータを記録する処理である。記録
直後に、記録媒体1から光ヘッド3によって得られた再
生信号は、再生回路9を構成する、前記AGC、EQ、
LPF及び二値化回路によって二値化された後、PLL
によって生成された再生同期クロックと一緒にRAWエ
ラー検出回路12に入力される。該RAWエラー検出回
路12は記録状態が不良であるか否かの判定したRAW
エラー検出信号を制御回路6に送り、制御回路6は不良
の領域に関する情報を記憶すると共に再度、変調回路
7、レーザ駆動回路8、光ヘッド3内のレーザを制御し
て、不良と判断された記録信号に対応する記録データと
同じデータを上記記録媒体1上に設けられた交替領域に
記録する。記録状態のチェックは該記録媒体1の最小デ
ータ領域(セクタ)単位(例えば2048バイト)、あ
るいは16セクタからなるブロック単位で実行し、1セ
クタ不良とみなされた場合、1ブロック全てを再度記録
し直し、さらに不良と判定された場合には、交替領域に
記録するかもしくは不良のセクタのみを交替領域に記録
するようにする。本発明の情報記録再生装置を用いれ
ば、RAWエラー検出にデータ弁別で用いる二値化信号
とそれに同期するPLLの出力信号を用いて行うことか
ら再生信号の高域振幅特性に依存せず安定なRAWエラ
ー検出を実現できる。
【0017】上記RAWエラー検出回路12の具体例を
図2に示し、該具体例の各部動作波形を図3に示して説
明する。例えば記録マークのエッジに情報を持たせるマ
ーク長記録によって記録データに応じた記録マークを記
録媒体1に記録する場合を例にすると、記録直後に当該
トラックを再生し、再生回路9に入力された再生信号は
再生信号振幅を一定にするAGC31、再生伝送系の周
波数特性を補正するEQ32及び再生信号の帯域を制限
するLPF33を経て、ASC34に入力され、二値化
信号35を得る。該二値化信号35はエッジに情報を有
するのでエッジ検出回路36によって二値化信号35の
エッジ部で所定のパルス幅の図3に示すようなエッジ信
号37を発生し、前記PLL38に入力する。該PLL
38は再生同期クロックを発生するが、一般にPLL3
8は入力信号(本例ではエッジ信号37)と出力信号で
ある再生同期クロック39の位相比較回路と該位相比較
回路の出力信号で、再生同期クロックよりエッジ信号の
方が時間的に先の場合に発生する位相進み誤差40と逆
に再生同期クロックよりエッジ信号の方が時間的に後の
場合に発生する位相遅れ誤差41を積分するフィルタ及
びフィルタで高周波成分が抑圧された信号で出力信号を
発生する電圧制御発振回路(以下VCOと記す)から成
る。本実施例では二値化信号35と再生同期クロックの
比較してRAWエラー検出を行う特別な手段を用いずに
上記PLL38の内部信号である上記位相進み誤差40
と上記位相遅れ誤差41を用いる。これは回路を簡略化
するためとデータ弁別で用いる二値化信号に同期するP
LL38の信号で行うことから再生信号の高域振幅特性
に依存せず最も正確に弁別の位相マージンを表している
からである。図3に示すように二値化信号35と再生同
期クロック39のエッジが一致していない場合、該位相
進み誤差40と該位相遅れ誤差41は図3に示すように
発生し、OR42で位相誤差信号43となり、積分器A
44に入力する。該積分器A44は図3に示すように該
位相誤差信号43の“H”の期間容量に充電し、“L”
の期間は充電に比べ十分高速に放電する。このため二値
化信号35と再生同期クロック39の位相差が大きいほ
ど積分器A44の出力信号45の波高値は大きくなり、
スライス回路46で所定のスライスレベルでスライスす
ることで、二値化信号と再生同期クロックの位相差が所
定のものより大きい場合“H”となる。該スライスレベ
ルは記録媒体の可換性を考慮して決める。スライス回路
46の出力信号47をカウンタ48で所定の時間、例え
ば前記16セクタを1ブロックとする場合では1セクタ
の間カウントし、所定のカウント数以上となったならR
AWエラー検出信号49を発生し、記録状態が不良であ
ったことを前記制御回路6に知らせる。該カウンタ48
は該所定の時間毎に制御回路6からのカウンタ制御信号
50によりクリアされる。尚、カウンタ48の規模を小
さくするため、上記具体例において1セクタを複数の領
域に細分化して不良判定し、不良となる領域の割合で1
セクタの不良判定してもかまわない。なお、図2の実施
例では該位相誤差信号43の幅を検出するのに積分器A
44とスライス回路46を用いたが、高速クロックで位
相誤差信号43の“H”の期間をカウントする方法やモ
ノマルチプレクサを用いたものなど幅を検出する方法は
問わない。
【0018】上記RAWエラー検出回路12のもう一つ
の具体例を図4に示し、該具体例の各部動作波形を図5
に示して説明する。図2及び図3と同じところは説明を
省略する。前記位相誤差信号43は積分器B51に入力
し、図5に示すように該位相誤差信号43の“H”の期
間容量に充電し、“L”の期間は充電に比べ十分低速に
放電する。このため二値化信号と再生同期クロックの位
相差が発生するほど積分器B51の出力信号52の波高
値は大きくなり、特に記録不良部では位相誤差量が大き
いから波高値はいっそう大きくなる。これをスライス回
路53で所定のスライスレベルでスライスし、記録状態
の不良があったなら“H”となるRAWエラー信号54
を得る。前記積分器B51はRAWエラー検出を行う領
域単位で制御回路6からの放電制御信号55により容量
を強制放電し、検出領域単位の位相誤差量の積算を行
う。
【0019】<第2の実施例>本発明の他の実施例を図
2〜図5を用いて説明する。記録状態が異常となったデ
ータを再生する場合には再生同期クロックに対してデー
タエッジが一致しないのでPLLが暴走することがあ
り、場合によっては当該セクタだけでなく、次のセクタ
のデータ再生にも影響を与えることがある。この問題を
解決するために、RAWエラー検出回路12を利用す
る。図2におけるRAWエラーを判定するカウンタ48
において、RAWエラー判定用カンウンタ値のほかにP
LL暴走判定用のカウンタ値を設定しておき、PLL暴
走判定用カウンタ値を越えた時に発生する異常検出信号
はPLL暴走信号56とし、この信号を制御回路6に送
る。もし、PLL暴走と判定したならば、PLL38の
同期する信号を前記エッジ検出回路36の出力信号37
でなく安定した、水晶発振器等で発振する固定周波数の
信号に切替えることにより、より安定な再生方法を実現
する。また、図4におけるRAWエラー判定用のスライ
スレベルを有するスライス回路53とは別のスライス回
路P56を設置し、PLL暴走判定用のスライスレベル
を設定し、PLL暴走時にPLL暴走信号57として制
御回路6に送る。図2の場合と同様にもし、PLL暴走
と判定したならば、PLL38の同期する信号を前記エ
ッジ検出回路36の出力信号37でなく安定した、水晶
発振器等で発振する固定周波数の信号に切替えることに
より、より安定な再生方法を実現する。
【0020】
【発明の効果】本発明ではデータ弁別で用いる二値化信
号とそれに同期するPLLの出力信号を用いてRAWエ
ラー検出を行うことから、再生のデータ弁別と同等の位
相マージン検出が可能なので再生信号の高域振幅特性等
の振幅特性変動に依存せず安定なRAWエラー検出を実
現できる。
【0021】また、データ弁別で用いる二値化信号とそ
れに同期するPLLの出力信号を用いてPLLの異常検
出行い、PLLの同期する信号を安定な固定周波数の信
号に切替えることにより、より安定な再生方法を実現で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を説明するためのブロック図
【図2】RAWエラー検出回路の第1の具体例を説明す
るためのブロック図
【図3】RAWエラー検出回路の第1の具体例の波形を
説明するための図
【図4】RAWエラー検出回路の第2の具体例を説明す
るためのブロック図
【図5】RAWエラー検出回路の第2の具体例の波形を
説明するための図
【図6】従来のRAWエラー検出方法を説明するブロッ
ク図
【図7】従来のRAWエラー検出方法の波形を説明する
ための補足図
【符号の説明】
1・・・記録媒体、2・・・スピンドルモータ、3・・・光ヘッ
ド、4・・・ホストコンピュータ、5・・・インターフェース
制御回路、6・・・制御回路、7・・・変調回路、8・・・レー
ザ駆動回路、9・・・再生回路、10・・・復調回路、11・・
・サーボ制御回路、12・・・RAWエラー検出回路、31
・・・AGC、32・・・EQ、33・・・LPF、34・・・AS
C、36・・・エッジ検出回路、38・・・PLL、42・・・
OR回路、44・・・積分器A、46・・・スライス回路、4
8・・・カウンタ、51・・・積分器B、53・・・スライス回
路、56・・・スライスP回路、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 峯邑 浩行 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所映像情報メディア事業部内 (72)発明者 杉山 久貴 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所映像情報メディア事業部内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体に情報を記録し、該記録媒体から
    記録した信号を再生し、第1のレベルでスライスして得
    られる二値化信号と該二値化信号に同期したクロックと
    の位相差に相当する時間だけパルスを出力し、該パルス
    幅が設定した幅以上となるパルス数を数えることによ
    り、上記記録媒体の記録状態をチェックすることを特徴
    とする情報記録再生方法及びそれを用いた情報記憶再生
    装置。
  2. 【請求項2】記録媒体に情報を記録し、該記録媒体から
    記録した信号を再生し、第1のレベルでスライスして得
    られる二値化信号と該二値化信号に同期したクロックと
    の位相差に相当する時間だけパルスを出力し、該パルス
    幅に応じて電圧が変化するパルス幅電圧変換手段を有
    し、その電圧により前記記録媒体の記録状態をチェック
    することを特徴とする情報記録再生方法及びそれを用い
    た情報記憶再生装置。
  3. 【請求項3】請求項1において上記パルス数が所定数以
    上となった場合に記録信号の記録状態が不良と見なし、
    該不良と判断された記録信号に対応する記録データと同
    じデータを上記記録媒体に設けられた交替領域に記録す
    ることを特徴とする情報記録再生方法及びそれを用いた
    情報記憶再生装置。
  4. 【請求項4】請求項2において上記パルス幅電圧変換手
    段が所定レベル以上となった場合に記録信号の記録状態
    が不良と見なし、該不良と判断された記録信号に対応す
    る記録データと同じデータを上記記録媒体に設けられた
    交替領域に記録することを特徴とする情報記録再生方法
    及びそれを用いた情報記憶再生装置。
  5. 【請求項5】請求項1において上記パルス数が所定数以
    上となった場合に上記クロックが上記二値化信号と非同
    期になったと見なし、該クロックと同期させる信号を固
    定の発振周波数の信号に切替えることを特徴とする情報
    記録再生方法及びそれを用いた情報記憶再生装置。
  6. 【請求項6】請求項2において上記パルス幅電圧変換手
    段が所定レベル以上となった場合に上記クロックが上記
    二値化信号と非同期になったと見なし、該クロックと同
    期させる信号を固定の発振周波数の信号に切替えること
    を特徴とする情報記録再生方法及びそれを用いた情報記
    憶再生装置。
  7. 【請求項7】請求項1及び2において複数の記録領域を
    一括して記録信号の記録状態をチェックする場合、不良
    と判断された領域を記憶しておく手段を有し、該一括し
    て記録信号の記録状態をチェックした全ての領域または
    該不良と判断された領域のみを、不良と判断された記録
    信号に対応する記録データと同じデータを上記記録媒体
    に設けられた交替領域に記録することを特徴とする情報
    記録再生方法及びそれを用いた情報記憶再生装置。
  8. 【請求項8】上記記録媒体が光ディスク媒体からなり、
    上記記録手段が少なくともレーザと上記レーザからの光
    を上記光ディスク媒体へ照射する絞り込みレンズを含む
    光学手段と、上記光ディスク媒体の所定位置に上記レー
    ザ光を照射できるよう移動可能に構成された光照射手段
    と、記録データを上記光ディスク媒体に記録するように
    上記レーザ光の強度を変調するレーザ駆動手段とを有す
    ることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の
    情報記録再生装置。
JP6660397A 1997-03-19 1997-03-19 情報記録再生方法及びそれを用いた情報記憶再生装置 Pending JPH10269683A (ja)

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JP6660397A JPH10269683A (ja) 1997-03-19 1997-03-19 情報記録再生方法及びそれを用いた情報記憶再生装置

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