JPH10268820A

JPH10268820A - 情報表示システム

Info

Publication number: JPH10268820A
Application number: JP9068529A
Authority: JP
Inventors: Nobutoshi Izawa; 信寿伊澤; Kazuyuki Tokunaga; 和幸徳永; Mitsukuni Shibuya; 光邦渋谷; Teruaki Noda; 輝昭野田
Original assignee: Tamura Electric Works Ltd
Current assignee: Tamura Electric Works Ltd
Priority date: 1997-03-21
Filing date: 1997-03-21
Publication date: 1998-10-09

Abstract

(57)【要約】【課題】不慣れな地域を訪問した場合、簡単にその地
域の情報を得る。【解決手段】各地区に配設され該当地区固有の地図情
報及び各商店の広告情報からなる地区情報を格納するセ
ンタ装置３と、センタ装置３とＩＳＤＮ回線２を介して
接続される公衆電話機１とを設け、センタ装置３は公衆
電話機１に定期的に地区情報をダウンロードしてＲＡＭ
２０に格納させる。ここで、公衆電話機１においてカー
ドを挿入して所定操作を行うと、表示部１７には地区情
報が表示される。なお地図情報を表示する場合は有料で
あり、カードから所定額が減じられる。従って、不慣れ
な地域を訪問した場合、その地区の公衆電話機にカード
を挿入して所定操作を行うことにより、簡単にその地域
の情報を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、地区情報の表示を
行う公衆端末に関する。

【０００２】

【従来の技術】或る地域を初めて訪れるような場合、あ
るいは不慣れな地域を訪問するような場合は、その地域
の地図などを書店で買い求めて該地域の情報を得るよう
にしている。また、地図などが得られない場合は、訪問
先の地域の警官派出所等で道案内を請うようにしてい
る。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、新たな地域を
訪問する毎に地図を買い求めようとしても、その地域に
地図を販売する書店があるとは限らず、またそのような
書店があったとしても書店探索に時間がかかるという問
題があった。また、不慣れな地域を訪問する毎にその地
域で道案内を請うのは面倒であるという問題もあった。
従って本発明は、不慣れな地域を訪問した場合、簡単に
その地域の情報を得ることを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本発明は、地区情報を格納するセンタと、上記
センタと接続される公衆端末とからなる情報表示システ
ムであって、公衆端末に、センタからダウンロードされ
る地区情報を表示する表示手段を設けたものである。従
って、不慣れな地域を訪問した場合、公衆端末に表示さ
れる地区情報から簡単にその地域の情報を得ることがで
きる。また、地区情報を、地図情報及び広告情報とした
ものである。また、地図情報の表示に対しては課金を行
い、前記広告情報の表示に対しては課金を行わないよう
にしたものである。また、広告情報は契約期間満了によ
り消去されるものである。また、公衆端末を公衆電話機
としたものである。また、地区情報のダウンロード中に
は公衆電話機の利用を禁止するようにしたものである。
また、公衆電話機の利用中はダウンロードを禁止するよ
うにしたものである。また、価値情報が記録されたカー
ドの挿入後に地区情報の有料及び無料を表示するもので
ある。

【０００５】

【発明の実施の形態】以下、本発明について図面を参照
して説明する。図１は、本発明に係る情報表示システム
の構成を示すブロック図である。同図において、この情
報表示システムは、ＩＣカードによる通話が可能な公衆
電話機１と、公衆電話機１とＩＳＤＮ回線２を介して接
続されるセンタ装置３とからなる。

【０００６】公衆電話機１には、公衆電話機１の全体を
制御するＣＰＵ１１、ＩＳＤＮ回線２のインタフェース
である回線インタフェース回路１２、音声信号のデジタ
ル・アナログ変換及びアナログ・デジタル変換を行うコ
ーディック１３が設けられている。そして、コーディッ
ク１４に送受話器１４が接続される。また、公衆電話機
１には、挿入されたＩＣカードの搬送やカードデータの
記録・再生を行うＩＣカードリーダライタ１５が設けら
れ、リーダライタインタフェース回路１６を介してＣＰ
Ｕ１１に接続されている。

【０００７】また、公衆電話機１には、各種の表示を行
う液晶などの表示部１７が設けられ、表示制御回路１８
を介してＣＰＵ１１に接続されている。なお、ＣＰＵ１
１には、この他、データを記憶するＲＡＭ、ダイヤルキ
ー等の操作部２０が接続されている。一方、センタ装置
３は、ＣＰＵ３１と、ＩＳＤＮ回線２とのインタフェー
スである回線インタフェース回路３２と、データを記憶
するＲＡＭ３３と、時計ＩＣ３４とが設けられている。

【０００８】ここで、センタ装置３は、各地域毎にそれ
ぞれ配設され、配設された該当地区の地図情報や該当地
区の商店の広告情報等がＲＡＭ３３に格納される。ＲＡ
Ｍ３３にこうした地図情報や広告情報からなる地区情報
が格納されると、センタ装置３のＣＰＵ３１は、回線イ
ンタフェース回路３２を制御して該当地域に配設されて
いる各公衆電話機に対し定期的に呼出を行う。そして、
公衆電話機１がこの呼出に応答すると、ＲＡＭ３３内の
地図情報や広告情報を読み出してＩＳＤＮ回線２を介し
公衆電話機１へダウンロードする。

【０００９】一方、公衆電話機１はセンタ装置３からの
呼出による着信が回線インタフェース回路１２を介して
到来すると、公衆電話機１のＣＰＵ１１は回線インタフ
ェース回路１２を制御してこの着信に応答すると共に、
このときセンタ装置３からダウンロードされてくる地図
情報及び広告情報からなる地区情報を受信すると、ＲＡ
Ｍ２０に格納する。

【００１０】ここで、利用者により操作部１９の所定操
作が行われると、ＣＰＵ１１はこの所定操作を検出し、
この場合、ＲＡＭ２０に格納されている地区情報を読み
出し表示制御回路１８に出力し表示部１７に表示させ
る。従って、不慣れな地域を訪問した訪問者がその地域
に配設されている公衆電話機１にＩＣカードを挿入して
所定操作を行うと、その地域の地図情報が表示部１７に
表示されることから、訪問者はその地域の地図を買い求
める必要がなく、またその地域で道案内を請う必要もな
く、簡単にその地域の情報を得ることができる。

【００１１】図２及び図３はそれぞれセンタ装置３及び
公衆電話機１の各ＣＰＵの動作を示すフローチャートで
ある。このフローチャートに従って本発明の要部動作を
詳細に説明する。まず図２のセンタ装置３の動作から説
明する。センタ装置３内の図示しない入力部から地図デ
ータを入力すると、ＣＰＵ３１はステップＳ１の地図情
報の格納を「Ｙ」と判定し、この場合、ステップＳ４で
ＲＡＭ３３の第１の領域に地図データを格納する。

【００１２】次に、上記入力部から地域の或る商店の広
告データを入力すると、ＣＰＵ３１はステップＳ２の広
告情報の格納を「Ｙ」と判定する。この場合、ＣＰＵ３
１は図示しない操作部の操作による上記広告データの契
約満了日をステップＳ３でＲＡＭ３３の第２の領域に記
憶し、かつステップＳ４でこの契約満了日に関連づけて
上記広告データをＲＡＭ３３の第２領域に格納する。ま
た、他の商店の広告データを入力した場合も、同様にそ
の広告データの依頼者との契約による契約満了日及び対
応の広告データをＲＡＭ３３の第２の領域に格納する。

【００１３】こうして地図情報や広告情報などの地区情
報がＲＡＭ３３に格納されると、ＣＰＵ３１はその地区
情報をその地域の各公衆電話機にダウンロードする。即
ち、この場合は、ステップＳ５の「格納した情報のダウ
ンロード？」の判定が「Ｙ」となり、ステップＳ６で公
衆電話機１に発信して呼び出しを行い、公衆電話機１が
応答すると、ＲＡＭ３３の地区情報を読み出して公衆電
話機１にダウンロードし、地区情報を格納させる。そし
て１台の公衆電話機へのダウンロードが終了すると、順
次各公衆電話機を選択して同様に地区情報をダウンロー
ドする。

【００１４】こうした地区情報の各公衆電話機へのダウ
ンロードは、各公衆電話機が使用されていない深夜に行
われる。即ち、ＣＰＵ３１は時計ＩＣ３４の時刻を入力
してその時刻が深夜時間になったときダウンロードを行
う。また、ＣＰＵ３１は各公衆電話機に対するダウンロ
ードが終了した後、時計ＩＣ３４の月日データに基づい
て例えば１ヶ月経過する毎に定期的なダウンロードを行
い、公衆電話機の地区情報を最新の情報に更新する。

【００１５】その後、ＣＰＵ３１は、ＲＡＭ３３の第２
領域に記憶した契約満了日を読み出し、この日付が時計
ＩＣ３４からの月日データと一致するか否かをステップ
Ｓ７で判断する。そして、時計ＩＣ３４の月日データが
契約満了日に達しない場合はステップＳ１に戻って地図
データの格納判断や広告データの格納判断を行う。な
お、時計ＩＣ３４の月日データが契約満了日に達してス
テップＳ７の判定が「Ｙ」となると、ステップＳ８で対
応の広告データ及びその契約満了日をＲＡＭ３３の第２
の領域から消去する。そして、第２の領域の広告データ
が各公衆電話機へダウンロードされることにより、各公
衆電話機に格納されている契約満了となった広告データ
も消去される。

【００１６】次に、このようなセンタ装置３の動作に応
動する公衆電話機１のＣＰＵ１１の動作を図３のフロー
チャートに基づいて説明する。まずステップＳ１１では
着信の判断を行い、ＩＳＤＮ回線２への着信の到来が検
出されると、ＣＰＵ１１は着信応答し、続いてステップ
Ｓ１２でセンタ装置３から上述した地区情報がダウンロ
ードされてくるか否かを判断する。ここで、地区情報が
ダウンロードされてない場合、或いはこの着信がセンタ
装置からの着信ではない場合は、応答回線を開放してス
テップＳ１１へ戻る。

【００１７】また、このときセンタ装置３から地区情報
がダウンロードされてきた場合は、ステップＳ１３でそ
の地区情報を受信する。そして、この受信情報が地図情
報の場合はＲＡＭ２０の第１の領域に、また受信情報が
広告情報の場合はＲＡＭ２０の第２の領域にそれぞれ格
納する。その後、回線を開放してステップＳ１１に戻
る。

【００１８】一方、着信が到来しないときに利用者によ
り公衆電話機１にＩＣカードが挿入されると、ＣＰＵ１
はステップＳ１４の「カード挿入？」を「Ｙ」と判定す
る。この場合、引き続いて利用者により操作される操作
部１９からのダイヤル情報の検出判断を行い、この操作
情報がダイヤル「＊」，「１」でありステップＳ１５で
「Ｙ」と判定されれば、ＣＰＵ１１は、ステップＳ１６
でＲＡＭ２０の第１の領域に格納されている地図情報を
選択する。続いて表示制御回路１８に、例えば「地図情
報を選択した場合は○○円必要です。取り消す場合はダ
イヤル＃キーを押下して下さい。」旨の表示メッセージ
を出力し表示部１７の所定領域に表示させる。

【００１９】このような表示メッセージを利用者が確認
することにより、利用者が一定時間内に操作部１９内の
ダイヤル＃キーを操作すると、ステップＳ１８の判定が
「Ｙ」となり、この場合は地図情報の選択を取り消し、
かつＩＣカードを返却する取り消し処理をステップＳ２
１で実行する。一方、利用者が取り消し操作を行わない
場合は、選択した地図情報をＲＡＭ２０の第１の領域か
ら取り出してステップＳ１９で表示部１７に表示する。
続いて、ステップＳ２０でＩＣカードから所定額を減じ
る。

【００２０】一方、利用者により操作された操作情報が
ダイヤル「＊」，「２」であり、ステップＳ２２で
「Ｙ」と判定されれば、ＣＰＵ１１は、ステップＳ２３
でＲＡＭ２０の第２の領域に格納されている広告情報を
選択する。続いて、表示制御回路１８に、例えば「広告
情報を選択した場合は無料です。」旨の表示メッセージ
を出力し表示部１７の所定領域に表示させる。続いてス
テップＳ２５で、挿入ＩＣカードを返却し、その後、選
択した広告情報をＲＡＭ２０の第２の領域から取り出し
てステップＳ２６で表示部１７に表示する。

【００２１】また、ＩＣカードを挿入後、利用者が上記
以外のダイヤル操作を行い、ステップＳ２２で「Ｎ」と
なる場合は、ステップＳ２７で通常の発信処理を行う。
即ちＣＰＵ１１は、ＩＣカードが挿入され、オフフック
後に操作部１９のダイヤルキー操作により相手番号が入
力されると、周知のように、ダイヤル発信を行って相手
の呼出を行う。そして相手がこの呼出に応答するとＩＣ
カードから度数を減算する。

【００２２】なお、センタ装置３から地区情報がダウン
ロードされる時間は上述したように深夜時間帯である
が、このとき偶然に利用者により上記のような発信操作
が行われた場合は、「只今ダウンロード中につき、ご利
用できません」旨の表示出力または音声メッセージの出
力を行って利用者に報知し、利用者の発信を禁止する。
逆に、利用者が通話中にセンタ装置３からダウンロード
された場合は、このダウンロードを禁止し、通話の終了
後に、再度センタ装置３へ再送要求を行って再度ダウン
ロードさせるようにする。

【００２３】また、公衆電話機へ広告データをダウンロ
ードするときに、対応の契約満了日も併せて送信し、公
衆電話機側で契約満了日になるとその広告データを消去
しても良いし、また表示部１７に表示しないように制御
しても良い。また、この実施の形態では、公衆電話機を
用いて地区情報を表示するようにしたが、公衆電話機の
代わりに、表示部を備えた公衆端末を設けてセンタ装置
３に接続し、センタ装置３からその公衆端末に地区情報
をダウンロードして表示させるようにしても良い。ま
た、この実施の形態では、センタ装置３は各地域毎にそ
れぞれ配設されているが、各地域に共通の１台のセンタ
装置３を設けて各地域の地区情報を格納するようにし、
この１台のセンタ装置から各地域の各公衆電話機１へ対
応の地区情報をダウンロードするようにしても良い。

【００２４】

【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、地
区情報を格納するセンタと、センタと接続される公衆端
末とを備え、公衆端末に、センタからダウンロードされ
る地区情報を表示するようにしたので、不慣れな地域を
訪問した場合、公衆端末に表示される地区情報から簡単
にその地域の情報を得ることができる。また、表示され
る地区情報を、地図情報及び広告情報としたので、地域
の商店などの広告収入により本システムを効率よく運営
できる。また、地図情報の表示に対しては課金を行うよ
うにしたので、本システムをより効率よく運営できる。
また、公衆端末を公衆電話機としたので、各所に多数設
置されている既設の公衆電話機を利用して地区情報を表
示できる。また、地区情報のダウンロード中には公衆電
話機の利用を禁止するようにしたので、地区情報を的確
に公衆電話機にダウンロードできる。また、公衆電話機
の利用中はダウンロードを禁止するようにしたので、公
衆電話機を本来の通話目的に利用できる。また、価値情
報が記録されたカードの挿入後に地区情報の有料及び無
料を表示するようにしたので、利用者がカードを用いて
公衆端末を利用する場合、表示される地区情報の有料、
無料を事前に確認できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る情報表示システムの構成を示す
ブロック図である。

【図２】上記システムを構成するセンタ装置の動作を
示すフローチャートである。

【図３】上記システムを構成する公衆電話機の動作を
示すフローチャートである。

【符号の説明】

１…公衆電話機、２…ＩＳＤＮ回線、３…センタ装置、
１１，３１…ＣＰＵ、１２，３２…回線インタフェース
回路、１５…ＩＣカードリーダライタ、１７…表示部、
１８…表示制御回路、１９…操作部、２０，３３…ＲＡ
Ｍ、３４…時計ＩＣ。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号ＦＩＨ０４Ｍ 17/00 Ｈ０４Ｍ 17/00 Ｚ (72)発明者野田輝昭東京都目黒区下目黒二丁目２番３号株式会社田村電機製作所内

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】地区情報を格納するセンタと、前記セン
タと接続される公衆端末とからなる情報表示システムで
あって、前記公衆端末に、前記センタからダウンロードされる地
区情報を表示する表示手段を備えたことを特徴とする情
報表示システム。
【請求項２】請求項１において、前記地区情報は、地図情報及び広告情報からなることを
特徴とする情報表示システム。
【請求項３】請求項２において、前記地図情報の表示に対しては課金を行い、前記広告情
報の表示に対しては課金を行わないことを特徴とする情
報表示システム。
【請求項４】請求項２において、前記広告情報は契約期間満了により消去されることを特
徴とする情報表示システム。
【請求項５】請求項１において、前記公衆端末は公衆電話機であることを特徴とする情報
表示システム。
【請求項６】請求項５において、前記地区情報のダウンロード中には前記公衆電話機の利
用を禁止することを特徴とする情報表示システム。
【請求項７】請求項５において、前記公衆電話機の利用中にはダウンロードを禁止するこ
とを特徴とする情報表示システム。
【請求項８】請求項３において、価値情報が記録されたカードの挿入後に前記地区情報の
有料及び無料を表示することを特徴とする情報表示シス
テム。