JPH10266102A - 桁式軌道の分岐装置 - Google Patents
桁式軌道の分岐装置Info
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- JPH10266102A JPH10266102A JP9092893A JP9289397A JPH10266102A JP H10266102 A JPH10266102 A JP H10266102A JP 9092893 A JP9092893 A JP 9092893A JP 9289397 A JP9289397 A JP 9289397A JP H10266102 A JPH10266102 A JP H10266102A
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- Japan
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- girder
- driven
- movable
- track
- branching device
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Abstract
(57)【要約】
【課題】車庫線レイアウトの難しさを解消し、分岐操作
に当たって中間で起動、停止する際の衝撃を減少させた
跨座型単軌道鉄道の分岐装置を提供する。 【解決手段】分岐用可動軌道桁と複数の固定軌道桁から
なる跨座型単軌道分岐装置において、分岐用可動軌道桁
を自走台車に載置した主動桁とこれに連接する複数の従
動桁により構成する。
に当たって中間で起動、停止する際の衝撃を減少させた
跨座型単軌道鉄道の分岐装置を提供する。 【解決手段】分岐用可動軌道桁と複数の固定軌道桁から
なる跨座型単軌道分岐装置において、分岐用可動軌道桁
を自走台車に載置した主動桁とこれに連接する複数の従
動桁により構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気浮上式鉄道や
モノレール等の跨座型単軌道鉄道の分岐装置に関し、特
に1本の桁式軌道を多数に分岐するのに好適な分岐装置
に関する。
モノレール等の跨座型単軌道鉄道の分岐装置に関し、特
に1本の桁式軌道を多数に分岐するのに好適な分岐装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の磁気浮上式鉄道やモノレール等の
跨座型単軌道鉄道で、車庫留置線と本線との接続などに
用いられる桁式軌道の多線分岐装置は、クランクアーム
方式を主たる駆動構造とするものであった。(例えば特
公昭41−15967号公報、特開昭58−19180
1号公報) しかしながら、クランクアームを駆動構造とするもので
は、車庫線のレイアウトが該クランクアームの長さによ
り制限される。また、分岐操作の際に、中間で起動、停
止すると衝撃が大きいという問題点があった。
跨座型単軌道鉄道で、車庫留置線と本線との接続などに
用いられる桁式軌道の多線分岐装置は、クランクアーム
方式を主たる駆動構造とするものであった。(例えば特
公昭41−15967号公報、特開昭58−19180
1号公報) しかしながら、クランクアームを駆動構造とするもので
は、車庫線のレイアウトが該クランクアームの長さによ
り制限される。また、分岐操作の際に、中間で起動、停
止すると衝撃が大きいという問題点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の目
的は、これら従来技術の欠点となっていた車庫線レイア
ウトの難しさを解消し、分岐操作に当たって中間で起
動、停止する際の衝撃を減少させた跨座型単軌道鉄道の
分岐装置を提供することにある。
的は、これら従来技術の欠点となっていた車庫線レイア
ウトの難しさを解消し、分岐操作に当たって中間で起
動、停止する際の衝撃を減少させた跨座型単軌道鉄道の
分岐装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、分岐用可動軌
道桁と複数の固定軌道桁からなる跨座型単軌道分岐装置
において、分岐用可動軌道桁を自走台車に載置した主動
桁とこれに連接する複数の従動桁により構成したことを
特徴とするものであり、このような構成をとることによ
って、従来の分岐装置における種々の問題点を解決した
ものである。
道桁と複数の固定軌道桁からなる跨座型単軌道分岐装置
において、分岐用可動軌道桁を自走台車に載置した主動
桁とこれに連接する複数の従動桁により構成したことを
特徴とするものであり、このような構成をとることによ
って、従来の分岐装置における種々の問題点を解決した
ものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を詳細
に説明する。本発明では、分岐用可動軌道桁を自走台車
に載置した主動桁とこれに連接する複数の従動桁により
構成する。従動桁の少なくとも1つは、例えば電動シリ
ンダーにより、移動するように構成することが好まし
い。本発明では、分岐用可動軌道桁の主動桁を自走台車
に載置することにより、クランクアームを使用せずに可
動桁を駆動することが可能となった。したがって、車庫
留置線のレイアウトを設計する際に、クランクアームの
長さによる制限を受けず、車庫留置線となる固定軌道桁
を好みの位置に配置することができるので、レイアウト
を敷地の広さや地形に合わせたものとすることができ
る。
に説明する。本発明では、分岐用可動軌道桁を自走台車
に載置した主動桁とこれに連接する複数の従動桁により
構成する。従動桁の少なくとも1つは、例えば電動シリ
ンダーにより、移動するように構成することが好まし
い。本発明では、分岐用可動軌道桁の主動桁を自走台車
に載置することにより、クランクアームを使用せずに可
動桁を駆動することが可能となった。したがって、車庫
留置線のレイアウトを設計する際に、クランクアームの
長さによる制限を受けず、車庫留置線となる固定軌道桁
を好みの位置に配置することができるので、レイアウト
を敷地の広さや地形に合わせたものとすることができ
る。
【0006】また、可動桁を直接車輪上に乗せた場合に
は、直射日光によりねじれが生じ、可動桁の移動に障害
が生じることがあるが、本発明では自走台車は主動桁の
陰になるため、直射日光の影響を避けることが可能とな
る。さらに、桁と台車を別々に製造することができるの
で製造が容易になるとともに、台車のみを取り替えたり
修理することができるので、製造コストやメンテナンス
のコストを下げることが可能となる。
は、直射日光によりねじれが生じ、可動桁の移動に障害
が生じることがあるが、本発明では自走台車は主動桁の
陰になるため、直射日光の影響を避けることが可能とな
る。さらに、桁と台車を別々に製造することができるの
で製造が容易になるとともに、台車のみを取り替えたり
修理することができるので、製造コストやメンテナンス
のコストを下げることが可能となる。
【0007】自走台車上に載置した主動桁は、ノンスリ
ップガイド部材に沿って移動するように構成することが
好ましく、このようなガイド部材としては、スプロケッ
トとチェインとの組み合わせ、スプロケットとピンラッ
クとの組み合わせ、ピニオンとラックとの組み合わせ等
が挙げられる。
ップガイド部材に沿って移動するように構成することが
好ましく、このようなガイド部材としては、スプロケッ
トとチェインとの組み合わせ、スプロケットとピンラッ
クとの組み合わせ、ピニオンとラックとの組み合わせ等
が挙げられる。
【0008】また、本発明の分岐装置には、テーパ状開
口部を有するローラー係止部、先端にローラーを有する
往復動機構を備えた鎖錠装置を含む定点停止装置を設け
ることができる。可動桁を自走台車に載置して駆動した
場合には、桁の精密な位置決めが困難になる場合がある
ので、このような定点停止装置によりこれを補うことが
好ましい。
口部を有するローラー係止部、先端にローラーを有する
往復動機構を備えた鎖錠装置を含む定点停止装置を設け
ることができる。可動桁を自走台車に載置して駆動した
場合には、桁の精密な位置決めが困難になる場合がある
ので、このような定点停止装置によりこれを補うことが
好ましい。
【0009】本発明の分岐装置において、従動桁の動作
遅れを防止するために、主動桁に連接する従動桁の少な
くとも1つを副主動桁として、これに主動桁と同期して
従動桁の動きを制御する制御装置を設けることができ
る。そのような制御装置としては、倍速装置付往復動機
構を有するものが好ましい。このような制御装置を設け
ることによって、可動桁の駆動部を負荷速度に比べてゆ
っくりと動かすことができるので、全体としてなめらか
な移動が可能となり、停止精度を出しやすくなる。
遅れを防止するために、主動桁に連接する従動桁の少な
くとも1つを副主動桁として、これに主動桁と同期して
従動桁の動きを制御する制御装置を設けることができ
る。そのような制御装置としては、倍速装置付往復動機
構を有するものが好ましい。このような制御装置を設け
ることによって、可動桁の駆動部を負荷速度に比べてゆ
っくりと動かすことができるので、全体としてなめらか
な移動が可能となり、停止精度を出しやすくなる。
【0010】次に、本発明の具体例を図に基づいて説明
するが、本発明は以下の具体例に限定されるものではな
い。図1は本発明の軌道分岐装置の1例を示す全体平面
図を示し、図2は同じく全体側面図を示す。図において
1及び7〜11は固定軌道桁であり、2〜6が分岐用可
動桁である。可動桁は、主動桁6、これに連接する従動
桁5、副主動桁4、従動桁3、2により構成されてい
る。従動桁2は桁1にヒンジ60、71で、従動桁3は
アーム12で基礎側ヒンジ53に、副主動桁4はアーム
13で基礎側ヒンジ54に、従動桁5は副主動桁4にヒ
ンジ57、68で、主動桁6は従動桁5にヒンジ56、
67で各々連接する。従動桁2と従動桁3はヒンジ5
9、70で、従動桁3と副主動桁4はヒンジ58、69
でも連接する。主動桁6は自走台車66で、副主動桁4
は往復機構74で各々同期して固定桁7〜11の間で揺
動運動をする。
するが、本発明は以下の具体例に限定されるものではな
い。図1は本発明の軌道分岐装置の1例を示す全体平面
図を示し、図2は同じく全体側面図を示す。図において
1及び7〜11は固定軌道桁であり、2〜6が分岐用可
動桁である。可動桁は、主動桁6、これに連接する従動
桁5、副主動桁4、従動桁3、2により構成されてい
る。従動桁2は桁1にヒンジ60、71で、従動桁3は
アーム12で基礎側ヒンジ53に、副主動桁4はアーム
13で基礎側ヒンジ54に、従動桁5は副主動桁4にヒ
ンジ57、68で、主動桁6は従動桁5にヒンジ56、
67で各々連接する。従動桁2と従動桁3はヒンジ5
9、70で、従動桁3と副主動桁4はヒンジ58、69
でも連接する。主動桁6は自走台車66で、副主動桁4
は往復機構74で各々同期して固定桁7〜11の間で揺
動運動をする。
【0011】32〜34、61〜63は各桁の案内軌道
である。75、76は円弧型ピン式ラックであり台車側
のスプロケット28、29とそれぞれ滑らかに咬み合う
ようにする。自走台車の安定性と軽量化のために軌道3
2、33は単線、軌道34は複線としてある。本線31
を分岐して支線(固定桁)7に移動して全可動桁を芯だ
し固定する場合は、往復動機構を内蔵した鎖錠装置7
2、73が各々の受け金具43、48にそれぞれの先端
ローラー部を挿入するように構成してある。各支線の鎖
錠受け金具については8番線が44、49で9番線が4
5、50で10番線が46、51で11番線が47、5
2である。55は跳ね上げ式渡り板である。
である。75、76は円弧型ピン式ラックであり台車側
のスプロケット28、29とそれぞれ滑らかに咬み合う
ようにする。自走台車の安定性と軽量化のために軌道3
2、33は単線、軌道34は複線としてある。本線31
を分岐して支線(固定桁)7に移動して全可動桁を芯だ
し固定する場合は、往復動機構を内蔵した鎖錠装置7
2、73が各々の受け金具43、48にそれぞれの先端
ローラー部を挿入するように構成してある。各支線の鎖
錠受け金具については8番線が44、49で9番線が4
5、50で10番線が46、51で11番線が47、5
2である。55は跳ね上げ式渡り板である。
【0012】14〜18は各連接ヒンジの回転中心。ヒ
ンジ53、54は本線31の中心線上にある。35〜3
8は自走台車の車止めである。主動桁6は自走台車66
にヒンジ39で接続し、中間と先端部はローラー40、
42、79で水平に支持する。主動桁の側面は脱落防止
のために安全金具41、65、77、78にて摺動自在
に支えられている。したがって主動桁4は、自走台車6
6に関係無く熱伸縮が可能となり、また台車は主動桁の
日陰になるので、台車には直射日光によるねじれが生じ
ない。全装置は強固で水平な台30上に設置する。
ンジ53、54は本線31の中心線上にある。35〜3
8は自走台車の車止めである。主動桁6は自走台車66
にヒンジ39で接続し、中間と先端部はローラー40、
42、79で水平に支持する。主動桁の側面は脱落防止
のために安全金具41、65、77、78にて摺動自在
に支えられている。したがって主動桁4は、自走台車6
6に関係無く熱伸縮が可能となり、また台車は主動桁の
日陰になるので、台車には直射日光によるねじれが生じ
ない。全装置は強固で水平な台30上に設置する。
【0013】図3は自走台車66の全体平面図を示す。
図3に於いて23、23′は小径側自在台車、25、2
5′は大径側自在台車である。図4は自走台車66の全
体側面図を示す。図4に於いてスプロケット28、29
は動力源26により伝導軸80、86、87、継ぎ手8
5、傘歯車81〜84等を介して回転する。
図3に於いて23、23′は小径側自在台車、25、2
5′は大径側自在台車である。図4は自走台車66の全
体側面図を示す。図4に於いてスプロケット28、29
は動力源26により伝導軸80、86、87、継ぎ手8
5、傘歯車81〜84等を介して回転する。
【0014】図5、図6は鎖錠装置の動作説明図であ
る。図5は鎖錠装置73が受け金具48の開口部89の
限界部にある場合を示す。受け金具の寸法Bは平行な溝
部分の内法を示し、nBは最大開口幅を示す。(nBは
自走台車66の停止精度により決定する。)図6は往復
動機構90によって直径Dのローラーがガイド91に沿
って前進し、受け金具48の開口部89の平行溝(幅
B)に挿入された状態である。Aは前進ストロークであ
る。尚、鎖錠装置全体は受け金具に対して開口部の斜面
に倣い距離nB/2だけ移動する。ローラー直径Dは平
行溝幅Bより停止精度の許容範囲内で僅かに小さくなっ
ている。
る。図5は鎖錠装置73が受け金具48の開口部89の
限界部にある場合を示す。受け金具の寸法Bは平行な溝
部分の内法を示し、nBは最大開口幅を示す。(nBは
自走台車66の停止精度により決定する。)図6は往復
動機構90によって直径Dのローラーがガイド91に沿
って前進し、受け金具48の開口部89の平行溝(幅
B)に挿入された状態である。Aは前進ストロークであ
る。尚、鎖錠装置全体は受け金具に対して開口部の斜面
に倣い距離nB/2だけ移動する。ローラー直径Dは平
行溝幅Bより停止精度の許容範囲内で僅かに小さくなっ
ている。
【0015】図7は副主動桁4と倍速装置付き往復動機
構74の組み合わせの全体平面図を示し、図8は進行方
向から見た図7の断面図を示す。図7に於いて往復動機
構74の先端部は、倍速装置92の平歯車94の中心に
平歯車94が回動するように取り付けられている。図8
に於いて倍速装置92の主要構成は、固定ラック95と
可動ラック96、平歯車94であり、可動ラック96は
倍速装置の直線溝93に摺動自在にはめ込まれている。
可動ラック96は副主動桁4と各々のブラッケット9
7、98で接続する。往復動機構74により平歯車94
が固定ラック95上を距離S移動すると可動ラック96
は平歯車94の自転により距離2S移動する。ここで前
者の速度をVとすると後者の速度は2Vとなる。これを
逆利用して往復動機構を副主動桁の半分の速度で運転さ
せるものである。往復動機構74は、主動桁6と同期し
て副主動桁4の動きを制御するものであり、副主動桁及
び他の従動桁の動作遅れを防止するとともに、可動桁の
駆動部を負荷速度に比べてゆっくりと動かすことができ
るので、全体としてなめらかな移動が可能となり、停止
精度を出しやすくなる。
構74の組み合わせの全体平面図を示し、図8は進行方
向から見た図7の断面図を示す。図7に於いて往復動機
構74の先端部は、倍速装置92の平歯車94の中心に
平歯車94が回動するように取り付けられている。図8
に於いて倍速装置92の主要構成は、固定ラック95と
可動ラック96、平歯車94であり、可動ラック96は
倍速装置の直線溝93に摺動自在にはめ込まれている。
可動ラック96は副主動桁4と各々のブラッケット9
7、98で接続する。往復動機構74により平歯車94
が固定ラック95上を距離S移動すると可動ラック96
は平歯車94の自転により距離2S移動する。ここで前
者の速度をVとすると後者の速度は2Vとなる。これを
逆利用して往復動機構を副主動桁の半分の速度で運転さ
せるものである。往復動機構74は、主動桁6と同期し
て副主動桁4の動きを制御するものであり、副主動桁及
び他の従動桁の動作遅れを防止するとともに、可動桁の
駆動部を負荷速度に比べてゆっくりと動かすことができ
るので、全体としてなめらかな移動が可能となり、停止
精度を出しやすくなる。
【0016】
【発明の効果】本発明の跨座型単軌道分岐装置では、分
岐用可動軌道桁の主動桁を自走台車に載置することによ
り、クランクアームを使用せずに可動桁を駆動すること
が可能となり、車庫留置線のレイアウトを設計する際
に、クランクアームの長さによる制限を受けず、車庫留
置線となる固定軌道桁を好みの位置に配置することがで
きるので、レイアウトを敷地の広さや地形に合わせたも
のとすることができる。また、本発明の分岐装置では主
動桁の熱伸縮運動は台車には伝わらず、自走台車は主動
桁の陰になるため、直射日光の影響を避けることが可能
となる。さらに、桁と台車を別々に製造することができ
るので製造が容易になるとともに、台車のみを取り替え
たり修理することができるので、製造コストやメンテナ
ンスのコストを下げることが可能となる。さらに、分岐
装置にローラー式鎖錠装置を設けることにより、可動桁
を効率よく高い精度で所定位置に位置修正して固定する
ことができる。また、従動桁に主動桁と同期して従動桁
の動きを制御する制御装置を設けることによって、従動
桁の動作遅れを防止するとともに、可動桁の駆動部を負
荷速度に比べてゆっくりと動かすことができるので、全
体としてなめらかな移動が可能となり、停止精度を出し
やすくなる。そして、本発明の分岐装置は、分岐操作に
当たって中間で起動、停止する際の衝撃を減少させると
ともに、主動桁を任意の位置で停止できるので、保守点
検が容易である等きわめて実用的価値の高いものであ
る。
岐用可動軌道桁の主動桁を自走台車に載置することによ
り、クランクアームを使用せずに可動桁を駆動すること
が可能となり、車庫留置線のレイアウトを設計する際
に、クランクアームの長さによる制限を受けず、車庫留
置線となる固定軌道桁を好みの位置に配置することがで
きるので、レイアウトを敷地の広さや地形に合わせたも
のとすることができる。また、本発明の分岐装置では主
動桁の熱伸縮運動は台車には伝わらず、自走台車は主動
桁の陰になるため、直射日光の影響を避けることが可能
となる。さらに、桁と台車を別々に製造することができ
るので製造が容易になるとともに、台車のみを取り替え
たり修理することができるので、製造コストやメンテナ
ンスのコストを下げることが可能となる。さらに、分岐
装置にローラー式鎖錠装置を設けることにより、可動桁
を効率よく高い精度で所定位置に位置修正して固定する
ことができる。また、従動桁に主動桁と同期して従動桁
の動きを制御する制御装置を設けることによって、従動
桁の動作遅れを防止するとともに、可動桁の駆動部を負
荷速度に比べてゆっくりと動かすことができるので、全
体としてなめらかな移動が可能となり、停止精度を出し
やすくなる。そして、本発明の分岐装置は、分岐操作に
当たって中間で起動、停止する際の衝撃を減少させると
ともに、主動桁を任意の位置で停止できるので、保守点
検が容易である等きわめて実用的価値の高いものであ
る。
【図1】本発明の軌道分岐装置の1例を示す全体平面図
である。
である。
【図2】図1の軌道分岐装置の全体側面図である。
【図3】図1の軌道分岐装置の自走台車の全体平面図で
ある。
ある。
【図4】図1の軌道分岐装置の自走台車の全体側面図で
ある。
ある。
【図5】図1の軌道分岐装置の鎖錠装置の動作説明図で
ある。
ある。
【図6】図1の軌道分岐装置の鎖錠装置の動作説明図で
ある。
ある。
【図7】図1の軌道分岐装置の副主動桁と倍速装置つき
往復動機構の組み合わせの全体平面図である。
往復動機構の組み合わせの全体平面図である。
【図8】進行方向正面から見た図7の断面図である。
1,7,8,9,10,11 固定軌道
桁 2,3,5 従動桁 4 副主動桁 6 主動桁 12,13 アーム 14,15,16,17,18 連接ヒン
ジの回転中心 23,23’,25,25’ 自在台車 26 動力源 28,29 スプロケ
ット 30 台 31 本線 35,36,37,38 自走台車
の車止め 32,33,34,61,62,63 桁案内軌
道 40,42,79 ローラー 41,65,77,78 安全金具 43,44,45,46,47,48,49,50,51,52 受け金具 39,53,54,56,57,58,59,60,67,68,69,70,71 ヒンジ 55 渡り板 66 自走台車 72,73 鎖錠装置 74 倍速装置
付往復動機構 75,76 ピン式ラ
ック 80,86,87 伝導軸 81,82,83,84 傘歯車 85 継手 89 開口部 90 往復動機
構 91 ガイド 92 倍速装置 93 直線溝 94 平歯車 95 固定ラッ
ク 96 可動ラッ
ク 97,98 ブラケッ
ト
桁 2,3,5 従動桁 4 副主動桁 6 主動桁 12,13 アーム 14,15,16,17,18 連接ヒン
ジの回転中心 23,23’,25,25’ 自在台車 26 動力源 28,29 スプロケ
ット 30 台 31 本線 35,36,37,38 自走台車
の車止め 32,33,34,61,62,63 桁案内軌
道 40,42,79 ローラー 41,65,77,78 安全金具 43,44,45,46,47,48,49,50,51,52 受け金具 39,53,54,56,57,58,59,60,67,68,69,70,71 ヒンジ 55 渡り板 66 自走台車 72,73 鎖錠装置 74 倍速装置
付往復動機構 75,76 ピン式ラ
ック 80,86,87 伝導軸 81,82,83,84 傘歯車 85 継手 89 開口部 90 往復動機
構 91 ガイド 92 倍速装置 93 直線溝 94 平歯車 95 固定ラッ
ク 96 可動ラッ
ク 97,98 ブラケッ
ト
Claims (4)
- 【請求項1】分岐用可動軌道桁と複数の固定軌道桁から
なる跨座型単軌道分岐装置において、分岐用可動軌道桁
を自走台車に載置した主動桁とこれに連接する複数の従
動桁により構成したことを特徴とする跨座型単軌道分岐
装置。 - 【請求項2】主動桁がノンスリップガイド部材に沿って
移動するものであることを特徴とする請求項1に記載の
分岐装置。 - 【請求項3】さらに、テーパ状開口部を有するローラー
係止部、先端にローラーを有する往復動機構を備えた鎖
錠装置を含む定点停止装置を有することを特徴とする請
求項1又は2に記載の分岐装置。 - 【請求項4】従動桁が主動桁と同期して従動桁の動きを
制御する位置規制装置を有するものであることを特徴と
する請求項1〜3のいずれか1項に記載の分岐装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9092893A JPH10266102A (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | 桁式軌道の分岐装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9092893A JPH10266102A (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | 桁式軌道の分岐装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10266102A true JPH10266102A (ja) | 1998-10-06 |
Family
ID=14067148
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9092893A Pending JPH10266102A (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | 桁式軌道の分岐装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10266102A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109763386A (zh) * | 2019-02-28 | 2019-05-17 | 中铁第四勘察设计院集团有限公司 | 一种适用于跨座式单轨的道岔支撑系统 |
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1997
- 1997-03-28 JP JP9092893A patent/JPH10266102A/ja active Pending
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