JPH10268603A - ドアー開閉検知装置及び画像形成装置 - Google Patents

ドアー開閉検知装置及び画像形成装置

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JPH10268603A
JPH10268603A JP9075135A JP7513597A JPH10268603A JP H10268603 A JPH10268603 A JP H10268603A JP 9075135 A JP9075135 A JP 9075135A JP 7513597 A JP7513597 A JP 7513597A JP H10268603 A JPH10268603 A JP H10268603A
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lever
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JP9075135A
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Yukihiro Kidosaki
幸博 城戸崎
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 全てのドアーを確実に閉じることを可能なら
しめるとともに、誤検知を防いでドアーの開閉を確実に
検知することができるドアー開閉検知装置を提供するこ
と。 【構成】 スイッチを押すために第1のドアーA1に設
けられた第1の押圧部材122と、第2のドアーA2が
開いていたときに第1のドアーA1の閉じ動作を禁止す
るためのレバー142と、該レバー142を押すために
第2のドアーA2に設けられた第2の押圧部材132を
有するドアー開閉検知装置Bにおいて、第2の押圧部材
132を第2のドアーA2の開閉に伴って移動可能に構
成する。本発明によれば、第2のドアーA2を閉めた際
の第2の押圧部材132の精度誤差や熱による経時変化
は該第2の押圧部材132の移動によって吸収されるた
め、全てのドアーA1,A2を確実に閉じることができ
るとともに、誤検知を防いでドアーA1,A2の開閉を
確実に検知することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のドアーが閉
じられたときにそのことを検知してドアースイッチを閉
路させるドアー開閉検知装置と該装置を備える画像形成
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の開閉するドアーを有する装
置においては、ドアー毎にドアー開閉検知装置が設けら
れていた。そのため、例えばマイクロスイッチ等のセン
サー数が増え、配線も複雑となり、コストアップの原因
となっていた。
【0003】ここで、1つのドアー開閉検知装置で複数
のドアーの開閉を検知する装置の例を図15乃至図17
に基づいて説明する。
【0004】即ち、図15は1つのドアー開閉検知装置
で複数のドアーの開閉を検知することができるを画像形
成装置の斜視図、図16及び図17はドアー開閉検知装
置の作用を説明する部分平面図であり、図中、A101
は第1のドアー、A201は第2のドアー、B101は
ドアー開閉検知装置であり、第1のドアーA101は図
示矢印X1 方向に、第2のドアーA201は図示矢印Y
1 方向にそれぞれ開閉可能である。尚、ドアー開閉検知
装置B101は本体C101に取り付けられている。
【0005】ところで、図16に示すように、第1のド
アーA101の裏面には第1の押圧部材122が突設さ
れており、第2のドアーA201の幅方向端部には第2
の押圧部材132が取り付けられている。又、前記ドア
ー開閉検知装置B101には、段ビス152によってそ
の一端が回動自在に支持されたレバー142が設けられ
ており、該レバー142は捩じりコイルバネ162によ
って段ビス152を中心として図16の反時計方向に付
勢されている。
【0006】次に、ドアー開閉検知装置B101の実際
の動作について説明する。
【0007】図16に示すように、第2のドアーA20
1が閉められると、該第2のドアーA201に取り付け
られた第2の押圧部材132がドアー開閉検知装置B1
01内のレバー142に当接して該レバー142を押
す。すると、図17に実線にて示すように、レバー14
2は段ビス152を中心として図示矢印Y2 方向(時計
方向)へ回転する。その後、第1のドアーA101を矢
印X1 の方向へ閉めると、該第1のドアーA101の裏
面に突設された前記第1の押圧部材122とレバー14
2との干渉がなくなり、第1のドアーA101を完全に
閉めることができる構成となっていた。尚、図15に示
す画像形成装置においては、第2のドアーA201を第
1のドアーA101よりも先に閉じなければ、第1のド
アー101が第2のドアー201のAA部に干渉して閉
じられないよう構成されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のドアー開閉検知装置B101では、各ドアーA10
1,A201が開閉するため、これらの正確な位置決め
が困難であり、又、多くの部品を介して位置精度を出す
ために正確な位置決めができなかった。このため、第2
のドアーA201が閉まった状態であるにも拘らず、第
2の押圧部材132がレバー142を十分に押し切れ
ず、レバー142と第1の押圧部材122とが干渉して
第1のドアーA101が閉まらないという問題があっ
た。
【0009】又、逆に第2の押圧部材132がレバー1
42を押し過ぎてしまった場合、ドアー開閉検知装置B
101近傍の他の装置にレバー142が衝突したり、第
2のドアーA201が十分に閉まり切れていないにも拘
らず、第1のドアーA101が閉まり、誤検知を生じる
ことがあった。
【0010】更に、画像形成装置のように定着器等の高
熱源付近にドアー開閉検知装置の押圧部材があると、該
押圧部材が熱による経時変化を生じるために誤検知が発
生し易いという問題もあった。
【0011】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、全てのドアーを確実に閉じる
ことを可能ならしめるとともに、誤検知を防いでドアー
の開閉を確実に検知することができるドアー開閉検知装
置と該装置を備える画像形成装置を提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、開閉可能な複数のドアーの
開閉を検知するドアー開閉検知装置を、スイッチと、該
スイッチを押すために第1のドアーに設けられた第1の
押圧部材と、第2のドアーが開いていたときに第1のド
アーの閉じ動作を禁止するためのレバーと、該レバーを
押すために第2のドアーに設けられた第2の押圧部材を
有し、少なくとも第2の押圧部材を第2のドアーの開閉
に伴って移動可能に構成されるものとしたことを特徴と
する。
【0013】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記第2のドアーと第2の押圧部材を2つ
以上設けたことを特徴とする。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、前記第2の押圧部材が弾性体で加圧
されることによって、該第2の押圧部材が前記レバーを
加圧するよう構成したことを特徴とする。
【0015】請求項4記載の発明は、請求項1,2又は
3記載の発明において、前記レバーを常に元の位置へ戻
すように加圧する弾性体を設けたことを特徴とする。
【0016】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明において、前記弾性体による第2の押圧部材の加圧力
を前記レバーを常に元の位置へ戻すように働く弾性体の
加圧力よりも大きく設定したことを特徴とする。
【0017】請求項6記載の発明は、請求項3,4又は
5記載の発明において、前記弾性体の少なくとも1つを
バネで構成したことを特徴とする。
【0018】請求項7記載の発明は、複数の開閉するド
アーと、該複数のドアーの開閉を検知するドアー開閉検
知装置を有する画像形成装置において、スイッチと、該
スイッチを押すために第1のドアーに設けられた第1の
押圧部材と、第2のドアーが開いていたときに第1のド
アーの閉じ動作を禁止するためのレバーと、該レバーを
押すために第2のドアーに設けられた第2の押圧部材と
で前記ドアー開閉検知装置を構成するとともに、少なく
とも第2の押圧部材を第2のドアーの開閉に伴って移動
可能に構成したことを特徴とする。
【0019】従って、本発明によれば、少なくとも第2
の押圧部材を第2のドアーの開閉に伴って移動可能に構
成したため、ドアーを閉めた際の押圧部材の精度誤差や
押圧部材の熱による経時変化は第2の押圧部材の移動に
よって吸収され、この結果、全てのドアーを確実に閉じ
ることができるとともに、誤検知を防いでドアーの開閉
を確実に検知することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0021】<実施の形態1>先ず、本発明に係るドア
ー開閉検知装置を備える画像形成装置の全体構成を図6
の断面図に基づいて説明する。
【0022】図6に示すように、画像形成装置本体S1
は、その上部にブック原稿の画像面の画像情報を読み取
る画像読取手段であるスキャナ部S2 を有し、その下部
に画像形成手段である画像形成部S3 を有し、更にその
下部にシート給送装置S4 を組み付けて構成されてい
る。
【0023】前記スキャナ部S2 は、走査系光源20
1、プラテンガラス202、装置本体S1 に対して開閉
可能な原稿圧板203、ミラー204、レンズ205、
受光素子(光電変換素子)206及び画像処理部等で構
成されている。
【0024】而して、上記プラテンガラス202上に本
や厚紙、カール紙等のブック原稿やシート状原稿等を原
稿面を下側にして載置し、原稿圧板203により背面を
押圧して静止状態でセットし、読み取り開始キーを押す
と、走査系光源201がプラテンガラス202の下部を
図示矢印a方向に走査して原稿面の画像情報を読み取
る。そして、走査系光源201により読み取られた原稿
の画像情報は画像処理部で処理され、電気信号に変換さ
れてレーザスキャナ111に伝送される。
【0025】ここで、画像形成装置本体S1 は、レーザ
スキャナ111に画像処理部の処理信号を入力すれば複
写機として機能し、パーソナルコンピュータの出力信号
を入力すればプリンタとして機能する。又、他機のファ
クシミリ装置からの送信信号を入力したり、画像処理部
の処理信号を他機のファクシミリ装置に送信すればファ
クシミリ装置として機能する。
【0026】一方、画像形成部S3 の下部にはシートカ
セット1が装着されており、このシートカセット1は下
段カセット1aと上段カセット1bの2つで1組の給送
ユニットとして構成されている。本実施の形態では、3
組の給送ユニットU1,U2,U3を装着して6つのカ
セット1a,1bを装着するようにしている。そして、
上方に位置する1組の給送ユニットU1は装置本体S1
に対して着脱可能に取り付けられており、下方の2組の
給送ユニットU2,U3はシート給送装置S4に着脱可
能に取り付けられている。
【0027】而して、前記カセット1a,1b内に収容
されたシートは、後述のように給送回転体でピックアッ
プローラ3によって繰り出され、分離手段を構成するフ
ィードローラ4とリタードローラ5との協働作用によっ
て1枚ずつ分離されて給送された後、搬送手段を構成す
る搬送ローラ104,105によって搬送されてレジス
トローラ106に導かれ、該レジストローラ106によ
って画像形成動作に同期するようにして画像形成部S3
へと給送される。
【0028】画像形成部S3 は、電子写真感光ドラム1
12、画像書き込み光学系113、現像器114及び転
写帯電器115等で構成されている。そして、帯電器に
より一様に帯電された感光ドラム112の表面にレーザ
スキャナ111から射出された画像情報に対応するレー
ザ光が画像書き込み光学系113により走査されて感光
ドラム112上に潜像が形成され、この潜像は現像器1
14によって現像されてトナー画像として顕像化され、
トナー画像はレジストローラ106により感光ドラム1
12の回転に同期して搬送されたシートの第1面に転写
帯電器115の作用によって転写される。尚、図6にお
いて、117はトナー画像が形成されたシートを搬送す
る搬送ベルト、118は定着装置、119は排出ローラ
である。
【0029】而して、トナー画像が転写されたシートは
搬送ベルト117により定着装置118に搬送され、定
着装置118において加熱及び加圧されてトナー画像が
その表面に定着され、トナー画像の定着を受けたシート
は排出ローラ119によって機外に排出されてソータ1
20上に積載される。
【0030】尚、シートの両面に画像を記録する場合に
は、定着装置118から排出されたシートが排出ローラ
119に狭持され、シートの後端が分岐点207を通過
した時点で排出ローラ119が逆転し、シートが両面ト
レイ121上に一旦載置された後、搬送ローラ104,
105により搬送されてレジストローラ106に到達
し、反転されたシートは第2面に前述と同様にして画像
が形成された後、機外に排出されてソータ120上載置
される。
【0031】次に、以上説明した画像形成装置に設けら
れたドア開閉検知装置の構成を図1に基づいて説明す
る。尚、図1は本発明の実施の形態1に係るドア開閉検
知装置の構成を示す部分平面図である。
【0032】図1において、A1は第1のドアー、A2
は第2のドアー、Bはドアー開閉検知装置であり、第1
のドアーA1は図示矢印X1 方向に、第2のドアーA2
は図示矢印Y1 方向にそれぞれ開閉可能である。
【0033】そして、第1のドアーA1の裏面には第1
の押圧部材122が突設されており、第2のドアーA2
の幅方向端部には第2の押圧部材132が取り付けられ
ている。又、前記ドアー開閉検知装置Bには、段ビス1
52によってその一端が回動自在に支持されたレバー1
42が設けられており、該レバー142は捩りコイルバ
ネ162によって段ビス152を中心として図1の反時
計方向に付勢されている。
【0034】次に、ドアー開閉検知装置Bの作用を説明
する。
【0035】第2のドアーA2が閉められると、該第2
のドアーA2に取り付けられた第2の押圧部材132が
ドアー開閉検知装置B内のレバー142に当接して該レ
バー142を押す。すると、図1に鎖線にて示すよう
に、レバー142は段ビス152を中心として図示矢印
2 方向(時計方向)へ回動する。その後、第1のドア
ーA1を矢印X1 の方向へ閉めると、該第1のドアーA
1の裏面に突設された前記第1の押圧部材122とレバ
ー142との干渉がなくなり、第1のドアーA1を完全
に閉めることができる。
【0036】ここで、本発明の要旨を図2乃至図5に基
づいて説明する。尚、図2及び図4は画像形成装置のド
アー開閉検知機構部の部分平面図、図3は図2の矢視K
方向の図、図5は図4の矢視L方向の図である。
【0037】本実施の形態では、第2の押圧部材132
は第2のドアーA2に段ビス172によって図示矢印Y
1 及びY2 方向に往復移動可能に取り付けられており、
これは第2の捩りコイルバネ182によって矢印Y2
向へ付勢されている。尚、図中、E1 はドアー開閉検知
装置Bの側壁である。
【0038】而して、図2及び図3は第2のドアーA2
を閉める際に第2の押圧部材132がレバー142が当
接する瞬間の状態を示し、図4及び図5は第2のドアー
A2を完全に閉めた状態を示す。図4及び図5に示すよ
うに、第2のドアーA2を閉めると、第2の押圧部材1
32はレバー142に当接し、レバー142を矢印Y2
方向に押しながら移動していく。このとき、第2の押圧
部材132はレバー142から矢印Y2 方向への反力R
1 を受けるとともに、第2の捩りコイルバネ182の図
示矢印Y1 方向の付勢力P1 を受ける。
【0039】ここで、第2の捩りコイルバネ182の付
勢力P1 は第1の捩コイルバネ162の付勢力P2 より
も大きい(P1 >P2 )ため、第2の押圧部材132は
レバー142を段ビス152を中心として矢印Y2 方向
へ回動させることができる。そして、レバー142がド
アー開閉検知装置Bの側壁E1 に当接したとき、第2の
押圧部材132はレバー142を矢印Y2 方向にそれ以
上押し込むことはできないで静止する。
【0040】更に、第2のドアーA2を矢印Y1 方向へ
閉めた場合、側壁E1 からの反力R1 と第2の捩りコイ
ルバネ182の付勢力P1 が釣り合い、図4及び図5に
示すように、第2の押圧部材132とレバー142は側
壁E1 に当接したまま移動することはなく、静止した状
態を維持している。そして、第2の押圧部材132が静
止した状態のまま、第2の捩りコイルバネ182が圧縮
変形して第2のドアーA2は矢印Y1 方向へ移動し、側
壁E1 とレバー142及び第2の押圧部材132が静止
した状態のまま第2のドアA2が完全に閉じられる。
【0041】その後は、従来と同様にレバー142と第
1のドアーA1に突設された第1の押圧部材122との
干渉が確実になくなるため、第1のドアーA1を確実に
閉じることができる。
【0042】以上のように、本実施の形態においては、
第2の押圧部材132を第2のドアーA2の開閉に伴っ
て移動可能に構成したため、第2のドアーA2を閉めた
際の押圧部材132の精度誤差や熱による経時変化は該
第2の押圧部材132の移動によって吸収され、第1及
び第2のドアーA1,A2を確実に閉じることができる
とともに、誤検知を防いでドアーA1,A2の開閉を確
実に検知することができる。
【0043】<実施の形態2>次に、本発明の実施の形
態2を図7乃至図10に基づいて説明する。尚、図7本
発明の実施の形態2に係るドアー開閉検知装置を備える
画像形成装置の斜視図、図8乃至図10はドアー開閉検
知装置の作用を説明するための部分平面図である。
【0044】図7に示す画像形成装置は同一方向(図示
矢印X3 ,X4 方向)から開閉する左右の第1のドアー
A3と第2のドアーA4を有し、その本体Cには本発明
に係るドアー開閉検知装置Bが設けられている。
【0045】又、図8乃至図10に示すように、第1の
ドアーA3の裏面上部には第1の押圧部材13bが矢印
3 ,X3 ’方向に移動可能に2つの段ビス17bによ
って補助板19bに取り付けられており、同様に第2の
ドアーA4の裏面上部には第2の押圧部材13cが矢印
3 ,X3 ’方向に移動可能に2つの段ビス17cによ
って補助板19cに取り付けられている。そして、これ
らの第1の押圧部材13bと第2の押圧部材13cは捩
りコイルバネ18b,18cによって矢印X3方向に付
勢されている。
【0046】又、前記ドアー開閉検知装置Bにおいて、
202はマイクロスイッチのアクチュエータ、212は
アクチュエータ202を押すレバー、222は本体Cに
固設された取付板、232は取付板222に形成された
孔、242はレバー212の中心に取り付けられた軸で
ある。
【0047】尚、レバー212は取付板222に対して
回転可能及び孔232の範囲内で矢印X3 ,X3 ’方向
に移動可能に軸242を介して取り付けられている。
【0048】次に、本実施の形態に係る前記ドアー開閉
検知装置Bの作用を図8乃至図10に基づいて説明す
る。
【0049】図8に示すように、第1のドアーA3と第
2のドアーA4が共に開いている場合には、これらの第
1及び第2のドアーA3,A4はドアー開閉検知装置B
に対して共に退避しているため、アクチュエータ202
に作用する力はレバー212の自重のみであり、該アク
チュエータ202は押されることなく、電源はOFFと
なっている。
【0050】次に、図9に示すように、第1のドアーA
3のみが閉じられた場合には、第1の押圧部材13bに
よってレバー212が押される。この場合、軸242は
孔232に沿って矢印X3 方向へ移動せず、アクチュエ
ータ202を押すことはできず、電源はOFFのままで
ある。尚、図示しないが、第2のドアーA4のみが閉じ
られた場合には第2の押圧部材13cによってレバー2
12が押され、この場合にも、軸242は孔232に沿
って矢印X3 方向へ移動せず、アクチュエータ202を
押すことはできず、電源はOFFのままであるところ
が、図10に示すように、第1及び第2のドアーA3,
A4が共に閉じられた場合には、第1及び第2の押圧部
材13b,13cの双方でレバー212を押すため、軸
242は孔232に沿って矢印X3 方向へ移動してアク
チュエータ202を押し、電源がONされる。その際、
第1及び第2の押圧部材13b,13cは、レバー21
2を押しながら矢印X3 ’方向の反力R1 を受けつつ、
捩りコイルバネ18b,18cから矢印X3 方向の付勢
力P3 ,P4 を受ける。尚、捩りコイルバネ18b,1
8cの付勢力P3 ,P4 はレバー212からの反力R1
よりも大きいため、第1及び第2の押圧部材13b,1
3cはレバー212を矢印X3 方向へ移動させることが
できる。
【0051】そして、図10に示すように、アクチュエ
ータ202がこれの押し込みによるオーバーストローク
を規制するための規制板252に当接すると、第1及び
第2の押圧部材13b,13cはレバー212をそれ以
上押すことなく静止する。
【0052】更に、第1及び第2のドアーA3,A4を
閉めた場合、規制板252からの反力Q1 と捩りコイル
バネ18b,18cの付勢力P3 ,P4 とが釣り合い、
第1及び第2の押圧部材13b,13cはレバー212
をそれ以上押すことなく静止する。
【0053】そして、第1及び第2の押圧部材13b,
13cが静止した状態のまま、第1及び第2のドアーA
3,A4は矢印X3 方向へ移動して完全に閉じられる。
【0054】而して、本実施の形態においても、第1及
び第2の押圧部材13b,13cを第1及び第2のドア
ーA3,A4の開閉に伴って移動可能に構成したため、
ドアーA3,A4を閉めた際の押圧部材13b,13c
の精度誤差や熱による経時変化は該押圧部材13b,1
3cの移動によって吸収され、第1及び第2のドアーA
3,A4を確実に閉じることができるとともに、誤検知
を防いでドアーA3,A4の開閉を確実に検知すること
ができる。
【0055】<実施の形態3>次に本発明の実施の形態
3を図11乃至図14に基づいて説明する。尚、図11
は本発明の実施の形態3に係るドアー開閉検知装置を備
える画像形成装置の斜視図、図12乃至図14はドアー
開閉検知装置の作用を説明するための部分平面図であ
り、これらの図においては図7乃至図10に示したと同
一要素には同一符号を付しており、以下、それらについ
ての説明は省略する。
【0056】図11に示す画像形成装置は、図示矢印X
3 ,X4 ,X5 方向に開閉する第1、第2及び第3のド
アーA3,A4,A5の開閉を検知するためのドアー開
閉検知装置Bを本体Cに設置している。
【0057】ところで、図12乃至図14に示すよう
に、第3のドアーA5の幅方向端面には第3の押圧部材
132が矢印X5 ,X5 ’方向に移動可能に2つの段ビ
ス172によって取り付けられており、この第3の押圧
部材132は捩りコイルバネ182によって矢印X5
向に付勢されている。
【0058】又、第4のレバー262の一端部がピン2
72によって回動可能に支持されており、該第4のレバ
ー262には第2の押圧部材13bに向かって延びる第
5のレバー282が結着されている。そして、この第4
のレバー262は第4の捩りコイルバネ292によって
矢印X5 方向(ピン272を中心とする反時計方向)に
付勢されている。
【0059】次に、本実施の形態に係る前記ドアー開閉
検知装置Bの作用を図12乃至図14に基づいて説明す
る。
【0060】図12に示すように、第1、第2及び第3
のドアーA3,A4,A5の全てが開いている場合に
は、これらの第1、第2及び第3のドアーA3,A4,
A5はドアー開閉検知装置Bに対して共に退避している
ため、アクチュエータ202に作用する力はレバー21
2の自重のみであり、該アクチュエータ202は押され
ることなく、電源はOFFとなっている。
【0061】次に、図13に示すように、第3のドアー
A5が開いている状態で第1及び第2のドアーA3,A
4を閉じようとした場合には、第1の押圧部材13bは
第5のレバー282と衝突するためこれをX3 方向へ押
すことはできない。このため、第2の押圧部材13cの
みでレバー212を押しても、軸242は孔232に沿
ってX3 方向へ移動せず、アクチュエータ202を押す
ことはできず、電源はOFFのままである。又、第3の
ドアーA5が閉じられた状態で、第1及び第2のドアー
A3,A4の何れか一方を閉めた場合でも、第1の押圧
部材13b又は第2の押圧部材13cの何れか一方でし
かレバー212を押すことができないため、上述のよう
にアクチュエータ202を押すことはできず、電源はO
FFの状態に保たれる。
【0062】ところが、図14に示すように、第1、第
2及び第3のドアーA3,A4,A5が全て閉じられた
場合には、先ず、第3のドアーA5が閉まる動作に伴っ
て第3の押圧部材132が第4のレバー262に当接す
る。このとき、第3の捩りコイルバネ182の付勢力P
5 の方が第4の捩りコイルバネ292の付勢力P6 より
も大きい(P5 >P6 )ため、第4のレバー262はピ
ン272を中心としてX5 方向へ回動し、第5のレバー
282をX5 ’方向へ移動させる。この結果、第1の押
圧部材13bと第5のレバー282との干渉がなくな
り、第1及び第2の押圧部材13b,13cの双方でレ
バー212を押すことができる。このとき、第1及び第
2の捩りコイルバネ18b,18cの付勢力P3 ,P4
はレバー212からの反力R1 よりも大きいため、アク
チュエータ202はX3 方向へ押される。
【0063】そして、アクチュエータ202が規制板2
52に当接すると、第1及び第2の押圧部材13b,1
3cはレバー122をそれ以上押すことなく静止する。
【0064】更に、第1及び第2のドアーA3,A4を
閉めた場合、規制板252からの反力Q1 と捩りコイル
バネ18b,18cの付勢力P3 ,P4 とが釣り合い、
第1及び第2の押圧部材13b,13cはレバー122
をそれ以上押すことなく静止する。
【0065】そして、第1及び第2の押圧部材13b,
13cが静止した状態のまま、第1及び第2のドアーA
3,A4は矢印X3 方向へ移動して完全に閉じられる。
【0066】而して、本実施の形態においても、第1、
第2及び第3の押圧部材13b,13c,132を第
1、第2及び第3のドアーA3,A4,A5の開閉に伴
ってそれぞれ移動可能に構成したため、ドアーA3,A
4,A5を閉めた際の押圧部材13b,13c,132
の精度誤差や熱による経時変化は該押圧部材13b,1
3c,132の移動によって吸収され、全てのドアーA
3,A4,A5を確実に閉じることができるとともに、
誤検知を防いでドアーA3,A4,A5の開閉を確実に
検知することができる。
【0067】尚、本実施の形態においては、複数の押圧
部材13b,13c,132の内、少なくとも1つがド
アーA3,A4,A5の開閉に伴って移動可能であれ
ば、全てのドアーA3,A4,A5を確実に閉めること
ができる。
【0068】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、第2の押圧部材を第2のドアーの開閉に伴って
移動可能に構成したため、ドアーを閉めた際の押圧部材
の精度誤差や熱による経時変化は該第2の押圧部材の移
動によって吸収され、全てのドアーを確実に閉じること
ができるとともに、誤検知を防いでドアーの開閉を確実
に検知することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るドア開閉検知装置
の構成を示す部分平面図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係るドア開閉検知装置
の作用を説明する部分平面図である。
【図3】図2の矢視K方向の図である。
【図4】本発明の実施の形態1に係るドア開閉検知装置
の作用を説明する部分平面図である。
【図5】図4の矢視L方向の図である。
【図6】本発明に係る画像形成装置の断面図である。
【図7】本発明の実施の形態2に係るドアー開閉検知装
置を備える画像形成装置の斜視図である。
【図8】本発明の実施の形態2に係るドアー開閉検知装
置の作用を説明するための部分平面図である。
【図9】本発明の実施の形態2に係るドアー開閉検知装
置の作用を説明するための部分平面図である。
【図10】本発明の実施の形態2に係るドアー開閉検知
装置の作用を説明するための部分平面図である。
【図11】本発明の実施の形態3に係るドアー開閉検知
装置を備える画像形成装置の斜視図である。
【図12】本発明の実施の形態3に係るドアー開閉検知
装置の作用を説明するための部分平面図である。
【図13】本発明の実施の形態3に係るドアー開閉検知
装置の作用を説明するための部分平面図である。
【図14】本発明の実施の形態3に係るドアー開閉検知
装置の作用を説明するための部分平面図である。
【図15】従来のドアー開閉検知装置を備える画像形成
装置の斜視図である。
【図16】従来のドアー開閉検知装置の作用を説明する
ための部分平面図である。
【図17】従来のドアー開閉検知装置の作用を説明する
ための部分平面図である。
【符号の説明】
122 第1の押圧部材 132,13b,13c 第2の押圧部材 142 レバー 162 第1の捩りコイルバネ(弾性
体) 182,18b,18c 第2の捩りコイルバネ(弾性
体) 202 アクチュエータ 262 第4のレバー 282 第5のレバー 292 第4の捩りコイルバネ(弾性
体) A1 第1のドアー A2〜A5 第2のドアー B ドアー開閉検知装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉可能な複数のドアーの開閉を検知す
    る装置であって、 スイッチと、該スイッチを押すために第1のドアーに設
    けられた第1の押圧部材と、第2のドアーが開いていた
    ときに第1のドアーの閉じ動作を禁止するためのレバー
    と、該レバーを押すために第2のドアーに設けられた第
    2の押圧部材を有し、少なくとも第2の押圧部材を第2
    のドアーの開閉に伴って移動可能に構成したことを特徴
    とするドアー開閉検知装置。
  2. 【請求項2】 前記第2のドアーと第2の押圧部材は複
    数設けられていることを特徴とする請求項1記載のドア
    ー開閉検知装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の押圧部材が弾性体で加圧され
    ることによって、該第2の押圧部材が前記レバーを加圧
    するよう構成したことを特徴とする請求項1又は2記載
    のドアー開閉検知装置。
  4. 【請求項4】 前記レバーを常に元の位置へ戻すように
    加圧する弾性体を設けたことを特徴とする請求項1,2
    又は3記載のドアー開閉検知装置。
  5. 【請求項5】 前記弾性体による第2の押圧部材の加圧
    力が前記レバーを常に元の位置へ戻すように働く弾性体
    の加圧力よりも大きく設定されていることを特徴とする
    請求項4記載のドアー開閉検知装置。
  6. 【請求項6】 前記弾性体の少なくとも1つはバネで構
    成されていることを特徴とする請求項3,4又は5記載
    のドアー開閉検知装置。
  7. 【請求項7】 複数の開閉するドアーと、該複数のドア
    ーの開閉を検知するドアー開閉検知装置を有する画像形
    成装置において、 スイッチと、該スイッチを押すために第1のドアーに設
    けられた第1の押圧部材と、第2のドアーが開いていた
    ときに第1のドアーの閉じ動作を禁止するためのレバー
    と、該レバーを押すために第2のドアーに設けられた第
    2の押圧部材とで前記ドアー開閉検知装置を構成すると
    ともに、少なくとも第2の押圧部材を第2のドアーの開
    閉に伴って移動可能に構成したことを特徴とする画像形
    成装置。
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JP2006084569A (ja) * 2004-09-14 2006-03-30 Murata Mach Ltd カバー開閉検知機構
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