JPH1026556A - 熱型赤外線イメージセンサ - Google Patents

熱型赤外線イメージセンサ

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JPH1026556A
JPH1026556A JP8199609A JP19960996A JPH1026556A JP H1026556 A JPH1026556 A JP H1026556A JP 8199609 A JP8199609 A JP 8199609A JP 19960996 A JP19960996 A JP 19960996A JP H1026556 A JPH1026556 A JP H1026556A
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Keiichi Akagawa
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボロメータを用いた熱型赤外線イメージセン
サにおいて、自己発熱によるオフセットを除去し高忠実
度高品質の読み出しを可能にする。 【解決手段】 熱型赤外線イメージセンサにおいて、そ
れぞれ赤外線照射によって温度上昇を生じる複数のボロ
メータ1と、各ボロメータ1に対応して設けられた複数
の電荷蓄積手段2,14と、各ボロメータ1と対応する
電荷蓄積手段2,14の間に接続された複数のスイッチ
素子3,13とを設ける。前記スイッチ素子3,13を
それぞれオンとして電荷蓄積手段2,14の電荷をボロ
メータ1を通して所定時間放電した後に、各電荷蓄積手
段2,14の残留電荷に対応する信号を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱型赤外線イメー
ジセンサに関し、特にボロメータを用いた熱型赤外線イ
メージセンサにおいて、簡単な装置構成により自己発熱
の影響を受けることなく的確に赤外線放射を検出できる
ようにした技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば暖かい人体などから放出さ
れる赤外線放射を検出するため種々の形式の赤外線イメ
ージセンサが開発されている。赤外線イメージセンサの
1つの例はボロメータを熱センサとして使用したもので
あり、例えば特開平2−196929号公報に開示され
たものが知られている。ボロメータは赤外線照射などに
よる温度上昇(変化)に応じて抵抗値が変化する素子で
ある。
【0003】図5は、特開平2−196929号公報に
開示された赤外線イメージ・システムの概略の構成を示
す。同図の構成においては、暖かい人体116からの赤
外線放射が赤外線レンズシステム102およびチョッパ
104を介してボロメータのアレイ106に入射する。
ボロメータのアレイ106は駆動および読み出し電子装
置108によって走査されて暖かい人体116の赤外線
像に対応する信号が得られ、ビデオプロセッサ110に
よって適切な信号形式に変換された後ディスプレイ11
2で表示される。
【0004】図6は、図5の赤外線イメージ・システム
におけるボロメータのアレイ106の構成を示し、かつ
図7はボロメータのアレイ106における1つの画素の
構成を断面図で示している。図5を参照して説明したよ
うに、暖かい人体のような被写体116の赤外線像が赤
外線レンズシステム102およびチョッパ104を介し
てボロメータのアレイ106上に結像する。ボロメータ
のアレイ106においては、図6に示されるように、各
画素140において、入射した赤外線像の赤外線がボロ
メータ抵抗Rに照射され、該ボロメータ抵抗Rの温
度が変化することにより抵抗値が変化する。これによ
り、バイアス電圧182(V)とグランド間に直列接続
されたボロメータ抵抗Rおよび固定抵抗Rの接続点
から得られる電圧が変化する。この電圧の変化をコンデ
ンサ122、アンプ120、スイッチ132を経由して
行読み出し回路128から外部に取り出し、図5の駆動
および読み出し電子装置108に供給する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例の赤外線イ
メージセンサにおいては、信号対雑音比(S/N)のよ
い画像を得るためには図6の各画素140における抵抗
,Rを小さくしこれらの抵抗に多くの電流を流す
必要があった。
【0006】その理由は、一般に抵抗Rは以下の数式1
で示す熱雑音Vnを発生することから説明できる。
【数1】Vn=2(kTRΔf)1/2 但し、kはボルツマン定数、Tは抵抗体の温度、Rは抵
抗体の抵抗値、Δfは電子回路の周波数帯域幅である。
したがって、数式1より、ノイズVnは抵抗体の抵抗値
Rを小さくすればするほど減少することが分かる。
【0007】一方、図6の回路で抵抗RとRの接続
点の電圧は、抵抗RとRとの比が一定でありかつバ
イアス電圧Vが一定であれば一定となる。すなわち、こ
の抵抗比およびバイアス電圧Vが一定であれば信号Vs
は一定となり、信号対雑音比S/Nは各抵抗値を下げる
ほど改善される。
【0008】ところが、バイアス電圧Vを一定にして、
各抵抗の抵抗値を下げると電流Iが増加し、抵抗で消費
される電力W=V×Iが増加してしまう。抵抗で消費し
た電力Wは熱に変換される。そのため、この熱によって
抵抗体の温度が上昇する自己発熱現象が起こる。
【0009】ボロメータを用いた熱型赤外線イメージセ
ンサは、受光した赤外線によるボロメータの温度上昇を
利用して赤外線画像を得るから、このような自己発熱現
象は画像信号のオフセットの原因となる。
【0010】したがって、本発明は、このような従来例
の装置における問題点に鑑み、簡単な装置構成によりボ
ロメータを用いた熱型赤外線イメージセンサの自己発熱
を抑制し、画像信号のオフセットを除去して高忠実度か
つ高品質の赤外線画像を得ることができるようにするこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の態樣に係わる熱型赤外線イメージセ
ンサではそれぞれ赤外線照射によって温度上昇を生じる
複数のボロメータと、前記各々のボロメータに対応して
設けられた複数の電荷蓄積手段と、前記各々のボロメー
タと対応する電荷蓄積手段との間に接続された複数のス
イッチ素子とを設ける。そして、前記スイッチ素子をそ
れぞれオンとして前記電荷蓄積手段の電荷を前記ボロメ
ータを通して所定時間放電した後に、前記各電荷蓄積手
段の残留電荷に対応する信号を出力する。
【0012】すなわち、本発明ではこのようにボロメー
タの抵抗値の変化を検出する方法として、従来のように
抵抗に一定電圧を印加しその電流の変化から抵抗値の変
化を知るという電流モード読み出しではなく、前記電荷
蓄積手段に充電した電荷をボロメータを通して所定時間
放電させ、残留電荷に対応する信号を出力することによ
り抵抗値の変化を知るという蓄積モード読み出しを使用
している。このため、ボロメータの自己発熱による影響
を除去することができ、オフセットの少ない赤外線画像
を得ることが可能になる。
【0013】この場合、さらに、一端が前記電荷蓄積手
段に接続された第2のスイッチ素子と、該第2のスイッ
チ素子の他端と電源との間の回路に接続された負荷抵抗
とを備え、該負荷抵抗を介して前記電荷蓄積手段に流れ
る誘電電流に基づき出力信号を得るよう構成すると好都
合である。
【0014】このような構成では、前記電荷蓄積手段の
電荷をボロメータを通して所定時間放電した後に、第2
のスイッチ素子をオンとし、前記電源から負荷抵抗を介
して前記電荷蓄積手段を再充電する。この再充電の際の
充電電流の大きさは前記電荷蓄積手段の残留電荷が少な
いほど大きくなる。したがって、この充電電流によって
前記負荷抵抗の両端に生じる電圧は前記電荷蓄積手段の
残留電荷の量に関連し、したがって前記ボロメータの抵
抗値に関連する。これによって前記負荷抵抗の電圧を取
り出すことにより、ボロメータの抵抗値の変化を知るこ
とができ、簡単な装置構成で的確に赤外線画像信号を得
ることができる。
【0015】本発明の第2の態樣に係わる熱型赤外線イ
メージセンサでは、行および列方向に沿ってマトリクス
状に配置され、各々赤外線照射によって温度上昇を生じ
る複数のボロメータと、前記各々のボロメータに対応し
て設けられた複数の電荷蓄積容量と、前記各々のボロメ
ータと対応する電荷蓄積容量との間に接続された複数の
第1のスイッチ素子と、各列ごとに設けられた複数の垂
直ラインと、前記各々の電荷蓄積容量と対応する垂直ラ
インとの間に接続された複数の第2のスイッチ素子とを
備えている。
【0016】このような熱型赤外線イメージセンサで
は、各行ごとに前記第1のスイッチ素子を導通させて前
記蓄積容量の電荷を対応する前記ボロメータを通して所
定時間放電する。そして、その後前記第2のスイッチを
導通させて各垂直ラインを介し前記蓄積容量を充電し、
該充電の際の充電電流に対応する信号を前記垂直ライン
を介して順次出力する。
【0017】これによって、人体その他の赤外線放射に
よる画像に対応する画像信号をマトリクス状に配置され
たボロメータによって得ることができ、この場合も各ボ
ロメータの自己発熱はほとんどなく、したがって高品質
の画像を低消費電力で得ることが可能になる。
【0018】本発明の第3の態樣に係わる熱型赤外線イ
メージセンサでは、行および列方向に沿ってマトリクス
状に配置され、各々赤外線照射によって温度上昇を生じ
る複数のボロメータと、前記各々のボロメータに対応し
て設けられ、一端が対応するボロメータに接続された複
数のスイッチ素子と、各列ごとに設けられ、それぞれ各
列に配置されたボロメータに対応する前記スイッチ素子
の他端が共通に接続された複数の垂直ラインと、前記各
垂直ラインごとに設けられかつ対応する垂直ラインに接
続された蓄積容量とを備えている。
【0019】このような熱型赤外線イメージセンサで
は、順次前記各行のスイッチ素子を導通させて各垂直ラ
インごとに設けられた前記蓄積容量の電荷を前記ボロメ
ータを通して所定時間放電する。その後垂直ラインを介
して各蓄積容量を充電し、この際の充電電流から前記蓄
積容量の残留電荷に対応する信号を前記垂直ラインを介
して順次出力する。
【0020】この場合も、前記第2の態樣のものと同様
に、人体その他の赤外線放射による画像に対応する画像
信号を自己発熱による悪影響を生じることなく高品質で
得ることができる。また、蓄積容量は各垂直ラインごと
に設けるのみでよいから、装置構成が簡略化され、かつ
集積回路基板上における蓄積容量の占有面積を小さくす
ることができ、高密度の実装を行なうことができる。
【0021】この場合、前記蓄積容量は垂直ラインごと
に別個の容量素子を設けて構成してもよいが、別の方法
として、前記蓄積容量の少なくとも一部を垂直ラインの
寄生容量で構成することもできる。この場合は装置構成
を簡略化することができ、集積回路上における蓄積容量
のスペースを設ける必要がなくなり、あるいは該スペー
スを低減することができる。
【0022】本発明の第4の態樣に係わる熱型赤外線イ
メージセンサでは、行および列方向に沿ってマトリクス
状に配置され、各々赤外線照射によって温度上昇を生じ
る複数のボロメータと、前記各々のボロメータに対応し
て設けられた複数の電荷蓄積容量と、前記各々のボロメ
ータと対応する電荷蓄積容量との間に接続された複数の
第1のスイッチ素子と、それぞれ前記各々の電荷蓄積容
量と前記第1のスイッチ素子の接続点に一端が接続され
た複数の第2のスイッチ素子と、各列ごとに設けられ、
それぞれ各列に配置されたボロメータに対応する前記第
2のスイッチ素子の他端が共通に接続された複数の垂直
ラインと、前記垂直ラインの各々と水平出力ラインとの
間に接続された水平スイッチ素子と、前記第1および第
2のスイッチ素子を順次行ごとに所定の順序で導通させ
る垂直走査回路と、前記水平スイッチ素子を順次駆動す
る水平走査回路と、前記電荷蓄積容量の他方の端子と前
記水平出力ラインとの間に負荷抵抗を介してバイアス電
圧を供給するためのバイアス電圧供給手段とを備えてい
る。
【0023】このような熱型赤外線イメージセンサでは
前記第1のスイッチ素子を行ごとに順次導通させて前記
電荷蓄積容量の電荷を各々の対応するボロメータを介し
て所定時間放電する。その後、第2のスイッチ素子と前
記水平スイッチ素子を順次オンとして各列の電荷蓄積容
量に前記負荷抵抗を介して充電電流を供給し、該充電電
流の大きさに対応する信号を出力する。
【0024】このような構成によっても、前述の第2の
態樣に係わる熱型赤外線イメージセンサの場合と同様
に、人体その他の赤外線放射による2次元画像に対応す
る画像信号を得ることができ、しかもボロメータの自己
発熱によって画像信号がオフセットされることがなくな
り高品質かつ高い忠実度の画像を得ることができる。
【0025】本発明の第5の態樣に係わる熱型赤外線イ
メージセンサでは、行および列方向に沿ってマトリクス
状に配置され、各々赤外線照射によって温度上昇を生じ
る複数のボロメータと、前記各々のボロメータに対応し
て設けられ、一端が対応するボロメータの一端に接続さ
れた複数のスイッチ素子と、各列ごとに設けられ、それ
ぞれ各列に配置されたボロメータに対応する前記スイッ
チ素子の他端が共通に接続された複数の垂直ラインと、
前記各垂直ラインごとに設けられかつ対応する垂直ライ
ンに接続された電荷蓄積容量と、前記垂直ラインの各々
と水平出力ラインとの間に接続された水平スイッチ素子
と、各行に配置されたボロメータに接続されたスイッチ
素子を順次行ごとに導通させる垂直走査回路と、前記水
平スイッチ素子を順次駆動する水平走査回路と、前記ボ
ロメータの他方の端子と前記水平出力ラインとの間に負
荷抵抗を介してバイアス電圧を供給するためのバイアス
電圧供給手段とを備えている。
【0026】このような熱型赤外線イメージセンサで
は、前記スイッチ素子を行ごとに順次導通させて各垂直
ラインごとに設けられた前記電荷蓄積容量の電荷を各ボ
ロメータを介して所定時間放電する。その後、前記水平
スイッチ素子を順次オンとして各列の電荷蓄積容量に前
記負荷抵抗を介して充電電流を供給し、該充電電流の大
きさに対応する信号を出力する。
【0027】この場合も前記第4の態樣に係わる熱型赤
外線イメージセンサと同様の利点が得られ、かつその他
に前記第3の態樣に係わる熱型赤外線イメージセンサの
場合と同様に、蓄積容量が各垂直ラインごとに設けるの
みでよいから、蓄積容量が集積回路基板上に占める面積
を小さくすることができ、高い集積度のイメージセンサ
が得られる。
【0028】さらに、この場合も、前記電荷蓄積容量の
少なくとも一部を垂直ラインの寄生容量で構成すること
ができ、集積回路基板上の電荷蓄積容量の占有面積を少
なくしあるいは除去し、高密度の実装を行なうことが可
能になる。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明の好適な実施形態に係わる
熱型赤外線イメージセンサにつき説明するに先立ち、本
発明に係わる熱型赤外線イメージセンサと図5〜図7に
示した従来のイメージセンサとの間の消費電力およびノ
イズなどにつき比較検討を行なう。
【0030】本発明においては、容量をボロメータの抵
抗によって放電するという方法を採用しているので、従
来のものと比較してノイズや消費電力の発生の機構が異
なる。今、例えば容量値Cの容量が電圧Vに充電され
ているとき、これを抵抗値Rの抵抗で放電する場合を考
慮すると、時間tを変数とし、容量の電圧Vは次の数式
で与えられる。
【数2】V=Vexp(−t/CR)
【0031】時間0からtまで数式2を積分すると、
時間tで放電した電荷量Qが得られる。
【数3】Q=CV{1−exp(−t/CR)}
【0032】また、この間に抵抗Rで消費される電力W
は次式で与えられる。
【数4】 W=CV {1−exp(−2t/CR)}
【0033】次に、標準的なNTSC方式のテレビジョ
ンフォーマットで従来の方法と本発明に係わる方法によ
るものとの消費電力を比較する。条件として、例えば、
ボロメータの抵抗値が1%変化したときの信号がノイズ
の100倍となる場合を考える。
【0034】まず、従来の方法では、RとR(図
6)を等しいと仮定すると、抵抗Rが1%変化する
と、出力はバイアス電圧Vの0.25%変化する。一方
ノイズは、前記数式1にΔf=4.2MHz,k=1.
38×10−23,T=300を代入すると次式で得ら
れる。
【数5】Vn=2.637×10−7×(R)1/2
【0035】さらに、前記バイアス電圧Vを1(V)と
仮定すると、信号Vsは2.5×10−3Vであるか
ら、数式5とVsがVnの100倍であることから次式
が得られる。
【数6】R=9(kΩ)
【0036】また、消費電力Wはバイアス電圧1Vと前
記数式6の抵抗値から次式のようになる。
【数7】W=5.6×10−5(W)
【0037】これに対し、本発明では、一例としてt
=CRとし、抵抗Rが1%変化したとすると、放電する
電荷の差ΔQは次式のようになる。
【数8】ΔQ=3.66×10−3×CV
【0038】この電荷の差ΔQを電子数に換算すると
信号電子数Nsは次式で与えられる。
【数9】Ns=3.66×10−3×CV/q 但しqは電子の電荷量で1.6×10−19(C)であ
る。
【0039】また、ノイズはショットノイズとなるの
で、次のようにして求めることができる。すなわち、t
=CRを前記数式3に代入して次の式を得る。
【数10】Q=0.632×CV
【0040】この数式10で示されるQを電子数に換
算するとNが次式で得られる。
【数11】N=0.632×CV/q
【0041】数式で11示されるNの平方根がノイズ
電子数Nnとなり次式で得られる。
【数12】Nn=(0.632×CV/q)1/2
【0042】したがって、従来と同様にNsがNnの1
00倍の条件では、前記数式9と数式12からCV
次式で得られる。
【数13】CV=7.55×10−11
【0043】また、従来と同様にバイアス電圧Vを1
Vとすると容量Cは次式で得られる。
【数14】C=75.5(pF)
【0044】したがって、消費電力は前記数式4にC=
75.5pF,V=1V,t=CRを代入して次式
で得られる。
【数15】W=6.5×10−11 (W)
【0045】標準的なNTSCテレビジョン方式では、
1秒間に30フレームの画像を出力するから、本発明で
は1画素で消費する電力Wは前記Wの30倍となり次
式で与えられる。
【数16】W=1.95×10−9 (W)
【0046】したがって、本発明による消費電力は前記
数式7で示される従来のものの消費電力と比べて1/2
8000倍に低減されることになる。
【0047】次に図面を参照して本発明に係わる熱型赤
外線イメージセンサにつき詳細に説明する。
【0048】図1は、本発明の第1の実施形態に係わる
ボロメータを使用した熱型赤外線イメージセンサの概略
の構成を示す。図1に示される熱型赤外線イメージセン
サは、それぞれボロメータ1、容量2およびボロメータ
1の一端と容量2の一端とを接続するMOSスイッチ
3、および容量2の一端と垂直信号線5との間に接続さ
れた他のMOSスイッチ4からなる画素が複数個マトリ
クス状に配列されている。図1では説明の簡略化のため
に画素は2行×2列のマトリクスとして示されている
が、実際には例えば数百画素ずつのようなさらに多くの
画素が配置される。各MOSスイッチ3,4はMOSト
ランジスタで構成されるスイッチ素子である。
【0049】図1の熱型赤外線イメージセンサはさらに
垂直駆動回路6、水平駆動回路7、読み出し回路8、お
よび例えばMOSトランジスタからなる水平MOSスイ
ッチ11を備えている。
【0050】ボロメータ1の一端はMOSスイッチ3の
ソースに接続され、MOSスイッチ3のゲートは各行ご
とに共通に垂直駆動回路6に接続され、ドレインは容量
2の一端に接続されている。ボロメータ1の他端および
容量2の他端は接地されている。
【0051】容量2の一端、すなわちMOSスイッチ3
のドレインはMOSスイッチ4のソースに接続され、M
OSスイッチ4のゲートは各行ごとに共通に垂直駆動回
路6に接続され、ドレインは垂直信号線5を通してそれ
ぞれの列の水平MOSスイッチ11のソースに接続され
ている。
【0052】水平MOSスイッチ11のゲートは水平駆
動回路7に、ドレインは水平信号線12を介して出力端
子OSに接続されている。
【0053】出力端子OSは本実施形態では熱型赤外線
イメージセンサの外部の読み出し回路8に接続されてい
る。読み出し回路8は出力端子OSとグランド間に直列
接続された抵抗9および電源10を備えている。なお、
読み出し回路8の抵抗9などはイメージセンサ内部に設
けてもよい。
【0054】図2は、図1の熱型赤外線イメージセンサ
の各部の信号波形を示す。なお、図1の各MOSスイッ
チはN型MOSトランジスタで構成されるものと仮定
し、したがってパルスがハイレベルの場合に各MOSス
イッチは開く、すなわちオンとなるものとする。
【0055】まず時刻T0で垂直駆動回路6からの垂直
駆動パルスV11がハイレベルになり、第1行目の画素
のMOSスイッチ4がオンとなる。また、時刻T1で水
平駆動回路7からの水平駆動パルスH1がハイレベルに
なり第1列目の信号垂直信号線5に接続された水平MO
Sスイッチ11がオンとなる。これによって、電源1
0、抵抗9、出力端子OS、水平信号線12、第1列目
の水平MOSスイッチ11、第1行第1列の画素のMO
Sスイッチ4を介して第1行第1列目の容量2が電源1
0の電圧に充電される。
【0056】次に、時刻T2で前記垂直駆動回路6から
の垂直駆動パルスV11がハイレベルの状態で、水平駆
動回路7からの水平駆動パルスH2がハイレベルとな
り、第1行第2列の画素(図1では左上の画素)の容量
2が同様に電源10の電圧に充電される。
【0057】次に、時刻T3で垂直駆動パルスV11が
ローレベルになり、第1行目のMOSスイッチ4がオフ
となり、代わって垂直駆動パルスV12がハイレベルに
なって第1行目のMOSスイッチ3がオンとなる。これ
によって、第1行目の画素において容量2に充電されて
いた電荷がボロメータ1の抵抗を通して放電され始め
る。この放電は、後の時刻T0で垂直駆動パルスV12
がローレベルになるまで続く。この放電の際の放電電流
の大きさはボロメータ1の抵抗に応じて変化する。
【0058】次に時刻T4〜T7で、垂直駆動回路6か
らの垂直駆動パルスV21がハイレベルとなり、第2行
目の画素の各容量2がそれぞれ順次電源10の電圧に充
電される。この動作は、第1行目の画素について上に述
べたのと同様である。この充電の後に再び時刻T0に戻
る。
【0059】時刻T0に戻ると、再度垂直駆動回路6か
らの垂直駆動パルスV11がハイレベルとなり第1行目
の画素のMOSスイッチ4がオンとなる。そして、時刻
T1およびT2でそれぞれ水平駆動回路7からの水平駆
動パルスH1およびH2が順次ハイレベルとなり、水平
MOSスイッチ5が順次オンとなる。したがって、時刻
T1およびT2においてそれぞれ電源10から抵抗9を
介して第1列目および第2列目の容量2が再充電され
る。
【0060】この再充電の電荷量はボロメータ1の残留
電荷に応じて変化する。すなわち、容量2の残留電荷が
多ければ再充電電荷は少なくなり、したがって抵抗9を
通して流れる再充電電流も小さくなる。逆に、容量2の
残留電荷が少なければ再充電電荷量が多くなり、抵抗9
を流れる再充電電流も大きくなる。したがって、抵抗9
に流れる再充電電流を出力として取り出せば各容量の残
留電荷に対応した信号、したがってボロメータ1の抵抗
値に応じた出力が得られる。抵抗9を流れる再充電電流
は図2のOSに示すような下向きの信号波形となる。こ
の信号波形の下向きのピークを図示しないピークホール
ド回路によってホールドすることにより必要な画像信号
が得られる。
【0061】図3は、本発明の第2の実施形態に係わる
熱型赤外線イメージセンサの概略の構成を示す。図3の
熱型赤外線イメージセンサでは、各画素はボロメータ1
とMOSトランジスタから構成されるMOSスイッチ1
3から構成され、マトリクス状に配置されている。図3
では、説明および図面の簡略化のため、前記画素は2行
×2列のマトリクス状に配置されて示されているが、実
際にはさらに多数の行および列を備えている。
【0062】各画素において、ボロメータ1の一端はM
OSスイッチ13のソースに接続され、該MOSスイッ
チ13のゲートは各行ごとに共通に垂直駆動回路13に
接続されている。MOSスイッチ13の各ドレインは列
ごとに共通に垂直信号線に接続されている。ボロメータ
1の他端は接地されている。
【0063】各垂直信号線5とグランド間には列ごとに
共通の容量14が接続されている。また、各垂直信号線
5は水平MOSスイッチ5のソースに接続されている。
水平MOSスイッチ5のゲートは水平駆動回路7に、ド
レインは水平信号線12を介して出力端子OSに接続さ
れている。出力端子OSは、図1の場合と同様に例えば
外部の読み出し回路8に接続されている。読み出し回路
8は出力端子OSとグランド間に直列接続された抵抗9
と電源10から構成されている。
【0064】次に、図4を参照して上記第2の実施形態
に係わる熱型赤外線イメージセンサの動作を説明する。
まず、時刻T1で水平駆動回路7から供給される水平駆
動パルスH1がハイレベルとなり、第1列目の水平MO
Sスイッチ11がオンとなる。これにより、電源10か
ら抵抗9、水平信号線12、第1列目の水平MOSスイ
ッチ11を介して第1列目の垂直信号線5に接続された
容量14が電源10の電圧に充電される。次に、時刻T
2で水平駆動回路7から供給される水平駆動パルスH2
がハイレベルとなり、第2列目の垂直信号線5に接続さ
れた容量14が電源10の電圧に充電される。
【0065】次に、時刻T3で垂直駆動回路15から供
給される垂直駆動パルスV2がハイレベルになり、第2
行目の画素のMOSスイッチ13がオンとなる。これに
よって、各列の容量14の電荷が第2行目のボロメータ
1を介して放電し始める。この放電の際の放電電流の大
きさは各ボロメータ1の抵抗値によって決定される。
【0066】時刻T4で垂直駆動パルスV2がローレベ
ルになり、各列の容量12の放電が終了する。したがっ
て、この時点で各列の容量14に蓄積された残留電荷
は、対応するボロメータ1の抵抗値が低いほど少なくな
る。
【0067】次に、時刻T5で水平駆動回路7からの水
平駆動パルスH1がハイレベルになり、第1列目の水平
MOSスイッチ11がオンとなる。これによって、電源
10から負荷抵抗9を通り、かつ水平信号線12および
水平MOSスイッチ11を介して容量14が再充電され
る。この再充電電荷は、前述のようにして時刻T3から
T4で第1列第2行目のボロメータ1が放電した電荷と
等しくなる。この再充電の際の電流、すなわち再充電電
流は抵抗9から端子OSに流れ、該端子OSに出力信号
電圧波形OSとなって現われる。
【0068】次に、時刻T6で水平駆動回路7からの水
平駆動パルスH2がハイレベルになり、第2列目の水平
MOSスイッチ11がオンとなる。これによって、前述
と同様に電源10から抵抗9、水平信号線12、水平M
OSスイッチ11を通り第2列目の容量14が再充電さ
れる。この再充電の電流により前と同様に出力端子OS
に下向きのピーク波形が現われる。
【0069】以下同様に、時刻T7〜T0で各列の容量
14を第1行目の画素のボロメータ1で放電し、時刻T
1,T2で電源10から再充電する。これによって、出
力端子OSには順次第1行目の第1列および第2列のボ
ロメータの抵抗値に応じた出力信号波形が得られる。
【0070】このようにして出力端子OSに出力される
下向きのピーク信号波形をホールドすることで各画素か
らの画像信号が順次出力される。
【0071】図3の実施形態に係わる熱型赤外線イメー
ジセンサでは、容量14が各列ごとに共通に設けられる
から、図1の構成と比較して容量を形成するための集積
回路上の面積を少なくし、かつ構成を簡略化することが
できる。また、各容量14は垂直信号線5とグランド間
に接続されているから、垂直信号線5の寄生容量を容量
14の代わりに使用し、あるいは容量14に加えて使用
することができる。これによって、容量14の形成のた
めに必要な集積回路基板上の面積をさらに少なくするこ
とができる。
【0072】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、従来の
ようにボロメータに常に大きな電流を流しておく必要が
なく、ボロメータを介して容量に蓄積された電荷を放電
しかつ該容量を再充電して再充電の際の電流に基づき出
力を得るから、前述の数式16に示したようにボロメー
タの自己発熱が極めて少なくなる。このため、ボロメー
タの温度変化を自己発熱によるオフセットを生じること
なく忠実に検出し、高品質の赤外線画像を得ることが可
能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係わる熱型赤外線イ
メージセンサの概略の構成を示すブロック回路図であ
る。
【図2】図1の熱型赤外線イメージセンサの動作を説明
するための信号波形図である。
【図3】本発明の第2の実施形態に係わる熱型赤外線イ
メージセンサの概略の構成を示すブロック回路図であ
る。
【図4】図3の熱型赤外線イメージセンサの動作を説明
するための信号波形図である。
【図5】ボロメータアレイを使用した赤外線検出システ
ムの概略を示すブロック図である。
【図6】従来の熱型赤外線イメージセンサの概略の構成
を示すブロック回路図である。
【図7】図6の熱型赤外線イメージセンサの画素部の詳
細な構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ボロメータ 2 容量 3,4 画素のMOSスイッチ 5 垂直信号線 6,15 垂直駆動回路 7 水平駆動回路 8 読み出し回路 9 負荷抵抗 10 電源 11 水平MOSスイッチ 12 水平信号線 13 画素のMOSスイッチ 14 列ごとに設けられ容量

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ赤外線照射によって温度上昇を
    生じる複数のボロメータと、 前記各々のボロメータに対応して設けられた複数の電荷
    蓄積手段と、 前記各々のボロメータと対応する電荷蓄積手段との間に
    接続された複数のスイッチ素子と、 を具備し、前記スイッチ素子をそれぞれオンとして前記
    電荷蓄積手段の電荷を前記ボロメータを通して所定時間
    放電した後に、前記各電荷蓄積手段の残留電荷に対応す
    る信号を出力することを特徴とする熱型赤外線イメージ
    センサ。
  2. 【請求項2】 さらに、一端が前記電荷蓄積手段に接続
    された第2のスイッチ素子と、該第2のスイッチ素子の
    他端と電源との間の回路に接続された負荷抵抗とを備
    え、該負荷抵抗を介して前記電荷蓄積手段に流れる充電
    電流にもとづき出力信号を得ることを特徴とする請求項
    1に記載の熱型赤外線イメージセンサ。
  3. 【請求項3】 行および列方向に沿ってマトリクス状に
    配置され、各々赤外線照射によって温度上昇を生じる複
    数のボロメータと、 前記各々のボロメータに対応して設けられた複数の電荷
    蓄積容量と、 前記各々のボロメータと対応する電荷蓄積容量との間に
    接続された複数の第1のスイッチ素子と、 各列ごとに設けられた複数の垂直ラインと、 前記各々の電荷蓄積容量と対応する垂直ラインとの間に
    接続された複数の第2のスイッチ素子と、 を具備し、前記第1のスイッチ素子を導通させて前記蓄
    積容量の電荷を前記ボロメータを通して所定時間放電し
    た後に前記第2のスイッチを導通させて前記蓄積容量を
    充電し、該充電の際の充電電流に対応する信号を前記垂
    直ラインを介して順次出力することを特徴とする熱型赤
    外線イメージセンサ。
  4. 【請求項4】 行および列方向に沿ってマトリクス状に
    配置され、各々赤外線照射によって温度上昇を生じる複
    数のボロメータと、 前記各々のボロメータに対応して設けられ、一端が対応
    するボロメータに接続された複数のスイッチ素子と、 各列ごとに設けられ、それぞれ各列に配置されたボロメ
    ータに対応する前記スイッチ素子の他端が共通に接続さ
    れた複数の垂直ラインと、 前記各垂直ラインごとに設けられかつ対応する垂直ライ
    ンに接続された蓄積容量と、 を具備し、順次前記各行のスイッチ素子を導通させて前
    記蓄積容量の電荷を前記ボロメータを通して所定時間放
    電した後に前記蓄積容量の残留電荷に対応する信号を前
    記垂直ラインを介して順次出力することを特徴とする熱
    型赤外線イメージセンサ。
  5. 【請求項5】 前記蓄積容量の少なくとも一部は前記垂
    直ラインの寄生容量で構成されることを特徴とする請求
    項4に記載の熱型赤外線イメージセンサ。
  6. 【請求項6】 行および列方向に沿ってマトリクス状に
    配置され、各々赤外線照射によって温度上昇を生じる複
    数のボロメータと、 前記各々のボロメータに対応して設けられた複数の電荷
    蓄積容量と、 前記各々のボロメータと対応する電荷蓄積容量との間に
    接続された複数の第1のスイッチ素子と、 それぞれ前記各々の電荷蓄積容量と前記第1のスイッチ
    素子の接続点に一端が接続された複数の第2のスイッチ
    素子と、 各列ごとに設けられ、それぞれ各列に配置されたボロメ
    ータに対応する前記第2のスイッチ素子の他端が共通に
    接続された複数の垂直ラインと、 前記垂直ラインの各々と水平出力ラインとの間に接続さ
    れた水平スイッチ素子と、 前記第1および第2のスイッチ素子を順次行ごとに所定
    の順序で導通させる垂直走査回路と、 前記水平スイッチ素子を順次駆動する水平走査回路と、 前記電荷蓄積容量の他方の端子と前記水平出力ラインと
    の間に負荷抵抗を介してバイアス電圧を供給するための
    バイアス電圧供給手段と、 を具備し、前記第1のスイッチ素子を行ごとに順次導通
    させて前記電荷蓄積容量の電荷を各ボロメータを介して
    所定時間放電した後に、第2のスイッチ素子と前記水平
    スイッチ素子を順次オンとして各列の電荷蓄積容量に前
    記負荷抵抗を介して充電電流を供給し、該充電電流の大
    きさに対応する信号を出力することを特徴とする熱型赤
    外線イメージセンサ。
  7. 【請求項7】 行および列方向に沿ってマトリクス状に
    配置され、各々赤外線照射によって温度上昇を生じる複
    数のボロメータと、 前記各々のボロメータに対応して設けられ、一端が対応
    するボロメータの一端に接続された複数のスイッチ素子
    と、 各列ごとに設けられ、それぞれ各列に配置されたボロメ
    ータに対応する前記スイッチ素子の他端が共通に接続さ
    れた複数の垂直ラインと、 前記各垂直ラインごとに設けられかつ対応する垂直ライ
    ンに接続された電荷蓄積容量と、 前記垂直ラインの各々と水平出力ラインとの間に接続さ
    れた水平スイッチ素子と、 各行に配置されたボロメータに接続されたスイッチ素子
    を順次行ごとに導通させる垂直走査回路と、 前記水平スイッチ素子を順次駆動する水平走査回路と、 前記ボロメータの他方の端子と前記水平出力ラインとの
    間に負荷抵抗を介してバイアス電圧を供給するためのバ
    イアス電圧供給手段と、 を具備し、前記スイッチ素子を行ごとに順次導通させて
    前記電荷蓄積容量の電荷を各ボロメータを介して所定時
    間放電した後に、前記水平スイッチ素子を順次オンとし
    て各列の電荷蓄積容量に前記負荷抵抗を介して充電電流
    を供給し、該充電電流の大きさに対応する信号を出力す
    ることを特徴とする熱型赤外線イメージセンサ。
  8. 【請求項8】 前記電荷蓄積容量の少なくとも一部は前
    記垂直ラインの寄生容量で構成されることを特徴とする
    請求項7に記載の熱型赤外線イメージセンサ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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