JPH10264732A - 車載用ディスプレイの収納装置 - Google Patents

車載用ディスプレイの収納装置

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Publication number
JPH10264732A
JPH10264732A JP8744897A JP8744897A JPH10264732A JP H10264732 A JPH10264732 A JP H10264732A JP 8744897 A JP8744897 A JP 8744897A JP 8744897 A JP8744897 A JP 8744897A JP H10264732 A JPH10264732 A JP H10264732A
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JP
Japan
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shaft
display
clutch
housing
rotating shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP8744897A
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English (en)
Inventor
Kouichi Sakata
耿一 阪田
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Seiko Sangyo Co Ltd
Original Assignee
Seiko Sangyo Co Ltd
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Publication date
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  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 駆動手段を用いてディスプレイの筐体からの
取り出し及び筐体への収納を可能とする車載用ディスプ
レイの収納装置において、前記駆動装置が作動しなくな
った場合においても容易にディスプレイの取り出しを可
能とすること。 【解決手段】 筐体と、該筐体内に回動可能に設けられ
た回転軸と、該回転軸の任意の位置に回動自在に取り付
けられた第一の軸着部と、前記回転軸の長手方向にのみ
移動可能なように前記回転軸に設けられるとともに前記
第一の軸着部に係合されるクラッチと、該クラッチに回
動自在に設けられたレバーと、該レバーの略先端部分に
螺合されたクラッチ移動シャフトとを備え、前記クラッ
チ移動シャフトを回転させることにより、前記クラッチ
を前記回転軸の長手方向に移動させて前記第一の軸着部
とクラッチとの係合を解除可能としたことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車載用ディスプレ
イの収納装置に係り、より詳しくは、観光バス等に搭載
するプラズマディスプレイや液晶ディスプレイ等を収納
するための車載用ディスプレイの収納装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、観光バス等においては、バス
にディスプレイ等を搭載し、テレビ、あるいはビデオを
放映することが行われている。また近年は、ブラウン管
ディスプレイのみならず、プラズマディスプレイあるい
は液晶ディスプレイ等を搭載することも行われている。
そして、これにより、乗客が観光バスの中でテレビある
はビデオを楽しむことができるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来から観
光バス等に搭載されているディスプレイは、図22に示
されているようにバスの天井等に固定されているもので
あり、またその位置は一般的に運転席近傍の天井等であ
り、使用しない場合にこれを収納することは行われてい
なかった。
【0004】そのため、乗客が観光バスへの乗り降りを
する場合には、バスの階段を上り下りする乗客にとっ
て、このディスプレイが圧迫感となる場合が多い。その
ため従来から、このバスに搭載されているディスプレイ
が乗降する乗客に圧迫感を与えないようにする方法が考
えられていた。
【0005】一方、この乗降する乗客の圧迫感を無くす
ために、モーター等を使用してディスプレイを収納する
方法も考えられはするが、走行する観光バス等において
は、搭載しているディスプレイに与える衝撃も大く、特
に急停車等をした場合などはその衝撃は相当大きくなる
ため、この方法による収納装置では観光バス等が急停車
した場合の衝撃に十分耐えることができなかった。その
ため、本発明者はこのような問題点を解決するため、ア
クチュエーターを使用して車載用ディスプレイを筐体内
に収納する車載用ディスプレイの収納装置を発明してい
る(特願平8−320775号参照)。
【0006】ところで、この本発明者により発明された
車載用ディスプレイの収納装置は、アクチュエーターを
作動させることにより自動によりディスプレイの筐体内
への収納及び筐体からの取り出しを行うものであるが、
この車載用ディスプレイの収納装置の使用に際しては、
アクチュエーターが作動しなくなった場合に、いかに迅
速にディスプレイを筐体内から取り出すかが重要にな
る。即ち、アクチュエーターが作動しなくなり自動によ
るディスプレイの取り出しが不可能になった場合には、
アクチュエーターを使用しない方法でディスプレイを筐
体内から取り出す必要があるが、観光バス等の乗客にと
ってはビデオやテレビの鑑賞は重要な娯楽の一つである
ため、この取り出しは迅速に行う必要がある。
【0007】そこで、本発明は、車載用ディスプレイの
収納装置において、駆動装置が故障等により作動しなく
なった場合においても、ディスプレイの取り出しを迅
速、かつ容易に行うことができる車載用ディスプレイの
収納装置を提供することを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の車載用ディスプ
レイの収納装置は、車両の設置母材に取り付けられる筐
体と、該筐体内に回動可能に設けられた回転軸と、該回
転軸の任意の位置に回動自在に取り付けられた第一の軸
着部と、前記回転軸の長手方向にのみ移動可能なように
前記回転軸に設けられるとともに前記第一の軸着部に係
合されるクラッチと、該クラッチに回動自在に設けられ
たレバーと、該レバーの略先端部分に螺合されたクラッ
チ移動シャフトと、前記回転軸の任意の位置に固着され
た第二の軸着部と、先端部が前記第一の軸着部に回動可
能に接続されるとともに他端が前記筐体に固着された駆
動手段と、先端が前記第二の軸着部回動可能に接続され
るとともに他端が前記筐体に固着された緩衝手段と、前
記回転軸に接続されたディスプレイを載設するディスプ
レイ載設部とにより構成され、前記クラッチ移動シャフ
トを回転させることにより、前記クラッチを前記回転軸
の長手方向に移動させて前記第一の軸着部と前記クラッ
チとの係合を解除可能としたことを特徴とする。
【0009】本発明の車載用ディスプレイの収納装置で
は、通常の状態では、回転軸に回動自在に設けられると
ともにアクチュエーターが接続された第一の軸着部が、
回転軸の長手方向にのみ移動可能なクラッチと係合して
いるために、第一の軸着部に接続されているアクチュエ
ーターを作動しなければディスプレイを筐体内から取り
出すことが不可能だが、クラッチ移動シャフトを作動さ
せてレバーを介してクラッチを回転軸の長手方向に移動
させて第一の軸着部との係合を解くことにより、手動に
よりディスプレイを筐体内から取り出すことが可能とな
る。
【0010】そのため、アクチュエーターが作動しなく
なった場合でも、迅速に、しかも容易にディスプレイを
筐体内から取り出すことが可能となる。
【0011】また、本発明の車載用ディスプレイの収納
装置は、車両の設置母材に取り付けられる筐体と、該筐
体内に回動可能に設けられた回転軸と、該回転軸の任意
の位置に回動自在に取り付けられた第一の軸着部と、前
記回転軸の長手方向にのみ移動可能なように前記回転軸
に設けられるとともに前記第一の軸着部に固着された無
励磁作動形の電磁クラッチと、前記回転軸の任意の位置
に固着された第二の軸着部と、先端部が前記第一の軸着
部に回動可能に接続されるとともに他端が前記筐体に固
着された駆動手段と、先端が前記第二の軸着部回動可能
に接続されるとともに他端が前記筐体に固着された緩衝
手段と、前記回転軸に接続されたディスプレイを載設す
るディスプレイ載設部とにより構成され、前記電磁クラ
ッチをオンにすることにより前記第一の軸着部と前記電
磁クラッチとの固着を解除可能としたことを特徴とす
る。
【0012】従って、本発明の車載用ディスプレイの収
納装置では電磁クラッチのスイッチをオンにすることの
みにより、クラッチと第一の軸着部との固着が解けるた
め、アクチュエーターが作動しなくなった場合において
も容易に、迅速にディスプレイを筐体内から取り出すこ
とが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の車載用ディスプレイの収
納装置では、車両の設置母材に取り付けられる筐体内
に、回転軸が回動可能に設けられている。
【0014】そして、該回転軸の任意の位置には第一の
軸着部が回動可能に設けられるとともに、該第一の軸着
部には、駆動手段の先端部分が回動可能に接続されてい
る。そして、該駆動手段の他端は前記筐体に固着されて
いる。
【0015】また、前記回転軸には、回転軸の長手方向
にのみ移動可能なようにクラッチが取り付けられ、該ク
ラッチと前記第一の軸着部は係合されている。このよう
に、回転軸の長手方向にのみ移動可能なクラッチが第一
の軸着部に係合され、更に、第一の軸着部には駆動手段
が接続されているため、駆動手段を駆動させることによ
り、第一の軸着部、及びクラッチを介して前記回転軸が
回転することができるようになっている。
【0016】一方、前記クラッチにはレバーが回動可能
に接続され、該レバーの略先端部分にはクラッチ移動シ
ャフトが螺合されている。そして、このクラッチ移動シ
ャフトを回転させることにより、クラッチ移動シャフト
に螺合されているレバーを介してクラッチを回転軸の長
手方向に沿って移動させることができ、それによって、
クラッチと第一の軸着部との係合を解除可能となってい
る。
【0017】また、前記回転軸の任意の位置には、一対
の第二の軸着部が設けられ、該第二の軸着部には、緩衝
手段の先端部分が回動可能に接続されており、該緩衝手
段の他端は前記筐体に固着されている。
【0018】更に、前記回転軸には、ディスプレイを載
設するディスプレイ載設部が接続され、回転軸が回転す
ることにより、ディスプレイ載設部の筐体内からの取り
出し、及び筐体への収納が可能となっている。
【0019】ここで、前記駆動手段としてはアクチュエ
ーターを用いるのがよい。これにより、衝撃等の大きい
観光バス等においても、安定的にディスプレイの取り出
し及び収納を行うことが可能となる。
【0020】更に、前記緩衝手段は、ショックアブゾー
バーを用いると良い。これにより、ディスプレイの取り
出しをスムーズに行うことが可能となる。
【0021】また、本発明の車載用ディスプレイの収納
装置では、車両の設置母材に取り付けられる筐体と、該
筐体内に回動可能に設けられた回転軸と、該回転軸の任
意の位置に回動自在に取り付けられた第一の軸着部と、
前記回転軸の長手方向に移動可能なように前記回転軸に
設けられた電磁クラッチと、前記回転軸の任意の位置に
固着された第二の軸着部と、先端部が前記第一の軸着部
に回動可能に接続されるとともに他端が前記筐体に固着
された駆動手段と、先端が前記第二の軸着部回動可能に
接続されるとともに他端が前記筐体に固着された緩衝手
段と、前記回転軸に接続されたディスプレイを載設する
ディスプレイ載設部とにより構成され、前記クラッチを
無励磁作動形の電磁クラッチとしている。
【0022】これにより、アクチュエーターが作動しな
くなった場合であっても、電磁クラッチをオンにするこ
とにより第一の軸着部とクラッチとの固着を解除して回
転軸を第一の軸着部に対してフリーの状態にすることが
でき、容易にディスプレイを筐体内から取り出すことが
可能となる。
【0023】
【実施例】図を用いて本発明の車載用ディスプレイの収
納装置1の実施例を説明すると、図1は、本発明の車載
用ディスプレイの収納装置を平面から見た図であり、図
において2は、車両の設置母材、例えば観光バス等の天
井に取り付けられる筐体である。そして、図2は図1に
おけるA−A’矢視図であり、更に図3は、図1におけ
るB−B’矢視図である。
【0024】図からも明らかなように、本発明の車載用
ディスプレイの収納装置では、車両の設置母材、例えば
天井等に装着するための筐体2内に、回転軸3が回動可
能に設けられている。
【0025】そして、この回転軸3の任意の位置、本実
施例においては略中央部分には、第一の軸着部4が前記
回転軸3に対して回動可能に接続されており、また、前
記回転軸3の略両端部分には、第二の軸着部5及び6が
固着されている。
【0026】更に、前記回転軸3には、クラッチ7が前
記回転軸3の長手方向にのみ移動可能なように接続され
ているとともに、該クラッチ7は前記第一の軸着部4に
係合されている。また、前記クラッチ7にはレバー8が
嵌合され、該レバー8は、略先端部分においてクラッチ
移動シャフト9に螺合されている。そして、このクラッ
チ移動シャフト9を回転させることにより、レバー8を
介してクラッチ7が回転軸の長手方向に移動するととも
に、クラッチ7と第一の軸着部4との係合が解除される
ようになっている。
【0027】この第一の軸着部とクラッチ7との係合及
びその解除の関係を示した図が図4乃至図6であり、図
からも明らかなように、クラッチ7には一対の凸部70
1が設けられるとともに、その略中央部分外周に溝70
2が設けられ、該溝702に、下端部分が二股になった
レバー8が嵌合されている。一方、第一の軸着部4には
切り欠き401が設けられ、通常の状態においては、前
記クラッチ7の凸部701と第一の軸着部4の切り欠き
401が係合している。そして、前記クラッチ移動シャ
フト9の一旦に連続して接続されるハンドル10を回し
てクラッチ移動シャフト9を回転させることにより、前
記レバー8がクラッチ移動シャフト9の長手方向へ移動
するとともに、レバー8が嵌合されているクラッチ7が
回転軸3の長手方向に移動し、第一の軸着部4とクラッ
チ7との係合が解除される。係合している状態を示した
図が図5であり、係合を解除した状態を示した図が図6
である。
【0028】なお本実施例では、クラッチ移動シャフト
9の回転をハンドル10で行うようにしているが、必ず
しもハンドルによる必要は無く、例えばモーター等を使
用しても良い。
【0029】なお、クラッチ7の内周にはキー溝703
が設けられるとともに、前記回転軸3の前記キー溝70
3に対応する位置にはスライドキーが設けられ(図示せ
ず)、このキー溝703と回転軸3のスライドキーが係
合しており、これにより、クラッチ7は回転軸3の長手
方向へのみ移動可能となっており、クラッチ7が回転す
るとその回転トルクが回転軸3に伝達され回転軸3も回
転することになる。
【0030】一方、前記第一の軸着部4には、一端が前
記筐体2に固着されたアクチュエーター11の先端部分
が、ボルト12を介して回動可能に軸支されている。従
って、該アクチュエーター11を作動させると、回転軸
3に回動自在に接続されている第一の軸着部4が回転軸
3に対して空回りしようとするが、ここで第一の軸着部
4は、回転軸3に対して長手方向にのみ移動可能なよう
に回転軸に接続されているクラッチ7が係合されている
ため、アクチュエーター11を作動させて第一の軸着部
4を回転させることにより、クラッチ7を介して回転軸
3も回転することになる。
【0031】更に、前記第二の軸着部5及び6には、一
端が前記筐体2に固着された緩衝手段であるショックア
ブゾーバー13及び15が、軸14、16を介して回動
可能に軸支されている。従って、前記アクチュエーター
11を作動して前記回転軸3を回転させる際には、この
ショックアブゾーバー13、15が回転軸3の回転を緩
衝することになり、それによって回転軸の回転がスムー
ズに行えるようにしている。
【0032】更にまた、前記回転軸3には、ディスプレ
イ17を載設するためのディスプレイ載設部18が接続
されており、前記アクチュエーター11の作動により回
転軸3を回転させることにより、ディスプレイ載設部1
8に載設したディスプレイ17の筐体2への収納、及び
筐体2からの取り出しが可能となっている。なお、図に
おいて19は電源ユニットであり、また、20は制御基
板である。また、前記ディスプレイ載設部18に載設す
るディスプレイとしては、プラズマディスプレイあるい
は液晶ディスプレイがより好ましい。
【0033】なお、図7に示されるように、ディスプレ
イ載設部18には収納時ロックピン21が設けられ、一
方、筐体2には、ディスプレイ載設部18を筐体2内に
収納した際に前記収納時ロックピン21が挿入される収
納時ロックピン収納部22が備えられる。
【0034】この収納時ロックピン21と収納時ロック
ピン収納部22との関係を説明すると、該収納時ロック
ピン収納部22内には、ディスプレイ載設部18が筐体
2内に完全に収納された際に前記収納時ロックピン21
により押圧されるスイッチ221が設けられるととも
に、前記スイッチ221が前記収納時ロックピン21に
より押圧された際に収納時ロックピン21を収納時ロッ
クピン収納部22内に固定するための収納時ロックレバ
ー222が設けられている。そして、前記スイッチ22
1が収納時ロックピン21により押圧されると収納時ロ
ックレバー222が飛び出し、収納時ロックピン21を
収納時ロックピン収納部22内に固定する。そして、こ
の状態において、図示しないロック解除スイッチをオン
することによって、前記収納時ロックレバー222が収
納されてロックを解除することが可能となる。
【0035】従って、ディスプレイ載設部18が筐体2
内に完全に収納された際には、図9に示されるように、
ディスプレイ載設部18に設けられた収納時ロックピン
21が収納時ロックピン収納部22内に固定されるた
め、車両が急停車等をして大きな衝撃があった場合にお
いても、ディスプレイが筐体2から飛び出すことが無く
なる。
【0036】また、図1において23は、ディスプレイ
載設部18を筐体2内から取り出した際にディスプレイ
載設部18を固定するための解放時ロックピン231を
備えたリングであり、24は、該解放時ロックピン23
1が挿入される解放時ロックピン収納部である。
【0037】このリング23及び解放時ロックピン収納
部24を示した図が図10乃至図12であり、図にも示
されているように、リング23は回転軸3に固着され、
回転軸3の回転とともに解放時ロックピン231の位置
が変わるようになっている。一方、解放時ロックピン収
納部24は筐体2内に備えられ、その内部には、ディス
プレイ載設部18が筐体2内から完全に取り出された際
に前記解放時ロックピン231により押圧されるスイッ
チ241が設けられている。更に前記解放時ロックピン
収納部24には、前記スイッチ241が前記解放時ロッ
クピン231により押圧された際に解放時ロックピン2
31を固定するための解放時ロックレバー242が設け
られている。
【0038】従って、ディスプレイ載設部18が筐体2
内から完全に取り出された際には、図12に示されてい
るように、リング23を介して回転軸3に固着された解
放時ロックピン231が、回転軸3の回転とともに右側
に回転するとともに解放時ロックピン収納部24内に固
定されるため、車両が急停車等をして大きな衝撃があっ
た場合においても、ディスプレイが揺動することが無く
なる。
【0039】次に、図13乃至図14を用いて、アクチ
ュエーター11の作動と回転軸3の回転及びディスプレ
イの収納、取り出しの関係を説明すると、図13に示さ
れるように、ディスプレイ17を筐体2内に収納してい
る状態では、第一の軸着部4の先端部分は回転軸3の中
心軸よりも左側に位置している。
【0040】そして、この状態においてアクチュエータ
ー11を作動させて第一の軸着部4を右側に90度回転
させると、図14に示されているように、それに伴っ
て、クラッチ7を介して回転軸3も90度右側に回転
し、回転軸3に接続されているディスプレイ載設部18
が筐体2の外側に移動するとともに、ディスプレイ載設
部18に載設しているディスプレイ17が筐体2より取
り出され、ビデオ、テレビ等を鑑賞可能となる。そして
これを収納する場合には、アクチュエーター11を逆に
作動させて第一の軸着部4の先端部分を左側に移動して
回転軸3を左側に90度回転させればよい。なお、前記
ショックアブゾーバー13、15も、前記回転軸3に固
着してある第二の軸着部5、6を介して、回転軸3の回
転に伴って、前記アクチュエーター11と同様の作動を
し、これにより、ディスプレイ載設部18の開閉をスム
ーズにすることが可能となる。
【0041】なお、上述したように、前記レバー8は、
クラッチ7に対して回動自在に嵌合されているため、ク
ラッチ7が回転した場合においても、レバー8が回転す
ることはなく、従ってレバー8の略先端部分に螺合され
ているクラッチ移動シャフト9の位置に影響を与えるこ
とはない。
【0042】このようにしてなる本実施例の車載用ディ
スプレイの収納装置を使用する際には、まずディスプレ
イ載設部18にプラズマディスプレイ等のディスプレイ
を載設させ、その後に、筐体2を観光バス等の車両の設
置母材、例えば運転席近傍の天井に取り付ける。そし
て、その後に、図示しないスイッチを用いてアクチュエ
ーターを作動させて、ディスプレイ載設部の開閉を行っ
てディスプレイの取り出しあるいは収納を行う。
【0043】この場合、上述したように、ディスプレイ
を筐体2内から取り出した際には解放時ロックピン23
1が解放時ロックピン収納部24内に固定され、一方、
ディスプレイを筐体2内に収納した際には、収納時ロッ
クピン21が収納時ロックピン収納部22内に固定され
る。
【0044】そして、ディスプレイを筐体2内に収納し
てある状態でアクチュエーター11が故障して自動によ
る操作が困難になった場合には、まず、図示しないスイ
ッチにより収納時ロックレバー222を解除して収納時
ロックピン21の固定を解除する。そしてその後に、ハ
ンドル10を回転させ、クラッチ移動シャフト9及びレ
バー8を介してクラッチ7を回転軸3の長手方向に移動
させて第一の軸着部4との係合を解除する。これによっ
て、回転軸3が、アクチュエーター11が接続されてい
る第一の軸着部4に対してフリーの状態になり、ディス
プレイの重量も手伝って、回転軸3が回転してディスプ
レイが筐体2内から出てくる。なおこの場合において
も、ショックアブゾーバー13、15が作用しているた
め、ディスプレイが急激に筐体2内から出てくることは
ない。
【0045】次に、図15及び図16を用いて本実施例
の制御系及び作動を説明すると、本実施例では、処理部
31に、アクチュエーター、解放時ロックスイッチ、解
放時ロックレバー、収納時ロックスイッチ、収納時ロッ
クレバー、アクチュエーター、及び電源が接続されてい
る。そして、アクチュエーターのスイッチがONされる
と(ステップ1)、上昇(収納)スイッチか下降(解
放)スイッチかが処理部において判断される(ステップ
2)。
【0046】そして、上昇スイッチの場合には、回転軸
3が左側に回転するようにアクチュエーター11が作動
される(ステップ3)。
【0047】そしてその後、ディスプレイ載設部18に
設けた収納時ロックピン21により収納時ロックピン収
納部22内のスイッチ221が押圧されたか否かが判断
され(ステップ4)、スイッチ221が押圧されたと判
断した場合には、収納時ロックレバー222を作動させ
て収納時ロックピン21を固定するとともに(ステップ
5)、アクチュエーター11を停止してアクチュエータ
ー11の電源をOFFにする(ステップ6)。
【0048】一方、下降スイッチが押された場合には、
回転軸3が右側に回転するようにアクチュエーター11
が作動される(ステップ7)。
【0049】そしてその後、リング23を介して回転軸
3に固着された解放時ロックピン231により解放時ロ
ックピン収納部24内のスイッチ241が押圧されたか
否かが判断され(ステップ8)、スイッチ241が押圧
されたと判断した場合には、解放時ロックレバー242
を作動させて解放時ロックピン231を固定するととも
に(ステップ9)、アクチュエーター11を停止してア
クチュエーター11の電源をOFFにする(ステップ1
0)。
【0050】次に、図17乃至図20を使用して本発明
の他の実施例を説明するが、本実施例では、クラッチと
して電磁クラッチを使用している点に特徴があり、その
他の点は上述した実施例と同様であるので、クラッチの
説明のみを行い、他の部分の説明は省略する。また、第
一の実施例と同様の部品は同一の符号を用いる。
【0051】図において25は電磁クラッチであり、通
常の状態においては該電磁クラッチ25が第一の軸着部
4に固着されている。より詳しくは、本実施例において
は、第一の軸着部4の一旦の表面と、電磁クラッチ25
の前記軸着部4と固着する面とが互いにかみ合う用にの
こ歯状になっており、それによって第一の軸着部4と電
磁クラッチ25とが係合している。
【0052】ここで前記電磁クラッチ25の構造を説明
すると、図19及び図20にも示されているように、本
実施例における電磁クラッチ25は、係合部251とマ
グネット部252とがバネ253を介して接続されてお
り、電磁クラッチのスイッチがオフの状態においては、
バネの力により係合部251が第一の軸着部4側に押さ
れて第一の軸着部4の歯と係合部251の歯とがかみ合
って係合している。この状態を示した図が図19であ
る。
【0053】そして、アクチュエーター11が故障によ
って作動しなくなった場合には、電磁クラッチ25のス
イッチをオンにすることにより、コイル254に電流が
流れてマグネット部252に磁力が発生し、係合部25
1がマグネット部252に引きつけられるとともに、係
合部251と第一の軸着部4との係合が解除されること
になる。この状態を示した図が図20であり、これによ
って、第一の軸着部4に対して回転軸3がフリーの状態
になり、アクチュエーター11とは無関係に回転軸3を
回転させてディスプレイ載設部18及び該ディスプレイ
載設部18に載設しているディスプレイを筐体2より取
り出すことが可能となる。
【0054】このように、本実施例においては、電磁ク
ラッチを使用しているため、アクチュエーターが故障等
によって作動しなくなった場合においても容易にディス
プレイを筐体から取り出すことが可能となった。
【0055】また、本実施例において使用されている電
磁クラッチは無励磁作動形の電磁クラッチであり、電源
オフの状態で第一の軸着部と固着し、電源をオンにする
ことによって固着を解除する方式を採用しているため、
電源消費を最小限に押さえることができ、また、バスの
エンジンを停止して電源がオフになった場合においても
クラッチが解除されることがない。
【0056】図21は本実施例における制御系を示す図
であり、本実施例では、前記電磁クラッチ25が処理部
に接続され、電磁クラッチ25をオンにするスイッチが
押された場合には、まず、収納時ロックレバーが解除さ
れ、その後に、電磁クラッチの電源がオンになり第一の
軸着部4と電磁クラッチ25との固着が解除される。
【0057】
【発明の効果】本発明の車載用ディスプレイの収納装置
は以上説明したようなものであるために、以下に記載す
るような効果を奏する。
【0058】本発明の車載用ディスプレイの収納装置を
使用すれば、観光バス等に搭載してあるディスプレイを
使用しない場合には筐体内に収納することができ、乗降
する乗客に圧迫感を与えることが無くなる。
【0059】また、本発明の車載用ディスプレイの収納
装置では、従来のモーター等を使用した方法と異なりア
クチュエーターの作動によりディスプレイを収納するこ
とにしているため、急停車等により激しい衝撃があった
場合でも、衝撃に耐えることが可能となった。
【0060】更に、本発明の第一の実施例の車載用ディ
スプレイの収納装置では、通常の状態では、アクチュエ
ーターが接続されている第一の軸着部と回転軸の長手方
向にのみ移動可能なクラッチとが係合されているが、そ
れと同時に、この係合を容易に解除することが可能とな
ったために、アクチュエーターが故障等により作動しな
くなった場合においても、迅速に、かつ容易にディスプ
レイを筐体内から取り出すことができる。
【0061】また、第二の実施例においては、無励磁作
動形の電磁クラッチを使用しているため、電磁クラッチ
のスイッチをオンにすることのみにより、第一の軸着部
とクラッチとの固着の解除が可能であるとともに、消費
電力を最小限に押さえることができ、また、バスの電源
をオフにしている場合においても第一の軸着部とクラッ
チとの固着が解除されることがない。
【0062】更にまた、ディスプレイを筐体内に収納し
た際にディスプレイを固定可能な収納時ロックピン収納
部を設けているため、急停車等の大きな衝撃があった場
合においても、ディスプレイが筐体の外に飛び出すこと
が無くなる。
【0063】また、ディスプレイを筐体内から取り出し
た際にディスプレイを固定可能な解放時ロックピン収納
部を設けているため、急停車等の大きな衝撃があった場
合においても、ディスプレイが揺動することが無くな
る。
【0064】更に、ショックアブゾーバーを備えている
ため、ディスプレイの収納、及び取り出しをスムーズに
行うことが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車載用ディスプレイの収納装置の第一
の実施例の平面図である。
【図2】図1におけるA−A’矢視図である。
【図3】図1におけるB−B’矢視図である。
【図4】第一の軸着部とクラッチとの係合関係を説明す
るための図である。
【図5】クラッチと回転軸との結合関係を説明するため
の図である。
【図6】クラッチと回転軸との結合関係を説明するため
の図である。
【図7】収納時ロックピンを説明するための図である。
【図8】収納時ロックピン収納部を示す図である。
【図9】収納時ロックピンが収納時ロックピン収納部に
収納されている状態を示す図である。
【図10】解放時ロックピンを説明するための図であ
る。
【図11】解放時ロックピン収納部を示す図である。
【図12】解放時ロックピンが解放時ロックピン収納部
に収納されている状態を示す図である。
【図13】本発明の作動を説明するための図である。
【図14】本発明の作動を説明するための図である。
【図15】本発明の実施例の制御系を説明するための図
である。
【図16】本発明の実施例の作動を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図17】本発明の他の実施例の平面図である。
【図18】図16におけるC−C’矢視図である。
【図19】本発明の他の実施例における第一の軸着部と
クラッチとの固着関係を説明するための図である。
【図20】本発明の他の実施例における第一の軸着部と
クラッチとの固着関係を説明するための図である。
【図21】本発明の他の実施例の制御系を示す図であ
る。
【図22】従来の車載用ディスプレイを説明するための
図である。
【符号の説明】
1 車載用ディスプレイの収納装置 2 筐体 3 回転軸 4 第一の軸着部 5、6 第二の軸着部 7 クラッチ 8 レバー 9 クラッチ移動シャフト 10 ハンドル 11 アクチュエーター 13、15 ショックアブゾーバー 17 ディスプレイ 18 ディスプレイ載設部 19 電源ユニット 20 制御基板 21 収納時ロックピン 22 収納時ロックピン収納部 23 リング 231 解放時ロックピン 24 解放時ロックピン収納部 25 電磁クラッチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の設置母材に取り付けられる筐体
    (2)と、該筐体(2)内に回動可能に設けられた回転
    軸(3)と、該回転軸(3)の任意の位置に回動自在に
    取り付けられた第一の軸着部(4)と、前記回転軸
    (3)の長手方向にのみ移動可能なように前記回転軸
    (3)に設けられるとともに前記第一の軸着部(4)に
    係合されるクラッチ(7)と、該クラッチ(7)に回動
    自在に設けられたレバー(8)と、該レバー(8)の略
    先端部分に螺合されたクラッチ移動シャフト(9)と、
    前記回転軸(3)の任意の位置に固着された第二の軸着
    部(5、6)と、先端部が前記第一の軸着部(4)に回
    動可能に接続されるとともに他端が前記筐体(2)に固
    着された駆動手段(11)と、先端が前記第二の軸着部
    (5、6)回動可能に接続されるとともに他端が前記筐
    体に固着された緩衝手段(13、15)と、前記回転軸
    (3)に接続されたディスプレイを載設するディスプレ
    イ載設部(18)とにより構成され、前記クラッチ移動
    シャフト(9)を回転させることにより、前記クラッチ
    (7)を前記回転軸(3)の長手方向に移動させて前記
    第一の軸着部(4)と前記クラッチ(7)との係合を解
    除可能としたことを特徴とする車載用ディスプレイの収
    納装置。
  2. 【請求項2】車両の設置母材に取り付けられる筐体
    (2)と、該筐体(2)内に回動可能に設けられた回転
    軸(3)と、該回転軸(3)の任意の位置に回動自在に
    取り付けられた第一の軸着部(4)と、前記回転軸
    (3)の長手方向にのみ移動可能なように前記回転軸
    (3)に設けられるとともに前記第一の軸着部(4)に
    固着された電磁クラッチ(25)と、前記回転軸(3)
    の任意の位置に固着された第二の軸着部(5、6)と、
    先端部が前記第一の軸着部(4)に回動可能に接続され
    るとともに他端が前記筐体(2)に固着された駆動手段
    (11)と、先端が前記第二の軸着部(5、6)回動可
    能に接続されるとともに他端が前記筐体に固着された緩
    衝手段(13、15)と、前記回転軸(3)に接続され
    たディスプレイを載設するディスプレイ載設部(18)
    とにより構成され、前記電磁クラッチをオンにすること
    により前記第一の軸着部(4)と前記電磁クラッチ(2
    5)との固着を解除可能としたことを特徴とする車載用
    ディスプレイの収納装置。
  3. 【請求項3】前記駆動手段(11)がアクチュエーター
    であることを特徴とする請求項1乃至請求項2のいずれ
    かに記載の車載用ディスプレイの収納装置。
  4. 【請求項4】前記緩衝手段(13、15)が、ショック
    アブゾーバーであることを特徴とする請求項1乃至請求
    項3のいずれかに記載の車載用ディスプレイの収納装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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