JPH09292224A - 汎地球測位システムを用いた測量装置 - Google Patents

汎地球測位システムを用いた測量装置

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JPH09292224A
JPH09292224A JP8103031A JP10303196A JPH09292224A JP H09292224 A JPH09292224 A JP H09292224A JP 8103031 A JP8103031 A JP 8103031A JP 10303196 A JP10303196 A JP 10303196A JP H09292224 A JPH09292224 A JP H09292224A
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JP
Japan
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gps
surveying instrument
coordinate
surveying
positioning system
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JP8103031A
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English (en)
Inventor
Shigeru Aoki
滋 青木
Hiroshi Kishimoto
弘 岸本
Yuichi Igarashi
祐一 五十嵐
Yoshinobu Imaizumi
義信 今泉
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 汎地球測位システム(GPS)を用いた測量
装置に関し、特GPSと、測量用のレベル測定機とを組
み合わせて用いることで、GPSの高さ方向の測定精度
を向上できるようにした。 【解決手段】 電子式レベル30とビーム位置検出機4
0を含む測量用のレベル測定機20と、汎地球測位シス
テム(GPS)を用いた基準局側・測定局側のGPS測
量機50,60とを備える。ビーム位置検出機40に
は、測定局側のGPS測量機60を設ける。基準局側・
測定局側のGPS測量機50,60から出力されるGP
Sデータを、ビーム位置検出機40から出力されるレベ
ルデータを用いて補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、汎地球測位シス
テム(GPS)を用いた測量装置に関し、特にGPS
と、測量用のレベル測定機とを組み合わせて用いること
で、GPSの高さ方向の測定精度を向上できるようにし
たものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の測量装置としては、例え
ば図2に示すように、次の3つの装置が知られていた。 汎地球測位システム(以下「GPS」という。)を用
いた測量機 (以下「GPS測量機」という。) 測量用の電子式レベル パーソナルコンピュータ 上記GPS測量機で測定した測定値(以下「GPS測定
値」という。)と、電子式レベルで測定した測定値(以
下「レベル測定値」という。)とをパーソナルコンピュ
ータに入力し、その座標変換プログラムを用いて単一の
座標系に変換していた。
【0003】なお、GPS測量機と電子式レベルとを組
み合わせた測量装置は、従来、存在しなかった。ただ
し、同種の測量機の組み合わせた測量装置としては、G
PS測量機とトータルステーションとを組み合わせたも
のがあった(例えば特開平4−151509号公報、特
開平4−151510号公報等)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の測量装置では、次の5つの問題点があった。 GPS測量機単独では、特に高さ方向の測定精度の
確保が困難であるという問題点があった。 電子式レベル単独では、レベルしか測定しかできな
いという問題点があった。 従来の測量装置は、パーソナルコンピュータが一般
に事務所に設置されていた。
【0005】このため、GPS測量機と電子式レベルと
の両機の測定成果の品質の劣悪が現場で比較判断できな
いという問題点があった。そこで、測定成果の品質が悪
い場合には、再度、現場に出向き、再測量を余儀なくさ
れていた。 従来の測量装置は、GPS測量機と電子式レベルと
が別体であった。
【0006】このため、両機を同時に使用する場合に
は、両機を個別に搬送や設置しなければならず、搬送や
設置が面倒であるという問題点があった。 GPS測量機と電子式レベルとは個別に電源を持っ
ていた。このため、両者の電源の充電等を別々に行わな
ければならず、電源管理が面倒で、手数が掛かるという
問題点があった。
【0007】本発明は、上記した従来の技術の有する問
題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするとこ
ろは、次の点にある。請求項1記載の発明は、次の点を
目的とする。すなわち、請求項1記載の発明は、GPS
測量機の測定データを、レベル測定機の測定データを用
いて補正することで、測定精度を向上することができる
ようにしたものである。
【0008】請求項2記載の発明は、上記した請求項1
記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。すなわ
ち、請求項2記載の発明は、ビーム位置検出機と測定局
側のGPS測量機との間に一定のオフセット値を持たせ
ることで、測定結果の補正の迅速化を図ることができる
ようにしたものである。
【0009】請求項3記載の発明は、上記した請求項1
又は2記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項3記載の発明は、ビーム位置検出機と
測定局側のGPS測量機とを脱着可能とすることで、両
者の単独使用に加え、搬送・保管の効率化を図ることが
できるようにしたものである。
【0010】請求項4記載の発明は、上記した請求項1
〜3のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点
を目的とする。すなわち、請求項4記載の発明は、レベ
ル測定機側で、GPS測量機の測定データとの座標合成
をすることができるようにしたものであり、GPS測量
機の小型・軽量化を目的とする。
【0011】請求項5記載の発明は、上記した請求項1
〜3のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点
を目的とする。すなわち、請求項5記載の発明は、請求
項4記載の発明とは逆に、GPS測量機側で、レベル測
定機の測定データとの座標合成をすることができるよう
にしたものであり、レベル測定機の小型・軽量化を目的
とする。
【0012】請求項6記載の発明は、上記した請求項1
〜5のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点
を目的とする。すなわち、請求項6記載の発明は、測定
局側のGPS測量機で、GPS座標値の変換ができるよ
うにしたものであり、レベル測定機の一層の小型・軽量
化を目的とする。
【0013】請求項7〜10記載の発明は、次の点を目
的とする。すなわち、請求項7〜10記載の発明は、レ
ベル測定機側とGPS測量機との間の通信に、各種通信
を用いることができるようにしたものである。請求項1
1記載の発明は、上記した請求項4〜10のいずれか1
項に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
【0014】すなわち、請求項11記載の発明は、座標
合成時にレベル測定機の測定データを用いることで、高
さ方向の測定精度を向上することができるようにしたも
のである。請求項12記載の発明は、上記した請求項1
〜11のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の
点を目的とする。
【0015】すなわち、請求項12記載の発明は、レベ
ル測定機とGPS測量機との電源部を共用化すること
で、電源部の保守・管理の効率化を図ることができるよ
うにしたものである。請求項13記載の発明は、上記し
た請求項1〜12のいずれか1項に記載の発明の目的に
加え、次の点を目的とする。
【0016】すなわち、請求項13記載の発明は、電子
式レベルと基準局側のGPS測量機とを脱着可能とする
ことで、両者の単独使用に加え、搬送・保管の効率化を
図ることができるようにしたものである。請求項14記
載の発明は、上記した請求項1〜13のいずれか1項に
記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
【0017】すなわち、請求項14記載の発明は、電子
式レベルと基準局側のGPS測量機との間に一定のオフ
セット値を持たせることで、測定結果の補正の迅速化を
図ることができるようにしたものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】
(特徴点)各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上
記した各目的を達成するためになされたものであり、各
発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用い
て、以下に説明する。
【0019】請求項1記載の発明は、次の2つの点を特
徴とする。第1に、ビーム位置検出機(40)には、例えば
図2に示すように、測定局側のGPS測量機(60)を設け
ている。第2に、基準局側及び測定局側のGPS測量機
(50,60)から出力されるGPSデータを、例えば図1に
示すように、ビーム位置検出機(40)から出力されるレベ
ルデータを用いて補正するようにしている。
【0020】例えば図1に示した第1実施例のもので
は、座標合成時に、XY軸方向の座標合成に、GPSデ
ータの経度(ψ)、緯度(φ)を用い、Z軸方向の座標
合成に、レベルデータを標高に変換した標高値(h)を
用いている。なお、図面に示した実施例のものでは、ビ
ーム位置検出機(40)の高さ方向に複数段のレベルセンサ
ー(41)を配置して、レーザービームの照射位置を直接、
レベルセンサー(41)により検出しているが、これに限ら
ず、図示しないが、レーザービームをバーコード等に照
射し、その照射位置を電子式レベル(30)側に配置したビ
ーム位置検出機(40)により遠隔的に読みとるようにして
も良い。
【0021】請求項2記載の発明は、上記した請求項1
記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。すな
わち、ビーム位置検出機(40)には、例えば図2に示すよ
うに、ビーム位置検出機(40)の高さ測定基準位置と、測
定局側のGPS測量機(60)の座標測定基準位置とが、一
定のオフセット値を持つように、測定局側のGPS測量
機(60)を設けている。
【0022】上記ビーム位置検出機(40)の高さ測定基準
位置を、例えば図2に示す第1実施例では、測定器基準
位置(43)の高さ位置に設定している。前記測定局側のG
PS測量機(60)の座標測定基準位置を、例えば図2に示
す第1実施例では、GPSアンテナ(62)の高さ位置に設
定している。前記オフセット値としては、例えば図2に
示す第1実施例では、ビーム位置検出機(40)の高さ測定
基準位置(43)からGPSアンテナ(62)間の高さを、オフ
セット値(h4)として用いている。
【0023】請求項3記載の発明は、上記した請求項
1,2記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とす
る。すなわち、ビーム位置検出機(40)と測定局側のGP
S測量機(60)との間には、例えば図1〜3に示すよう
に、測定局側のGPS測量機(60)をビーム位置検出機(4
0)に脱着可能に連結する連結手段(例えばコネクター44
の着脱機構100)を設けている。
【0024】請求項4記載の発明は、上記した請求項1
〜3記載のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、
次の点を特徴とする。すなわち、ビーム位置検出機(40)
には、例えば図1に示すように、次の3つの構成を備え
ている。第1は、入力手段(例えばI/O71)で、この
入力手段(例えばI/O71)は、GPSデータを入力す
るものである。
【0025】第2は、座標合成変換手段(例えばメイン
CPU70)で、この座標合成変換手段(例えばメインC
PU70)は、入力手段(例えばI/O71)により入力し
たGPSデータとレベルデータとを合成して単一の合成
座標値を求めるものである。第3は、出力手段(73)で、
この出力手段(73)は、座標合成変換手段(例えばメイン
CPU70)により変換された合成座標値を出力するもの
である。
【0026】請求項5記載の発明は、上記した請求項1
〜3記載のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、
次の点を特徴とする。すなわち、測定局側のGPS測量
機(60)には、例えば図9に示すように、次の3つの構成
を備えている。第1は、入力手段(91)で、この入力手段
(91)は、レベルデータを入力するものである。
【0027】第2は、座標合成変換手段(94)で、この座
標合成変換手段(94)は、入力手段(91)により入力したレ
ベルデータとGPSデータとを合成して単一の合成座標
値を求めるものである。第3は、出力手段(95)で、この
出力手段(95)は、座標合成変換手段(94)により変換され
た合成座標値を出力するものである。
【0028】請求項6記載の発明は、上記した請求項1
〜5のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の
2つの点を特徴とする。第1に、測定局側のGPS測量
機(60)には、例えば図1に示すように、基準局側及び測
定局側のGPS測量機(50,60)により測定した測定値を
GPS座標値に変換するGPS座標変換手段(67)を備え
ている。
【0029】第2に、ビーム位置検出機(40)の入力手段
(例えばI/O71)は、例えば図1に示すように、GP
S座標変換手段(67)により変換されたGPS座標値を入
力するようにしている。請求項7記載の発明は、上記し
た請求項4又は請求項6記載の発明の特徴点に加え、次
の点を特徴とする。
【0030】すなわち、ビーム位置検出機(40)の入力手
段(例えばI/O71)には、例えば図1に示すように、
GPSデータをデジタルデータ通信により入力するよう
にしている。例えば、図1に示す第1実施例のもので
は、光通信ケーブル80を介してデジタルデータ通信して
いる。
【0031】請求項8記載の発明は、上記した請求項5
記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。すな
わち、測定局側のGPS測量機(60)の入力手段(91)に
は、レベルデータをデジタルデータ通信により入力する
ようにしている。例えば、図9に示す第2実施例のもの
では、レベルデータをデジタル処理手段(46)により、デ
ジタル変換後、光通信ケーブル(80)を介してデジタルデ
ータ通信している。
【0032】請求項9記載の発明は、上記した請求項7
又は請求項8記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴
とする。すなわち、デジタルデータ通信には、光通信ケ
ーブル(80)を用いている。例えば、図1に示す第1実施
例のものでは、光通信ケーブル(80)を用いて、ビーム位
置検出機40にGPSデータをデジタルデータ通信してい
る。
【0033】また、例えば、図9に示す第2実施例のも
のでは、光通信ケーブル(80)を用いて、測定局側のGP
S測量機(60)にレベルデータをデジタルデータ通信して
いる。請求項10記載の発明は、上記した請求項7又は
請求項8記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とす
る。
【0034】すなわち、デジタルデータ通信には、図示
しないが、無線通信を用いている。例えば、図1に示す
第1実施例のものを例に挙げると、その光通信ケーブル
(80)に変えて、無線通信を用いれば良い。また、例え
ば、図9に示す第2実施例のものを例に挙げると、その
光通信ケーブル(80)に変えて、無線通信を用いれば良
い。
【0035】請求項11記載の発明は、上記した請求項
4又は請求項5記載の発明の特徴点に加え、次の点を特
徴とする。すなわち、例えば図1に示すように、座標合
成変換手段(例えばメインCPU70)においては、XY
軸方向の座標変換にGPSデータを用い、Z軸方向の座
標変換にレベルデータを用いている。
【0036】なお、上記座標合成変換手段(例えばメイ
ンCPU70)に変えて、図9に示す第2実施例の座標合
成変換手段(94)を用いても良い。請求項12記載の発明
は、上記した請求項1〜11のいずれか1項に記載の発
明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、ビ
ーム位置検出機(40)と測定局側のGPS測量機(60)との
間において、例えば図1〜3に示すように、電源部(45)
を共用している。
【0037】上記電源部(45)は、例えば図3に示す第1
実施例では、ビーム位置検出機(40)に設け、又、例えば
図10に示す第2実施例では、測定局側のGPS測量機
(60)に設けている。これに限らず、図示しないが、電源
部(45)を、ビーム位置検出機(40)と測定局側のGPS測
量機(60)との中間に設けても良い。請求項13記載の発
明は、上記した請求項1〜12のいずれか1項に記載の
発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
【0038】すなわち、電子式レベル(30)と基準局側の
GPS測量機(50)との間には、例えば図2に示すよう
に、基準局側のGPS測量機(50)を電子式レベル(30)に
脱着可能に連結する連結手段(例えばコネクター33の着
脱機構101)を設けている。請求項14記載の発明は、
上記した請求項1〜13のいずれか1項に記載の発明の
特徴点に加え、次の点を特徴とする。
【0039】すなわち、電子式レベル(30)には、電子式
レベル(30)の高さ基準位置と、基準局側のGPS測量機
(50)の座標測定基準位置とが、例えば図2に示すよう
に、一定のオフセット値(h1)を持つように、基準局側の
GPS測量機(50)を設けている。上記電子式レベル(30)
の高さ測定基準位置を、例えば図2に示す第1実施例で
は、ビーム照射部(31)の高さ位置に設定している。
【0040】前記基準局側のGPS測量機(50)の座標測
定基準位置を、例えば図2に示す第1実施例では、GP
Sアンテナ(52)の高さ位置に設定している。前記オフセ
ット値としては、例えば図2に示す第1実施例では、ビ
ーム照射部(31)の高さ位置からGPSアンテナ(52)間の
高さを、オフセット値(h1)として用いている。 (作用)つぎに、上記した特徴点を備えた各請求項にそ
れぞれ記載された各発明の作用について、以下に説明す
る。
【0041】請求項1記載の発明によれば、次のような
作用を奏する。すなわち、高精度のレベルデータを用い
て、GPSデータの高さ方向の座標値を補正することが
できる。請求項2記載の発明によれば、上記した請求項
1記載の発明の作用に加え、次のような作用を奏する。
【0042】すなわち、図2に示すオフセット値(h4)を
用いることで、GPSデータの補正を容易に行うことが
できる。請求項3記載の発明によれば、上記した請求項
1又は請求項2記載の発明の作用に加え、次のような作
用を奏する。すなわち、ビーム位置検出機(40)と測定局
側のGPS測量機(60)とを、例えば図2に示すように、
連結手段(例えばコネクター44の着脱機構100)を用い
て連結することで、現場での作業を効率化できる。
【0043】また、ビーム位置検出機(40)と測定局側の
GPS測量機(60)とを、図示しないが、分離すること
で、両者の単独使用に加え、搬送・保管に便利である。
請求項4記載の発明によれば、上記した請求項1〜3の
いずれか1項に記載の発明の作用に加え、次のような作
用を奏する。すなわち、例えば図1に示すように、ビー
ム位置検出機(40)側で合成座標値を求めることができ
る。
【0044】請求項5記載の発明によれば、上記した請
求項1〜3のいずれか1項に記載の発明の作用に加え、
次のような作用を奏する。すなわち、請求項4記載の発
明とは逆に、例えば図9に示すように、測定局側のGP
S測量機(60)側で合成座標値を求めることができる。請
求項6記載の発明によれば、上記した請求項1〜5のい
ずれか1項に記載の発明の作用に加え、次のような作用
を奏する。
【0045】すなわち、例えば図1に示すように、測定
局側のGPS測量機(60)でGPS座標値に変換できる。
請求項7,8記載の発明は、次のような作用を奏する。
すなわち、例えば図1に示すように、測定局側のGPS
測量機(60)とビーム位置検出機(40)との間で、デジタル
データ通信を行うことができる。
【0046】請求項9記載の発明は、上記した請求項7
又は8記載の発明の作用に加え、次のような作用を奏す
る。すなわち、デジタルデータ通信に、例えば図1に示
すように、光通信ケーブル(80)を用いることで、電磁波
によるノイズの影響を減少できる。請求項10記載の発
明によれば、上記した請求項7又は請求項8記載の発明
の作用に加え、次のような作用を奏する。
【0047】すなわち、デジタルデータ通信に、図示し
ないが、無線通信を用いることで、機器の移動や設置を
容易にできる。請求項11記載の発明は、上記した請求
項4〜10のいずれか1項に記載の発明の作用に加え、
次のような作用を奏する。すなわち、Z軸方向、すなわ
ち高さ方向については、GPS測量機(50,60)によるG
PSデータに比較して、ビーム位置検出機(40)で測定さ
れたレベルデータの方が高精度であることから、座標合
成時にレベルデータを用いたものである。
【0048】請求項12記載の発明は、上記した請求項
1〜11のいずれか1項に記載の発明の作用に加え、次
のような作用を奏する。すなわち、例えば図1〜3に示
すように、ビーム位置検出機(40)と測定局側のGPS測
量機(60)との間において、電源部(45)を共用化すること
で、電源部(60)の保守・管理を容易化できる。
【0049】請求項13記載の発明は、上記した請求項
1〜12のいずれか1項に記載の発明の作用に加え、次
のような作用を奏する。すなわち、電子式レベル(30)と
基準局側のGPS測量機(50)とを、例えば図2に示すよ
うに、連結手段(例えばコネクター33の着脱機構101)
を用いて連結することで、現場での作業を効率化でき
る。
【0050】また、電子式レベル(30)と基準局側のGP
S測量機(50)とを、図示しないが、分離することで、両
者の単独使用に加え、搬送・保管に便利である。請求項
14記載の発明は、上記した請求項1〜13のいずれか
1項に記載の発明の作用に加え、次のような作用を奏す
る。すなわち、図2に示すオフセット値(h1)を用いるこ
とで、GPSデータの補正を容易に行うことができる。
【0051】
【発明の実施の態様】
(第1実施例)図1〜8は、本発明の実施の形態の第1
実施例を示すものである。図1は、測量装置の概略を示
すブロック図、図2は測量装置の概略図、図3はコネク
ターの説明図、図4は信号処理のメインフロー、図5は
図4の衛星電波サーチ、航法メッセージ取得のサブルー
チンを示すフロー、図6は図4の捕捉衛星決定のサブル
ーチンを示すフロー、図7は図4の第1GPS受信機の
衛星電波の位相データ取得のサブルーチンを示すフロ
ー、図8は図4の基線解析処理のサブルーチンを示すフ
ローをそれぞれ示す。 (測量装置)図1中、10は、測量装置を示し、この測量
装置10は、大別すると、次の2つの装置から構成されて
いる。
【0052】第1は、測量用のレベル測定機20であり、
このレベル測定機20は、図2に示すように、電子式レベ
ル30と、ビーム位置検出機40とから構成されている。上
記電子式レベル30は、図1,2に示すように、そのビー
ム照射部31から水平面内で掃引されるレーザービームを
照射する。前記ビーム位置検出機40は、図1,2に示す
ように、電子式レベル30のビーム照射部31から照射され
たレーザービームの高さ位置を検出するレベルセンサー
41を有する。
【0053】なお、図面に示した実施例のものでは、ビ
ーム位置検出機40の高さ方向に複数段のレベルセンサー
41を配置して、レーザービームの照射位置を直接、レベ
ルセンサー41により検出しているが、これに限らず、図
示しないが、レーザービームをバーコード等に照射し、
その照射位置を電子式レベル30側に配置したビーム位置
検出機40により遠隔的に読みとるようにしても良い。
【0054】第2は、汎地球測位システム(以下「GP
S」という。)を用いた複数のGPS測量機であり、こ
れらのGPS測量機は、図1,2に示すように、例えば
1台の基準局側のGPS測量機50と、例えば1台の測定
局側のGPS測量機60とから構成されている。なお、基
準局側・測定局側のGPS測量機50,60を各々1台とし
たが、これに限らず各々複数台使用しても良い。
【0055】上記各基準局側・測定局側のGPS測量機
50,60は、GPS本体51,61と、GPSアンテナ52,62と
からそれぞれ構成されている。 (レベル測定機:電子式レベル)電子式レベル30は、図
2に示すように、三脚32により支持され、基準局側のG
PS測量機50が脱着可能に装着されている。
【0056】上記基準局側GPS測量機50のGPS本体
51は、図2に示すように、電子式レベル30の側面に、連
結手段としてのコネクタ33を介して脱着可能に装着され
ている。なお、基準局側GPS測量機50の単独使用を考
慮して、GPS本体51を脱着可能としたが、これに限ら
ず、電子式レベル30に取り外し不能に固定しても良い。
【0057】また、基準局側GPS測量機50のGPSア
ンテナ52も、図示しないが、電子式レベル30の上方に脱
着可能に装着されている。なお、基準局側GPS測量機
50の単独使用を考慮して、GPSアンテナ52も脱着可能
としたが、これに限らず、電子式レベル30に取り外し不
能に固定しても良い。
【0058】そして、電子式レベル30の機械中心と、G
PSアンテナ52とのXY軸を同一に揃え、Z軸方向の値
をオフセット値h1として用いている。ここで、XY軸は
水平面内に設定した直交座標系の軸であり、例えば+X
方向を東方向、+Y方向を北方向とする。また、これら
と直交するZ軸は、高さ方向である。
【0059】勿論、測点Aに対する電子式レベル30の機
械中心とGPSアンテナ52との相対位置がわかれば良
く、xyzの3軸方向にオフセット値を持つようにして
も良い。本実施例では、オフセット値h1として、図2に
示すように、電子式レベル30のビーム照射部31からGP
Sアンテナ52間の高さを用いている。
【0060】上記オフセット値h1に、図2に示すよう
に、電子式レベル30のビーム照射部31から三脚32の接地
面間のビーム高h2を加えた値が、GPSアンテナ52のア
ンテナ高h3となる。また、電子式レベル30の側面には、
図2に示すように、バッテリー等の電源部34が着脱機構
101により脱着可能に装着され、この電源部34を、GP
S本体51と共用している。 (レベル測定機:ビーム位置検出機)ビーム位置検出器
40は、図2に示すように、ポール42により支持され、測
定局側GPS測量機60が脱着可能に装着されている。
【0061】上記測定局側GPS測量機60のGPS本体
61は、図2に示すように、ビーム位置検出器40の側面
に、連結手段としてのコネクタ44を介して脱着可能に装
着されている。なお、測定局側GPS測量機60の単独使
用を考慮して、GPS本体61を脱着可能としたが、これ
に限らず、ビーム位置検出器40に取り外し不能に固定し
ても良い。また、測定局側GPS本体61を、トータルス
テーションや測量用ポール等に装着できるようにしても
良い。
【0062】また、測定局側GPS測量機60のGPSア
ンテナ62も、ビーム位置検出器40の上方に着脱機構100
により脱着可能に装着されている。なお、測定局側GP
S測量機60の単独使用を考慮して、GPSアンテナ62も
脱着可能としたが、これに限らず、ビーム位置検出器40
に取り外し不能に固定しても良い。また、GPSアンテ
ナ62を、トータルステーションや測量用ポール等に装着
できるようにしても良い。
【0063】そして、ビーム位置検出器40の機械中心
と、GPSアンテナ62とのXY軸を同一に揃え、Z軸方
向の値をオフセット値h4として用いている。勿論、測点
Bに対するビーム位置検出器40の機械中心とGPSアン
テナ62との相対位置がわかれば良く、xyzの3軸方向
にオフセット値を持つようにしても良い。
【0064】本実施例では、オフセット値h4として、図
2に示すように、ビーム位置検出機構40の高さ測定基準
位置43からGPSアンテナ62間の高さを用いている。上
記オフセット値h4に、図2に示すように、ポール42の全
長であるポール高h5と、ポール42の上端から高さ測定基
準位置43までの高さh7とを加えた値が、アンテナ高h6と
なる。
【0065】レベルセンサー41は、図3に示すように、
高さ測定器基準位置43を中心に上下方向に多段に配置さ
れている。そして、高さ測定器基準位置43からポール42
の上端間での高さが、センサー高h7として予め設定され
ている。このため、レーザービームの照射位置に位置す
るレベルセンサー41と、高さ測定器基準位置43間の高さ
の差が、レベル測定値となる。
【0066】そして、レベル測定値に、ポール高h5、セ
ンサー高h7を加えることで、レーザービームの照射位置
の高さが演算できる。同様に、これらにGPSアンテナ
62のオフセット値h4を加えることで、GPSアンテナ62
のZ軸方向の座標値が演算できる。また、ビーム位置検
出器40の側面には、図2に示すように、バッテリー等の
電源部45が脱着可能に装着され、この電源部45を、GP
S本体61と共用している。
【0067】つぎに、図1を用いて、ビーム位置検出器
40の制御回路について説明する。上記制御回路は、マイ
クロコンピュータを中心に構成され、メインCPU70の
ほか、図示しないが、プログラムを記憶したROMやR
AM等のメモリ群を備えている。上記メインCPU70の
入力側には、図1に示すように、入力手段としてのI/
O71が接続されている。
【0068】上記I/O71には、図1に示すように、光
通信ケーブル80を介して測定局側GPS本体61が接続さ
れ、さらに入力キー72、レベルセンサー41がそれぞれ接
続されている。なお、図示しないが、光通信ケーブル80
に変えて、無線通信を用いても良い。上記入力キー72か
らは、各種の設定値、例えばGPSアンテナ62のオフセ
ット値h4、ポール高h5、センサー高h7等が入力できる。
【0069】また、メインCPU70の出力側には、図1
に示すように、出力手段73が接続されている。上記出力
手段73は、図1に示すように、表示部74、外部通信部75
から構成されている。上記表示部74は、図示しないが、
例えば液晶等のディスプレーを用いているが、これに限
らず、ブラウン管や7セグメント等を用いても良い。
【0070】前記外部通信手段75は、例えばICカード
等を使用するが、これに限らず、FD、MD等の記録媒
体を使用したり、或いは周辺機器とケーブルで直接接続
しても良いし、或いは無線通信できるようにしても良
い。一方、前記メインCPU70は、ROMに記憶された
プログラムを実行することで、座標合成変換手段として
機能する。
【0071】すなわち、メインCPU70には、測定局側
GPS本体61から送出された、例えば日本測地系のGP
S測量座標値(経度ψ、緯度φ、標高h)と、レベルセ
ンサー41からのレベル測定値とを、合成して単一の座標
系の合成座標値、例えば日本測地系のGPS測量座標値
(経度ψ、緯度φ、標高h)に変換している。すなわ
ち、本実施例では、座標合成時に、XY軸方向の座標合
成に、測定局側GPS本体61から送出される経度ψ、緯
度φを用い、Z軸方向の座標合成に、レベルセンサー41
からのレベル測定値を標高に変換した標高値hを用いて
いる。
【0072】なお、合成座標値として、例えば日本測地
系のGPS測量座標値に変換したが、これに限らず、他
の測地系、ベッセル系、ローカル系の合成座標値に変換
しても良い。また、測定局側GPS本体61から送出され
た座標値も、日本測地系のGPS測量座標値に限らず、
例えばWGS−84系のGPS座標値(dx,dy,d
z)であって良く、WGS−84系のGPS座標値を、
メインCPU70で、例えば日本測地系のGPS測量座標
値に変換後、座標合成しても良い。
【0073】一方、電源部45は、図3に示すように、測
定局側GPS本体61と共用し、ビーム位置検出器40内に
は、電源制御手段76を備えている。 (基準局側GPS本体)基準局側GPS本体51は、図1
に示すように、受信手段53、デジタル処理部54、入力キ
ー55、データ無線部56を備える。
【0074】上記受信手段53は、図1に示すように、G
PSアンテナ52からの受信データを入力し、高周波部57
と、中間周波部58とから構成されている。前記デジタル
処理部54は、図1に示すように、受信手段53の中間周波
部58から入力した受信データをアナログ/デジタル変換
している。前記入力キー55からは、測点Aの座標値、G
PSアンテナ52のオフセット値、電子式レベル30のビー
ム照射部31のビーム高h2等が入力できる。
【0075】なお、図2に示す測点Aが未知点の場合に
は、既知点の座標値から別途、測量し、測点Aの座標値
を求める。前記データ無線部56は、図1に示すように、
デジタル処理部54によりデジタル変換されたGPS測定
値、入力キー55から入力された各種の設定値が、無線通
信により測定局側GPS本体61に送出される。 (測定局側GPS本体)測定局側GPS本体61は、図1
に示すように、受信手段63、デジタル処理部64、データ
無線部65、基線解析手段66、GPS座標変換手段67を備
える。
【0076】上記受信手段63は、図1に示すように、G
PSアンテナ62からの受信データを入力し、大別する
と、高周波部68と、中間周波部69とから構成されてい
る。前記デジタル処理部64は、図1に示すように、受信
手段63の中間周波部69から入力した受信データをアナロ
グ/デジタル変換している。前記基線解析手段66は、図
1に示すように、デジタル処理部64から入力した基準局
側のGPS測定値と、基準局側GPS本体51から無線通
信され、データ無線部65を介して入力された基準局側の
GPS測定値とを基線解析し、例えばWGS−84系の
GPS座標値に変換する。
【0077】このとき、基準局側GPS本体51の入力キ
ー55で入力された各種の設定値、並びにビーム位置検出
機40の入力キー72により入力され、光通信ケーブル80を
介して入力する各種の設定値も使用される。前記GPS
座標変換手段67は、図1に示すように、基線解析手段66
から送出された、例えばWGS−84系のGPS座標値
を、例えば日本測地系のGPS測量座標値(経度ψ、緯
度φ、標高h)に変換している。
【0078】なお、GPS座標変換手段67により、GP
S座標値を、例えば日本測地系のGPS測量座標値に変
換したが、これに限らず、他の測地系、ベッセル系、ロ
ーカル系のGPS測量座標値に変換しても良い。また、
GPS座標変換手段67を、測定局側GPS本体61内に設
けたが、これに限らず、ビーム位置検出機40内に設けて
も良い。さらに、基線解析手段66を、測定局側GPS本
体61内に設けたが、これに限らず、ビーム位置検出機40
内に設けても良い。 (メインフロー)つぎに、図4〜8に示したフローを用
いて、GPS測定値の座標変換について説明する。
【0079】本実施例では、干渉測位方式として、キネ
マティック測位を採用している。まず、図4を用いて、
メインフローを説明する。すなわち、図4に示すよう
に、第1のステップS10で、衛星電波サーチ、航法メ
ッセージを取得する。第1のステップS10終了後、図
4に示すように、第2のステップS20に進み、捕捉衛
星を決定する。捕捉衛星決定後、図4に示すように、第
2のステップS20から第3のステップS30に進み、
基準局側GPS測量機50の衛星電波の位相データを取得
する。取得した位相データは、測定局側GPS本体61に
無線通信され、そのメモリ(図示せず)に格納される。
【0080】つぎに、第4のステップS40では、図4
に示すように、測定局側GPS測量機60の衛星電波の位
相データを取得する。取得した位相データは、測定局側
GPS本体61のメモリ(図示せず)に格納される。な
お、第3,第4のステップS30,S40は、図4に示
したフローでは前後しているが、基準局側・測定局側G
PS測量機50,60とを同期させ、同時に衛星電波の位相
データを取得している。
【0081】その後、図4に示すように、第5のステッ
プS50に進み、基線解析処理が行われる。上記基線解
析処理は、図1に示すように、測定局側GPS本体61内
の基線解析手段66により処理される。上記基線解析手段
66は、基準局側・測定局側GPS測量機50,60の位相デ
ータ、並びに基準局側GPS測量機50の予め入力された
既知点としての測点Aの座標、航法メッセージ等にもと
づいて、例えばWGS−84系のGPS座標値(dx,
dy,dz)と分散値λとを演算する。
【0082】上記基線解析処理後、図4に示すように、
次の第6のステップS60に進み、基線解析処理により
得た解(dx,dy,dz,λ)を、測定局側GPS本
体61内のメモリ(図示せず)に格納する。つぎに、図4
に示すように、第7のステップS70に進み、解のGO
/NG判定を行っている。
【0083】具体的には、分散λの値が、規定値より小
さい場合には、「GO」と判定され、図4に示すよう
に、第7のステップS70から次の第8のステップS8
0に進む。上記第8のステップS80では、解(dx,
dy,dz,λ)の座標変換を行う。
【0084】上記座標変換は、図1に示すように、測定
局側GPS本体61内のGPS座標変換手段67により処理
される。上記GPS座標変換手段67は、基線解析手段66
から送出された、例えばWGS−84系のGPS座標値
(dx,dy,dz)を、例えば測地系、ベッセル系、
ローカル系のGPS測量座標値に変換する。
【0085】本実施例では、GPS座標変換手段67によ
り、WGS−84系のGPS座標値(dx,dy,d
z)を、例えば日本測地系のGPS測量座標値(経度
ψ、緯度φ、標高h)に変換している。上記座標変換
後、図4に示すように、次の第9のステップS90に進
み、日本測地系のGPS測量座標値(経度ψ、緯度φ、
標高h)を出力する。
【0086】本実施例では、図1に示すように、GPS
座標変換手段67から光通信ケーブル80を介して、日本測
地系のGPS測量座標値(経度ψ、緯度φ、標高h)を
ビーム位置検出機40に送信している。一方、先に説明し
た第7のステップS70において、分散λの値が、規定
値より大きい場合には、「NG」と判定され、図4に示
すように、第7のステップS70から先の第3のステッ
プS30に戻り、基準局側・測定局側GPS測量機50,6
0の位相データを再度、取得する。 (衛星電波サーチ、航法メッセージ取得)つぎに、図4
の第1のステップS10の衛星電波サーチ、航法メッセ
ージ取得について、図5を用いて説明する。
【0087】まず、第1のステップS11では、図5に
示すように、衛星の仰角が計算される。つぎに、第2の
ステップS12に進み、図5に示すように、衛星の選
択、並びにPN(疑似雑音符号)の割り当てが行われ
る。その後、第3のステップS13に進み、図5に示す
ように、ドップラーシフト計算、並びにロック周波数の
設定が行われる。
【0088】つぎに、第4のステップS14に進み、図
5に示すように、衛星をロックをしているか否かの判定
が行われる。その結果、衛星をロックしている場合に
は、図5に示すように、第4のステップS14から次の
第5のステップS15に進み、航法メッセージ(衛星位
置、時刻情報)を取得する。
【0089】これに対し、衛星をロックしていない場合
には、図5に示すように、第4のステップS14から先
の第1のステップS11に戻り、次の衛星を選択し、ロ
ックするまで処理を繰り返す。 (捕捉衛星決定)つぎに、図4の第2のステップS20
の捕捉衛星決定について、図6を用いて説明する。
【0090】まず、第1のステップS21では、図6に
示すように、衛星の仰角が計算される。つぎに、第2の
ステップS22に進み、図6に示すように、受信可能な
衛星(MAX)を選択する。本実施例では、12チャン
ネルの受信機を使用しているため、MAX=12と設定
している。
【0091】その後、第3のステップS23に進み、図
6に示すように、ドップラーシフト量を計算する。つぎ
に、第4のステップS24に進み、図6に示すように、
受信可能な衛星のうち、一番目の衛星(n=1)を選択
する。その後、第5ステップS25に進み、図6に示す
ように、一番目の衛星(n=1)に対応するチャンネル
Nにロック周波数を設定する。
【0092】つぎに、第6ステップS26に進み、図6
に示すように、当該一番目の衛星(n=1)がロックさ
れているか否かの判定が行われる。その結果、ロックし
ている場合には、図6に示すように、次の第7のステッ
プS27に進み、受信可能な12個の衛星が全て選択さ
れているか否か、すなわちn=MAXの判定が行われ
る。
【0093】その結果、受信可能な12個の衛星が全て
選択されていない場合、すなわち、n≠MAXの場合に
は、図6に示すように、次の第8のステップS28に進
み、次の衛星(n=1+1)が選択される。その後、図
6に示すように、第8のステップS28から先の第5の
ステップS25に戻り、受信可能な12個の全ての衛星
が選択されるまで、すなわちn=MAXとなるまで処理
を繰り返し、n=MAXとなると、当該処理を抜ける。
【0094】これに対し、先の第6ステップS26にお
いて、図6に示すように、当該一番目の衛星(n=1)
がロックされていない場合には、第9のステップS29
に進む。上記第9のステップS29では、図6に示すよ
うに、所定時間を経過したか否かが判定される。当該判
定はスキップ処理のためのステップであり、所定時間中
は、先の第6ステップS26に戻り、ロックの判定を繰
り返す。
【0095】これに対し、所定時間経過後は、図6に示
すように、第9のステップS29から第8のステップS
28に進み、当該衛星をスキップして、次の衛星のロッ
クを開始する。例えば、受信可能な衛星数、すなわち、
MAX=12としても、実際に木や建物等があってロッ
クできない衛星もある。このため、実測できた衛星数
は、MAX≧max、例えばmax=8と仮定する。 (基準局側GPS測量機の衛星電波の位相データ取得)
つぎに、図4の第3のステップS30の基準局側GPS
測量機50の衛星電波の位相データ取得について、図7を
用いて説明する。
【0096】まず、第1のステップS31では、図7に
示すように、タイマ割り込み待ちを行う。これは、カウ
ンタに位相データが蓄積されるのを待つ処理で、例えば
コンマ5秒待っている。その後、第2のステップS32
に進み、図7に示すように、1〜max番目のタイマを
ラッチする。maxは、実測できた衛星数であり、例え
ばmax=8と仮定している。
【0097】つぎに、第3のステップS33に進み、図
7に示すように、一番目の衛星に対応するカウンタ(n
=1)を選択する。なお、基準局側GPS本体51内に
は、図示しないが、少なくともmax=8個のカウンタ
が内蔵されている。つぎに、第4のステップS34に進
み、図7に示すように、選択された一番目の衛星に対応
するカウンタ(n=1)からカウンタ値を読み出す。
【0098】その後、第5のステップS35に進み、図
7に示すように、読み出したカウンタ値を、図示しない
が、基準局側GPS本体51のメモり内に格納する。メモ
リに格納後、第6のステップS36に進み、図7に示す
ように、8個の衛星が全て選択されているか否か、すな
わちn=maxの判定が行われる。その結果、8個の衛
星が全て選択されていない場合には、図7に示すよう
に、次の第7のステップS37に進み、次の衛星(n=
1+1)が選択される。
【0099】その後、図7に示すように、第7のステッ
プS37から先の第4のステップS34に戻り、8個の
全ての衛星が選択されるまで、すなわちn=maxとな
るまで処理を繰り返し、n=maxとなると、当該処理
を抜ける。 (基線解析処理)つぎに、図4の第5のステップS50
の基線解析処理について、図8を用いて説明する。
【0100】上記基線解析処理は、図1に示すように、
測定局側GPS本体61内の基線解析処理手段66により行
われる。まず、第1のステップS51に進み、図8に示
すように、基準局側GPS測量機50の位相データをワー
キングエリア内に格納する。すなわち、先に説明した図
7の第5のステップS35でメモリ内に格納した基準局
側GPS測量機50の位相データを読み出し、図示しない
が、測定局側GPS本体61のワーキングエリア内に格納
する。
【0101】つぎに、第2のステップS52に進み、図
8に示すように、測定局側GPS測量機60の位相データ
をワーキングエリア内に格納する。すなわち、先に説明
した図10の第3のステップS43でメモリ内に格納し
た測定局側GPS測量機60の位相データを読み出し、図
示しないが、測定局側GPS本体61のワーキングエリア
内に格納する。
【0102】その後、第3のステップS53に進み、図
8に示すように、航法メッセージをワーキングエリア内
に格納する。すなわち、先に説明した図5の第5のステ
ップS15で取得した航法メッセージを、図示しない
が、測定局側GPS本体61のワーキングエリア内に格納
する。つぎに、第4のステップS54に進み、図8に示
すように、測点Aの座標をワーキングエリア内に格納す
る。
【0103】なお、第1〜第4のステップS51〜S5
4は、図8に示した手順に限らず、いずれの手順で処理
しても良い。その後、第5のステップS55に進み、図
8に示すように、疑似距離計算による観測時刻,受信点
位置を修正する。つぎに、第6のステップS56に進
み、図8に示すように、サイクルスリップの編集を行
う。
【0104】その後、第7のステップS57に進み、図
8に示すように、二重差による基線ベクトルの推定を行
い、解としての3次元直交座標値(dx,dy,d
z)、解の分散値(λ)を得る。つぎに、第8のステッ
プS58に進み、図8に示すように、先の第7のステッ
プS57で得た解としての3次元直交座標値(dx,d
y,dz)及び解の分散値(λ)を、図示しないが、測
定局側GPS本体61のメモり内に格納する。 (第2実施例)図9,10は、本発明の実施の形態の第
2実施例を示すものである。
【0105】図9は、測量装置の概略を示すブロック
図、図10は図9の測量装置のコネクターの説明図であ
る。本第2実施例の特徴は、図9に示すように、測定局
側GPS本体61内で、座標合成を行うようにした点にあ
る。 (第2実施例:測定局側GPS本体61)つぎに、図9を
用いて、測定局側GPS本体61の制御回路について説明
する。
【0106】上記制御回路は、マイクロコンピュータを
中心に構成され、メインCPU90のほか、図示しない
が、プログラムを記憶したROMやRAM等のメモリ群
を備えている。上記メインCPU90の入力側には、図9
に示すように、入力手段91が接続されている。
【0107】上記入力手段91は、図9に示すように、I
/O92、データ無線部65から構成されている。上記I/
O92には、図9に示すように、受信手段63、入力キー9
3、光通信ケーブル80を介してビーム位置検出機40がそ
れぞれ接続されている。なお、図示しないが、上記光通
信ケーブル80に変えて、無線通信を用いても良い。
【0108】上記受信手段63からは、図9に示すよう
に、その中間周波部69からGPS測定値が入力される。
上記入力キー93からは、各種の設定値、例えばGPSア
ンテナ62のオフセット値h4、ポール高h5、センサー高h7
等が入力できる。前記ビーム位置検出機40からは、図9
に示すように、レベルセンサー41からデジタル処理手段
46を介してデジタル化されたレベル測定値が入力され
る。
【0109】また、メインCPU90の出力側には、図9
に示すように、出力手段95が接続されている。上記出力
手段95は、図9に示すように、表示部96、外部通信部97
から構成されている。上記表示部96は、図示しないが、
例えば液晶等のディスプレーを用いているが、これに限
らず、ブラウン管や7セグメント等を用いても良い。
【0110】前記外部通信手段97は、例えばICカード
等を使用するが、これに限らず、FD、MD等の記録媒
体を使用したり、或いは周辺機器とケーブルで直接接続
しても良いし、或いは無線通信できるようにしても良
い。一方、前記メインCPU90は、ROMに記憶された
プログラムを実行することで、図9に示すように、基線
解析手段66、GPS座標変換手段67、座標合成変換手段
94として機能する。
【0111】すなわち、座標合成変換手段94は、図9に
示すように、GPS座標変換手段67から出力された、例
えば日本測地系のGPS測量座標値(経度ψ、緯度φ、
標高h)と、レベルセンサー41からのレベル測定値と
を、合成して単一の座標系の合成座標値、例えば日本測
地系のGPS測量座標値(経度ψ、緯度φ、標高h)に
変換している。
【0112】すなわち、本実施例では、座標合成時に、
XY軸方向の座標合成に、GPS座標変換手段67から出
力される経度ψ、緯度φを用い、Z軸方向の座標合成
に、レベルセンサー41からのレベル測定値を標高に変換
した標高値hを用いている。なお、合成座標値として、
例えば日本測地系のGPS測量座標値に変換したが、こ
れに限らず、他の測地系、ベッセル系、ローカル系の合
成座標値に変換しても良い。
【0113】一方、電源部45は、図10に示すように、
ビーム位置検出器40と共用し、測定局側GPS本体61内
には、電源制御手段98を備えている。本第2実施例によ
れば、先に説明した第1実施例のものと比較して、ビー
ム位置検出器40の構造を簡便にでき、ビーム位置検出器
40の小型・軽量化を図ることができる。
【0114】なお、本第2実施例において、先に説明し
た第1実施例のもの同一構成部分については、同一符号
を付してその具体的な説明は省略する。
【0115】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、以下に記載されるような効果を奏する。請求項1
記載の発明によれば、次のような効果を奏する。すなわ
ち、請求項1記載の発明によれば、GPS測量機の測定
データを、レベル測定機の測定データを用いて補正する
ことで、測定精度を向上することができる。
【0116】請求項2記載の発明によれば、上記した請
求項1記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏す
る。すなわち、請求項2記載の発明によれば、ビーム位
置検出機と測定局側のGPS測量機との間に一定のオフ
セット値を持たせることで、測定結果の補正の迅速化を
図ることができる。
【0117】請求項3記載の発明によれば、上記した請
求項1又は2記載の発明の効果に加え、次のような効果
を奏する。すなわち、請求項3記載の発明によれば、ビ
ーム位置検出機と測定局側のGPS測量機とを脱着可能
とすることで、両者の単独使用に加え、搬送・保管の効
率化を図ることができる。
【0118】請求項4記載の発明によれば、上記した請
求項1〜3のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、
次のような効果を奏する。すなわち、請求項4記載の発
明によれば、レベル測定機側で、GPS測量機の測定デ
ータとの座標合成をすることができる。このため、GP
S測量機の小型・軽量化が可能である。
【0119】請求項5記載の発明によれば、上記した請
求項1〜3のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、
次のような効果を奏する。すなわち、請求項5記載の発
明によれば、請求項4記載の発明とは逆に、GPS測量
機側で、レベル測定機の測定データとの座標合成をする
ことができる。このため、レベル測定機の小型・軽量化
が可能である。
【0120】請求項6記載の発明によれば、上記した請
求項1〜5のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、
次のような効果を奏する。すなわち、請求項6記載の発
明によれば、測定局側のGPS測量機で、GPS座標値
の変換ができるようにしたものである。このため、レベ
ル測定機の一層の小型・軽量化が可能である。
【0121】請求項7〜10記載の発明によれば、次の
ような効果を奏する。すなわち、請求項7〜10記載の
発明によれば、レベル測定機側とGPS測量機との間の
通信に、各種通信を用いることができる。請求項11記
載の発明によれば、上記した請求項4〜10のいずれか
1項に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏す
る。
【0122】すなわち、請求項11記載の発明によれ
ば、座標合成時にレベル測定機の測定データを用いるこ
とで、高さ方向の測定精度を向上することができる。請
求項12記載の発明によれば、上記した請求項1〜11
のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、次のような
効果を奏する。すなわち、請求項12記載の発明によれ
ば、レベル測定機とGPS測量機との電源部を共用化す
ることで、電源部の保守・管理の効率化を図ることがで
きる。
【0123】請求項13記載の発明によれば、上記した
請求項1〜12のいずれか1項に記載の発明の効果に加
え、次のような効果を奏する。すなわち、請求項13記
載の発明によれば、電子式レベルと基準局側のGPS測
量機とを脱着可能とすることで、両者の単独使用に加
え、搬送・保管の効率化を図ることができる。
【0124】請求項14記載の発明によれば、上記した
請求項1〜13のいずれか1項に記載の発明の効果に加
え、次のような効果を奏する。すなわち、請求項14記
載の発明によれば、電子式レベルと基準局側のGPS測
量機との間に一定のオフセット値を持たせることで、測
定結果の補正の迅速化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】測量装置の概略を示すブロック図である。
【図2】測量装置の概略図である。
【図3】コネクターの説明図である。
【図4】信号処理のメインフローである。
【図5】図4の衛星電波サーチ、航法メッセージ取得の
サブルーチンを示すフローである。
【図6】図4の捕捉衛星決定のサブルーチンを示すフロ
ーである。
【図7】図4の第1GPS受信機の衛星電波の位相デー
タ取得のサブルーチンを示すフローである。
【図8】図4の基線解析処理のサブルーチンを示すフロ
ーである。
【図9】本発明の第2実施例を示し、測量装置の概略を
示すブロック図である。
【図10】図9の測量装置のコネクターの説明図であ
る。
【符号の説明】
10 測量装置 20 レベル測定機 30 電子式レベル 31 ビーム照射部 32 三脚 33 コネクター 34 電源部 40 ビーム位置検出機 41 レベルセンサー 42 ポール 43 ビーム位置検出機構の高さ測定器基準位置 44
コネクター 45 電源部 46 デジタル処理部(第
2実施例) 50 基準局側GPS測量機 51 GPS本体 52 GPSアンテナ 53 受信手段 54 デジタル処理部 55 入力キー 56 データ無線部 57 高周波部 58 中間周波部 60 測定局側GPS測量
機 61 GPS本体 62 GPSアンテナ 63 受信手段 64 デジタル処理部 65 データ無線部 66 基線解析手段 67 GPS座標変換手段 68 高周波部 69 中間周波部 70 メインCPU(座標
合成変換手段) 71 I/O(入力手段) 72 入力キー 73 出力手段 74 表示部 75 外部通信部 76 電源制御手段 80 光通信ケーブル 90 メインCPU(第2
実施例) 91 入力手段 92 I/O 93 入力キー 94 座標合成手段 95 出力手段 96 表示部 97 外部通信部 98 電源制御手段 100 着脱機構 101 着脱機構 h1 オフセット値 h2 ビーム高 h3 アンテナ高 h4 オフセット値 h5 ポール高 h6 アンテナ高 h7 センサー高
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今泉 義信 東京都千代田区丸の内3−2−3 株式会 社ニコン内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザービームを水平面内で掃引される
    電子式レベル、及び前記レーザービームの高さ位置を検
    出するビーム位置検出機を含むレベル測定機と、 汎地球測位システムを用いるとともに、少なくとも1台
    の基準局側、及び少なくとも1台の測定局側を含む複数
    のGPS測量機とを備えた汎地球測位システムを用いた
    測定装置において、 前記ビーム位置検出機には、前記測定局側のGPS測量
    機を設け、 前記基準局側及び前記測定局側のGPS測量機から出力
    されるGPSデータを、前記ビーム位置検出機から出力
    されるレベルデータを用いて補正するようにしたことを
    特徴とする汎地球測位システムを用いた測量装置。
  2. 【請求項2】 前記ビーム位置検出機には、前記ビーム
    位置検出機の高さ測定基準位置と、前記測定局側のGP
    S測量機の座標測定基準位置とが、一定のオフセット値
    を持つように、前記測定局側のGPS測量機を設けたこ
    とを特徴とする請求項1記載の汎地球測位システムを用
    いた測量装置。
  3. 【請求項3】 前記ビーム位置検出機と前記測定局側の
    GPS測量機との間には、前記測定局側のGPS測量機
    を前記ビーム位置検出機に脱着可能に連結する連結手段
    を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の
    汎地球測位システムを用いた測量装置。
  4. 【請求項4】 前記ビーム位置検出機には、前記GPS
    データを入力する入力手段と、 前記入力手段により入力したGPSデータと前記レベル
    データとを合成して単一の合成座標値を求める座標合成
    変換手段と、 前記座標合成変換手段により変換された合成座標値を出
    力する出力手段とを備えたことを特徴とする請求項1〜
    3のいずれか1項に記載の汎地球測位システムを用いた
    測量装置。
  5. 【請求項5】 前記測定局側のGPS測量機には、前記
    レベルデータを入力する入力手段と、 前記入力手段により入力したレベルデータと前記GPS
    データとを合成して単一の合成座標値を求める座標合成
    変換手段と、 前記座標合成変換手段により変換された合成座標値を出
    力する出力手段とを備えたことを特徴とする請求項1〜
    3のいずれか1項に記載の汎地球測位システムを用いた
    測量装置。
  6. 【請求項6】 前記測定局側のGPS測量機には、前記
    基準局側及び前記測定局側のGPS測量機により測定し
    た測定値をGPS座標値に変換するGPS座標変換手段
    を備え、 前記ビーム位置検出機の前記入力手段には、前記GPS
    座標変換手段により変換されたGPS座標値を入力する
    ようにしたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1
    項に記載の汎地球測位システムを用いた測量装置。
  7. 【請求項7】 前記ビーム位置検出機の前記入力手段に
    は、前記GPSデータをデジタルデータ通信により入力
    するようにしたことを特徴とする請求項4又は請求項6
    記載の汎地球測位システムを用いた測量装置。
  8. 【請求項8】 前記測定局側のGPS測量機の前記入力
    手段には、前記レベルデータをデジタルデータ通信によ
    り入力するようにしたことを特徴とする請求項5記載の
    汎地球測位システムを用いた測量装置。
  9. 【請求項9】 前記デジタルデータ通信には、光通信ケ
    ーブルを用いたことを特徴とする請求項7又は請求項8
    記載の汎地球測位システムを用いた測量装置。
  10. 【請求項10】 前記デジタルデータ通信には、無線通
    信を用いたことを特徴とする請求項7又は請求項8記載
    の汎地球測位システムを用いた測量装置。
  11. 【請求項11】 前記座標合成変換手段においては、X
    Y軸方向の座標変換に前記GPSデータを用い、Z軸方
    向の座標変換にレベルデータを用いたことを特徴とする
    請求項4〜10のいずれか1項に記載の汎地球測位シス
    テムを用いた測量装置。
  12. 【請求項12】 前記ビーム位置検出機と前記測定局側
    のGPS測量機との間において、電源部を共用したこと
    を特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の汎
    地球測位システムを用いた測量装置。
  13. 【請求項13】 前記電子式レベルと前記基準局側のG
    PS測量機との間には、前記基準局側のGPS測量機を
    前記電子式レベルに脱着可能に連結する連結手段を設け
    たことを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記
    載の汎地球測位システムを用いた測量装置。
  14. 【請求項14】 前記電子式レベルには、前記電子式レ
    ベルの高さ基準位置と、前記基準局側のGPS測量機の
    座標測定基準位置とが、一定のオフセット値を持つよう
    に、前記基準局側のGPS測量機を設けたことを特徴と
    する請求項1〜13のいずれか1項に記載の汎地球測位
    システムを用いた測量装置。
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