JPH10269510A - リードアンプ回路および半導体集積回路 - Google Patents

リードアンプ回路および半導体集積回路

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JPH10269510A
JPH10269510A JP9076005A JP7600597A JPH10269510A JP H10269510 A JPH10269510 A JP H10269510A JP 9076005 A JP9076005 A JP 9076005A JP 7600597 A JP7600597 A JP 7600597A JP H10269510 A JPH10269510 A JP H10269510A
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transistor
head
transistors
amplifier circuit
cascode connection
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Application number
JP9076005A
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English (en)
Inventor
Takeshi Hirose
豪 廣瀬
Yuji Nagaya
裕士 長屋
Takashi Hashimoto
崇 橋本
Maki Yoshinaga
眞樹 吉永
Noriaki Hatanaka
紀明 畑中
Yuji Soga
雄二 曽我
Atsushi Moriya
篤 森谷
Takeo Mochizuki
建男 望月
Sadafumi Kameyama
禎史 亀山
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Hitachi ULSI Engineering Corp
Hitachi Ltd
Hitachi Information Technology Co Ltd
Original Assignee
Hitachi ULSI Engineering Corp
Hitachi Ltd
Hitachi Information Technology Co Ltd
Hitachi Communication Systems Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のリードアンプにおいては、広帯域化の
ためにカスコード接続用トランジスタを用いているが、
カスコード接続用トランジスタのベース抵抗によるノイ
ズが高周波帯域で大きくなるという問題があった。 【解決手段】 MRヘッド対応のカレントバイアス・カ
レントセンス方式のリードアンプにおいてカスコード接
続用トランジスタを2段積み構成となし、各カスコード
接続用トランジスタのエミッタに少数のヘッドバイアス
用トランジスタを接続することによって、1つのカスコ
ード接続用トランジスタに接続される寄生容量を低減さ
せるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ヘッドの駆動
回路さらには磁気抵抗ヘッド(以下、MRヘッドと称す
る)を有する磁気データの読出し回路に適用して有効な
技術に関し、例えば磁気ディスクドライブ装置のヘッド
部に設けられるリード・ライトICに利用して有効な技
術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ハードディスク記憶装置におい
て、記録媒体である磁気ディスクへのデータの書込みや
磁気ディスクからのデータの読出しは、磁気ヘッドを介
して行われる。この磁気ヘッドには、データの読み出し
(検出および増幅)を行なうためのリードアンプやデー
タの書き込みを行なうためのライトアンプと呼ばれる回
路を備えたリード・ライトIC(ヘッドドライバ)が結合
される。
【0003】本発明者等は、上記リード・ライトICに
設けられるMRヘッド対応のリードアンプで、複数のM
Rヘッドが接続可能なリードアンプとして、図5に示す
ようなカレントバイアス・カレントセンス方式のリード
アンプについて検討した。
【0004】なお、MRヘッド対応のカレントバイアス
・カレントセンス方式のリードアンプに関する発明とし
は米国特許第5,270,882号などがある。
【0005】図5のリードアンプは、MRヘッドが接続
される複数対のヘッド端子X1,Y1;X2,Y2;‥
‥‥と、該ヘッド端子間にそれぞれ接続されたMRヘッ
ドHMR1,HMR2,‥‥‥にバイアス電流を流すヘッドバ
イアス用トランジスタQb1,Qb2,‥‥‥と、これ
らのトランジスタのコレクタに接続された定電流用トラ
ンジスタQP1およびMRヘッドに流れる電流の変化を
検出して電圧の変化に変換するベース接地型のトランジ
スタ(以下、カスコード接続用トランジスタと称する)
Q1と、そのコレクタ電圧を増幅するアンプAMPと、
上記ヘッドバイアス用トランジスタQb1,Qb2,‥
‥‥のベースに負帰還をかけるフィードバック用アンプ
FBA等から構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】カレントバイアス・カ
レントセンス方式のリードアンプにおいては、広帯域化
のためにカスコード接続用トランジスタを用いている
が、カスコード接続用トランジスタのベース抵抗による
ノイズが高周波帯域で大きくなるという問題があった。
これは、カスコード接続用トランジスタQ1のエミッタ
に寄生する容量が原因である。つまり、カスコード接続
用トランジスタQ1のエミッタ寄生容量によって、高周
波帯域においてはQ1のエミッタが等価的に接地された
ことになり、それによって、カスコード接続用トランジ
スタQ1のベース抵抗のノイズが増幅されるためであ
る。
【0007】図5の回路のように、1つの回路に複数の
チャネルのMRヘッドが接続されるように構成されたリ
ードアンプにおいては、カスコード接続用トランジスタ
Q1のエミッタが各ヘッドチャネルの共通のインターフ
ェースになるため、チャネル数すなわちヘッド数が増加
するほどカスコード接続用トランジスタQ1のエミッタ
に接続される寄生容量が大きくなり、その分カスコード
接続用トランジスタQ1のベース抵抗に起因するノイズ
も大きくなってしまうという問題点がある。
【0008】この発明の目的は、MRヘッド対応のカレ
ントバイアス・カレントセンス方式のリードアンプにお
いて、カスコード接続用トランジスタのエミッタに接続
される寄生容量を小さくし、高周波帯域におけるノイズ
を低減することにある。
【0009】この発明の前記ならびにそのほかの目的と
新規な特徴については、本明細書の記述および添附図面
から明らかになるであろう。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を説明すれば、下記のと
おりである。
【0011】すなわち、本発明は、MRヘッドにバイア
ス電流を流すトランジスタと該トランジスタにカスコー
ド接続されたベース接地型のトランジスタとを備えたM
Rヘッド対応のカレントバイアス・カレントセンス方式
のリードアンプにおいてカスコード接続用トランジスタ
を複数に分割し、各カスコード接続用トランジスタのエ
ミッタに少数のヘッドバイアス用トランジスタを接続す
ることによって、1つのカスコード接続用トランジスタ
に接続されるヘッドバイアス用トランジスタの数を減ら
すようにしたものである。
【0012】上記した手段によれば、それぞれのカスコ
ード接続用トランジスタのエミッタに接続される寄生容
量を小さくすることができるので、高周波帯域における
カスコード接続用トランジスタのベース抵抗に起因する
ノイズを低減することができる。
【0013】さらに、上記カスコード接続用トランジス
タを2段積み構成となし、下段のカスコード接続用トラ
ンジスタのエミッタに少数のヘッドバイアス用トランジ
スタを接続することによって、1つのカスコード接続用
トランジスタに接続されるヘッドバイアス用トランジス
タの数を減らすようにしたものである。
【0014】これによって、それぞれのカスコード接続
用トランジスタのエミッタに接続される寄生容量を小さ
くすることができるので、高周波帯域におけるカスコー
ド接続用トランジスタのベース抵抗に起因するノイズを
低減することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施例を図
面に基づいて説明する。図1には本発明が適用されたリ
ードアンプ回路の第1の実施例が示されている。
【0016】この実施例のリードアンプ回路は、特に制
限されないが、10個のMRヘッドHMR1,HMR2,‥‥
‥HMR10が接続される10対のヘッド端子X1,Y1;
X2,Y2;‥‥‥X10,Y10が設けられ、各ヘッ
ド端子対のうち一方のヘッド端子X1,X2,‥‥‥X
10にはそれぞれ上記各MRヘッドにバイアス電流を流
すヘッドバイアス用トランジスタQb1,Qb2,‥‥
‥Qb10のエミッタが接続されている。上記ヘッドバ
イアス用トランジスタQb1,Qb2,‥‥‥Qb10
はそれぞれ2個ずつ対にされ、各対のヘッドバイアス用
トランジスタQb1,Qb2;‥‥‥;Qb9,Qb1
0のコレクタ同士が結合されてカスコード接続用トラン
ジスタQ11,Q12‥‥‥Q15のエミッタに接続さ
れ、これらのカスコード接続用トランジスタQ11,Q
12‥‥‥Q15のコレクタは互いに結合されて、さら
に上段のカスコード接続用トランジスタQ1に接続され
ている。
【0017】上記カスコード接続用トランジスタQ1
1,Q12‥‥‥Q15のベースには定電圧Vref1が共
通に印加され、またカスコード接続用トランジスタQ1
のベースには定電圧Vref2が印加されてそれぞれベース
接地型トランジスタとして動作する。Vref2はVref1よ
りもVBE(ベース・エミッタ間電圧)以上高い電圧とさ
れる。また、上記各対のヘッドバイアス用トランジスタ
Qb1,Qb2;‥‥‥;Qb9,Qb10のベース端
子と接地電位GNDとの間にはそれぞれダイオードDと
抵抗R0とからなるベースバイアス回路が接続され、各
ヘッドバイアス用トランジスタQb1,Qb2;‥‥
‥;Qb9,Qb10のベースに所定のベース電圧を印
加するように構成されている。
【0018】さらに、上記各対のヘッドバイアス用トラ
ンジスタQb1,Qb2;‥‥‥;Qb9,Qb10の
ベース端子および上記ベースバイアス回路のダイオード
Dと抵抗R0の接続ノードにはノイズを除去するための
外付け容量を接続するための外部端子(ピン)T1,T
2が接続されている。また、上記各対のヘッド端子のう
ち、カスコード接続用トランジスタと反対側のヘッド端
子Y1,Y2,‥‥‥Y10は接地電位GNDに接続さ
れる。
【0019】上記下段のカスコード接続用トランジスタ
Q11,Q12‥‥‥Q15の共通コレクタと電源電圧
Vccとの間にはpnpトランジスタQP1と抵抗R3
とが直列形態に接続されている。そして、トランジスタ
QP1は、電源電圧Vccと定電流源I1との間に抵抗
R2とともに直列形態に接続されたpnpトランジスタ
QP2とカレントミラー接続され、定電流源として動作
する。R4は、上記トランジスタQP1,QP2のベー
スと電源電圧Vccとの間に接続され、QP3ととも
に、トランジスタQP1,QP2にベース電流を供給す
る。
【0020】上記上段のカスコード接続用トランジスタ
Q1のコレクタと電源電圧Vccとの間には抵抗R1が
接続され、トランジスタQ1のコレクタと抵抗R1との
接続ノードN1の電位が差動増幅回路からなるアンプA
MPの一方の入力端子に、また上記抵抗R2とカレント
ミラー・トランジスタQP2との接続ノードN2の電位
が上記アンプAMPの他方の入力端子に接続されてい
る。上記ノードN2の電位は固定であり、アンプAMP
はこのノードN2の電位を基準としてヘッドに流れる電
流に応じて変動する上記ノードN1の電位変化を増幅す
る。
【0021】さらに、上記ノードN1,N2にはその電
位差に応じて、上記ヘッドバイアス用トランジスタQb
1,Qb2のベースに負帰還をかけるフィードバック用
アンプFBAが接続されている。また、上記アンプAM
Pの基準側電位を与える上記ノードN2にはノイズを除
去するための外付け容量を接続するための外部端子(ピ
ン)T3が設けられている。
【0022】なお、この実施例のリードアンプ回路は、
上記各MRヘッドにバイアス電流を与えるヘッドバイア
ス用トランジスタQb1〜Qb10のうちいずれか一つ
が、図示しない制御回路から供給される選択信号によっ
て択一的にバイアス状態とされる。
【0023】次に、上記リードアンプ回路の動作を説明
する。
【0024】この実施例のリードアンプ回路は、トラン
ジスタQP1により電流源I1に流れる電流を抵抗R2
とR3の比に応じてコピーされた電流i1と、フィード
バックアンプFBAによってノードN1とN2のレベル
が同じになるときに抵抗R1によって決まる電流の和
が、MRヘッドに流れる電流になる。MRヘッドHMRの
抵抗Rmrの微小変化(データ信号)ΔRmrは、R1
とRmr自身によって増幅される。
【0025】本実施例のリードアンプは、10個のヘッ
ドチャネルをもち、10個のヘッドのうち2つずつが、
下段のカスコード接続用トランジスタQ11,Q12‥
‥‥Q15のエミッタに接続される。つまり、この場
合、下段のカスコード接続用トランジスタは5つ必要に
なる。また、この5つのトランジスタのコレクタは、上
段のカスコード接続用トランジスタQ1のエミッタに接
続される。従って、上段のカスコード接続用トランジス
タQ1のエミッタに付く寄生容量は5×Cbであり、下
段のカスコード接続用トランジスタQ11,Q12‥‥
‥Q15のエミッタに付く寄生容量は2×CAである。
従って、簡単のため、Q1とQ11〜Q15のベース抵
抗が発生するノイズを等しくVnとすると、ノードN1
におけるこれらのノイズVn()は、次式(数1)で
与えられる。また、図5に示す従来回路の場合は、式
(数2)で与えられる。
【0026】
【数1】
【0027】
【数2】 式(1)と式(2)とを比較すると、仮にカスコード接
続用トランジスタQ11〜Q15とヘッドバイアス用ト
ランジスタQb1〜Qb10のサイズが同じでエミッタ
の寄生容量CAとCbが等しいとしても本実施例のリード
アンプの方がノイズが約2分の1程度小さい値となり、
ノイズ低減効果が得られることが解る。このノイズ低減
効果は、高周波帯域において顕著である。
【0028】しかも実際のリードアンプでは、ヘッドバ
イアス用トランジスタQb1はベース抵抗の小さいロー
ノイズのトランジスタを用いる必要があるため、素子の
サイズ(特にベース,エミッタサイズ)はカスコード接
続用トランジスタQ1やQ11〜Q15より大きくしな
ければならない。よって、エミッタの寄生容量CA,Cb
はCA>>Cbである。従って、式(1)と式(2)よ
り、本実施例のリードアンプのノイズの方がさらに小さ
い値となることが解る。
【0029】図3に上記カスコード接続用トランジスタ
Q11〜Q15とヘッドバイアス用トランジスタQb1
〜Qb10を構成するトランジスタの好適な実施例を示
す。カスコード接続用トランジスタQ11〜Q15はヘ
ッドに流す電流によってエレクトロマイグレーションを
起こさない程度の大きさであればよいので、素子の構造
は図3(a)のような一般的な構造とすることができ
る。符号Eはエミッタ領域、Bはベース領域、Cはコレ
クタ領域である。これに対してヘッドバイアス用トラン
ジスタQb1〜Qb10は、ローノイズすなわちベース
抵抗が小さいことが望まれる。そこで、図3(b)のよ
うにエミッタ領域Eとベース領域Bをそれぞれ櫛歯状に
して互いに噛合わせるように配置した構造のトランジス
タを用いることにより、ベース抵抗を減らすことができ
る。
【0030】図3(b)のようにトランジスタを構成す
ると図3(a)のタイプのトランジスタに比べて寄生容
量が大きくなるが、前述したように、カスコード接続用
トランジスタを縦積み構成とし、1つのカスコード接続
用トランジスタに対して2個ずつヘッドバイアス用トラ
ンジスタを接続した本実施例のリードアンプを用いるこ
とによりノイズを有効に低減することができる。
【0031】図2に本発明に係るリードアンプの他の実
施例を示す。この実施例は、カスコード接続用トランジ
スタを分割してQ11〜Q15とし、各トランジスタに
対して2個ずつヘッドバイアス用トランジスタQb1,
Qb2;Qb3,Qb4;‥‥‥Qb9,Qb10を接
続するようにしたものである。すなわち、図1の実施例
における上段のカスコード接続用トランジスタQ1を省
略したものである。このようにしても、カスコード接続
用トランジスタに接続されるヘッドバイアス用トランジ
スタのエミッタに接続される寄生容量を小さくすること
ができるため、ノイズを低減することが可能である。
【0032】図4には、上記実施例のリードアンプを備
え磁気ヘッドを駆動するリード・ライトICの構成例が
示されている。この実施例のリード・ライトICは同時
に複数の磁気ディスクをアクセスすることができるよう
に、複数のリードアンプ1と複数のライトアンプ2を備
え、各アンプにそれぞれ読出し用MRヘッドMRと書き
込み用ヘッドINDが接続可能にされるとともに、リー
ドアンプ1には後段のアンプ3が接続され検出された信
号を増幅してリードデータとして図外のマイクロプロセ
ッサ等へ出力する。
【0033】ライトアンプ2には、マイクロプロセッサ
等から供給されるライトデータを入力バッファ4で受け
てレベル変換回路5でレベル変換された信号(実施例の
書き込みデータ信号WD,/WD)が入力されて対応す
るヘッドを駆動する。なお、図4において、6は上記複
数のMRヘッドのうちいずれのヘッドをバイアスさせる
か選択したり動作モードを決定し内部の制御信号を形成
する制御回路、7は上記各アンプ1,2で使用する基準
電圧を発生する基準電圧発生回路である。
【0034】以上説明したように、上記実施例は、ヘッ
ドにバイアス電流を流すトランジスタと該トランジスタ
にカスコード接続されたベース接地型のトランジスタと
を備えたMRヘッド対応のカレントバイアス・カレント
センス方式のリードアンプにおいてカスコード接続用ト
ランジスタを複数に分割し、各カスコード接続用トラン
ジスタのエミッタに少数のヘッドバイアス用トランジス
タを接続するようにしたので、それぞれのカスコード接
続用トランジスタのエミッタに接続される寄生容量を小
さくすることができ、これによって高周波帯域における
カスコード接続用トランジスタのベース抵抗に起因する
ノイズを低減することができるという効果がある。
【0035】さらに、上記カスコード接続用トランジス
タを2段積み構成となし、下段のカスコード接続用トラ
ンジスタのエミッタに少数のヘッドバイアス用トランジ
スタを接続することによって、1つのカスコード接続用
トランジスタに接続されるヘッドバイアス用トランジス
タの数を減らすようにしたので、それぞれのカスコード
接続用トランジスタのエミッタに接続される寄生容量を
小さくすることができ、高周波帯域におけるカスコード
接続用トランジスタのベース抵抗に起因するノイズをさ
らに低減することができるという効果がある。
【0036】上記ノイズ低減効果は特に高周波帯域にお
いて顕著である。つまり、読み出し速度を速くしてもベ
ースノイズによる影響を少なくすることができる。従っ
て、将来リード・ライトICが高速化されたときに極め
て有効な技術である。
【0037】また、上記実施例のリードアンプにおいて
は、ヘッドバイアス用トランジスタのベース端子に負帰
還をかけるフィードバック用アンプを設けているので、
ベースバイアス用トランジスタの動作点が安定するとい
う効果がある。
【0038】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変更可能であることはいうまでもない。例えば前記
実施例では、ヘッドチャネル数を10個にした場合につ
いて説明したが、チャネル数は任意の数とすることがで
きる。また、前記実施例では、下段のカスコード接続用
トランジスタQ11〜Q15に対して2個ずつヘッドバ
イアス用トランジスタQbを接続したが、1つのカスコ
ード接続用トランジスタに対して3個あるいは4個ずつ
ヘッドバイアス用トランジスタを接続するようにしてよ
い。カスコード接続用トランジスタに対して接続するヘ
ッドバイアス用トランジスタの数は、トランジスタQ1
のベースノイズが最も小さくなるように決定すれば良
い。
【0039】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野である磁気ヘ
ッドのリード・ライトICに内蔵されるリードアンプに
適用した場合について説明したが、本発明はそれに限定
されるものでなく、リードアンプを備えた半導体集積回
路一般に利用することができる。
【0040】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
のとおりである。
【0041】すなわち、MRヘッド対応のカレントバイ
アス・カレントセンス方式のリードアンプにおいて、カ
スコード接続用トランジスタに接続される寄生容量を小
さくし、高周波帯域におけるノイズを低減することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るリードアンプ回路の一実施例を示
す回路図である。
【図2】本発明に係るリードアンプ回路の他の実施例を
示す回路図である。
【図3】本発明に係るリードアンプ回路を構成するカス
コード用トランジスタおよびヘッドバイアス用トランジ
スタに適用して好適な構成例をレイアウト図である。
【図4】上記実施例のリードアンプ回路を備え磁気ヘッ
ドを駆動するリード・ライトICの構成例を示すブロッ
ク図である。
【図5】本発明に先立って検討したカレントバイアス・
カレントセンス方式のリードアンプ回路の一例を示す回
路図である。
【符号の説明】
HMRMRヘッド(磁気抵抗ヘッド) X,Y ヘッド端子 Qb1〜Qb10 ヘッドバイアス用トランジスタ Q1 上段カスコード接続用トランジスタ Q11〜Q15 下段カスコード接続用トランジスタ AMP 差動増幅回路 FBA フィードバック用アンプ E エミッタ領域 B ベース領域 C コレクタ領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 000233468 日立超エル・エス・アイ・エンジニアリン グ株式会社 東京都国分寺市東恋ケ窪三丁目1番地1 (72)発明者 廣瀬 豪 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 長屋 裕士 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 橋本 崇 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 吉永 眞樹 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 畑中 紀明 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式会 社日立製作所ストレージシステム事業部内 (72)発明者 曽我 雄二 神奈川県秦野市堀山下1番地 株式会社日 立インフォメーションテクノロジー内 (72)発明者 森谷 篤 神奈川県秦野市堀山下1番地 株式会社日 立インフォメーションテクノロジー内 (72)発明者 望月 建男 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町180番地 日 立通信システム株式会社内 (72)発明者 亀山 禎史 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 日 立超エル・エス・アイ・エンジニアリング 株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気抵抗ヘッドが接続される複数対のヘ
    ッド端子を備え、これらのヘッド端子に接続されて各ヘ
    ッドにバイアス電流を流すトランジスタと、これらのト
    ランジスタのコレクタ側にカスコード接続されてヘッド
    に流れる電流の変化を増幅するベース接地型のトランジ
    スタとを備えたリードアンプ回路において、 上記カスコード接続用トランジスタを複数に分割し、各
    カスコード接続用トランジスタのエミッタに上記複数の
    ヘッドバイアス用トランジスタを分割して接続するよう
    にしたことを特徴とするリードアンプ回路。
  2. 【請求項2】 磁気抵抗ヘッドが接続される複数対のヘ
    ッド端子を備え、これらのヘッド端子に接続されて各ヘ
    ッドにバイアス電流を流すトランジスタと、これらのト
    ランジスタのコレクタ側にカスコード接続されてヘッド
    に流れる電流の変化を増幅するベース接地型のトランジ
    スタとを備えたリードアンプ回路において、 上記カスコード接続用トランジスタを2段積み構成とな
    し、下段のカスコード接続用トランジスタのエミッタに
    少数のヘッドバイアス用トランジスタを接続するように
    したことを特徴とするリードアンプ回路。
  3. 【請求項3】 上段のカスコード接続用トランジスタの
    コレクタ端子と電源電圧端子との間に抵抗が接続され、
    該抵抗による電圧降下の変化を基準電圧と比較して増幅
    する差動増幅回路を備えてなることを特徴とする請求項
    2に記載のリードアンプ回路。
  4. 【請求項4】 上記差動増幅回路と同一の入力信号と入
    力とし、上記ヘッドバイアス用トランジスタのベース端
    子に負帰還をかけるフィードバック用アンプを備えてな
    ることを特徴とする請求項3に記載のリードアンプ回
    路。
  5. 【請求項5】 上記下段の複数のカスコード接続用トラ
    ンジスタのコレクタ端子には定電流用トランジスタが接
    続されているとともに、この定電流用トランジスタは上
    記基準電圧を発生する回路を構成するトランジスタとカ
    レントミラー回路を構成していることを特徴とする請求
    項3または4に記載のリードアンプ回路。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載のリード
    アンプ回路と、磁気データの書き込みを行なうライトア
    ンプ回路とが1つの半導体チップ上に形成されてなるこ
    とを特徴とする半導体集積回路。
JP9076005A 1997-03-27 1997-03-27 リードアンプ回路および半導体集積回路 Pending JPH10269510A (ja)

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JP (1) JPH10269510A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005159860A (ja) * 2003-11-27 2005-06-16 Mitsubishi Electric Corp 広帯域増幅器

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JP2005159860A (ja) * 2003-11-27 2005-06-16 Mitsubishi Electric Corp 広帯域増幅器

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