JPH10263326A - 分離器 - Google Patents
分離器Info
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- JPH10263326A JPH10263326A JP10055344A JP5534498A JPH10263326A JP H10263326 A JPH10263326 A JP H10263326A JP 10055344 A JP10055344 A JP 10055344A JP 5534498 A JP5534498 A JP 5534498A JP H10263326 A JPH10263326 A JP H10263326A
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D35/00—Filtering devices having features not specifically covered by groups B01D24/00 - B01D33/00, or for applications not specifically covered by groups B01D24/00 - B01D33/00; Auxiliary devices for filtration; Filter housing constructions
- B01D35/02—Filters adapted for location in special places, e.g. pipe-lines, pumps, stop-cocks
- B01D35/027—Filters adapted for location in special places, e.g. pipe-lines, pumps, stop-cocks rigidly mounted in or on tanks or reservoirs
- B01D35/0273—Filtering elements with a horizontal or inclined rotation or symmetry axis submerged in tanks or reservoirs
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D35/00—Filtering devices having features not specifically covered by groups B01D24/00 - B01D33/00, or for applications not specifically covered by groups B01D24/00 - B01D33/00; Auxiliary devices for filtration; Filter housing constructions
- B01D35/02—Filters adapted for location in special places, e.g. pipe-lines, pumps, stop-cocks
- B01D35/027—Filters adapted for location in special places, e.g. pipe-lines, pumps, stop-cocks rigidly mounted in or on tanks or reservoirs
-
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- B01D—SEPARATION
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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- B01D—SEPARATION
- B01D35/00—Filtering devices having features not specifically covered by groups B01D24/00 - B01D33/00, or for applications not specifically covered by groups B01D24/00 - B01D33/00; Auxiliary devices for filtration; Filter housing constructions
- B01D35/26—Filters with built-in pumps filters provided with a pump mounted in or on the casing
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M37/00—Apparatus or systems for feeding liquid fuel from storage containers to carburettors or fuel-injection apparatus; Arrangements for purifying liquid fuel specially adapted for, or arranged on, internal-combustion engines
- F02M37/22—Arrangements for purifying liquid fuel specially adapted for, or arranged on, internal-combustion engines, e.g. arrangements in the feeding system
- F02M37/32—Arrangements for purifying liquid fuel specially adapted for, or arranged on, internal-combustion engines, e.g. arrangements in the feeding system characterised by filters or filter arrangements
- F02M37/50—Filters arranged in or on fuel tanks
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- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
- Compressor (AREA)
- Filtration Of Liquid (AREA)
- Cyclones (AREA)
- Centrifugal Separators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の液体搬送装置の前フィルタを通ってし
まうようなかなり小さいダスト粒子も液体から分離し得
るようにする。 【解決手段】 液体のための少なくとも１つの入口（１
２，１３）と１つの出口（１４）とを有するケーシング
（１１）内に，出口と接続された中央室（１６）と，前
記の少なくとも１つの入口に接続されていて中央室に向
かって凹面に湾曲せしめられている円弧形の少なくとも
１つの流動通路（１７，１８）とが形成されている。流
動通路の内側通路壁（１７２，１８２）には中央室への
接続開口（２１，２２）が設けられている。接続開口の
法線は流動通路縦軸線に対してほぼ半径方向に向いてい
る。
まうようなかなり小さいダスト粒子も液体から分離し得
るようにする。 【解決手段】 液体のための少なくとも１つの入口（１
２，１３）と１つの出口（１４）とを有するケーシング
（１１）内に，出口と接続された中央室（１６）と，前
記の少なくとも１つの入口に接続されていて中央室に向
かって凹面に湾曲せしめられている円弧形の少なくとも
１つの流動通路（１７，１８）とが形成されている。流
動通路の内側通路壁（１７２，１８２）には中央室への
接続開口（２１，２２）が設けられている。接続開口の
法線は流動通路縦軸線に対してほぼ半径方向に向いてい
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は，貫流する液体から
ダスト粒子を分離するための分離器に関する。
ダスト粒子を分離するための分離器に関する。
【０００２】
【従来の技術】電動モータによって駆動される搬送ポン
プで燃料を燃料タンクから搬送する公知の搬送装置（Ｄ
Ｅ ４４ ４４ ８５４ Ａ１）においては，搬送ポンプに
たまるダストの量を減少させるために，搬送ポンプが，
燃料の前フィルタと主フィルタとを有するフィルタ鉢内
に挿入されている。搬送ポンプは，前フィルタの直後に
配置されている吸い込み短管を介して，フィルタ鉢を取
り囲んでいる搬送装置のケーシングから燃料を吸い込
み，主フィルタを介して燃料を，内燃機関に通じている
搬送導管内に圧送する。この場合，前フィルタは燃料内
に含まれているダスト粒子のうち，ある程度の大きさを
有しているダスト粒子を通さず，これによって搬送ポン
プの摩滅を減少させる。
プで燃料を燃料タンクから搬送する公知の搬送装置（Ｄ
Ｅ ４４ ４４ ８５４ Ａ１）においては，搬送ポンプに
たまるダストの量を減少させるために，搬送ポンプが，
燃料の前フィルタと主フィルタとを有するフィルタ鉢内
に挿入されている。搬送ポンプは，前フィルタの直後に
配置されている吸い込み短管を介して，フィルタ鉢を取
り囲んでいる搬送装置のケーシングから燃料を吸い込
み，主フィルタを介して燃料を，内燃機関に通じている
搬送導管内に圧送する。この場合，前フィルタは燃料内
に含まれているダスト粒子のうち，ある程度の大きさを
有しているダスト粒子を通さず，これによって搬送ポン
プの摩滅を減少させる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は，従来
の液体搬送装置の前フィルタを通ってしまうようなかな
り小さいダスト粒子も液体から分離し得るようにするこ
とである。
の液体搬送装置の前フィルタを通ってしまうようなかな
り小さいダスト粒子も液体から分離し得るようにするこ
とである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に，本発明の構成では，貫流する液体からダスト粒子を
分離するための分離器において，液体のための少なくと
も１つの入口と１つの出口とを有するケーシング内に，
出口と接続された中央室と，前記の少なくとも１つの入
口に接続されていて中央室に向かって凹面に湾曲せしめ
られている円弧形の少なくとも１つの流動通路とが形成
されており，この流動通路の内側通路壁に中央室への接
続開口が設けられていて，この接続開口の法線が流動通
路縦軸線に対してほぼ半径方向に向いているようにし
た。
に，本発明の構成では，貫流する液体からダスト粒子を
分離するための分離器において，液体のための少なくと
も１つの入口と１つの出口とを有するケーシング内に，
出口と接続された中央室と，前記の少なくとも１つの入
口に接続されていて中央室に向かって凹面に湾曲せしめ
られている円弧形の少なくとも１つの流動通路とが形成
されており，この流動通路の内側通路壁に中央室への接
続開口が設けられていて，この接続開口の法線が流動通
路縦軸線に対してほぼ半径方向に向いているようにし
た。
【０００５】
【発明の実施の形態】本発明の有利な実施の形態は請求
項２以下に記載したとおりである。
項２以下に記載したとおりである。
【０００６】特に有利な実施の形態においては，少なく
とも１つの流動通路がケーシング内に形成されている死
室内に開口しており，接続開口が，液体の流動方向で見
て死室内への流動通路の開口の手前に間隔をおいたとこ
ろに，配置されている。ダスト粒子は大きな比重を有し
ているので， 湾曲した流動通路内で遠心力によって外
側の通路壁に押し付けられ，外側の通路壁に沿って滑
り，燃料粒子よりも変向させにくいので中央室への接続
開口のところをそのまま通り過ぎて，死室に達して沈殿
する。
とも１つの流動通路がケーシング内に形成されている死
室内に開口しており，接続開口が，液体の流動方向で見
て死室内への流動通路の開口の手前に間隔をおいたとこ
ろに，配置されている。ダスト粒子は大きな比重を有し
ているので， 湾曲した流動通路内で遠心力によって外
側の通路壁に押し付けられ，外側の通路壁に沿って滑
り，燃料粒子よりも変向させにくいので中央室への接続
開口のところをそのまま通り過ぎて，死室に達して沈殿
する。
【０００７】別の有利な実施の形態においては，死室内
で，死室内への流動通路の開口の下側を延びる網状の格
子構造体によって，死室内に流入するダスト粒子のため
の沈殿室が区切られている。網状の格子構造体は，沈殿
したダスト粒子が，死室内での液体の流動状態によって
は，再び吸い上げられることを阻止する。
で，死室内への流動通路の開口の下側を延びる網状の格
子構造体によって，死室内に流入するダスト粒子のため
の沈殿室が区切られている。網状の格子構造体は，沈殿
したダスト粒子が，死室内での液体の流動状態によって
は，再び吸い上げられることを阻止する。
【０００８】更に別の有利な実施の形態においては，中
央室が，円筒形に構成されていて，ケーシング内に形成
されている２つの流動通路のそれぞれへの，２つの直径
方向で向き合って配置されている接続開口を有してい
る。この場合，横断面を三日月形に形成された２つの死
室が中央室を同心的に取り囲んで部分的に重なり合うよ
うに配置されており，それぞれの重なり合いの範囲内
で，両方の死室の間にそれぞれ１つの流動通路が形成さ
れており，これらの流動通路は，それぞれ三日月形の死
室のほぼ中央のところで死室内に開口しているようにす
るのがよい。両方の流動通路の入口が，やはりケーシン
グの直径方向で向き合って配置されているようにする
と，大きな流動量を有するコンパクトな分離器が得ら
れ，この分離器は流動抵抗が特に小さい点で優れてい
る。
央室が，円筒形に構成されていて，ケーシング内に形成
されている２つの流動通路のそれぞれへの，２つの直径
方向で向き合って配置されている接続開口を有してい
る。この場合，横断面を三日月形に形成された２つの死
室が中央室を同心的に取り囲んで部分的に重なり合うよ
うに配置されており，それぞれの重なり合いの範囲内
で，両方の死室の間にそれぞれ１つの流動通路が形成さ
れており，これらの流動通路は，それぞれ三日月形の死
室のほぼ中央のところで死室内に開口しているようにす
るのがよい。両方の流動通路の入口が，やはりケーシン
グの直径方向で向き合って配置されているようにする
と，大きな流動量を有するコンパクトな分離器が得ら
れ，この分離器は流動抵抗が特に小さい点で優れてい
る。
【０００９】なお更に別の有利な実施の形態では，死室
内への流動通路の開口のところで，磁石が死室内に，そ
れも流動通路の，死室を仕切っている通路壁に，配置さ
れている。この磁石によって，搬送ポンプにとって特に
有害な鉄粒子，例えば溶滴が確実に死室内にとどめられ
る。
内への流動通路の開口のところで，磁石が死室内に，そ
れも流動通路の，死室を仕切っている通路壁に，配置さ
れている。この磁石によって，搬送ポンプにとって特に
有害な鉄粒子，例えば溶滴が確実に死室内にとどめられ
る。
【００１０】
【実施例】以下においては，図面に示した実施例に基づ
いて本発明の構成を詳説する。
いて本発明の構成を詳説する。
【００１１】図１において横断面を示した分離器は，貫
流する液体からダスト粒子を分離するもので，有利に
は，電動モータによって駆動される搬送ポンプで燃料タ
ンクから燃料を搬送する搬送装置に使用され，図２にお
いて符号１０で示した電動燃料ポンプの吸い込み側に配
置されている。
流する液体からダスト粒子を分離するもので，有利に
は，電動モータによって駆動される搬送ポンプで燃料タ
ンクから燃料を搬送する搬送装置に使用され，図２にお
いて符号１０で示した電動燃料ポンプの吸い込み側に配
置されている。
【００１２】この分離器は有利にはプラスチックから制
作されたケーシング１１を有している。ケーシング１１
は直径方向で向き合って配置された２つの入口１２，１
３と，貫流液体のための中央に配置された出口１４とを
有している。出口１４は短管１５によって取り囲まれて
おり，この短管１５は電動燃料ポンプ１０の吸い込み短
管１０１にかぶせはめられるように構成されている。
作されたケーシング１１を有している。ケーシング１１
は直径方向で向き合って配置された２つの入口１２，１
３と，貫流液体のための中央に配置された出口１４とを
有している。出口１４は短管１５によって取り囲まれて
おり，この短管１５は電動燃料ポンプ１０の吸い込み短
管１０１にかぶせはめられるように構成されている。
【００１３】ケーシング１１の内部には円筒形の中央室
１６が形成されており，この中央室１６は出口１４に接
続されている。各入口１２若しくは１３には，ケーシン
グ１１内に形成された流動通路１７若しくは１８が接続
している。流動通路１７，１８は中央室１６に向かって
凹面に湾曲して，円弧状に延びており，死室１９若しく
は２０内に開口している。両方の死室１９，２０は横断
面を三日月形に形成されており，中央室１６を同心的に
取り囲んでいる。この場合両方の死室１９，２０は互い
に部分的に重なり合っており，重なり合っている範囲に
おいて互いに向き合った通路壁の間にそれぞれ１つの流
動通路１７若しくは１８を形成している。
１６が形成されており，この中央室１６は出口１４に接
続されている。各入口１２若しくは１３には，ケーシン
グ１１内に形成された流動通路１７若しくは１８が接続
している。流動通路１７，１８は中央室１６に向かって
凹面に湾曲して，円弧状に延びており，死室１９若しく
は２０内に開口している。両方の死室１９，２０は横断
面を三日月形に形成されており，中央室１６を同心的に
取り囲んでいる。この場合両方の死室１９，２０は互い
に部分的に重なり合っており，重なり合っている範囲に
おいて互いに向き合った通路壁の間にそれぞれ１つの流
動通路１７若しくは１８を形成している。
【００１４】三日月形の死室１９，２０内への流動通路
１７，１８の開口１７１，１８１は三日月形の死室１
９，２０のほぼ中央のところに位置しており，この開口
１７１，１８１から先の死室半部はそれぞれ中央室１６
の壁に沿って延びている。開口１７１，１８１の手前に
間隔をおいたところで，円弧形の流動通路１７，１８の
内側通路壁１７２，１８２に中央室１６への接続開口２
１，２２が設けられており，これらの接続開口２１，２
２の法線若しくは中心軸線は流動通路縦軸線に対してほ
ぼ半径方向に向いている。
１７，１８の開口１７１，１８１は三日月形の死室１
９，２０のほぼ中央のところに位置しており，この開口
１７１，１８１から先の死室半部はそれぞれ中央室１６
の壁に沿って延びている。開口１７１，１８１の手前に
間隔をおいたところで，円弧形の流動通路１７，１８の
内側通路壁１７２，１８２に中央室１６への接続開口２
１，２２が設けられており，これらの接続開口２１，２
２の法線若しくは中心軸線は流動通路縦軸線に対してほ
ぼ半径方向に向いている。
【００１５】各死室１９若しくは２０内で，ケーシング
軸線に対して直角の方向に向いた網状の格子構造体２３
若しくは２４が死室１９若しくは２０の平らな底１９１
若しくは２０１に対して平行に延びている（図２）。図
１においては図面を見やすくするために，死室２０内の
格子構造体２４だけが部分的に示されている。これらの
格子構造体２３，２４は死室１９，２０内で，死室１
９，２０内に液体と一緒に流入するダスト粒子のための
下側に位置する沈殿室２５，２６を区切っている。これ
らの格子構造体２３，２４は種々の構造を有することが
でき，例えば図３に示すようなはちの巣形の構造を有す
ることもできる。
軸線に対して直角の方向に向いた網状の格子構造体２３
若しくは２４が死室１９若しくは２０の平らな底１９１
若しくは２０１に対して平行に延びている（図２）。図
１においては図面を見やすくするために，死室２０内の
格子構造体２４だけが部分的に示されている。これらの
格子構造体２３，２４は死室１９，２０内で，死室１
９，２０内に液体と一緒に流入するダスト粒子のための
下側に位置する沈殿室２５，２６を区切っている。これ
らの格子構造体２３，２４は種々の構造を有することが
でき，例えば図３に示すようなはちの巣形の構造を有す
ることもできる。
【００１６】流動通路１７，１８の死室１９，２０内へ
の開口１７１，１８１のところで，死室１９，２０内に
それぞれ磁石２７若しくは２８が配置されている。磁石
２７は丸い棒磁石として構成されていて，外側通路壁１
７３の開口１７１を仕切る端縁に取り付けられている。
磁石２８は四角形の横断面を有する棒磁石として構成さ
れていて，外側通路壁１８３の背面に構成されたポケッ
ト２９内に収容されている。もちろん，両方の磁石２
７，２８が同じ形状を有するようにすることもできる。
の開口１７１，１８１のところで，死室１９，２０内に
それぞれ磁石２７若しくは２８が配置されている。磁石
２７は丸い棒磁石として構成されていて，外側通路壁１
７３の開口１７１を仕切る端縁に取り付けられている。
磁石２８は四角形の横断面を有する棒磁石として構成さ
れていて，外側通路壁１８３の背面に構成されたポケッ
ト２９内に収容されている。もちろん，両方の磁石２
７，２８が同じ形状を有するようにすることもできる。
【００１７】燃料搬送装置に本発明による分離器を使用
する場合，ケーシング１１全体は，図２に示すように，
燃料搬送装置の吸い込みふるい３０内に入れられる。
する場合，ケーシング１１全体は，図２に示すように，
燃料搬送装置の吸い込みふるい３０内に入れられる。
【００１８】電動燃料ポンプ１０に取り付けられた分離
器の作用は次のとおりである。
器の作用は次のとおりである。
【００１９】電動燃料ポンプ１０によってその吸い込み
短管１０１を介して吸い込まれる燃料は，入口１２及び
１３を通ってケーシング１１内に流入し，流動通路１
７，１８内で湾曲した軌道に沿って流れる。ダスト粒子
は燃料粒子よりも大きな比重を有しているので，ダスト
粒子は湾曲した軌道において遠心力によって外側通路壁
１７３，１８３に押し付けられ，燃料粒子よりも大きな
運動エネルギも獲得する。流動通路１７，１８の端部の
手前において，燃料は接続開口２１，２２のところで大
きく変向せしめられる。ダスト粒子は外側通路壁１７
３，１８３のところにあり，より大きな運動エネルギを
有していることによって，ダスト粒子は変向させにく
く，したがって最初の軌道に沿って流れ，死室２７，２
８内に達する。金属のダスト粒子は磁石２７，２８に付
着して，固持される。残りのダスト粒子は格子構造体２
３，２４を通って，沈殿室２５，２６内に沈殿する。格
子構造体は，死室１９，２０内に不都合な流動状態が生
じても，ダスト粒子が再び吸い上げられ，場合によって
は死室１９，２０から中央室１６内に入り込むことを阻
止する。
短管１０１を介して吸い込まれる燃料は，入口１２及び
１３を通ってケーシング１１内に流入し，流動通路１
７，１８内で湾曲した軌道に沿って流れる。ダスト粒子
は燃料粒子よりも大きな比重を有しているので，ダスト
粒子は湾曲した軌道において遠心力によって外側通路壁
１７３，１８３に押し付けられ，燃料粒子よりも大きな
運動エネルギも獲得する。流動通路１７，１８の端部の
手前において，燃料は接続開口２１，２２のところで大
きく変向せしめられる。ダスト粒子は外側通路壁１７
３，１８３のところにあり，より大きな運動エネルギを
有していることによって，ダスト粒子は変向させにく
く，したがって最初の軌道に沿って流れ，死室２７，２
８内に達する。金属のダスト粒子は磁石２７，２８に付
着して，固持される。残りのダスト粒子は格子構造体２
３，２４を通って，沈殿室２５，２６内に沈殿する。格
子構造体は，死室１９，２０内に不都合な流動状態が生
じても，ダスト粒子が再び吸い上げられ，場合によって
は死室１９，２０から中央室１６内に入り込むことを阻
止する。
【００２０】
【発明の効果】以上のような構成によって，本発明によ
れば，かなり小さなダスト粒子も液体から分離すること
ができる。本発明による分離器は遠心力を利用するもの
で，搬送ポンプの吸い込み範囲に大きな圧力落差がなく
てもダスト粒子を分離することができる。すなわち，ダ
スト粒子は大きな比重を有しているので，ダスト粒子は
燃料粒子よりも変向させにくく，湾曲した流動通路内で
遠心力によって外側の通路壁に押し付けられ，外側の通
路壁に沿って滑り，中央室への接続開口のところを通り
過ぎて，死室に達して沈殿する。したがって，本発明に
よる分離器を公知の燃料搬送装置に使用すると，ターボ
式ポンプとして構成されている場合に特にダスト粒子の
影響を受けやすい搬送ポンプの摩滅が著しく減少せしめ
られる。この場合本発明による分離器はフィルタ鉢の前
フィルタと一緒に使用することも，あるいは燃料搬送装
置のケーシングの入口に配置しておくこともできる。
れば，かなり小さなダスト粒子も液体から分離すること
ができる。本発明による分離器は遠心力を利用するもの
で，搬送ポンプの吸い込み範囲に大きな圧力落差がなく
てもダスト粒子を分離することができる。すなわち，ダ
スト粒子は大きな比重を有しているので，ダスト粒子は
燃料粒子よりも変向させにくく，湾曲した流動通路内で
遠心力によって外側の通路壁に押し付けられ，外側の通
路壁に沿って滑り，中央室への接続開口のところを通り
過ぎて，死室に達して沈殿する。したがって，本発明に
よる分離器を公知の燃料搬送装置に使用すると，ターボ
式ポンプとして構成されている場合に特にダスト粒子の
影響を受けやすい搬送ポンプの摩滅が著しく減少せしめ
られる。この場合本発明による分離器はフィルタ鉢の前
フィルタと一緒に使用することも，あるいは燃料搬送装
置のケーシングの入口に配置しておくこともできる。
【図１】図２の切断線Ｉ−Ｉに沿った分離器の横断面図
である。
である。
【図２】図１の切断線 II−II に沿った分離器の縦断面
図である。
図である。
【図３】図１の分離器の死室内の変化せしめられた格子
構造体の一部分を示した図である。
構造体の一部分を示した図である。
１０ 電動燃料ポンプ， １１ ケーシング， １２，
１３ 入口， １４出口， １５ 短管， １６ 中央
室， １７，１８ 流動通路， １９，２０死室， ２
１，２２ 接続開口， ２３，２４ 格子構造体， ２
５，２６沈殿室， ２７，２８ 磁石， ２９ ポケッ
ト， ３０ 吸い込みふるい，１０１ 吸い込み短管，
１７１ 開口， １７２ 内側通路壁， １７３ 外
側通路壁， １８１ 開口， １８２ 内側通路壁，
１８３ 外側通路壁，１９１，２０１ 底
１３ 入口， １４出口， １５ 短管， １６ 中央
室， １７，１８ 流動通路， １９，２０死室， ２
１，２２ 接続開口， ２３，２４ 格子構造体， ２
５，２６沈殿室， ２７，２８ 磁石， ２９ ポケッ
ト， ３０ 吸い込みふるい，１０１ 吸い込み短管，
１７１ 開口， １７２ 内側通路壁， １７３ 外
側通路壁， １８１ 開口， １８２ 内側通路壁，
１８３ 外側通路壁，１９１，２０１ 底
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 ＦＩ // Ｆ０４Ｂ 39/16 Ｆ０４Ｂ 39/16 Ｃ (72)発明者 オットー レスラー ドイツ連邦共和国 ベニンゲン リンデン ヴェーク 17
Claims (10)
- 【請求項１】 貫流する液体からダスト粒子を分離する
ための分離器において，液体のための少なくとも１つの
入口（１２，１３）と１つの出口（１４）とを有するケ
ーシング（１１）内に，出口（１４）と接続された中央
室（１６）と，前記の少なくとも１つの入口（１２，１
３）に接続されていて中央室（１６）に向かって凹面に
湾曲せしめられている円弧形の少なくとも１つの流動通
路（１７，１８）とが形成されており，この流動通路
（１７，１８）の内側通路壁（１７２，１８２）に中央
室（１６）への接続開口（２１，２２）が設けられてい
て，この接続開口（２１，２２）の法線が流動通路縦軸
線に対してほぼ半径方向に向いていることを特徴とす
る，分離器。 - 【請求項２】 少なくとも１つの流動通路（１７，１
８）がケーシング（１１）内に形成されている死室（１
９，２０）内に開口しており，接続開口（２１，２２）
が，液体の流動方向で見て死室（１９，２０）内への流
動通路（１７，１８）の開口（１７１，１８１）の手前
に間隔をおいたところに，配置されていることを特徴と
する，請求項１記載の分離器。 - 【請求項３】 死室（１９，２０）内で，死室（１９，
２０）内への流動通路（１７，１８）の開口（１７１，
１８１）の下側を延びる網状の格子構造体（２３，２
４）によって，死室（１９，２０）内に流入するダスト
粒子のための沈殿室（２５，２６）が区切られているこ
とを特徴とする，請求項２記載の分離器。 - 【請求項４】 中央室（１６）が，円筒形に構成されて
いて，ケーシング（１１）内に形成されている２つの流
動通路（１７，２０）のそれぞれへの，２つの直径方向
で向き合って配置されている接続開口（２１，２２）を
有していることを特徴とする，請求項１から３までのい
ずれか１項記載の分離器。 - 【請求項５】 横断面を三日月形に形成された２つの死
室（１９，２０）が中央室（１６）を同心的に取り囲ん
で部分的に重なり合うように配置されており，それぞれ
の重なり合いの範囲内で，両方の死室（１９，２０）の
間にそれぞれ１つの流動通路（１７，１８）が形成され
ており，これらの流動通路（１７，１８）は，それぞれ
三日月形の死室（１９，２０）のほぼ中央のところで死
室（１９，２０）内に開口していることを特徴とする，
請求項４記載の分離器。 - 【請求項６】 両方の流動通路（１７，１８）の入口
（１２，１３）が，ケーシング（１１）の直径方向で向
き合って，配置されていることを特徴とする，請求項４
又は５記載の分離器。 - 【請求項７】 死室（１９，２０）内への流動通路（１
７，１８）の開口（１７１，１８１）のところで，磁石
（２７，２８）が死室（１９，２０）内に配置されてい
ることを特徴とする，請求項１から６までのいずれか１
項記載の分離器。 - 【請求項８】 死室（１９，２０）内の磁石（２７，２
８）が，流動通路（１７，１８）の，死室（１９，２
０）を仕切っている通路壁（１７３，１８３）に配置さ
れていることを特徴とする，請求項７記載の分離器。 - 【請求項９】 ケーシング（１１）の出口（１４）が，
中央室（１６）に対して同軸的な短管（１５）によって
取り囲まれており，この短管（１５）は，液体搬送ポン
プ，殊に電動燃料ポンプ（１０），の吸い込み短管（１
０１）にかぶせはめられるように構成されていることを
特徴とする，請求項１から８までのいずれか１項記載の
分離器。 - 【請求項１０】 ケーシング（１１）が吸い込みふるい
（３０）内に入れられていることを特徴とする，請求項
１から９までのいずれか１項に記載の分離器。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE19709781.2 | 1997-03-10 | ||
| DE19709781A DE19709781A1 (de) | 1997-03-10 | 1997-03-10 | Abscheider |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10263326A true JPH10263326A (ja) | 1998-10-06 |
Family
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10055344A Pending JPH10263326A (ja) | 1997-03-10 | 1998-03-06 | 分離器 |
Country Status (6)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10263326A (ja) |
| KR (1) | KR19980080029A (ja) |
| BR (1) | BR9800858A (ja) |
| DE (1) | DE19709781A1 (ja) |
| FR (1) | FR2760383B1 (ja) |
| IT (1) | IT1298601B1 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005052370A1 (ja) * | 2003-11-27 | 2005-06-09 | Techno Takatsuki Co., Ltd. | 電磁振動形ポンプ |
| US7371269B2 (en) | 2004-12-28 | 2008-05-13 | Techno Takatsuki Co., Ltd. | Electromagnetic vibrating pump |
| JP2008255917A (ja) * | 2007-04-06 | 2008-10-23 | Aisan Ind Co Ltd | サクションフィルタ、燃料ポンプ装置及び燃料供給装置 |
| CN108180172A (zh) * | 2017-11-21 | 2018-06-19 | 大福泵业有限公司 | 一种自吸泵 |
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|---|---|---|---|---|
| EP1154145A3 (en) * | 2000-05-11 | 2003-02-26 | Aisan Kogyo Kabushiki Kaisha | Canister |
| DE102010011292A1 (de) | 2010-03-13 | 2011-09-15 | Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft | Kraftstoffhochdruckpumpe |
| DE102011053358A1 (de) | 2011-09-07 | 2013-03-07 | Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft | Kraftstoffpumpe |
| GB2568220B (en) * | 2017-09-04 | 2020-04-08 | Jaguar Land Rover Ltd | A baffled vehicle container with means to direct liquid around a vertical axis of a pickup chamber, an internal combustion engine, a vehicle and a method |
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|---|---|---|---|---|
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| CA2122165A1 (fr) * | 1994-04-26 | 1995-10-27 | Reginald Cormier | Recuperateur d'eau domestique pour usage de toilette |
-
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- 1997-03-10 DE DE19709781A patent/DE19709781A1/de not_active Withdrawn
-
1998
- 1998-03-05 FR FR9802688A patent/FR2760383B1/fr not_active Expired - Fee Related
- 1998-03-06 JP JP10055344A patent/JPH10263326A/ja active Pending
- 1998-03-06 IT IT98MI000461A patent/IT1298601B1/it active IP Right Grant
- 1998-03-09 KR KR1019980007698A patent/KR19980080029A/ko not_active Application Discontinuation
- 1998-03-10 BR BR9800858-7A patent/BR9800858A/pt unknown
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| WO2005052370A1 (ja) * | 2003-11-27 | 2005-06-09 | Techno Takatsuki Co., Ltd. | 電磁振動形ポンプ |
| CN100458156C (zh) * | 2003-11-27 | 2009-02-04 | 株式会社泰可诺高槻 | 电磁振动型泵 |
| US7371269B2 (en) | 2004-12-28 | 2008-05-13 | Techno Takatsuki Co., Ltd. | Electromagnetic vibrating pump |
| JP2008255917A (ja) * | 2007-04-06 | 2008-10-23 | Aisan Ind Co Ltd | サクションフィルタ、燃料ポンプ装置及び燃料供給装置 |
| CN108180172A (zh) * | 2017-11-21 | 2018-06-19 | 大福泵业有限公司 | 一种自吸泵 |
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