JPS6339793B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6339793B2 JPS6339793B2 JP55021764A JP2176480A JPS6339793B2 JP S6339793 B2 JPS6339793 B2 JP S6339793B2 JP 55021764 A JP55021764 A JP 55021764A JP 2176480 A JP2176480 A JP 2176480A JP S6339793 B2 JPS6339793 B2 JP S6339793B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- oil
- pressure
- oil chamber
- fuel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000002347 injection Methods 0.000 claims description 22
- 239000007924 injection Substances 0.000 claims description 22
- 239000000446 fuel Substances 0.000 claims description 18
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 claims description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 238000005086 pumping Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は内燃機関用燃料噴射装置に用いられる
燃料噴射弁に関する。
燃料噴射弁に関する。
近年内燃機関用燃料噴射装置では、主として排
気ガス浄化のため鋭い噴射終了特性が要求されて
おり、その特性を実現すべくいくつかの装置が考
案されている。例えば噴射圧を急激に低下させる
ものあるいはスピル等の油圧を噴射弁の針弁に負
荷するものなどがある。
気ガス浄化のため鋭い噴射終了特性が要求されて
おり、その特性を実現すべくいくつかの装置が考
案されている。例えば噴射圧を急激に低下させる
ものあるいはスピル等の油圧を噴射弁の針弁に負
荷するものなどがある。
しかしながらそれらのものにおいては、噴射弁
の針弁が極めて速く閉弁動作をする為にその衝撃
力によつて噴射弁の弁座が破壊され、先端が燃焼
室内に落ち、内燃機関をも破損する事故を起こし
かねなかつた。そして、これを防止するには噴射
弁の強度を向上させればよいのであるが、一般に
噴射弁先端部は外形的に厳しい制約が多く、かつ
その制約は排気ガス対策からさらに制約が厳しく
なつている為に、肉厚を厚くする等の方法による
強度の向上はほとんど望めないというのが現状で
ある。
の針弁が極めて速く閉弁動作をする為にその衝撃
力によつて噴射弁の弁座が破壊され、先端が燃焼
室内に落ち、内燃機関をも破損する事故を起こし
かねなかつた。そして、これを防止するには噴射
弁の強度を向上させればよいのであるが、一般に
噴射弁先端部は外形的に厳しい制約が多く、かつ
その制約は排気ガス対策からさらに制約が厳しく
なつている為に、肉厚を厚くする等の方法による
強度の向上はほとんど望めないというのが現状で
ある。
そこで本発明は、従来の針弁に相当する部分を
２つの部材に分割し、閉弁時には弁座側の部材が
主として動くような構成とすることにより、衝撃
力を小さくして弁座部分の破損を防止することを
目的とする。
２つの部材に分割し、閉弁時には弁座側の部材が
主として動くような構成とすることにより、衝撃
力を小さくして弁座部分の破損を防止することを
目的とする。
以下本発明を図に示す実施例について説明す
る。
る。
まず燃料噴射弁１について説明すると、噴射弁
本体１０内に針弁を構成する第１の部材１１及び
第２の部材１２が油密を保つて摺動できるように
組み付けられ、第１の部材１１は第２の部材１２
よりも横断面積が小さくなつている。そして、両
部材１１，１２は分割可能に接触しており、第１
の部材１１は噴孔１３を開閉し、第２の部材１２
はばね受け１４を介して弁ばね１５を係止してい
る。第１の部材１１の先端付近を囲んで油溜り１
６が形成され、両部材１１，１２の接触部を囲ん
で油室１７が形成されている。弁本体１０はケー
シング１８と接し、ケーシング１８には弁ばね室
１９が形成されている。なお、１０ａ，１０ｂお
よび１８ａ〜１８ｃはいずれも通路であり、通路
１８ｂは絞り３０および導管３１を介して低圧部
に接続されている。
本体１０内に針弁を構成する第１の部材１１及び
第２の部材１２が油密を保つて摺動できるように
組み付けられ、第１の部材１１は第２の部材１２
よりも横断面積が小さくなつている。そして、両
部材１１，１２は分割可能に接触しており、第１
の部材１１は噴孔１３を開閉し、第２の部材１２
はばね受け１４を介して弁ばね１５を係止してい
る。第１の部材１１の先端付近を囲んで油溜り１
６が形成され、両部材１１，１２の接触部を囲ん
で油室１７が形成されている。弁本体１０はケー
シング１８と接し、ケーシング１８には弁ばね室
１９が形成されている。なお、１０ａ，１０ｂお
よび１８ａ〜１８ｃはいずれも通路であり、通路
１８ｂは絞り３０および導管３１を介して低圧部
に接続されている。
次に燃料噴射ポンプ２について説明する。プラ
ンジヤ２１はシリンダ２２内に油密を保つて摺動
できるように組付けられ、逆止弁ケーシング２３
とによつてポンプ室２４を形成する。またポンプ
室２４は逆止弁２５および燃料導管３２を介して
通路１８ａに連結される。シリンダ２２には燃料
供給孔２６が設けられ、またプランジヤ２１の切
り欠き２７とで圧送ストロークを決定するスピル
孔２８が設けられている。このスピル孔２８は導
管３３を介して通路１８Ｃに接続されるととも
に、絞り３４を介して導管３１に接続される。
ンジヤ２１はシリンダ２２内に油密を保つて摺動
できるように組付けられ、逆止弁ケーシング２３
とによつてポンプ室２４を形成する。またポンプ
室２４は逆止弁２５および燃料導管３２を介して
通路１８ａに連結される。シリンダ２２には燃料
供給孔２６が設けられ、またプランジヤ２１の切
り欠き２７とで圧送ストロークを決定するスピル
孔２８が設けられている。このスピル孔２８は導
管３３を介して通路１８Ｃに接続されるととも
に、絞り３４を介して導管３１に接続される。
上記構成において、プランジヤ２１の上昇によ
りポンプ室２４の圧縮燃料は導管３２および通路
１８ａ，１０ａを通つて油溜り１６へ導びかれ、
弁ばね１５と第１の部材１１の受圧面積とで決ま
る開弁圧力以上になると弁ばね１５に対抗して第
１の部材１１及び第２の部材１２を押し上げ、噴
孔１３を開ける。これによつて燃料は噴孔１３を
通して内燃機関内に噴射される。さらにプランジ
ヤ２１の上昇でスピル孔２８が開くと、ポンプ室
２４、導管３２、通路１８ａ，１０ａおよび油溜
り１６の圧力が下がり、かつスピル燃料が導管３
３および通路１８Ｃを通して弁ばね室１９へ導び
かれる。これによつて油溜り１６の両部材１１，
１２を押し上げる力は小さくなり、一方スピル燃
料は瞬時的には絞り３４によつて低圧部への流出
が防止される為に弁ばね室１９の圧力が上がり両
部材１１，１２を押し下げる力となる。そして、
最初は両部材１１，１２が同時に下方へ押される
が、両部材１１，１２の断面積が異なるために、
絞り３０によつて瞬時的に密閉された油室１７の
圧力が両部材１１，１２の下降に伴つて上昇し、
その結果極めて質量の小さく設計された第１の部
材１１が第２の部材１２と分離してさらに急速に
閉弁運動をし、噴孔１３を閉じる。と同時に油室
１７の高圧が第２の部材１２の閉弁方向の運動を
しだいに弱めるため衝撃力を極めて小さくするこ
とができる。このように、閉弁作動時には第１の
部材１１は第２の部材１２と離れて運動する為、
閉弁動作時の可動質量が小さくなり、噴射弁１の
弁座部分の破損を防止出来る。閉弁後、油室１７
の圧力は絞り３０を通つて除々に開放され、次回
の噴射までに例えば大気圧まで下げることが出来
る。それに応じて第２の部材１２も下降し、第１
の部材１１と接する位置まで来ると停止する。次
の圧送燃料によつて再び同様の作動を繰返し、機
関に燃料を噴射する。
りポンプ室２４の圧縮燃料は導管３２および通路
１８ａ，１０ａを通つて油溜り１６へ導びかれ、
弁ばね１５と第１の部材１１の受圧面積とで決ま
る開弁圧力以上になると弁ばね１５に対抗して第
１の部材１１及び第２の部材１２を押し上げ、噴
孔１３を開ける。これによつて燃料は噴孔１３を
通して内燃機関内に噴射される。さらにプランジ
ヤ２１の上昇でスピル孔２８が開くと、ポンプ室
２４、導管３２、通路１８ａ，１０ａおよび油溜
り１６の圧力が下がり、かつスピル燃料が導管３
３および通路１８Ｃを通して弁ばね室１９へ導び
かれる。これによつて油溜り１６の両部材１１，
１２を押し上げる力は小さくなり、一方スピル燃
料は瞬時的には絞り３４によつて低圧部への流出
が防止される為に弁ばね室１９の圧力が上がり両
部材１１，１２を押し下げる力となる。そして、
最初は両部材１１，１２が同時に下方へ押される
が、両部材１１，１２の断面積が異なるために、
絞り３０によつて瞬時的に密閉された油室１７の
圧力が両部材１１，１２の下降に伴つて上昇し、
その結果極めて質量の小さく設計された第１の部
材１１が第２の部材１２と分離してさらに急速に
閉弁運動をし、噴孔１３を閉じる。と同時に油室
１７の高圧が第２の部材１２の閉弁方向の運動を
しだいに弱めるため衝撃力を極めて小さくするこ
とができる。このように、閉弁作動時には第１の
部材１１は第２の部材１２と離れて運動する為、
閉弁動作時の可動質量が小さくなり、噴射弁１の
弁座部分の破損を防止出来る。閉弁後、油室１７
の圧力は絞り３０を通つて除々に開放され、次回
の噴射までに例えば大気圧まで下げることが出来
る。それに応じて第２の部材１２も下降し、第１
の部材１１と接する位置まで来ると停止する。次
の圧送燃料によつて再び同様の作動を繰返し、機
関に燃料を噴射する。
なお、本発明の噴射弁は、周知の噴射ポンプは
もちろん電子制御式ポンプ（特開昭48−4828号な
ど）にも使用でき、また閉弁作動油としてはスピ
ル燃料だけでなく、噴射圧の蓄圧油または圧送
油、さらに電子制御油圧駆動式の場合はピストン
駆動油なども使用でき、それらの方式に応じた配
管に変更すれば同様の効果が得られることは明ら
かである。
もちろん電子制御式ポンプ（特開昭48−4828号な
ど）にも使用でき、また閉弁作動油としてはスピ
ル燃料だけでなく、噴射圧の蓄圧油または圧送
油、さらに電子制御油圧駆動式の場合はピストン
駆動油なども使用でき、それらの方式に応じた配
管に変更すれば同様の効果が得られることは明ら
かである。
以上の説明から明らかなように本発明によれ
ば、きわめて鋭い噴射終了特性が得られるととも
に、噴射弁の弁部部分の破損を防止できるという
優れた効果が得られる。
ば、きわめて鋭い噴射終了特性が得られるととも
に、噴射弁の弁部部分の破損を防止できるという
優れた効果が得られる。
また、噴孔を開閉する第１の部材の質量が小さ
い為、閉弁特性を出すのに要するエネルギを小さ
く押さえることができるという効果をも発揮でき
る。
い為、閉弁特性を出すのに要するエネルギを小さ
く押さえることができるという効果をも発揮でき
る。
図は本発明の一実施例を示す断面構成図であ
る。 １……燃料噴射弁、１１……第１の部材、１２
……第２の部材、１３……噴孔、１５……弁ば
ね、１６……油溜り、１７……油室。
る。 １……燃料噴射弁、１１……第１の部材、１２
……第２の部材、１３……噴孔、１５……弁ば
ね、１６……油溜り、１７……油室。
Claims (1)
- １ 油溜りに高圧燃料が供給されると油密を保つ
て摺動する針弁が弁ばねに抗して作動して噴孔を
開く型式の燃料噴射弁において、前記針弁を前記
噴孔側の第１の部材と前記弁ばね側にあつて該ば
ね荷重を受ける第２の部材とに分割するととも
に、前記第１の部材の断面積を前記第２の部材の
断面積よりも小さくすると共に前記第１の部材の
質量を前記第２の部材よりも小さくし、前記第１
の部材と第２の部材との接触部を囲んで油室を形
成すると共に該油室と低圧部とを絞りを介して連
結し、閉弁の際に前記第２の部材の弁ばね側端部
に高圧油を作用させるようにすることによつて前
記第２の部材を閉弁側に移動せしめ、前記油室内
の圧力を前記油溜り内の圧力よりも高くして前記
第１の部材が前記第２の部材から離れて閉弁動作
するようにしたことを特徴とする内燃機関用燃料
噴射弁。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2176480A JPS56118552A (en) | 1980-02-22 | 1980-02-22 | Fuel injection valve for internal combustion engine |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2176480A JPS56118552A (en) | 1980-02-22 | 1980-02-22 | Fuel injection valve for internal combustion engine |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56118552A JPS56118552A (en) | 1981-09-17 |
| JPS6339793B2 true JPS6339793B2 (ja) | 1988-08-08 |
Family
ID=12064131
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2176480A Granted JPS56118552A (en) | 1980-02-22 | 1980-02-22 | Fuel injection valve for internal combustion engine |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS56118552A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5987269A (ja) * | 1982-11-12 | 1984-05-19 | Nissan Motor Co Ltd | 燃料噴射弁 |
| JPS61126367A (ja) * | 1984-11-24 | 1986-06-13 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 燃料噴射装置 |
| JPS61185674A (ja) * | 1985-02-09 | 1986-08-19 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 燃料噴射装置 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS50108421A (ja) * | 1974-02-08 | 1975-08-26 | ||
| JPS5187618A (ja) * | 1975-01-09 | 1976-07-31 | Kloeckner Humboldt Deutz Ag |
-
1980
- 1980-02-22 JP JP2176480A patent/JPS56118552A/ja active Granted
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS50108421A (ja) * | 1974-02-08 | 1975-08-26 | ||
| JPS5187618A (ja) * | 1975-01-09 | 1976-07-31 | Kloeckner Humboldt Deutz Ag |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56118552A (en) | 1981-09-17 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5711279A (en) | Fuel system | |
| US5651501A (en) | Fluid damping of a valve assembly | |
| US6595189B2 (en) | Method of reducing noise in a mechanically actuated fuel injection system and engine using same | |
| JP2005520968A (ja) | 内燃機関用の燃料噴射装置 | |
| US6113012A (en) | Rate shaped fuel injector with internal dual flow rate office | |
| US6935580B2 (en) | Valve assembly having multiple rate shaping capabilities and fuel injector using same | |
| US6659086B2 (en) | Fuel injection apparatus for internal combustion engines | |
| JPS6339793B2 (ja) | ||
| JP2005517118A (ja) | 内燃機関に用いられる燃料噴射装置 | |
| JP3235286B2 (ja) | 内燃機関用燃料噴射装置 | |
| US6298826B1 (en) | Control valve with internal flow path and fuel injector using same | |
| KR20010067108A (ko) | 개선된 솔레노이드 작동 첵 밸브를 구비한 연료 분사기조립체 | |
| JP2005517864A (ja) | 内燃機関のための燃料噴射装置 | |
| US10570863B1 (en) | Fuel injector having cam-actuated plunger and plunger cavity metering edge for valvetrain noise suppression | |
| US6591812B2 (en) | Rail connection with rate shaping behavior for a hydraulically actuated fuel injector | |
| US6752334B2 (en) | Fuel injector and method for controlling fuel flow | |
| US20040020458A1 (en) | Method for operating a pump-nozzle unit and a corresponding pump-nozzle unit | |
| US10895231B2 (en) | Fuel injector nozzle assembly having anti-cavitation vent and method | |
| JPS6036779Y2 (ja) | 吸戻しピストン装置 | |
| JPH10266927A (ja) | 燃料噴射ポンプ | |
| US6726459B1 (en) | Variable injection rate high pressure fuel pump | |
| SU1240946A1 (ru) | Топливный насос | |
| JP2505049Y2 (ja) | 燃料噴射装置 | |
| KR100371443B1 (ko) | 디젤엔진용축압식연료분사장치의인젝터 | |
| JP2917528B2 (ja) | 内燃機関用燃料噴射弁 |