JPH10267005A - 可変容量形油圧ポンプの吐出量一定制御装置 - Google Patents
可変容量形油圧ポンプの吐出量一定制御装置Info
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- JPH10267005A JPH10267005A JP7580597A JP7580597A JPH10267005A JP H10267005 A JPH10267005 A JP H10267005A JP 7580597 A JP7580597 A JP 7580597A JP 7580597 A JP7580597 A JP 7580597A JP H10267005 A JPH10267005 A JP H10267005A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】可変容量形油圧ポンプとパイロットポンプを共
通の原動機に連結した吐出量一定制御装置の構造を簡単
化し部品点数を減少させ該装置を小型化すること 【解決手段】可変容量形油圧ポンプとパイロットポンプ
を共通の原動機に連結し、パイロットポンプからのパイ
ロット回路13に低圧リリーフ弁19を設け、該油圧ポ
ンプの容量制御シリンダへの該回路とタンク回路の接続
を制御し且つ該シリンダの動きがフィードバックされた
手動式のサーボ切換弁を設けた装置に於いて、該シリン
ダの一方のシリンダ室をブリードオフ制御する可変絞り
弁22を介してタンクへ接続し、サーボ切換弁に連動切
換弁を連設し、サーボ切換弁が切換位置にあるとき該連
動切換弁23に可変絞り弁にパイロット圧を導入する導
入位置を設け、原動機の回転数の増大と回路の圧力増大
に略反比例して該油圧ポンプのポンプ容量を減少させる
通の原動機に連結した吐出量一定制御装置の構造を簡単
化し部品点数を減少させ該装置を小型化すること 【解決手段】可変容量形油圧ポンプとパイロットポンプ
を共通の原動機に連結し、パイロットポンプからのパイ
ロット回路13に低圧リリーフ弁19を設け、該油圧ポ
ンプの容量制御シリンダへの該回路とタンク回路の接続
を制御し且つ該シリンダの動きがフィードバックされた
手動式のサーボ切換弁を設けた装置に於いて、該シリン
ダの一方のシリンダ室をブリードオフ制御する可変絞り
弁22を介してタンクへ接続し、サーボ切換弁に連動切
換弁を連設し、サーボ切換弁が切換位置にあるとき該連
動切換弁23に可変絞り弁にパイロット圧を導入する導
入位置を設け、原動機の回転数の増大と回路の圧力増大
に略反比例して該油圧ポンプのポンプ容量を減少させる
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、手動操作により吐
出量制御された可変容量形油圧ポンプに、必要に応じて
ポンプ原動機の回転数の変化に影響されずに略一定量の
吐出を行わせ、例えば運搬装置やコンクリートミキサー
のドラムを駆動する油圧モータ等の油圧アクチュエータ
を一定速度で作動させるための吐出量一定制御装置に関
する。
出量制御された可変容量形油圧ポンプに、必要に応じて
ポンプ原動機の回転数の変化に影響されずに略一定量の
吐出を行わせ、例えば運搬装置やコンクリートミキサー
のドラムを駆動する油圧モータ等の油圧アクチュエータ
を一定速度で作動させるための吐出量一定制御装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、可変容量形油圧ポンプの斜板等の
容量制御手段を、制御された油圧の導入で作動する容量
制御シリンダにより傾転移動させ、該ポンプからの吐出
量を制御することは一般に行われている。また、可変容
量形油圧ポンプと油圧モータを結ぶ閉回路の主回路にオ
リフィスを介装し、運転中の該油圧ポンプの回転数変化
による吐出量変化を該オリフィスの前後の差圧の変化に
置き換え、その差圧の変化を利用して油圧パイロット弁
を切換作動し、この切換作動によって該油圧パイロット
弁を介して該油圧ポンプの容量制御シリンダへ圧力を導
き、例えば、該油圧ポンプの回転数が大きくなってその
吐出量が多くなり、該差圧が増大したときは、該油圧パ
イロット弁を介して導かれる主回路の圧力により容量制
御シリンダが該油圧ポンプの吐出量を減少させるべく作
動して吐出量を一定に制御することも行われている(特
開平7−310821号公報)。
容量制御手段を、制御された油圧の導入で作動する容量
制御シリンダにより傾転移動させ、該ポンプからの吐出
量を制御することは一般に行われている。また、可変容
量形油圧ポンプと油圧モータを結ぶ閉回路の主回路にオ
リフィスを介装し、運転中の該油圧ポンプの回転数変化
による吐出量変化を該オリフィスの前後の差圧の変化に
置き換え、その差圧の変化を利用して油圧パイロット弁
を切換作動し、この切換作動によって該油圧パイロット
弁を介して該油圧ポンプの容量制御シリンダへ圧力を導
き、例えば、該油圧ポンプの回転数が大きくなってその
吐出量が多くなり、該差圧が増大したときは、該油圧パ
イロット弁を介して導かれる主回路の圧力により容量制
御シリンダが該油圧ポンプの吐出量を減少させるべく作
動して吐出量を一定に制御することも行われている(特
開平7−310821号公報)。
【0003】更に、可変容量形油圧ポンプを駆動する原
動機でパイロットポンプを同時に駆動し、該パイロット
ポンプからのパイロット回路の圧力を低圧リリーフ弁に
より制御すると共に該パイロット圧力が作用した手動式
のサーボ切換弁により該油圧ポンプの複動シリンダ形の
容量制御シリンダに該パイロット回路とタンク回路を切
換接続する制御装置も実公昭61−10035号公報で
知られている。この装置では、該原動機の回転数が変化
して該ポンプの吐出量が変化することを防止するため次
のような作動を行う。即ち、該原動機の回転数が変化す
るとパイロットポンプの吐出量が変化し、これに伴って
該低圧リリーフ弁の圧力オーバーライド特性により該パ
イロット回路の圧力も変化し、該サーボ切換弁に作用す
るパイロット回路の圧力が変わる。パイロット回路の圧
力はサーボ切換弁に作用しており、この圧力が変わるこ
とによって該サーボ切換弁が手動操作位置から強制的に
且つ該吐出量を元に戻すようにスライドされる。例え
ば、該原動機の回転数が増大してポンプ吐出量が増大し
たときは、パイロット回路の圧力が増大し、その圧力で
容量制御シリンダが可変容量形油圧ポンプのポンプ容量
を少なくする方向に移動するようにサーボ切換弁を強制
移動させ、容量制御シリンダが該サーボ切換弁の移動距
離と同距離を追従移動したところでサーボ切換弁が閉じ
られて停止し、該可変容量形油圧ポンプはそのポンプ容
量が減少するため原動機の回転数が増大しても手動操作
したときの吐出量を維持できる。
動機でパイロットポンプを同時に駆動し、該パイロット
ポンプからのパイロット回路の圧力を低圧リリーフ弁に
より制御すると共に該パイロット圧力が作用した手動式
のサーボ切換弁により該油圧ポンプの複動シリンダ形の
容量制御シリンダに該パイロット回路とタンク回路を切
換接続する制御装置も実公昭61−10035号公報で
知られている。この装置では、該原動機の回転数が変化
して該ポンプの吐出量が変化することを防止するため次
のような作動を行う。即ち、該原動機の回転数が変化す
るとパイロットポンプの吐出量が変化し、これに伴って
該低圧リリーフ弁の圧力オーバーライド特性により該パ
イロット回路の圧力も変化し、該サーボ切換弁に作用す
るパイロット回路の圧力が変わる。パイロット回路の圧
力はサーボ切換弁に作用しており、この圧力が変わるこ
とによって該サーボ切換弁が手動操作位置から強制的に
且つ該吐出量を元に戻すようにスライドされる。例え
ば、該原動機の回転数が増大してポンプ吐出量が増大し
たときは、パイロット回路の圧力が増大し、その圧力で
容量制御シリンダが可変容量形油圧ポンプのポンプ容量
を少なくする方向に移動するようにサーボ切換弁を強制
移動させ、容量制御シリンダが該サーボ切換弁の移動距
離と同距離を追従移動したところでサーボ切換弁が閉じ
られて停止し、該可変容量形油圧ポンプはそのポンプ容
量が減少するため原動機の回転数が増大しても手動操作
したときの吐出量を維持できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来のこ
の種の装置は、手動操作されるいくつかの弁が直線的に
移動する形式にて構成され、しかも各弁が機械的に互い
に連結されているが、連結された各弁の動きは各様であ
り、例えばカムやリンクを設けて各弁各様の動きを制御
するので構造が複雑になり、部品の点数も多くなってそ
の製作や組立調整が容易でなく、装置が大型になる欠点
があった。
の種の装置は、手動操作されるいくつかの弁が直線的に
移動する形式にて構成され、しかも各弁が機械的に互い
に連結されているが、連結された各弁の動きは各様であ
り、例えばカムやリンクを設けて各弁各様の動きを制御
するので構造が複雑になり、部品の点数も多くなってそ
の製作や組立調整が容易でなく、装置が大型になる欠点
があった。
【0005】本発明は、可変容量形油圧ポンプとパイロ
ットポンプを共通の原動機に連結した形式の吐出量一定
制御装置の構造を簡単化し部品点数を減少させること、
及び該装置を小型化することを目的とするものである。
ットポンプを共通の原動機に連結した形式の吐出量一定
制御装置の構造を簡単化し部品点数を減少させること、
及び該装置を小型化することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記の目的
を達成すべく、可変容量形油圧ポンプとパイロットポン
プを共通の原動機に連結し、該パイロットポンプからの
パイロット回路に該回路の圧力を制御する低圧リリーフ
弁を設け、該可変容量形油圧ポンプの容量を制御する複
動シリンダ形の容量制御シリンダへの該パイロット回路
とタンク回路の接続を制御し且つ該容量制御シリンダの
動きがフィードバックされた手動式のサーボ切換弁を有
する該可変容量形油圧ポンプの吐出量を一定に制御する
装置に於いて、該容量制御シリンダの一方のシリンダ室
をその室内の圧力をブリードオフ制御する可変絞り弁を
介してタンクへ接続し、該サーボ切換弁にこれと連動す
る連動切換弁を連設し、該サーボ切換弁が該パイロット
回路を該一方のシリンダ室に接続する切換位置にあると
き該連動切換弁に該パイロット回路の圧力を該可変絞り
弁に絞り作動を行わせるべく導入する導入位置を設け、
該導入位置では該原動機の回転数の増大による該パイロ
ット回路の圧力増大に略反比例して該一方のシリンダ室
の圧力を減少させ該容量制御シリンダに該油圧ポンプの
ポンプ容量を減少させた。
を達成すべく、可変容量形油圧ポンプとパイロットポン
プを共通の原動機に連結し、該パイロットポンプからの
パイロット回路に該回路の圧力を制御する低圧リリーフ
弁を設け、該可変容量形油圧ポンプの容量を制御する複
動シリンダ形の容量制御シリンダへの該パイロット回路
とタンク回路の接続を制御し且つ該容量制御シリンダの
動きがフィードバックされた手動式のサーボ切換弁を有
する該可変容量形油圧ポンプの吐出量を一定に制御する
装置に於いて、該容量制御シリンダの一方のシリンダ室
をその室内の圧力をブリードオフ制御する可変絞り弁を
介してタンクへ接続し、該サーボ切換弁にこれと連動す
る連動切換弁を連設し、該サーボ切換弁が該パイロット
回路を該一方のシリンダ室に接続する切換位置にあると
き該連動切換弁に該パイロット回路の圧力を該可変絞り
弁に絞り作動を行わせるべく導入する導入位置を設け、
該導入位置では該原動機の回転数の増大による該パイロ
ット回路の圧力増大に略反比例して該一方のシリンダ室
の圧力を減少させ該容量制御シリンダに該油圧ポンプの
ポンプ容量を減少させた。
【0007】該サーボ切換弁と連動切換弁を、スプール
軸が共通し且つ該スプール軸が該手動レバーにより旋回
されるロータリ弁で構成し、該サーボ切換弁を構成する
スプール軸の外周に外筒を装着すると共に該外筒を上記
容量制御シリンダのピストンの往復動で往復旋回自在に
該ピストンに連結することが好ましい。
軸が共通し且つ該スプール軸が該手動レバーにより旋回
されるロータリ弁で構成し、該サーボ切換弁を構成する
スプール軸の外周に外筒を装着すると共に該外筒を上記
容量制御シリンダのピストンの往復動で往復旋回自在に
該ピストンに連結することが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図面に
基づき説明すると、図1はコンクリートミキサー車に本
発明を適用した例の説明線図で、同図の符号1は内燃エ
ンジンの原動機2により駆動される斜板形や斜軸形の可
変容量形油圧ポンプを示し、該原動機2には該油圧ポン
プ1と共にパイロットポンプ3を回転駆動するように連
結した。該油圧ポンプ1は閉回路4を介してミキサー5
を回転する油圧モータ6に接続される。該閉回路4に
は、フラッシング弁7、カットオフ弁8、高圧リリーフ
弁9、9を設けるものとした。
基づき説明すると、図1はコンクリートミキサー車に本
発明を適用した例の説明線図で、同図の符号1は内燃エ
ンジンの原動機2により駆動される斜板形や斜軸形の可
変容量形油圧ポンプを示し、該原動機2には該油圧ポン
プ1と共にパイロットポンプ3を回転駆動するように連
結した。該油圧ポンプ1は閉回路4を介してミキサー5
を回転する油圧モータ6に接続される。該閉回路4に
は、フラッシング弁7、カットオフ弁8、高圧リリーフ
弁9、9を設けるものとした。
【0009】該可変容量形油圧ポンプ1のポンプ容量
は、該油圧ポンプ1の斜板等の容量制御手段に機械的に
連結したばねセンタ形で複動シリンダ形の容量制御シリ
ンダ10により制御され、該容量制御シリンダ10の作
動制御は、そのシリンダ室10a、10bに手動レバー
11により操作される手動式のサーボ切換弁12で該パ
イロットポンプ3から延びるパイロット回路13又はタ
ンク14から延びるタンク回路15を接続することによ
り行われる。該サーボ切換弁12は、該手動レバー11
により動かされるスプール軸16と、該容量制御シリン
ダ10のピストンロッドに連杆17で連結されて該スプ
ール軸16の動きに追従する外筒18とで構成され、そ
の構成の詳細を後記した。該パイロット回路13には、
該高圧リリーフ弁9よりもかなり低い圧力でリリーフ作
動する低圧リリーフ弁19を設け、該リリーフ弁19が
開弁したとき該回路13にリリーフ流量の変化すなわち
原動機2の回転数変化によるオーバーライド圧力に相当
する圧力変化が生じるようにした。
は、該油圧ポンプ1の斜板等の容量制御手段に機械的に
連結したばねセンタ形で複動シリンダ形の容量制御シリ
ンダ10により制御され、該容量制御シリンダ10の作
動制御は、そのシリンダ室10a、10bに手動レバー
11により操作される手動式のサーボ切換弁12で該パ
イロットポンプ3から延びるパイロット回路13又はタ
ンク14から延びるタンク回路15を接続することによ
り行われる。該サーボ切換弁12は、該手動レバー11
により動かされるスプール軸16と、該容量制御シリン
ダ10のピストンロッドに連杆17で連結されて該スプ
ール軸16の動きに追従する外筒18とで構成され、そ
の構成の詳細を後記した。該パイロット回路13には、
該高圧リリーフ弁9よりもかなり低い圧力でリリーフ作
動する低圧リリーフ弁19を設け、該リリーフ弁19が
開弁したとき該回路13にリリーフ流量の変化すなわち
原動機2の回転数変化によるオーバーライド圧力に相当
する圧力変化が生じるようにした。
【0010】該サーボ切換弁12は4ポート3位置形の
弁で、これの2つのアクチュエータポートを接続回路2
0、21を介して容量制御シリンダー10の各シリンダ
室10a、10bに夫々接続し、一方のシリンダ室10
aを該接続回路20及び可変絞り弁22を介してタンク
14に接続した。また、該サーボ切換弁12にこれと連
動するスプール軸を有する連動切換弁23を連設し、該
連動切換弁23に、該サーボ切換弁12がパイロット回
路13を該一方のシリンダ室10aに接続する切換位置
12aに切換られたとき、該パイロット回路13の圧力
を該可変絞り弁22に導いて該絞り弁22に絞り作動を
行わせる導入位置23aを設けた。該連動切換弁23
は、サーボ切換弁12の作動と同時に等距離移動し、該
導入位置23a以外の切換位置では該パイロット回路1
3の圧力が該絞り弁22を作動させないように該回路1
3を遮断するようにした。該パイロット回路13は、第
1パイロット回路13aと第2パイロット回路13bの
2本に分岐され、第1パイロット回路13aをサーボ切
換弁12に接続すると共に第2パイロット回路13bを
連動切換弁23へ接続し、各第1、第2パイロット回路
に絞り24を夫々介在させて圧力の確保と圧力変化に対
する緩衝を行うようにした。尚、該サーボ切換弁12を
切換位置12aに位置させると、容量制御シリンダー1
0は油圧ポンプ1に閉回路4aへ吐出を行わせて油圧モ
ータ6を正転し、逆に、切換位置12bに位置させると
油圧ポンプ1は閉回路4bへ吐出して油圧モータ6が逆
転する。手動レバー11の操作距離が大きいほど油圧ポ
ンプ1からの吐出量が多くなる。
弁で、これの2つのアクチュエータポートを接続回路2
0、21を介して容量制御シリンダー10の各シリンダ
室10a、10bに夫々接続し、一方のシリンダ室10
aを該接続回路20及び可変絞り弁22を介してタンク
14に接続した。また、該サーボ切換弁12にこれと連
動するスプール軸を有する連動切換弁23を連設し、該
連動切換弁23に、該サーボ切換弁12がパイロット回
路13を該一方のシリンダ室10aに接続する切換位置
12aに切換られたとき、該パイロット回路13の圧力
を該可変絞り弁22に導いて該絞り弁22に絞り作動を
行わせる導入位置23aを設けた。該連動切換弁23
は、サーボ切換弁12の作動と同時に等距離移動し、該
導入位置23a以外の切換位置では該パイロット回路1
3の圧力が該絞り弁22を作動させないように該回路1
3を遮断するようにした。該パイロット回路13は、第
1パイロット回路13aと第2パイロット回路13bの
2本に分岐され、第1パイロット回路13aをサーボ切
換弁12に接続すると共に第2パイロット回路13bを
連動切換弁23へ接続し、各第1、第2パイロット回路
に絞り24を夫々介在させて圧力の確保と圧力変化に対
する緩衝を行うようにした。尚、該サーボ切換弁12を
切換位置12aに位置させると、容量制御シリンダー1
0は油圧ポンプ1に閉回路4aへ吐出を行わせて油圧モ
ータ6を正転し、逆に、切換位置12bに位置させると
油圧ポンプ1は閉回路4bへ吐出して油圧モータ6が逆
転する。手動レバー11の操作距離が大きいほど油圧ポ
ンプ1からの吐出量が多くなる。
【0011】図1の装置では、原動機2の回転により可
変容量形油圧ポンプ1及びパイロットポンプ3が回転さ
れると、手動レバー11が操作されない限りパイロット
ポンプ3のみが吐出作動を行い、可変容量形油圧ポンプ
1から閉回路4へは吐出がない。この状態では該パイロ
ットポンプ3の吐出量は低圧リリーフ弁19を介してタ
ンク14へと排出されるが、該パイロットポンプ3の吐
出量は原動機2の回転数に比例し、該パイロット回路1
3には低圧リリーフ弁8の機能によりその流量に応じた
圧力即ち原動機2の回転数に応じた圧力が発生する。そ
して、手動レバー11を操作してサーボ切換弁12を切
換位置12aに入れると、パイロット回路13の圧力が
容量制御シリンダ10のシリンダ室10aに導入され、
該シリンダ10が油圧ポンプ1の斜板等を傾転作動し、
該油圧ポンプ1から閉回路4aへ吐出が行われ、該容量
制御シリンダ10がサーボ切換弁12の操作量によって
指示された距離を移動すると、その動きが連杆17によ
りサーボ切換弁12に伝達され、該サーボ切換弁12は
パイロット回路13を閉じるフィードバック制御を行
う。尚、該手動レバー11の操作で連動切換弁23は導
入位置23aに切換わる。
変容量形油圧ポンプ1及びパイロットポンプ3が回転さ
れると、手動レバー11が操作されない限りパイロット
ポンプ3のみが吐出作動を行い、可変容量形油圧ポンプ
1から閉回路4へは吐出がない。この状態では該パイロ
ットポンプ3の吐出量は低圧リリーフ弁19を介してタ
ンク14へと排出されるが、該パイロットポンプ3の吐
出量は原動機2の回転数に比例し、該パイロット回路1
3には低圧リリーフ弁8の機能によりその流量に応じた
圧力即ち原動機2の回転数に応じた圧力が発生する。そ
して、手動レバー11を操作してサーボ切換弁12を切
換位置12aに入れると、パイロット回路13の圧力が
容量制御シリンダ10のシリンダ室10aに導入され、
該シリンダ10が油圧ポンプ1の斜板等を傾転作動し、
該油圧ポンプ1から閉回路4aへ吐出が行われ、該容量
制御シリンダ10がサーボ切換弁12の操作量によって
指示された距離を移動すると、その動きが連杆17によ
りサーボ切換弁12に伝達され、該サーボ切換弁12は
パイロット回路13を閉じるフィードバック制御を行
う。尚、該手動レバー11の操作で連動切換弁23は導
入位置23aに切換わる。
【0012】これで該油圧ポンプ1は閉回路4aに一定
の吐出量を吐出するが、原動機2の回転数が増大して該
油圧ポンプ1からの吐出量が増大すると油圧モータ6の
回転数も増大して好ましくない場合がある。この場合、
原動機2の回転数の増大でパイロット回路13の圧力が
高まり、その圧力が一定値以上になると該可変絞り弁2
2がその圧力に応じて絞りを開き、一方のシリンダ室1
0a内をタンク14に接続してブリードオフ制御し、該
シリンダ室10aの圧力を低下させるので容量制御シリ
ンダ10のピストンが徐々に該油圧ポンプ1のポンプ容
量を減少させるように移動し、その結果、原動機回転数
の増大の影響を受けずに油圧ポンプ1から閉回路4に一
定の流量を吐出することができる。尚、この場合、図1
では明らかでないが、該サーボ切換弁12及び連動切換
弁23を図4乃至図10に示すようにロータリ弁の構成
とすることにより、該可変絞り弁22が開弁したとき、
容量制御シリンダ10の動きが連杆17を介してサーボ
切換弁12に伝達されても該サーボ切換弁12が閉じら
れることがなく、すなわちフィードバック制御は行われ
ず、可変絞り弁22によるブリードオフ制御により容量
制御シリンダ10の一方のシリンダ室10aの圧力が制
御され、油圧ポンプ1は前記した一定量の吐出を行う。
の吐出量を吐出するが、原動機2の回転数が増大して該
油圧ポンプ1からの吐出量が増大すると油圧モータ6の
回転数も増大して好ましくない場合がある。この場合、
原動機2の回転数の増大でパイロット回路13の圧力が
高まり、その圧力が一定値以上になると該可変絞り弁2
2がその圧力に応じて絞りを開き、一方のシリンダ室1
0a内をタンク14に接続してブリードオフ制御し、該
シリンダ室10aの圧力を低下させるので容量制御シリ
ンダ10のピストンが徐々に該油圧ポンプ1のポンプ容
量を減少させるように移動し、その結果、原動機回転数
の増大の影響を受けずに油圧ポンプ1から閉回路4に一
定の流量を吐出することができる。尚、この場合、図1
では明らかでないが、該サーボ切換弁12及び連動切換
弁23を図4乃至図10に示すようにロータリ弁の構成
とすることにより、該可変絞り弁22が開弁したとき、
容量制御シリンダ10の動きが連杆17を介してサーボ
切換弁12に伝達されても該サーボ切換弁12が閉じら
れることがなく、すなわちフィードバック制御は行われ
ず、可変絞り弁22によるブリードオフ制御により容量
制御シリンダ10の一方のシリンダ室10aの圧力が制
御され、油圧ポンプ1は前記した一定量の吐出を行う。
【0013】図1の可変容量形油圧ポンプ1の構造は、
斜板形や斜軸形等任意であり、図示の例では、図2及び
図3に示したように、原動機2で回転されるポンプケー
ス25内の駆動軸24にシリンダドラム26を取り付
け、該シリンダドラム26に出没自在に設けたピストン
27のストロークをスライダー28の移動により傾転角
が変更される斜板29により制御する形式の斜板形可変
容量形油圧ポンプを使用した。この斜板29の傾転角
は、該斜板29に連杆17を介して連結したばねセンタ
形の容量制御シリンダ10により制御され、その傾転角
の変更でポンプ容量が可変される。
斜板形や斜軸形等任意であり、図示の例では、図2及び
図3に示したように、原動機2で回転されるポンプケー
ス25内の駆動軸24にシリンダドラム26を取り付
け、該シリンダドラム26に出没自在に設けたピストン
27のストロークをスライダー28の移動により傾転角
が変更される斜板29により制御する形式の斜板形可変
容量形油圧ポンプを使用した。この斜板29の傾転角
は、該斜板29に連杆17を介して連結したばねセンタ
形の容量制御シリンダ10により制御され、その傾転角
の変更でポンプ容量が可変される。
【0014】該ポンプケース25の外側に、手動レバー
11、サーボ切換弁12、連動切換弁23、連杆17及
び必要な流路を備えた小型の制御ケース30を取り付
け、該手動レバー11を直接操作或いは遠隔操作するこ
とにより上記した操作が行われるようにした。この場
合、該サーボ切換弁12及び連動切換弁23を、図4乃
至図9に示したように、これらの弁12、23のスプー
ル軸16及び31が一体に構成され且つ手動レバー11
でこのスプール軸16、31が周方向に旋回されるロー
タリ弁で構成し、該制御ケース30に設けたデテント機
構35すなわち制御ケース30に螺着した調節ネジ36
の内部のばね32で押されたボール33と該スプール軸
に形成した凹孔34とで該スプール軸が所定の旋回位置
に安定停止するようにした。該サーボ切換弁12のスプ
ール軸16には、図8のようにパイロット回路13aを
接続回路20、21のいずれか一方に旋回して接続し、
タンク14に残りの接続回路を接続するためのランド部
37を形成し、図6のように該連動切換弁23のスプー
ル軸31には、これが導入位置23aに旋回されたとき
パイロット回路13bの圧力を可変絞り弁22に導く絞
り穴38を形成した。また、該サーボ切換弁12のスプ
ール軸16にサーボ機能を提供する外筒18を外挿し、
図9のように制御ケース30の支軸39を中心として揺
動自在に設けた連杆17の一端を該外筒18に係合さ
せ、該連杆17の他端が該容量制御シリンダ10のピス
トンにより揺動されたとき、該外筒18がスプール軸1
6の周りを旋回して場合によってはサーボ機能を営む。
該スプール軸が中立位置へ戻ることを助成するため、図
7のようにピン43を設けてこれに対向するばね44、
44を作用させた。
11、サーボ切換弁12、連動切換弁23、連杆17及
び必要な流路を備えた小型の制御ケース30を取り付
け、該手動レバー11を直接操作或いは遠隔操作するこ
とにより上記した操作が行われるようにした。この場
合、該サーボ切換弁12及び連動切換弁23を、図4乃
至図9に示したように、これらの弁12、23のスプー
ル軸16及び31が一体に構成され且つ手動レバー11
でこのスプール軸16、31が周方向に旋回されるロー
タリ弁で構成し、該制御ケース30に設けたデテント機
構35すなわち制御ケース30に螺着した調節ネジ36
の内部のばね32で押されたボール33と該スプール軸
に形成した凹孔34とで該スプール軸が所定の旋回位置
に安定停止するようにした。該サーボ切換弁12のスプ
ール軸16には、図8のようにパイロット回路13aを
接続回路20、21のいずれか一方に旋回して接続し、
タンク14に残りの接続回路を接続するためのランド部
37を形成し、図6のように該連動切換弁23のスプー
ル軸31には、これが導入位置23aに旋回されたとき
パイロット回路13bの圧力を可変絞り弁22に導く絞
り穴38を形成した。また、該サーボ切換弁12のスプ
ール軸16にサーボ機能を提供する外筒18を外挿し、
図9のように制御ケース30の支軸39を中心として揺
動自在に設けた連杆17の一端を該外筒18に係合さ
せ、該連杆17の他端が該容量制御シリンダ10のピス
トンにより揺動されたとき、該外筒18がスプール軸1
6の周りを旋回して場合によってはサーボ機能を営む。
該スプール軸が中立位置へ戻ることを助成するため、図
7のようにピン43を設けてこれに対向するばね44、
44を作用させた。
【0015】この図4乃至図9の構成に基づく主要な作
動を図10につき説明すると、手動レバー11によりス
プール軸16、31を矢印方向へ旋回させた場合、サー
ボ切換弁12のパイロットポート40からアクチュエー
タポート41につながり、低圧リリーフ弁19により発
生されるオーバーライド圧力がパイロット回路13a及
び接続回路20を介して容量制御シリンダ10の一方の
シリンダ室10aに導かれ、他方のシリンダ室10bは
タンク14に接続されるから容量制御シリンダ10は移
動して油圧ポンプ1に閉回路4への吐出を行わせる。矢
印方向への旋回角度が大きいと該容量制御シリンダ10
の移動距離が大きくなり、油圧ポンプ1からの吐出量も
多くなる。該容量制御シリンダ10の移動は、連杆17
を介してサーボ切換弁12の外筒18に伝えられ、外筒
18は接続回路20、21を殆ど閉じるまでスプール軸
16の動きに追従して移動し、接続回路20、21が略
閉じられたところで容量制御シリンダ10及び斜板29
の動きが止まり、原動機回転数が変化しない限り一定量
を閉回路4に吐出する。連動切換弁23の導入位置23
aは、スプール軸16、31が特定の角度を旋回した位
置に設けられ、図示の例では最大旋回角の約半分の位置
で導入位置23aに入るようにした。従ってこの例で
は、手動レバー11で約半分の位置にスプール軸を旋回
させたとき、油圧ポンプ1はその最大吐出量の約半分の
吐出量を閉回路4に吐出し、油圧モータ6は最大回転数
の約半分の回転数で回転する。そしてこの連動切換弁2
3が導入位置23aに位置すると共にサーボ切換弁12
が略閉じている場合、原動機2の回転数が上昇するとパ
イロット回路13の圧力が上昇し、その圧力は連動切換
弁23を介して可変絞り弁22に作用し、該絞り弁22
が該圧力に応じた面積を開いて該容量制御シリンダ10
の一方のシリンダ室10aの圧力をブリードオフ制御に
より低下させる。これにより容量制御シリンダ10が原
動機回転数の増大に略反比例してポンプ容量を小さくす
るよう斜板29を傾転させ、原動機回転数の増大に係わ
らず油圧ポンプ1から閉回路4に一定の吐出量を吐出さ
せ、油圧モータ6を一定速度で回転させることができ
る。尚、該容量制御シリンダ10が斜板29の傾転角を
減少させるように動いたとき、サーボ切換弁12の外筒
18も動かされるが、このときは該サーボ切換弁12の
パイロットポート40からアクチュエータポート41に
つながる面積が拡がって連杆17によるフィードバック
制御が行われなくなり、ブリードオフ制御による圧力で
容量制御シリンダ10が制御作動する。
動を図10につき説明すると、手動レバー11によりス
プール軸16、31を矢印方向へ旋回させた場合、サー
ボ切換弁12のパイロットポート40からアクチュエー
タポート41につながり、低圧リリーフ弁19により発
生されるオーバーライド圧力がパイロット回路13a及
び接続回路20を介して容量制御シリンダ10の一方の
シリンダ室10aに導かれ、他方のシリンダ室10bは
タンク14に接続されるから容量制御シリンダ10は移
動して油圧ポンプ1に閉回路4への吐出を行わせる。矢
印方向への旋回角度が大きいと該容量制御シリンダ10
の移動距離が大きくなり、油圧ポンプ1からの吐出量も
多くなる。該容量制御シリンダ10の移動は、連杆17
を介してサーボ切換弁12の外筒18に伝えられ、外筒
18は接続回路20、21を殆ど閉じるまでスプール軸
16の動きに追従して移動し、接続回路20、21が略
閉じられたところで容量制御シリンダ10及び斜板29
の動きが止まり、原動機回転数が変化しない限り一定量
を閉回路4に吐出する。連動切換弁23の導入位置23
aは、スプール軸16、31が特定の角度を旋回した位
置に設けられ、図示の例では最大旋回角の約半分の位置
で導入位置23aに入るようにした。従ってこの例で
は、手動レバー11で約半分の位置にスプール軸を旋回
させたとき、油圧ポンプ1はその最大吐出量の約半分の
吐出量を閉回路4に吐出し、油圧モータ6は最大回転数
の約半分の回転数で回転する。そしてこの連動切換弁2
3が導入位置23aに位置すると共にサーボ切換弁12
が略閉じている場合、原動機2の回転数が上昇するとパ
イロット回路13の圧力が上昇し、その圧力は連動切換
弁23を介して可変絞り弁22に作用し、該絞り弁22
が該圧力に応じた面積を開いて該容量制御シリンダ10
の一方のシリンダ室10aの圧力をブリードオフ制御に
より低下させる。これにより容量制御シリンダ10が原
動機回転数の増大に略反比例してポンプ容量を小さくす
るよう斜板29を傾転させ、原動機回転数の増大に係わ
らず油圧ポンプ1から閉回路4に一定の吐出量を吐出さ
せ、油圧モータ6を一定速度で回転させることができ
る。尚、該容量制御シリンダ10が斜板29の傾転角を
減少させるように動いたとき、サーボ切換弁12の外筒
18も動かされるが、このときは該サーボ切換弁12の
パイロットポート40からアクチュエータポート41に
つながる面積が拡がって連杆17によるフィードバック
制御が行われなくなり、ブリードオフ制御による圧力で
容量制御シリンダ10が制御作動する。
【0016】該油圧モータ6がコンクリートミキサーを
回転しており、原動機2がコンクリートミキサー車の走
行用エンジンである場合、原動機2が高回転して油圧ポ
ンプ1が高回転されても、閉回路4に一定の流量を流し
一定の速度でミキサーを回転できる。尚、油圧ポンプ1
に接続される回路に閉回路4を接続した場合を説明した
が、閉回路に代え開回路を接続するようにしてもよい。
回転しており、原動機2がコンクリートミキサー車の走
行用エンジンである場合、原動機2が高回転して油圧ポ
ンプ1が高回転されても、閉回路4に一定の流量を流し
一定の速度でミキサーを回転できる。尚、油圧ポンプ1
に接続される回路に閉回路4を接続した場合を説明した
が、閉回路に代え開回路を接続するようにしてもよい。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明によるときは、可変
容量形油圧ポンプとパイロットポンプを共通の原動機で
駆動し、該油圧ポンプの容量制御シリンダに低圧リリー
フ弁で制御した該パイロットポンプからのパイロット回
路の圧力をフィードバック式の手動のサーボ切換弁を介
して導き、該原動機の回転数の増大に係わらず該油圧ポ
ンプの吐出量を一定に制御する装置に於いて、該容量制
御シリンダの一方のシリンダ室を可変絞り弁を介してタ
ンクへ接続し、該可変絞り弁にサーボ切換弁と連動する
連動切換弁の導入位置を介して該パイロット回路の圧力
を作用させ、該可変絞り弁にブリードオフ作動を行わせ
るようにしたので、該原動機の回転数が増大したとき可
変絞り弁が容量制御シリンダの一方のシリンダ室の圧力
をブリードオフ制御し、油圧ポンプのポンプ容量が減少
されてその吐出量が回転数増大に係わらず一定となり、
導入位置を備えた連動切換弁と可変絞り弁を付設するだ
けであるから構成が簡単で部品点数も少ないので安価に
なり、組立調整も容易で吐出量を一定に制御する装置を
小型化できるから設置が容易になる等の効果があり、該
サーボ切換弁と連動切換弁のスプール軸を共通としたロ
ータリ弁に構成することで前記効果が一層顕著になる。
容量形油圧ポンプとパイロットポンプを共通の原動機で
駆動し、該油圧ポンプの容量制御シリンダに低圧リリー
フ弁で制御した該パイロットポンプからのパイロット回
路の圧力をフィードバック式の手動のサーボ切換弁を介
して導き、該原動機の回転数の増大に係わらず該油圧ポ
ンプの吐出量を一定に制御する装置に於いて、該容量制
御シリンダの一方のシリンダ室を可変絞り弁を介してタ
ンクへ接続し、該可変絞り弁にサーボ切換弁と連動する
連動切換弁の導入位置を介して該パイロット回路の圧力
を作用させ、該可変絞り弁にブリードオフ作動を行わせ
るようにしたので、該原動機の回転数が増大したとき可
変絞り弁が容量制御シリンダの一方のシリンダ室の圧力
をブリードオフ制御し、油圧ポンプのポンプ容量が減少
されてその吐出量が回転数増大に係わらず一定となり、
導入位置を備えた連動切換弁と可変絞り弁を付設するだ
けであるから構成が簡単で部品点数も少ないので安価に
なり、組立調整も容易で吐出量を一定に制御する装置を
小型化できるから設置が容易になる等の効果があり、該
サーボ切換弁と連動切換弁のスプール軸を共通としたロ
ータリ弁に構成することで前記効果が一層顕著になる。
【図1】本発明の実施の形態を示す線図
【図2】図1の可変容量形油圧ポンプ部分の具体的構成
を示す切断側面図
を示す切断側面図
【図3】図2の右側面図
【図4】図2の要部の拡大図
【図5】図4の5−5線部分の切断平面図
【図6】図4の6−6線部分の切断平面図
【図7】図4の7−7線部分の切断平面図
【図8】図4の8−8線部分の切断平面図
【図9】図4の9−9線部分の切断平面図
【図10】図4の作動説明図
1 可変容量形油圧ポンプ、2 原動機、3 パイロッ
トポンプ、6 油圧モータ、10 容量制御シリンダ、
10a・10b シリンダ室、11 手動レバー、13
・13a・13b パイロット回路、14 タンク、1
6・31 スプール軸、17 連杆、18 外筒、19
低圧リリーフ弁、22 可変絞り弁、23 連動切換
弁、23a 導入位置、
トポンプ、6 油圧モータ、10 容量制御シリンダ、
10a・10b シリンダ室、11 手動レバー、13
・13a・13b パイロット回路、14 タンク、1
6・31 スプール軸、17 連杆、18 外筒、19
低圧リリーフ弁、22 可変絞り弁、23 連動切換
弁、23a 導入位置、
Claims (2)
- 【請求項1】可変容量形油圧ポンプとパイロットポンプ
を共通の原動機に連結し、該パイロットポンプからのパ
イロット回路に該回路の圧力を制御する低圧リリーフ弁
を設け、該可変容量形油圧ポンプの容量を制御する複動
シリンダ形の容量制御シリンダへの該パイロット回路と
タンク回路の接続を制御し且つ該容量制御シリンダの動
きがフィードバックされた手動式のサーボ切換弁を設け
た該可変容量形油圧ポンプの吐出量を一定に制御する装
置に於いて、該容量制御シリンダの一方のシリンダ室を
その室内の圧力をブリードオフ制御する可変絞り弁を介
してタンクへ接続し、該サーボ切換弁にこれと連動する
連動切換弁を連設し、該サーボ切換弁が該パイロット回
路を該一方のシリンダ室に接続する切換位置にあるとき
該連動切換弁に該パイロット回路の圧力を該可変絞り弁
に絞り作動を行わせるべく導入する導入位置を設け、該
導入位置では該原動機の回転数の増大による該パイロッ
ト回路の圧力増大に略反比例して該一方のシリンダ室の
圧力を減少させ該容量制御シリンダに該油圧ポンプのポ
ンプ容量を減少させることを特徴とする可変容量形油圧
ポンプの吐出量一定制御装置。 - 【請求項2】上記サーボ切換弁と連動切換弁を、スプー
ル軸が共通し且つ該スプール軸が上記手動レバーにより
旋回されるロータリ弁で構成し、該サーボ切換弁を構成
するスプール軸の外周に外筒を装着すると共に該外筒を
上記容量制御シリンダのピストンの往復動で往復旋回自
在に該ピストンに連結したことを特徴とする請求項1に
記載の可変容量形油圧ポンプの吐出量一定制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07580597A JP3751403B2 (ja) | 1997-03-27 | 1997-03-27 | 可変容量形油圧ポンプの吐出量一定制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07580597A JP3751403B2 (ja) | 1997-03-27 | 1997-03-27 | 可変容量形油圧ポンプの吐出量一定制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10267005A true JPH10267005A (ja) | 1998-10-06 |
JP3751403B2 JP3751403B2 (ja) | 2006-03-01 |
Family
ID=13586790
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07580597A Expired - Fee Related JP3751403B2 (ja) | 1997-03-27 | 1997-03-27 | 可変容量形油圧ポンプの吐出量一定制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3751403B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104929998A (zh) * | 2015-06-10 | 2015-09-23 | 西北农林科技大学 | 一种丘陵山区微型拖拉机试验台液压系统 |
CN108468663A (zh) * | 2018-05-31 | 2018-08-31 | 中石化四机石油机械有限公司 | 一种带压作业起升控制系统 |
CN112585361A (zh) * | 2019-01-25 | 2021-03-30 | 日立建机株式会社 | 工程机械 |
CN113153842A (zh) * | 2021-05-07 | 2021-07-23 | 广汉华圣石油装备有限公司 | 卡瓦互锁液压系统 |
CN113187782A (zh) * | 2021-05-07 | 2021-07-30 | 潍柴动力股份有限公司 | 一种闭式液压系统的控制方法、装置、设备及存储介质 |
-
1997
- 1997-03-27 JP JP07580597A patent/JP3751403B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104929998A (zh) * | 2015-06-10 | 2015-09-23 | 西北农林科技大学 | 一种丘陵山区微型拖拉机试验台液压系统 |
CN108468663A (zh) * | 2018-05-31 | 2018-08-31 | 中石化四机石油机械有限公司 | 一种带压作业起升控制系统 |
CN112585361A (zh) * | 2019-01-25 | 2021-03-30 | 日立建机株式会社 | 工程机械 |
CN112585361B (zh) * | 2019-01-25 | 2022-11-18 | 日立建机株式会社 | 工程机械 |
CN113153842A (zh) * | 2021-05-07 | 2021-07-23 | 广汉华圣石油装备有限公司 | 卡瓦互锁液压系统 |
CN113187782A (zh) * | 2021-05-07 | 2021-07-30 | 潍柴动力股份有限公司 | 一种闭式液压系统的控制方法、装置、设备及存储介质 |
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---|---|
JP3751403B2 (ja) | 2006-03-01 |
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