JPH10267923A - 医用プレート水切り装置 - Google Patents

医用プレート水切り装置

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Publication number
JPH10267923A
JPH10267923A JP7298897A JP7298897A JPH10267923A JP H10267923 A JPH10267923 A JP H10267923A JP 7298897 A JP7298897 A JP 7298897A JP 7298897 A JP7298897 A JP 7298897A JP H10267923 A JPH10267923 A JP H10267923A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
wells
nozzles
water droplets
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP7298897A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Ikeda
誠人 池田
Masahiro Tsukamoto
雅弘 塚本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP7298897A priority Critical patent/JPH10267923A/ja
Publication of JPH10267923A publication Critical patent/JPH10267923A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 枚数が多い場合でも容易に自動で水切りが行
える医用プレート水切り装置を得ることを課題とする。 【解決手段】 多数のウエルを有するプレートを反転す
る反転機構と、反転してウエルが下方に向いたプレート
に対して、ウエルの底近くまで挿入可能なノズルをウエ
ルと同数設けたエア吹き出し機構とで構成し、エア吹き
出し機構の近傍に、水分回収トレイを配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医用プレート水切
り装置に関するものであり、詳しくはプレートの水切り
を自動化する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】医療機関において科学的に患者の症状を
把握するにあたり、各種検査装置を用い、各個人特有の
情報を把握することは必要であり、中でも患者からの採
血によるデータが一般的である。その一例として、アレ
ルギー疾患患者の治療に必要とする個人情報を把握する
際には、患者の血液を希釈分注し、起因するアレルゲン
の測定を行うことが挙げられる。この測定に際し、アレ
ルゲン成分を有し、ウエル内にグラスファイバーを付着
したプレートを用いているが、測定の前には不要な生成
物を除去するため、プレートを洗浄していた。しかし、
プレート洗浄後、通常プレート内には少量の水滴が残っ
ているので、測定用の試薬を分注する場合、これらの水
滴が測定に誤差を生じさせ、試薬の汚染原因となる。そ
こで、従来は、このような水滴を除去するのに、人手に
よる作業、即ちプレートを手に持ち、乾いた布にプレー
トをたたきつけて水滴を除去していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
手作業によるプレートの水滴の除去では、枚数が少ない
場合は作業者にさほど困難を感じさせないが、プレート
が数十枚から数百枚になると手の痛みや疲れが伴い、実
行が困難である。そこで、本発明は、従来のたたきつけ
作業を不要とし、枚数が多い場合でも容易に自動で水切
りが行える医用プレート水切り装置を得ることを目的と
するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上のような
目的を達成するため、次のような医用プレート水切り装
置を提供するものである。すなわち、多数のウエルを有
するプレートを反転する反転機構と、反転してウエルが
下方に向いたプレートに対して、ウエルの底近くまで挿
入可能なノズルをウエルと同数設けたエア吹き出し機構
とからなる医用プレート水切り装置である。そして、エ
ア吹き出し機構の近傍に、水分回収トレイを配置したも
のである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の実施の形態について説明する。図1は本発明にかか
る水切り装置の概略構成図であり、図2、図3はプレー
トの平面図である。ちなみに、図2は吸入系アレルゲン
検査用のプレート、図3は食物系アレルゲン検査用のプ
レートである。
【0006】プレート(1)は、例えば96個のウエル
(2)を有するもので、ウエル(2)内部にはグラスフ
ァイバーが付着されており、アレルゲンが塗着されてい
る。アレルギー反応を測定するため、希釈された検体が
分注されたプレート(1)を恒温機(図示しない)に入
れ、所定時間反応させた後、プレート(1)を取り出
し、各ウエル(2)内に残留している不要な生成物を除
去するが、従来このときの洗浄において、最終的に微少
水滴を除去するには、プレート(1)をウエル(2)が
下方を向くようにして持ち、タオル等の布状物にたたき
つける作業をしていた。しかし、このような手作業によ
るプレートの水滴の除去では、枚数が少ない場合は作業
者にさほど困難を感じさせないが、プレートが数十枚か
ら数百枚になると手の痛みや疲れが伴い、実行が困難で
ある。
【0007】そこで、本発明では、医用プレートの水切
りを自動で行えるようにした。図1で示すように、コン
ベア等の搬送手段によってプレート(1)はウエル
(2)が上向きの状態で移送されてくる。そして、所定
位置でセンサーが作動し、プレート(1)はリンク機構
または歯車機構、あるいはそれらの組み合わせからなる
反転機構により、反転し、吊下げ状態に保持される。一
方、プレート(1)のウエル(2)と同数のノズル
(3)を有するエアタンク(4)が吊下げ状態にあるプ
レート(1)の下方に配置されており、各ウエル(2)
内の底部近くまでノズル(3)が侵入するように上下移
動可能に支持されている。
【0008】プレート(1)のウエル(2)内の水切り
を行うには、ノズル(3)を各ウエル(2)内の底部近
くまで侵入させ、この状態で各ノズル(3)よりエアを
同時に吹き出して、ウエル(2)内の微少水滴を吹き飛
ばす。なお、このときタイマーが作動し、エアタンク
(3)から吹き出すエアの時間が自動的に制御されるよ
うになっている。このようにノズル(3)をプレート
(1)のウエル底部近くまで挿入すると、均一な気圧に
より確実に水切りができ、かつ蒸発作用の効果もあるた
め、微少な水滴も確実に除去できる。エア吹き出し終了
後、プレート(1)は元の状態に戻され、コンベア等に
安定して載置され、アレルギー反応等の測定位置に搬送
されるが、このとき水滴は全く残っていない状態となる
ため、測定精度が維持できる。
【0009】また、プレート(1)のウエル(2)から
吹き飛ばされて落ちた水滴は、エアタンク(4)の下部
に配置されている受け皿としての水分回収トレイ(5)
によって回収されるようになっており、装置周辺をクリ
ーンに保つことができるようになっている。
【0010】以上のように、本発明の医用プレート水切
り装置によれば、従来のような人の手作業による水切り
が不要となり、容易に自動でプレートの水切りができる
ようになるため、一連の継続した工程で自動化ができ、
測定時にも誤差が生じるおそれがない。なお、本発明
は、本発明の精神の範囲内において、適宜設計変更可能
なものである。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば、プレートのウエル内に
直接エアを吹き付けることによって、水滴除去作業がで
きるため、従来のような人の手によるたたきつけ作業が
不要となり、大量のプレートの水切り作業が短時間で、
容易にできるようになる。したがって、一連の継続した
工程で自動化ができる。また、ノズルはプレートのウエ
ル底近くまで挿入されるため、微少な水滴も確実に除去
でき、プレートのウエルから吹き飛ばされて落ちた水滴
は水分回収トレイによって回収されるため、装置周辺を
クリーンに保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる概略構成図
【図2】プレートの平面図
【図3】プレートの平面図
【符号の説明】
1 プレート 2 ウエル 3 ノズル 4 エアタンク 5 回収トレイ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数のウエルを有するプレートを反転す
    る反転機構と、反転してウエルが下方に向いたプレート
    に対して、ウエルの底近くまで挿入可能なノズルをウエ
    ルと同数設けたエア吹き出し機構とからなる医用プレー
    ト水切り装置。
  2. 【請求項2】 前記エア吹き出し機構の近傍に、水分回
    収トレイを配置した請求項1に記載の医用プレート水切
    り装置。
JP7298897A 1997-03-26 1997-03-26 医用プレート水切り装置 Withdrawn JPH10267923A (ja)

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JP7298897A JPH10267923A (ja) 1997-03-26 1997-03-26 医用プレート水切り装置

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JP7298897A JPH10267923A (ja) 1997-03-26 1997-03-26 医用プレート水切り装置

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JPH10267923A true JPH10267923A (ja) 1998-10-09

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ID=13505298

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JP7298897A Withdrawn JPH10267923A (ja) 1997-03-26 1997-03-26 医用プレート水切り装置

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JP (1) JPH10267923A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012518803A (ja) * 2009-02-25 2012-08-16 エムティーエス システムズ コーポレイション 自己洗浄瓶インライン流体試料採取装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Effective date: 20040601