JPH10264412A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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Publication number
JPH10264412A
JPH10264412A JP9091446A JP9144697A JPH10264412A JP H10264412 A JPH10264412 A JP H10264412A JP 9091446 A JP9091446 A JP 9091446A JP 9144697 A JP9144697 A JP 9144697A JP H10264412 A JPH10264412 A JP H10264412A
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JP
Japan
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recording
ink
recording apparatus
ink mist
ink jet
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JP9091446A
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English (en)
Inventor
Kenji Ogino
謙次 荻野
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】装置内部に飛散するインクミストを、強制的に
排出せずに問題とならない箇所に集めることでインクミ
ストによる汚れを防ぎ、高速記録でも使用環境の汚染を
防止することができ、耐久性にもすぐれたインクジェッ
ト記録装置を提供する。 【構成】装置内部Aに発生するインクミストを、静電気
又はコロナ放電の作用を利用して装置内部の問題となら
ない箇所に吸着させて収集し、問題となる箇所は導電性
にしてアースに落とすことで帯電しにくくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は記録手段から被記録材へ
インクを吐出して記録を行うインクジェット記録装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタ、複写機、ファクシミリ等の機
能を有する記録装置、あるいはコンピューターやワード
プロセッサ等を含む複合型電子機器やワークステーショ
ンなどの出力機器として用いられる記録装置は、記録情
報に基づいて用紙やプラスチック薄板等の被記録材に画
像(文字や記号等を含む)を記録していくように構成さ
れている。前記記録装置は、記録方式により、インクジ
ェット式、ワイヤドット式、サーマル式、レーザービー
ム式等に分けることができる。
【0003】被記録材の搬送方向(副走査方向)と交叉
する方向に主走査しながら記録するシリアルタイプの記
録装置においては、被記録材に沿って移動する記録手段
(記録ヘッド)によって画像を記録(主走査)し、1行
分の記録を終了した後に所定量の紙送り(副走査として
のピッチ搬送)を行い、その後に再び停止した被記録材
に対して次の行の画像を記録(主走査)するという動作
を繰り返すことにより、被記録材の所望範囲に記録が行
われる。一方、被記録材の搬送方向の副走査のみで記録
するラインタイプの記録装置においては、被記録材を所
定の記録位置にセットし、一括して1行分の記録を連続
的に行ないながら所定量の紙送り(ピッチ送り)を行な
い、被記録材の所望範囲に画像が記録される。
【0004】そのうち、インクジェット式の記録装置
(インクジェット記録装置)は、記録手段(記録ヘッ
ド)から被記録材にインクを吐出して記録を行うもので
あり、記録手段のコンパクト化が容易であり、高精細な
画像を高速で記録することができ、普通紙に特別の処理
を必要とせずに記録することができ、ランニングコスト
が安く、ノンインパクト方式であるため騒音が少なく、
しかも、多種類のインク(例えばカラーインク)を使用
してカラー画像を記録するのが容易であるなどの利点を
有している。
【0005】特に、熱エネルギーを利用してインクを吐
出するインクジェット式の記録手段(記録ヘッド)は、
エッチング、蒸着、スパッタリング等の半導体製造プロ
セスを経て、基板上に製膜された電気熱変換体、電極、
液路壁、天板などを形成することにより、高密度の液路
配置(吐出口配置)を有するものを容易に製造すること
ができ、一層のコンパクト化を図ることができる。ま
た、IC技術やマイクロ加工技術の長所を活用すること
により記録手段の長尺化や面状化(2次元化)が容易で
あり、記録手段のフルマルチ化及び高密度実装化も容易
である。
【0006】また、被記録材の材質に対する要求も様々
なものがあり、近年では、これらの要求に対する開発が
進み、通常の被記録材である紙(薄紙や加工紙を含む)
や樹脂薄板(OHP等)などの他に、布、皮革、不織
布、さらには金属等を被記録材として用いる記録装置も
使用されるようになっている。
【0007】インクジェット記録装置で記録する際に
は、記録ヘッドから吐出(噴出)したインクは、被記録
材の紙面に全て付着するものではなく、一部が周囲に飛
散してインクミストを発生する。飛散したインクミスト
は記録装置内部に付着する。使用が進むにつれ、記録装
置内部に付着したインクミストは汚れとして目立つよう
になる。更に汚れが進行すると、記録装置内部のセンサ
の出力がダウンしたり、ユーザーが内部に触れて手を汚
すなどの不都合が生じる。
【0008】このような不都合を解決する手段として、
従来技術では、インク排出用のファンを設けたり、キャ
リッジの動きに合わせてインクミストが記録装置の外へ
出るような対策が採られている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術にあっては、インクミストが記録装置内部の全体に拡
散してしまっており、インクミストを効率よく排出する
ことができないという第1の課題、近年の高速化に伴い
インクミストの発生が益々激しくなっているという第2
の課題、インクミストを記録装置外へ強制排出すること
は、使用場所の環境汚染の原因になるという第3の課題
など、未解決な課題が残されたままであり、これらの課
題に対する別々の解決策が必要になっている。
【0010】そこで、本発明は、記録装置内部に飛散し
てしまったり、飛散しようとするインクミストを強制的
に排出することなく、これらの課題を解決するものであ
る。本発明の目的は、記録装置内部に飛散するインクミ
ストを記録装置内部の問題とならない箇所に集めること
でインクミストによる汚れを防ぎ、高速記録でも使用環
境の汚染を防止することができ、耐久性にもすぐれたイ
ンクジェット記録装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、記録
手段から被記録材へインクを吐出して記録を行うインク
ジェット記録装置において、記録装置内部に発生するイ
ンクミストを静電気の作用を利用して記録装置内部の問
題ない箇所に吸着する構成とすることにより、記録装置
内部に飛散するインクミストを問題とならない箇所に集
めることでインクミストによる汚れを防ぎ、高速記録で
も使用環境の汚染を防止することができ、耐久性にもす
ぐれたインクジェット記録装置を提供するものである。
【0012】請求項2の発明は、上記請求項1の構成に
加えて、インクミストの付着を避けたい部位は帯電しな
い構造にすることにより、さらに、問題となる箇所では
インクミストを付着しにくくしてインクミストによる汚
れを防ぐものである。請求項3の発明は、上記請求項1
の構成に加えて、記録装置内のインクミストを積極的に
集める帯電シートを設ける構成とすることにより、一層
効率よく上記目的を達成するものである。
【0013】請求項4の発明は、記録手段から被記録材
へインクを吐出して記録を行うインクジェット記録装置
において、記録装置内部に発生するインクミストをコロ
ナ放電を利用して記録装置内部で収集する構成とするこ
とにより、記録装置内部に飛散するインクミストを問題
とならない箇所に集めることでインクミストによる汚れ
を防ぎ、高速記録でも使用環境の汚染を防止することが
でき、耐久性にもすぐれたインクジェット記録装置を提
供するものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態を説明する。各図面において、同一符号は同一又
は対応する部分を示している。図1は本発明を適用した
インクジェット記録装置の第1実施例の要部縦断面図で
あり、図2は図1のインクジェット記録装置の要部正面
図である。図1及び図2において、給紙トレイ1上に積
層された被記録材Sのうちの1枚が搬送ローラ対2の間
に給紙され、次いで該搬送ローラ対2を所定量回転させ
て該被記録材Sをプラテン3上の記録開始位置まで搬送
し、その位置にセットすることで記録動作が開始され
る。
【0015】装置本体に左右方向に互いに平行に設置さ
れたガイドレール6a、6aにはキャリッジ6が往復移
動可能に案内支持されており、該キャリッジ6に記録手
段(記録ヘッド)5が着脱可能(交換可能)に搭載され
ている。本実施例では、記録ヘッド5として、インク吐
出部(インクジェットヘッド部)5aとインク貯留部
(インクタンク部)5bを一体化した交換可能なヘッド
カートリッジが使用されている。前記プラテン3の被記
録材搬送方向下流側には前記搬送ローラ対2と同期して
駆動される排紙ローラ対4が配設されている。被記録材
Sを前記記録開始位置にセットした後、キャリッジ6を
移動(主走査)させるとともに該主走査に同期して記録
ヘッド5(そのインク吐出部5a)を記録データに基づ
いて駆動することにより、前記被記録材S上に1ライン
分の記録が行われる。1ライン分の記録が終了した後、
前記搬送ローラ対2及び排紙ローラ対4を所定量だけ回
転させて被記録材Sをピッチ送り(副走査)することに
より次のラインの記録位置にセットし、そこで前記キャ
リッジ6の移動(主走査)及び記録データに基づく記録
ヘッド5の駆動により次のラインの記録が行われる。以
下、これを繰り返すことにより、被記録材Sの所望範囲
に対する記録が行われる。
【0016】前記記録手段(記録ヘッド)5は、熱エネ
ルギーを利用してインクを吐出するインクジェット記録
手段であって、熱エネルギーを発生するための電気熱変
換体を備えたものである。また、前記記録ヘッド5は、
前記電気熱変換体によって印加される熱エネルギーによ
り生じる膜沸騰による気泡の成長、収縮によって生じる
圧力変化を利用して、吐出口よりインクを吐出させ、記
録を行なうものである。
【0017】図3は、記録手段(記録ヘッド)5のイン
ク吐出部の構造を模式的に示す部分斜視図である。図3
において、被記録材Sと所定の隙間(例えば、約0.3
〜2.0ミリ程度)をおいて対面する吐出口面81に
は、所定のピッチで複数の吐出口82が形成され、共通
液室83と各吐出口82とを連通する各液路84の壁面
に沿ってインク吐出用のエネルギーを発生するための電
気熱変換体(発熱抵抗体など)85が配設されている。
記録ヘッド5は、前記吐出口82がキャリッジ6の移動
方向(主走査方向)と交叉する方向に並ぶような位置関
係で、該キャリッジ10に搭載されている。こうして、
画像信号または吐出信号に基づいて対応する電気熱変換
体85を駆動(通電)して、液路84内のインクを膜沸
騰させ、その時に発生する圧力によって吐出口82から
インクを吐出させる記録手段(記録ヘッド)5が構成さ
れている。
【0018】図1及び図2において、記録の際、記録ヘ
ッド5の吐出口82から吐出されたインクの殆どは被記
録材Sに着弾(付着)して画像を形成するが、極く一部
は、吐出口82から吐出された時にインク滴(弾)にな
らずに飛散してしまうインク及び被記録材Sに衝突して
跳ね返り飛散するインクになり、これらの飛散インクに
よって記録ヘッド5と被記録材Sとの間にインクミスト
が発生する。このインクミストは、キャリッジ6の往復
移動(両矢印B方向)により記録装置内部Aの全体に拡
散し、記録装置内部の各部に付着する。
【0019】上記インクミストの付着の程度は、樹脂部
で多く、材料ベースが樹脂である光学式リニアエンコー
ダ9にも多く付着し、最悪の場合はエンコーダが読み取
り不能になってしまう。逆に、金属製のシャーシ11に
はインクミストがほとんど付着せず、インク汚れもほと
んど目立たない。
【0020】このような現象に着目し、本実施例では、
キャリッジ6の移動と共に移動する皮製の摩擦部材7並
びに該摩擦部材7と接触する樹脂製の帯電部材8を、そ
れぞれ、電気的に高絶縁状態で設ける構成が採られてい
る。図4はこの摩擦部材7及び帯電部材8とその周辺部
材を示す部分平面図である。図1、図2及び図4におい
て、皮製のブロック状の摩擦部材7がキャリッジ6に設
けられ、装置本体側には左右に延びる板状(又は帯状)
の帯電部材8が設けられ、キャリッジ6上の前記摩擦部
材7は圧縮スプリング6bにより前記帯電部材8の表面
に対して常時圧接されている。また、前記摩擦部材7は
電気的に高絶縁状態で前記キャリッジ6に搭載されてお
り、前記帯電部材8はシャーシ11に対し絶縁部材11
bを介して高絶縁状態で取り付けられている。
【0021】このような構成によれば、記録中にキャリ
ッジ6の移動により摩擦部材7と帯電部材8には摩擦に
よる静電気が発生し、それぞれが絶縁構造であることか
ら静電気は蓄積された状態となり、記録装置内部に漂っ
ているインクミストは表面積の大きい帯電部材8へ吸着
される。
【0022】なお、摩擦部材7及び帯電部材8の材質
は、本実施例では皮及び樹脂シートを選定したが、これ
に限定されるものではなく、帯電表から離れているもの
を適宜選択してもよい。また、キャリッジ6の位置検出
用のリニアエンコーダ9は、汚染により正確な検出が困
難になることを防止するためにも、帯電しにくい(静電
気を帯びにくい)構造にすることにより記録装置内部に
漂っているインクミストが付着しにくいように構成する
ことが好ましい。そのため、本実施例では、前記リニア
エンコーダ9を、例えば、導電性を有する樹脂や透明導
体のコーティングを施した樹脂製のスリット板、あるい
はスリット付きの金属板などの導電性の部材に変更する
とともに、導電性の保持部材10を介してアースを取る
ことにより、リニアエンコーダ9が帯電しないように構
成されており、それによって、記録装置内部Aに漂って
いるインクミストがリニアエンコーダ9に付着しにくい
構成になっている。
【0023】なお、帯電部材8は図1及び図4に示すよ
うにユーザーが触れにくい位置に配置されている。ま
た、摩擦部材7の移動方向(両矢印B)の両側には、そ
の先端が帯電部材8の表面に接触する(摺擦する)ゴム
状弾性材のブレード7a、7aが設けられ、キャリッジ
6が移動する際に帯電部材8の表面をワイピング(拭き
取り清掃)するように構成されている。従って、帯電部
材8に付着するインクミストは、前記ブレード7a、7
aによって拭き取られた後、直下に設けられたミスト受
け12内へ回収され、量が多くなると廃インクタンク部
12a内へ流入する。このようなインクミスト回収構造
を設けることにより、通常操作でユーザーの手や衣服が
汚れる心配を無くすことができる。
【0024】以上説明した実施例によれば、記録装置内
部Aに電気的に絶縁された樹脂シート類(帯電部材8)
を設け、記録中に前記樹脂シートに静電気を起こし、帯
電した前記樹脂シートに記録中に発生したインクミスト
を吸着させることにより、記録装置内部Aの他の場所の
汚れを防ぐことができ、さらに、インクミストが付着す
ると問題となる箇所の部品(リニアエンコーダ9等)に
ついては、導電性にしてアースへ落として帯電しなくす
ることにより、インクミストの付着を少なくして汚れを
軽減することができる。
【0025】つまり、前述の実施例によれば、記録装置
内部Aに発生するインクミストを、記録装置外部へ放出
することなく、静電気の作用により問題とならない箇所
へ積極的に吸着して回収するとともに、問題となる箇所
へ付着しにくくすることができるので、インクミストに
よる記録装置内部の汚れやセンサ等の誤動作を防止で
き、高速記録でも使用環境の汚染を防止することがで
き、耐久性にもすぐれたインクジェット記録装置が提供
される。
【0026】図5は本発明を適用したインクジェット記
録装置の第2実施例の要部縦断面図であり、図6は図5
のインクジェット記録装置の要部正面図である。図5及
び図6において、給紙トレイ1上に積層された被記録材
Sのうちの1枚が搬送ローラ対2の間に給紙され、次い
で該搬送ローラ対2を所定量回転させて該被記録材Sを
プラテン3上の記録開始位置まで搬送し、その位置にセ
ットすることで記録動作が開始される。
【0027】装置本体に左右方向に互いに平行に設置さ
れたガイドレール6a、6aにはキャリッジ6が往復移
動可能に案内支持されており、該キャリッジ6に記録手
段(記録ヘッド)5が着脱可能(交換可能)に搭載され
ている。本実施例でも、記録ヘッド5として、インク吐
出部(インクジェットヘッド部)5aとインク貯留部
(インクタンク部)5bを一体化した交換可能なヘッド
カートリッジが使用されている。前記プラテン3の被記
録材搬送方向下流側には前記搬送ローラ対2と同期して
駆動される排紙ローラ対4が配設されている。
【0028】図5及び図6において、搬送ローラ対2の
軸には連動回転するプーリ16が固定され、一方、シャ
ーシ11には下ローラ13及び上ローラ18が設けられ
ており、前記プーリ16と前記下ローラ13とはエンド
レスベルト状の伝達ベルト15により連結され、前記下
ローラ13及び前記上ローラ18の回りにはエンドレス
状の帯電フィルム17が巻回されている。この帯電フィ
ルム17は樹脂製おフィルムで形成されている。また、
シャーシ11には、前記帯電フィルム17の表面に常時
圧接されている摩擦部材14が配設されている。この摩
擦部材14はシャーシ11との間に装着された圧縮スプ
リング11aによって前記帯電フィルム17の表面に常
時圧接されている。
【0029】また、前記下ローラ13の直下には左右方
向に延在する前記ミスト受け12が配設されており、該
ミスト受け12の内部には、前記下ローラ13の下側周
面部分で前記帯電フィルム17の表面と接触(摺摩)す
るゴム状弾性体から成るブレード20が配設されてい
る。なお、図6に示すように、前記下ローラ13及び上
ローラ18はそれぞれ左右方向に延びる長い1本の部材
としても設けられ、前記帯電フィルム17、摩擦部材1
4及びブレード20はそれぞれ左右方向所望長さ(又は
所望幅)の2つの部材で構成されている。
【0030】搬送ローラ2は、被記録材Sの給紙時、紙
送り時及び排紙時の動力源となるものであり、給紙、紙
送り及び排紙の動作時には搬送ローラ2の回転に連動し
てエンドレス状の帯電フィルム17も移動(走行)する
ことになる。また、この帯電部材17及び前記摩擦部材
14は、それぞれ、電気的に高絶縁状態で取り付けられ
ている。従って、前記帯電フィルム17が移動すると、
これに圧接されている前記摩擦部材14との間の摩擦力
により静電気が発生することから、この帯電フィルム1
7は帯電状態(静電気を帯びた状態)になり、記録時に
発生して記録装置内部Aに漂っているインクミストは表
面積の大きな帯電フィルム17によって吸着される。
【0031】前記帯電フィルム17は図5に示すように
ユーザーが触れにくい位置に配置されており、該帯電フ
ィルム17に吸着されたインクミストはブレード20に
より拭き取り清掃(ワイピング)され、さらに、該ブレ
ード20に付着したインクミストは前記ミスト受け12
内へ回収され、量が多くなると廃インクタンク部12a
内へ流入する。このようなインクミスト回収構造を設け
ることにより、通常操作でユーザーの手や衣服が汚れる
心配を無くすことができる。
【0032】また、記録手段(ヘッドカートリッジ)5
内のインクが空になった場合、キャリッジ6に設けられ
たロックレバー19を解除することにより、記録手段5
を取外して新品と交換することになるが、ロックレバー
19やキャリッジ6が樹脂製であると、帯電しやすいた
め、記録装置の使用に伴ってロックレバー19やキャリ
ッジ6にインクミストによる汚れが蓄積され、記録手段
5を交換する時に手や衣服を汚すなどの不都合が生じ
る。
【0033】そこで、本実施例では、キャリッジ6及び
ロックレバー19の材質を導電性樹脂にするとともに、
ガイドレール6a、6aを介して金属製のシャーシ11
とアースを取ることにより、該キャリッジ6及びロック
レバー19を帯電しにくいものにし、これらに対するイ
ンクミストの付着を少なくしている。このようにインク
ミストは問題とならない箇所へ積極的に吸着し、問題と
なる箇所へのインクミストの付着を少なくすることで、
高速記録でも使用環境の汚染を防止することができ、耐
久性の向上を図ることもできる。なお、摩擦部材14及
び帯電フィルム17の材質は、本実施例では皮及び樹脂
シートを選定したが、これに限定されるものではなく、
帯電表から離れているものを適宜選択してもよい。
【0034】以上説明した第2実施例によっても、記録
装置内部Aに電気的に絶縁された樹脂シート類(帯電部
材17)を設け、記録中に前記樹脂シートに静電気を起
こし、帯電した前記樹脂シートに記録中に発生したイン
クミストを吸着させることにより、記録装置内部Aの他
の場所の汚れを防ぐことができ、さらに、インクミスト
が付着すると問題となる箇所の部品(キャリッジ6やロ
ックレバー19など)については、導電性にしてアース
へ落として帯電しにくくすることにより、インクミスト
の付着を少なくして汚れを軽減することができる。
【0035】つまり、第2実施例によっても、第1実施
例の場合と同様、記録装置内部Aに発生するインクミス
トを、記録装置外部へ放出することなく、静電気の作用
により問題とならない箇所へ積極的に吸着して回収する
とともに、問題となる箇所へ付着しにくくすることがで
きるので、インクミストによる記録装置内部の汚れや部
品交換時などのユーザーの手や衣服の汚れを防止でき、
高速記録でも使用環境の汚染を防止することができ、耐
久性にもすぐれたインクジェット記録装置が提供され
る。
【0036】なお、第1実施例及び第2実施例における
帯電部材(8、17)の帯電量は、記録後にインクを吐
出しないキャリッジ移動を続けたり、排紙完了後も搬送
ローラ2を回転させて排紙動作を続けることにより、所
望の強さまで増強することができ、それによって、イン
クミストの吸着量を向上させることができる。
【0037】図7は本発明を適用したインクジェット記
録装置の第3実施例の要部縦断面図であり、図8は図7
のインクジェット記録装置の要部正面図である。図7及
び図8において、給紙トレイ1上に積層された被記録材
Sのうちの1枚が搬送ローラ対2の間に給紙され、次い
で該搬送ローラ対2を所定量回転させて該被記録材Sを
プラテン3上の記録開始位置まで搬送し、その位置にセ
ットすることで記録動作が開始される。
【0038】装置本体に左右方向に互いに平行に設置さ
れたガイドレール6a、6aにはキャリッジ6が往復移
動可能に案内支持されており、該キャリッジ6に記録手
段(記録ヘッド)5が着脱可能(交換可能)に搭載され
ている。本実施例でも、記録ヘッド5として、インク吐
出部(インクジェットヘッド部)5aとインク貯留部
(インクタンク部)5bを一体化した交換可能なヘッド
カートリッジが使用されている。前記プラテン3の被記
録材搬送方向下流側には前記搬送ローラ対2と同期して
駆動される排紙ローラ対4が配設されている。
【0039】記録の際、記録ヘッド5の吐出口82から
吐出されたインクの殆どは被記録材Sに着弾(付着)し
て画像を形成するが、極く一部は、吐出口82から吐出
された時にインク滴(弾)にならずに飛散してしまうイ
ンク及び被記録材Sに衝突して跳ね返り飛散するインク
になり、これらの飛散インクによって記録ヘッド5と被
記録材Sとの間にインクミストが発生する。このインク
ミストは、キャリッジ6の往復移動(両矢印B方向)に
より記録装置内部Aの全体に拡散した状態になる。
【0040】図7及び図8において、記録装置のシャー
シ11の図示左側の部分を利用して、放電電極(負電
極)21と集塵電極(正電極)22が設けられており、
記録が開始されると高圧発生回路23より両電極間に高
電圧が印加される。高電圧が印加されると、前記放電電
極21と集塵電極22の間はコロナ放電状態となり、放
電電極(負電極)21から電子が放出される。そして、
記録装置内部Aに拡散したインクミストは、放出された
電子のために負の帯電状態になり、集塵電極(正電極)
22の表面に吸引される。前記集塵電極22は、インク
ミストを効率よく吸着するため図示のように比較的広い
表面積を有する構造になっており、その表面は負に帯電
したインクミストが吸着することにより電気的に中和さ
れた状態になる。
【0041】前記放電電極21及び集塵電極22への高
電圧の印加は、記録中及び記録終了後も、記録装置内部
Aのインクミストの拡散が収まるまで続けられ、発生し
たインクミストのほとんどが集塵電極22に吸着される
ので、記録装置内部Aの他の箇所(部位)へのインクミ
スト付着は最小限に抑えられる。なお、放電電極21及
び集塵電極22は、格子状にしたシャーシ11の側面と
本体ケース24の間に設置され、安全上から容易に触れ
られない構成になっている。集塵電極22に吸着された
インクミストは、多量になるとその重力により下ケース
25に設けられた廃インク吸収体26上へ落下し、該廃
インク吸収体26内に回収される。従って、記録装置内
部の他の箇所がインクミストで汚れることはない。
【0042】以上説明した第3実施例によれば、記録装
置内部Aに高圧発生回路23と放電電極21及び集塵電
極22とを設け、両電極間に発生するコロナ放電の作用
により、記録装置内のインクミストを負に帯電させて集
塵電極22に吸着させるので、記録装置内外のインクミ
ストによる汚れを問題の無い程度に軽減することができ
る。つまり、第3実施例によれば、記録装置内部Aに発
生するインクミストを、記録装置外部へ放出することな
く、コロナ放電の作用により問題とならない箇所へ吸着
して回収するので、インクミストによる記録装置内部の
汚れや部品交換時などのユーザーの手や衣服の汚れを防
止でき、高速記録でも使用環境の汚染を防止することが
でき、耐久性にもすぐれたインクジェット記録装置が提
供される。
【0043】図9は本発明を適用したインクジェット記
録装置の第4実施例の要部縦断面図であり、図10は図
9のインクジェット記録装置の要部正面図である。図9
及び図10において、給紙トレイ1上に積層された被記
録材Sのうちの1枚が搬送ローラ対2の間に給紙され、
次いで該搬送ローラ対2を所定量回転させて該被記録材
Sをプラテン3上の記録開始位置まで搬送し、その位置
にセットすることで記録動作が開始される。
【0044】装置本体に左右方向に互いに平行に設置さ
れたガイドレール6a、6aにはキャリッジ6が往復移
動可能に案内支持されており、該キャリッジ6に記録手
段(記録ヘッド)5が着脱可能(交換可能)に搭載され
ている。本実施例でも、記録ヘッド5として、インク吐
出部(インクジェットヘッド部)5aとインク貯留部
(インクタンク部)5bを一体化した交換可能なヘッド
カートリッジが使用されている。前記プラテン3の被記
録材搬送方向下流側には前記搬送ローラ対2と同期して
駆動される排紙ローラ対4が配設されている。
【0045】記録の際、記録ヘッド5の吐出口82から
吐出されたインクの殆どは被記録材Sに着弾(付着)し
て画像を形成するが、極く一部は、吐出口82から吐出
された時にインク滴(弾)にならずに飛散してしまうイ
ンク及び被記録材Sに衝突して跳ね返り飛散するインク
になり、これらの飛散インクによって記録ヘッド5と被
記録材Sとの間にインクミストが発生する。このインク
ミストは、キャリッジ6の往復移動(両矢印B方向)に
より記録装置内部Aの全体に拡散した状態になる。
【0046】図9及び図10において、記録装置のユー
ザーが対面する側の面(前面)には、ユーザーが記録ヘ
ッド5の交換や記録用紙Sのジャム処理などを行う際に
開閉操作する前カバー27が設けられている。図示の前
カバー27は、その下端部の軸27aを中心に回動させ
て開閉させる構造になっている。前記前カバー27の内
側に放電電極(負電極)28と集塵電極(正電極)29
と高圧発生回路30が設けられ、高圧発生回路30によ
り両電極28、29間に高電圧を印加することができ
る。さらにその上面(図示左側)には、格子状の開放表
面を有する格子カバー31が配設されている。この格子
カバー31は、安全上から放電電極28、集塵電極29
及び高圧発生回路30に触れないようにするものであ
り、インクミストは自由に出入りさせる構造になってい
る。
【0047】放電電極28と集塵電極29との間に高電
圧を印加するための前記高圧発生回路30は、前記前カ
バー27が開けられると電源32からの給電が遮断され
て高電圧を発生できない構造になっている。そのため、
ユーザーが高電圧に触れる危険はない。前記格子カバー
31には集塵紙33をセットすることができる。この集
塵紙33は、前カバー27を矢印C方向に回動(開放)
させた状態で、両矢印33a方向に抜き取り差し込みす
ることで交換することができる。なお、この集塵紙33
は、例えばキッチンペーパーのような紙質のものでよ
い。
【0048】図9及び図10の記録装置において記録が
開始されると、高圧発生回路30により放電電極28と
集塵電極29との間に高電圧が印加され、両電極間はコ
ロナ放電状態となり、放電電極(負電極)28から電子
が放出される。記録装置内部Aに拡散したインクミスト
は、放出された電子のために負に帯電し、集塵電極(正
電極)29の方へ引き寄せられ、格子カバー31を通過
して集塵紙33に吸着する。
【0049】高電圧の印加は、記録装置内部Aのインク
ミストの拡散が収まるまで続けられ、発生したインクミ
ストのほとんどが集塵紙33に吸着されるので、記録装
置内部Aの他の箇所(部位)へのインクミスト付着は最
小限に抑えられる。従って、記録装置内部の他の箇所が
インクミストで汚れることはない。なお、前記集塵紙3
3は汚れが目立った時点でユーザーが交換すればよい。
【0050】以上説明した第4実施例によれば、記録装
置内部Aに高圧発生回路30と放電電極28及び集塵電
極29とを設け、両電極間に発生するコロナ放電の作用
により、記録装置内のインクミストを負に帯電させて吸
引するとともに集塵紙33に吸着させるので、記録装置
内外のインクミストによる汚れを問題の無い程度に軽減
することができる。つまり、第4実施例によっても、記
録装置内部Aに発生するインクミストを、記録装置外部
へ放出することなく、コロナ放電の作用により問題とな
らない箇所へ吸着して回収するので、インクミストによ
る記録装置内部の汚れや部品交換時などのユーザーの手
や衣服の汚れを防止でき、高速記録でも使用環境の汚染
を防止することができ、耐久性にもすぐれたインクジェ
ット記録装置が提供される。
【0051】なお、以上の実施例では、記録手段5を被
記録材Sに対して相対移動させながら記録するシリアル
記録方式の場合を例に挙げて説明したが、本発明は、被
記録材の全幅または一部をカバーする長さのラインタイ
プの記録手段を用いて副走査のみで記録するライン記録
方式の場合にも、同様に適用することができ、同様の効
果を達成し得るものである。
【0052】また、本発明は、1個の記録手段で記録す
る記録装置の他、異なる色のインクで記録する複数の記
録手段を用いるカラー記録装置、あるいは同一色彩で異
なる濃度で記録する複数の記録手段を用いる階調記録装
置、さらには、これらを組み合わせた記録装置の場合に
も、同様に適用することができ、同様の効果を達成し得
るものである。
【0053】さらに、本発明は、記録ヘッドとインクタ
ンクを一体化した交換可能なヘッドカートリッジを用い
る構成、記録ヘッドとインクタンクを別体にし、その間
をインク供給用のチューブ等で接続する構成など、記録
ヘッドとインクタンクの配置構成がどのような場合にも
同様に適用することができ、同様の効果が得られるもの
である。
【0054】なお、本発明は、インクジェット記録装置
の場合、例えば、ピエゾ素子等の電気機械変換体等を用
いる記録手段を使用するものにも適用できるが、中で
も、熱エネルギーを利用してインクを吐出する方式の記
録手段を使用するインクジェット記録装置において優れ
た効果をもたらすものである。かかる方式によれば、記
録の高密度化、高精細化が達成できるからである。
【0055】
【発明の効果】以上の説明から明らかなごとく、請求項
1の発明によれば、記録手段から被記録材へインクを吐
出して記録を行うインクジェット記録装置において、記
録装置内部に発生するインクミストを静電気の作用を利
用して記録装置内部の問題ない箇所に吸着する構成とし
たので、インクミストによる汚れを防ぎ、高速記録でも
使用環境の汚染を防止することができ、耐久性にもすぐ
れたインクジェット記録装置が提供される。
【0056】請求項2の発明によれば、上記請求項1の
構成に加えて、インクミストの付着を避けたい部位は帯
電しない構造にするので、上記効果に加えて、問題とな
る箇所ではインクミストを付着しにくくしてインクミス
トによる汚れを防ぐことができるインクジェット記録装
置が提供される。請求項3の発明によれば、上記請求項
1の構成に加えて、記録装置内のインクミストを積極的
に集める帯電シートを設ける構成としたので、一層効率
よく上記目的を達成することができる。
【0057】請求項4の発明によれば、記録手段から被
記録材へインクを吐出して記録を行うインクジェット記
録装置において、記録装置内部に発生するインクミスト
をコロナ放電を利用して記録装置内部で収集する構成と
したので、記録装置内部に飛散するインクミストを問題
とならない箇所に集めることでインクミストによる汚れ
を防ぎ、高速記録でも使用環境の汚染を防止することが
でき、耐久性にもすぐれたインクジェット記録装置が提
供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したインクジェット記録装置の第
1実施例の要部縦断面図である。
【図2】図1のインクジェット記録装置の要部正面図で
ある。
【図3】図1中の記録手段のインク吐出部の構造を模式
的に示す部分斜視図である。
【図4】図1中の摩擦部材及び帯電部材とその周辺部材
を示す部分平面図である。
【図5】本発明を適用したインクジェット記録装置の第
2実施例の要部縦断面図である。
【図6】図5のインクジェット記録装置の要部正面図で
ある。
【図7】本発明を適用したインクジェット記録装置の第
3実施例の要部縦断面図である。
【図8】図7のインクジェット記録装置の要部正面図で
ある。
【図9】本発明を適用したインクジェット記録装置の第
4実施例の要部縦断面図である。
【図10】図9のインクジェット記録装置の要部正面図
である。
【符号の説明】
2 搬送ローラ 3 プラテン 4 排紙ローラ 5 記録手段(記録ヘッド) 5a インク吐出部 5b インクタンク部 6 キャリッジ 6a ガイドレール 6b 圧縮スプリング 7 摩擦部材 7a ブレード 8 帯電部材 9 リニアエンコーダ 10 保持部材 11 シャーシ 12 ミスト受け 12a 廃インクタンク部 13 下ローラ 14 摩擦部材 15 伝達ベルト 16 プーリ 17 帯電部材(帯電フィルム) 18 上ローラ 19 ロックレバー 20 ブレード 21 放電電極(負電極) 22 集塵電極(正電極) 23 高圧発生回路 26 廃インク吸収体 27 前カバー 28 放電電極(負電極) 29 集塵電極(正電極) 30 高圧発生回路 31 格子カバー 32 電源 33 集塵紙 A 記録装置内部 B キャリッジ移動方向 C 前カバー開放方向 S 被記録材(記録用紙)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録手段から被記録材へインクを吐出
    して記録を行うインクジェット記録装置において、記録
    装置内部に発生するインクミストを静電気の作用を利用
    して記録装置内部の問題ない箇所に吸着することを特徴
    とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 インクミストの付着を避けたい部位は
    帯電しない構造にすることを特徴とする請求項1に記載
    のインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 記録装置内のインクミストを積極的に
    集める帯電シートを設けることを特徴とする請求項1又
    は2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 記録手段から被記録材へインクを吐出
    して記録を行うインクジェット記録装置において、記録
    装置内部に発生するインクミストをコロナ放電を利用し
    て記録装置内部で収集することを特徴とするインクジェ
    ット記録装置。
  5. 【請求項5】 前記記録手段がインクを吐出するため
    に利用される熱エネルギーを発生する電気熱変換体を備
    えているインクジェット記録手段であることを特徴とす
    る請求項1〜4のいずれかに記載のインクジェット記録
    装置。
  6. 【請求項6】 前記記録手段が前記電気熱変換体が発
    生する熱エネルギーによりインクに生じる膜沸騰を利用
    して吐出口よりインクを吐出させることを特徴とする請
    求項5に記載のインクジェット記録装置。
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