JPH10265028A - 物品取出装置の物品検知装置 - Google Patents

物品取出装置の物品検知装置

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JPH10265028A
JPH10265028A JP9360654A JP36065497A JPH10265028A JP H10265028 A JPH10265028 A JP H10265028A JP 9360654 A JP9360654 A JP 9360654A JP 36065497 A JP36065497 A JP 36065497A JP H10265028 A JPH10265028 A JP H10265028A
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JP
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article
light
detection
light emitting
obstacle
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Application number
JP9360654A
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English (en)
Inventor
Haruhiro Tokida
晴弘 常田
Masao Yajima
正男 矢島
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Nidec Instruments Corp
Original Assignee
Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 検知エリア内に障害物があっても同エリア内
を通過したり位置する物品を確実に検知できる物品検知
装置を提供する。 【解決手段】 本発明は、発光素子1と、受光素子2と
を互いに対向配置し、この発光素子1と受光素子2との
間に形成される検知エリアA内に存在する障害物24
c、24dで発光素子1からの照射光を受光できない受
光素子2を非動作記憶部9で記憶し、非動作記憶部9に
記憶された受光素子2を除いて物品収納トレイ20から
収納バケット21へ収納される物品Mの通過あるいは存
在を発光素子1と受光素子2とを用いて検知するように
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発光素子と受光素
子とを対向配置し、物品収納トレイに収納された複数個
の物品のうち所定の個数の物品を物品取出手段により取
り出して収納バケットへ収納するための物品の検知を行
う物品取出装置の物品検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】物品を収納された複数の物品収納トレイ
からロボットハンド等の物品取出手段を使って商品を取
り出す物品取出装置が提案され、無人ストアと称する店
舗で利用されている。この装置では、物品取出手段を可
動させて購入者に選択された物品を装置に保持した収納
バケット内に収納するようにしている。収納バケット内
への物品の投入は、発光素子と受光素子とを対向配置さ
せた周知のラインエリアセンサを用いることにより検知
することができる。ラインエリアセンサでは、互いに対
向する発光及び受光素子からなる各検知ユニットの干渉
を防止するために、高速スキャニングを行ない、検知ユ
ニットを端から順番にアクディブ状態とし、発光素子か
らの光が受光素子へ入射したかどうかで検知エリア内の
物品を検知することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにしてライ
ンエリアセンサを用いて物品収納トレイから収納バケッ
トへの物品の検知を行なう場合には、次のような問題が
ある。収納バケットの形状が異なったり、検知エリア内
での位置がずれると、検知物以外の物品(以後、「障害
物」と記す)となり、この障害物で発光素子から受光素
子への光が遮られて障害物を検知してしまい、物品と障
害物との区別をつけられず、安定した収納バケットへの
物品の検知を行えない。
【0004】本発明は、物品収納トレイに収納された複
数個の物品のうち所定の個数の物品を物品取出手段によ
り取り出して収納バケットへ収納するための装置の配置
や設計の規制を極力抑え、検知エリア内に障害物が存在
していてもエリア内を通過あるいは同エリア内に存在す
る物品を確実に検知できる物品取出装置の物品検知装置
を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明では、物品収納トレイに収納さ
れた複数個の物品のうち所定の個数の物品を物品取出手
段により取り出して収納バケットへ収納する物品取出装
置において、上記物品収納トレイから上記収納バケット
へ取り出される物品を間に挟むようにして発光素子と多
数の受光素子とを対向配置し、上記発光素子と受光素子
との間に存在する障害物により上記物品の通過または存
在を検知できない受光素子を記憶する非動作記憶部を設
け、この非動作記憶部に記憶された受光素子を除いて上
記物品の通過または存在を検知するようにした。
【0006】請求項1記載の発明によると、物品収納ト
レイから取り出された物品の通過または存在を検知でき
ない受光素子の出力が、同物品の通過あるいは存在を検
知する際に用いられないので、検知エリアとなる発光素
子と受光素子との間に障害物が存在しても、この障害物
は検知されず、取り出された物品の通過や存在だけが検
知される。
【0007】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
物品検知装置において、上記発光素子と受光素子との数
を同数として互いに対向して配置した。この場合、対向
する発光素子と受光素子毎に走査するようにすると、発
光する発光素子と対向する受光素子のみが検知可能とな
るので、発光素子からの照射光が拡散光であっても他の
受光素子が反応しない。このため、照射光に指向性を与
えなくても良くレンズ等の光学系が不要となり、コスト
低減を図りながら検知エリア内を通過あるいは存在する
物品だけが検知される。
【0008】発光素子の照射側や受光素子入射側にスリ
ット等を設けると、照射光に指向性が与えられて検知エ
リア内に位置する障害物や物品に対して照射される照射
光の当る範囲が拡散光に比べて小さくなると共に、物品
や障害物等による乱反射の影響が少なくなって誤検知が
低減する。
【0009】請求項3記載の発明では、請求項1記載の
物品検知装置において、発光素子を1つ設け、この発光
素子に複数の受光素子を対向配置させている。この場
合、発光素子を1回の発光動作で複数の受光素子に照射
できるように構成することで、検知エリアのスキャン時
間の短縮を図りながら検知エリア内を通過あるいは存在
する物品だけを検知できるようになる。発光素子が少な
くて済むのでコスト低減となる。
【0010】請求項4記載の発明では、請求項1記載の
物品検知装置において、上記発光素子と受光素子は、少
なくとも2つの発光素子に対して多数の受光素子が対向
配置されたものであり、上記発光素子と受光素子との間
に存在する障害物に対して上記発光素子を異なる位置で
発光させるようにした。発光素子を2つにした場合に
は、受光素子の配列方向に一定間隔離して配置し両者を
同時または順番に発光させるようにする。
【0011】このような構成とすると、物品の通過また
は存在を検知できない受光素子の出力が、物品の通過あ
るいは存在を検知する際に用いられないので、検知エリ
アとなる発光素子と受光素子の間に障害物が存在しても
障害物は検知されず、物品の通過や存在だけを検知でき
るようになる。また、発光素子からの光が障害物に対し
て異なる位置で照射されるので、検知エリアの障害物の
前後に形成される非検知エリアが視差により低減され、
検知エリアにおける検知可能範囲が広くなる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の幾つかの実施の形
態を図面を用いて説明する。各形態において、同一構成
部材には同一符号を付し重複説明は省略する。
【0013】(第1の実施の形態)図1に示す物品検知
装置は、複数の発光素子1と、この発光素子1と対向配
置して設けた同数の受光素子2との間に検知エリアAを
形成しており、同エリア内を通過したり存在する物品M
を検知するものである。各発光素子1には、高輝度な発
光ダイオードが用いられ、等間隔で基板上に所定の検出
範囲となるように並列されている。受光素子2には、フ
ォトダイオード、好ましくはPINフォトダイオードを
用い、発光素子1と同様、等間隔で基板上に所定の検出
範囲となるように並列されてセンサユニットS2を構成
している。
【0014】各発光素子1は、その前に、受光素子2に
対する照射光の指向性を高めるためのレンズ4をそれぞ
れ配置されてセンサユニットS1を構成している。各発
光素子1は、ドライバー5を介して発信機6と接続する
マルチプレクサ3にそれぞれ接続されている。マルチプ
レクサ3、ドライバー5及び発信機6は、それぞれコン
トローラ7に接続している。各発光素子1は、発信機6
により高周波発光させられる。マルチプレクサ3は、コ
ントローラ7の制御下におかれていて、センサユニット
S1の一方に位置する発光素子1Aから他方に位置する
発光素子1Bに向かってスキャニングさせるようになっ
ている。
【0015】各受光素子2は、ゲート回路8を介して非
動作記憶部となる記憶回路9と接続している。記憶回路
9は、判定回路10と接続している。ゲート回路8、記
憶回路9及び判定回路10は、それぞれコントローラ7
に接続している。
【0016】ゲート回路8は、コントローラ7によって
マルチプレクサ3と同期をとられ、マルチプレクサ3で
指定した発光素子1に対応する受光素子2の信号を通過
させるようになっている。各受光素子2は、対応する発
光素子1からの照射光が入射されると1信号、入射され
ないと0信号をそれぞれ出力する。各受光素子2は、物
品Mや後述する障害物により発光素子1から受光素子2
への光が遮られると0信号を出力するようになってい
る。
【0017】記憶回路9は、発光素子1のスキャニング
に合わせて受光素子2の出力を記憶すると共に、障害物
の位置を記憶し、その位置に対応する受光素子2を物品
検知動作時において物品Mが位置しないものとして扱う
ようになっている。記憶回路9は、検知エリアA内に位
置する障害物により発光素子1から受光素子2への照射
光の入射を妨げられて、0信号を出力する受光素子2を
検知エリア設定動作時に記憶すると共に、物品検知動作
時に受光素子2の出力状態にかかわらず記憶回路9に記
憶された受光素子2の出力を1信号として1走査の間、
判定回路10に出力するようになっている。
【0018】判定回路10はAND回路で構成され、受
光素子2の出力の論理積を取り、検知エリアA全体を通
過する物品や存在する物品があったか否かをコントロー
ラ7を介してメインコントローラ13に出力するように
なっている。判定回路10では、検知エリア設定動作後
に受光素子2が1つでも0信号を出力すると、物品Mが
検知エリアAを通過あるいは存在すると判定して物品検
知信号L1を出力するようになっている。
【0019】メインコントローラ13は、周知のマイク
ロコンピュータから構成されていて、検知エリア設定動
作時に各部を制御するプログラムを図示しないメモリに
記憶されている。メインコントローラ13には、ランプ
等の表示手段14が接続されている。この表示手段14
は、判定回路10から物品検知信号L1が出力されると
点燈されるようにメインコントローラ13で制御され、
物品Mの通過や存在を知らせるようになっている。検知
表示部としては、この他に発音発生器、画像ディスプレ
イ装置等が挙げられ、物品検知信号L1が出力されると
音を発生させたり、画像ディスプレイ装置に検知内容を
表示するようにしても良い。
【0020】第1の形態にかかる物品検知装置は、物品
収納トレイ20に収納された物品Mを収納バケット23
へ収納する物品取出装置に適用したものである。物品検
知装置は、図2に示す物品取出装置に設けた収納ラック
の基板22上に置かれた物品収納トレイ20から収納バ
ケット21への物品Mの通過または、バケット21内に
おける物品Mの位置や状態を検知するのに用いる。
【0021】物品収納トレイ20は、図3に示すよう
に、基板22に固定された載置部201に引出部202
を摺動自在に装着されている。引出部202には、複数
の仕切り壁203が等間隔に設けられている。載置部2
01の載置面201aは、仕切り壁203によって仕切
られており、仕切り壁203で仕切られた空間内に物品
Mを配置されている。引出部202の一側面202aに
は、図示しないロボットハンドと係合する係合部204
が設けられている。物品収納トレイ20の引出部202
は、底部を開口された状態となっており、矢印方向に引
き出されると物品Mの後側の仕切り壁203で同物品M
を載置面201a上で移動して収納バケット21内に落
下させる構成となっている。
【0022】収納バケット21は、図2に示すように、
断面U字状の可動台23に載置されている。可動台23
は、図示しない駆動機構で物品収納トレイ20に向かっ
て接離可能に移動するようになっていて、収納バケット
21を物品収納トレイ20の下方まで搬送しその位置に
配置するようになっている。収納バケット21は、複数
の物品Mを収納可能な大きさに形成されており、対向す
る側面21a、21bに長孔24A、24Bを互いに対
向するように水平方向に形成されている。長孔24A、
24Bは、各センサユニットよりも長く収納バケット2
1の上部開口部21cよりも下方に形成されている。長
孔24A、24Bの中央には、それぞれ桟24C、24
Dが形成されている。
【0023】可動台23の側面23a、23bには、セ
ンサ取付け部25、26が収納バケットの側面21a、
21bよりも外側で水平方向に設けられている。センサ
取付け部25、26は、その上面25a、26aにセン
サユニットS1、S2を設けたときに、同センサを長孔
24A、24Bに対向配置すできる位置に固定されてい
る。本形態における障害物は、収納バケット21の桟2
4C、24Dが検知エリアA内に位置したものとする。
【0024】第1の実施の形態における物品検知装置の
検知エリア設定動作と物品検知動作について説明する。
メインコントローラ13は、図5のフローチャートに沿
って検知エリア設定動作を行なう。エリア設定動作で
は、ステップB1でセンサユニットS1、S2を設けた
可動台23に収納バケット21をセットする。この時、
長孔24A、24Bに各センサを位置させるようにセッ
トすると、桟24C、24Dが図1に示す検知エリアA
となるセンサユニットS1とセンサユニットS2との間
に配置される。各センサS1、S2は、桟24C、24
Dを挟むように、ライン状に配置された発光素子1と受
光素子2とを所望する間隔離して対向配置される。所望
する間隔とは、検知したい物品MがセンサユニットS1
とセンサユニットS2の間を通過できる間隔であり、検
知したい物品Mによって異なる。この形態における所望
する間隔とは、収納バケット21の側面21a、21b
間の間隔となる。
【0025】ステップB2では障害物となる桟24C、
24Dの障害物検知動作を行なう。この検知動作では、
桟24C、24Dの位置を記憶するため、発光素子1を
図1に示す一方1Aから他方1Bに向かってスキャニン
グして、ステップB3でその時の受光素子2からの出力
を記憶回路9に記憶する。この時、桟24C、24Dと
対向する受光素子2からは0信号、桟24C、24Dが
ない位置の受光素子2からは1信号が出力され、この信
号パターンを記憶して検知エリア設定動作が終了する。
この時のスキャニングは1回でも良いが、数回行なって
桟24C、24Dの位置を確認するようにしても良い。
【0026】検知エリア設定動作が終了すると、メイン
コントローラ13は物品検知動作を行なう。物品検知動
作では、少なくとも物品Mが検知エリアAを通過する時
間よりも早い時間間隔で各センサユニットのスキャニン
グを繰返し、受光素子2の出力をゲート回路8、記憶回
路9を介して判定回路10に出力する。記憶回路9で
は、検知エリア設定動作時の記憶に基づき、障害物位置
と対向する受光素子2からの出力(0信号)を1信号に
変換して判定回路10に出力する。つまり、図4に示す
引出部202が図示しないロボットハンドで引き出され
て物品Mが収納バケット21内に落下する時に、図1に
示すように検知エリアA内に桟24C、24Dが存在し
ても、その部位と対向する受光素子2は、常に発光素子
1から照射された状態を示す1信号を出力し、検知エリ
アA内における桟24C、24Dと対向する部位に非検
知エリアが形成される。
【0027】判定回路10では、スキャニング毎の出力
を受け0信号があると物品検知信号L1をメインコント
ローラ13に出力する。メインコントローラ13は、こ
の信号に基づき表示手段14を点燈して物品検知を知ら
せる。
【0028】従って、物品Mが、検知エリアAを通過し
た時や、符号M1で示す検知エリアAを横切るように存
在した状態で収納バケット21内に収納されても、障害
物(桟24C、24D)との混同をすることなく確実に
検知することができる。物品M、M1と障害物とが混同
されなくなるため、センサユニットS1、S2の配置や
物品検知装置の構成並びに配置を障害物位置に左右され
ることなく行なえ、設計や配置制限が極めて少なく、か
つ確実に物品Mの検知を行える。
【0029】第1の実施の形態では、障害物によって発
光素子1からの光が照射されず0信号を出力する受光素
子2を記憶回路9に記憶し、物品検知動作時に、これら
記憶された受光素子2からの0信号を1信号に変換して
非検知エリアを形成したが、記憶回路9に記憶された受
光素子2と対応する発光素子1を物品検知動作に発光さ
せないようにしても良い。この場合、記憶回路9に記憶
された受光素子2の情報を、物品検知動作時にメインコ
ントローラ13に呼び出し、この情報に基づきマルチプ
レクサ3をコントローラ7で制御し、該当する発光素子
1を発光しないようにする。このようにすると、物品検
出動作時における発光素子1の発光エネルギーを抑えら
れると共に、障害物となる桟24C、24Dへの不要な
照射による乱反射を防止できる。
【0030】(第2の実施の形態)図6に示す物品検知
装置は、センサユニットS1、S2を長孔24A、24
Bよりも長く形成し、かつ、収納バケット21に対して
上下動可能としたものである。センサユニットS1、S
2は、図7、図8、図9に示すように可動台23の側面
23a、23bに、昇降機構Zを介して矢印Yで示す上
下方向に向かって摺動可能に支持されたセンサ取付け部
25’、26’の上面25'a、26'aに略水平に設け
られている。センサ取付け部25’、26’は、図8に
示すセンサユニットS1、S2を上部開口部21cより
やや上方に位置させる物品通過検知位置と、図9に示す
各センサS1、S2を長孔24A、24Bと対向させる
エリア設定位置とに位置させるように、図6に示すコン
トローラ7で制御されるようになっている。
【0031】コントローラ7には、メモリ12が接続さ
れている。メモリ12には、センサ取付け部25’、2
6’の上下位置を制御するプログラムが記憶されてい
る。センサ取付け部25’、26’は、図8に示す物品
通過検知位置をホームポジションとされていて、検知エ
リア設定動作時に図9に示すエリア設定位置に置かれ、
物品検知動作における物品通過検知動作時に図8に示す
物品通過検知位置に置かれると共に、収納バケット21
内の物品状態を検知するフル検知動作時に図9に示すエ
リア設定位置に置かれるようにメモリ12内のプログラ
ムで移動制御されるようになっている。この形態におけ
る物品検知動作とは、物品通過検知動作とフル検知動作
の2つを含んでいる。本形態では、センサユニットS
1、S2を長孔24A、24Bよりも長く形成している
ので、障害物は長孔24A、24Bの両側に位置する障
害壁R1、R2と桟24C、24Dとなる。
【0032】第2の実施の形態における物品検知装置の
検知エリア設定動作と物品検知動作について説明する。
メインコントローラ13は、図5のフローチャートに沿
って検知エリア設定動作を行なう。このエリア設定動作
では、メモリ12のプログラムに従いセンサ取付け部2
5’、26’が図8に示す物品通過検知位置から図9に
示すエリア設定位置に移動される。エリア設定位置に置
かれると、長孔24A、24B内に対してセンサユニッ
トS1、S2が対向配置するので、障害壁R1、R2及
び桟24C、24Dが図6に示す検知エリアA内に配置
される。
【0033】ステップB2では、障害物となる桟24
C、24D及び障害壁R1、R2の障害物検知動作を行
なう。この検知動作では、桟24C、24D及び障害壁
R1、R2の位置を記憶するため、発光素子1を図6に
示す障害壁R1から障害壁R2に向かってスキャニング
して、ステップB3でその時の受光素子2からの出力を
記憶回路9に記憶する。この時、桟24C、24D及び
障害壁R1、R2と対向する受光素子2からは0信号、
障害物の位置しない受光素子2からは1信号が出力さ
れ、この信号パターンを記憶して検知エリア設定動作が
終了する。
【0034】センサ取付け部25’、26’が図8に示
す障害物のない物品通過検知位置にある時に、発光素子
1をスキャニングして受光素子2からの信号パターンを
検知エリア設定動作同様に記憶回路9で記憶し、この信
号パターンをセンサユニットS1、S2の故障判定に用
いても良い。全ての受光素子2から1信号が出力される
ことは、各発光素子1が発光して各受光素子2がそれを
受光した状態であるので、各受光素子2全てから1信号
が出力された場合にはセンサが正常であるとし、受光素
子2から1つでも0信号が出力された場合には、センサ
の故障や不具合と判断することができる。このセンサ故
障判定動作は、検知エリア設定動作前に行なうのが装置
の信頼性を高める上で有利であるが、後述する物品検知
動作後や各動作の前後に行なうようにしても良い。
【0035】検知エリア設定動作が終了すると、コント
ローラ7は、図9に示すエリア設定位置から図8に示す
物品通過検知位置にセンサ取付け部25’、26’を移
動させ、各センサユニットS1、S2を収納バケット2
1の上方に配置する。メインコントローラ13は、この
動作の終了後に物品検知動作を行なう。
【0036】物品検知動作では、少なくとも物品Mが検
知エリアAを通過する時間よりも早い時間間隔で各セン
サユニットのスキャニングを繰返し、受光素子2の出力
をゲート回路8、記憶回路9を介して判定回路10に出
力する。記憶回路9では、検知エリア設定動作時に記憶
された情報に基づき、障害物位置と対向する受光素子2
からの出力(0信号)を、1信号に変換して判定回路1
0に出力する。判定回路10は、スキャニング毎の出力
を受け0信号があると物品検知信号L1をメインコント
ローラ13に出力する。メインコントローラ13は、こ
の信号に基づき表示手段14を点燈させて物品Mの通過
を知らせる。
【0037】フル検知動作となると、図8に示す物品通
過検知位置から図9に示すエリア設定位置にセンサ取付
け部25’、26’が移動され、各センサS1、S2が
長孔24A、24Bと対向する部位に置かれる。この
時、収納バケット21内の物品が、図9に符号M1で示
すように、検知エリアAを横切るような状態で収納され
ていると、物品M1により発光素子1からの照射光を遮
られた受光素子2から0信号が出力され、記憶回路9を
介して判定回路10に入力される。この信号を受け、判
定回路10から物品検知信号L1がメインコントローラ
13に出力されて表示手段14が点燈し、検知エリアA
内の物品M1の存在が知らされる。
【0038】記憶回路9では、検知エリア設定動作時に
記憶された情報に基づき、障害物位置と対向する受光素
子2からの出力(0信号)を、1信号に変換して判定回
路10に出力する。
【0039】このように、検知エリアA内に障害物とな
る桟24C、24Dや障害壁R1、R2が存在しても、
これら障害物と対向する受光素子2は、発光素子1から
照射光を受けた状態を示す1信号を出力する。従って、
検知エリアA内における桟24C、24Dや障害壁R
1、R2と対向する部位に非検知エリアが形成され、検
知エリアA内を通過する物品Mや検知エリアA内に存在
する物品M1を、障害物と混同をすることなく確実に検
知することができる。
【0040】物品M、M1と障害物とが混同されなくな
るため、センサユニットS1、S2の配置や物品検知装
置の構成並びに配置を障害物位置に左右されることなく
行なえ、設計や配置制限が極めて少なくなる。
【0041】(第3の実施の形態)図10に示す物品検
知装置は、発光素子1と受光素子2とを交互に並列配置
したセンサユニットS3、S4を対向配置したもので、
両者の間に検知エリアBを構成している。センサユニッ
トS3とセンサユニットS4は、発光素子1と受光素子
2の配列が反転していて、センサユニットS3の発光素
子1と、センサユニットS4の受光素子2とが、互いに
対向するようになっている。センサユニットS3、S4
は、図10に示すように、長孔24A、24Bよりも長
く形成されていて、図11に示すセンサ取付け部2
5'、26'の上面25'a、26'aに、略水平に設けら
れる。各センサS3、S4は、図11に示す上部開口部
21cよりやや上方に位置する物品通過検知位置と、図
12に示す長孔24A、24Bと対向するエリア設定位
置とに位置するように、図10に示すコントローラ7で
制御されるようになっている。
【0042】センサユニットS3、S4には、各素子毎
に遮蔽する筒状のスリット部材15、16が装着されて
いて、互いに対向する方向から照射される照射光が隣接
した受光素子2に入射しないようになっている。各発光
素子1はマルチプレクサ3、ドライバ5を介して発信機
6に、各受光素子2はゲート回路8、記憶回路9を介し
て判定回路10にそれそれ接続している。発信機6及び
判定回路10は、表示手段14を接続したメインコント
ローラ13とつながるコントローラ7に接続されてい
る。
【0043】センサ取付け部25’、26’は、図11
に示す物品通過検知位置をホームポジションとされてい
て、検知エリア設定動作時に図12に示すエリア設定位
置に置かれ、物品検知動作における物品通過検知動作時
に図11に示す物品通過検知位置に置かれると共に、収
納バケット21内の物品状態を検知するフル検知動作時
に図12に示すエリア設定位置に置かれるようにコント
ローラ7に接続するメモリ12内のプログラムで移動制
御されるようになっている。この形態における物品検知
動作とは、物品通過検知動作とフル検知動作の2つを含
んでいる。本形態では、センサユニットS3、S4を長
孔24A、24Bよりも長く形成しているので、障害物
は長孔24A、24Bの両側に位置する障害壁R1、R
2と桟24C、24Dとなる。
【0044】第3の実施の形態における物品検知装置の
検知エリア設定動作と物品検知動作について説明する。
メインコントローラ13は、図5のフローチャートに沿
って検知エリア設定動作を行なう。このエリア設定動作
では、メモリ12のプログラムに従いセンサ取付け部2
5’、26’が図11に示す物品通過検知位置から図1
2に示すエリア設定位置に移動される。エリア設定位置
に置かれると、長孔24A、24B内に対してセンサユ
ニットS3、S4が対向配置するので、障害壁R1、R
2と桟24C、24Dとが図12に示す検知エリアB内
に配置される。
【0045】ステップB2では、障害物となる桟24
C、24D及び障害壁R1、R2の障害物検知動作を行
なう。この検知動作では、桟24C、24D及び障害壁
R1、R2の位置を記憶するため、発光素子1を障害壁
R1から障害壁R2に向かって1度スキャニングして、
ステップB3でその時の受光素子2からの出力を記憶回
路9に記憶する。この時、桟24C、24D及び障害壁
R1、R2と対向する受光素子2からは0信号、障害物
の位置しない受光素子2からは1信号が出力され、この
信号パターンを記憶して検知エリア設定動作が終了す
る。
【0046】検知エリア設定動作が終了すると、コント
ローラ7は、図12に示すエリア設定位置から図11に
示す物品通過検知位置にセンサ取付け部25’、26’
を移動させ、各センサユニットS3、S4を収納バケッ
ト21の上方に配置する。メインコントローラ13は、
この動作の終了後に物品検知動作を行なう。
【0047】物品検知動作では、少なくとも物品Mが検
知エリアBを通過する時間よりも早い時間間隔で各セン
サユニットのスキャニングを繰返し、受光素子2の出力
をゲート回路8、記憶回路9を介して判定回路10に出
力する。記憶回路9では、検知エリア設定動作時に記憶
された情報に基づき、障害物位置と対向する受光素子2
からの出力(0信号)を、1信号に変換して判定回路1
0に出力する。判定回路10は、スキャニング毎の出力
を受け0信号があると物品検知信号L1をメインコント
ローラ13に出力する。メインコントローラ13は、こ
の信号に基づき表示手段14を点燈させて物品Mの通過
を知らせる。
【0048】フル検知動作となると、図11に示す物品
通過検知位置から図12に示すエリア設定位置にセンサ
取付け部25’、26’が移動され、各センサS3、S
4が長孔24A、24Bと対向する部位に置かれる。こ
の時、収納バケット21内の物品が、図12に符号M1
で示すように、検知エリアBを横切るような状態で収納
されていると、物品M1により発光素子1からの照射光
を遮られた受光素子2から0信号が出力され、記憶回路
9を介して判定回路10に入力される。この信号を受
け、判定回路10から物品検知信号L1がメインコント
ローラ13に出力されて表示手段14が点燈し、検知エ
リアB内の物品M1の存在が知らされる。
【0049】記憶回路9では、検知エリア設定動作時に
記憶された情報に基づき、障害物位置と対向する受光素
子2からの出力(0信号)を、1信号に変換して判定回
路10に出力する。
【0050】このように、検知エリアB内に障害物とな
る桟24C、24Dや障害壁R1、R2が存在しても、
これら障害物と対向する受光素子2は、発光素子1から
照射光を受けた状態を示す1信号を出力する。従って、
検知エリアB内における桟24C、24Dや障害壁R
1、R2と対向する部位に非検知エリアが形成され、検
知エリアB内を通過する物品Mや検知エリアA内に存在
する物品M1を、障害物と混同をすることなく確実に検
知することができる。
【0051】物品M、M1と障害物とが混同されなくな
るため、センサユニットS3、S4の配置や物品検知装
置の構成並びに配置を障害物位置に左右されることなく
行なえ、設計や配置制限が極めて少なくなる。
【0052】発光素子1と受光素子2とがセンサユニッ
トS3、S4内で交互に並列され、かつ両者はスリット
15、16をそれぞれ設けられているので、発光素子1
から照射された照射光や受光素子2に指向性を与えるこ
とができ、外乱光の影響や図示しないユニット近傍に位
置する物品による反射光の影響を効果的に低減できるよ
うになる。
【0053】第1、第2、第3の形態では、発光素子1
が受光素子2に対してそれぞれ対向配置され、発光素子
1及び受光素子2共にレンズ4やスリット15、16に
よって指向性良く設けられているので、障害物により発
光素子1からの照射光を遮られる受光素子2が少なくな
る。すなわち、障害物となる桟24C、24D及び障害
壁R1、R2の影となる受光素子2が少なくなるので、
検知エリアA、B内における非検知エリアが最小限で済
む。各受光素子2からの出力信号のパターンによって、
物品M、M1の大きさや外観形状を把握することができ
る。
【0054】(第4の実施の形態)図13に示す物品検
知装置は、ドライバ5を介して発信機6と接続された1
つの発光素子100と、複数の受光素子2を並列して構
成したセンサユニットS5とを互いに対向配置したもの
である。発光素子100は、照射角θを30°程度に設
定されて指向性を与えられており、同素子100を頂点
としセンサユニットS5を底面とする図に実線で示す三
角状の検出エリアEを両者の間に形成している。センサ
ユニットS5の入射側には、各受光素子2を遮蔽する徐
々に傾斜角が強くなる筒部を有するスリット17が装着
されていて、発光素子100から照射される照射光が隣
接した受光素子2に入射しないようになっている。
【0055】センサユニットS5は、センサ取付け部2
6'の上面26'aに、略水平に設けられている。発光素
子100はセンサユニットS5の一端S5aと対向する
ように、センサ取付け部26'と対向配置されるセンサ
取付け部25’の上面25’b上に配置される(図11
参照)。
【0056】センサユニットS5は、長孔24Bよりも
長く形成されている。発光素子100及びセンサユニッ
トS5は、図14に示す上部開口部21cよりやや上方
に位置する物品通過検知位置と、図15に示す長孔24
A、24Bと対向するエリア設定位置とに、図13に示
すコントローラ7’でその位置を制御されるようになっ
ている。
【0057】発光素子100はドライバ5を介して発信
機6に、各受光素子2はゲート回路8、記憶回路9を介
して判定回路10に接続している。発信機6及び判定回
路10は、表示手段14を接続したメインコントローラ
13とつながるコントローラ7’に接続されている。コ
ントローラ7’は、発光素子100の1回の発光に対し
て、センサユニットS5内の受光素子2を一度に反応さ
せるようにゲート回路8を制御している。
【0058】センサ取付け部25’、26’は、図14
に示す物品通過検知位置をホームポジションとされてい
て、検知エリア設定動作時に図15に示すエリア設定位
置に置かれ、物品検知動作における物品通過検知動作時
に図14に示す物品通過検知位置に置かれると共に、収
納バケット21内の物品状態を検知するフル検知動作時
に図15に示すエリア設定位置に置かれるようにコント
ローラ7’に接続するメモリ12’内のプログラムで移
動制御されるようになっている。この形態における物品
検知動作とは、物品通過検知動作とフル検知動作の2つ
を含んでいる。本形態では、収納バケット21が可動板
23に対して矢印X方向にずれて載置され、長孔24B
の一側に位置する障害壁R2と桟24Dとが障害物とな
ったとする。
【0059】第4の実施の形態における物品検知装置の
検知エリア設定動作と物品検知動作について説明する。
メインコントローラ13は、図5のフローチャートに沿
って検知エリア設定動作を行なう。このエリア設定動作
では、メモリ12’のプログラムに従いセンサ取付け部
25’、26’が図14に示す物品通過検知位置から図
15に示すエリア設定位置に移動される。エリア設定位
置に置かれると、長孔24A、24Bが発光素子100
とセンサユニットS5と対向するので、障害壁R2及び
桟24Dとが検知エリアE内に配置される。
【0060】ステップB2では、障害物となる桟24D
及び障害壁R2の障害物検知動作を行なう。この検知動
作では、桟24D及び障害壁R2の位置を記憶するた
め、発光素子100を1度発光し、ステップB3でその
時の各受光素子2からの出力をゲート回路8を介して記
憶回路9に記憶する。この時、桟24Dと障害壁R2の
影となるエリアC1、D1内に位置する受光素子2から
は0信号、障害物がない位置となるエリアE1、E2内
の受光素子2からは1信号がそれぞれ出力されるので、
記憶回路9はエリアC、D内に位置する検知不能領域を
受光素子2からの信号パターンを記憶することにより設
定して、検知エリア設定動作が終了する。
【0061】検知エリア設定動作が終了するとコントロ
ーラ7’は、図15に示すエリア設定位置から図14に
示す物品通過検知位置にセンサ取付け部25’、26’
を移動させ、発光素子100とセンサユニットS5を収
納バケット21の上方に配置する。メインコントローラ
13は、この動作の終了後に物品検知動作を行なう。
【0062】物品検知動作では、少なくとも物品Mが検
知エリアEを通過する時間よりも早い時間間隔で発光素
子100を発光させると共に、受光素子2の出力をゲー
ト回路8、記憶回路9を介して判定回路10に出力す
る。記憶回路9では、検知エリア設定動作時に記憶され
た情報に基づき、障害物位置と対向する受光素子2から
の出力(0信号)を、1信号に変換して判定回路10に
出力する。判定回路10は、スキャニング毎の出力を受
け0信号があると物品検知信号L1をメインコントロー
ラ13に出力する。メインコントローラ13は、この信
号に基づき表示手段14を点燈させて物品Mの通過を知
らせる。
【0063】フル検知動作となると、図14に示す物品
通過検知位置から図15に示すエリア設定位置にセンサ
取付け部25’、26’が移動され、発光素子100と
センサユニットS5が長孔24A、24Bと対向する部
位に置かれる。この時、収納バケット21内の物品が、
図15に符号M1で示すように、検知エリアEを横切る
ような状態で収納されていると、物品M1により発光素
子100からの照射光を遮られた受光素子2から0信号
が出力され、記憶回路9を介して判定回路10に入力さ
れる。この信号を受け、判定回路10から物品検知信号
L1がメインコントローラ13に出力されて表示手段1
4が点燈し、検知エリアE内の物品M1の存在が知らさ
れる。
【0064】記憶回路9では、検知エリア設定動作時に
記憶された情報に基づき、障害物位置と対向する受光素
子2からの出力(0信号)を、1信号に変換して判定回
路10に出力する。つまり、物品検知動作時に、検知エ
リアE内に障害物が存在位置していても、障害物24
D、R2の影となるエリアC1、D1内に位置する受光
素子2に対応する信号は、常に発光素子100から照射
光を受けたと同じ信号を判定回路10に出力することに
なる。従って、検知エリアE内を物品Mが通過したり、
図15に符号M1で示す発光素子100とセンサユニッ
トS5との間に物品が存在する状態のときのみ判定回路
10に1信号が出力され、障害物との混同をすることな
く確実に検知することができる。
【0065】物品M、M1と障害物とが混同されなくな
るため、発光素子100とセンサユニットS5の配置や
物品検知装置の構成並びに配置を障害物位置に左右され
ることなく行なえ、設計や配置制限が極めて少なくな
る。
【0066】発光素子100を1つしか採用しないの
で、エリア設定動作時や物品検出動作時のスキャン時間
を短縮できると共に、多数の発光素子を使用する場合に
比べて装置の低コストを図り易くなる。なお、図13に
おいて、符号C2、D2で示す発光素子100と桟24
D並びに障害壁R2の間に形成される範囲は、検知エリ
アE内における非検知エリアを示す。
【0067】(第5の実施の形態)図16に示す物品検
知装置は、発光素子100及びセンサユニットS5と、
発光素子100’及び複数の受光素子2を配列したセン
サユニットS6とをそれぞれ対向配置したものである。
発光素子100’は、センサ取付け部26’の上面2
6'aにおけるセンサユニットS5の他端S5b側に配
置されて、センサユニットS6は、発光素子100と隣
接してセンサ取付け部25’の上面25'a上に設けら
れている。発光素子100’は、ドライバ50を介して
発信機6と接続されている。発光素子100’は、照射
角θ1を30°程度に設定されて指向性を与えられてお
り、同素子100’を頂点としセンサユニットS6を底
面とする実線で示す三角状の検知エリアHを、検知エリ
アEに対照的に形成している。第5の形態における検知
エリアは、検知エリアE、Hで四角形に構成される。発
光素子100からセンサユニットS5及び発光素子10
0’からセンサユニットS6までは、長孔24A、24
B内に収まるように配置されている。
【0068】センサユニットS6の入射側には、図16
に示すように、各受光素子2を仕切る連続して徐々に傾
斜した筒部を有するスリット17’が装着されている。
センサユニットS6は、ゲート回路8及び記憶回路9と
同一構成の、ゲート回路80及び記憶回路90を介して
判定回路10’に接続している。ゲート回路80、記憶
回路90及び判定回路10’は、それぞれコントローラ
70に接続している。コントローラ70は、発光素子1
00、100’を交互に発光させると共に、各発光素子
100、100’の発光と同期して、センサユニットS
5、S6を制御するようになっている。
【0069】判定回路10’はAND回路で構成され、
各センサユニットS5、S6の受光素子2から出力の論
理積を取り、検知エリアE、H全体を通過する物品や存
在する物品があったか否かをコントローラ70を介して
メインコントローラ130に出力するようになってい
る。判定回路10’では、検知エリア設定動作後に受光
素子2が1個でも0信号を出力すると、物品Mが検知エ
リアE、Hを通過あるいは存在すると判定して物品検知
信号L2を出力するようになっている。
【0070】メインコントローラ130は、周知のマイ
クロコンピュータから構成されていて、検知エリア設定
動作時に各部を制御するプログラムを記憶され、かつ、
障害物の位置を記憶するメモリ120と共にコントロー
ラ70に接続している。メインコントローラ130に
は、表示手段14が接続されている。この表示手段14
は、判定回路10’から物品検知信号L2が出力される
と点燈されるようにメインコントローラ130で制御さ
れ、物品Mの通過や存在を知らせるようになっている。
本形態では、検知エリアE、H内に位置した収納バケッ
ト21の桟24C、24Dを障害物とする。
【0071】第5の形態における物品検知装置の検知エ
リア設定動作と物品検知動作について説明する。メイン
コントローラ130は、図5のフローチャートに沿って
検知エリア設定動作を行なう。このエリア設定動作で
は、メモリ120のプログラムに従いセンサ取付け部2
5’、26’が図17に示す物品通過検知位置から図1
8に示すエリア設定位置に移動される。エリア設定位置
に置かれると、長孔24A、24B0内に発光素子10
0、100’とセンサユニットS5、S6が収納された
状態で対向し、桟24C、24Dが検知エリアE、H内
に配置される。
【0072】ステップB2では、障害物となる桟24
C、24Dの障害物検知動作を行なう。この検知動作で
は、桟24C、24Dの位置を記憶するため、発光素子
100、100’を1度づつ交互に発光し、ステップB
3でその時の各センサの受光素子2からの出力をゲート
回路8、80を介して記憶回路9、90とメモリ120
にそれぞれ記憶する。桟24C、24Dの影となるエリ
アG1、F1内に位置する受光素子2からは0信号、障
害物がない位置となるエリアE1、E2内に位置するセ
ンサユニットS5の受光素子2並びに、エリアH1、H
2内に位置するセンサユニットS6の受光素子2からは
1信号が出力され、記憶回路9、90とメモリ120は
エリアE、H内に位置する受光素子2からの信号パター
ンをそれぞれ記憶して検知エリア設定動作が終了する。
【0073】検知エリア設定動作が終了すると、コント
ローラ70は、図18に示すエリア設定位置から図17
に示す物品通過検知位置にセンサ取付け部25’、2
6’を移動させ、発光素子100、100’とセンサユ
ニットS5、S6を収納バケット21の上方に配置す
る。メインコントローラ130は、この動作の終了後に
物品検知動作を行なう。
【0074】物品検知動作では、少なくとも物品Mが検
知エリアE、Hを通過する時間よりも早い時間間隔で発
光素子100、100’を交互に発光させると共に、セ
ンサユニットS5、S6の受光素子2の出力をゲート回
路8、80、記憶回路9、90を介して判定回路10’
に出力する。記憶回路9、90では、検知エリア設定動
作時に記憶された情報に基づき、障害物位置と対向する
受光素子2からの出力(0信号)を、1信号に変換して
判定回路10’に出力する。判定回路10’は、0信号
があると物品検知信号L2をメインコントローラ130
に出力する。メインコントローラ130は、この信号に
基づき表示手段14を点燈させて物品Mの通過を知らせ
る。
【0075】フル検知動作となると、図17に示す物品
通過検知位置から図18に示すエリア設定位置にセンサ
取付け部25’、26’が移動され、発光素子100、
100’とセンサユニットS5、S6が長孔24A、2
4Bと対向する部位に置かれる。この時、収納バケット
21内の物品が、図18に符号M1で示すように、発光
素子100とセンサユニットS5の間を横切るような状
態で収納されていると、物品M1により発光素子100
からの照射光を遮られた受光素子2から0信号が出力さ
れ、記憶回路9を介して判定回路10’に入力される。
この信号を受け、判定回路10’から物品検知信号L2
がメインコントローラ130に出力されて表示手段14
が点燈し、検知エリアE内の物品M1の存在が知らされ
る。記憶回路9では、検知エリア設定動作時に記憶され
た情報に基づき、障害物位置と対向する受光素子2から
の出力(0信号)を、1信号に変換して判定回路10’
に出力する。
【0076】このように、物品検知動作時に、検知エリ
アE、H内に障害物が存在位置していても、障害物とな
る桟24C、24Dの影となるエリアG1、F1内に位
置する受光素子2は、常に発光素子100から照射光を
受けた1信号を出力することになる。従って、検知エリ
アE、H内を物品Mが通過したり、図18に符号M1で
示す発光素子100とセンサユニットS5との間に物品
が存在する状態のときのみ判定回路10に1信号が出力
され、障害物との混同をすることなく確実に検知するこ
とができる。
【0077】物品M、M1と障害物とが混同されなくな
るため、発光素子100、100’とセンサユニットS
5、S6の配置や物品検知装置の構成並びに配置を、障
害物位置に左右されることなく行なえ、設計や配置制限
が極めて少なくなる。
【0078】複数の受光素子2からなるセンサユニット
S5、S6に対して、それぞれ1つの発光素子100、
100’を発光させるので、多数の発光素子を使用する
場合に比べて障害物検知時や物品検知動作字のスキャン
時間を短縮できると共に、装置の低コストを図り易くな
る。なお、図16において、符号F2で示す発光素子1
00と桟24Dとの間、並びに符号G2で示す発光素子
100’と桟24Cとの間桟24Cの間に形成されるエ
リアは、検知エリアE、H内における非検知エリアを示
す。
【0079】第5の実施の形態では、三角状の検知エリ
アE、Hを対照的に隣接して形成することにより、四角
形の検知エリアを少ない発光素子を用いて形成すること
ができ、スキャン時間の短縮を図りながら検知エリアの
拡大を図れる。
【0080】本実施の形態では、検知エリア設定動作時
にメモリ120にも障害物位置を記憶させているので、
フル検知動作時や障害物位置が変化しない場合、メモリ
120に記憶された情報をロードし、この情報に基づき
障害物位置と対向する受光素子2からの出力(0信号)
を、1信号に変換して判定回路10’に出力するように
しても良い。この結果、同一障害物であれば、その都度
発光させなくて済むので、検知動作の短縮を図れる。な
お、メモリを有する他の実施の形態においても同様な構
成とすることで、同一な作用効果を得ることが可能であ
る。
【0081】本形態では、受光側のセンサユニットS
5、S6にスリット17、17’を設けているが、対向
する側の光源100、100’が本形態の如くそれぞれ
1つの場合であればセンサユニットをスキャンさせる必
要はないため、スリット17、17’は無くても良い。
【0082】(第6の実施の形態)図19に示す物品検
知装置は、一対の発光素子200、201に対してセン
サユニットS7を、一対の発光素子300、301に対
してセンサユニットS8を、それぞれ対向配置したもの
である。発光素子200、201は、センサ取付け部2
5’の上面25'aに設けられたセンサユニットS8に
並設されている。発光素子300、301は、センサ取
付け部26’の上面26'aに設けられたセンサユニッ
トS7に並設されている。発光素子200、201はド
ライバ5を介して発信機6と接続され、発光素子30
0、301はドライバ50を介して発信機6と接続され
ている。各発光素子は、30°程度の照射角に設定され
ている。
【0083】発光素子200、201の照射範囲は、実
線と破線で示すようにオーバーラップしていて、センサ
ユニットS7との間に台形状の検知エリアIを形成して
いる。発光素子300、301の照射範囲は、実線と1
点鎖線で示すようにオーバーラップしていて、センサユ
ニットS8との間に台形状の検知エリアJを形成してい
る。検知エリアIと検知エリアJは対照的に形成されて
いて、センサユニットS7、S8間に、四角形の検知エ
リアを構成している。発光素子200からセンサユニッ
トS8及び、発光素子301からセンサユニットS7ま
でのそれぞれの長さは、長孔24A、24Bの全長より
も短く設定されている。
【0084】センサユニットS7はゲート回路8、記憶
回路9を介して判定回路101に接続している。センサ
ユニットS8は、ゲート回路80、記憶回路90を介し
て判定回路101に接続している。ゲート回路80、記
憶回路90及び判定回路101は、それぞれコントロー
ラ700に接続している。コントローラ700は、発光
素子200、201及び発光素子300、301を発光
させると共に、各発光素子の発光と同期して、センサユ
ニットS7、S8を制御するようになっている。コント
ローラ700には、メインコントローラ131が接続さ
れている。
【0085】判定回路101はAND回路で構成され、
各センサユニットS7、S8の受光素子2から出力の論
理積を取り、検知エリアI、J全体を通過する物品や存
在する物品があったか否かをコントローラ700を介し
てメインコントローラ131に出力するようになってい
る。判定回路101では、検知エリア設定動作後に受光
素子2が1個でも0信号を出力すると、物品Mが検知エ
リアI、Jを通過あるいは同エリア内に存在すると判定
して物品検知信号L3を出力するようになっている。
【0086】メインコントローラ131は、周知のマイ
クロコンピュータから構成されていて、検知エリア設定
動作時に各部を制御するプログラムを図示しないメモリ
に記憶されている。メインコントローラ131には、表
示手段14が接続されている。この表示手段14は、判
定回路101から物品検知信号L3が出力されると点燈
されるようにメインコントローラ131で制御され、物
品Mの通過や存在を知らせるようになっている。
【0087】センサ取付け部25’、26’は、図20
に示す物品通過検知位置をホームポジションとされてい
て、検知エリア設定動作時に図21に示すエリア設定位
置に置かれ、物品検知動作における物品通過検知動作時
に図20に示す物品通過検知位置に置かれると共に、収
納箱21内の物品状態を検知するフル検知動作時に図2
1に示すエリア設定位置に置かれるようにコントローラ
700に接続するメモリ121内のプログラムで移動制
御されるようになっている。本形態では、桟24C、2
4Dが障害物となったものとする。
【0088】第6の実施の形態における物品検知装置の
検知エリア設定動作と物品検知動作について説明する。
メインコントローラ131は、図7のフローチャートに
沿って検知エリア設定動作を行う。このエリア設定動作
では、メモリ121のプログラムに従いセンサ取付け部
25’、26’が図20に示す物品通過検知位置から図
21に示すエリア設定位置に移動される。エリア設定位
置に置かれると、図22に示すように、発光素子20
0、201とセンサユニットS8、及びセンサユニット
S7と発光素子300、301とがそれぞれ長孔24
A、24Bに対向配置され、桟24C、24Dが検知エ
リアI、J内に配置される。
【0089】ステップB2では、障害物となる桟24
C、24Dの障害物検知動作を行う。この検知動作で
は、桟24C、24Dの位置を記憶するため、発光素子
200、201、300、301を順次発光し、ステッ
プB3でその時の各センサの受光素子2からの出力をゲ
ート回路8、80を介して記憶回路9、90にそれぞれ
記憶する。この時、図22に示すように、桟24C、2
4Dの影となるエリアK1、K2内に位置する受光素子
2からは0信号が出力され、記憶回路9、90にその信
号パターンを記憶して検知エリア設定動作が終了する。
【0090】検知エリア設定動作が終了すると、コント
ローラ700は、図21に示すエリア設定位置から図2
0に示す物品通過検知位置にセンサ取付け部25’、2
6’を移動させ、発光素子200、201、300、3
01とセンサユニットS7、S8を収納箱21の上方に
配置する。メインコントローラ131は、この動作の終
了後に物品検知動作を行う。
【0091】物品検知動作では、少なくとも物品Mが検
知エリアI、Jを通過する時間よりも早い時間間隔で各
発光素子を発光させると共に、センサユニットS7、S
8の受光素子2の出力をゲート回路8、80、記憶回路
9、90を介して判定回路101に出力する。記憶回路
9、90では、検知エリア設定動作時に記憶された情報
に基づき、障害物位置と対向する受光素子2からの出力
(0信号)を、1信号に変換して判定回路101に出力
する。判定回路101は、スキャニング毎の出力を受け
0信号があると物品検知信号L3をメインコントローラ
131に出力する。メインコントローラ131は、この
信号に基づき表示手段14を点燈させて物品Mの通過を
知らせる。
【0092】フル検知動作となると、図20に示す物品
通過検知位置から図21に示すエリア設定位置にセンサ
取付け部25’、26’が移動され、発光素子200、
201、300、301とセンサユニットS7、S8が
長孔24A、24Bと対向する部位に置かれる。この
時、収納箱21内の物品が、図21に符号M1で示すよ
うに、発光素子200とセンサユニットS7の間を横切
るような状態で収納されていると、物品M1により発光
素子200からの照射光を遮られた受光素子2から0信
号が出力され、記憶回路9を介して判定回路101に入
力される。この信号を受け、判定回路101から物品検
知信号L3がメインコントローラ131に出力されて表
示手段14が点燈し、検知エリアI内の物品M1の存在
が知らされる。記憶回路9では、検知エリア設定動作時
に記憶された情報に基づき、障害物位置と対向する受光
素子2からの出力(0信号)を、1信号に変換して判定
回路101に出力する。
【0093】図22に示すように、物品検知動作時に検
知エリアI、J内に障害物となる桟24C、24Dが存
在位置していても、その影となるエリアK1、K2内に
位置する受光素子2は、常に発光素子200、201、
300、301から照射光を受けたと同じ1信号を出力
することになる。従って、検知エリアI、J内を物品M
が通過したり、図21に符号M1で示す発光素子200
とセンサユニットS7との間に物品が存在する状態とな
っても、障害物との混同をすることなく確実に検知する
ことができる。
【0094】物品M、M1と障害物とが混同されなくな
るため、発光素子200、201、300、301とセ
ンサユニットS7、S8の配置や物品検知装置の構成並
びに配置を、障害物位置に左右されることなく行え、設
計や配置制限が極めて少なくなる。
【0095】複数の受光素子2からなるセンサユニット
S7、S8に対して、それぞれ一対の発光素子200、
201及び発光素子300、301を順次発光させるの
で、多数の発光素子を使用する場合に比べて障害物検知
時や物品検知動作字のスキャン時間を短縮できると共
に、装置の低コストを図り易くなる。
【0096】台形状の検知エリアI、Jを対照的に隣接
して形成することにより、四角形の検知エリアを少ない
発光素子を用いて形成することができ、スキャン時間の
短縮を図りながら検知エリアの拡大を図れる。
【0097】第6の実施の形態では、検知エリアI、J
がオーバーラップした範囲内に位置する障害物となる桟
23C、24Dには、異なる位置で発光する発光素子2
00、201と発光素子300、301からの照射光と
がそれぞれ当るので、発光素子200、201と桟23
Dとの間、及び発光素子30、301と桟23Cとの間
に形成される非検知エリアK3、K4が視差により小さ
くなる。よって、1つの発光素子を1回発光させて検知
エリアを設定する場合よりも非検知エリアを低減でき、
検知エリアを広く設定できる。
【0098】第6の実施の形態では、発光素子200、
201及び300、301を一定間隔あけて設けている
が、一対の発光素子200、201及び一対の発光素子
300、301の何れか一方とし、図示しない可動機構
に装着して一定間隔移動できるようにしても良い。
【0099】各実施の形態では、各センサユニットS1
〜S8及び発光素子100、100’、200、20
1、300、301で水平方向に各検知エリアを形成し
ているが、各センサユニットS1〜S8を垂直方向に配
置し、検知エリアを垂直方向に形成しても無論構わな
い。但し、各実施の形態内で示した物品Mは落下するも
のを例にしているので、落下方向に面状となる水平方向
に各検知エリアを形成する方が検知範囲を広く取る意味
では好ましい。また、第4〜第6の形態では、発光素子
の照射角を一定に設定したが、この角度は、各形態にお
ける発光素子と受光素子までの距離や、受光素子2を並
設して構成した各センサユニットの長さによって、適
時、最良な照射角に設定すれば良く、30°に限定され
るものではない。照射角は、各発光素子の発光強度と受
光素子2の感度によって決められるので、安定動作可能
な光量を下回らない限り広く設定するのがより良い。ま
た、異なる照射角を持つ発光素子、適宜組み合わせるよ
うにしても良い。
【0100】第2の実施の形態で行なったセンサ故障判
定動作を各実施の形態で実行するようにすれば、各形態
における物品検知精度がより向上することができる。上
述した各実施の形態において、障害物としては、主に収
納バケット21のバケット部R1、R2や桟24C、2
4Dを例示したが、これに限定されるものではなく、例
えば、検知エリア設定動作時に図示しないロボットハン
ドが検知エリア内に位置すれば、これも障害物となる。
【0101】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、物品の通
過または存在を検知できない受光素子の出力が、物品の
通過あるいは存在を検知する際に用いられないので、検
知エリア間に障害物が存在しても障害物は検知されず、
物品だけを確実に検知できる。
【0102】請求項2記載の発明によれば、発光する発
光素子と対向する受光素子のみが照射光を検知して反応
するので、発光素子からの光が拡散光であっても他の受
光素子が反応しない。従って、発光素子の照射光に指向
性を持たせなくても良くレンズ等の光学系が不要とな
り、装置設計や配置の制限を極めて少なくしながら検知
エリア内の物品だけを確実に検知できると共に装置の低
コスト化を図れる。
【0103】請求項3記載の発明によれば、発光素子が
1つであるので、装置設計や配置の制限を極めて少なく
しながら検知エリア内の物品だけを確実に検知できると
共に、スキャン時間の短縮や装置のコスト低減を図れ
る。
【0104】請求項4記載の発明によれば、発光素子か
らの光が障害物に対して異なる位置から照射されこと
で、検知エリアの障害物の前後に形成される非検知エリ
アが視差により低減されるため、装置設計や配置の制限
を極めて少なくしながら検知エリア内の物品だけを確実
に検知できると共に、検知エリア内における検知可能範
囲を広くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す物品検知装置
の構成図である。
【図2】物品収納トレイ及び収納バケットの構成を示す
斜視図である。
【図3】物品収納トレイと収納バケットの構成、及び両
者の配置関係を示す側面視図である。
【図4】物品収納トレイからの物品取出動作を示す側面
視図である。
【図5】本発明の検知エリア設定動作を示すフローチャ
ートである。
【図6】本発明の第2の実施の形態を示す物品検知装置
の構成図である。
【図7】第2の実施の形態で用いた物品収納トレイ及び
収納バケットの構成を示す斜視図である。
【図8】第2の実施の形態におけるセンサユニットの物
品通過検知位置を示す断面図である。
【図9】第2の実施の形態におけるセンサユニットのエ
リア設定位置を示す断面図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態を示す物品検知装
置の構成図である。
【図11】第3の実施の形態におけるセンサユニットの
物品通過検知位置を示す断面図である。
【図12】第3の実施の形態におけるセンサユニットの
エリア設定位置を示す断面図である。
【図13】本発明の第4の実施の形態を示す物品検知装
置の構成図である。
【図14】第4の実施の形態におけるセンサユニットの
物品通過検知位置を示す断面図である。
【図15】第4の実施の形態におけるセンサユニットの
エリア設定位置を示す断面図である。
【図16】本発明の第5の実施の形態を示す物品検知装
置の構成図である。
【図17】第5の実施の形態におけるセンサユニットの
物品通過検知位置を示す断面図である。
【図18】第5の実施の形態におけるセンサユニットの
エリア設定位置を示す断面図である。
【図19】本発明の第6の実施の形態を示す物品検知装
置の構成図である。
【図20】第6の実施の形態におけるセンサユニットの
物品通過検知位置を示す断面図である。
【図21】第6の実施の形態におけるセンサユニットの
エリア設定位置を示す断面図である。
【図22】第6の実施の形態における検知エリアの拡大
図である。
【符号の説明】
1 発光素子 2 受光素子 9、90 非動作記憶部 20 物品収納トレイ 24C、24D 障害物 100、100’ 発光素子 200、201 発光素子 300、301 発光素子 M、M1 物品 R1、R2、 障害物

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】物品収納トレイに収納された複数個の物品
    のうち所定の個数の物品を物品取出手段により取り出し
    て収納バケットへ収納する物品取出装置において、 上記物品収納トレイから上記収納バケットへ取り出され
    る物品を間に挟むようにして対向配置した発光素子と多
    数の受光素子とを備えると共に、上記発光素子と受光素
    子との間に上記物品以外の障害物が存在したときに、同
    障害物により上記物品の通過または存在を検知できない
    受光素子を記憶する非動作記憶部を設け、この非動作記
    憶部に記憶された受光素子を除いて上記物品の通過また
    は存在を検知するようにしたことを特徴とする物品取出
    装置の物品検知装置。
  2. 【請求項2】上記発光素子と受光素子との数が同数であ
    ることを特徴とする請求項1記載の物品取出装置の物品
    検知装置。
  3. 【請求項3】上記発光素子と受光素子とは、1つの発光
    素子に対して多数の受光素子が対向配置したものである
    ことを特徴とする請求項1記載の物品取出装置の物品検
    知装置。
  4. 【請求項4】上記発光素子と受光素子は、少なくとも2
    つの発光素子に対して多数の受光素子が対向配置された
    ものであり、上記発光素子と受光素子との間に存在する
    障害物に対して上記発光素子を異なる位置で発光させる
    ことを特徴とする請求項1記載の物品取出装置の物品検
    知装置。
JP9360654A 1997-01-27 1997-12-26 物品取出装置の物品検知装置 Pending JPH10265028A (ja)

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JP1246997 1997-01-27
JP9-12469 1997-01-27
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020018771A (ja) * 2018-08-03 2020-02-06 トッパン・フォームズ株式会社 景品検出センサ装置及び景品検出センサ装置の取り付け方法
CN111311821A (zh) * 2020-02-21 2020-06-19 联想(北京)有限公司 一种电子设备及信息产生方法

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JP2020018771A (ja) * 2018-08-03 2020-02-06 トッパン・フォームズ株式会社 景品検出センサ装置及び景品検出センサ装置の取り付け方法
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