JPH10264605A - 車両駆動ホイールのハブを等速自在継手へ強固に接続するための方法及び装置 - Google Patents

車両駆動ホイールのハブを等速自在継手へ強固に接続するための方法及び装置

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JPH10264605A
JPH10264605A JP7189897A JP7189897A JPH10264605A JP H10264605 A JPH10264605 A JP H10264605A JP 7189897 A JP7189897 A JP 7189897A JP 7189897 A JP7189897 A JP 7189897A JP H10264605 A JPH10264605 A JP H10264605A
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JP
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hub
ring
joint
shaft
auxiliary ring
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Beruteetei Paolo
ベルテーティ パオロ
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SKF Industrie SpA
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 素早い簡単な組み立て工程を可能とする駆動
ホイールのハブを等速自在継手へ接続するための装置を
提供すること。 【解決手段】 ハブ(1)は、二列の回転体(3,4)
を有するベアリング(2)上で回転し、一端部にホイー
ルのリム(16)への接続のためのフランジ(15)を
具備する中空筒状軸(14)であり、ベアリングの内側
リングの少なくとも一部は、ハブから分離する環状要素
(18)であり、フランジ(15)と反対側端部で軸
(14)へ圧入され、回転体(4)のための溝(12)
を有し、軸は、フランジと反対側端部に、環状要素(1
8)に隣接する連結部分(20a)を具備し、連結部分
(20a)の座部(20)内に収納された補助リング
(22)は、開放可能な軸線方向接続手段(39)によ
って継手(5)へ回転しないように接続され、開放不可
能にハブと一体化され軸線方向及び角度方向において接
続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両駆動ホイール
のハブを等速自在継手へ強固に接続するための装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】ホイールのハブを等速自在継手へ接続す
るための種々の装置が公知であり、この装置は、一般的
に、二列の球ベアリングへ種々の角度で一体化される接
続継手を具備し、球ベアリングの一方のリングがホイー
ルハブとして機能し、他方が垂直懸架装置に取り付けら
れる(又は、それ自身、垂直懸架装置として機能す
る)。公知の方法は、二つの分離要素のままとされる継
手とベアリングとの間でトルク伝達するための直接的な
機械的接続を具備している。しかしながら、より複雑な
装置は、二つの要素の機械部品を一体化することを提案
し、一方で、一つのベアリングリングの少なくとも半分
の要素を一体に形成された軸を具備する継手を使用し、
他方で、十分に大きく、継手の外側ベル状部材としても
機能するような形状の内側リングを備えるベアリングを
使用する(IV発生装置)。
【0003】構成要素の数を減少する一方で、一体化の
解決方法は欠点を有している。一つの構成要素(ベアリ
ング又は継手)だけの欠陥の場合において、組立体全体
の交換を必要とし、こうしてコストが増加される。さら
に、継手の大きさは、ベアリングの大きさのために一体
化装置の使用を制限し、それにより、単一の基準組立体
は、最も大きな重い継手が選択されない限り、実質的に
同じ重量で異なる馬力の乗物(例えば、同じ種類)に使
用できない。さらに、ベアリングの内側リングと継手の
ベル状部材とを一体化することは、複雑で高コストの機
械加工、組み立て作業、及び試験をもたらす。
【0004】最後に、公知の解決方法は、ホイールのハ
ブを乗物へ組み付けることを、不可能でないとしても、
極めて困難とする。この方法においては、二つの構成要
素(ベアリング及び継手)は、一方が予め組み立てられ
単一の分離不可能な装置として扱われるか又は、乗物へ
組み付けられる時に接続され、これはハブ内の継手のス
プライン接続の圧入を意味し、制御されたトルクの軸線
方向の固定は、時間及び設備によってかなりのコストを
持って、ライン上で実施されなければならない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の主な目的は、
前述の欠点を克服するように計画された駆動ホイールの
ハブを等速自在継手へ接続するための装置を提供するこ
とであり、特に、継手から機械的に分離したハブ及びベ
アリングを維持し、単一の分離不可能な装置としてか、
又は二つの分離されているが素早い取り付けの副組立体
(ハブ及びベアリングと、継手との)として、組み立て
の要求による困難でない組み立てを提供することであ
る。
【0006】本発明のさらなる目的は、素早い簡単な組
み立て工程を使用し、駆動ホイールのハブを等速自在継
手へ接続するための装置を提供することであり、この工
程は自動化されても良く、この装置は、高い程度の剛
性、長期間の安定性、及び耐振動性を有する接続を保証
し、軸線方向及び/又は捩じり応力を低減するものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明により、車両駆動
ホイールのハブを等速自在継手へ強固に接続するための
装置であって、前記ハブは、二列の回転体を有する回転
ベアリング上で回転し、一端部において前記駆動ホイー
ルのリムへの接続のためのフランジを具備する中空筒状
軸の形状であり、前記ベアリングは内側リングを具備
し、前記内側リングの少なくとも一部は、前記ハブから
分離する環状要素の形状であり、前記フランジと反対側
端部において前記軸へ圧入され、前記回転体のための溝
を有し、前記軸は、前記フランジと反対側端部におい
て、前記分離環状要素に隣接する連結部分を具備する車
両駆動ホイールのハブを等速自在継手へ強固に接続する
ための装置において、さらに、前記連結部分の座部内に
収納された補助リングを具備し、前記補助リングは、開
放可能な軸線方向接続手段によって前記継手へ回転しな
いように接続され、開放不可能なように前記ハブと一体
化され軸線方向及び角度方向において接続されることを
特徴とする車両駆動ホイールのハブを等速自在継手へ強
固に接続するための装置が提供される。
【0008】前記補助リングと溝を具備する環状要素
は、単一要素として互いに一体に、又は、二つの分離し
た独立要素として形成される。本発明によるホイールの
ハブを等速自在継手へ強固に接続するための装置の好適
な限定されない実施形態が、添付図面を参照して例とし
て述べられる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1を参照すると、公知の乗物
(図示せず)の直接駆動ホイールのハブ1は、二つの球
列3及び4を有するベアリング2上を回転し、詳細には
述べられない公知の等速自在継手5へ強固に接続されて
いる。
【0010】車両の直立懸架装置6(部分的な断面が示
されている)は、ベアリング2の固定外側リング8の一
部を形成するリム7へネジによって接続されている。こ
の外側リング8は、二つの球列3及び4のそれぞれのた
めの二つの外側溝9及び10を具備し、二つの対応する
内側溝11及び12は内側リングに形成されている。こ
の内側リングは、図示した例において、二つのリング形
状であり、この一方18aはハブ1と一体に形成され、
他方18はハブ1に圧入された分離内側環状要素の形状
である。図1の点線によって示した一つの例により、リ
ング18aは、もちろん、ハブ1に取り付けられる分離
独立環状要素の形状としても良い。
【0011】ハブ1は、一端部において、駆動ホイール
のリム16がボルト17によって接続された放射状フラ
ンジ15を有する中空の筒状軸14を具備している。
【0012】継手5に対向する軸14の端部において、
内側環状要素18に隣接してベアリング2の回転軸Aと
同心の連結部分20aに形成された外側筒状座部20に
は、補助リング22が圧入され、ベアリング2の内側環
状要素18に軸線方向において接触している。図1の上
側半分に示した一例において、リング22は、公知のス
プライン又は刻みを付け接続20b(概略的に示されて
いる)によって座部20に適合されている。両方の場合
において、リング22は、平らな又は凹状端部表面27
を具備するように形成され、この端部表面は、軸14の
端部21の放射状端部表面28と平行で面位置である。
【0013】非常に強固な接続を保証するために、ハブ
1が継手5へ接続される以前に、本発明によるリング2
2はレーザー溶接器によって軸14に溶接される。この
レーザー溶接器は、小型で電気的に遠隔制御可能なもの
で、例えば、ロボット組立装置として自動化されて使用
され、一般的な方法と比較して高い効率、速度、経済性
を提供する。
【0014】さらに、レーザー溶接器は、非常に小さな
溶接部分だけを加熱することにより、溶接完了機械部分
にとって理想的であり、その結果、機械部分の膨張は非
常に小さく、特に変形はなく、変形があっても所定許容
範囲内である。
【0015】リング22は、リング22と軸14の端部
21との間の環状隙間における溶接Sによって軸14へ
レーザー溶接される。この溶接作業を簡単化して速度を
上げるために、溶接のための部分は、熱導入装置30
(図1におけて概略的に示されている)によって予め加
熱されている。この熱導入装置は、適当な公知の導き送
り装置(図示せず)によって、反対側端部から溶接領域
へ(図1において左側から)軸14の内側空洞31に挿
入され、加熱される表面近傍の位置33に配置される。
同じ装置30又は同様なものが、溶接後加熱のためにも
使用できる。
【0016】リング22は、周囲の軸線方向歯34を具
備し、この軸線方向歯34は、継手5の軸線方向環状突
出部36の内側に形成された対応する軸線方向歯35と
噛合し、リング22が軸14へ溶接されると、継手5は
噛合する軸線方向歯34及び35によってハブ1に嵌め
込まれる。
【0017】継手5は、取り外し可能な固定要素、例え
ば、弾性膨張リング39によってハブ1に関して軸線方
向において固定され、この固定要素は、リング22に部
分的に及び継手5の突出部36に部分的に形成された周
囲溝38に係合する。もし、弾性リング39が最初にリ
ング22に嵌め込まれるならば、弾性リング39は溝3
8の半分の二つが互いに対向する位置となる時に膨張
し、溝38の両方の半分に部分的に係合し、継手5をリ
ング22、すなわち、ハブ1へ固定する。
【0018】反対に、もし、弾性リングが、継手をハブ
へ接続する以前に、最初に継手5に嵌め込まれて部分的
な位置へ押し込まれるならば、弾性リング39は、溝3
8の半分の二つが互いに対向する位置となる時に縮む。
弾性リング39は、円形断面を有していても良く、又
は、図示したように矩形又は正方形断面を有していても
良く、さらに、挿入又は取り外しを簡単化するために、
小穴又は突出端部を有することもできる。
【0019】図2の上側半分は、図1の装置の第1変形
例を示す。この変形例において、簡単化のために、図1
の装置と等価な要素は、同じ参照番号を使用して示され
ている。この第1変形例において、中間リング22は、
継手5の端部において、軸14から突出する環状追加部
分40をリベット留め又は冷間ローラ加工することによ
って、軸14の連結部分20aへ内側環状要素18の端
部表面に対して軸線方向において固定される。この場合
において、軸14は、永久変形可能な鋼材(例えば、適
当な組成の炭素又は合金鋼)から形成され、溝11、環
状要素18の内側に接触する部分、及び座部20の一部
において、局部的に堅くされることができる。ハブの端
部は堅くされず、それにより、追加部分40は、リング
22の平らな端部表面27aへ、例えば、簡単なローラ
加工により容易に変形させることができる。
【0020】この場合において、リング22は、連結部
分20aの座部20への圧入によって角度方向におい
て、ローラ加工されて平らな端部表面27aに対して押
圧された追加部材40によって軸線方向において、軸1
4へ取り付けられる。選択的に、リング22は、図示し
たように、スプライン又は刻み付け接続20bによって
座部20へ角度方向において接続され、追加部材40の
ローラ加工によって軸線方向において固定される。特
に、リング22は、継手5の端部において軸14から突
出する環状追加部材40を永久変形させることによっ
て、ベアリングの内側リングの前述した分離環状要素1
8の端部表面に対して、軸14の連結部分20aへ軸線
方向において固定される。
【0021】図2の下側半分は、図1の装置の第2変形
例を示している。この変形例において、補助リング22
及びベアリング2の分離内側環状要素18は、単一の環
状要素42を区画するように一体に形成されている。こ
の単一の環状要素は、ベアリング2のための内側溝と、
継手5への接続のための軸線方向歯とを具備し、ハブへ
の角度方向における接続のために、軸線方向歯46aを
具備することもできる。さらに明確には、組み立てられ
た時にフランジ15に対向する端部において、環状要素
42の外側表面は、球列4のための環状溝43を具備
し、溝43と反対側の端部において、環状要素42は図
1の歯34と同様な軸線方向歯44を具備している。こ
の歯は、溝43側に位置しているが、公知のシール部材
(図示せず)のための滑り表面として機能する筒状部4
5によって溝43から軸線方向に分離されている。
【0022】環状要素42は、図2の上側半分のリング
22と同様に、滑らかな筒状座部46に圧入されること
により、軸14へ角度方向及び軸線方向において固定さ
れるか又は、図示したように、要素42は、継手5の端
部において軸14から突出する環状追加部分40を永久
変形させることにより、前述の座部20及び46より大
きな直径の環状適合表面を具備する軸14の環状肩部1
4aに対して、軸14の連結部分20aへ軸線方向にお
いて固定される。軸14への圧入による環状要素42の
角度方向における固定に対するものとして、適合する角
度固定手段が設けられる。この角度固定手段は、例え
ば、座部46及び環状要素42の内側表面に形成された
軸線方向歯46aのようなスプライン又は刻み付け接続
を具備している。
【0023】述べられたような方法のいずれかによって
軸14へ中間リング22又は環状要素42を組み付けた
後に、継手5は、継手5の歯35を中間リング22又は
環状要素42の適合歯に沿って軸線方向に滑らすことに
よって、ハブ1へ素早く容易に組み付けられ、弾性リン
グ39は、乗物製造業者への直接供給のための継手−ハ
ブ組立体を得るために座部38内に収められる。
【0024】同様に、継手5及びハブ1は、組み立てラ
イン上で接続されても良く、組み立てラインへは、継手
5と、既に中間リング22又は環状リング42が固定さ
れたハブ1とが、別々に供給される。
【0025】簡単化のために、シールリング及び角度変
更検出器等のような本発明の明確な理解にとって本質的
な厳密な構成部品ではない種々の機能的な部品は、記述
及び図面から省略されていることを注記する。さらに、
ハブの内側は、膜壁60(図2)によって閉鎖されてい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】補助リングがハブへレーザー溶接される本発明
によるハブを等速自在継手へ接続するための装置の二つ
の例である。
【図2】上側は、補助リングが、スプライン連結によっ
てハブと角度的に一体化され、ハブの端部のリベット留
めによって軸線方向に固定される図1の第1変形例であ
り、下側は、補助リングがベアリングの分離した内側の
半分リングと一体に形成された第2変形例である。
【符号の説明】
1…ハブ 3,4…球列 5…継手 12…溝 14…軸 15…フランジ 16…リム 20,46…座部 20a…連結部分 39…弾性リング

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両駆動ホイールのハブ(1)を等速自
    在継手(5)へ強固に接続するための装置であって、前
    記ハブ(1)は、二列の回転体(3,4)を有する回転
    ベアリング(2)上で回転し、一端部において前記駆動
    ホイールのリム(16)への接続のためのフランジ(1
    5)を具備する中空筒状軸(14)の形状であり、前記
    ベアリングは内側リングを具備し、前記内側リングの少
    なくとも一部は、前記ハブから分離する環状要素(1
    8,42)の形状であり、前記フランジ(15)と反対
    側端部において前記軸(14)へ圧入され、前記回転体
    (4)のための溝(12)を有し、前記軸(14)は、
    前記フランジ(15)と反対側端部において、前記分離
    環状要素(18,42)に隣接する連結部分(20a)
    を具備する車両駆動ホイールのハブを等速自在継手へ強
    固に接続するための装置において、さらに、前記連結部
    分(20a)の座部(20,46)に収納された補助リ
    ング(22,42)を具備し、前記補助リング(22,
    42)は、開放可能な軸線方向接続手段(39)によっ
    て前記継手(5)へ回転しないように接続され、開放不
    可能なように前記ハブ(1)と一体化され軸線方向及び
    角度方向において接続されることを特徴とする車両駆動
    ホイールのハブを等速自在継手へ強固に接続するための
    装置。
  2. 【請求項2】 前記補助リング(22,42)は、継手
    (5)の軸線方向環状突出部(36)の対応する内歯
    (35)と噛合する軸線方向外歯(34)を具備するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記補助リング(22,42)は、継手
    (5)の端部において前記軸(14)から突出する環状
    追加部分(40)を永久変形させることによって、前記
    座部(20,46)より大きな直径の環状適合表面を具
    備する前記軸(14)の軸線方向肩部(14a)に対し
    て、前記軸(14)の連結部分(20a)へ軸線方向に
    おいて固定されることを特徴とする請求項1又は2に記
    載の装置。
  4. 【請求項4】 前記補助リング(22)は、継手(5)
    の端部において前記軸(14)から突出する環状追加部
    分(40)を永久変形させることによって、前記ベアリ
    ングの内側リングの前記分離環状要素(18)の端部表
    面に対して、前記軸(14)の連結部分(20a)へ軸
    線方向において固定されることを特徴とする請求項1又
    は2に記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記補助リング(22)は、組み立てら
    れると、前記軸(14)の前記フランジ(15)と反対
    側端部(21)の放射状端部表面(28)と面位置とな
    る平らな又は凹状表面(27)を具備し、前記補助リン
    グ(22)は、前記放射状端部表面(28)と前記補助
    リング(22)との間の環状隙間に沿ってのレーザー溶
    接(S)によって前記軸(14)へ強固に接続されるこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記補助リング(22)は、スプライン
    又は刻み付け接続(20b)によって、又は、前記座部
    (20)への圧入によって、前記ハブの前記連結部分
    (20a)と一体化され角度方向において接続されるこ
    とを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の装
    置。
  7. 【請求項7】 前記分離環状要素(18)及び前記補助
    リング(22)は、前記座部(46)に圧入される一体
    化された単一環状要素(42)の形状であり、前記単一
    環状要素(42)は、前記回転体(4)のための溝(4
    3)と、前記溝(43)側に位置して前記継手(5)の
    歯(35)と噛合する軸線方向歯(44)とを具備し、
    前記単一環状要素(42)は、さらに、前記ハブとの角
    度方向における接続のために前記ハブの対応する歯と噛
    合する軸線方向歯(46a)を具備可能であることを特
    徴とする請求項1から6のいずれかに記載の装置。
  8. 【請求項8】 前記継手(5)は、スプライン接続(3
    4,35)によって前記補助リング(22)へ角度方向
    において接続され、円形、矩形、又は正方形断面を有
    し、さらに、小穴又は突出端部を具備可能な弾性リング
    (39)の介在によって前記補助リング(22)に関し
    て軸線方向において固定される請求項1から7のいずれ
    かに記載の装置。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載の装置により車両駆動ホ
    イールのハブを等速自在継手へ強固に接続するための方
    法であって、 a)放射状環状表面(27)と、スプライン接続のため
    の軸線方向外歯(34)とを有する補助リング(22)
    を、端部表面(28)で終端する前記ハブの端部(2
    1)へ取り付け、それにより、前記放射状環状表面(2
    7)が前記ハブの前記端部表面(28)と面位置となる
    段階と、 b)面位置となった前記二つの表面(27,28)を予
    め加熱するために、加熱装置(30)を前記ハブの軸線
    方向空洞(31)内で前記二つの表面の隣接位置へ挿入
    し、前記二つの表面が所定温度へ達する時に前記加熱装
    置を引き出す段階と、 c)前記補助リングを、レーザー溶接器によって前記ハ
    ブの前記端部(21)へ前記ハブと前記補助リング(2
    2)との間の環状隙間(S)に沿って溶接する段階と、 d)前記継手(5)を前記スプライン接続(34,3
    5)によって前記補助リング(22)へ取り付け、前記
    継手(5)を保持要素(39)の介在によって前記補助
    リング(22)に関して軸線方向において固定する段
    階、とを有する車両駆動ホイールのハブを等速自在継手
    へ強固に接続するための方法。
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