JPH10267656A - 測量システム及び測量方法 - Google Patents

測量システム及び測量方法

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JPH10267656A
JPH10267656A JP9076747A JP7674797A JPH10267656A JP H10267656 A JPH10267656 A JP H10267656A JP 9076747 A JP9076747 A JP 9076747A JP 7674797 A JP7674797 A JP 7674797A JP H10267656 A JPH10267656 A JP H10267656A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 測量を行うに際し、各測量機器30を使用する
作業者に測量の正否が作業中又は作業終了後直ちに判断
し難いとき、測量データを持ち帰って結果を算出する
と、再測量の必要が生じたとき、多大な時間と手数とが
必要となることが有った。 【解決手段】 集中処理装置10と複数の測量機器30で構
成され、集中処理装置10は、測量方法を記憶する測量計
画管理手段11と、各測量機器30の測量データを取り込む
データ取り込み手段12と、取り込んだ測量データにより
測量の解析を行う測量データ解析手段13と、測量誤差が
許容範囲内であるかを判断する解析結果判断手段14と、
データ取り込み手段12や測量データ解析手段13を通信手
段49に接続する通信接続手段15とを有し、各測量機器30
は、測量データを通信手段49により前記集中処理装置10
に送る送受信制御手段38を有する測量システムとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、GPS(全地球測
位システム)測量機や測角測距装置などの測量機器を用
いて、地形の測量や基準点の測量を行う測量システム及
び測量方法に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、GPS測量機を用いた測量が種々
利用されるようになってきた。このGPS測量機を用い
た測量では、座標が確定している1又は複数の点にGP
S測量機を設置し、座標が確定していない測定点に設け
たGPS測量機の座標を算出確定して新たな基準点など
としていた。
【0003】そして、このGPS測量機は、衛星からの
電波を受信する受信アンテナと、受信した信号の内、所
定の信号を選択して記憶する携帯用パーソナルコンピュ
ータなどの情報収集装置とで構成し、少なくとも複数の
受信アンテナを用いて異なる地点で同一の衛星からの電
波を受信する。このように、複数台のGPS測量機を用
いて新たな座標を確定するに際しては、各GPS測量機
が同時に複数の衛星からの電波を受信し、且つ、前記複
数の衛星は同一の衛星とすることが必要であった。
【0004】尚、この場合、座標が既に確定されている
既知点の内の特定の既知点を選択し、座標を求める新点
の位置と選択した既知点の位置とが網平均により測定誤
差を修正して測量精度を高めることができるように、既
知点を定めている。又、各GPS測量機で同一の衛星か
ら電波を受信できる時間により受信する衛星を決定する
ことも測量計画として行われている。
【0005】そして、この測量計画に基づき、GPS測
量機に受信すべき衛星の番号、受信開始時刻や受信時間
などを定めて情報収集装置とするマイクロコンピュータ
に設定することを行っていた。そして、このようにして
測量計画を立案し、この測量計画に基づいて測量を行う
ことにより、情報収集装置に受信アンテナで受信する電
波から所要のデータを抜き出して記録していた。そし
て、この受信記録した測量データを事務所などに持ち帰
った後、解析ソフトを組み込んだコンピュータである解
析手段により測量データをロードし、解析処理を行って
各GPS測量機を設置した位置の相対位置関係を求めて
いた。
【0006】又、トータルステーションと呼ばれる高精
度に方向角や上下角、及び、測点までの距離も計測可能
なマイクロコンピュータを内蔵した測角測距装置を用い
る測量においても、同様に、地図上で目的の新点の概略
位置を決定し、既知点の決定を行っていた。そして、こ
のような測角測距装置では、既知点から目的の新点まで
の間に視認可能な複数の測点を定め、この測角測距装置
を設置する測点を定めると共に、この測点から視認可能
な目標とする測点を決定し、測角測距装置による計測方
向も含む測量計画を立てるようにし、この測量計画に基
づいて現場での測量を行っていた。
【0007】尚、これらの測量計画の立案は、コンピュ
ータを使用して選点図に基づいて平均計画図が作成さ
れ、網平均により測量誤差を修正することが極力容易と
なるように測点などを定めることも行われていた。又、
選点図は、座標の確定していない新点に対して、座標の
確定している多数の既知点の内、網平均により誤差修正
が容易な既知点を選択して決定するものである。更に、
平均図は、決定した既知点と新点とを組み合わせて測量
誤差を修正しつつ新点の座標を正確に算出するのに必要
な多角形の組み合わせを定めるものである。そして、観
測図は、平均図に基づいて各測点での測量条件などを定
め、トータルステーションなどの測角測距装置を併用す
る場合は、どの測点に測角測距装置を設置してどの測点
までの方向及び距離を測定するかも定めるものである。
更に、天空図は、各測点での衛星の各時間における位置
を示すものであって、時間毎の受信可能な衛星を決定す
るためのものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、GPS
測量機を用いて測量を行う場合、GPS測量機における
複数台の受信アンテナの受信データを合わせて解析を行
うことにより、測量を達成できることになる。そして、
各GPS測量機の受信データは、衛星の識別コードや時
刻データ、位置データなどが含まれているが、1台のG
PS測量機の受信データだけでは、受信の設定が正しく
行われ且つ受信が正しく行われているか否かの判断が困
難な場合が多かった。
【0009】このため、各GPS測量機の受信データを
持ち帰り、各受信データを合わせて解析を行ったときに
1台の受信が正しく行われなかったことが判明すると、
再度、現場に戻って測量を行うことが必要となり、現場
が遠方の場合は、多くの時間と手数とが再度必要となる
欠点があった。又、トータルステーションなどの測角測
距装置を用いる場合も、測点の数が多く、正確な測量を
行うには各測点間の距離及び角度データに基づいた解析
が必要であった。
【0010】このため、現場では、正確な測量が行えた
か否かの判断が困難な場合も多く、事務所などに持ち帰
った後、解析を行った結果、再測量が必要であると判断
されることもあった。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、集中処理装置
と複数の測量機器で構成され、集中処理装置は、測量機
器の設置位置などの測量計画を記憶する測量計画管理手
段と、各測量機器の測量データを通信手段を介して取り
込むデータ取り込み手段と、データ取り込み手段に取り
込んだ測量データにより測量の解析を行う測量データ解
析手段と、解析結果を測量計画と合わせて測量誤差が許
容範囲内であるかを判断する解析結果判断手段と、デー
タ取り込み手段や測量データ解析手段を通信手段に接続
する通信接続手段とを有し、各測量機器は、測量データ
を通信手段により前記集中処理装置に送る送受信制御手
段を有する測量システムとする。
【0012】このように、測量機器に送受信制御手段を
設け、通信手段により測量データを送ることができる測
量機器とし、集中処理装置は各測量機器の測量データを
取り込むデータ取り込み手段や測量データ解析手段を有
するから、測量中に、又は測量の終了時であっても測量
機器を現場に設置した状態で、集中処理装置により測量
結果の解析及び測量誤差が許容範囲内かの判断を行うこ
とができる。
【0013】又、本発明としては、集中処理装置は電話
回線に接続し、各測量機器の通信手段は携帯電話機とす
る測量システムとすることが好ましい。このように、通
信手段として携帯電話機を用いれば、屋外の種々の条件
の位置に設置する測量機器から容易に測量データを集中
処理装置に送ることができる。更に、本発明としては、
この各測量機器をGPS測量機とする測量システムとす
るものである。
【0014】このように、各測量機器をGPS測量機と
する測量システムにおいては、測量機単体では測量計画
に従った設定通りの受信が行われているか否かの確認が
できないことが多いため、測量地点では測量の正否を判
断することが極めて困難な測量であっても、集中処理装
置に測量データを送信することにより、測量中に又は測
量終了後、短時間で測量結果の正否を知ることができ
る。
【0015】又、本発明は、複数の測量機器を用いて測
量を行うに際し、通信手段により測量現場から各測量機
器の測量データを集中処理装置に送信し、集中処理装置
により各測量機器の測量データを合わせた解析を行い、
更に、解析結果の判断を行って再測量が必要なときには
集中処理装置から再測量の必要な測量機器に再測量の要
求を送信するものである。
【0016】このように、測量データを通信手段により
集中処理装置に送信するから、測量中に、又は測量の終
了時であっても測量機器を現場に設置した状態で、集中
処理装置により測量結果の解析を行うことができ、再測
量の必要を現場の作業者に迅速に知らせることができ
る。又、本発明としては、測量結果の解析を集中処理装
置により行うに際し、先ず、測量データの数の確認を行
うことが好ましい。
【0017】このように、データ数の確認を先ず行うこ
ととすれば、測量手順など測量数の誤りを短時間で発見
することができる。更に、本発明としては、集中処理装
置には、測量計画のデータを記憶させておき、前記集中
処理装置によって測量手順の確認を行うと共に、測量手
順の指示データを測量機器に送信して作業者に知らせる
ことが好ましい。
【0018】このように、集中処理装置で測量手順の確
認を行い、集中処理装置から測量機器に作業手順のデー
タを送って作業者に知らせれば、集中管理により多数地
点の作業の確認などを行って迅速且つ効果的に測量作業
を行うことができる。そして、本発明としては、この通
信手段としては携帯電話機とすることが好ましい。
【0019】このように、通信手段として携帯電話機を
用いれば、屋外や郊外の種々の環境条件の位置に設置す
る測量機器から容易に測量データを集中処理装置に送る
ことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態は、G
PS測量機を用いた測量を行うものである。この実施の
形態とする集中処理装置は、図1のAに示すように、モ
デム28を介して電話回線29に接続されるコンピュータを
用いるものとしている。この集中処理装置10としてのコ
ンピュータは、キーボードなどの入力手段21、CRTな
どの表示手段22、プリンタなどの出力手段23を有し、本
体には、測量計画管理手段11、データ取り込み手段12、
測量データ解析手段13、解析結果判断手段14、及び、通
信接続手段15としての機能を有するものである。
【0021】この測量計画管理手段11は、選点図及び平
均図や観測図更に天空図に基づく測量方法を記憶するも
のです。この測量方法は、観測位置の情報及び測量開始
時刻や測量時間、受信すべき衛星の番号など、測量に必
要な情報であることは、従来と同様である。そして、こ
の測量計画には、既知点の座標や使用する測量機器の種
類及び製品ナンバー、更に、各測量機器である受信アン
テナ31の設置位置などに関するデータも含ませることも
従来と同様としている。
【0022】尚、選点図及び平均図や観測図更に天空図
は、従来と同様に、経験により図面を用いて作成し、又
は別途コンピュータを用いて作成し、この各図に基づく
測量計画を測量計画管理手段11に記憶させれば足りるも
のである。もっとも、選点図及び平均図や観測図更に天
空図などのデータやプログラムも集中処理装置10として
のコンピュータに組み込み、測量計画管理手段11で測量
計画を作成してこの作成した測量計画を測量計画管理手
段11に記憶させるようにすることもできる。
【0023】又、データ取り込み手段12は、電話回線29
及びモデム28を介して送られる各測量機器30の測量デー
タを、各々各測量機器30であるGPS測量機ごとに分け
て記憶するものである。そして、このデータ取り込み手
段12は、測量計画管理手段11に記憶された測量計画に基
づき、所定の時刻になると通信接続手段15を介して特定
のGPS測量機から測量データを読み込むものとしてい
る。
【0024】更に、測量データ解析手段13は、測量計画
管理手段11に記憶されている測量方法に基づいて、デー
タ取り込み手段12に記憶された測量データの意味を解析
するものであり、各測点の相対位置関係を求めると共
に、多角網により測量誤差の修正を行って測点の座標を
算出するものとしている。又、解析結果判断手段14によ
って各測量結果が許容値の範囲内であるかの確認を行い
つつ解析を継続し、測量結果となる帳表や図面又はドキ
ュメントを作成し、表示手段22や出力手段23に出力可能
とするものである。
【0025】尚、解析結果判断手段14は、解析処理の結
果を測量計画の予想値などと比較して許容範囲を越える
結果が算出されたとき、測量の再実行が必要なGPS測
量機に通信接続手段15を介して警告信号を出力すること
もある。又、通信接続手段15は、データ取り込み手段12
や測量結果判断手段14、又は測量計画管理手段11に制御
され、電話回線29を通して測量機器30であるGPS測量
機に付設された通信手段49に集中処理装置10を接続する
ものである。又、この通信接続手段15は、GPS測量機
に付設された通信手段49から信号が入力されると集中処
理装置10の各手段に通信手段49を接続してしてデータな
どを所要の手段に伝達するものである。
【0026】そして、測量機器30であるGPS測量機
は、図1のBに示したように、受信アンテナ31と情報収
集装置35である携帯用パーソナルコンピュータとを有
し、測量標が設置されている測点55の上に三脚51などを
用いて受信アンテナ31が固定されるものである。更に、
このGPS測量機は、モデム48を介してこの情報収集装
置35に接続される通信手段49としての携帯電話を有する
ものとしている。
【0027】この情報収集装置35は、キーボードなどの
入力部と液晶画面などの表示部39とを有する携帯用パー
ソナルコンピュータであって、従来と同様に、測量制御
手段36と測量データ記憶手段37の機能を有し、測量制御
手段36により受信アンテナ31が受信する電波の内、設定
された時刻や時間、選択された衛星からの必要なデータ
を選別して測量データ記憶手段37に記憶させるものとし
ている。
【0028】又、この情報収集装置35は、測量制御手段
36と測量データ記憶手段37の他、送受信制御手段38とし
ての機能をも有するものである。この送受信制御手段38
は、所定の時刻になると通信手段49を作動させ、測量デ
ータ記憶手段37に記憶した測量データを集中処理装置10
に送る制御を行うものである。又、集中処理装置10から
データの読み出し制御信号が入力されたときも、この送
受信制御手段38は、測量データ記憶手段37に記憶した測
量データを集中処理装置10に送る制御を行うものとして
いる。更に、集中処理装置10から警告信号が発せられた
ときは、情報収集装置35の表示部に警告を表示し、又、
発音装置を有する情報収集装置35においては警告音を発
音させるものである。
【0029】そして、この通信手段49としては携帯電話
機を用いるものとし、送受信制御手段38には、集中処理
装置10を接続する電話回線29の電話番号や集中処理装置
10に取り付けたモデム28との通信プロトコルなどを設定
しておく。尚、一般の電話回線が測量現場に引かれてい
る場合、通信手段49として直接に電話回線を使用するこ
ともできる。
【0030】従って、このシステムでは、GPS測量機
により測量を開始し、情報収集装置35の測量データ記憶
手段37に測量データを記憶するとき、送受信制御手段38
により通信手段49を介して測量データを集中処理装置10
に転送することができる。そして、測量データ解析手段
13や解析結果判断手段14により測量データの適否を判断
し、測量中、又は測量終了後、測量機器30であるGPS
測量機を測点に設置した状態で直ちに再測量が必要か否
かを知ることができる。
【0031】又、トータルステーションなどの測角測距
装置33を測量機器に使用する測量システムとすることも
ある。このシステムでは、図1のAに示した集中処理装
置10の測量計画管理手段11に記憶させる測量計画とし
て、測角測距装置33に合わせた測量計画を記憶させる。
又、測量データ解析手段13は、測角測距装置33の距離デ
ータや角度データ、及び、座標データを測量計画に基づ
いて解析する測量データ解析手段13としておく。
【0032】そして、測量機器としては図2に示すよう
に、データ記憶装置41にモデム48を介して通信手段49を
接続する。このデータ記憶装置41は、トータルステーシ
ョンの本体に接続され、トータルステーション本体の内
部コンピュータに記憶された測量データを外部に取り出
す外部記憶装置として用いられるマイクロコンピュータ
を利用する。そして、トータルステーション33の内部コ
ンピュータに記憶された測量データを外部に取り出すデ
ータ読みだし手段43を有すると共に、送受信制御手段45
を有するものとしている。
【0033】この送受信制御手段45やモデム48は、GP
S測量機の送受信制御手段38やモデム48と同様のもので
ある。このように、測量機器30に通信手段49を設けて集
中処理装置10に測量データを送信可能とすることによ
り、座標が未知であった新点での測量が終了したときに
測量データを転送すれば、測点に測量機器30を設置した
ままでそのまま再測量を開始できる。又、測量が終了し
たときに測量データを転送し、近くの次の新点への移動
中に解析処理及び解析判断を行い、再測量を行うに際し
て測量現場に戻る時間を短縮することができる。
【0034】更に、GPS測量機の情報収集装置35に表
示部39を有するパーソナルコンピュータを用いている場
合、測量計画管理手段11に記憶された測量計画により、
次の測量地点の指示のデータを測量機器30であるGPS
測量機に送り、作業者に指示を送ることもある。又、ト
ータルステーション33のように、内部にコンピュータを
有し且つ表示部も有する測角測距装置に対しても、同様
に次の測量位置の指示データを送ることができる。
【0035】このように、次の測量位置の指示を集中処
理装置10から送信すれば、多数の未地点の座標を順次測
量するとき、作業者の負担を少なくすることができる。
そして、集中処理装置10から送信するデータとしては、
測量計画に基づいた測量手順の指示を送信することもで
きる。このように、手順の指示を行う場合は、作業者の
負担を少なくすると共に、多少不慣れな作業者であって
も、的確な測量作業を進めることができる。
【0036】尚、測角測距装置を用いる測量では、測量
データの解析処理を測量データ解析手段13で行うに際
し、測量データの数を先ず確認することもある。このよ
うに、測量データ数の確認を行えば、測量に誤りがなか
ったことの確認を極めて短時間で行い、誤りがあったと
きは現場の作業者に直ちに警告信号を送って知らせるこ
とができる。
【0037】このように、集中処理装置10に測量計画管
理手段11を設けた測量システムは、通信手段49及び通信
接続手段15や送受信制御手段38,45などにより、測量デ
ータを集中処理装置10に集めて一箇所で測量計画に基づ
く測量作業の確認を行うことができる。そして、多数の
測点での測量を実施し、又、この測量の状態を管理でき
るため、測量機器30の操作や測量作業に習熟していない
作業者を現場に配置する場合であっても、集中処理装置
10からの指示により的確に且つ迅速に測量作業を行うこ
とができる。
【0038】又、通信手段49とする携帯電話機は、屋外
や郊外などを移動しつつ測量を行うこともある測量機器
30からのデータ送信を極めて容易に実行することができ
るものである。尚、測量機器30の近くに作業者がいる場
合、送受信制御手段38により自動的に測量データを集中
処理装置10に送る場合のみでなく、作業者が通信手段49
及び測量制御手段36をマニュアル操作して測量データを
集中処理装置10に送ることもできる。
【0039】この場合、自動計測を行う測量機器30で
は、1人の作業者で複数の測量地点を回ることが可能と
なり、数少ない作業者で正しく測量を行うことができ
る。又、この通信手段49としては、衛星通信が可能な携
帯電話やデジタル通信電話などを用いることができる。
更に、この測量システムとしては、GPS測量機と測角
測距装置とを併用するシステムとすることもある。
【0040】
【発明の効果】請求項1に記載した発明は、集中処理装
置と複数の測量機器で構成され、集中処理装置は、測量
計画を記憶する測量計画管理手段と、測量データを取り
込むデータ取り込み手段と、取り込んだ測量データによ
り測量の解析を行う測量データ解析手段と、測量誤差が
許容範囲内であるかを判断する解析結果判断手段と、デ
ータ取り込み手段などを通信手段に接続する通信接続手
段とを有し、各測量機器は、測量データを前記通信手段
により集中処理装置に送る送受信制御手段を有す測量シ
ステムである。
【0041】従って、各測量機器で測量したデータを集
中処理装置へ通信手段により送信し、集中処理装置で各
測量機器のデータを集めた解析を行うことができる。こ
のため、測量機器を現場に配置した状態などでも測量結
果の適否判断ができ、再測量が必要な場合は迅速に再測
量を開始することができる。又、請求項2に記載した発
明は、集中処理装置が電話回線に接続し、各測量機器の
通信手段を携帯電話機とする測量システムである。
【0042】従って、屋外や郊外など、種々の環境条件
の現場に設置する測量機器から、常に容易に測量データ
を集中処理装置に送信することができる。そして、請求
項3に記載した発明は、各測量機器をGPS測量機とす
る測量システムである。従って、測量機単体では測量デ
ータの適否の確認が不可能なGPS測量機を使用する場
合であっても、測量中に、又は測量終了後比較的短時間
で、測量結果の適否を知ることができる。このため、再
測量が必要な場合は、迅速に再測量を開始することがで
きる。
【0043】更に、請求項4に記載した発明は、複数の
測量機器を用いて測量を行うに際し、通信手段により測
量現場から各測量機器の測量データを集中処理装置に送
信し、集中処理装置により各測量機器の測量データを合
わせた解析を行い、更に解析結果の判断を行って再測量
が必要なときには集中処理装置から再測量の要求を必要
な測量機器に送信する測量方法ある。
【0044】このように、現場での測量中に、又は測量
終了時に、測量データを現場から集中処理装置に送信す
るから、短時間で測量結果の適否を集中処理装置で知る
ことができ、測量データが不適切であれば、再測量要求
を行うことにより、直ちに再測量を行うことができる。
又、請求項5に記載した発明は、測量結果の解析を前記
集中処理装置により行うに際し、先ず、測量データの数
の確認を行う測量方法である。
【0045】このように、データ数の確認を行えば、測
量に誤りがあった場合には、極めて短時間で再測量の必
要性を判断することができる。そして、請求項6に記載
した発明は、集中処理装置には、測量計画のデータを記
憶させておき、集中処理装置によって測量手順の確認を
行うと共に、測量手順の指示データを測量機器に送信し
て作業者に知らせる測量方法である。
【0046】このように、集中処理装置により測量手順
の確認及び手順の指示データの送信を行えば、作業者の
負担を軽くし、迅速に誤りのない測量作業を行うことが
可能となる。更に、請求項7に記載した発明は、通信手
段として携帯電話機を使用する測量方法である。
【0047】このように、携帯電話機を使用すれば、手
軽に、郊外などの種々の環境条件の現場から集中処理装
置に測量データを送信し、又、集中処理装置からの指示
を受信することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステムに用いる中央処理装置及び測
量機器の一例を示す概略図。
【図2】本発明のシステムに用いる測量機器の他の例を
示す図。
【符号の説明】
10 集中処理装置 11 測量計画管理手段 12 データ取り込
み手段 13 測量データ解析手段 14 解析結果判断
手段 15 通信接続手段 21 入力手段 22 表示手段 23 出力手段 28 モデム 29 電話回線 30 測量機器 31 受信アンテナ 33 測角測距装置 35 情報収集装置 36 測量制御手段 37 測量データ記
憶手段 38 送受信制御手段 39 表示部 41 データ記憶装置 43 データ読み出し手段 45 送受信制御手
段 48 モデム 49 通信手段 51 三脚 55 測点

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集中処理装置と複数の測量機器で構成さ
    れ、 前記集中処理装置は、測量機器の設置位置及び測量方法
    などの測量計画を記憶する測量計画管理手段と、前記各
    測量機器の測量データを通信手段を介して取り込むデー
    タ取り込み手段と、前記データ取り込み手段に取り込ん
    だ測量データによって測量の解析を行う測量データ解析
    手段と、解析結果を測量計画と合わせて測量誤差が許容
    範囲内であるかを判断する解析結果判断手段と、前記デ
    ータ取り込み手段や前記測量データ解析手段を前記通信
    手段に接続する通信接続手段とを有し、 前記各測量機器は、測量データを前記通信手段により前
    記集中処理装置に送る送受信制御手段を有することを特
    徴とする測量システム。
  2. 【請求項2】 前記集中処理装置が電話回線に接続さ
    れ、前記各測量機器の通信手段が携帯電話機であること
    を特徴とする請求項1に記載した測量システム。
  3. 【請求項3】 前記各測量機器がGPS測量機であるこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2に記載した測量シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 複数の測量機器を用いて測量を行うに際
    し、通信手段により測量現場から各測量機器の測量デー
    タを前記集中処理装置に送信し、この集中処理装置によ
    り前記各測量機器の測量データを合わせた解析を行い、
    更に解析結果の判断を行って再測量が必要と判断された
    ときには、この集中処理装置から再測量が必要な測量機
    器に再測量の要求を送信することを特徴とする測量方
    法。
  5. 【請求項5】 測量結果の解析を前記集中処理装置によ
    り行うに際し、先ず、測量データの数の確認を行うこと
    を特徴とする請求項4に記載した測量方法。
  6. 【請求項6】 前記集中処理装置には、測量計画のデー
    タを記憶させておき、前記集中処理装置によって測量手
    順の確認を行うと共に、測量手順の指示データを各測量
    機器に送信して作業者に知らせることを特徴とする請求
    項4又は請求項5に記載した測量方法。
  7. 【請求項7】 前記通信手段として携帯電話機を使用す
    ることを特徴とする請求項4乃至請求項6の何れかに記
    載した測量方法。
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