JPH10267776A - 半導体式応力検出装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体式応力検出装置及びその製造方法

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JPH10267776A
JPH10267776A JP7609397A JP7609397A JPH10267776A JP H10267776 A JPH10267776 A JP H10267776A JP 7609397 A JP7609397 A JP 7609397A JP 7609397 A JP7609397 A JP 7609397A JP H10267776 A JPH10267776 A JP H10267776A
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JP
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chip
resistor
temperature
gauge
gauge resistor
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JP7609397A
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Toshio Ikuta
敏雄 生田
Noboru Endo
昇 遠藤
Toshitaka Yamada
利貴 山田
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Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 信号処理部等が配されたチップとダイヤフラ
ム部が形成されたチップとを別々のチップにする場合
に、信号処理部が配されたチップの面積を増大させるこ
となく良好な温度特性を有する温度特性補償用抵抗を形
成する。 【解決手段】 ゲージ抵抗RA、RB、RC、RDの形
成時に用いるマスク19をマスクにして、ゲージ抵抗へ
供給する所定電流やゲージ抵抗からの信号の温度調節を
行う温度補償用抵抗R4、R9を、ダイヤフラム部50
が形成されるチップ100のうち、ダイヤフラム部50
を形成する領域以外の部分に形成する。この部分は従来
から何も配されていない部分でありチップ面積を増大さ
せない。また、ゲージ抵抗と共に温度特性補償用抵抗R
4、R9を形成しているため、工程数を増やすことなく
ゲージ抵抗と同様の濃度に温度特性補償用抵抗R4、R
9を形成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ピエゾ抵抗
効果を利用する半導体式応力検出装置及びその製造方法
に関し、圧力センサや加速度センサに適用して好適であ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から圧力センサの感度やオフセット
における温度特性補償が行われている。図4に圧力セン
サの回路図を示し、図4に基づき圧力センサの感度やオ
フセットの温度特性補償について説明する。まず、圧力
センサの動作を説明する。
【0003】D/A変換器の出力電圧が各出力端子に印
加される。Vk端子においては、D/A変換器の出力電
圧が印加されると、オペアンプ(以下、OPという)1
を介して、出力電圧に応じた電流i1がトランジスタT
1に流れる。この電流i1によってカレントミラー回路
40を介してダイヤフラム部50内にブリッジ状に結線
されたゲージ抵抗RA、RB、RC、RDへ定電流Iが
流れる。このとき、定電流Iは電流i1の大きさに比例
しているため、Vk端子への印加電圧を変化させること
により圧力センサの感度を調整することができる。
【0004】そして、これらゲージ抵抗RA、RB、R
C、RDの間における中点電位出力がOP2、OP3で
増幅されたのち、さらにOP4で増幅され、センサ出力
Voutが出力される。また、Vz端子においては、D
/A変換器の出力電圧が印加されると、OP5を介し
て、出力電圧に応じた電流が抵抗R1に流れる。この電
流が抵抗R2に流れ込み、センサ出力Voutの電位を
変化させる。従って、Vz端子への印加電圧を変化させ
ることにより圧力センサのオフセットを調節することが
できる。
【0005】Vx端子においては、D/A変換器の出力
電圧が印加されると、OP6を介して、出力電圧に応じ
た電流が抵抗R3、R4、R5、R6によって構成され
るループに流れ込む。これらの抵抗のうち、抵抗R4は
温度特性を有した温度特性補償用の抵抗であり、抵抗R
3、R5、R6は温度特性が無い抵抗である。そして、
基準温度の際にはループから外へ電流が流れださないよ
うに、電流ixが零になるように各抵抗の大きさが設定
されている。
【0006】そして、圧力センサの温度が基準温度と異
なるときには、電流ixが抵抗R7を流れる。この電流
ixによってゲージ抵抗RA、RB、RC、RDに向か
って流れる電流Iが補正され、圧力センサのゲージ抵抗
に印加される電圧Vspanの補正(感度の温度特性の
補正)が成される。このとき、感度の温度特性を数式1
に基づき各抵抗値等の設定を行っている。
【0007】
【数1】
【0008】但し、Tは温度、TCR4、TNR4はそ
れぞれ抵抗R4における1次、2次成分の温度係数であ
る。Vt端子においては、D/A変換器の出力電圧が印
加されると、OP7を介して、出力電圧に応じた電流が
抵抗R8、R9、R10、R11によって構成されるル
ープに流れ込む。これらの抵抗のうち、抵抗R9は温度
特性を有した温度特性補償用の抵抗であり、抵抗R8、
R10、R11は温度特性が無い抵抗である。そして、
基準温度の際にはループから外へ電流が流れださないよ
うに、電流itが零になるように各抵抗の大きさが設定
されている。
【0009】そして、圧力センサの温度が基準温度と異
なるときには、電流itが抵抗R2を流れ、この電流i
tによって出力電圧Voutが補正される。このとき、
オフセットの温度特性を数式2に基づき各抵抗値等の設
定を行っている。
【0010】
【数2】
【0011】但し、TCR9、TNR9はそれぞれ抵抗
R9における一次、2次成分の温度係数である。このと
き、数式1、2から分かるように、感度温度特性曲がり
やオフセット温度特性曲がりは抵抗R4や抵抗R9にお
ける2次成分、つまり抵抗R4、R9の温度特性曲がり
の大きさに依存しており、これら抵抗R4、R9の温度
特性曲がりが大きくなれば感度温度特性曲がりやオフセ
ット温度特性曲がりが大きくなる。
【0012】このオフセット温度特性はゲージ抵抗R
A、RB、RC、RDのアンバランスから生じるものが
主である。しかしながら、ゲージ抵抗RA、RB、R
C、RDは、ゲージ抵抗としての条件である温度特性曲
がりが小さいこと及び感度特性の曲がりが小さいことに
基づき約1020/cm3 の不純物濃度で形成されている
ため、当然に温度特性曲がりが小さい。
【0013】このため、圧力センサの高精度化を図るた
めにはゲージ抵抗RA、RB、RC、RDの温度特性曲
がりに合わせて、温度特性曲がりが小さいもので温度特
性補償を行った方が圧力センサの高精度化を図ることが
できる。また、感度やオフセットは何れの場合において
も温度特性曲がりの小さなものを用いたほうが調整がし
易く、圧力センサの高精度化を図りやすい。
【0014】ところで、圧力センサとして、ゲージ抵抗
を有するダイヤフラム部が形成されたチップ(以下、ダ
イヤフラムチップという)と、ゲージ抵抗へ所定電流を
供給するための定電流回路やゲージ抵抗からの信号処理
及び信号調整を行う回路が形成されたバイポーラトラン
ジスタチップ(以下、Bipチップという)とが別チッ
プに分離されたものを用いる場合には、Bipチップの
ベース部(例えば、定電流回路内のOPにおけるバイポ
ーラトランジスタのベース部)を形成する際に用いるマ
スクを利用してベース抵抗を形成し、このベース抵抗を
温度補償用抵抗として利用している。
【0015】このとき、ベース抵抗はベース部と同じ濃
度で形成され、従来では温度特性曲がりが大きい約10
18/cm2 の不純物濃度で形成している。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、この
場合にもベース抵抗をゲージ抵抗と同様の濃度で形成す
れば温度特性の曲がりを小さくすることができる。しか
しながら、ベース抵抗を高濃度した場合には、同一マス
クで形成されるベース部のシート抵抗が低くなってしま
う。この場合、バイポーラトランジスタのhfeが低下
してしまうためベース抵抗Rにおける不純物濃度を高く
することはできない。
【0017】また、ベース部と異なるマスクを用いて温
度補償用抵抗のみ高濃度で形成するとしても、温度補償
用抵抗におけるシート抵抗が小さくなってしまうことか
ら、ベース抵抗の抵抗値を所定の大きさにするためには
広いチップ面積が必要となり、その結果チップコストが
増大するという問題が生じる。また、この場合には温度
補償用抵抗のためのマスクが増加する分工程が増えると
いう問題がある。
【0018】本発明は上記問題に鑑みてなされ、Bip
チップの面積を増大させないでセンサの高精度化を実現
することを目的とする。また、センサ製造工程を増加さ
せないで高精度なセンサを製造できるようにすることを
目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、以下の技術的手段を採用する。請求項1に記載の発
明においては、第1、第2の温度補償用抵抗(R4、R
9)のうちの少なくとも一方は、薄肉部(50)が配さ
れた第1のチップ(100)のうち、薄肉部(50)が
形成された領域以外の部分に、ゲージ抵抗(RA〜R
D)と同等の濃度で形成されていることを特徴とする。
【0020】この薄肉部(50)が配された第1のチッ
プ(100)のうち、薄肉部(50)が形成された領域
以外の部分は、従来から何も配置されていないスペース
であり、この部分にゲージ抵抗(RA〜RD)と同等の
比較的高濃度となる第1、第2の温度特性補償用の抵抗
(R4、R9)を形成してもチップ面積を増加させない
で済む。これにより、チップコストを増加させることな
く高濃度の第1、第2の温度特性補償用の抵抗(R4、
R9)を形成することができ、センサを高精度にするこ
とができる。
【0021】なお、ゲージ抵抗(RA〜RD)へ供給す
る所定電流の温度調整とゲージ抵抗(RA〜RD)から
の信号の温度調節の何れか一方のみしか温度調整を行わ
ない場合や、双方の温度調整を行うがその温度特性補償
用の抵抗(R4、R9)の一方のみを薄肉部(50)が
配された第1のチップ(100)に形成したい場合にお
いても、第1のチップ(100)のうち薄肉部(50)
が形成された領域以外の部分に温度特性補償用の抵抗
(R4、R9)を形成すれば請求項1と同様の効果を得
ることができる。
【0022】請求項4に記載の発明においては、ゲージ
抵抗(RA〜RD)の形成時に用いるマスク(19)を
マスクにして、ゲージ抵抗へ供給する所定電流の温度調
整を行う第1の温度補償用抵抗(R4)とゲージ抵抗か
らの信号の温度調節を行う第2の温度補償用抵抗(R
9)の少なくとも何れか一方を、薄肉部(50)が形成
されるチップ(100)のうち、薄肉部(50)を形成
する領域以外の部分に形成することを特徴とする。
【0023】このように、薄肉部(50)が配置される
チップ(200)のうち、薄肉部(50)が形成される
領域以外の部分に温度特性補償用の抵抗(R16、R2
6)を、ゲージ抵抗(RA〜RD)を形成するマスク
(19)を用いてゲージ抵抗(RA〜RD)と共に形成
することにより、製造工程を増加させず、またチップコ
ストを増加させないで、センサを高精度にすることがで
きる。
【0024】なお、ゲージ抵抗(RA〜RD)へ供給す
る所定電流の温度調整とゲージ抵抗(RA〜RD)から
の信号の温度調節の何れか一方のみしか温度調整を行わ
ない場合や、双方の温度調整を行うがその温度特性補償
用の抵抗(R4、R9)の一方のみを薄肉部(50)が
配された第1のチップ(100)に形成したい場合にお
いても、ゲージ抵抗(RA〜RD)と同一マスクを用い
ることにより請求項4と同様の効果が得られる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示す実施形態
について説明する。本発明の一実施形態にかかる圧力セ
ンサを図1に示す。図1に示すように、ダイヤフラムチ
ップ100とBipチップ200が別チップに分離され
ている。
【0026】ダイヤフラムチップ100には、薄膜のダ
イヤフラム部50が備えられており、このダイヤフラム
部50にゲージ抵抗RA、RB、RC、RDがブリッジ
状に結線されて形成されている。そして、各ゲージ抵抗
RA〜RDの間にはそれぞれアルミ配線1a〜1dが配
設されており、さらに各アルミ配線1a〜1dの先端の
それぞれにはボンディングパッド2a〜2dが形成され
ている。これらのボンディングパッド2a〜2dを介し
てゲージ抵抗RA〜RDと外部(Bipチップ200
等)との電気的接続が成される。
【0027】また、ダイヤフラムチップ100のうち、
ダイヤフラム部50の形成された領域以外の部分には感
度温度特性補償用の抵抗R4とオフセット温度特性補償
用の抵抗R9が形成されている。これらは比較的高濃度
となる約1020/cm2 の濃度で形成されている。ま
た、これらの抵抗R4、R9の長手方向が、シリコン基
板の面方位の(100)方向(図中の矢印にて示す)に
平行になるように形成されている。シリコン基板の面方
位が(100)の方向はピエゾ抵抗係数が小さいため、
抵抗R4、R9を応力には反応せずに温度にのみ反応す
るものにすることができるからである。
【0028】Bipチップ200には、電源、増幅回
路、調整回路等が備えられている。そして、ボンディン
グパッド2aを介して電源から各ゲージ抵抗RA〜RD
に定電流を供給し、調整回路にて圧力センサのオフセッ
ト温度特性補償、感度温度特性補償を行っている。この
ように、ダイヤフラムチップ100のうちのダイヤフラ
ム部50の形成された領域以外の部分に各温度特性補償
用の抵抗R4、R9を配置しているが、この部分は従来
から何も配置されていないスペースであるため、この部
分に各温度特性補償用の抵抗R4、R9を形成してもダ
イヤフラムチップ100のチップ面積を増加させないで
済む。従って、各温度特性補償用の抵抗R4、R9をダ
イヤフラムチップ100に形成することによって、チッ
プコストが増加することもない。
【0029】なお、圧力センサの具体的な回路図につい
ては上記した図4と同様であり、また圧力センサの動作
原理についても同様であるため説明は省略する。図2
(a)〜(e)に図1に示す圧力センサの製造手順を示
す。以下、図2(a)〜(e)に基づき圧力センサの製
造手順を説明する。 〔図2(a)に示す工程〕面方位が(110)のP-
シリコン基板11の上面全面にN- 型層13をエピタキ
シャル成長させる。そして、N- 型層13上に酸化膜1
5を形成すると共に、この後の工程に移行する際におけ
るアライメント基準を設定しておく。
【0030】〔図2(b)に示す工程〕酸化膜15上に
レジスト膜17を堆積し、所定のパターンを有するマス
ク19を用いてアライメント基準にマスク合わせしてレ
ジスト膜17のうちゲージ抵抗RA〜RD及び各温度特
性補償用の抵抗R4、R9の形成予定領域を開口させ
る。
【0031】〔図2(c)に示す工程〕ウェハ上方から
ボロン等のP型不純物イオンをイオン注入した後に熱拡
散させて約1020/cm3 の比較的高濃度のP+ 型拡散
層となるゲージ抵抗RA〜RD及び各温度特性補償用の
抵抗R4、R9を共に形成する。 〔図3(a)に示す工程〕フォトリソグラフィ工程によ
って電気化学ストップエッチング時の電極コンタクトと
なるN+ 型拡散層21をN- 型層13の表層部に形成す
る。
【0032】〔図3(b)に示す工程〕酸化膜15を選
択的に開口して、ゲージ抵抗RA〜RDや各温度特性補
償用の抵抗R4、R9それぞれに接続されるコンタクト
ホールを形成し、その上にアルミ配線1a〜1dをパタ
ーニング形成する。これによりコンタクトホールを介し
てアルミ配線1a〜1dがゲージ抵抗RA〜RDや温度
補償用の抵抗R4、R9に接続される。なお、このとき
に各アルミ配線1a〜1dの先端に図1に示すボンディ
ングパッド2a〜2dを形成している。
【0033】〔図3(c)に示す工程〕ボンディングパ
ッド2aからアルミ配線1aを介してN+ 型拡散層23
へ所定電圧をVccを印加して、電気化学ストップエッ
チングを行い、P- 型シリコン基板11の裏面の一部を
除去してダイヤフラム部50を形成する。この電気化学
ストップエッチングは、シリコンの電位がパッシベーシ
ョン電圧以上になると、陽極酸化反応により酸化膜が形
成されるためP- 型シリコン基板11のエッチングが停
止することを利用している。N- 型層13にパッシベー
ション電圧以上の所定電圧Vccを印加すると、P-
シリコン基板11及びN-型層13におけるPN接合で
空乏層が発生する。そして、エッチングはP- 型シリコ
ン基板11側の空乏層の先端で停止する。これによりダ
イヤフラム部50が形成される。
【0034】なお、この後さらに各ボンディングパッド
2a〜2dと別工程で形成したBipチップ200に内
の電源等とをワイヤ結線して圧力センサが完成する。上
述したように、ゲージ抵抗RA〜RDと各温度特性補償
用の抵抗R4、R9を同一工程で形成しているため、こ
れらを同一濃度で形成することができると共に、各温度
特性補償用の抵抗R4、R9を形成するためのみの工程
を必要としないため、従来に比して工程数の増加なしで
ダイヤフラムチップ100を形成することができる。
【0035】このように、ダイヤフラムチップ100の
うちのダイヤフラム部50の形成される領域以外の部分
に、ゲージ抵抗RA〜RDを形成する際に同時に各温度
特性補償用の抵抗R4、R9を形成することにより、圧
力センサの製造工程を増加させず、またチップコストを
増加させないで、圧力センサを高精度にすることができ
る。
【0036】なお、ゲージ抵抗RA〜RDへ供給する定
電流の温度調整とゲージ抵抗からの信号の温度調節の何
れか一方のみしか行わない場合や、双方の温度調整を行
うがその温度特性補償用の抵抗R4、R9の一方のみを
ダイヤフラムチップ100に形成したい場合において
も、ダイヤフラムチップ100のうち、ダイヤフラム部
50が形成された領域以外の部分に温度特性補償用の抵
抗R4、R9を形成すれば上記と同様の効果が得られ
る。
【0037】また、本実施形態においては圧力センサに
ついて説明したが、ピエゾ抵抗効果を利用した半導体式
応力検出装置であれば他の検出装置、例えば加速度セン
サに適用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における圧力センサの模式
図である。
【図2】図1に示す圧力センサのダイヤフラムチップ1
00の製造工程を示す説明図である。
【図3】図2に続く、ダイヤフラムチップ100の製造
工程を示す説明図である。
【図4】従来における圧力センサの回路模式図である。
【符号の説明】
RA〜RD…ゲージ抵抗、R9…オフセット温度特性補
償用抵抗、R4…感度温度特性補償用抵抗、50…ダイ
ヤフラム部、100…ダイヤフラムチップ、200…B
ipチップ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部からの応力に基づき抵抗変化を生じ
    るゲージ抵抗(RA、RB、RC、RD)を備えた薄肉
    部(50)を有する第1のチップ(100)と、 前記ゲージ抵抗へ所定電流を供給する定電流回路部や前
    記ゲージ抵抗からの信号処理を行う信号処理部を有する
    第2のチップ(200)と、 前記ゲージ抵抗へ供給する前記所定電流を温度調整する
    第1の温度補償用抵抗(R4)と、 前記ゲージ抵抗からの信号の温度調節を行う第2の温度
    補償用抵抗(R9)とを備え、 前記第1のチップと前記第2のチップが別チップで構成
    されてなる半導体式応力検出装置において、 前記第1、第2の温度補償用抵抗のうちの少なくとも一
    方は、前記第1のチップのうちの前記薄肉部が形成され
    た領域以外の部分に、前記ゲージ抵抗と同等の濃度で形
    成されていることを特徴とする半導体式応力検出装置。
  2. 【請求項2】 外部からの応力に基づき抵抗変化を生じ
    るゲージ抵抗(RA、RB、RC、RD)を備えた薄肉
    部(50)を有する第1のチップ(100)と、 前記ゲージ抵抗へ所定電流を供給する定電流回路部を有
    する第2のチップ(200)と、 前記ゲージ抵抗へ供給する前記所定電流の温度調整を行
    う温度補償用抵抗(R4)とを備え、 前記第1のチップと前記第2のチップが別チップで構成
    されてなる半導体式応力検出装置において、 前記温度補償用抵抗は、前記第1のチップのうちの前記
    薄肉部が形成された領域以外の部分に、前記ゲージ抵抗
    と同等の濃度で形成されていることを特徴とする半導体
    式応力検出装置。
  3. 【請求項3】 外部からの応力に基づき抵抗変化を生じ
    るゲージ抵抗(RA、RB、RC、RD)を備えた薄肉
    部(50)を有する第1のチップ(100)と、 前記ゲージ抵抗からの信号処理を行う信号処理部を有す
    る第2のチップ(200)と、 前記ゲージ抵抗からの信号の温度調節を行う温度補償用
    抵抗(R9)とを備え、 前記第1のチップと前記第2のチップが別チップで構成
    されてなる半導体式応力検出装置において、 前記温度補償用抵抗は、前記第1のチップのうちの前記
    薄肉部が形成された領域以外の部分に、前記ゲージ抵抗
    と同等の濃度で形成されていることを特徴とする半導体
    式応力検出装置。
  4. 【請求項4】 外部からの応力に基づき抵抗変化を生じ
    るゲージ抵抗(RA、RB、RC、RD)を有する薄肉
    部(50)と、前記ゲージ抵抗へ所定電流を供給する定
    電流回路部及び前記ゲージ抵抗からの信号処理を行う信
    号処理部とを別々のチップに形成する半導体式応力検出
    装置の製造方法において、 前記ゲージ抵抗の形成時に用いるマスク(19)をマス
    クとして、前記ゲージ抵抗へ供給する前記所定電流の温
    度調整を行う第1の温度補償用抵抗(R4)と前記ゲー
    ジ抵抗からの信号の温度調節を行う第2の温度補償用抵
    抗(R9)の少なくとも一方を、前記薄肉部が形成され
    るチップ(100)のうち前記薄肉部を形成する領域以
    外の部分に形成することを特徴とする半導体式応力検出
    装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 外部からの応力に基づき抵抗変化を生じ
    るゲージ抵抗(RA、RB、RC、RD)を有する薄肉
    部(50)と、前記ゲージ抵抗へ所定電流を供給する定
    電流回路部とを別々のチップに形成する半導体式応力検
    出装置の製造方法において、 前記ゲージ抵抗の形成時に用いるマスク(19)をマス
    クとして、前記ゲージ抵抗へ供給する前記所定電流の温
    度調節を行う温度補償用抵抗(R4)を、前記薄肉部が
    形成されるチップ(100)のうち前記薄肉部を形成す
    る領域以外の部分に形成することを特徴とする半導体式
    応力検出装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 外部からの応力に基づき抵抗変化を生じ
    るゲージ抵抗(RA、RB、RC、RD)を有する薄肉
    部(50)と、前記ゲージ抵抗からの信号処理を行う信
    号処理部とを別々のチップに形成する半導体式応力検出
    装置の製造方法において、 前記ゲージ抵抗の形成時に用いるマスク(19)をマス
    クとして、前記ゲージ抵抗からの信号の温度調節を行う
    温度補償用抵抗(R9)を、前記薄肉部が形成されるチ
    ップ(100)のうち前記薄肉部を形成する領域以外の
    部分に形成することを特徴とする半導体式応力検出装置
    の製造方法。
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