JPH10263379A - 自動希釈装置 - Google Patents
自動希釈装置Info
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- JPH10263379A JPH10263379A JP9106534A JP10653497A JPH10263379A JP H10263379 A JPH10263379 A JP H10263379A JP 9106534 A JP9106534 A JP 9106534A JP 10653497 A JP10653497 A JP 10653497A JP H10263379 A JPH10263379 A JP H10263379A
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Abstract
ながら希釈液と混合して希釈槽に連続に移送する液自動
希釈装置における液面センサ等の部品点数を少なくする
とともに、計量槽と希釈槽との位置関係は任意位置に設
定できるようにして、制御の簡略化とメンテナンスの容
易化を図り、かつ原液槽等の架台を低くして装置全体の
縮小化を図ること。 【構成】計量槽を気密に形成すると共に、先端部を計量
槽の内底面付近に配置し他端部を混合器に連通した原液
採取手段を設け、上記計量槽に圧縮気体圧を供給するこ
とにより上記計量槽内の原液を上記原液採取手段を介し
て混合器へ移送するようにし、計量槽に計液面センサや
自動開閉弁等の部品の付設を排除した構成。
Description
所定の濃度に希釈する自動希釈装置に関し、詳しくは、
例えば発電プラントのボイラ循環水等の水処理におい
て、循環水に注入するヒドラジン等の薬液濃度を希釈調
整する自動希釈装置に関する。
ける循環水の水質を良好に管理するために種々の薬液等
を注入している。例えば溶存酸素を除去するためにはヒ
ドラジンを自動的に注入している。ヒドラジンは市販時
には60〜80%の高濃度であり、循環水へ注入する際
には5%以下に希釈して使用している。図3は従来のヒ
ドラジンの自動希釈装置の一例を示す概要図である。こ
の自動希釈装置では原液槽1内の原液S0が希釈され最
終的に希釈槽18で調整されて希釈液S1として一旦保
留される。その後、目的とするヒドラジンの注入に使用
されるようになっている。その詳細は次のとおりであ
る。
計量槽5の液面センサ6が液面の下限レベルL0を感知
した時、原液槽1の自動開閉弁2は「開」、計量槽5の
吐出側の自動開閉弁13は「閉」となり、原液槽1から
計量槽5へ原液S0の移送が開始する。これにより計量
槽5内の液面が上昇し、液面センサ6が液面の上限レベ
ルH0を感知した時、自動開閉弁2は「閉」(弁13の
「閉」はそのまま維持)となり、計量槽5への原液S0
の移送は停止し、計量槽5内に所定量の原液S0が貯留
する。
の液面センサ19が液面の下限レベルL1を感知した
時、自動開閉弁13と、希釈水源17と接続されている
弁16は「開」、希釈槽釈18の吐出側の弁20は
「閉」となり、希釈水が希釈水供給源17から混合器機
14を経由して希釈槽18へ供給される。なお、混合器
14としては、ここではエジェクタが使用されている。
このとき混合器14では混合器14の吸引力により計量
槽5内の原液S0が吸引され、希釈水と混合して希釈槽
18へ移送される。これによりの計量槽5内の液面が低
下し、液面センサ6が液面の下限レベルL0を感知した
時、自動開閉弁13は「閉」となるが、自動開閉弁16
はそのまま「開」を維持し、希釈槽18への希釈水の供
給は続行する。
19が液面のレベルH1を感知した時、自動開閉弁16
は「閉」となり、希釈槽18への希釈水の供給は停止す
る。以上により希釈槽18に所定量の原液S0と希釈水
とが混合されて貯留する。よって原液S0は所定の濃度
に希釈され希釈液S1となる。希釈槽18内の希釈液S
1は自動開閉弁20を「開」にすることにより希釈槽1
8から送出され目的とするヒドラジンの注入に使用され
る。なお、ヒドラジンの注入は定量ポンプにより微量で
あり、単位時間内では、希釈槽18内の液面の低下量は
無視できる程度に小さい。かつ、希釈槽18の液面セン
サ19が液面の下限レベルL1を感知し、次の希釈薬液
の調整工程に入る際でも希釈槽18内の希釈液S1が全
く空になることはない。つまり、希釈槽18内の希釈液
S1は常にかなり残っている状態で希釈薬液が追加され
ることになり、この同じ操作がサイクル毎に繰り返され
る。このため、希釈槽18へ原液S0および希釈水を送
液している際に上記のように自動開閉弁20を「閉」に
して希釈液S1の送液を停止するということは必要な
く、実際のヒドラジンの注入の場合では希釈槽18の吐
出側に自動開閉弁20を設けることはしていない。
ンサや自動開閉弁等の部品点数が多く、制御が複雑でメ
ンテナンスも煩雑で、かつ原液槽1から計量槽5、およ
び計量槽5から希釈槽18への原液の移送はヘッド差圧
を利用しているため、計量槽5は希釈槽18より上方
に、かつ、原液槽1は計量槽5よりさらに上方に設置さ
せなければならず、そのため高い架台40等が必要とな
り、そのため装置全体の空間占有率が大きくなるなどの
問題をかかえていた。
情に鑑みて発案したもので、液面センサ等の部品点数を
少なくして制御の簡略化とメンテナンスの容易化を図
り、かつ原液槽等の架台を低くして装置全体の縮小化を
図ることにより上記の問題を解消する自動希釈装置を提
供することを目的とする。
に形成すると共に、先端部を計量槽の内底面付近に配置
し他端部を混合器に連通した原液採取手段を設け、上記
計量槽に圧縮気体圧を供給することにより上記計量槽内
の原液を上記原液採取手段を介して混合器へ移送するよ
うにし、従来、計量槽に付設されている液面センサや自
動開閉弁等の部品を排除した構成でなっている。上記に
より計量槽内の原液を混合器へ移送する際、計量槽内の
原液が液面から圧縮気体で加圧されため、ヘッド差圧を
必要とすることなく、計量槽内の原液は原液採取手段か
ら混合器へ圧送される。よって計量槽を希釈槽より上方
に設置する必要もない。
下の説明において図3の従来例と共通する事項について
は同符号を使用する。本実施例も薬液としてはヒドラジ
ンを使用した例を示しているが、以下の説明では特にヒ
ドラジンに限定した記載はしないで単に原液あるいは希
釈液という。本実施例においても原液槽1から計量槽5
への原薬液S0の移送はヘッド差圧を利用するため原液
槽1と計量槽5との位置関係は上記の従来例の場合と同
じである。すなわち原液槽1は計量槽5より上方に位置
させ、原液槽1と計量槽5とを内通する配管3により原
液槽1から計量槽5へ原液S0が供給される。4は配管
3に設けた逆止弁で原液S0の流れ方向を原液槽1から
計量槽5方向のみに規制する。
する上蓋5aの上側に設置する。該3方切換弁7の3方
口の内、1方口は計量槽5の内部と内通させ、他の2方
口は各々配管8、9へ接続する。配管8の他端部は原液
槽1の上面部に接続し、配管9の他端部は図示しない圧
縮空気供給源10へ接続する。3方切換弁7の切換によ
り計量槽5は原液槽1の上面部または圧縮空気源10と
交互に連通させることができる。
ある。該コレクタノズル11はパイプ体でなり、その基
部11aを計量槽5の上蓋5aに固定し、先端部を計量
槽5の底面近くに設定すると共に、基部11a側の端部
を上蓋5aの上側に突出させる。その突出させた端部に
配管12を接続する。配管12の他端部はエジェクタか
らなる混合器14の吸引口に接続する。
18へ希釈水を供給する配管15に設ける。希釈槽1
8、希釈槽18に設けた液面センサ19および配管15
に設けた自動開閉弁16等の構成は従来例と同じであ
る。なお、計量槽5から希釈槽18の原液S0の移送は
ヘッド差圧を利用しないため、計量槽5と希釈槽18と
の位置関係については特に規制する条件はない。従って
希釈槽18の上方に計量槽5を配置させる必要はない。
切換弁7、自動開閉弁16,20等と電気的に接続し、
液面センサ19からの信号を受信することにより、3方
切換弁7、開閉弁16,20へ信号を印加し、これらを
作動させる。以下の作用の説明では、この制御装置21
と液面センサ19、3方切換弁7、開閉弁16,20等
との信号の送受信については説明を省略する。なお、注
入薬液がヒドラジンのように単位時間当たりの注入量が
微少の場合には、従来の技術の項で述べたように、開閉
弁20は通常必要でないが、本例では自動開閉弁20が
あるものとして説明する。
計量槽5は、通常は3方切換弁7を介して原液槽1の気
相部と連通しており、かつ原液槽1より低位置に設置さ
れ、かつ、配管3、逆止弁4を介して常に原薬液S0で
満たされている。そこで希釈槽18の希釈薬液S1液面
レベルが下がってL1に達し、液面センサ19が液面の
レベルL1を感知した時(または初めての使用時などで
希釈槽18が空である場合)、弁16が「開」となり、
配管15、希釈水源17から希釈水が弁16、混合機1
4などを経由して希釈槽18へ供給される。これと同時
に3方切換弁7の接続口が切換り、配管9を介して空気
供給源10からの圧縮空気が計量槽5内に圧入すると共
に、原液槽1と計量槽5との通路(配管8)が遮断す
る。この結果、計量槽5内の原液S0は加圧され、コレ
クタノズル11から配管12を介して混合機14へ供給
される。混合機14では希釈水と原液とが連続的に混合
する。混合した液はただちに希釈槽18へ流入する。
ンサ19が液面のレベルH1を感知した時、自動開閉弁
16は「閉」となり、希釈槽18への希釈水の供給は停
止する。同時に、3方切換弁7の接続口が切換わり計量
槽5は圧縮空気供給源10とは遮断し、原液槽1の気相
と内通する。これにより原液槽1内の原薬液S0が配管
3を介し計量槽5へ流入し初期状態に戻り再び同じ工程
が繰り返される。以上により希釈槽18においては所定
量の原薬液S0と希釈水が混合されて貯留する。よって
原薬液S0は所定の濃度に希釈され希釈薬液S1とな
る。希釈槽18内の希釈薬液S1は自動開閉弁20の
「開」により希釈槽18から取り出され目的とする薬液
注入に使用される。希釈槽18についても以下同じ工程
が繰り返される。
の液面センサや自動開閉弁の一部を不要とし、その分、
部品点数を少なくすることが可能となり、制御システム
の簡略化が図れる。また、計量槽から希釈槽へ原薬液の
移送は圧縮空気圧を利用して行うようにしたので、希釈
槽に対する計量槽のヘッド圧(高さ)を確保する必要も
なくなり、希釈槽は計量槽の位置に関係なく、任意に設
定することができ、床面等の低い位置に設置ができる。
よって、原液槽の位置の高さをその分、低くすることが
可能となり、装置全体の容積スペースも縮減することが
できる。
図。
例を示す断面図。
Claims (3)
- 【請求項1】 計量槽で所定量採取した原液を混合器に
移送しながら希釈液と混合して希釈槽に連続に移送する
液自動希釈装置において、上記計量槽を気密に形成する
と共に、先端部を計量槽の内部の底面付近に配置し他端
部を混合器に連通した原液採取手段を設け、上記計量槽
に圧縮気体を供給することにより上記計量槽内の原液を
上記原液採取手段を介して混合器へ移送するようにした
ことを特徴とする自動希釈装置。 - 【請求項2】 上記計量槽の上方に原液槽を配置し、該
原液槽内の原液をヘッド差圧により原液槽から計量槽へ
移送すると共に、上記計量槽に圧縮気体圧を供給する配
管に3方弁を設け、常時は該3方弁を介して上記計量槽
と上記原液槽の上方部とを内通させ、計量槽から希釈槽
への原液移送時には上記3方弁を切換えることにより上
記計量槽と上記原液槽とを遮断すると共に、3方弁を介
して上記計量槽内に圧縮気体を供給するようにしたこと
を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の自動希釈装
置。 - 【請求項3】 原液を上記原液槽から計量槽へ移送する
配管に逆止弁を設けたことを特徴とする特許請求の範囲
第1項乃至第2項記載の自動希釈装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10653497A JP3723658B2 (ja) | 1997-03-21 | 1997-03-21 | 自動希釈装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10653497A JP3723658B2 (ja) | 1997-03-21 | 1997-03-21 | 自動希釈装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10263379A true JPH10263379A (ja) | 1998-10-06 |
JP3723658B2 JP3723658B2 (ja) | 2005-12-07 |
Family
ID=14436068
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10653497A Expired - Lifetime JP3723658B2 (ja) | 1997-03-21 | 1997-03-21 | 自動希釈装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3723658B2 (ja) |
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---|---|---|---|---|
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-
1997
- 1997-03-21 JP JP10653497A patent/JP3723658B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JP3723658B2 (ja) | 2005-12-07 |
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