JPH10265460A - フェノキシピリジン誘導体 - Google Patents

フェノキシピリジン誘導体

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JPH10265460A
JPH10265460A JP9069330A JP6933097A JPH10265460A JP H10265460 A JPH10265460 A JP H10265460A JP 9069330 A JP9069330 A JP 9069330A JP 6933097 A JP6933097 A JP 6933097A JP H10265460 A JPH10265460 A JP H10265460A
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JP
Japan
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group
phenoxy
nmr
mhz
ppm
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Withdrawn
Application number
JP9069330A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoki Ota
知己 太田
Misa Yoshimura
美砂 吉村
Minoru Taguchi
稔 田口
Kazuyuki Tomizawa
一雪 冨沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisho Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Taisho Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 Na+/Ca2+交換系を阻害する化合物を提
供し、ひいては心筋梗塞等の虚血性心疾患、脳梗塞等の
虚血性脳疾患あるいは虚血性腎疾患に対する有用な治療
及び予防、あるいは血栓溶解療法、血管形成術、冠動脈
バイパス手術及び臓器移植施行時の細胞保護に役立てる
ことにある。 【解決手段】式 【化4】 (式中、Xはアミノ基又はニトロ基を示し、R1は低級
アルキル基、低級アルコキシ基、ハロゲン原子、シアノ
基、ニトロ基、アルコキシカルボニル基、アルキルスル
ホニル基、パーフルオロアルキル基又はパーフルオロア
ルコキシ基を示し、R2及びR3はそれぞれ水素原子、低
級アルキル基、低級アルコキシ基、ハロゲン原子、シア
ノ基、ニトロ基、アルコキシカルボニル基、アルキルス
ルホニル基、パーフルオロアルキル基又はパーフルオロ
アルコキシ基を示す。)で表されるフェノキシピリジン
誘導体又はその塩。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、Na+/Ca2+
換系阻害作用を有するフェノキシピリジン誘導体又はそ
の塩に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、Na+/Ca2+交換系を選択的に
阻害し、虚血・再潅流後の細胞障害の機序として重要視
されている細胞内のCa2+の過剰蓄積を抑制する化合物
としては特開平7−41465号記載のキナゾリン骨格
を有する化合物等が知られている。しかしながら、本発
明で示すフェノキシピリジン骨格を有する化合物にNa
+/Ca2+交換系阻害作用を有することの報告は一切な
い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、Na
+/Ca2+交換系を阻害する化合物を提供し、ひいては
心筋梗塞等の虚血性心疾患、脳梗塞等の虚血性脳疾患あ
るいは虚血性腎疾患に対する有用な治療及び予防、ある
いは血栓溶解療法、血管形成術、冠動脈バイパス手術及
び臓器移植施行時の細胞保護に役立てることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、Na+
Ca2+交換系阻害作用を有する化合物を鋭意検討した結
果、ある種のフェノキシピリジン骨格を有する化合物が
当該目的を満たすことを見いだし、さらにその知見に基
づき本発明を完成した。
【0005】すなわち、本発明は、式(1)
【0006】
【化2】
【0007】(式中、Xはアミノ基又はニトロ基を示
し、R1は低級アルキル基、低級アルコキシ基、ハロゲ
ン原子、シアノ基、ニトロ基、アルコキシカルボニル
基、アルキルスルホニル基、パーフルオロアルキル基又
はパーフルオロアルコキシ基を示し、R2及びR3はそれ
ぞれ水素原子、低級アルキル基、低級アルコキシ基、ハ
ロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、アルコキシカルボニ
ル基、アルキルスルホニル基、パーフルオロアルキル基
又はパーフルオロアルコキシ基を示す。)で表されるフ
ェノキシピリジン誘導体又はその塩である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明において低級アルキル基と
は、C1〜C6の直鎖又は分枝状のアルキル基を意味し、
具体的には、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、
イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec-ブチル
基、tert-ブチル基、ペンチル基、イソペンチル基、ネ
オペンチル基、tert-ペンチル基、1−メチルブチル
基、2−メチルブチル基、1,2−ジメチルプロピル
基、ヘキシル基、イソヘキシル基等が挙げられる。低級
アルコキシ基とは、C1〜C6の直鎖又は分枝状のアルコ
キシ基を意味し、具体的には、例えばメトキシ基、エト
キシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブトキシ
基、イソブトキシ基、sec-ブトキシ基、tert-ブトキシ
基、ペンチロキシ基、イソペンチロキシ基、ネオペンチ
ロキシ基、tert-ペンチロキシ基、1−メチルブトキシ
基、2−メチルブトキシ基、1,2−ジメチルプロポキ
シ基、ヘキシロキシ基、イソヘキシロキシ基等が挙げら
れる。
【0009】ハロゲン原子とは、フッ素原子、塩素原
子、臭素原子又はヨウ素原子をいう。アルコキシカルボ
ニル基とは、C2〜C7の直鎖又は分枝状のアルコキシカ
ルボニル基を意味し、具体的には、例えばメトキシカル
ボニル基、エトキシカルボニル基、プロポキシカルボニ
ル基、イソプロポキシカルボニル基、ブトキシカルボニ
ル基、イソブトキシカルボニル基、sec-ブトキシカルボ
ニル基、tert-ブトキシカルボニル基、ペンチロキシカ
ルボニル基、イソペンチロキシカルボニル基、ヘキシロ
キシカルボニル基等が挙げられる。アルキルスルホニル
基としては、メチルスルホニル基、エチルスルホニル
基、プロピルスルホニル基、イソプロピルスルホニル
基、ブチルスルホニル基等を挙げることができる。
【0010】パーフルオロアルキル基としてはトリフル
オロメチル基、ペンタフルオロエチル基等を挙げること
ができる。パーフルオロアルコキシ基としては、トリフ
ルオロメトキシ基、ペンタフルオロエトキシ基等を挙げ
ることができる。
【0011】本発明の化合物は、例えば下記に示す製造
スキームにより製造することができる(式中、R1、R2
及びR3は前記と同意義であり、Yはフッ素原子又は塩
素原子を示し、Zは塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子
を示す。)。
【0012】
【化3】
【0013】すなわち、ハイドロキノンと式(2)で表
される化合物を塩基存在下、反応させ、式(3)で表さ
れる化合物を得る。ここで、塩基としてはトリエチルア
ミン、ピリジン等の有機塩基や、炭酸カリウム、炭酸ナ
トリウム、炭酸水素ナトリウム等の無機塩基を用いるこ
とができ、反応溶媒としてはN,N−ジメチルホルムア
ミド、テトラヒドロフラン、アセトン、メタノール、エ
タノール等の溶媒を単独又は混合して用いることができ
る。反応温度は0℃から還流温度である。
【0014】次いで、式(3)で表される化合物と式
(4)で表される化合物を塩基存在下反応させ、式
(5)で表される本発明化合物を得る。ここで、塩基と
してはトリエチルアミン、ピリジン等の有機塩基、ナト
リウムメトキシド、カリウムtert-ブトキシド等のアル
コラート類、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素
ナトリウム等の無機塩基又は水素化ナトリウム等の水素
化金属等を用いることができ、反応溶媒としてはN,N
−ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン、アセト
ン、メタノール、エタノール等の溶媒を単独又は混合し
て用いることができる。反応温度は0℃から還流温度で
ある。
【0015】次いで、式(5)で表される化合物を還元
して式(6)で表される本発明化合物を得る。ここで、
還元剤としてはパラジウム炭素−水素、塩化ニッケル−
水素化ホウ素ナトリウム、鉄−塩化アンモニウム、鉄−
酢酸等の還元剤を用いることができ、反応溶媒としては
水、メタノール、エタノール、テトラヒドロフラン、酢
酸等の溶媒を単独又は混合して用いることができる。反
応温度は0℃から還流温度である。
【0016】
【発明の効果】本発明の化合物は、Na+/Ca2+交換
系を阻害し、ひいては心筋梗塞等の虚血性心疾患、脳梗
塞等の虚血性脳疾患あるいは虚血性腎疾患に対する有用
な治療及び予防、あるいは血栓溶解療法、血管形成術、
冠動脈バイパス手術及び臓器移植施行時の細胞保護に有
用である。
【0017】
【実施例】以下、実施例及び試験例を挙げて本発明を更
に詳細に説明する。
【0018】また、実施例1〜37により製造した化合
物の構造式を表1に示す。
【0019】
【表1】
【0020】実施例12−[4−(4−クロロベンジルオキシ)フェノキシ]
−3−ニトロピリジン (1)ハイドロキノン(26.0g,0.24mol)と2−クロロ−
3−ニトロピリジン(25.0g,0.16mol)のテトラヒドロフ
ラン(250ml)溶液に炭酸カリウム(47.6g,0.35mol)を加
え、7時間還流した。反応溶液を減圧濾過し、不溶物を
除いた後、溶媒を減圧留去した。残留物をジクロロメタ
ンに溶解し、水、飽和食塩水で洗浄し、乾燥した。溶媒
を減圧留去し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー[溶出溶媒;クロロホルム:メタノール=50:
1]で精製して2−(4−ヒドロキシフェノキシ)−3
−ニトロピリジン(22.5g)を得た。 mp.162.5〜164℃。
【0021】(2)60%油性水素化ナトリウム(0.28
g,7.0mmol)の乾燥N,N−ジメチルホルムアミド(15ml)
懸濁液に、氷冷下、2−(4−ヒドロキシフェノキシ)
−3−ニトロピリジン(1.50g,6.5mmol)の乾燥N,N−ジ
メチルホルムアミド(15ml)溶液を加え、20分間撹拌し
た。次いで、4−クロロベンジルクロライド(1.15g,7.1
mmol)の乾燥N,N−ジメチルホルムアミド(15ml)溶液を
加えて、室温で2時間撹拌した。反応溶液を水にあけ、
酢酸エチルで抽出し、水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶
液で洗浄し、乾燥した。溶媒を減圧留去し、シリカゲル
カラムクロマトグラフィー[溶出溶媒;ヘキサン:アセ
トン=4:1]で精製して表題化合物(2.00g)を得た。 mp.95.5〜96.5℃1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δ(ppm);5.04(s,2H),7.00
(d,J=9Hz,2H),7.05-7.17(m,3H),7.38(s,4H),8.30-8.38
(m,2H)。
【0022】実施例1と同様にして以下の実施例2〜3
1の化合物を得た。 実施例23−ニトロ−2−[4−(2−ニトロベンジルオキシ)
フェノキシ]ピリジン mp.135.5〜137℃1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δ(ppm);5.51(s,2H),7.00-
7.18(m,5H),7.51(t,J=8Hz,1H),7.71(t,J=8Hz,1H),7.93
(d,J=8Hz,1H),8.18(d,J=8Hz,1H),8.30-8.40(m,2H)。
【0023】実施例32−[4−(2−シアノベンジルオキシ)フェノキシ]
−3−ニトロピリジン mp.159〜160℃1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δ(ppm);5.28(s,2H),7.03-
7.17(m,5H),7.46(dd,J=2,8Hz,1H),7.60-7.74(m,3H),8.3
2-8.37(m,2H)。
【0024】実施例42−[4−(2−メチルベンジルオキシ)フェノキシ]
−3−ニトロピリジン mp.104〜105℃1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δ(ppm);2.39(s,3H),5.05
(s,2H),7.01-7.45(m,9H),8.35(d,J=7Hz,2H)。
【0025】実施例52−[4−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベン
ジルオキシ]フェノキシ−3−ニトロピリジン mp.101〜102℃1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δ(ppm);5.18(s,2H),7.02-
7.18(m,5H),7.87(s,1H),7.92(s,2H),8.32-8.37(m,2H)。
【0026】実施例63−ニトロ−2−[4−[4−(トリフルオロメチル)
ベンジルオキシ]フェノキシ]ピリジン mp.97〜98.5℃1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δ(ppm);5.14(s,2H),6.97-
7.16(m,5H),7.56(d,J=9Hz,2H),7.67(d,J=9Hz,2H),8.32-
8.37(m,2H)。
【0027】実施例72−[4−(3−ブロモベンジルオキシ)フェノキシ]
−3−ニトロピリジン mp.105〜106℃1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δ(ppm);5.03(s,2H),7.01
(d,J=9Hz,2H),7.09-7.18(m,3H),7.27(t,J=8Hz,1H),7.37
(d,J=8Hz,1H),7.46(d,J=8Hz,1H),7.61(s,1H),8.32-8.39
(m,2H)。
【0028】実施例82−[4−[4−(メチルスルホニル)ベンジルオキ
シ]フェノキシ]−3−ニトロピリジン mp.143〜144.5℃1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δ(ppm);3.05(s,3H),5.18
(s,2H),7.03(d,J=9Hz,2H),7.12-7.19(m,3H),7.66(d,J=9
Hz,2H),7.99(d,J=9Hz,2H),8.31-8.39(m,2H)。
【0029】実施例92−[4−(4−メチルベンジルオキシ)フェノキシ]
−3−ニトロピリジン mp.113〜114℃1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δ(ppm);2.36(s,3H),5.02
(s,2H),7.00-7.24(m,7H),7.34(d,J=8Hz,2H),8.32-8.37
(m,2H)。
【0030】実施例102−[4−(4−tert−ブチルベンジルオキシ)フェノ
キシ]−3−ニトロピリジン mp.120〜121℃1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δ(ppm);1.33(s,9H),5.03
(s,2H),6.93-7.18(m,5H),7.30-7.45(m,4H),8.33-8.40
(m,2H)。
【0031】実施例112−[4−(2−フルオロベンジルオキシ)フェノキ
シ]−3−ニトロピリジン mp.118.5〜120℃1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δ(ppm);5.14(s,2H),6.90-
7.25(m,5H),7.20-7.35(m,1H),7.45-7.59(m,1H),8.33-8.
40(m,2H)。
【0032】実施例122−[4−(2−クロロベンジルオキシ)フェノキシ]
−3−ニトロピリジン mp.107.5〜108.5℃1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δ(ppm);5.18(s,2H),6.98-
7.20(m,5H),7.20-7.35(m,1H),7.35-7.50(m,1H),7.50-7.
65(m,1H),8.33-8.38(m,2H)。
【0033】実施例132−[4−(3−クロロベンジルオキシ)フェノキシ]
−3−ニトロピリジン mp.120.5〜121.5℃1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δ(ppm);5.05(s,2H),6.95-
7.18(m,5H),7.33(d,J=1Hz,3H),7.45(s,1H),8.33-8.37
(m,2H)。
【0034】実施例142−[4−(4−メトキシベンジルオキシ)フェノキ
シ]−3−ニトロピリジン mp.137〜138.5℃1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δ(ppm);3.83(s,3H),5.00
(s,2H),6.98-7.18(m,7H),7.37(d,J=9Hz,2H),8.33-8.35
(m,2H)。
【0035】実施例153−ニトロ−2−[4−[4−(トリフルオロメトキ
シ)ベンジルオキシ]フェノキシ]ピリジン mp.87〜88℃1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δ(ppm);5.08(s,2H),6.98-
7.20(m,5H),7.25(dd,J=1,8Hz,2H),7.48(dd,J=1,8Hz,2
H),8.33-8.40(m,2H)。
【0036】実施例162−[4−(3−メチルベンジルオキシ)フェノキシ]
−3−ニトロピリジン mp.121〜122.5℃1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δ(ppm);2.39(s,3H),5.03
(s,2H),6.99-7.40(m,9H),8.33-8.35(m,2H)。
【0037】実施例172−[4−(2−ブロモベンジルオキシ)フェノキシ]
−3−ニトロピリジン mp.110〜111℃1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δ(ppm);5.15(s,2H),6.99-
7.38(m,6H),7.35(dt,J=1,8Hz,1H),7.58(dt,J=1,8Hz,2
H),8.33-8.35(m,2H)。
【0038】実施例183−ニトロ−2−[4−[2−(トリフルオロメチル)
ベンジルオキシ]フェノキシ]ピリジン mp.105.5〜107℃1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δ(ppm);5.28(s,2H),6.95-
7.20(m,5H),7.43(t,J=8Hz,1H),7.58(t,J=8Hz,1H),7.70
(d,J=8Hz,1H),7.75(d,J=8Hz,1H),8.27-8.37(m,2H)。
【0039】実施例193−ニトロ−2−[4−[3−(トリフルオロメチル)
ベンジルオキシ]フェノキシ]ピリジン mp.52〜54℃1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δ(ppm);5.12(s,2H),7.04
(d,J=9Hz,2H),7.10-7.18(m,3H),7.48-7.68(m,3H),7.73
(s,1H),8.33-8.38(m,2H)。
【0040】実施例202−[4−(3−メトキシベンジルオキシ)フェノキ
シ]−3−ニトロピリジン mp.81〜81.5℃1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δ(ppm);3.83(s,3H),5.05
(s,2H),6.88(d,J=9Hz,1H),6.98-7.17(m,7H),7.32(t,J=9
Hz,1H),8.33-8.38(m,2H)。
【0041】実施例212−[4−(4−ブロモベンジルオキシ)フェノキシ]
−3−ニトロピリジン mp.99〜99.5℃1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δ(ppm);5.03(s,2H),7.00
(d,J=9Hz,2H),7.06-7.17(m,3H),7.31(d,J=9Hz,2H),7.53
(d,J=9Hz,2H),8.30-8.38(m,2H)。
【0042】実施例223−ニトロ−2−[4−(3−ニトロベンジルオキシ)
フェノキシ]ピリジン mp.124.5〜125.5℃1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δ(ppm);5.17(s,2H),7.04
(d,J=9Hz,2H),7.10-7.18(m,3H),7.59(t,J=8Hz,1H),7.80
(d,J=8Hz,1H),8.22(d,J=8Hz,1H),8.33-8.38(m,2H)。
【0043】実施例232−[4−[2,4−ビス(トリフルオロメチル)ベン
ジルオキシ]フェノキシ]−3−ニトロピリジン mp.118.5〜119℃1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δ(ppm);5.34(s,2H),7.03
(d,J=9Hz,1H),7.10-7.20(m,3H),7.86(d,J=9Hz,1H),7.96
(s,1H),7.99(d,J=9Hz,1H),8.33-8.39(m,2H)。
【0044】実施例242−[4−(4−フルオロベンジルオキシ)フェノキ
シ]−3−ニトロピリジン mp.135.5〜136.5℃1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δ(ppm);5.01(s,2H),6.96-
7.17(m,7H),7.42(dd,J=5,9Hz,2H),8.31-8.39(m,2H)。
【0045】実施例252−[4−(2−メトキシベンジルオキシ)フェノキ
シ]−3−ニトロピリジン mp.115.5〜116.5℃1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δ(ppm);3.85(s,3H),5.11
(s,2H),6.88-7.16(m,7H),7.33(t,J=8Hz,1H),7.47(d,J=8
Hz,1H),8.33-8.38(m,2H)。
【0046】実施例262−[4−(3−フルオロベンジルオキシ)フェノキ
シ]−3−ニトロピリジン mp.101.5〜102.5℃1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δ(ppm);5.08(s,2H),7.02
(d,J=8Hz,2H),7.03-7.05(m,1H),7.08-7.24(m,3H),7.13
(d,J=8Hz,2H),7.37(dt,J=5,7Hz,1H),8.33-8.37(m,1H),
8.35(d,J=7Hz,1H)。
【0047】実施例273−ニトロ−2−[4−[3−(トリフルオロメトキ
シ)ベンジルオキシ]フェノキシ]ピリジン mp.70〜71℃1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δ(ppm);5.08(s,2H),7.03
(d,J=8Hz,2H),7.10-7.21(m,1H),7.13(d,J=8Hz,2H),7.20
(d,J=8Hz,1H),7.31-7.47(m,3H),8.26-8.39(m,2H)。
【0048】実施例282−[4−[4−(メトキシカルボニル)ベンジルオキ
シ]フェノキシ]−3−ニトロピリジン 1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δ(ppm);3.93(s,3H),5.13
(s,2H),7.02(d,J=9Hz,2H),7.11-7.17(m,1H),7.13(d,J=9
Hz,2H),7.52(d,J=8Hz,2H),8.07(d,J=8Hz,2H),8.33-8.38
(m,2H)。
【0049】実施例292−[4−(3−シアノベンジルオキシ)フェノキシ]
−3−ニトロピリジン 1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δ(ppm);5.11(s,2H),7.01
(d,J=9Hz,2H),7.11-7.18(m,1H),7.15(d,J=9Hz,2H),7.53
(d,J=7Hz,1H),7.64(d,J=7Hz,1H),7.67(t,J=7Hz,1H),7.6
7(t,J=7Hz,1H),7.77(s,1H),8.31-8.38(m,2H)。
【0050】実施例302−[4−(4−シアノベンジルオキシ)フェノキシ]
−3−ニトロピリジン 1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δ(ppm);5.15(s,2H),7.01
(d,J=9Hz,2H),7.10-7.18(m,1H),7.15(d,J=9Hz,2H),7.56
(d,J=9Hz,2H),7.70(d,J=9Hz,2H),8.32-8.38(m,2H)。
【0051】実施例312−[4−(3,5−ジメトキシベンジルオキシ)フェ
ノキシ]−3−ニトロピリジン 1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δ(ppm);3.81(s,6H),5.02
(s,2H),6.41-6.43(m,1H),6.58-6.60(m,2H),7.02(d,J=8H
z,2H),7.08-7.15(m,1H),7.11(d,J=8Hz,2H),8.32-8.38
(m,2H)。
【0052】実施例323−アミノ−2−[4−(2−メチルベンジルオキシ)
フェノキシ]ピリジン塩酸塩 (1)2−[4−(2−メチルベンジルオキシ)フェノ
キシ]−3−ニトロピリジン(0.50g,1.5mmol)と塩化ア
ンモニウム(0.03g,0.45mmol)の水(0.5ml)−エタノール
(10ml)混合溶液に鉄粉(0.3g,6.7mmol)を加え、2.5時
間還流した。不溶物を濾過し、溶媒を減圧留去して得ら
れた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶
出溶媒;ヘキサン:アセトン=4:1]で精製して3−
アミノ−2−[4−(2−メチルベンジルオキシ)フェ
ノキシ]ピリジン(0.37g)を得た。
【0053】(2)3−アミノ−2−[4−(2−メチ
ルベンジルオキシ)フェノキシ]ピリジン(0.35g,1.1mm
ol)の酢酸エチル(12ml)溶液に4N−塩化水素/酢酸エ
チル溶液(2ml)を加え、30分間撹拌した。析出した結
晶を濾取、乾燥して表題化合物(0.29g)を得た。
【0054】mp.152.5〜153.5℃1 H−NMR(DMSO-d6,200MHz)δ(ppm);2.33(s,3H),5.08
(s,2H),6.74(s,2H),6.97-7.08(m,3H),7.23(s,2H),7.41-
7.48(m,2H),7.62-7.64(m,2H)。
【0055】実施例32(1)と同様にして以下の実施
例33〜37の化合物を得た。 実施例333−アミノ−2−[4−(2−クロロベンジルオキシ)
フェノキシ]ピリジン mp.170〜171℃1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δ(ppm);3.93(s,2H),5.01
(s,2H),6.81(dd,J=5,7Hz,1H),6.98(d,J=10Hz,2H),6.95-
7.12(m,1H),7.08(d,J=10Hz,2H),7.36(s,4H),7.55(dd,J=
2,5Hz,1H)。
【0056】実施例343−アミノ−2−[4−(4−メチルベンジルオキシ)
フェノキシ]ピリジン mp.142.5〜143.5℃1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δ(ppm);2.35(s,3H),3.94
(s,2H),5.01(s,2H),6.80(dd,J=5,7Hz,1H),6.97-7.12(m,
1H),6.98(d,J=9Hz,2H),7.08(d,J=9Hz,2H),7.20(d,J=7H
z,2H),7.33(d,J=7Hz,2H),7.55(dd,J=2,5Hz,1H)。
【0057】実施例353−アミノ−2−[4−[4−(トリフルオロメトキ
シ)ベンジルオキシ]フェノキシ]ピリジン mp.139〜141℃1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δ(ppm);3.94(s,2H),5.03
(s,2H),6.82(dd,J=5Hz,1H),6.97-7.12(m,1H),6.98(d,J=
8Hz,2H),7.10(d,J=8Hz,2H),7.25(d,J=8Hz,2H),7.48(d,J
=8Hz,2H),7.55(dd,J=2,5Hz,1H)。
【0058】実施例363−アミノ−2−[4−(4−ブロモベンジルオキシ)
フェノキシ]ピリジン mp.165〜166℃1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δ(ppm);3.94(s,2H),5.00
(s,2H),6.81(d,J=8Hz,2H),6.96-7.10(m,1H),7.08(d,J=8
Hz,2H),7.31(d,J=8Hz,2H),7.55-7.58(m,1H)。
【0059】実施例373−アミノ−2−[4−(4−tert−ブチルベンジルオ
キシ)フェノキシ]ピリジン mp.131.5〜133℃1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δ(ppm);1.32(s,9H),3.93
(s,2H),5.01(s,2H),6.82(dd,J=5,7Hz,1H),6.97-7.12(m,
1H),6.98(d,J=9Hz,2H),7.09(d,J=9Hz,2H),7.38(d,J=8H
z,2H),7.43(d,J=8Hz,2H),7.55(dd,J=2,5Hz,1H)。
【0060】試験例心筋膜小胞体を用いたNa +/Ca 2+交換系阻害作用 文献記載の方法(L.R.Jones,Methods Enzymol.,1988,15
7,pp85)に準じて摘出イヌ心室筋より調製した膜小胞を
用いた。膜小胞を用いたNa+/Ca2+交換活性の測定
は文献記載の方法(K.D.Philipson,et al.,J.Biol.Che
m.,1980,255,pp6880)に準じて行った。まず、膜小胞を
ナトリウム含有溶液[160mM塩化ナトリウム、20mMTr
is−塩酸(pH.7.4)]にタンパク質濃度が1.5mg/mlと
なるように懸濁し、1時間放置することにより膜小胞内
にNa+を負荷した。次に、この膜小胞2.5μlに[45
a]−塩化カルシウム溶液[20μM[45Ca]−塩化カ
ルシウム、160mM塩化カリウム、20mMMops−Tri
s(pH.7.4)]125μlを添加し、10秒後、氷冷し
た塩化ランタン溶液[10mM塩化ランタン、160mM塩化カ
リウム、20mMMops−Tris(pH.7.4)]900μlを
加え、吸引濾過法にてニトロセルロースフィルター上に
膜小胞を回収し、塩化ランタン溶液900μlで3回洗浄し
た。膜小胞内に取り込まれたCa2+濃度は、液体シンチ
レーターにて45Ca放射活性を測定することにより求め
た。また、Na+/Ca2+交換活性非依存性の膜小胞内
へのCa2+の取り込みはナトリウム含有溶液の代わりに
カリウム含有溶液[160mM塩化カリウム、20mMTris
−塩酸(pH.7.4)]を用い、同様の操作を行うことで求
めた。
【0061】被験化合物はジメチルスルホキシド溶液と
し、その抑制効果は溶媒処置群と比較することにより評
価した。結果を表2に示した。
【0062】
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C07D 213/64 C07D 213/64 (72)発明者 冨沢 一雪 東京都豊島区高田3丁目24番1号 大正製 薬株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式 【化1】 (式中、Xはアミノ基又はニトロ基を示し、R1は低級
    アルキル基、低級アルコキシ基、ハロゲン原子、シアノ
    基、ニトロ基、アルコキシカルボニル基、アルキルスル
    ホニル基、パーフルオロアルキル基又はパーフルオロア
    ルコキシ基を示し、R2及びR3はそれぞれ水素原子、低
    級アルキル基、低級アルコキシ基、ハロゲン原子、シア
    ノ基、ニトロ基、アルコキシカルボニル基、アルキルス
    ルホニル基、パーフルオロアルキル基又はパーフルオロ
    アルコキシ基を示す。)で表されるフェノキシピリジン
    誘導体又はその塩。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012025673A (ja) * 2010-07-20 2012-02-09 Taisho Pharmaceutical Co Ltd Ncxを標的とした単離膵島ならびに移植膵島障害の新規制御法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012025673A (ja) * 2010-07-20 2012-02-09 Taisho Pharmaceutical Co Ltd Ncxを標的とした単離膵島ならびに移植膵島障害の新規制御法

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