JPH10266869A - 補機変速装置 - Google Patents

補機変速装置

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JPH10266869A
JPH10266869A JP6977297A JP6977297A JPH10266869A JP H10266869 A JPH10266869 A JP H10266869A JP 6977297 A JP6977297 A JP 6977297A JP 6977297 A JP6977297 A JP 6977297A JP H10266869 A JPH10266869 A JP H10266869A
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JP
Japan
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pulley
input shaft
shaft
rotation speed
carrier
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JP6977297A
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English (en)
Inventor
Tatsunori Mori
達規 森
Masahiro Inoue
昌弘 井上
Kiyao Naitou
甲矢雄 内藤
Tetsutsugu Ukita
哲嗣 浮田
Katsunori Hamaya
克則 濱谷
Masatoshi Ninoyu
正俊 二之湯
Kohei Yamashita
公平 山下
Tokihiko Mizushima
祝彦 水島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koyo Seiko Co Ltd
Mitsubishi Motors Corp
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Koyo Seiko Co Ltd
Mitsubishi Motors Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】補機に与えられる回転駆動力が不足する状況で
も補機を有効に利用できるようにする補機変速装置の提
供。 【解決手段】補機2の入力軸23とプーリ3との間に設
けられて、プーリ3の回転数が所要回転域に到達するま
でプーリ3の回転動力を増速して入力軸23に伝達し、
プーリ3の回転数が所要回転域に到達したあとプーリ3
と入力軸23とを同期回転させる補機変速装置1。これ
により、プーリ3の回転数が低速でも補機2の入力軸2
3を増速して駆動できるようになる一方、プーリ3の回
転数が比較的高速になったときに補機2に必要以上の負
担をかけるのを回避できるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両などの内燃機
関で駆動される補機に用いられる補機変速装置に関す
る。補機としては、例えば自動車のエアコンディショナ
用コンプレッサ、ウォーターポンプ、オルターネータ、
冷却ファンなどが挙げられる。
【0002】
【従来の技術】一般的に、上述したような補機は、その
入力軸の外端部にプーリが取り付けられており、このプ
ーリに対して内燃機関のクランクシャフトの回転駆動力
がベルトなどを介して伝達されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、補機を駆動
する内燃機関のクランクシャフトの回転数は、常に一定
ではなく、不規則に変動するので、クランクシャフトの
回転数が低い場合だと、補機に与える回転駆動力が不足
し、補機を有効に利用できない。
【0004】したがって、本発明は、補機に与えられる
回転駆動力が不足する状況でも補機を有効に利用できる
ようにする補機変速装置の提供を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の補機変速
装置は、補機の入力軸とプーリとの間に設けられて、プ
ーリの回転数が所要回転域に到達するまでプーリの回転
動力を増速して入力軸に伝達し、プーリの回転数が所要
回転域に到達したあとプーリと入力軸とを同期回転させ
る。
【0006】本発明の第2の補機変速装置は、補機の入
力軸とプーリとの間に、プーリの回転動力を増速して入
力軸に伝達する状態で遊星摩擦式増速機を設け、プーリ
の回転数が所要回転域に到達するまで前記遊星摩擦式増
速機を通してプーリの回転動力を増速して入力軸に伝達
し、プーリの回転数が所要回転域に到達したあと遊星摩
擦式増速機を通さずにプーリと入力軸とを同期回転させ
る。
【0007】本発明の第3の補機変速装置は、補機の入
力軸とプーリとの間に設けられて、プーリの回転数に応
じてプーリの回転動力を変速して入力軸に伝達するもの
で、太陽軸が前記入力軸に、またキャリアが前記プーリ
にそれぞれ連結される遊星摩擦式増速機と、プーリの回
転数が所要回転域に到達するまで遊星摩擦式増速機の外
輪を非回転に拘束する一方、プーリの回転数が所要回転
域に到達したあと遊星摩擦式増速機の外輪の回転を許容
する切換手段と、遊星摩擦式増速機の太陽軸の回転速度
がキャリアの回転速度よりも速い状態において当該両者
の相対回転を許容する一方、前記と逆の状態において前
記両者を同期回転させる回転制御手段とを含む。
【0008】本発明の第4の補機変速装置は、補機の入
力軸とプーリとの間に設けられて、プーリの回転数に応
じてプーリの回転動力を変速して入力軸に伝達するもの
で、外輪、太陽軸、複数の遊星ローラならびにキャリア
を有し、キャリアが前記プーリに、また太陽軸が前記入
力軸にそれぞれ連結される遊星摩擦式増速機と、プーリ
の回転数が所要回転域に到達するまで遊星摩擦式増速機
の外輪を非回転に拘束する一方、プーリの回転数が所要
回転域に到達したあと遊星摩擦式増速機の外輪の回転を
許容する電磁クラッチと、遊星摩擦式増速機のキャリア
と太陽軸との間に設けられ、遊星摩擦式増速機の太陽軸
の回転速度がキャリアの回転速度よりも速い状態におい
て当該両者の相対回転を許容する一方、前記と逆の状態
において前記両者を同期回転させる一方向クラッチとを
含む。
【0009】なお、上記第3、第4の補機変速装置にお
いて、遊星摩擦式増速機の太陽軸と補機の入力軸との連
結をスプライン嵌合とするのが好ましい。また、第3の
補機変速装置において、太陽軸の中心にキャリア側に開
放する凹部を、前記キャリアに太陽軸側に突出して太陽
軸の凹部に対して径方向隙間を形成する状態に嵌入され
る軸部をそれぞれ設け、前記一方向クラッチを太陽軸の
凹部とキャリアの軸部との間の径方向間隙に介装するこ
とができる。
【0010】要するに、本発明では、プーリの回転数が
所要回転域に到達するまでの間はプーリの回転動力を増
速して補機の入力軸に伝達し、プーリの回転数が所要回
転域に到達してからはプーリと入力軸とを同期回転させ
るように工夫している。これにより、プーリの回転数が
低速でも補機の入力軸を増速して駆動できるようになる
ので、プーリの回転数が比較的低速においても補機の能
力を有効に引き出せるようになる。一方、プーリの回転
数が比較的高速になったときに補機に必要以上の負担を
かけるのを回避できるようになる。
【0011】また、遊星摩擦式増速機の太陽軸と補機の
入力軸とをスプライン嵌合により連結する構造とすれ
ば、これらの組み付けが簡単かつ迅速に行えるようにな
る。さらに、太陽軸の凹部にキャリアの凸軸部を嵌入す
る構造とすれば、遊星摩擦式増速機の軸方向寸法が短く
なる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の詳細を図1ないし図4に
示す実施形態に基づいて説明する。
【0013】図1ないし図3は本発明の実施形態1にか
かり、図1は、補機変速装置の縦断面図、図2は、図1
の一方向クラッチの概略構成を示す断面図、図3は、図
1の一方向クラッチの他の断面図である。ここでは、補
機として、自動車のエアコンディショナ用コンプレッサ
を例に挙げている。
【0014】図1において、1は補機変速装置であり、
この補機変速装置1は、補機本体2とプーリ3との間に
設けられており、電磁クラッチ4と、遊星摩擦式増速機
5と、一方向クラッチ6と、ハウジング7とを備えてい
る。
【0015】電磁クラッチ4は、補機本体2のケース2
1において外端に突設される小径筒部22に2つの深溝
型玉軸受などのラジアル転がり軸受44,44を介して
回転可能に外嵌される環体41と、ケース21の小径筒
部22の端面にボルトにより固定されるクラッチ板42
と、ケース21の外端面に固着されて環体41の中空内
部に嵌入される電磁コイル43とを含む構成になってい
る。
【0016】遊星摩擦式増速機5は、電磁クラッチ4の
環体41にブラケット8を介して支持される外輪51
と、外輪51に同心状に挿入されかつ一方軸端52aが
補機本体2の入力軸23にスプライン嵌合される太陽軸
52と、外輪51と太陽軸52との間に介装される複数
の遊星ローラ53と、各遊星ローラ53を支持するキャ
リア54とを備えている。なお、キャリア54は、中心
に凹部54dを有する軸部54aと、フランジ54b
と、遊星ローラ53と同数のピン54cとを備え、凹部
54dに一方向クラッチ6を介して太陽軸52の他方軸
端52bが嵌入支持されている。このキャリア54の凹
部54dの内底面と太陽軸52の他方軸端52bの端面
との間には、スラストころ軸受55が介装されている。
また、各遊星ローラ53とキャリア54のピン54cと
の間には、ケージアンドローラなどのラジアル転がり軸
受(符号省略)が介装されている。さらに、キャリア5
4の軸部54aは、ハウジング7の小径筒部71に複列
アンギュラ玉軸受などのラジアル転がり軸受56を介し
て支持されている。この他、外輪51において電磁クラ
ッチ4側の端面には、内周が太陽軸52の端面に対して
微小隙間を介して対向して非接触密封部を形成する鍔輪
57が取り付けられており、この鍔輪57によって電磁
クラッチ4から発生する摩耗粉などの異物が遊星摩擦式
増速機5の内部に侵入するのを防ぐようになっている。
【0017】一方向クラッチ6は、種々なタイプのもの
を用いることができるが、例えば図2および図3に示す
ような周知の構成のものが用いられる。図例の一方向ク
ラッチ6は、シェル状外輪61と、複数のローラ62
と、弾性片64付きの保持器63とを備えている。
【0018】ハウジング7は、補機本体2に連結される
円筒形のものであり、電磁クラッチ4、遊星摩擦式増速
機5、一方向クラッチ6を囲むもので、外端側には小径
筒部71が設けられている。
【0019】そして、プーリ3は、ハウジング7の小径
筒部71に複列アンギュラ玉軸受などの転がり軸受9を
介して回転可能に外嵌されており、図示しない内燃機関
のクランクシャフトの回転駆動力がベルトを介して伝達
されるようになっている。このプーリ3の回転動力は、
必要に応じて電磁クラッチ10を制御することにより補
機本体2に対して伝達する状態と伝達しない状態とに適
宜切り換えられるようになっている。この電磁クラッチ
10は、ハウジング7の外端面に固着されてプーリ3の
中空内部に嵌入される電磁コイル11と、遊星摩擦式増
速機5のキャリア54の軸部54aの軸端に固着される
クラッチ板12とで構成されている。クラッチ板12
は、キャリア54の軸部54aにスプライン嵌合される
ことにより回転方向に結合され、ナットの締め付けによ
り脱落が防止されるようになっている。
【0020】次に、動作を説明する。すなわち、図示し
ないクランクシャフトからベルトを介してプーリ3が回
転されている状態において、電磁クラッチ10をオン制
御すれば、遊星摩擦式増速機5のキャリア54がプーリ
3と同期回転することになるが、電磁クラッチ10をオ
フ制御すれば、プーリ3が空回りしてその回転動力は遊
星摩擦式増速機5のキャリア54に対して伝達されなく
なる。
【0021】ここで、まず、電磁クラッチ10がオン制
御されている状態において、図示しないクランクシャフ
トの回転数が例えば500〜1200rpmの低速域の
間であれば、電磁クラッチ4がオン制御され、遊星摩擦
式増速機5の外輪51が回転不可能に拘束される。これ
により、遊星摩擦式増速機5のキャリア54によって公
転させられている遊星ローラ53が自転することになる
ため、太陽軸52が増速回転させられるとともに、この
太陽軸52と一体の補機本体2の入力軸23が回転駆動
されられる。これに伴い、太陽軸52の回転速度が上昇
して、キャリア54の回転速度よりも速くなるので、一
方向クラッチ6がフリーとなり、キャリア54と太陽軸
52とが相対回転するようになる。このように、クラン
クシャフトの回転数が低速域であっても、補機本体2の
入力軸23が比較的高速で回転駆動されるので、補機本
体2の出力がアップすることになる。
【0022】一方、電磁クラッチ10がオン制御されて
いる状態において、図示しないクランクシャフトの回転
数が例えば1200rpm以上の中・高速域であれば、
電磁クラッチ4がオフ制御され、遊星摩擦式増速機5の
外輪51が回転可能となる。これにより、遊星摩擦式増
速機5のキャリア54によって公転させられている遊星
ローラ53が自転しなくなるので、キャリア54から太
陽軸52に対する回転動力が遮断されることになる。こ
れに伴い、太陽軸52の回転速度が低下して、キャリア
54の回転速度よりも遅くなるので、一方向クラッチ6
がロックすることになり、太陽軸52がキャリア54と
同期回転するようになる。このように、クランクシャフ
トの回転数が中・高速域であると、補機本体2の入力軸
23がプーリ3とほぼ等速で回転駆動されるようにな
り、補機本体2の負担を軽減できるようになる。
【0023】ところで、上記実施形態1では、遊星摩擦
式増速機5の太陽軸52を補機本体2の入力軸23に対
してスプライン嵌合により連結する構造にしているた
め、補機本体2に対する遊星摩擦式増速機5の組み付け
がワンタッチで簡単かつ迅速に行えるようになってお
り、生産性あるいはメインテナンス性の向上に貢献でき
る。また、太陽軸52はその遊星ローラ53の軌道部分
について硬化処理を施す必要があるが、上記実施形態1
では、太陽軸52に一方向クラッチ6の内軸とする他方
軸部52bを設けているから、太陽軸52の全体を一度
に硬化処理すればよくなり、一方向クラッチ6の内軸を
別体とする場合に比べて処理の無駄を省けるようになっ
ている。なお、太陽軸52において他方軸部52bを遊
星ローラ53の軌道部分と同一径とすることができ、こ
の場合には、太陽軸52の製作加工が容易となる。
【0024】図4は、本発明の実施形態2にかかる補機
変速装置の縦断面図である。この実施形態2において上
記実施形態1と異なる構成は、主として、遊星摩擦式増
速機5の太陽軸52とキャリア54との連結部分であ
る。
【0025】つまり、上記実施形態1では、太陽軸52
の軸方向両側に軸部52a,52bを突出させてキャリ
ア54に凹部54dを設け、太陽軸52の他方軸部52
bをキャリア54の凹部54dに一方向クラッチ6を介
して嵌入支持させていたが、この実施形態2では、太陽
軸52の中心に他方軸部52bの代わりに凹部52cを
設け、キャリア54に凹部54dの代わりに凸軸部54
eを設け、太陽軸52の凹部52cにキャリア54の凸
軸部54eを一方向クラッチ6を介して嵌入支持させる
ようにしている。その他の構成は、上記実施形態1と基
本的に同じにしており、動作についても同様となるの
で、重複説明を省略する。
【0026】この実施形態2の場合、上記実施形態1に
比べて軸方向寸法を縮小できるようになるなど、コンパ
クト化に有利である。
【0027】なお、本発明は上記実施例のみに限定され
るものではなく、種々な応用や変形が考えられる。
【0028】(1) 上記実施形態1,2では、遊星摩
擦式増速機5の外輪51の回転、非回転を切り換え制御
する手段として電磁クラッチ4を用いているが、回転、
非回転を切り換え制御できるものであれば何でもよく、
例えばパウダークラッチや流体クラッチなどとすること
ができる。
【0029】(2) 上記実施形態1,2において、遊
星摩擦式増速機5を1段のものを例示しているが、多段
とすることができる。また、上記実施形態1,2では、
遊星摩擦式増速機51の遊星ローラ53とキャリア54
との間に、転がり軸受(符号省略)を介装しているが、
これはメタルや合成樹脂製カラーなどのすべり軸受など
とすることができる。
【0030】(3) 上記実施形態1,2では、補機と
して、エアコンディショナ用コンプレッサを例示してい
るが、例えばウォーターポンプ、オルターネータ、冷却
ファンなどの他、種々な形態とすることができる。な
お、常時回転するタイプの他の補機(例えばオルターネ
ータ)に適用する場合には、入力遮断用の電磁クラッチ
10は不要である。
【0031】
【発明の効果】請求項1ないし4の発明では、補機に与
えられる回転駆動力が小さくても補機の能力を有効に引
き出せすことができる一方、プーリの回転数が比較的高
速になったときに補機に必要以上の負担をかけるのを回
避することができる。
【0032】特に、請求項5の発明のように、遊星摩擦
式増速機の太陽軸と補機の入力軸とをスプライン嵌合に
より連結する構造とすれば、これらの組み付けを簡単か
つ迅速に行うことができるなど、生産性あるいはメイン
テナンス性の向上に貢献できる。
【0033】請求項6の発明のように、太陽軸の中心に
設けられる凹部にキャリアの凸軸部を嵌入する構造とす
れば、遊星摩擦式増速機の軸方向寸法を短くすることが
でき、コンパクト化に貢献できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1にかかる補機変速装置の縦
断面図
【図2】図1の一方向クラッチの概略構成を示す断面図
【図3】図1の一方向クラッチの他の断面図
【図4】本発明の実施形態2にかかる補機変速装置の縦
断面図
【符号の説明】
1 補機変速装置 2 補機本体 21 補機本体のケース 23 補機本体の入力軸 3 プーリ 4 電磁クラッチ 5 遊星摩擦式増速機 51 遊星摩擦式増速機の外輪 52 遊星摩擦式増速機の太陽軸 53 遊星摩擦式増速機の遊星ローラ 54 遊星摩擦式増速機のキャリア 6 一方向クラッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内藤 甲矢雄 大阪市中央区南船場三丁目5番8号 光洋 精工株式会社内 (72)発明者 浮田 哲嗣 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内 (72)発明者 濱谷 克則 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内 (72)発明者 二之湯 正俊 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内 (72)発明者 山下 公平 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内 (72)発明者 水島 祝彦 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 補機の入力軸とプーリとの間に設けられ
    て、プーリの回転数が所要回転域に到達するまでプーリ
    の回転動力を増速して入力軸に伝達し、プーリの回転数
    が所要回転域に到達したあとプーリと入力軸とを同期回
    転させる、ことを特徴とする補機変速装置。
  2. 【請求項2】 補機の入力軸とプーリとの間に、プーリ
    の回転動力を増速して入力軸に伝達する状態で遊星摩擦
    式増速機を設け、プーリの回転数が所要回転域に到達す
    るまで前記遊星摩擦式増速機を通してプーリの回転動力
    を増速して入力軸に伝達し、プーリの回転数が所要回転
    域に到達したあと遊星摩擦式増速機を通さずにプーリと
    入力軸とを同期回転させる、ことを特徴とする補機変速
    装置。
  3. 【請求項3】 補機の入力軸とプーリとの間に設けられ
    て、プーリの回転数に応じてプーリの回転動力を変速し
    て入力軸に伝達する補機変速装置であって、太陽軸が前
    記入力軸に、またキャリアが前記プーリにそれぞれ連結
    される遊星摩擦式増速機と、 プーリの回転数が所要回転域に到達するまで遊星摩擦式
    増速機の外輪を非回転に拘束する一方、プーリの回転数
    が所要回転域に到達したあと遊星摩擦式増速機の外輪の
    回転を許容する切換手段と、 遊星摩擦式増速機の太陽軸の回転速度がキャリアの回転
    速度よりも速い状態において当該両者の相対回転を許容
    する一方、前記と逆の状態において前記両者を同期回転
    させる回転制御手段と、 を含むことを特徴とする補機変速装置。
  4. 【請求項4】 補機の入力軸とプーリとの間に設けられ
    て、プーリの回転数に応じてプーリの回転動力を変速し
    て入力軸に伝達する補機変速装置であって、外輪、太陽
    軸、複数の遊星ローラならびにキャリアを有し、キャリ
    アが前記プーリに、また太陽軸が前記入力軸にそれぞれ
    連結される遊星摩擦式増速機と、 プーリの回転数が所要回転域に到達するまで遊星摩擦式
    増速機の外輪を非回転に拘束する一方、プーリの回転数
    が所要回転域に到達したあと遊星摩擦式増速機の外輪の
    回転を許容する電磁クラッチと、 遊星摩擦式増速機のキャリアと太陽軸との間に設けら
    れ、遊星摩擦式増速機の太陽軸の回転速度がキャリアの
    回転速度よりも速い状態において当該両者の相対回転を
    許容する一方、前記と逆の状態において前記両者を同期
    回転させる一方向クラッチと、 を含むことを特徴とする補機変速装置。
  5. 【請求項5】 前記遊星摩擦式増速機の太陽軸と補機の
    入力軸との連結は、スプライン嵌合とされる、請求項3
    または4に記載の補機変速装置。
  6. 【請求項6】 前記太陽軸には、その中心にキャリア側
    に開放する凹部が、前記キャリアには、太陽軸側に突出
    して太陽軸の凹部に対して径方向隙間を形成する状態に
    嵌入される軸部がそれぞれ設けられ、前記一方向クラッ
    チは、太陽軸の凹部とキャリアの軸部との間の径方向間
    隙に介装される、請求項4に記載の補機変速装置。
JP6977297A 1997-03-24 1997-03-24 補機変速装置 Pending JPH10266869A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8176901B2 (en) 2006-08-23 2012-05-15 The Timken Company Variable speed supercharger with electric power generation
CN105084181A (zh) * 2014-05-14 2015-11-25 株式会社日立制作所 行星滚轮减速机和使用它的电梯

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