JPS5822848Y2 - ラツク式機関車の駆動装置 - Google Patents
ラツク式機関車の駆動装置Info
- Publication number
- JPS5822848Y2 JPS5822848Y2 JP12914978U JP12914978U JPS5822848Y2 JP S5822848 Y2 JPS5822848 Y2 JP S5822848Y2 JP 12914978 U JP12914978 U JP 12914978U JP 12914978 U JP12914978 U JP 12914978U JP S5822848 Y2 JPS5822848 Y2 JP S5822848Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rack
- gear
- lever
- pinion
- reducer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は登山鉄道等における急勾配路線を走行するラッ
ク式機関車の駆動装置に関するものである。
ク式機関車の駆動装置に関するものである。
山岳等にネ・ける急勾配路線では通常の軌条のほかに軌
条の中央に歯軌条C以下ラックという)を布設し、この
区間に使用する機関車にこれと噛合う歯車c以下ラック
用ピニオンという)を設け、このラック用ピニオンを駆
動することにより機関車の粘着重量を増大することなし
に動輪の空転または滑走を防止している。
条の中央に歯軌条C以下ラックという)を布設し、この
区間に使用する機関車にこれと噛合う歯車c以下ラック
用ピニオンという)を設け、このラック用ピニオンを駆
動することにより機関車の粘着重量を増大することなし
に動輪の空転または滑走を防止している。
近年輸送力増強等の要請から機関車が大型化してきてト
リ、既設ラックの使用に際し、容量不足となるためラッ
ク用ピニオンを2個使用してこれを補なっている。
リ、既設ラックの使用に際し、容量不足となるためラッ
ク用ピニオンを2個使用してこれを補なっている。
この場合通常は、ピニオン駆動用の原動機は1個として
いるため、単に動力伝達系を2系統に分けるだけでは伝
動部品等の誤差や遊びがあることから、2個のラック用
ピニオンに負荷を分配させることはできない。
いるため、単に動力伝達系を2系統に分けるだけでは伝
動部品等の誤差や遊びがあることから、2個のラック用
ピニオンに負荷を分配させることはできない。
これに対処するため一方のラックピニオン軸に堅いバネ
を組込み、これを介してラック用ピニオンを取付けるな
どして負荷を分配させているが、負荷を等配させること
はできず装置が複雑、高価になる欠点があつ九 本考案は上記欠点を完全に除去したもので、1個の原動
機で2個のラック用ピニオンを駆動させる場合に負荷を
完全に等配する駆動装置を提供せんとするものである。
を組込み、これを介してラック用ピニオンを取付けるな
どして負荷を分配させているが、負荷を等配させること
はできず装置が複雑、高価になる欠点があつ九 本考案は上記欠点を完全に除去したもので、1個の原動
機で2個のラック用ピニオンを駆動させる場合に負荷を
完全に等配する駆動装置を提供せんとするものである。
以下本考案を実施例の図面に基いて説明する。
第1図はラック式機関車の全体図を示すもので、図中5
0は登板用のラックを駆動する装置でこれの詳細を第2
図に示す。
0は登板用のラックを駆動する装置でこれの詳細を第2
図に示す。
図にネ・いて1は原動機であって、その出力軸に設けた
歯車2に2個の同歯数の歯車3,4を噛合せしめ、これ
ら両歯車3,4の軸はそれぞれカルダン軸5,6を介し
て減速機7,8に接続される。
歯車2に2個の同歯数の歯車3,4を噛合せしめ、これ
ら両歯車3,4の軸はそれぞれカルダン軸5,6を介し
て減速機7,8に接続される。
減速機7,8はそれぞれ前記カルダン軸5,6に接続す
る軸9,10に支持した歯車lL12卦よび之と噛合す
る歯車13,14を軸15,16に支持して歯車箱17
.18に収め、上記軸9゜10は歯車箱17.18に支
持され、軸15.16は歯車箱17.18を横貫してそ
れぞれ軸受19゜20により台車枠に支持され、歯車箱
17.18はそれぞれ該軸15.16の周りに回動可能
に支持されている。
る軸9,10に支持した歯車lL12卦よび之と噛合す
る歯車13,14を軸15,16に支持して歯車箱17
.18に収め、上記軸9゜10は歯車箱17.18に支
持され、軸15.16は歯車箱17.18を横貫してそ
れぞれ軸受19゜20により台車枠に支持され、歯車箱
17.18はそれぞれ該軸15.16の周りに回動可能
に支持されている。
そして、該軸15,16は減速機7.8の出力軸として
それぞれ歯車箱17.18外にラック用ピニオン21.
22を設け、これをラック軌条23のラック24に噛合
せしめる。
それぞれ歯車箱17.18外にラック用ピニオン21.
22を設け、これをラック軌条23のラック24に噛合
せしめる。
前記減速機歯車箱17.18の上部には夫々口ラド25
.26の一端を連結し、該ロッド他端は水平方向のレバ
ー27の両端に連結し、同レバー中心に設けたピン孔2
8をピン29に嵌合して該レバー27をピン29の周り
に水平方向の回動可能とする。
.26の一端を連結し、該ロッド他端は水平方向のレバ
ー27の両端に連結し、同レバー中心に設けたピン孔2
8をピン29に嵌合して該レバー27をピン29の周り
に水平方向の回動可能とする。
該ピン29は頭部に支持杆30を貫通せしめると共に該
頭部と該支持杆両端の支持部31.32との間にばね3
3,34を縮装してこのばねによりピン29が弾性的に
支持され、上記支持部31.32は台車枠に固定される
。
頭部と該支持杆両端の支持部31.32との間にばね3
3,34を縮装してこのばねによりピン29が弾性的に
支持され、上記支持部31.32は台車枠に固定される
。
このように構成された駆動装置の作用を次に説明する。
ラック用ピニオン21への動力の伝達は原動機1−歯車
2−歯車3−カルダン軸5−軸9−歯車11−歯車13
−軸15−ラック用ピニオン21へと行われる。
2−歯車3−カルダン軸5−軸9−歯車11−歯車13
−軸15−ラック用ピニオン21へと行われる。
昔たラック用ピニオン22へは原動機1−歯車2−歯車
4−カルダン軸6−軸10−歯車12−歯車14−軸1
6−ラック用ピニオン22と伝達される。
4−カルダン軸6−軸10−歯車12−歯車14−軸1
6−ラック用ピニオン22と伝達される。
今原動機1の回転方向を正転(図にpいて反時計回りで
矢印方向)とするとラック用ピニオン21.22は正転
する。
矢印方向)とするとラック用ピニオン21.22は正転
する。
そしてラック用ピニオン21とラック用ピニオン22に
かかる負荷の等配は次のように行われる。
かかる負荷の等配は次のように行われる。
原動機1から減速機7,8の歯車11.12に動力が伝
達されると、該歯車11.12に噛合した歯車13.1
4が駆動されると同時にその反力が作用して双方の歯車
箱17.18をそれぞれ軸i5.16の周りに時計方向
に回動させるように働いてロッド25,26をそれぞれ
矢示方向に作動せしめる。
達されると、該歯車11.12に噛合した歯車13.1
4が駆動されると同時にその反力が作用して双方の歯車
箱17.18をそれぞれ軸i5.16の周りに時計方向
に回動させるように働いてロッド25,26をそれぞれ
矢示方向に作動せしめる。
そして、伝動部品等には誤差があるので、ラック24か
ら軸15,16に作用する反力には差があって歯車箱1
7,18の回動にも差が生じ、従ってロッド25.26
の移動量にも差があるためレバー27はピン29の周り
に回動しようとする。
ら軸15,16に作用する反力には差があって歯車箱1
7,18の回動にも差が生じ、従ってロッド25.26
の移動量にも差があるためレバー27はピン29の周り
に回動しようとする。
その傾向は軸15,16にかかる負荷の差が大きいほど
大きく現われるのであるが、ピン29は台車枠に固定さ
れた支持杆30に沿い移動可能且つ両方向からばね33
.34により定位置復元可能に支持されているので、負
荷に差があるときピンが若干移動して負荷の配分を均等
化し、均等になったときピン29ばばね33.34によ
り正常位置に復元する。
大きく現われるのであるが、ピン29は台車枠に固定さ
れた支持杆30に沿い移動可能且つ両方向からばね33
.34により定位置復元可能に支持されているので、負
荷に差があるときピンが若干移動して負荷の配分を均等
化し、均等になったときピン29ばばね33.34によ
り正常位置に復元する。
このようにして、機関車が走行しているとき原動機1の
動力は常に双方のラック用ピニオン21゜22に均等に
配分される。
動力は常に双方のラック用ピニオン21゜22に均等に
配分される。
本考案は上記説明した如く2個のラック用ピニオンに負
荷を完全に等配できるので従来に比べ小さな原動機とす
ることができ、従って動力伝達系の歯車等も小型にでき
、簡便な構造であるので故障がない等実用上多大の効果
を有する。
荷を完全に等配できるので従来に比べ小さな原動機とす
ることができ、従って動力伝達系の歯車等も小型にでき
、簡便な構造であるので故障がない等実用上多大の効果
を有する。
第1図は本考案のラック式機関車の全体正面図、第2図
は登板用のピニオンを駆動する装置の概略斜視図である
。 1は原動機、2,3,4は歯車、5,6はカルダン軸、
7,8は減速機、9,10は軸、11゜12.13.1
4は歯車、15.16は軸、17゜18は歯車箱、19
、20は軸受、21.22はラック用ピニオン、23
はラック軌条、24はラック、25,26はロッド、2
7はレバー、29はピン、30は支持杆、31,32は
支持部、33.34はバネ、50はラック駆動装置であ
る。
は登板用のピニオンを駆動する装置の概略斜視図である
。 1は原動機、2,3,4は歯車、5,6はカルダン軸、
7,8は減速機、9,10は軸、11゜12.13.1
4は歯車、15.16は軸、17゜18は歯車箱、19
、20は軸受、21.22はラック用ピニオン、23
はラック軌条、24はラック、25,26はロッド、2
7はレバー、29はピン、30は支持杆、31,32は
支持部、33.34はバネ、50はラック駆動装置であ
る。
Claims (1)
- 原動機1個から2個のラック用ピニオンを同時に駆動さ
せるラック式機関車にネ・いて、それぞれの動力伝達系
に介在する減速機の歯車箱を該減速機の出力軸の周りに
回転可能に支持すると共に両減速機の歯車箱上部間を、
夫々に連結したロッドと両ロッドに連結したレバーとを
もって互に連動せしめ、該レバーの中心孔に嵌合したピ
ンは台車枠に固定した支持杆に移動可能に且つその両方
向に備えたばねにより弾性的に支持されていることを特
徴とするラック式機関車の駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12914978U JPS5822848Y2 (ja) | 1978-09-20 | 1978-09-20 | ラツク式機関車の駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12914978U JPS5822848Y2 (ja) | 1978-09-20 | 1978-09-20 | ラツク式機関車の駆動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5546058U JPS5546058U (ja) | 1980-03-26 |
JPS5822848Y2 true JPS5822848Y2 (ja) | 1983-05-16 |
Family
ID=29093525
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12914978U Expired JPS5822848Y2 (ja) | 1978-09-20 | 1978-09-20 | ラツク式機関車の駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5822848Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6033702B2 (ja) * | 1980-04-02 | 1985-08-05 | ちぐさ索道株式会社 | 2輪駆動単軌条動力車 |
JPS5823267B2 (ja) * | 1980-05-08 | 1983-05-13 | ちぐさ索道株式会社 | 2輪駆動単軌条動力車 |
JPS5823268B2 (ja) * | 1980-11-22 | 1983-05-13 | ちぐさ索道株式会社 | 2輪駆動単軌条動力車 |
CN111762210B (zh) * | 2020-06-29 | 2021-06-04 | 中车株洲电力机车有限公司 | 一种齿轨与粘着共轴驱动的齿轨驱动装置及齿轨机车车辆 |
-
1978
- 1978-09-20 JP JP12914978U patent/JPS5822848Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5546058U (ja) | 1980-03-26 |
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