JPH10261A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JPH10261A
JPH10261A JP9072758A JP7275897A JPH10261A JP H10261 A JPH10261 A JP H10261A JP 9072758 A JP9072758 A JP 9072758A JP 7275897 A JP7275897 A JP 7275897A JP H10261 A JPH10261 A JP H10261A
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Shohachi Ugawa
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 権利発生遊技状態となったときに可変入賞球
装置の開放回数の変化を与えて遊技者の興趣を引き付け
ることが可能な弾球遊技機を提供する。 【解決手段】 弾球遊技機に、複数の数字を表示可能な
可変表示器39を設け、権利発生入賞口44への打玉の
入賞に基づいて可変表示器39の表示結果を導出し、そ
の表示結果に係る数字に対応する回数を当該権利発生遊
技状態における可変入賞球装置70の開放回数として設
定制御するようにしたので、権利発生遊技状態毎に可変
入賞球装置70の開放回数が異なる可能性があるので、
遊技が単調とならず、遊技者の興趣を引き付けることが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入賞装置内の権利
発生入賞口への打玉の入賞に基づいて権利発生遊技状態
とし、その権利発生遊技状態中に打玉が始動入賞口に入
賞したことに基づいて可変入賞球装置を所定期間開成せ
しめ、その開成状態を前記始動入賞口に打玉が入賞する
ことを条件にして所定回数繰り返すことが可能な弾球遊
技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、打玉が入賞装置の入賞空間内に設
けられる権利発生入賞口に入賞することにより権利発生
遊技状態とし、その権利発生遊技状態中に打玉が遊技盤
上に設けられる始動入賞口に入賞したことに基づいて遊
技者に所定の遊技価値を付与する状態、例えば、遊技盤
上に設けられる可変入賞球装置を一定期間(例えば、1
0秒経過するまで、あるいは10個の入賞玉が発生する
まで)開成せしめ、その開成状態を始動入賞口に打玉が
入賞することを条件にして数回(例えば、8回)開成す
るようにした弾球遊技機が知られていた。このような弾
球遊技機にあっては、権利発生遊技状態中における可変
入賞球装置の開放回数は、一定回数に設定されて制御さ
れるようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、権利発生遊
技状態となったときの感激が少なく、遊技の興趣の盛り
上がりに欠けるという問題があった。本発明は、上記し
た問題点に鑑みなされたもので、その目的とするところ
は、権利発生遊技状態となったときに可変入賞球装置の
開放回数の変化を与えて遊技者の興趣を引き付けること
が可能な弾球遊技機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明が採用した手段は、入賞装置内の権利発
生入賞口への打玉の入賞に基づいて権利発生遊技状態と
し、その権利発生遊技状態中に打玉が始動入賞口に入賞
したことに基づいて可変入賞球装置を所定期間開成せし
め、その開成状態を前記始動入賞口に打玉が入賞するこ
とを条件にして所定回数繰り返すことが可能な弾球遊技
機において、該弾球遊技機には、複数の数字を表示可能
な可変表示器を設け、前記権利発生入賞口への打玉の入
賞に基づいて前記可変表示器の表示結果を導出し、その
表示結果に係る数字に対応する回数を当該権利発生遊技
状態における前記可変入賞球装置の開放回数として設定
制御するようにしたものである。
【0005】このように構成することにより、権利発生
遊技状態毎に可変入賞球装置の開放回数が異なる可能性
があるので、遊技が単調とならず、遊技者の興趣を引き
付けることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
に係る実施形態について説明する。まず、図10を参照
して、この実施形態が適用される弾球遊技機の一例とし
てのパチンコ遊技機について説明する。図10は、パチ
ンコ遊技機の正面図である。
【0007】図において、パチンコ遊技機1の額縁状に
形成された前面枠2には、扉保持枠3が周設され、該扉
保持枠3には、ガラス板4a,4b(図2参照)を有す
るガラス扉枠4及び前面扉板5が一側を軸支されて開閉
自在に取り付けられている。ガラス扉枠4の後方であっ
て、前記前面枠2の裏面には、遊技盤10が着脱自在に
設けられている。また、前面扉板5の表面には、排出さ
れた景品玉を貯留し、かつ打玉の発射位置に一個宛供給
する打球供給皿6が固定されている。打球供給皿6の上
流側の内部空間には、遊技に関連する効果音を発生する
報知手段としてのスピーカ7が内蔵されている。また、
前記前面枠2の下方部には、打球発射機構の一部を構成
する操作ハンドル8や、前記打球供給皿6に貯留しきれ
なかった景品玉を貯留するための余剰玉受皿9が設けら
れている。
【0008】前記遊技盤10の表面には、発射された打
玉を誘導する打球誘導レール11aと、該打球誘導レー
ル11aによって誘導された打球が落下する領域である
遊技領域12を区画する遊技領域形成レール11bとが
ほぼ円状に植立されている。そして、その遊技領域12
のほぼ中央には、この実施形態の要部を構成する入賞装
置30が設けられている。入賞装置30には、後に詳述
するように入賞空間41と該入賞空間41内に設けられ
る権利発生入賞口44と可変表示器として機能する開放
回数表示器39とが含まれている。権利発生入賞口44
に入賞した入賞玉は、特定入賞玉検出器45をONし、
これによって権利発生遊技状態を出現させることにな
る。また、入賞装置30には、権利発生遊技状態中にお
いて、後述する始動入賞口13に打玉が入賞したことに
基づいて開成する開閉板70を含んでいる。この開閉板
70は、ソレノイド71によって駆動制御されるもので
ある。更に、開閉板70に受け入れられた入賞玉は、入
賞玉検出器72によって検出されるようになっている。
【0009】また、遊技領域12の入賞装置30の下方
には、前記始動入賞口13が配置されている。この始動
入賞口13には、入賞した打玉を検出する始動入賞玉検
出器14が内蔵されており、権利発生遊技状態中にこの
始動入賞玉検出器14がONすることにより前記開閉板
70が一定期間開成することになる。
【0010】しかして、上記した入賞装置30と始動入
賞口13との作用について簡単に説明すると、まず、入
賞装置30に入賞した入賞玉が権利発生入賞口44に誘
導されて特定入賞玉検出器45をONさせると、権利発
生遊技状態が出現すると同時に可変表示器としての開放
回数表示器39が表示結果を導出し、その権利発生遊技
状態中に打玉が始動入賞口13に入賞して始動入賞玉検
出器14をONさせると、後述する遊技制御基板22に
含まれるマイクロコンピュータ80によってソレノイド
71が一定期間(例えば、10秒経過するまで、あるい
は入賞玉検出器72が10個の入賞玉を検出するまで)
開閉板70を開成するように制御する。
【0011】そして、上記したような開閉板70の一定
期間の開放回数は、開放回数表示器39の表示される数
字に対応する個数の打玉が始動入賞口13に入賞するま
で有効とされている。なお、本実施形態においては、開
放回数表示器39が可変表示する数字は、「1,4,
8」の3つであり、このため、開閉板70の一定期間の
最大開放回数は、変化することとなるが、例えば、開放
回数として8回が選択されたときに、その8回の途中で
入賞装置30に入賞した入賞玉が再度権利発生入賞口4
4に入賞したり、あるいは開閉板70が7回目の開成を
行う前に打玉が連続して始動入賞口13に8個入賞する
と、その回又は次の回で開成状態が終了してしまうよう
になっている。したがって、開放回数が最高8回まで許
容されているとしても、入賞装置30に入賞した入賞玉
が再度権利発生入賞口44に入賞したり、あるいは始動
入賞口13に8個目の打玉が入賞したり(ただし、7個
目までの打玉までは記憶されるようになっているので、
8個目の打玉が入賞しない限り権利発生遊技状態は解消
されない)した場合には、権利発生遊技状態は途中で解
消されてしまうことになる。
【0012】図10に戻って、更に、遊技領域12に
は、前記入賞装置30の左右側方に入賞口15a,15
bが設けられ、前記開閉板70の左右側方にランプ付入
賞口16a,16bが設けられ、始動入賞口13の左右
側方に入賞口17a,17bが設けられている。更に、
遊技領域12の中央部左右両端にも遊技効果ランプ18
a,18bが設けられると共に遊技領域上部左右にラン
プ付風車19a,19bが設けられている。これらのラ
ンプは、権利発生遊技状態中や始動入賞時等にその旨を
遊技者に報知するようになっている。なお、遊技効果ラ
ンプ18a,18bと同じ作用を奏するものとして前記
前面枠2の上部に設けられる遊技効果ランプ21a〜2
1c(枠ランプともいう)が設けられている。更に、遊
技領域12の最下方には、上記したいずれの入賞装置あ
るいは入賞口にも入賞しなかった打玉が遊技盤10の後
方に導かれるアウト口20が設けられている。
【0013】ところで、遊技盤10に設けられる上記し
た入賞装置30、開閉板70、及び遊技効果ランプ18
a,18b、21a〜21c等は、パチンコ遊技機1の
裏面に設けられる遊技制御基板22によって制御され
る。この遊技制御基板22には、後述するように上記し
た部品を電気的に制御するマイクロコンピュータ80を
含む制御回路が構成されている。この制御回路の構成に
ついては、後に詳述する。
【0014】次に、この実施形態の要部を構成すると共
に権利発生遊技状態を出現させるための入賞装置30に
ついて図1ないし図5を参照して説明する。図1は、入
賞装置30の正面図であり、図2は、入賞装置30の縦
断面図であり、入賞装置30内に設けられる振分け部材
46が上昇した状態を示し、図3は、振分け部材46の
上昇を制御する機構の背面図であり、図4は、入賞装置
30の横断面図であり、図5は、入賞装置30の縦断面
図であり、入賞装置30内に設けられる振分け部材46
が下降した状態を示す。
【0015】図において、入賞装置30は、前記遊技盤
10の表面に取り付けられる取付基板31を有してい
る。そして、この取付基板31の上部に一対の開閉翼片
33a,33bを有するチューリップ式入賞口32が連
接されている。チューリップ式入賞口32の取付基板
は、入賞装置30の取付基板31とは別体に構成されて
いるが、これを一体的に形成しても良い。
【0016】チューリップ式入賞口32の下方であっ
て、取付基板31の最上部には、受入れ領域36を構成
する受入れ枠34が前方に突出するように形成されてい
る。受入れ領域36は、チューリップ式入賞口32に入
賞した入賞玉をすべて受入れる領域であり、このため、
受入れ枠34の上辺には落下口35が開設されている。
しかして、チューリップ式入賞口32に入賞した入賞玉
は落下口35を通過して受入れ領域36に導かれる。受
入れ領域36は、図2に示すように取付基板31の後方
に至る位置まで形成されると共に、受入れた入賞玉をそ
の後面一側(図1の左側)に形成された玉入口37に導
き、玉入口37に入った入賞玉は、連絡通路38を介し
て後述する入賞空間41に導かれるようになっている。
【0017】なお、受入れ領域36の後面壁には、権利
発生遊技状態において前記開閉板70の開放回数を表示
する開放回数表示器39が臨むようになっている。この
開放回数表示器39は、通常時、複数の数値データ、例
えば、「1,4,8」を可変表示するように常時可変表
示動作するように制御され、入賞空間41に導かれた入
賞玉が権利発生入賞口44に入賞したときにその可変表
示を停止させ、表示された数値データを開閉板70の最
大開放回数と設定するように制御されるものである。
【0018】ところで、取付基板31の中央後部には、
ほぼ立方形状の入賞空間41が形成され、その入賞空間
41内が透視できるように前面が透明板で構成されてい
る。そして、入賞空間41の後面壁であってその一側
(図1の左側)中央部に前記連絡通路38と連通する導
入口40が開設されている。したがって、前記受入れ領
域36に受入れられた入賞玉は、連絡通路38を通って
導入口40から入賞空間41内に導かれるものである。
また、導入口40の前方であって入賞空間41の側壁に
は、第1誘導板42が内側に向って突設されている。第
1誘導板42は、図4に示すように、その後方が円弧状
に形成されると共に前方が入賞空間41の前面に到達す
べく直線状に形成され、その直線状部分の中央が入賞空
間41の中心に向って下り傾斜するように形成されてい
る。このため、導入口40から流入した入賞玉は、第1
誘導板42によって入賞空間41の中央部に誘導され、
後述する第1の回転板47上に載置したり、あるいは載
置することなく入賞空間41の底面(転動板65を構成
する)に落下したりする。
【0019】一方、入賞空間41の第1誘導板42と反
対側の側壁には、第2誘導板43が形成されている。こ
の第2誘導板43は、ボックス状に形成されるもので第
1誘導板42より僅かに低い位置に形成されるものであ
る。しかして、第2誘導板43の上面中央には、権利発
生入賞口44が開設され、第2誘導板43の上面に導か
れた入賞玉を取込むようになっている。権利発生入賞口
44に取込まれた入賞玉は、前記した特定入賞玉検出器
45をONさせて権利発生遊技状態の出現、あるいは消
滅信号として扱われる。
【0020】上記した導入口40と権利発生入賞口44
とは、入賞空間41内で互いに反対側に位置するが、こ
れらの間には、振分け装置46が配置されている。この
振分け装置46は、導入口40から入賞空間41に流入
した入賞玉の一部を権利発生入賞口44に向けてほぼ水
平方向に搬送するもので、第1の回転板47と、該第1
の回転板47をリンク機構を介して上下動させる上下動
駆動モータ54(以下、モータAという場合もある)
と、第1の回転板47の上方に位置する第2の回転板5
9と、第1の回転板47及び第2の回転板59とを回転
させる回転駆動モータ63(以下、モータBという場合
もある)と、第1の回転板47に載置して搬送された入
賞玉と当接して権利発生入賞口44に導く障害板64と
から構成されている。
【0021】上記した振分け装置46の各構成部品につ
いて以下詳細に説明すると、第1の回転板47は、円盤
状に形成され、その中心を押上部材48によって支持さ
れている。押上部材48の下端は、入賞空間41の底面
を構成する転動板65を突き抜けており、後述する作動
レバー53と当接するようになっている。また、第1の
回転板47の中心上方には、連結部材49が固着され、
その連結部材49の上部に2つの摺動係合片50が突設
されている。この摺動係合片50は、第2の回転板59
に形成される後述する摺動穴60と係合し且つ摺動する
もので、第2の回転板59の回転動作が伝達されるもの
である。更に、第1の回転板47には、2つの磁石5
1、52が内蔵され、第1の回転板47の上面に載置し
た入賞玉を吸着するように作用する。なお、磁石51、
52は、図4に示すように、互いに90度ずれた位置に
内蔵されている。
【0022】ここで、前記第1の回転板47を上下動さ
せる機構について図2、図3及び図5を参照して説明す
ると、前記押上部材48の下端には、作動レバー53が
揺動自在に軸支され、その作動レバー53の先端が押上
部材48の下端と当接している。作動レバー53の後端
には、カム55の偏心した位置に突設される作動ピン5
6が係合するようになっている。カム55は、上下動駆
動モータ54のモータ軸に固着されるもので、上下動駆
動モータ54の駆動に伴って回転し、この回転により作
動ピン56が上下動するものであるため、作動ピン56
と係合する作動レバー53が揺動するものである。ま
た、カム55の外周には、図3に示すように凹部57が
形成され、該凹部57に対応してカムスイッチ58が設
けられている。カムスイッチ58は、凹部57と対応し
たときにOFFとなるが、そのとき作動ピン56が下方
に位置したときであるため、作動レバー53が図2に示
すように左上がりとなって押上部材48を上昇させ、第
1の回転板47を上昇した位置としている。
【0023】第1の回転板47が上昇した位置では、第
1の回転板47の上面が前記第1誘導板42よりも低く
第2誘導板43の上面よりも高い位置となっている。こ
のため、第1の回転板47の上面に載置吸着された入賞
玉P1 (図2及び図4参照)が後述する障害板64に当
接して権利発生入賞口44に誘導されるようになってい
る。
【0024】一方、カム55が回転して作動ピン56が
上方に位置したときには、作動レバー53が図5に示す
ように左下がりとなっており、これがため、押上部材4
8と第1の回転板47とは、自重により下降した位置と
なっている。第1の回転板47が下降した位置では、第
1の回転板47の上面が第2誘導板43の上面よりも下
方に位置するので、第1の回転板47の上面に載置吸着
された入賞玉が権利発生入賞口44に誘導されることが
ないと共に、後述する障害板64の下方をも通過するよ
うになっている。なお、第1の回転板47は、通常の状
態において上昇した位置となっており、権利発生遊技状
態となった後の後述するリードスイッチ62からの最初
の信号に基づいて上下動駆動モータ54が駆動され、そ
の駆動状態が権利発生遊技状態の期間中継続される。そ
して、権利発生遊技状態の消滅後のカムスイッチ58か
らの最初のOFF信号に基づいてその駆動を停止するよ
うに制御されるものである。つまり、第1の回転板47
は、権利発生遊技状態の期間中上下動作を連続的に行う
ことになる。また、上下動駆動モータ54の回転数は、
この実施形態の場合、30rpmに設定されている。
【0025】次に、第2の回転板59の構成について説
明すると、第2の回転板59は、入賞空間41の上壁の
外側に支持される回転駆動モータ63のモータ軸に固着
され、電源投入と同時に回転する。また、第2の回転板
59の中心部には、上下に貫通する摺動穴60が2本貫
設され、該摺動穴60に前記摺動係合片50が遊嵌され
る。このため、第2の回転板59の回転運動が摺動係合
片50と摺動穴60との係合によって第1の回転板47
に伝達され、第1の回転板47も電源投入時から回転し
ていることになる。また、摺動穴60は、上記したよう
に上下に貫通しているので、摺動係合片50を案内し
て、前記した第1の回転板47の上下動がスムーズに行
われるようになっている。更に、第2の回転板59の外
周側面には、磁石61が埋設されており、該磁石61に
対応する高さの入賞空間41の後面壁にリードスイッチ
62が設けられている。このリードスイッチ62は、前
記したように権利発生遊技状態となった後に前記上下動
駆動モータ54を駆動開始させるための信号を導出する
もので、前記磁石61が通過することにより作動する。
なお、回転駆動モータ63は、図4に示されるように上
から見て反時計方向に回転され、その回転数は、この実
施形態の場合、25rpmに設定されている。
【0026】また、入賞空間41の他側(図1の右側)
後方には、前記第1の回転板47に載置されて搬送され
る入賞玉と当接して前記権利発生入賞口44に導く障害
板64が突設されている。この障害板64は、第1の回
転板47が上昇した位置で搬送した入賞玉と当接するよ
うな高さに設定され、しかも図4に示すように当接した
入賞玉を第2誘導板43方向へ誘導するように入賞空間
41の側壁に向って傾斜している。したがって、第1の
回転板47が下降した位置で搬送される入賞玉P2 (図
5参照)は、障害板64に当接することなく、下方を通
過することになる。
【0027】以上、振分け装置46の各構成部品の構成
について説明してきたが、このように構成される振分け
装置46においては、図4に示すように導入口40から
流入した入賞玉が第1誘導板42を流下して常に回転し
ている第1の回転板47の上面に到達する。入賞玉が第
1の回転板47上に到達した際に、運良く磁石51、5
2の上を通過した場合には、その磁石の吸着力により入
賞玉P1 が第1の回転板47上に載置した状態でほぼ水
平方向に搬送される。しかし、入賞玉が第1の回転板4
7上に到達した際に、磁石51、52の上を通過しない
場合には、そのまま第1の回転板47から下方に向けて
落下することになる。第1の回転板47のいずれかの磁
石51、52に吸着されて搬送された入賞玉P1 は、入
賞空間41の反対側に到達すると障害板64に当接して
第2誘導板43に導かれ権利発生入賞口44に入賞す
る。権利発生入賞口44に入った入賞玉は、特定入賞玉
検出器45をONさせて権利発生遊技状態とする。そし
て、その権利発生遊技状態となった後の最初の磁石61
の通過によりリードスイッチ62が作動すると上下動駆
動モータ54が駆動されて第1の回転板47が上下動を
開始する。第1の回転板47の上下動は、権利発生遊技
状態の期間中行われる。
【0028】しかして、第1の回転板47が上下動して
いる間に導入口40から流入する入賞玉の挙動は、以下
のようになる。すなわち、第1の回転板47が下降した
位置にあるときに導入口40から流下する入賞玉は、第
1誘導板42から下方に向けて勢いよく落下するため、
その多くは、第1の回転板47の上面に衝突して反発さ
れ、例え磁石51、52上に落下したものでも第1の回
転板47に載置されることはない。これに対し、第1の
回転板47が上昇した位置にあるときに導入口40から
流下する入賞玉は、第1誘導板42から第1の回転板4
7の上面にスムーズに導かれるので、運良く磁石51、
52に吸着されたものは、反対側に搬送される。ただ
し、第1の回転板47が上下動しているので、反対側に
到達したときに第1の回転板47が下降した位置となっ
ている場合もあり、その場合には、入賞玉P2 は、障害
板64の下方を通過して権利発生入賞口44に導かれる
ことはない。したがって、第1の回転板47が上下動し
ている場合には、第1の回転板47によって搬送される
入賞玉が権利発生入賞口44に導かれたり、あるいは導
かれない場合も生じ、権利消滅を免れることができる場
合もある。そして、第1の回転板47が上下動している
間に搬送された入賞玉が権利発生入賞口44に導かれた
場合には、権利発生遊技状態が消滅し、その後最初のカ
ムスイッチ58のOFFで上下動駆動モータ54の駆動
が停止される。
【0029】なお、カムスイッチ58がOFFとなる位
置は、前記したように第1の回転板47が上昇した位置
であり、その状態で次の入賞玉を搬送する体勢にある。
なお、権利が消滅した時点で第1の回転板47上に入賞
玉が載置されている場合には、その入賞玉は障害板64
に当接して権利発生入賞口44に誘導され再度権利発生
遊技状態となるが、このとき前回の権利発生遊技状態に
基づく開閉板70の開放が行われている場合には、その
開放が終了してから新たな権利発生遊技状態に基づく遊
技が行われることになる。
【0030】上記したように、この振分け装置46によ
れば、導入口40から入賞空間41に導かれた入賞玉
は、第1の回転板47によってほぼ水平方向に搬送され
て反対側に位置する権利発生入賞口44に時間をかけて
導かれるので、入賞空間41に入賞した入賞玉が権利発
生入賞口44に誘導される様子を遊技者が認識し易く、
これがため、何時権利発生遊技状態となったか、あるい
は消滅状態となったかが分かり易いし、また、入賞玉が
権利発生入賞口44に入賞する際の感激を味わうことが
できる。
【0031】ところで、上記のようにして第1の回転板
47によって搬送されて権利発生入賞口44に導かれた
入賞玉以外の入賞玉は、入賞空間41の底面を構成する
転動板65に落下し、その転動板65の流下端に形成さ
れる入賞口66(第1誘導板42の下方)に導かれて通
常の入賞玉として処理される。
【0032】また、入賞装置30には、上記した構成以
外に前記第2誘導板43の前面に赤色と緑色とからなる
遊技効果LED67a,67bが配置され、権利発生遊
技状態中点滅してその旨を遊技者に報知するようになっ
ている。また、入賞空間41の後面壁の後ろには、多数
のLED又はランプが設けられたランプ基板68が配置
されて入賞空間41を後方から照明し、更に、ランプ基
板68の後方に入賞装置30に設けられる電気的部品か
らの配線を中継する中継端子板69が設けられている。
また、入賞装置30には、前記したように、取付基板3
1の下方にソレノイド71によって開閉制御される開閉
板70が設けられ、その開閉板70の開成中に受入れら
れた入賞玉を検出する前記入賞個数検出器72に基づい
て計数された入賞玉数を表示する入賞個数表示器73が
開閉板70の後面壁に臨むように設けられている。
【0033】以上、説明した入賞装置30を含むパチン
コ遊技機1の動作は、前記遊技制御基板22内に形成さ
れる制御回路によって制御されるものであるが、この制
御回路には、図6に示すように、制御中枢としてのマイ
クロコンピュータ80を含んで構成される。マイクロコ
ンピュータ80は、例えば、数チップのLSIで構成さ
れており、その中には制御動作を所定の手順で実行する
ことのできるMPU81と、MPU81の動作プログラ
ムデータを格納するROM82と、必要なデータの書込
みおよび読出しができるRAM83とを含む。更に、マ
イクロコンピュータ80は、入力信号を受けてMPU8
1に入力データを与える入力回路84と、MPU81か
らの出力データを受けて外部に出力する出力回路85と
を含んでいる。そしてMPU81はROM82内に格納
されたプログラムデータに従って、且つ以下に述べる各
制御信号の入力に応答して、入賞装置30や開閉板70
等に対して制御信号を与える。
【0034】マイクロコンピュータ80には、入力信号
として、検出回路86〜89を介して特定入賞玉検出器
45、入賞玉検出器72、始動入賞玉検出器14、リー
ドスイッチ62、及びカムスイッチ58からの検出信号
が与えられる。
【0035】また、マイクロコンピュータ80は、以下
の回路及び装置に制御信号を与える。まず、駆動回路9
0を介して上下動駆動モータ54(モータA)及び回転
駆動モータ63(モータB)に駆動信号を与え、駆動回
路91を介してソレノイド71に駆動信号を与える。ま
た、制御回路92〜94を介して開放回数表示器39、
入賞個数表示器78、遊技効果LED67a,67b、
及び遊技効果ランプ18a,18b、21a〜21cに
それぞれ表示信号を与え、駆動回路95を介してスピー
カ7に音声信号を与える。なお、上記構成の各回路に
は、図示しない電源回路から所定の直流電圧が供給され
る。
【0036】上記した制御回路に基づく具体的な動作の
一例を図7に示す。図7は、権利発生時に開放回数とし
て「8」が選択された場合の入賞装置30内に設けられ
る振分け装置46と開閉板70、及び始動入賞口13と
の関係を示すタイムチャートである。図において、電源
投入と同時にモータBが回転しているので、第1回転板
47及び第2回転板59が回転動作している。第1回転
板47は、カムスイッチ58がOFF状態となったまま
であるので、上昇した位置となっており、また第2回転
板59の回転に基づいてリードスイッチ62が定期的に
ON信号を導出している。
【0037】上記した状態で入賞装置30の入賞空間4
1に誘導された入賞玉が第1の回転板47の磁石51、
52に吸着された状態でほぼ水平方向に搬送され権利発
生入賞口44に入賞して特定入賞玉検出器45をONさ
せると、その検出信号V1 に基づいて権利発生遊技状態
となる。そして、信号V1 があった後のリードスイッチ
62の最初の信号R1 に基づいてモータAの駆動が開始
され、第1の回転板47が上下動を開始する。このとき
カムスイッチ58がON・OFFを繰り返すが、OFF
となっても権利発生遊技状態の期間中モータAの駆動
は、停止されない。
【0038】一方、権利発生遊技状態となった後に打玉
が始動入賞口13に入賞して始動入賞玉検出器14をO
Nさると、その検出信号S1 に基づいてソレノイド71
がONとされ開閉板70が所定期間開放される。開閉板
70が開放されると打玉が開閉板70に受け止められて
入賞玉となり入賞玉検出器72によって検出される。上
記した開放動作は、以後の始動入賞玉検出器14の検出
信号S2 、S3 ・・・・S8 がある毎に繰り返される。
ただし、途中で特定入賞玉検出器45の検出信号があっ
たときには、権利消滅して開放動作も途中で停止する
が、図示のタイムチャートにおいては、始動入賞玉検出
器14の8個目の検出信号S8 に基づいて権利消滅状態
となった場合を示す。しかして、検出信号S8 があった
後のカムスイッチ58の最初のOFF信号K1 に基づい
てモータAの駆動が停止される。これにより第1の回転
板47の上下動が停止され、上昇した位置で回転動作だ
けを継続する。そして、その状態で再度特定入賞玉検出
器45の検出信号V2 があったときには、再度新たな権
利発生遊技状態となって前記したと同様に、信号V2後
の最初のリードスイッチ62の信号R2 に基づいてモー
タAの駆動が開始され、その後の始動入賞玉検出器14
の検出信号S1 ′に基づいてソレノイド71が駆動され
る。
【0039】以上、実施形態に係るパチンコ遊技機1の
構成及び作用について説明してきたが、この実施形態に
よれば、入賞玉が権利発生入賞口44に入賞したとき
に、可変表示器としての開放回数表示器39が複数の数
値データの中から1つの数値データを停止表示させ、そ
の停止表示された数値データを当該権利発生遊技状態に
おける開閉板70の最大開放回数として設定するように
制御されるので、権利発生遊技状態毎に開閉板70の開
放回数が異なる可能性があるので、遊技が単調となら
ず、遊技者の興趣を引き付けることができる。
【0040】上記した実施形態(以下、第1実施形態と
いう)では、入賞空間41内を移動させる振分け部材と
して、第1の回転板47を有する振分け装置46を例示
したが、他の構成を有する振分け部材であってもよい。
例えば、図8及び図9に示す実施形態(以下、第2実施
形態という)のような構成を有するものでもよい。ここ
で図8及び図9に示されるものについて詳細に説明する
と、入賞装置100の入賞空間101には、第1実施形
態と同様に、入賞空間101の一側後面に導入口102
が形成され、入賞空間101の他側側方に権利発生入賞
口103が形成されている。また、入賞空間101内に
は、前記導入口102から流入する入賞玉を前方に誘導
する第1誘導板104が形成され、該第1誘導板104
に連続して前記権利発生入賞口103に向けて傾斜する
第2誘導板105が形成されている。第2誘導板105
は、図8に示すように、第2誘導板105を流下する入
賞玉が前後方向に落下するような巾で構成されると共
に、その中央部分に振分け突起106が僅かに突出する
ように形成されている。振分け突起106の下流側に
は、入賞玉が落入する程度の貯留穴107が開設され、
該貯留穴107の下方に貯留解除ソレノイド109が配
置されている。また、貯留穴107と貯留解除ソレノイ
ド109との間には、貯留穴107に落入した入賞玉を
検出する貯留玉検出器108が設けられている。更に、
入賞装置100には、入賞空間101の底面を構成する
転動板110の流下端に前記権利発生入賞口103に誘
導されなかった入賞玉が誘導される入賞口111が形成
されている。
【0041】上記のように構成される入賞装置100の
作用について説明すると、導入口102から流入した入
賞玉が第1誘導板104と第2誘導板105に誘導され
ながら流下したときに、振分け突起106によって多く
の入賞玉が第2誘導板105の前後方向から転動板11
0に落下し、入賞口111に導かれる。しかし、一部の
入賞玉は、振分け突起106を乗り越えて貯留穴107
に落入する。貯留穴107に落入した入賞玉は、貯留解
除ソレノイド109のプランジャ上端で支えられると同
時に貯留玉検出器108によって検出される。しかし
て、入賞玉が貯留玉検出器108によって検出される
と、その検出信号に基づいて貯留解除ソレノイド109
が励磁されてプランジャを上昇させ、貯留された入賞玉
を貯留穴107から飛び出させる。貯留穴107から飛
び出た入賞玉は、第2誘導板105をさらに流下して権
利発生入賞口103に導かれるか、あるいは権利発生入
賞口103に導かれることなく第2誘導板105の前後
方向から転動板110に落下して入賞口111に導かれ
る。入賞玉が権利発生入賞口103に入賞したときに
は、未だ権利発生遊技状態でないときには、権利発生遊
技状態とし、既に権利発生遊技状態となっているときに
は、権利発生遊技状態を解消することになる。
【0042】なお、上記した実施形態の変形例あるいは
他の実施形態として以下のようなものが考えられる。 上記した実施形態においては、通常時、開放回数表
示器39が複数の数値データ(例えば、1、4、8)を
可変表示するように制御し、入賞空間41に導かれた入
賞玉が権利発生入賞口44に入賞したときにその可変表
示を停止させ、表示された数値データを開閉板70の最
大開放回数と設定するように制御したものを示したが、
上記した制御に加えて所定の条件、例えば、1回目の権
利発生に基づく遊技が終了した場合に、開放回数表示器
39が数値データ「4」を表示する確率を増加させ、中
程度の景品玉が獲得できるチャンスを連続して出現させ
るように制御しても良い。もちろん、この場合には、権
利発生入賞口44への入賞玉の搬送がある程度繁雑に行
われるようにして上記連続性を確保しなければならな
い。 通常時、遊技効果LED67a,67bを交互に点
灯させ、その点灯動作を権利発生入賞口44への入賞玉
の入賞に基づいて停止させる。そして、停止したLED
の種類に応じて開閉板70の開放時間を異ならせるよう
に制御しても良い。例えば、停止時に遊技効果LED6
7aが点灯している場合には、開放時間を9.7秒と
し、停止時に他方の遊技効果LED67bが点灯してい
る場合には、開放時間を5秒とする。 所定条件の成立、例えば、入賞装置30以外の予め
定めた入賞口に打玉が入賞したときに、第1の回転板4
7の回転を遅くして磁石51、52に入賞玉が吸着され
易くし、それによって権利発生を容易にするように制御
しても良い。 上下動駆動モータ54と回転駆動モータ63との駆
動タイミングを制御することにより、権利発生遊技状態
が発生し易く、権利発生遊技状態が消滅し難いようにし
てもよい。例えば、通常状態においては、前記した実施
形態と同様にして第1の回転板47を上昇した位置で回
転させ、これにより第1の回転板47で搬送される入賞
玉が障害板64と当接して権利発生入賞口44に導かれ
易くし、一旦権利発生遊技状態となったときには、その
後に第1の回転板47で搬送される入賞玉が障害板64
の下方を通過するように上下動駆動モータ54と回転駆
動モータ63とを駆動するようにすればよい。この場
合、権利消滅は、8個の始動入賞に基づいて行われるこ
とになると共に、権利消滅後に第1の回転板47で搬送
されていた入賞玉が障害板64に当接して権利発生入賞
口44に導かれたときには、再度権利発生遊技状態とな
るものである。また、上記した制御以外に上下動駆動モ
ータ54と回転駆動モータ63との駆動タイミングをい
ろいろな態様で駆動制御することにより、権利発生の時
期、あるいは権利消滅の時期を複雑な態様で制御するこ
とが可能となる。同じような複雑な制御態様を第2実施
形態に適用しても良い。 上記した実施形態では、弾球遊技機としてパチンコ
遊技機1を例示したが、持ち玉情報が記録されたカード
を投入して遊技を行う、いわゆるカード式弾球遊技機で
あってもよい。
【0043】
【発明の効果】以上説明したところから明らかなよう
に、この発明に係る弾球遊技機は、複数の数字を表示可
能な可変表示器を設け、権利発生入賞口への打玉の入賞
に基づいて可変表示器の表示結果を導出し、その表示結
果に係る数字に対応する回数を当該権利発生遊技状態に
おける可変入賞球装置の開放回数として設定制御するよ
うにしたので、権利発生遊技状態毎に可変入賞球装置の
開放回数が異なる可能性があるため、遊技が単調となら
ず、遊技者の興趣を引き付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】入賞装置の正面図である。
【図2】入賞装置内に設けられる振分け装置が上昇した
状態を示す入賞装置の縦断面図である。
【図3】振分け装置の上昇を制御する機構の背面図であ
る。
【図4】入賞装置の横断面図である。
【図5】入賞装置内に設けられる振分け装置が下降した
状態を示す入賞装置の縦断面図である。
【図6】入賞装置を含む遊技機全体の遊技動作を制御す
る制御回路のブロック図である。
【図7】制御回路が実行する制御動作の具体的な一例を
示すタイムチャートである。
【図8】振分け部材の他の実施形態を示す横断面図であ
る。
【図9】上記振分部材の縦断面図である。
【図10】弾球遊技機の一例としてのパチンコ遊技機の
正面図である。
【符号の説明】
1 パチンコ遊技機(弾球遊技機) 13 始動入賞口 30 入賞装置 39 開放回数表示器(可変表示器) 41 入賞空間 44 権利発生入賞口 70 開閉板(可変入賞球装置) 100 入賞装置 103 権利発生入賞口
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年4月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 弾球遊技機
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入賞装置内の権利
発生入賞口への打玉の入賞に基づいて権利発生遊技状態
とし、その権利発生遊技状態中に打玉が始動入賞口に入
賞したことに基づいて可変入賞球装置を所定期間開成せ
しめ、その開成状態を前記始動入賞口に打玉が入賞する
ことを条件にして所定回数繰り返すことが可能な弾球遊
技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、打玉が入賞装置の入賞空間内に設
けられる権利発生入賞口に入賞することにより権利発生
遊技状態とし、その権利発生遊技状態中に打玉が遊技盤
上に設けられる始動入賞口に入賞したことに基づいて遊
技者に所定の遊技価値を付与する状態、例えば、遊技盤
上に設けられる可変入賞球装置を一定期間(例えば、1
0秒経過するまで、あるいは10個の入賞玉が発生する
まで)開成せしめ、その開成状態を始動入賞口に打玉が
入賞することを条件にして数回(例えば、8回)開成す
るようにした弾球遊技機が知られていた。このような弾
球遊技機にあっては、権利発生遊技状態中における可変
入賞球装置の開放回数は、一定回数に設定されて制御さ
れるようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、権利発生遊
技状態となったときの感激が少なく、遊技の興趣の盛り
上がりに欠けるという問題があった。本発明は、上記し
た問題点に鑑みなされたもので、その目的とするところ
は、権利発生遊技状態となったときに可変入賞球装置の
開放回数の変化を与えて遊技者の興趣を引き付けること
が可能な弾球遊技機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明が採用した手段は、入賞装置内の権利発
生入賞口への打玉の入賞に基づいて権利発生遊技状態と
し、その権利発生遊技状態中に打玉が始動入賞口に入賞
したことに基づいて可変入賞球装置を所定期間開成せし
め、その開成状態を前記始動入賞口に打玉が入賞するこ
とを条件にして所定回数繰り返すことが可能な弾球遊技
機において、該弾球遊技機には、複数の識別情報を表示
可能な可変表示器を設け、前記権利発生入賞口への打玉
の入賞に基づいて前記可変表示器の表示結果を導出し、
その表示結果に係る識別情報に対応する回数を当該権利
発生遊技状態における前記可変入賞球装置の最大開放回
数として設定制御するようにしたものである。このよう
に構成することにより、権利発生遊技状態毎に可変入賞
球装置の開放回数が異なる可能性があるので、遊技が単
調とならず、遊技者の興趣を引き付けることができる。
また、可変入賞球装置の最大開放回数が可変表示器の識
別情報に基づいてランダムに決定されるため、初心者や
熟練者に関係なく公平に開放回数のバラツキが発生する
という利点もある。
【0005】また、権利発生遊技状態の継続中に、始動
入賞口に最大開放回数に対応する数の打玉が入賞したと
きに、可変入賞球装置の開放回数が最大開放回数に達し
ていなくても当該権利発生遊技状態を終了するように制
御することにより、最大開放回数を獲得するための技量
も必要とされるので、より遊技者の興趣を引き付けるこ
とができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
に係る実施形態について説明する。まず、図10を参照
して、この実施形態が適用される弾球遊技機の一例とし
てのパチンコ遊技機について説明する。図10は、パチ
ンコ遊技機の正面図である。
【0007】図において、パチンコ遊技機1の額縁状に
形成された前面枠2には、扉保持枠3が周設され、該扉
保持枠3には、ガラス板4a,4b(図2参照)を有す
るガラス扉枠4及び前面扉板5が一側を軸支されて開閉
自在に取り付けられている。ガラス扉枠4の後方であっ
て、前記前面枠2の裏面には、遊技盤10が着脱自在に
設けられている。また、前面扉板5の表面には、排出さ
れた景品玉を貯留し、かつ打玉の発射位置に一個宛供給
する打球供給皿6が固定されている。打球供給皿6の上
流側の内部空間には、遊技に関連する効果音を発生する
報知手段としてのスピーカ7が内蔵されている。また、
前記前面枠2の下方部には、打球発射機構の一部を構成
する操作ハンドル8や、前記打球供給皿6に貯留しきれ
なかった景品玉を貯留するための余剰玉受皿9が設けら
れている。
【0008】前記遊技盤10の表面には、発射された打
玉を誘導する打球誘導レール11aと、該打球誘導レー
ル11aによって誘導された打球が落下する領域である
遊技領域12を区画する遊技領域形成レール11bとが
ほぼ円状に植立されている。そして、その遊技領域12
のほぼ中央には、この実施形態の要部を構成する入賞装
置30が設けられている。入賞装置30には、後に詳述
するように入賞空間41と該入賞空間41内に設けられ
る権利発生入賞口44と可変表示器として機能する開放
回数表示器39とが含まれている。権利発生入賞口44
に入賞した入賞玉は、特定入賞玉検出器45をONし、
これによって権利発生遊技状態を出現させることにな
る。また、入賞装置30には、権利発生遊技状態中にお
いて、後述する始動入賞口13に打玉が入賞したことに
基づいて開成する開閉板70を含んでいる。この開閉板
70は、ソレノイド71によって駆動制御されるもので
ある。更に、開閉板70に受け入れられた入賞玉は、入
賞玉検出器72によって検出されるようになっている。
【0009】また、遊技領域12の入賞装置30の下方
には、前記始動入賞口13が配置されている。この始動
入賞口13には、入賞した打玉を検出する始動入賞玉検
出器14が内蔵されており、権利発生遊技状態中にこの
始動入賞玉検出器14がONすることにより前記開閉板
70が一定期間開成することになる。
【0010】しかして、上記した入賞装置30と始動入
賞口13との作用について簡単に説明すると、まず、入
賞装置30に入賞した入賞玉が権利発生入賞口44に誘
導されて特定入賞玉検出器45をONさせると、権利発
生遊技状態が出現すると同時に可変表示器としての開放
回数表示器39が表示結果を導出し、その権利発生遊技
状態中に打玉が始動入賞口13に入賞して始動入賞玉検
出器14をONさせると、後述する遊技制御基板22に
含まれるマイクロコンピュータ80によってソレノイド
71が一定期間(例えば、10秒経過するまで、あるい
は入賞玉検出器72が10個の入賞玉を検出するまで)
開閉板70を開成するように制御する。
【0011】そして、上記したような開閉板70の一定
期間の開放回数は、開放回数表示器39の表示される数
字に対応する個数の打玉が始動入賞口13に入賞するま
で有効とされている。なお、本実施形態においては、開
放回数表示器39が可変表示する数字は、「1,4,
8」の3つであり、このため、開閉板70の一定期間の
最大開放回数は、変化することとなるが、例えば、開放
回数として8回が選択されたときに、その8回の途中で
入賞装置30に入賞した入賞玉が再度権利発生入賞口4
4に入賞したり、あるいは開閉板70が7回目の開成を
行う前に打玉が連続して始動入賞口13に8個入賞する
と、その回又は次の回で開成状態が終了してしまうよう
になっている。したがって、開放回数が最高8回まで許
容されているとしても、入賞装置30に入賞した入賞玉
が再度権利発生入賞口44に入賞したり、あるいは始動
入賞口13に8個目の打玉が入賞したり(ただし、7個
目までの打玉までは記憶されるようになっているので、
8個目の打玉が入賞しない限り権利発生遊技状態は解消
されない)した場合には、権利発生遊技状態は途中で解
消されてしまうことになる。
【0012】図10に戻って、更に、遊技領域12に
は、前記入賞装置30の左右側方に入賞口15a,15
bが設けられ、前記開閉板70の左右側方にランプ付入
賞口16a,16bが設けられ、始動入賞口13の左右
側方に入賞口17a,17bが設けられている。更に、
遊技領域12の中央部左右両端にも遊技効果ランプ18
a,18bが設けられると共に遊技領域上部左右にラン
プ付風車19a,19bが設けられている。これらのラ
ンプは、権利発生遊技状態中や始動入賞時等にその旨を
遊技者に報知するようになっている。なお、遊技効果ラ
ンプ18a,18bと同じ作用を奏するものとして前記
前面枠2の上部に設けられる遊技効果ランプ21a〜2
1c(枠ランプともいう)が設けられている。更に、遊
技領域12の最下方には、上記したいずれの入賞装置あ
るいは入賞口にも入賞しなかった打玉が遊技盤10の後
方に導かれるアウト口20が設けられている。
【0013】ところで、遊技盤10に設けられる上記し
た入賞装置30、開閉板70、及び遊技効果ランプ18
a,18b、21a〜21c等は、パチンコ遊技機1の
裏面に設けられる遊技制御基板22によって制御され
る。この遊技制御基板22には、後述するように上記し
た部品を電気的に制御するマイクロコンピュータ80を
含む制御回路が構成されている。この制御回路の構成に
ついては、後に詳述する。
【0014】次に、この実施形態の要部を構成すると共
に権利発生遊技状態を出現させるための入賞装置30に
ついて図1ないし図5を参照して説明する。図1は、入
賞装置30の正面図であり、図2は、入賞装置30の縦
断面図であり、入賞装置30内に設けられる振分け部材
46が上昇した状態を示し、図3は、振分け部材46の
上昇を制御する機構の背面図であり、図4は、入賞装置
30の横断面図であり、図5は、入賞装置30の縦断面
図であり、入賞装置30内に設けられる振分け部材46
が下降した状態を示す。
【0015】図において、入賞装置30は、前記遊技盤
10の表面に取り付けられる取付基板31を有してい
る。そして、この取付基板31の上部に一対の開閉翼片
33a,33bを有するチューリップ式入賞口32が連
接されている。チューリップ式入賞口32の取付基板
は、入賞装置30の取付基板31とは別体に構成されて
いるが、これを一体的に形成しても良い。
【0016】チューリップ式入賞口32の下方であっ
て、取付基板31の最上部には、受入れ領域36を構成
する受入れ枠34が前方に突出するように形成されてい
る。受入れ領域36は、チューリップ式入賞口32に入
賞した入賞玉をすべて受入れる領域であり、このため、
受入れ枠34の上辺には落下口35が開設されている。
しかして、チューリップ式入賞口32に入賞した入賞玉
は落下口35を通過して受入れ領域36に導かれる。受
入れ領域36は、図2に示すように取付基板31の後方
に至る位置まで形成されると共に、受入れた入賞玉をそ
の後面一側(図1の左側)に形成された玉入口37に導
き、玉入口37に入った入賞玉は、連絡通路38を介し
て後述する入賞空間41に導かれるようになっている。
【0017】なお、受入れ領域36の後面壁には、権利
発生遊技状態において前記開閉板70の開放回数を表示
する開放回数表示器39が臨むようになっている。この
開放回数表示器39は、通常時、複数の数値データ、例
えば、「1,4,8」を可変表示するように常時可変表
示動作するように制御され、入賞空間41に導かれた入
賞玉が権利発生入賞口44に入賞したときにその可変表
示を停止させ、表示された数値データを開閉板70の最
大開放回数と設定するように制御されるものである。
【0018】ところで、取付基板31の中央後部には、
ほぼ立方形状の入賞空間41が形成され、その入賞空間
41内が透視できるように前面が透明板で構成されてい
る。そして、入賞空間41の後面壁であってその一側
(図1の左側)中央部に前記連絡通路38と連通する導
入口40が開設されている。したがって、前記受入れ領
域36に受入れられた入賞玉は、連絡通路38を通って
導入口40から入賞空間41内に導かれるものである。
また、導入口40の前方であって入賞空間41の側壁に
は、第1誘導板42が内側に向って突設されている。第
1誘導板42は、図4に示すように、その後方が円弧状
に形成されると共に前方が入賞空間41の前面に到達す
べく直線状に形成され、その直線状部分の中央が入賞空
間41の中心に向って下り傾斜するように形成されてい
る。このため、導入口40から流入した入賞玉は、第1
誘導板42によって入賞空間41の中央部に誘導され、
後述する第1の回転板47上に載置したり、あるいは載
置することなく入賞空間41の底面(転動板65を構成
する)に落下したりする。
【0019】一方、入賞空間41の第1誘導板42と反
対側の側壁には、第2誘導板43が形成されている。こ
の第2誘導板43は、ボックス状に形成されるもので第
1誘導板42より僅かに低い位置に形成されるものであ
る。しかして、第2誘導板43の上面中央には、権利発
生入賞口44が開設され、第2誘導板43の上面に導か
れた入賞玉を取込むようになっている。権利発生入賞口
44に取込まれた入賞玉は、前記した特定入賞玉検出器
45をONさせて権利発生遊技状態の出現、あるいは消
滅信号として扱われる。
【0020】上記した導入口40と権利発生入賞口44
とは、入賞空間41内で互いに反対側に位置するが、こ
れらの間には、振分け装置46が配置されている。この
振分け装置46は、導入口40から入賞空間41に流入
した入賞玉の一部を権利発生入賞口44に向けてほぼ水
平方向に搬送するもので、第1の回転板47と、該第1
の回転板47をリンク機構を介して上下動させる上下動
駆動モータ54(以下、モータAという場合もある)
と、第1の回転板47の上方に位置する第2の回転板5
9と、第1の回転板47及び第2の回転板59とを回転
させる回転駆動モータ63(以下、モータBという場合
もある)と、第1の回転板47に載置して搬送された入
賞玉と当接して権利発生入賞口44に導く障害板64と
から構成されている。
【0021】上記した振分け装置46の各構成部品につ
いて以下詳細に説明すると、第1の回転板47は、円盤
状に形成され、その中心を押上部材48によって支持さ
れている。押上部材48の下端は、入賞空間41の底面
を構成する転動板65を突き抜けており、後述する作動
レバー53と当接するようになっている。また、第1の
回転板47の中心上方には、連結部材49が固着され、
その連結部材49の上部に2つの摺動係合片50が突設
されている。この摺動係合片50は、第2の回転板59
に形成される後述する摺動穴60と係合し且つ摺動する
もので、第2の回転板59の回転動作が伝達されるもの
である。更に、第1の回転板47には、2つの磁石5
1、52が内蔵され、第1の回転板47の上面に載置し
た入賞玉を吸着するように作用する。なお、磁石51、
52は、図4に示すように、互いに90度ずれた位置に
内蔵されている。
【0022】ここで、前記第1の回転板47を上下動さ
せる機構について図2、図3及び図5を参照して説明す
ると、前記押上部材48の下端には、作動レバー53が
揺動自在に軸支され、その作動レバー53の先端が押上
部材48の下端と当接している。作動レバー53の後端
には、カム55の偏心した位置に突設される作動ピン5
6が係合するようになっている。カム55は、上下動駆
動モータ54のモータ軸に固着されるもので、上下動駆
動モータ54の駆動に伴って回転し、この回転により作
動ピン56が上下動するものであるため、作動ピン56
と係合する作動レバー53が揺動するものである。ま
た、カム55の外周には、図3に示すように凹部57が
形成され、該凹部57に対応してカムスイッチ58が設
けられている。カムスイッチ58は、凹部57と対応し
たときにOFFとなるが、そのとき作動ピン56が下方
に位置したときであるため、作動レバー53が図2に示
すように左上がりとなって押上部材48を上昇させ、第
1の回転板47を上昇した位置としている。
【0023】第1の回転板47が上昇した位置では、第
1の回転板47の上面が前記第1誘導板42よりも低く
第2誘導板43の上面よりも高い位置となっている。こ
のため、第1の回転板47の上面に載置吸着された入賞
玉P1 (図2及び図4参照)が後述する障害板64に当
接して権利発生入賞口44に誘導されるようになってい
る。
【0024】一方、カム55が回転して作動ピン56が
上方に位置したときには、作動レバー53が図5に示す
ように左下がりとなっており、これがため、押上部材4
8と第1の回転板47とは、自重により下降した位置と
なっている。第1の回転板47が下降した位置では、第
1の回転板47の上面が第2誘導板43の上面よりも下
方に位置するので、第1の回転板47の上面に載置吸着
された入賞玉が権利発生入賞口44に誘導されることが
ないと共に、後述する障害板64の下方をも通過するよ
うになっている。なお、第1の回転板47は、通常の状
態において上昇した位置となっており、権利発生遊技状
態となった後の後述するリードスイッチ62からの最初
の信号に基づいて上下動駆動モータ54が駆動され、そ
の駆動状態が権利発生遊技状態の期間中継続される。そ
して、権利発生遊技状態の消滅後のカムスイッチ58か
らの最初のOFF信号に基づいてその駆動を停止するよ
うに制御されるものである。つまり、第1の回転板47
は、権利発生遊技状態の期間中上下動作を連続的に行う
ことになる。また、上下動駆動モータ54の回転数は、
この実施形態の場合、30rpmに設定されている。
【0025】次に、第2の回転板59の構成について説
明すると、第2の回転板59は、入賞空間41の上壁の
外側に支持される回転駆動モータ63のモータ軸に固着
され、電源投入と同時に回転する。また、第2の回転板
59の中心部には、上下に貫通する摺動穴60が2本貫
設され、該摺動穴60に前記摺動係合片50が遊嵌され
る。このため、第2の回転板59の回転運動が摺動係合
片50と摺動穴60との係合によって第1の回転板47
に伝達され、第1の回転板47も電源投入時から回転し
ていることになる。また、摺動穴60は、上記したよう
に上下に貫通しているので、摺動係合片50を案内し
て、前記した第1の回転板47の上下動がスムーズに行
われるようになっている。更に、第2の回転板59の外
周側面には、磁石61が埋設されており、該磁石61に
対応する高さの入賞空間41の後面壁にリードスイッチ
62が設けられている。このリードスイッチ62は、前
記したように権利発生遊技状態となった後に前記上下動
駆動モータ54を駆動開始させるための信号を導出する
もので、前記磁石61が通過することにより作動する。
なお、回転駆動モータ63は、図4に示されるように上
から見て反時計方向に回転され、その回転数は、この実
施形態の場合、25rpmに設定されている。
【0026】また、入賞空間41の他側(図1の右側)
後方には、前記第1の回転板47に載置されて搬送され
る入賞玉と当接して前記権利発生入賞口44に導く障害
板64が突設されている。この障害板64は、第1の回
転板47が上昇した位置で搬送した入賞玉と当接するよ
うな高さに設定され、しかも図4に示すように当接した
入賞玉を第2誘導板43方向へ誘導するように入賞空間
41の側壁に向って傾斜している。したがって、第1の
回転板47が下降した位置で搬送される入賞玉P2 (図
5参照)は、障害板64に当接することなく、下方を通
過することになる。
【0027】以上、振分け装置46の各構成部品の構成
について説明してきたが、このように構成される振分け
装置46においては、図4に示すように導入口40から
流入した入賞玉が第1誘導板42を流下して常に回転し
ている第1の回転板47の上面に到達する。入賞玉が第
1の回転板47上に到達した際に、運良く磁石51、5
2の上を通過した場合には、その磁石の吸着力により入
賞玉P1 が第1の回転板47上に載置した状態でほぼ水
平方向に搬送される。しかし、入賞玉が第1の回転板4
7上に到達した際に、磁石51、52の上を通過しない
場合には、そのまま第1の回転板47から下方に向けて
落下することになる。第1の回転板47のいずれかの磁
石51、52に吸着されて搬送された入賞玉P1 は、入
賞空間41の反対側に到達すると障害板64に当接して
第2誘導板43に導かれ権利発生入賞口44に入賞す
る。権利発生入賞口44に入った入賞玉は、特定入賞玉
検出器45をONさせて権利発生遊技状態とする。そし
て、その権利発生遊技状態となった後の最初の磁石61
の通過によりリードスイッチ62が作動すると上下動駆
動モータ54が駆動されて第1の回転板47が上下動を
開始する。第1の回転板47の上下動は、権利発生遊技
状態の期間中行われる。
【0028】しかして、第1の回転板47が上下動して
いる間に導入口40から流入する入賞玉の挙動は、以下
のようになる。すなわち、第1の回転板47が下降した
位置にあるときに導入口40から流下する入賞玉は、第
1誘導板42から下方に向けて勢いよく落下するため、
その多くは、第1の回転板47の上面に衝突して反発さ
れ、例え磁石51、52上に落下したものでも第1の回
転板47に載置されることはない。これに対し、第1の
回転板47が上昇した位置にあるときに導入口40から
流下する入賞玉は、第1誘導板42から第1の回転板4
7の上面にスムーズに導かれるので、運良く磁石51、
52に吸着されたものは、反対側に搬送される。ただ
し、第1の回転板47が上下動しているので、反対側に
到達したときに第1の回転板47が下降した位置となっ
ている場合もあり、その場合には、入賞玉P2 は、障害
板64の下方を通過して権利発生入賞口44に導かれる
ことはない。したがって、第1の回転板47が上下動し
ている場合には、第1の回転板47によって搬送される
入賞玉が権利発生入賞口44に導かれたり、あるいは導
かれない場合も生じ、権利消滅を免れることができる場
合もある。そして、第1の回転板47が上下動している
間に搬送された入賞玉が権利発生入賞口44に導かれた
場合には、権利発生遊技状態が消滅し、その後最初のカ
ムスイッチ58のOFFで上下動駆動モータ54の駆動
が停止される。
【0029】なお、カムスイッチ58がOFFとなる位
置は、前記したように第1の回転板47が上昇した位置
であり、その状態で次の入賞玉を搬送する体勢にある。
なお、権利が消滅した時点で第1の回転板47上に入賞
玉が載置されている場合には、その入賞玉は障害板64
に当接して権利発生入賞口44に誘導され再度権利発生
遊技状態となるが、このとき前回の権利発生遊技状態に
基づく開閉板70の開放が行われている場合には、その
開放が終了してから新たな権利発生遊技状態に基づく遊
技が行われることになる。
【0030】上記したように、この振分け装置46によ
れば、導入口40から入賞空間41に導かれた入賞玉
は、第1の回転板47によってほぼ水平方向に搬送され
て反対側に位置する権利発生入賞口44に時間をかけて
導かれるので、入賞空間41に入賞した入賞玉が権利発
生入賞口44に誘導される様子を遊技者が認識し易く、
これがため、何時権利発生遊技状態となったか、あるい
は消滅状態となったかが分かり易いし、また、入賞玉が
権利発生入賞口44に入賞する際の感激を味わうことが
できる。
【0031】ところで、上記のようにして第1の回転板
47によって搬送されて権利発生入賞口44に導かれた
入賞玉以外の入賞玉は、入賞空間41の底面を構成する
転動板65に落下し、その転動板65の流下端に形成さ
れる入賞口66(第1誘導板42の下方)に導かれて通
常の入賞玉として処理される。
【0032】また、入賞装置30には、上記した構成以
外に前記第2誘導板43の前面に赤色と緑色とからなる
遊技効果LED67a,67bが配置され、権利発生遊
技状態中点滅してその旨を遊技者に報知するようになっ
ている。また、入賞空間41の後面壁の後ろには、多数
のLED又はランプが設けられたランプ基板68が配置
されて入賞空間41を後方から照明し、更に、ランプ基
板68の後方に入賞装置30に設けられる電気的部品か
らの配線を中継する中継端子板69が設けられている。
また、入賞装置30には、前記したように、取付基板3
1の下方にソレノイド71によって開閉制御される開閉
板70が設けられ、その開閉板70の開成中に受入れら
れた入賞玉を検出する前記入賞個数検出器72に基づい
て計数された入賞玉数を表示する入賞個数表示器73が
開閉板70の後面壁に臨むように設けられている。
【0033】以上、説明した入賞装置30を含むパチン
コ遊技機1の動作は、前記遊技制御基板22内に形成さ
れる制御回路によって制御されるものであるが、この制
御回路には、図6に示すように、制御中枢としてのマイ
クロコンピュータ80を含んで構成される。マイクロコ
ンピュータ80は、例えば、数チップのLSIで構成さ
れており、その中には制御動作を所定の手順で実行する
ことのできるMPU81と、MPU81の動作プログラ
ムデータを格納するROM82と、必要なデータの書込
みおよび読出しができるRAM83とを含む。更に、マ
イクロコンピュータ80は、入力信号を受けてMPU8
1に入力データを与える入力回路84と、MPU81か
らの出力データを受けて外部に出力する出力回路85と
を含んでいる。そしてMPU81はROM82内に格納
されたプログラムデータに従って、且つ以下に述べる各
制御信号の入力に応答して、入賞装置30や開閉板70
等に対して制御信号を与える。
【0034】マイクロコンピュータ80には、入力信号
として、検出回路86〜89を介して特定入賞玉検出器
45、入賞玉検出器72、始動入賞玉検出器14、リー
ドスイッチ62、及びカムスイッチ58からの検出信号
が与えられる。
【0035】また、マイクロコンピュータ80は、以下
の回路及び装置に制御信号を与える。まず、駆動回路9
0を介して上下動駆動モータ54(モータA)及び回転
駆動モータ63(モータB)に駆動信号を与え、駆動回
路91を介してソレノイド71に駆動信号を与える。ま
た、制御回路92〜94を介して開放回数表示器39、
入賞個数表示器78、遊技効果LED67a,67b、
及び遊技効果ランプ18a,18b、21a〜21cに
それぞれ表示信号を与え、駆動回路95を介してスピー
カ7に音声信号を与える。なお、上記構成の各回路に
は、図示しない電源回路から所定の直流電圧が供給され
る。
【0036】上記した制御回路に基づく具体的な動作の
一例を図7に示す。図7は、権利発生時に開放回数とし
て「8」が選択された場合の入賞装置30内に設けられ
る振分け装置46と開閉板70、及び始動入賞口13と
の関係を示すタイムチャートである。図において、電源
投入と同時にモータBが回転しているので、第1回転板
47及び第2回転板59が回転動作している。第1回転
板47は、カムスイッチ58がOFF状態となったまま
であるので、上昇した位置となっており、また第2回転
板59の回転に基づいてリードスイッチ62が定期的に
ON信号を導出している。
【0037】上記した状態で入賞装置30の入賞空間4
1に誘導された入賞玉が第1の回転板47の磁石51、
52に吸着された状態でほぼ水平方向に搬送され権利発
生入賞口44に入賞して特定入賞玉検出器45をONさ
せると、その検出信号V1 に基づいて権利発生遊技状態
となる。そして、信号V1 があった後のリードスイッチ
62の最初の信号R1 に基づいてモータAの駆動が開始
され、第1の回転板47が上下動を開始する。このとき
カムスイッチ58がON・OFFを繰り返すが、OFF
となっても権利発生遊技状態の期間中モータAの駆動
は、停止されない。
【0038】一方、権利発生遊技状態となった後に打玉
が始動入賞口13に入賞して始動入賞玉検出器14をO
Nさると、その検出信号S1 に基づいてソレノイド7
1がONとされ開閉板70が所定期間開放される。開閉
板70が開放されると打玉が開閉板70に受け止められ
て入賞玉となり入賞玉検出器72によって検出される。
上記した開放動作は、以後の始動入賞玉検出器14の検
出信号S2 、S3 ・・・・S8 がある毎に繰り返され
る。ただし、途中で特定入賞玉検出器45の検出信号が
あったときには、権利消滅して開放動作も途中で停止す
るが、図示のタイムチャートにおいては、始動入賞玉検
出器14の8個目の検出信号S8 に基づいて権利消滅状
態となった場合を示す。しかして、検出信号S8 があっ
た後のカムスイッチ58の最初のOFF信号K1 に基づ
いてモータAの駆動が停止される。これにより第1の回
転板47の上下動が停止され、上昇した位置で回転動作
だけを継続する。そして、その状態で再度特定入賞玉検
出器45の検出信号V2 があったときには、再度新たな
権利発生遊技状態となって前記したと同様に、信号V2
後の最初のリードスイッチ62の信号R2 に基づいてモ
ータAの駆動が開始され、その後の始動入賞玉検出器1
4の検出信号S1 ′に基づいてソレノイド71が駆動さ
れる。
【0039】以上、実施形態に係るパチンコ遊技機1の
構成及び作用について説明してきたが、この実施形態に
よれば、入賞玉が権利発生入賞口44に入賞したとき
に、可変表示器としての開放回数表示器39が複数の数
値データの中から1つの数値データを停止表示させ、そ
の停止表示された数値データを当該権利発生遊技状態に
おける開閉板70の最大開放回数として設定するように
制御されるので、権利発生遊技状態毎に開閉板70の開
放回数が異なる可能性があるので、遊技が単調となら
ず、遊技者の興趣を引き付けることができる。
【0040】上記した実施形態(以下、第1実施形態と
いう)では、入賞空間41内を移動させる振分け部材と
して、第1の回転板47を有する振分け装置46を例示
したが、他の構成を有する振分け部材であってもよい。
例えば、図8及び図9に示す実施形態(以下、第2実施
形態という)のような構成を有するものでもよい。ここ
で図8及び図9に示されるものについて詳細に説明する
と、入賞装置100の入賞空間101には、第1実施形
態と同様に、入賞空間101の一側後面に導入口102
が形成され、入賞空間101の他側側方に権利発生入賞
口103が形成されている。また、入賞空間101内に
は、前記導入口102から流入する入賞玉を前方に誘導
する第1誘導板104が形成され、該第1誘導板104
に連続して前記権利発生入賞口103に向けて傾斜する
第2誘導板105が形成されている。第2誘導板105
は、図8に示すように、第2誘導板105を流下する入
賞玉が前後方向に落下するような巾で構成されると共
に、その中央部分に振分け突起106が僅かに突出する
ように形成されている。振分け突起106の下流側に
は、入賞玉が落入する程度の貯留穴107が開設され、
該貯留穴107の下方に貯留解除ソレノイド109が配
置されている。また、貯留穴107と貯留解除ソレノイ
ド109との間には、貯留穴107に落入した入賞玉を
検出する貯留玉検出器108が設けられている。更に、
入賞装置100には、入賞空間101の底面を構成する
転動板110の流下端に前記権利発生入賞口103に誘
導されなかった入賞玉が誘導される入賞口111が形成
されている。
【0041】上記のように構成される入賞装置100の
作用について説明すると、導入口102から流入した入
賞玉が第1誘導板104と第2誘導板105に誘導され
ながら流下したときに、振分け突起106によって多く
の入賞玉が第2誘導板105の前後方向から転動板11
0に落下し、入賞口111に導かれる。しかし、一部の
入賞玉は、振分け突起106を乗り越えて貯留穴107
に落入する。貯留穴107に落入した入賞玉は、貯留解
除ソレノイド109のプランジャ上端で支えられると同
時に貯留玉検出器108によって検出される。しかし
て、入賞玉が貯留玉検出器108によって検出される
と、その検出信号に基づいて貯留解除ソレノイド109
が励磁されてプランジャを上昇させ、貯留された入賞玉
を貯留穴107から飛び出させる。貯留穴107から飛
び出た入賞玉は、第2誘導板105をさらに流下して権
利発生入賞口103に導かれるか、あるいは権利発生入
賞口103に導かれることなく第2誘導板105の前後
方向から転動板110に落下して入賞口111に導かれ
る。入賞玉が権利発生入賞口103に入賞したときに
は、未だ権利発生遊技状態でないときには、権利発生遊
技状態とし、既に権利発生遊技状態となっているときに
は、権利発生遊技状態を解消することになる。
【0042】なお、上記した実施形態の変形例あるいは
他の実施形態として以下のようなものが考えられる。 上記した実施形態においては、通常時、開放回数表
示器39が複数の数値データ(例えば、1、4、8)を
可変表示するように制御し、入賞空間41に導かれた入
賞玉が権利発生入賞口44に入賞したときにその可変表
示を停止させ、表示された数値データを開閉板70の最
大開放回数と設定するように制御したものを示したが、
上記した制御に加えて所定の条件、例えば、1回目の権
利発生に基づく遊技が終了した場合に、開放回数表示器
39が数値データ「4」を表示する確率を増加させ、中
程度の景品玉が獲得できるチャンスを連続して出現させ
るように制御しても良い。もちろん、この場合には、権
利発生入賞口44への入賞玉の搬送がある程度繁雑に行
われるようにして上記連続性を確保しなければならな
い。 通常時、遊技効果LED67a,67bを交互に点
灯させ、その点灯動作を権利発生入賞口44への入賞玉
の入賞に基づいて停止させる。そして、停止したLED
の種類に応じて開閉板70の開放時間を異ならせるよう
に制御しても良い。例えば、停止時に遊技効果LED6
7aが点灯している場合には、開放時間を9.7秒と
し、停止時に他方の遊技効果LED67bが点灯してい
る場合には、開放時間を5秒とする。 所定条件の成立、例えば、入賞装置30以外の予め
定めた入賞口に打玉が入賞したときに、第1の回転板4
7の回転を遅くして磁石51、52に入賞玉が吸着され
易くし、それによって権利発生を容易にするように制御
しても良い。 上下動駆動モータ54と回転駆動モータ63との駆
動タイミングを制御することにより、権利発生遊技状態
が発生し易く、権利発生遊技状態が消滅し難いようにし
てもよい。例えば、通常状態においては、前記した実施
形態と同様にして第1の回転板47を上昇した位置で回
転させ、これにより第1の回転板47で搬送される入賞
玉が障害板64と当接して権利発生入賞口44に導かれ
易くし、一旦権利発生遊技状態となったときには、その
後に第1の回転板47で搬送される入賞玉が障害板64
の下方を通過するように上下動駆動モータ54と回転駆
動モータ63とを駆動するようにすればよい。この場
合、権利消滅は、8個の始動入賞に基づいて行われるこ
とになると共に、権利消滅後に第1の回転板47で搬送
されていた入賞玉が障害板64に当接して権利発生入賞
口44に導かれたときには、再度権利発生遊技状態とな
るものである。また、上記した制御以外に上下動駆動モ
ータ54と回転駆動モータ63との駆動タイミングをい
ろいろな態様で駆動制御することにより、権利発生の時
期、あるいは権利消滅の時期を複雑な態様で制御するこ
とが可能となる。同じような複雑な制御態様を第2実施
形態に適用しても良い。 上記した実施形態では、弾球遊技機としてパチンコ
遊技機1を例示したが、持ち玉情報が記録されたカード
を投入して遊技を行う、いわゆるカード式弾球遊技機で
あってもよい。
【0043】
【発明の効果】以上説明したところから明らかなよう
に、この発明に係る弾球遊技機は、複数の識別情報を表
示可能な可変表示器を設け、権利発生入賞口への打玉の
入賞に基づいて可変表示器の表示結果を導出し、その表
示結果に係る識別情報に対応する回数を当該権利発生遊
技状態における可変入賞球装置の最大開放回数として設
定制御するようにしたので、権利発生遊技状態毎に可変
入賞球装置の開放回数が異なる可能性があるため、遊技
が単調とならず、遊技者の興趣を引き付けることができ
る。また、可変入賞球装置の最大開放回数が可変表示器
の識別情報に基づいてランダムに決定されるため、初心
者や熟練者に関係なく公平に開放回数のバラツキが発生
するという利点もある。
【0044】また、権利発生遊技状態の継続中に、始動
入賞口に最大開放回数に対応する数の打玉が入賞したと
きに、可変入賞球装置の開放回数が最大開放回数に達し
ていなくても当該権利発生遊技状態を終了するように制
御することにより、最大開放回数を獲得するための技量
も必要とされるので、より遊技者の興趣を引き付けるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】入賞装置の正面図である。
【図2】入賞装置内に設けられる振分け装置が上昇した
状態を示す入賞装置の縦断面図である。
【図3】振分け装置の上昇を制御する機構の背面図であ
る。
【図4】入賞装置の横断面図である。
【図5】入賞装置内に設けられる振分け装置が下降した
状態を示す入賞装置の縦断面図である。
【図6】入賞装置を含む遊技機全体の遊技動作を制御す
る制御回路のブロック図である。
【図7】制御回路が実行する制御動作の具体的な一例を
示すタイムチャートである。
【図8】振分け部材の他の実施形態を示す横断面図であ
る。
【図9】上記振分部材の縦断面図である。
【図10】弾球遊技機の一例としてのパチンコ遊技機の
正面図である。
【符号の説明】 1 パチンコ遊技機(弾球遊技機) 13 始動入賞口 30 入賞装置 39 開放回数表示器(可変表示器) 41 入賞空間 44 権利発生入賞口 70 開閉板(可変入賞球装置) 100 入賞装置 103 権利発生入賞口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入賞装置内の権利発生入賞口への打玉の
    入賞に基づいて権利発生遊技状態とし、その権利発生遊
    技状態中に打玉が始動入賞口に入賞したことに基づいて
    可変入賞球装置を所定期間開成せしめ、その開成状態を
    前記始動入賞口に打玉が入賞することを条件にして所定
    回数繰り返すことが可能な弾球遊技機において、 該弾球遊技機には、複数の数字を表示可能な可変表示器
    を設け、前記権利発生入賞口への打玉の入賞に基づいて
    前記可変表示器の表示結果を導出し、その表示結果に係
    る数字に対応する回数を当該権利発生遊技状態における
    前記可変入賞球装置の開放回数として設定制御すること
    を特徴とする弾球遊技機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007151690A (ja) * 2005-12-01 2007-06-21 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2007151689A (ja) * 2005-12-01 2007-06-21 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機

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