JPH1026952A - 容量性負荷の駆動回路及び表示装置 - Google Patents

容量性負荷の駆動回路及び表示装置

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JPH1026952A
JPH1026952A JP8181870A JP18187096A JPH1026952A JP H1026952 A JPH1026952 A JP H1026952A JP 8181870 A JP8181870 A JP 8181870A JP 18187096 A JP18187096 A JP 18187096A JP H1026952 A JPH1026952 A JP H1026952A
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JP
Japan
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switching element
circuit
totem pole
connection point
gate
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Application number
JP8181870A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Shiina
一弘 椎名
Koji Kawamoto
幸司 川本
Masahito Miura
雅人 三浦
Hitoshi Oura
大浦  仁
Shoichi Ozeki
正一 大関
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Hitachi Ltd
Hitachi Power Semiconductor Device Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Haramachi Electronics Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】単純な回路構成にて、低消費電流の容量性負荷
駆動回路を実現する。 【解決手段】トーテムポール接続されたIGBTのうち
上側IGBTのゲート・コレクタ間にPMOSを接続す
る。 【効果】本発明によれば、多チャンネルのモノリシック
化においてチップ面積を小型化できる。また本モノリシ
ックICを用いてパネルを構成した場合、低消費システ
ムとできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス放電表示パネ
ル(プラズマディスプレーパネル)、あるいはエレクト
ロルミネッセンス表示パネル(ELディスプレーパネ
ル)等のフラットディスプレーパネルの表示駆動に用い
られる容量性負荷の駆動回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、フラットディスプレーパネルの表
示を行うために、特開昭59−15327 号の第1図に記載の
ような駆動回路が用いられてきた。同回路において、下
側のバイポーラトランジスタがオンすることにより負荷
電流が流れ込み、上側に配置したバイポーラトランジス
タのベース端子と該バイポーラトランジスタエミッタ端
子間に順方向に配置したダイオードに電流が流れ、該バ
イポーラトランジスタのベースエミッタ間は逆バイアス
されるため、上側バイポーラトランジスタはオフする。
一方、下側バイポーラトランジスタがオフのときは、上
側バイポーラトランジスタのベース端子に、抵抗を介し
て電源が接続されているため、上側バイポーラトランジ
スタがオンする。同回路は、単純な回路構成でパネルの
表示駆動を可能にしている。
【0003】一方、特開昭59−15327 号の第3図あるい
は、特開昭59−15328 号の第3図に記載のような駆動回
路は、出力波形のなまりの改善と消費電力の低減を目的
としている。ただし、前述のものより使用素子が多い回
路構成となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術によれ
ば、特開昭59−15327 号の第1図に記載のような駆動回
路は、使用する素子数が少ない反面、ロー出力時即ち下
側のトランジスタがオンの場合に、上側トランジスタの
ベース駆動用抵抗で消費する電力が大きいという問題が
ある。
【0005】特に、高速を必要とする回路,多チャンネ
ル出力の回路,下側のトランジスタのオン期間が長い回
路等では消費電力が大きいことが問題である。さらにモ
ノリシック化する場合に発熱が大きいため実装が困難と
いう問題がある。
【0006】上記問題点について以下詳細を述べる。
【0007】第1の問題は、回路を高速化する場合の消
費電流の増大である。
【0008】前記図1の回路で、ハイ出力の高速化を行
う場合には、前記図1のQ1トランジスタのベース駆動
用の抵抗を小さくして、前記Q1の電流能力を上げ回路
の容量の充電時間を短縮することが必要となるが、前記
抵抗を小さくすることは、ロー出力時、即ち下側トラン
ジスタがオンする期間の高圧電源からの流れ込み電流が
増大するという問題がある。
【0009】第2の問題は、複数出力を同時にローとす
る駆動を行った場合には消費電流が出力数分で倍増して
しまうという問題である。例えば、プラズマ・ディスプ
レイ・パネルの走査線の駆動には、一般的な走査型の駆
動(最上位走査線から最下位走査線まで順次1本ずつ選
択走査し、選択した走査線をローとして非選択線をハイ
とする動作であり、以下スキャン駆動と呼ぶ)の他に同
時に全ラインをハイとする駆動及び全ラインをローとす
る駆動を行う。走査線の本数はパネルの解像度によって
異なるが、480本から1024本程度と多い。
【0010】前記図1の回路を上記プラズマ・ディスプ
レイ・パネルの走査線の駆動に適用した場合を考える。
【0011】スキャン駆動期間は同時に2ch以上の出
力がローとなることはないため、1ch分のゲート抵抗
を流れる電流が対象となり、この駆動期間で消費電流が
問題となることは少ない。全ラインハイの駆動期間は、
前記図1のQ2(下側トランジスタ)がオフであり、Q
2を流れる電流はない。ところが、全ラインのロー駆動
を行う期間には、前記図1のトランジスタQ2がオンと
なり、高圧電源から、前記図1のQ1ベース電流が流れ
るが、パネル全体では、走査線の本数倍の電流となる。
【0012】代表的な計算例を以下に示すが、前記図1
の負荷駆動回路で480本の走査線の駆動を考えた場
合、例えば高圧電源電圧が150V、下側のトランジス
タのオンの場合に抵抗を介し流れ込む電流がチャンネル
当たり10mAで、全出力ローのデューティを例えば、
50%とすると全ロー期間に抵抗を流れる電流は、10
(mA)×480(本)=4.8(A)と大きくなるとい
う問題がある。また発生損失は、4.8(A)×150
(V)×50(%)=360(W)にもなり、システム
としても問題であるばかりか、上記駆動回路を集積化す
る場合には放熱も困難である。
【0013】一方、特開昭59−15327 号の第3図あるい
は、特開昭59−15328 号の第3図に記載のような駆動回
路は、前記従来技術の問題を軽減するものではあるが、
使用素子が多い回路構成となっている。これは、フラッ
トパネル表示の駆動回路としては480から1024程
度の多数チャンネルを必要とするため、駆動回路の集積
化を図るためには半導体チップ面積の増大を招く結果、
コストアップとなる。本発明の目的は、前述の問題に鑑
み、単純な回路構成にて低消費電流の容量性負荷の駆動
回路を実現することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】図1を参照して課題を解
決するための手段を説明する。なお以下の記載におい
て、絶縁ゲートバイポーラトランジスタはIGBT(In
sulated Gate BipolarTransistorの略称)と略記する。
【0015】トーテムポール接続されたIGBT・QT
1,GB1の上側IGBT・QT1からQtnのゲート
端子とコレクタ端子との間にPMOSトランジスタを接
続し、各PMOSトランジスタのゲート端子を共通の駆
動回路で制御する構成とする。
【0016】スキャン駆動時は、前記PMOSトランジ
スタのゲート電極に一定電圧を印加することで定電流と
し下側IGBT・Q1,Qnに流れ込む電流を制限す
る。次に全出力O1,Onがローとなる駆動をする期間
は、前記PMOSのゲート電極を閾値電圧以下とするこ
とで下側IGBT・Q1,Qnに流れ込む電流をカット
できる。
【0017】複数の回路を集積する場合は、前記MOS
のゲート電極駆動回路は共通とでき、またゲート駆動用
の素子(例えば抵抗)がPMOSに置き換わるだけであ
るから、回路の増加はほとんどない。前記PMOSのゲ
ート電圧を変えることで、上側IGBTのゲート充電電
流を制御できるので、上側のIGBTオン時の立ち上が
り・即ちハイ出力の立ち上がりの時間制御が可能となる
という効果もある。
【0018】上記の手段によれば、複数チャンネルを構
成した場合の全ロー期間に消費される電流をほぼゼロと
する効果がある。さらに定電流駆動とすることで電源電
圧に依らない消費電流とできる効果もある。
【0019】なお、トーテムポール接続される複数のス
イッチング素子及びトーテムポールの上側素子の制御端
子と一方の主端子間に接続されるスイッチング素子は、
それぞれIGBT及びPMOSに限らず、バイポーラト
ランジスタやMOSFET等の各種スイッチング素子を用いる
ことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施例を図
1により説明する。
【0021】図1において、高圧電源VHにコレクタを
出力端子O1及びIGBT・QB1のコレクタにエミッ
タをそれぞれ接続したIGBT・QT1と、エミッタを
GNDに接続したIGBT・QB1と出力端子Onにカソ
ードをIGBT・QT1のゲート及びPMOS・QP1
のドレイン及びIGBT・Q1のコレクタにアノードを
それぞれ接続したダイオードD1と、高圧電源VHにソ
ースを接続したPMOS・QP1とエミッタをGNDに接続
したIGBT・Q1が設けられ1ch分の出力回路1が
構成される。尚、ダイオードD1はIGBT・QT1の
ゲート保護も兼ねたツェナーダイオードであっても良
い。なお、GNDすなわち接地電位に限らず、一定の基
準電位でもよい。
【0022】出力回路2は、第n番目(n=2,3,・
・・)の出力回路構成を示したもので、その出力回路内
の構成及び接続は出力回路1と全く同じであり説明は省
略する。高圧電源VHにカソードをNMOS・Qnのド
レインにアノードをそれぞれ接続したツェナーダイオー
ドZDaと、高圧電源VHに一端を接続し、他端をツェ
ナーダイオードZDaのアノードに接続した抵抗Ra
と、ソースをGNDに接続したNMOS・Qaが設けら
れ、レベルシフト回路3が構成される。尚、レベルシフ
ト回路3は出力回路1,2内のPMOSのゲートにオン
・オフの制御信号を伝達するための1つの手段を示した
ものであるため、他の回路構成であってもよい。
【0023】ツェナーダイオードZDaのアノードは出
力回路内のPMOS・QP1及びQPn(n=2,3,
・・・)のゲートに接続している。出力回路1内のIG
BT・Q1及びQB1のゲートは共通の制御信号S1に
接続される。出力回路2も出力回路1と同様に制御信号
Sn(n=2,3,・・・)が接続される。
【0024】レベルシフト回路3内のNMOSのゲート
には制御信号STが接続される。
【0025】この回路の制御及び駆動方法を図2に示
す。
【0026】図2に示す波形には第1,第2及び第n番
目の出力回路の制御信号波形S1,S2,Sn及び出力
波形O1,O2,Onとレベルシフト回路3の制御信号
STと電源電流Iを示した。
【0027】図1の回路の動作を以下説明する。出力O
1,Onをハイとするには、上側IGBT・QT1,Q
Tnをオンとし下IGBTをオフとするよう、IGBT
・QT1,QTnのゲートに、PMOS・QP1,QP
nのドレインを介しゲート電圧を印加するが、そのため
にゲート駆動PMOS・QP1,QPnをオンさせるよ
うにレベルシフト回路3の制御信号STをハイとし、下
側IGBT・QB1,Q1,QBn,Qnのゲート信号
S1,Snをローとする。
【0028】出力O1,Onをローとするためには、上
側IGBT・QT1,QTnをオフとし下側IGBT・
QB1,Q1,QBn,Qnをオンとさせるが、これ
は、下側IGBT・QB1,Q1,QBn,Qnゲート
信号S1,Snをハイとすることで実現できる。この時
レベルシフト回路3の制御信号STに関し、STがハイ
の場合、ゲート信号S1,Snハイに同期して、高圧電
源HVからPMOS・QP1,QPnを介しゲート電流
I1,Inが流れる。STがローの場合はPMOS・QP
1,QPnがオフのため上記ゲート電流は流れない。以
上、出力O1,Onのオン・オフに対応する制御及び動
作を述べたが、パネル駆動を行う場合は、上記の組み合
わせで容易に低消費駆動が実現できることを以下に述べ
る。
【0029】スキャン駆動時は図2の駆動波形に示すよ
うに、レベルシフト回路3の制御信号STをハイとし、
下側IGBT駆動信号S1,S2・・・Snに順次パル
ス信号を入力することで、出力O1,O2・・・Onと
順次ローを出力させることができる。ゲート電流につい
ては、例えばS1がハイの場合には高圧電源VHからP
MOS・QP1を通りIGBT・Q1へ電流I1が流れ
込むが、スキャン駆動すなわち同時には1つの出力しか
ローとならないため他のチャンネルのゲート電流が同時
に流れることはない。従って駆動回路に流れる電流は、
上記ゲート電流とレベルシフト回路3の電流Iaとな
る。
【0030】電流Iaは、スキャン駆動に先立ち、所定
の時間内にPMOS・QP1,QPnのゲート電圧を印加
できるような最小の値を取るように設定することで、駆
動回路の消費電流を押さえることができる。
【0031】次に全ての出力をロー(全ロー)とする駆
動を行う場合については、端子S1・・・Snへのコン
トロール信号にハイを印加する以前に、端子STをロー
とすることでNMOS・QaがオフとなるためPMOS
・QP1・・・QPnのゲート電圧は抵抗Raによりソ
ースと同電位即ち閾値電圧以下となりPMOS・QP1・
・・QPnをオフさせる。次にS1からSn端子にハイ
信号を入力すれば上側IGBT・QT1・・・QTnは
オフ・下側IGBT・QT1・・・QTnはオンとな
り、全ての出力をロー(全ロー)とできる。この時電流
I1からInは、PMOSがオフしているため流れな
い。従って全ロー期間に駆動回路を流れる電流はない。
【0032】全出力をハイとする(全ハイ)駆動を行う
場合は、上記スキャン駆動期間でS1からSnがローに
相当するが、駆動回路を流れる電流はレベルシフト回路
3の電流Iaだけである。従って、以上の回路構成及び
駆動を行えばスキャン駆動,全ハイ駆動及び全ロー駆動
の期間において、低消費を実現することができるため、
多チャンネルの駆動を必要とするプラズマ・ディスプレ
イ・パネルに代表される容量性パネルの走査線駆動回路
として最適である。
【0033】図3に本発明の第2の実施例を示す。
【0034】図3では、図1におけるPMOS・QP
1,QPnのソースと高圧電源VHの間に抵抗RB1,
RBnが接続され、またIGBT・QT1,QTnのゲ
ートとエミッタの間に抵抗R1,Rnが接続されてい
る。
【0035】抵抗R1,RnはPMOS・QP1,QP
nがオフでかつ下側IGBT・Q1,QB1,Qn,Q
Bnがオフのとき上側IGBT・QT1,QTnのゲー
ト・ソースを確実にショートさせることで、上側IGB
T・QT1,QTnをオフとできるため、出力O1,O
nをハイ・インピーダンスとする機能を実現できるとい
う効果がある。
【0036】抵抗RB1,RBnはPMOS・QP1,
QPnの電流を制限する働きがあり、図3に示されるレ
ベルシフト回路3によって作られる電圧がツェナーZD
aによって一意に決まってしまう様な場合であっても抵
抗RB1,RBnを接続することでPMOS・QP1,
QPnのゲート電圧に自由度を持たせることができ、ゲ
ート電流I1,Inに対し最適の設定ができるという効
果がある。
【0037】図4に、本発明の第3の実施例を示す。
【0038】図4は、図1の回路に対し、PMOS・Q
P1,QPnのソースと高圧電源の間にフローティング
電源VCPを接続し出力O1,Onの立ち上がり特性を
改善するものである。
【0039】図1の回路は、出力O1,Onがローから
ハイへの出力立ち上がりにおいて、出力の電位がVH近
傍でなまるという特性がある。これは出力O1,Onが
HVに近づくと上側IGBT・QT1,QTnのエミッ
タとゲート間の電圧差が小さくなるためであり、この特
性を改善する必要がある場合は、本図4に示す様、フロ
ーティング電源VCPを用いることで容易に解決するこ
とができる。
【0040】図5に本発明の第4の実施例を示す。
【0041】図5の回路は図1に対して、PMOSスイ
ッチを1個として回路の簡素化を図ったものである。P
MOS・Qbのソースは高圧電源VHに接続され、ドレ
インは抵抗R1,Rnと接続され、ゲートにはレベルシ
フト回路3が接続される。全出力ロー駆動の場合は、P
MOS・Qbをオフとすることで、ゲート電流I1,I
nをゼロとできるため図1の回路同様低消費な駆動が可
能である。
【0042】図6に本発明の第5の実施例を示す。なお
駆動回路は図3の回路としたが、他の実施例の回路も同
様に用いることができる。
【0043】図6は本発明の駆動回路をプラズマ・ディ
スプレイ・パネル走査側電極の駆動に適用した例であ
る。
【0044】図6において、電源端子10及び12を共
通端子として図3に示す回路の出力部が多数チャンネル
設けられ、各チャンネルにおける出力端子O1,O2,
・・・は各々プラズマ・ディスプレイ・パネルの走査側電
極に接続している。またA1,A2・・・はデータ側電
極を示し、走査側電極とデータ側電極との交差したとこ
ろがプラズマ・ディスプレイ・パネルの表示画素C1
1,C12・・・C21,C22・・・となる。これら
表示画素は容量性負荷となる。
【0045】電源端子11は制御ロジック4の電源であ
り電源端子12を基準として5(V)程度の高電位に保た
れているものとし、電源端子10は走査側駆動で必要と
される電源であり、電源端子12を規準として100〜
200(V)の高電位に保たれているものとする。
【0046】プラズマ・ディスプレイ・パネルにデータ
を書き込む場合は、走査側出力を順次ローとし表示パタ
ーンに応じデータ側電極に電圧を印加する。例えば、走
査側O1のラインにデータを書き込む場合は、走査側出
力回路から出力O1をローとしO1以外はハイを出力す
ることで、書き込むラインの選択を行い、表示パターン
に応じてデータ側電極A1,A2・・・にハイ、または
ローの電圧を印加する。この時、表示画素C11,C1
2・・・にデータが書き込まれたことになる。この駆動
をパネルの全走査線について行うことで、パネルの画
素、全てに表示データを書き込む。
【0047】プラズマ・ディスプレイ・パネルの駆動
は、スキャン駆動の他に、全走査線ローまたはハイの駆
動が必要となるが、特に全走査線ローについては、先に
図3で述べたと同様に、図6のPMOS・QP1,QP
2・・・をオフとし下側IGBT・Q1,QB1,Q2,Q
B2・・・をオンとすることでこの期間の消費電流をゼ
ロとできる。
【0048】図7に本発明の第6の実施例を示す。
【0049】図7の回路は、図3の回路に対し下側IG
BT・Q1,QnをそれぞれNMOS・QN1,QNnとし
たものである。
【0050】これは、図3の回路の出力O1,Onの立
ち上がり遅延に関して、IGBT・Q1,Qnのテール
特性の影響が無視できない場合について、NMOSを用
いたことで、立ち上がり特性を改善する効果がある。
【0051】図3の回路では、出力O1,Onのローか
らハイへの切り換えは、下側IGBT・Q1,QB1,Q
n,QBnのゲート信号S1,Snをローとし、下側I
GBT・Q1,QB1,Qn,QBnをオフとすること
で、ゲート電流I1,Inにより上側IGBT・QT
1,QTnのゲートを充電し、上側IGBT・QT1,
QTnをオンとするが、IGBTのテール特性により、
IGBT・Q1,Qnはゲート信号S1,Snをローと
しても直ちにオフとはならず、ゲート電流の一部は、I
GBT・Q1,Qnを介しGND側へ流れてしまうた
め、ゲート電流の減分が上側IGBT・QT1,QTn
の充電時間を延ばすことになり、結果として出力O1,
Onの立ち上がり時間が延びる。IGBTのテール特性
の改善には、電子線照射等によるライフタイムコントロ
ールが有効であるが、IGBT本来の優れた電流特性を
犠牲にすることになる。そこで、下側IGBTのうち出
力電流に直接は寄与しない図3の回路のQ1,Qnを図
7に示す様、NMOS・QN1,QNnとすることで出
力O1,Onの立ち上がり遅延時間の改善を行うことが
できる。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、任意の期間に上側IG
BTのゲート抵抗に流れる電流をスイッチにより切るこ
とができ、例えば複数出力がローとなる期間において前
記スイッチを切ることで、従来技術に比べて大幅に消費
電力を低減できる効果がある。また消費電力を低減でき
ることでモノリシック化での発熱の問題も解消できると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明駆動回路の第1の実施例を示す回路図。
【図2】第1の実施例の制御及び駆動方法を示す波形
図。
【図3】本発明駆動回路の第2の実施例を示す回路図。
【図4】本発明駆動回路の第3の実施例を示す回路図。
【図5】本発明駆動回路の第4の実施例を示す回路図。
【図6】図3に示す駆動回路を使用したプラズマ・ディ
スプレイ・パネルの表示装置の回路図。
【図7】本発明駆動回路の第6の実施例を示す回路図。
【符号の説明】
1,2…出力回路、3…レベルシフト回路、4…制御ロ
ジック、VH…高圧電源、VCP…フローティング電
源、VB…電源、C11,C12,C21,C22…表示
画素。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三浦 雅人 茨城県日立市弁天町三丁目10番2号 日立 原町電子工業株式会社内 (72)発明者 大浦 仁 茨城県日立市弁天町三丁目10番2号 日立 原町電子工業株式会社内 (72)発明者 大関 正一 茨城県日立市弁天町三丁目10番2号 日立 原町電子工業株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トーテムポール接続される第1スイッチン
    グ素子及び第2スイッチング素子を備え、 上記トーテムポール接続の一端,接続点、及び他端が、
    それぞれ電源,容量性負荷への出力、及び基準電位に接
    続され、 上記第1スイッチング素子は、上記一端と上記接続点と
    の間に接続され、 上記第2スイッチング素子は、上記接続点と上記他端の
    間に接続され、 上記トーテムポール接続の上記一端と、上記第1スイッ
    チング素子の制御端子との間に、第3スイッチング素子
    を含む回路が接続されることを特徴とする容量性負荷の
    駆動回路。
  2. 【請求項2】トーテムポール接続される第1スイッチン
    グ素子及び第2スイッチング素子を備え、 上記トーテムポール接続の一端,接続点、及び他端が、
    それぞれ電源,容量性負荷への出力、及び基準電位に接
    続され、 上記第1スイッチング素子は、上記一端と上記接続点と
    の間に接続され、 上記第2スイッチング素子は、上記接続点と上記他端の
    間に接続され、 上記トーテムポール接続の上記一端と、上記第1スイッ
    チング素子の制御端子との間に、第3スイッチング素子
    を含む回路が接続され、 上記第1スイッチング素子の上記制御端子と、上記トー
    テムポール接続の上記他端との間に第4スイッチング素
    子が接続され、 上記第1スイッチング素子の上記制御端子と、上記接続
    点との間にダイオードが接続されることを特徴とする容
    量性負荷の駆動回路。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載の容量性負
    荷の駆動回路において、上記第3スイッチング素子を含
    む回路において、該第3のスイッチング素子に抵抗が直
    列接続されることを特徴とする容量性負荷の駆動回路。
  4. 【請求項4】請求項1または請求項2に記載の容量性負
    荷の駆動回路において、上記第3スイッチング素子と上
    記トーテムポール接続の上記一端との間にフローティン
    グ電源が接続されることを特徴とする容量性負荷の駆動
    回路。
  5. 【請求項5】請求項2に記載の容量性負荷の駆動回路に
    おいて、上記第1スイッチング素子及び上記第2スイッ
    チング素子が絶縁ゲート型バイポーラトランジスタであ
    り、上記第4スイッチング素子がMOSトランジスタで
    あることを特徴とする容量性負荷の駆動回路。
  6. 【請求項6】複数の駆動回路を備え、 各々の駆動回路がトーテムポール接続される第1スイッ
    チング素子及び第2スイッチング素子を備え、 上記トーテムポール接続の一端,接続点、及び他端が、
    それぞれ電源,容量性負荷への出力、及び基準電位に接
    続され、 上記第1スイッチング素子は、上記一端と上記接続点と
    の間に接続され、 上記第2スイッチング素子は、上記接続点と上記他端の
    間に接続され、 上記各々の駆動回路における、上記トーテムポール接続
    の上記一端と、上記第1スイッチング素子の制御端子と
    が、それぞれ上記複数の駆動回路の間で互いに接続さ
    れ、互いに接続された上記一端と、互いに接続された上
    記制御端子との間に、第3スイッチング素子を含む回路
    が接続されることを特徴とする容量性負荷の駆動回路。
  7. 【請求項7】複数の走査側電極と、 複数のデータ側電極と、 上記複数の走査側電極と上記複数のデータ側電極との間
    に接続される容量性の複数の表示画素と、を有する表示
    パネルを備え、 上記複数の走査側電極は複数の駆動回路の出力に接続さ
    れ、 上記駆動回路は、 トーテムポール接続される第1スイッチング素子及び第
    2スイッチング素子を備え、 上記トーテムポール接続の一端,接続点、及び他端が、
    それぞれ電源,容量性負荷への出力、及び基準電位に接
    続され、 上記第1スイッチング素子は、上記一端と上記接続点と
    の間に接続され、 上記第2スイッチング素子は、上記接続点と上記他端の
    間に接続され、 上記トーテムポール接続の上記一端と、上記第1スイッ
    チング素子の制御端子との間に、第3スイッチング素子
    を含む回路が接続されることを特徴とする表示装置。
  8. 【請求項8】複数の走査側電極と、 複数のデータ側電極と、 上記複数の走査側電極と上記複数のデータ側電極との間
    に接続される容量性の複数の表示画素と、を有する表示
    パネルを備え、 上記複数の走査側電極は複数の駆動回路の出力に接続さ
    れ、 上記駆動回路は、 トーテムポール接続される第1スイッチング素子及び第
    2スイッチング素子を備え、 上記トーテムポール接続の一端,接続点、及び他端が、
    それぞれ電源,容量性負荷への出力、及び基準電位に接
    続され、 上記第1スイッチング素子は、上記一端と上記接続点と
    の間に接続され、 上記第2スイッチング素子は、上記接続点と上記他端の
    間に接続され、 上記トーテムポール接続の上記一端と、上記第1スイッ
    チング素子の制御端子との間に、第3スイッチング素子
    を含む回路が接続され、 上記第1スイッチング素子の上記制御端子と、上記トー
    テムポール接続の上記他端との間に第4スイッチング素
    子が接続され、 上記第1スイッチング素子の上記制御端子と、上記接続
    点との間にダイオードが接続されることを特徴とする表
    示装置。
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