JPH1026403A - 追い焚き型風呂 - Google Patents

追い焚き型風呂

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Publication number
JPH1026403A
JPH1026403A JP8180893A JP18089396A JPH1026403A JP H1026403 A JPH1026403 A JP H1026403A JP 8180893 A JP8180893 A JP 8180893A JP 18089396 A JP18089396 A JP 18089396A JP H1026403 A JPH1026403 A JP H1026403A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
bathtub
hot water
heating element
surface heating
Prior art date
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Pending
Application number
JP8180893A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuo Adachi
哲夫 安達
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HASHIMOTO KINZOKU KOGYO KK
Original Assignee
HASHIMOTO KINZOKU KOGYO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発熱装置を簡便にし、浴槽内の湯の温度を設
定温度で一定に保つことのできるようにすることであ
る。 【解決手段】 浴槽1、この浴槽1に給湯するための給
湯装置2、上記浴槽1中の湯を循環させて浄水するため
の浄水装置3、及び上記浴槽1中の湯を温度を所定の温
度に保つ発熱装置4を設けた追い焚き型風呂において、
発熱装置4は、温度依存性の可変抵抗体からなる面発熱
体、及びこの面発熱体に通電するための電極を含み、こ
の面発熱体は、水温から入浴に適当な温度付近までの抵
抗値に比べ、入浴に適当な温度を越えると顕著に抵抗値
が増大するスイッチング特性を有し、上記面発熱体を上
記浴槽の壁面に直接設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、追い焚き型の風
呂に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、追い焚き型の風呂は、浴槽に
給湯装置、浄水装置及び発熱装置等の装置が備えられて
構成されている。
【0003】上記の給湯装置は上記浴槽に給湯するため
のもので、電気式やガス式のボイラーや湯沸器等からな
っており、また、上記の浄水装置は、上記浴槽中の湯を
モーター等で強制循環させ、浄水装置中に設けられたフ
ィルター等によって、浴槽中の湯のゴミや塵等を濾過す
るものである。
【0004】さらに、上記の発熱装置は、所定の抵抗を
有する金属からなる発熱体を用いて構成され、浴槽とは
別個に設けられている。上記浴槽中の湯の温度をサーモ
スタットで検知し、設定温度以下になると通電されて上
記発熱体を発熱させ、発熱装置中の湯を熱する。発熱装
置と浴槽との間はモーター等によって強制的に循環され
ているので、発熱装置で熱せられた湯を浴槽に送り込む
ことができる。この発熱装置は、浴槽から独立して設け
られるが、上記の給湯装置や浄水装置内に設けられる場
合もある。
【0005】上記の追い焚き型の風呂は、まず、上記の
給湯装置で所定の温度の湯を浴槽内に給湯し、任意の温
度にサーモスタットをセットする。浴槽内の湯の温度が
設定温度以下になるとサーモスタットがONとなり、発
熱装置で発熱が生じ、この中の湯を熱する。この湯は強
制循環によって浴槽内の送り込まれ、浴槽内の湯の温度
を上昇させる。また、浴槽内の湯の温度が設定温度以上
になるとサーモスタットがOFFとなり、発熱装置にお
ける発熱がなくなって放熱のみとなり、浴槽内の湯の温
度が徐々に下降する。これの繰り返しにより、浴槽内の
湯の温度がほぼ設定温度に保たれる。また、上記の浄化
装置によって、風呂の使用等で生じる垢、埃等のゴミや
塵を濾過し、浴槽内の湯をある程度きれいに保つことが
できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記発
熱装置は、浴槽とは別途に設ける必要があり、また、湯
を強制循環させるためにモーター等も必要となるので、
発熱装置全体としては大がかりなものとなる。
【0007】また、温度検知装置としてサーモスタット
等が用いられているので、温度制御の感度は、使用する
サーモスタット等によって影響され、また、浴槽中の湯
の温度検知は、サーモスタットの配置された位置一点の
みの検知となる。このため、サーモスタットの種類や配
置場所等によって、浴槽内の湯の温度にばらつきが生じ
る場合がある。
【0008】そこで、この発明の課題は、発熱装置を簡
便にし、浴槽内の湯の温度を設定温度で一定に保つこと
のできるようにすることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明は、浴槽、この浴槽に給湯するための給湯
装置、上記浴槽中の湯を循環させて浄水するための浄水
装置、及び上記浴槽中の湯を温度を所定の温度に保つ発
熱装置を設けた追い焚き型風呂において、上記発熱装置
は、温度依存性の可変抵抗体からなる面発熱体、及びこ
の面発熱体に通電するための電極を含み、この面発熱体
は、水温から入浴に適当な温度付近までの抵抗値に比
べ、入浴に適当な温度を越えると顕著に抵抗値が増大す
るスイッチング特性を有し、上記面発熱体を上記浴槽の
壁面に直接設けたことを特徴とする。
【0010】また、上記面発熱体として、ポリエチレン
グリコールと粉末状又は細片状の炭素とを含有するもの
を用いることができる。
【0011】上記の面発熱体には一定の電圧がかかって
おり、この発熱量は、面発熱体の抵抗値に反比例する。
この面発熱体の温度と抵抗値との関係は、例えば図4に
示すような関係を示す。すなわち、温度がX℃付近の前
後で抵抗値が大幅に変化し、X℃を越えると抵抗値が無
限大に増大し、電流が流れなくなる。このため、温度が
X℃以下の場合に比べて、それ以上の温度では発熱量が
ほとんどゼロとなる。この温度Xは、入浴に適当な温度
を選択することができる。
【0012】いま、給湯装置から給湯された上記の浴槽
中の湯は、そのまま放置すると放熱して湯の温度が低下
する。この湯の温度が入浴に適当な温度より下回ると、
浴槽に設けられた面発熱体の抵抗値は低下して発熱量が
増大し、その発熱量は放熱量より上回る。このため浴槽
中の湯は追い焚きされる。
【0013】また、追い焚きによって浴槽中の湯の温度
が入浴に適当な温度を上回ると、浴槽に設けられた面発
熱体の抵抗値が無限大に増大し、電流が流れなくなる。
このため、発熱量が顕著に低下し、発熱量が放熱量より
下回る。これにより浴槽中の湯の追い焚きは停止される
こととなる。
【0014】このように、上記の面発熱体はスイッチン
グ特性を有するので、これらの繰り返しにより、浴槽中
の湯の温度を入浴に適当な温度付近に保持することがで
きる。
【0015】さらに、発熱装置の発熱体を面状のものと
したので場所をとらず、かつ、浴槽に設けたので、浴槽
中の湯を直接熱することができ、モーター等の強制循環
装置が不要となる。
【0016】さらにまた、温度検知は、サーモスタット
を用いず面発熱体自体で行うので、サーモスタットを使
用する必要がなく、また、面で温度を検知することがで
きるので、サーモスタットの種類や配置場所等による浴
槽内の湯の温度にばらつきを抑制することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
を参照して説明する。
【0018】この発明にかかる追い焚き型風呂は、図1
や図2に示すように、浴槽1、給湯装置2、浄水装置3
及び発熱装置4からなる。
【0019】給湯装置2は、浴槽1に給湯するためのも
ので、例えば、電気式やガス式のボイラーや湯沸器等を
あげることができる。
【0020】浄水装置3は、浴槽1中の湯を循環させ、
浄水装置3中に設けられたフィルター等によって、浴槽
中の湯のゴミや塵等を濾過するものである。これにより
垢等のゴミが除去され、ある程度きれいな湯を維持する
ことができる。
【0021】発熱装置4は、浴槽1中の湯を所定の温度
に保持するための装置であり、温度依存性の可変抵抗体
からなる面発熱体を発熱源兼検温装置として使用する。
この面発熱体を用いた発熱装置4として、例えば図3の
構成を有するものをあげることができる。これは、絶縁
性を有する保護フィルム7の間に面発熱体5を挟み、こ
の面発熱体5の両側部に電極6を設けたものである。こ
の電極6には、図1に示すように、通電用コード8が連
結されており、電源と接続される。
【0022】この発熱装置4、特にその中でも面発熱体
5は、浴槽1の壁面に直接設けられる。設けられる位置
は特に限定されるものではないが、図1に示すように、
浴槽1の底面等の壁面の内部に埋め込んでもよいし、ま
た、浴槽1の壁面の内側に接して設けてもよい。この場
合、樹脂等で発熱装置4を固定しても、浴槽1から出し
入れ自由にしてもよい。
【0023】このとき、サーモスタット等の外部温度検
知装置は不要である。これは、上記の面発熱体5は、図
4に示すような、温度がX℃付近の前後で抵抗値が大幅
に変化し、X℃を越えると抵抗値が無限大に向かって顕
著に増大して電流が流れなくなるという、温度−抵抗値
特性を有するからである。この面発熱体5には一定の電
圧がかけられているので、この面発熱体5自体が発生す
る発熱量は抵抗値に反比例する。このため、温度がX℃
以下の場合に比べて、それ以上の温度では発熱量がほと
んどゼロに低下する。
【0024】この温度Xは、5℃〜60℃の間で選択す
ることができるので、この温度として入浴に適当な温度
を選択することができる。したがって、給湯装置2から
給油された上記の浴槽1中の湯は、そのまま放置すると
放熱して湯の温度が低下する。この湯の温度が入浴に適
当な温度より下回ると、面発熱体の抵抗値は低下して発
熱量が増大し、その発熱量は放熱量より上回る。このた
め浴槽中の湯は追い焚きがなされる。
【0025】また、追い焚きによって浴槽中の湯の温度
が入浴に適当な温度を上回ると、面発熱体の抵抗値が顕
著に増大して電流が流れなくなる。このため、発熱量が
顕著に低下し、発熱量が放熱量より下回る。これにより
浴槽中の湯の追い焚きは停止されることとなる。この面
発熱体5は上記のようにスイッチング特性を発揮するの
で、追い焚き及び停止の繰り返しにより、浴槽中の湯の
温度を入浴に適当な温度付近に保持される。
【0026】上記の発熱装置4に用いられる面発熱体5
は、ポリエチレングリコールと粉末状又は細片状の炭素
とを含有して構成されており、特開昭59−11010
1号公報、特開昭60−140629号公報、特開昭6
2−140692号公報、特開平2−172179号公
報等に開示されており、「マレール素子」(商品名:株
式会社朋の会理化学研究所製)として知られている。
【0027】上記のポリエチレングリコールとしては、
特に限定されるものではないが平均分子量2000〜1
00万のものを用いることができる。この平均分子量の
大きさを変更することにより、図4における抵抗値の顕
著な変化を示す温度(X℃)の値を変更することができ
る。温度Xを生活圏で使用される温度、例えば5℃〜6
0℃とするときは、平均分子量2000〜6000のポ
リエチレングリコールを用いればよい。また、平均分子
量2,000〜6,000では、保形性や柔軟性の点で
好ましくない場合があり、この様なときは、平均分子量
2,000〜6,000のポリエチレングリコールに平
均分子量10万〜100万のポリエチレングリコールを
混合したものを用いれば、所定の温度(X℃)で抵抗値
の顕著な変化を示しながら保形性や柔軟性の点で好まし
い面発熱体5が得られる。
【0028】図4の温度−抵抗値曲線は、Xが60℃近
辺のものであるが、ポリエチレングリコールの平均分子
量を選択することにより、Xとして任意の温度、例えば
入浴に適当な温度の35℃〜45℃を選択することもで
きる。
【0029】上記の粉末状又は細片状の炭素としては、
粉末状、微粉末状、鱗片状等の細かい粒子を有する黒
鉛、無定形炭素等の炭素が用いられる。
【0030】上記のポリエチレングリコールを溶解さ
せ、上記の炭素を分散させることにより、フレキシブル
な面発熱体5を得ることができる。
【0031】この面発熱体5は、面のそれぞれの部分が
温度を検知して発熱を生じるので、一部分がX℃以下と
なればその部分のみの発熱量が増大する。このため、局
部的な加熱を生じる場合がある。この局部的な加熱によ
って、浴槽中の湯の温度のばらつきを防止することがで
きる。また、この局部的な加熱を防止するために、図3
に示すように、面発熱体5と一方の保護フィルム7との
間に絶縁フィルム9を介して均熱板10を設けて熱の伝
達を均一にすることができる。
【0032】
【発明の効果】この発明によれば、発熱装置の発熱体を
面状のものとしたので場所をとらず、かつ、浴槽に設け
たので、浴槽中の湯を直接熱することができ、モーター
等の強制循環装置が不要となる。
【0033】また、温度検知は、サーモスタットを用い
ず面発熱体自体で行うので、サーモスタットを使用する
必要がなく、また、面で温度を検知することができるの
で、サーモスタットの種類や配置場所等による浴槽内の
湯の温度にばらつきを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる追い焚き型風呂の一例を示す
正面断面図
【図2】図1の平面図
【図3】この発明に用いられる発熱装置の一例を示す分
解斜視図
【図4】この発明に用いられる面発熱体の温度−抵抗値
曲線の一例を示す図表
【符号の説明】
1 浴槽 2 給湯装置 3 浄水装置 4 発熱装置 5 面発熱体 6 電極 7 保護フィルム 8 通電用コード 9 絶縁フィルム 10 均熱板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽、この浴槽に給湯するための給湯装
    置、上記浴槽中の湯を循環させて浄水するための浄水装
    置、及び上記浴槽中の湯を温度を所定の温度に保つ発熱
    装置を設けた追い焚き型風呂において、 上記発熱装置は、温度依存性の可変抵抗体からなる面発
    熱体、及びこの面発熱体に通電するための電極を含み、 この面発熱体は、水温から入浴に適当な温度付近までの
    抵抗値に比べ、入浴に適当な温度を越えると顕著に抵抗
    値が増大するスイッチング特性を有し、上記面発熱体を
    上記浴槽の壁面に直接設けたことを特徴とする追い焚き
    型風呂。
  2. 【請求項2】 上記面発熱体は、ポリエチレングリコー
    ルと粉末状又は細片状の炭素とを含有することを特徴と
    する請求項1に記載の追い焚き型風呂。
JP8180893A 1996-07-10 1996-07-10 追い焚き型風呂 Pending JPH1026403A (ja)

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JP8180893A JPH1026403A (ja) 1996-07-10 1996-07-10 追い焚き型風呂

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JP (1) JPH1026403A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11660779B2 (en) 2016-04-11 2023-05-30 Carboncure Technologies Inc. Methods and compositions for treatment of concrete wash water

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US11660779B2 (en) 2016-04-11 2023-05-30 Carboncure Technologies Inc. Methods and compositions for treatment of concrete wash water

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