JPH1026061A - 燃料噴射ポンプ - Google Patents

燃料噴射ポンプ

Info

Publication number
JPH1026061A
JPH1026061A JP17793596A JP17793596A JPH1026061A JP H1026061 A JPH1026061 A JP H1026061A JP 17793596 A JP17793596 A JP 17793596A JP 17793596 A JP17793596 A JP 17793596A JP H1026061 A JPH1026061 A JP H1026061A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel
chamber
plunger
cylinder
wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP17793596A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3740742B2 (ja
Inventor
Yoshinobu Inada
嘉宣 稲田
Katsumi Mori
克巳 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP17793596A priority Critical patent/JP3740742B2/ja
Publication of JPH1026061A publication Critical patent/JPH1026061A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3740742B2 publication Critical patent/JP3740742B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料圧送終了時にプランジャ室(ポンプ室)
内の高圧の燃料が、シリンダ管壁に形成されている吸入
口から高速噴流状態で燃料室に射突し、これにより燃料
室壁面が侵食される事情に基づき、本発明の課題はこの
侵食を低減することにある。 【解決手段】 侵食の要因として、圧送開始直前にプラ
ンジャ室43から流れ込むプレフロー中のキャビティ
に、圧送終了時にリード42から逆流する高速噴流が衝
突することに着目し、フィードホール(吸入口)21の
上下方向中央部の高さ位置にて、フィードホール21に
対向する側の燃料室5の壁部に突壁50を例えば全周に
亘って形成し、上部室(スピル室)51と下部室(プレ
フロー室)52とに区画し、キャビティをプレフロー室
52に閉じ込めるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は燃料噴射ポンプに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】燃料噴射ポンプは、燃料を燃焼室内に噴
射するのに必要な圧力を与えると共に、エンジンの負荷
や回転数の変化に応じた適切な量で各気筒に燃料を噴射
供給するための装置である。自動車用ディーゼルエンジ
ンの従来の燃料噴射ポンプについて図5及び図6を参照
しながら、説明する。図5は燃料噴射ポンプの要部を示
している。1はポンプハウジングであり、このハウジン
グ1に形成さらたボア11にはシリンダ2が嵌入されて
いる。31は弁座筒、32はバルブホルダ、33は弁体
である。
【0003】シリンダ2の管壁には、プランジャ4の所
定のストローク位置にリード42と連通するようにフィ
ードホール21が径方向に貫設されている。前記ハウジ
ング1のボア11には、フィードホール21に面して、
内壁面が凹状に湾曲した燃料室5がシリンダ2を囲むよ
うにリング状に形成されている。このような燃料噴射ポ
ンプにおいては、図6(a)に示すように、プランジャ
4の降下により燃料室5内の燃料をフィードホール21
を通じてプランジャ室43(プランジャ3の上端面と前
記弁体33との間の空間)内に吸い込み、図6(b)に
示すようにプランジャ4の上昇によりプランジャ室43
内の燃料を加圧して弁体33をスプリング34に対抗し
て押し上げ、図示しない燃料配管を通じて噴射弁に圧送
する。その後図6(c)に示すようにプランジャ4が上
昇してプランジャ4のリード42とフィードホール21
とが連通すると、プランジャ室43内の燃料がプランジ
ャ4の逃げ孔41及びリード42を介してフィードホー
ル21から燃料室5に逆流し、これによりプランジャ室
43内の圧力が低下して圧送行程を終了する。
【0004】また上述の燃料噴射ポンプの他に、本発明
に関連する技術として特公昭58−55349号公報に
記載されたものがある。この公報における燃料噴射ポン
プでは、シリンダの管壁に互に180度ずれた位置に、
燃料室からプランジャ室に燃料を吸入する吸入孔とプラ
ンジャ室から燃料室に燃料を吐出する吐出孔とを形成
し、吐出孔をそのまま燃料室に開口せず、吐出孔と90
度に交差する横穴を介して燃料室に連通させる構造を採
用している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで列型燃料噴射
ポンプでは、圧送行程の終了時にプランジャ室43内の
高圧燃料がプランジャ4のリ−ド42から高速噴流状態
で逆流(スピル)するため、この高速噴流が燃料室5の
壁面に射突することにより壁面が侵食されるという問題
がある。本発明者等は、この原因について検討した結果
次のことを把握した。即ち圧送行程開始直前にプランジ
ャ室43内の余分な燃料が高速噴流となって図6(b)
に矢印で示すように燃料室5内に噴出するが、このとき
キャビティCが発生し、高速噴流と共に燃料室5内に入
り込む。この高速噴流は、湾曲した壁面に沿って上方へ
向かうためキャビティCも燃料室5の壁面に沿って上方
へ移動し、圧送行程終了時にリ−ド42から逆流した高
速噴流が前記キャビティCに射突してキャビティCが崩
壊する。このときの衝撃により侵食が発生する。
【0006】また上述の特公昭58−55349号公報
の燃料ポンプでは、吸入口からの高速噴流が一旦横穴に
衝突するようにして燃料室の壁面の侵食を低減させるよ
うにしているが、この場合横穴の内面に侵食が発生する
おそれがあり、侵食そのものを防止するという課題の解
決にはなっていない。ここにディ−ゼルエンジンの排ガ
ス規制がますます厳しくなってきていることからエンジ
ン気筒内の燃料粒子をより微細化して完全燃焼化を図る
ために、燃料噴射ポンプに対して高圧力噴射化の要請が
強まってきており、侵食の問題は一層深刻になるおそれ
がある。
【0007】本発明は、このような事情の下になされた
ものであり、その目的は、燃料室の侵食を低減すること
のできる燃料噴射ポンプを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】即ち本発明では、吸入口
と対向する側の燃料の壁部において、キャビティが流れ
込む領域を凹状にしてキャビティ閉じ込め室を形成す
る。こうすることでキャビティはこの閉じ込め室内に停
まり、圧送終了時にリードから逆流して高速噴流が衝突
する燃料室壁面の領域にはキャビティは元々入り込まな
くなるので、逆流した高速噴流がキャビティに衝突する
ことを抑えられ、この結果燃料室壁部の侵食を低減する
ことができる。
【0009】また本発明では、燃料室においてキャビテ
ィが流れ込む領域とリードからの高速噴流が流れ込む領
域(スピル領域)とを区画する突壁を、吸入口と対向す
る側の燃料の壁部に設けるようにしてもよい。この場合
燃料室内に流れ込んだキャビティは、前記突壁により、
前記スピル領域への移動が阻止されるので、同様に燃料
室の壁部の侵食を低減することができる。更にまた本発
明では、燃料室の壁部のうち少なくとも吸入口に対向す
る部分について、燃料室の壁面を覆うように保護体を設
けてもよく、この場合より一層壁面の侵食を低減するこ
とができる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施の形態を示
す図であり、図5と同一部分については同符号を付して
ある。ポンプハウジング1の上部中央に形成されたボア
11には、シリンダ2及び弁部をなすデリバリバルブ3
が下からこの順に嵌入されており、更にボア11の上端
部にはデリバリバルブ3を覆うようにバルブホルダ32
が螺入されている。バルブホルダ32には軸方向に中央
貫通孔12が形成されており、この中央貫通孔12の上
端部は図示しない燃料配管に接続されている。
【0011】デリバリバルブ3は、弁孔を有する弁座筒
31と、弁座筒31内に嵌入された弁体33と、弁座筒
31の上端開口面を押し付けて弁孔を閉じるスプリング
34とからなり、スプリング34の上端はバルブホルダ
32の中央貫通孔12内の段差面に係止されている。そ
してこのバルブホルダ32を緊締することにより、バル
ブホルダ32の下端面は、ガスケットGおよびデリバリ
バルブ3の弁座筒31を通じてシリンダ2を下方側に付
勢し、この付勢によりシリンダ2の外周面の段差部がボ
ア11の段差部に押し付けられてシリンダ2及びデリバ
リバルブ3の弁座筒31が固定されている。
【0012】前記シリンダ2内には、プランジャ4が上
下方向(軸方向)に摺動自在にかつ回転自在に嵌挿され
ている。このプランジャ4は、偏心カム13の回転がタ
ペット14を通じて伝達されることにより上下動すると
共に、コントロールラック15によりスリーブ16を介
して回転する。図2に示すように、前記プランジャ4の
上部には、上端面中央に開口し、軸方向に伸びる逃げ孔
41が形成されていると共に、プランジャ4の上端より
少し下がった位置には、周方向に沿って斜めに伸びかつ
前記逃げ孔41に連通する溝部よりなるリード42が形
成されている。
【0013】一方シリンダ2の管壁には、プランジャ4
の所定のストローク位置にてリード42と連通するよう
にフィードホール(燃料の吸入口を兼用する吐出口)2
1が径方向に貫設され、このフィードホール21の外側
開口縁は口径が拡大するように成形されている。前記リ
ード42は、シリンダ2のフィードホール21に連通し
たときにシリンダ2内の燃料を後述の燃料室に溢流させ
るためのものであり、プランジャ4の回転角に応じてフ
ィードホール21との連通のタイミングが変わり、これ
により燃料噴射量を調整する機能を有する。またリード
42内に上下に対抗するガイド面42a、42bは、い
ずれも斜めに上向きに形成され、従ってシリンダ2内か
ら逃げ孔41を通ってきた高圧燃料は、このリード42
を通ることにより後述の燃料室に斜め上向き流となって
噴出する。
【0014】前記ハウジング1のボア11には、フィー
ドホール21に面してシリンダ2を取り囲むようにリン
グ状の燃料室5が形成されている。この燃料室5におけ
る吸入口21と対向する側の壁部には、フィードホール
21の上下方向の略中心部に相当する高さ位置にて全周
に亘って突壁50が形成され、上部室51と下部室52
とに区画されている。上部室51は、圧送終了時にプラ
ンジャ室43内の燃料がリード42を介して高速噴流と
なって溢流して流れ込む、つまりスピル燃料が流れ込む
スピル室に相当するものであり、また下部室52は圧送
開始直前に、弁体33とプランジャ4の上端面との間の
空間であるプランジャ室(ポンプ室)43から余分な燃
料が流れ込む、つまりプレフロー燃料が流れ込むプレフ
ロー室に相当するものである。
【0015】次に上述の燃料噴射ポンプの動作について
図3を参照しながら説明する。図3(a)はプランジャ
4がほぼ下死点に位置している状態を示し、プランジャ
室43には燃料室5からフィ−ドホ−ル21を通じて燃
料が吸込まれて(供給されて)いる。プランジャ4が上
昇すると当該プランジャ4によりプランジャ室43とフ
ィ−ドホ−ル21とが遮断され、プランジャ室43内の
燃料が加圧される。プランジャ室21内が所定圧力に達
すると、スプリング34に抗してデリバリバルブ3の弁
体33が上動し、弁座筒31の弁孔を開く。これにより
プランジャ室43内の燃料は、バルブホルダ32内の中
央貫通孔12を経て図示しない燃料配管を通って噴射弁
に圧送される。
【0016】ここで図3(b)に示すように、圧送開始
直前にプランジャ4の上昇によりフィ−ドホ−ル21が
閉じかけて、フィ−ドホ−ル21の開口面積が徐々に絞
られると、プランジャ室43内の余分な燃料が高速噴流
(プレフロ−)Pとなり、燃料室5のプレフロ−室52
へ流入する。このプレフロ−Pの剪断力により燃料中の
飽和成分や溶存酸素が気泡化してキャビティCが発生す
るが、このキャビティCはプレフロ−Pとともにプレフ
ロ−室52内に流入する。そしてキャビティCは突壁5
0により上方への移動が阻止され、当該プレフロ−室5
2内に閉じ込められることになる。
【0017】その後更にプランジャ4が上昇すると、プ
ランジャ4のリ−ド42がフィ−ドホ−ル21に連通し
プランジャ室43内の燃料が逃げ孔41、リ−ド42及
びフィ−ドホ−ル21を通じて燃料室4内へ高速噴流S
となって逆流(スピル)する。これによりプランジャ室
43内の圧力が低下してデリバリバルブ3の弁体33が
閉じ、圧送行程が終了する。
【0018】上述の実施の形態によれば、圧送行程開始
直前にプレフロ−Pにより発生したキャビティCは、図
3(b)に示すように燃料室5のプレフロ−室52内に
流れ込んでここに閉じ込められる。詳しくいえば、プレ
フローPはプレフロー室52の壁面に沿って上方側に巻
き込まれ、これによりキャビティCは当該壁面に沿って
上昇するが、突壁50に阻まれてスピル室51内へは直
接流れ込まない。このため次にリード42から高速噴流
Sがスピル室51内へ逆流する時点までの間で見れば、
キャビティCはプレフロー室52内に閉じ込められてい
る格好になる。従って圧送行程終了時に逆流する高速噴
流Sが衝突する燃料室5の壁部付近には、図3(c)に
示すようにキャビティCは全くあるいはほとんど全く存
在しないので、燃料室壁部の侵食を大幅に低減すること
ができる。
【0019】なお、キャビティCは、プレフロー室52
に捕集された後、次回の圧送行程開始までの期間までに
は自然消滅するため、本実施例においては捕集したキャ
ビティを積極的に排出させる構成を備えてはいない。以
上において上述の実施の形態では、燃料室5を突壁50
により上下に区画し、リード42から溢流した高速噴流
Sが流れ込む領域とプレフローPが流れ込む領域との双
方において、夫々燃料室5の壁部を凹状にしてスピル室
51とプレフロー室52とを形成し、プレフロー室52
をキャビティ閉じ込め室として構成しているが、下部側
領域のみを凹状にして、キャビティCを、この凹部であ
るキャビティ閉じ込め室に閉じ込めるように構成しても
よい。
【0020】またキャビティ閉じ込め室の形状や位置
は、燃料室5内の燃料の流れ方などに応じて適宜決めれ
ばよく、例えば燃料室51全周に亘って形成せずに、一
部領域のみを凹状にしてキャビティ閉じ込め室を形成し
てもよいし、あるいは既述の突壁50をフィードホール
21に臨む領域のみに設け、この突壁51で区画された
下部側の領域の両側に更に上下に伸びる突壁を設け、こ
れら突壁で囲まれた部屋をキャビティ閉じ込め室として
もよい。
【0021】そしてまた本発明では、圧送開始直前のプ
レフローPの流れの向きと圧終終了時のリード42から
逆流する高速噴流Sの向きとを左右方向(シリンダ2の
周方向)に異ならせ、燃料室5の壁部に、例えばプレフ
ローが流れ込む領域と高速噴射Sが流れ込む領域とを区
画するように上下方向に伸びる突壁を設けてもよい。更
にまた本発明は、図4に示すように燃料室5の壁面を覆
うように保護体(スピルプロテクタ)6を設けた構造に
対して適用してもよく、例えば燃料室5の壁面自体には
突壁を形成せずに、保護体6の例えば上下方向中央部を
突出させて突壁60として構成してもよい。この場合に
は保護体6の侵食を低減できる効果がある。保護体6
は、例えば半割りリング構造にして燃料室5の全周を覆
うようにしてもよいが、フィードホール21に臨む領域
のみに設けてもよい。
【0022】なお本発明は、フィードホール21を周方
向に間隔をおいて複数個所に形成した燃料噴射ポンプや
燃料室をシリンダ2の例えば直径方向にシリンダ2を挟
んで2個所に形成した燃料噴射ポンプに対しても適用す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の全体構成を示す断面図
である。
【図2】プランジャの上部を示す斜視図である。
【図3】上記実施の形態に係る燃料噴射ポンプの作用を
示す説明図である。
【図4】本発明の他の実施の形態の全体構成を示す断面
図である。
【図5】従来の燃料噴射ポンプの全体構成を示す断面図
である。
【図6】従来の燃料噴射ポンプの作用を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 ポンプハウジング 2 シリンダ 21 吸入口 3 デリバリバルブ 32 バルブホルダ 33 弁体 4 プランジャ 41 逃げ孔 42 リード 43 プランジャ室 5 燃料室 50 突壁 51 スピル室 52 プレフロー室(キャビティ閉じ込め室) 6 保護体 60 突壁

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上端側に弁部が設けられたシリンダと、
    このシリンダの側方に設けられ、シリンダ内に吸入する
    燃料を導くための燃料室と前記シリンダ内とを連通する
    ようにシリンダの管壁に形成された吸入口と、前記シリ
    ンダ内に挿入されたプランジャと、このプランジャの上
    端面に開口してプランジャにて圧縮された燃料を逃がす
    逃げ孔に連通し、当該プランジャの外周部に形成された
    リ−ドとを備え、 前記プランジャの上端面と弁部との間を前記シリンダ内
    に吸入された燃料を加圧するプランジャ室とし、燃料室
    から吸入口を介してプランジャ室内に吸入された燃料
    を、プランジャの上昇により弁部より圧送し、前記リ−
    ドが吸入口に連通した時に圧送行程が終了する燃料噴射
    ポンプにおいて、 吸入口に対向する燃料室の壁部を凹状にし、圧送行程の
    開始前に前記吸入口を介してプランジャ室から燃料室内
    に高速噴流が流れ込む領域にて発生するキャビティが燃
    料室内を移動するのを阻止するキャビティ閉じ込め室を
    形成したことを特徴とする燃料噴射ポンプ。
  2. 【請求項2】 上端側に弁部が設けられたシリンダと、
    このシリンダの側方に設けられ、シリンダ内に吸入する
    燃料を導くための燃料室と前記シリンダ内とを連通する
    ようにシリンダの管壁に形成された吸入口と、前記シリ
    ンダ内に挿入されたプランジャと、このプランジャの上
    端面に開口してプランジャにて圧縮された燃料を逃がす
    逃げ孔に連通し、当該プランジャの外周部に形成された
    リ−ドとを備え、 前記プランジャの上端面と弁部との間を前記シリンダ内
    に吸入された燃料を加圧するプランジャ室とし、燃料室
    から吸入口を介してプランジャ室内に吸入された燃料
    を、プランジャの上昇により弁部より圧送し、前記リ−
    ドが吸入口に連通した時に圧送行程が終了する燃料噴射
    ポンプにおいて、 圧送行程の開始前にプランジャ室から高速噴流が流れ込
    むプレフロ−領域と圧送行程の終了時にプランジャ室内
    の燃料が高速噴流となってリ−ドから燃料室内に逆流し
    て流れ込むスピル領域とを区画する突壁を、吸入口に対
    向する燃料室の壁部に設け、 圧送行程の開始前に前記プレフロ−領域に流れ込んだキ
    ャビティのスピル領域への移動を、前記突壁により阻止
    するようにしたことを特徴とする燃料噴射ポンプ。
  3. 【請求項3】 突壁は、燃料室を上下に区画するように
    設けられ、区画された上部側の領域はスピル領域をな
    し、下部側の領域はプレフロ−領域をなすものであるこ
    とを特徴とする請求項2記載の燃料噴射ポンプ。
  4. 【請求項4】 燃料室の壁部のうち少なくとも吸入口に
    対向する部分は、燃料室の壁面を覆うように保護体を設
    けて構成されていることを特徴とする請求項1、2また
    は3記載の燃料噴射ポンプ。
JP17793596A 1996-07-08 1996-07-08 燃料噴射ポンプ Expired - Lifetime JP3740742B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17793596A JP3740742B2 (ja) 1996-07-08 1996-07-08 燃料噴射ポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17793596A JP3740742B2 (ja) 1996-07-08 1996-07-08 燃料噴射ポンプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1026061A true JPH1026061A (ja) 1998-01-27
JP3740742B2 JP3740742B2 (ja) 2006-02-01

Family

ID=16039646

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17793596A Expired - Lifetime JP3740742B2 (ja) 1996-07-08 1996-07-08 燃料噴射ポンプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3740742B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP3740742B2 (ja) 2006-02-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1186773B1 (en) Fuel injector
JP3884252B2 (ja) 高圧燃料供給装置用電磁弁
JP3740742B2 (ja) 燃料噴射ポンプ
US6575718B2 (en) High pressure fuel supply apparatus
JP3945318B2 (ja) 燃料噴射ノズル
JPS60249664A (ja) 燃料噴射ポンプ
JP3748116B2 (ja) 燃料噴射装置
EP0805271B1 (en) Fuel injection system
KR101909833B1 (ko) 차량용 엔진의 고압펌프
US5961304A (en) Injection pump for diesel-cycle internal combustion engines
JPH10266927A (ja) 燃料噴射ポンプ
GB1575335A (en) Fuel injection pumps for compression ignition internal combustion engines
JP2636483B2 (ja) 燃料噴射ポンプ用吐出弁
JPH102265A (ja) 燃料噴射ポンプ
JPH1162784A (ja) 燃料噴射ポンプの吐出弁機構
KR19990059335A (ko) 디젤 엔진용 인젝션 펌프의 딜리버리 밸브
JPS6235057A (ja) 燃料噴射ポンプ
JPH1162780A (ja) 燃料噴射ポンプ
JPH0212301Y2 (ja)
CN116696629A (zh) 燃料喷射泵
JPS58197468A (ja) 燃料噴射装置
JPS6339793B2 (ja)
JPH0932694A (ja) 内燃機関に用いられる燃料噴射弁
JPH08105365A (ja) ディーゼル機関の噴射ノズル
JP2969635B2 (ja) 燃料噴射ポンプ

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050301

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050426

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050620

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051018

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051031

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091118

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101118

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111118

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111118

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121118

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131118

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term