JPH10260109A - カラーディスプレイ装置の画質評価方法およびそれを用いたカラーディスプレイ装置の製造方法 - Google Patents

カラーディスプレイ装置の画質評価方法およびそれを用いたカラーディスプレイ装置の製造方法

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JPH10260109A
JPH10260109A JP9063346A JP6334697A JPH10260109A JP H10260109 A JPH10260109 A JP H10260109A JP 9063346 A JP9063346 A JP 9063346A JP 6334697 A JP6334697 A JP 6334697A JP H10260109 A JPH10260109 A JP H10260109A
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JP
Japan
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screen
display device
color display
image quality
color
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JP9063346A
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English (en)
Inventor
Keisuke Kawame
啓介 川目
Toshiro Asano
敏郎 浅野
Taiji Kitagawa
泰治 北川
Atsushi Mochizuki
望月  淳
Kaoru Sakai
薫 酒井
Nobuo Kawai
信雄 河合
Shinji Tanaka
真司 田中
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】製造ラインで用いられるカラーディスプレイ装
置の画質評価方法において、撮像系のレンズ、カラーフ
ィルタ、およびカラーCCDの屈折異常や感度のばらつ
きを補正して、カラーディスプレイ装置の画面自体のの
画質を正しく高精度に定量評価することにより、高品質
のカラーディスプレイ装置を得る。 【解決手段】撮像手段により、カラーディスプレイ装置
の画面に表示された単色表示画面を撮像して、画面情報
を画素ごとにR,G,B信号に分解する。次に、その
R,G,B信号を撮像手段の各画素を構成する受光素子
ごとの感度差を補正して、その後、それを表色系に変換
する。その表色系の情報に基づき、画面中のある画素と
画面全体の他の画素との色度差・輝度差を表すベクトル
を算出し、画素全体についてこのベクトルの絶対値の総
和を求め、その量に基づき、画質を評価する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラーディスプレ
イの画質評価方法に係り、ブラウン管、液晶ディスプレ
イ、プラズマディスプレイ、エレクトロルミネッセンス
ディスプレイ等など特定のデバイスの特性には依存せ
ず、測定のときに撮像系の影響を排除して、良好な評価
が得られる評価方法であって、特に、製造ラインで、そ
れらのカラーディスプレイを定量的に評価するのに用い
て好適なカラーディスプレイの画質評価方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、カラーディスプレイ装置にお
いては、その製造工程中および完成後に、多項目にわた
る検査がおこなわれている。その中でも画質検査は、作
業者の目で見て、画質が良好であるか否かを評価する官
能検査であるため、ほとんどの工程が自動化された製造
ラインにおいても、作業者による目視検査に頼らざるを
得ないのが現状である。
【0003】このような目視検査の項目の中でも、特
に、単色画面の均一性の評価は、主観性の高い検査であ
る。具体的な検査方法は、検査対象となるカラーディス
プレイ装置に単色画面を表示させ、画面の色むらや輝度
むらの程度を目視で判定する。そもそも、カラーディス
プレイ装置の画面に表示される単色画面は、理想的には
完全に均一な単色にならなければならない。しかし、た
とえば、カラーブラウン管を用いたカラーディスプレイ
装置おいては、コンバーゼンス、電子ビームのランディ
ングなど必要な調整を行った後でも、蛍光体の発光状態
に多少のばらつきが存在するために、画面に表示される
色は、均一な単色にはならず、薄く色のつく部分や、輝
度の低いあるいは高い部分が現れる。これを「色むら」
や「輝度むら」と呼んでいる。
【0004】この色むら、輝度むらの程度は非常に小さ
く、その見え方には、作業者間の個人差や、そのときの
体調などによるばらつきが発生する。さらに、色むらや
輝度むらの出現状態、たとえば、色あい、色の鮮やか
さ、形状、大きさ、画面内での出現位置、出現個数など
が極めて多種多様である。そのため単色均一性の目視評
価は、他の目視検査に比べても主観的な要素が大きいも
のとなっている。
【0005】この色むら、輝度むらの程度を、作業者が
画面を観察しながらその主観によって評価し、グレード
と呼ばれる数値で表現する。たとえば、数値が大きけれ
ば大きいほど、色むら、輝度むらが大きいことを示すよ
うにしている。
【0006】そこで、検査工数の削減を図り、また、物
理的・定量的な評価法を確立して検査精度・信頼性を向
上させるため、目視検査の自動化を要求する声が高い。
この単色均一性の評価の自動化の中で特に白色の場合を
自動化しようという試みが過去にいくつかおこなわれて
いる。そのような技術の一つとして、特開平2−243
930号公報に開示された「色むら検査装置」がある。
【0007】この色むら検査装置では、カラーCCDチ
ップの色むらを検査する上で、白色発光面を撮像したと
きのカラーCCDチップからのR,G,B出力を、マン
セル色空間等の座標系に変換し、モニタ上にカラーCC
D上の各位置における色度ベクトルとして表示してい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、主
に、被検査対象をカラーCCDを想定し、その撮像情報
を、数値化して、これを定量的に評価し、評価の実を上
げようとするものである。
【0009】しかしながら、このような色むら検査装置
をカラーディスプレイ装置の画面の画質の評価に用いた
場合、撮像系を構成するレンズ、カラーフィルタおよび
カラーCCDの屈折異常や感度のばらつきについては何
も考慮されていないため、カラーディスプレイ装置の画
面の画質を正しく評価することができないという問題点
があった。このため、カラーディスプレイ装置の品質が
不安定になることがある。
【0010】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、その目的は、製造ラインで用いられるカ
ラーディスプレイ装置の画質評価方法において、撮像系
のレンズ、カラーフィルタ、およびカラーCCDの屈折
異常や感度のばらつきを補正して、カラーディスプレイ
装置の画面自体のの画質を正しく高精度に定量評価する
ことにより、高品質のカラーディスプレイ装置を得るこ
とのできるカラーディスプレイ装置の画質評価方法を提
供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のカラーディスプレイ装置の画質評価方法の
第一の構成は、カラーディスプレイ装置の画質を定量的
に評価するカラーディスプレイ装置の画質評価方法にお
いて、撮像手段により、カラーディスプレイ装置の画面
に表示された単色表示画面を撮像して、それによって得
られた画面情報を、画面を構成する画素ごとにR,G,
B信号に分解して、そのR,G,B信号を前記撮像手段
の各画素を構成する受光素子ごとの感度差を補正して、
補正後のR,G,B信号を表色系に変換し、その表色系
の情報に基づき、画面中のある画素と画面全体の他の画
素との色度差を表すベクトルを算出し、画素全体につい
て前記色度差を表すベクトルの絶対値の総和を求め、そ
の量に基づいてそのカラーディスプレイ装置の画質を評
価するようにしたものである。
【0012】次に、上記目的を達成するために、本発明
のカラーディスプレイ装置の画質評価方法の第二の構成
は、カラーディスプレイ装置の画質を定量的に評価する
カラーディスプレイ装置の画質評価方法において、撮像
手段により、カラーディスプレイ装置の画面に表示され
た単色表示画面を撮像して、それによって得られた画面
情報を、画面を構成する画素ごとにR,G,B信号に分
解して、そのR,G,B信号を前記撮像手段の各画素を
構成する受光素子ごとの感度差を補正して、補正後の
R,G,B信号を表色系に変換し、その表色系の情報に
基づき、画面中のある画素と画面全体の他の画素との輝
度差を表すベクトルを算出し、画面中の画素全体につい
て前記色度差を表すベクトルの絶対値の総和を求め、そ
の量に基づいてそのカラーディスプレイ装置の画質を評
価するようにしたものである。
【0013】次に、上記目的を達成するために、本発明
のカラーディスプレイ装置の画質評価方法の第三の構成
は、カラーディスプレイ装置の画質を定量的に評価する
カラーディスプレイ装置の画質評価方法において、撮像
手段により、カラーディスプレイ装置の画面に表示され
た単色表示画面を撮像して、それによって得られた画面
情報を、画面を構成する画素ごとにR,G,B信号に分
解して、そのR,G,B信号を前記撮像手段の各画素を
構成する受光素子ごとの感度差を補正して、補正後の
R,G,B信号を表色系に変換し、カラーディスプレイ
の画面を複数の領域に分割し、その分割した領域に対応
する前記表色系の情報に基づき、その分割領域中の画面
中のある画素とその領域の画面全体の他の画素との色度
差を表すベクトルを算出し、分割した領域に対応する画
面中の画素全体について前記色度差を表すベクトルの絶
対値の総和を求め、その量に基づいて、領域に分割した
画面を評価することにより、そのカラーディスプレイ装
置の画質を評価するようにしたものである。
【0014】より詳しくは、上記カラーディスプレイ装
置の画質評価方法において、分割した領域に対応する画
面ごとに求められる前記画面を評価する量の中で、その
最大の量をそのカラーディスプレイ装置の画面全体を評
価する量として、そのカラーディスプレイ装置の画質を
評価するようにしたものである。
【0015】次に、上記目的を達成するために、本発明
のカラーディスプレイ装置の画質評価方法の第四の構成
は、カラーディスプレイ装置の画質を定量的に評価する
カラーディスプレイ装置の画質評価方法において、撮像
手段により、カラーディスプレイ装置の画面に表示され
た単色表示画面を撮像して、それによって得られた画面
情報を、画面を構成する画素ごとにR,G,B信号に分
解して、そのR,G,B信号を前記撮像手段の各画素を
構成する受光素子ごとの感度差を補正して、補正後の
R,G,B信号を表色系に変換し、カラーディスプレイ
の画面を複数の領域に分割し、その分割した領域に対応
する前記表色系の情報に基づき、その分割領域中の画面
中のある画素とその領域の画面全体の他の画素との輝度
差を表すベクトルを算出し、分割した領域に対応する画
面中の画素全体について前記輝度差を表すベクトルの絶
対値の総和を求め、その量に基づいて、領域に分割した
画面を評価することにより、そのカラーディスプレイ装
置の画質を評価するようにしたものである。
【0016】より詳しくは、上記カラーディスプレイ装
置の画質評価方法において、分割した領域に対応する画
面ごとに求められる前記画面を評価する量の中で、その
最大の量をそのカラーディスプレイ装置の画面全体を評
価する量として、そのカラーディスプレイ装置の画質を
評価するようにしたものである。
【0017】次に、上記目的を達成するために、本発明
のカラーディスプレイ装置の画質評価方法の第五の構成
は、カラーディスプレイ装置の画質を定量的に評価する
カラーディスプレイ装置の画質評価方法において、撮像
手段により、カラーディスプレイ装置の画面に表示され
た単色表示画面を撮像して、それによって得られた画面
情報を、画面を構成する画素ごとにR,G,B信号に分
解して、そのR,G,B信号を前記撮像手段の各画素を
構成する受光素子ごとの感度差を補正して、補正後の
R,G,B信号を表色系に変換し、カラーディスプレイ
の画面を複数の領域に分割し、その分割した領域に対応
する前記表色系の情報に基づき、分割した領域に対応す
る画面中の画素全体について平均の色度を求め、かつ、
分割した領域に対応する画面間の距離を求め、これをd
とし、第一の分割した領域に対応する画面の平均の色度
と、第二の分割した領域に対応する画面の平均の色度と
の差を表すベクトルを求めて、そのベクトルをdのn乗
(nは、n≧0なる整数)で割って、第一の分割した領
域に対応する画面と、第二の分割した領域に対応する画
面の色度のむらを評価する量を求めて、その量に基づい
て、領域に分割した画面を評価することにより、そのカ
ラーディスプレイ装置の画質を評価するようにしたもの
である。
【0018】次に、上記目的を達成するために、本発明
のカラーディスプレイ装置の画質評価方法の第六の構成
は、カラーディスプレイ装置の画質を定量的に評価する
カラーディスプレイ装置の画質評価方法において、撮像
手段により、カラーディスプレイ装置の画面に表示され
た単色表示画面を撮像して、それによって得られた画面
情報を、画面を構成する画素ごとにR,G,B信号に分
解して、そのR,G,B信号を前記撮像手段の各画素を
構成する受光素子ごとの感度差を補正して、補正後の
R,G,B信号を表色系に変換し、カラーディスプレイ
の画面を複数の領域に分割し、その分割した領域に対応
する前記表色系の情報に基づき、分割した領域に対応す
る画面中の画素全体について平均の色度を求め、かつ、
分割した領域に対応する画面間の距離を求め、これをd
とし、第一の分割した領域に対応する画面の平均の色度
と、第二の分割した領域に対応する画面の平均の輝度と
の差を表すベクトルを求めて、そのベクトルをdのn乗
(nは、n≧0なる整数)で割って、第一の分割した領
域に対応する画面と、第二の分割した領域に対応する画
面の輝度のむらを評価する量を求めて、その量に基づい
て、領域に分割した画面を評価することにより、そのカ
ラーディスプレイ装置の画質を評価するようにしたもの
である。
【0019】より詳しくは、上記カラーディスプレイ装
置の画質評価方法において、前記R,G,B信号を前記
撮像手段の各画素を構成する受光素子ごとの感度差を補
正する処理が、均一単色表示画面を撮像したときの画面
上のある画素と、画面上の他の画素のR,G,B信号の
比を求め、この比を補正係数として、撮像系の感度むら
を補正する処理であるようにしたものである。
【0020】また詳しくは、上記カラーディスプレイ装
置の画質評価方法において、前記R,G,B信号を前記
撮像手段の各画素を構成する受光素子ごとの感度差を補
正する処理が、撮像手段が、レンズを有する場合に、レ
ンズを外した撮像手段で白色画面を撮像し、撮像領域内
のある画素と、画面上の他の画素のR,G,B信号の比
を求め、この比を第一の補正係数として、撮像手段の各
画素を構成する受光素子ごとの感度差を補正した後に、
撮像手段にレンズを装着した状態で白色画面を撮像し
て、撮像領域内のある画素と、画面上の他の画素のR,
G,B信号の比を求め、第二の補正係数として、これら
第一の補正係数と第二の補正係数に基づき、撮像系の感
度差を補正する処理であるようにしたものである。
【0021】また別に詳しくは、上記カラーディスプレ
イ装置の画質評価方法において、前記R,G,B信号を
前記撮像手段の各画素を構成する受光素子ごとの感度差
を補正する処理が、色度分布が既知である単色表示画面
を撮像したときの撮像系のある画素に関して、撮像して
R,G,B信号を求め、撮像系の他の画素は、それを補
完して、第一の分布を求め、前記単色表示画面で、実際
に撮像系の各画素ごとに、撮像してR,G,B信号を求
め、これを第二の分布として、これら第一の分布と第二
の分布を比較することにより、各画素ごとの補正係数を
求めて、撮像系の感度差を補正する処理であるようにし
たものである。
【0022】さらに詳しくは、上記カラーディスプレイ
装置の画質評価方法において、R,G,B信号を表色系
に変換する処理が、R,G,B信号を、(R,G,
B)、表色系を、(X,Y,Z)としたときに、下記
(式2)で与えられるようにしたものである。
【0023】
【数2】
【0024】また、上記係数について詳しくは、上記カ
ラーディスプレイ装置の画質評価方法において、カラー
ディスプレイ装置の画面の各画素、または、撮像系の各
画素に応じて、(式2)における係数aij、biを変化
させるようにしたものである。
【0025】さらに、上記係数について詳しくは、上記
カラーディスプレイ装置の画質評価方法において、カラ
ーディスプレイ装置の画面の各画素の出力であるR,
G,B信号に応じて、(式2)における係数aij、bi
を変化させるようにしたものである。
【0026】次に、上記目的を達成するために、本発明
のカラーディスプレイ装置の画質評価方法の他の構成
は、前記R,G,B信号を、そのまま、色度差、輝度差
として評価するか、または、表色系以外の色度差、輝度
差を表す量に変換して評価するようにしたものである。
【0027】次に、上記目的を達成するために、本発明
のカラーディスプレイ装置の画質評価方法のさらに他の
構成は、前記R,G,B信号を、色情報を表現しうる2
つ以上の情報とするようにしたものである。
【0028】次に、上記目的を達成するために、本発明
のカラーディスプレイ装置の画質評価方法を用いるカラ
ーディスプレイ装置の製造方法の構成は、上記カラーデ
ィスプレイ装置の画質評価方法を用いるカラーディスプ
レイ装置の製造方法において、少なくとも、ディスプレ
イ単体、ディスプレイ単体に画像表示のための機器取付
け工程と、ディスプレイ装置としての調整工程を有し、
上記の二工程のうちで、少なくともいずれか一つの工程
終了後に、上記カラーディスプレイ装置の画質評価方法
を用いて、カラーディスプレイ装置の画質を評価する工
程を設けるようにしたものである。
【0029】次に、上記目的を達成するために、本発明
のカラーディスプレイ装置の画質評価方法を用いるカラ
ーディスプレイ装置の製造方法の他の構成は、上記カラ
ーディスプレイ装置の画質評価方法を用いるカラーディ
スプレイ装置の製造方法において、その画質評価方法に
よる評価データを、磁気的、または光学的手段により記
録したものを製造工程において添付するか、あるいは、
カラーディスプレイ装置自体に磁気的、または光学的手
段により記録するようにしたものである。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る一実施形態を
図1ないし図10を用いて説明する。本実施形態では、
カラーブラウン管を用いたカラーディスプレイ装置の画
質を評価する場合を例に採って説明することにする。
【0031】〔画質評価装置の構成〕先ず、図1を用い
て本発明に係るカラーディスプレイ装置の画質評価装置
の構成について説明する。図1は、本発明に係るカラー
ディスプレイ装置の画質評価装置の構成図である。
【0032】カラーブラウン管1には、偏向ヨーク2が
取り付けられている。信号発生装置3は、カラーブラウ
ン管1に検査用の単色画面を表示させるために信号を発
生させる装置である。カメラ4は、撮像手段の代表的な
ものであり、レンズと、色フィルタと、R,G,B信号
を取り込むためのカラー固体撮像装置(CCD、Charge
Coupled Device)等で構成されていて、カラーブラウ
ン管1と対向するように設置されている。このカメラ4
は、画像を処理するための画像処理装置5に接続されて
いる。色度測定器8も、画像処理装置5に接続されてい
て、カラーブラウン管1と対向するように設置されてい
る。
【0033】演算処理装置6は、画像処理装置5に接続
されていて、メモリ装置に記憶されている色度変換処理
方法および品質評価方法に従って、色度変換および画質
評価のための計算処理をおこなう。
【0034】また、ユーザは、カメラ4で撮像した画像
および評価結果等をモニタ7に表示て確認することがで
きる。
【0035】〔画質評価方法の概要〕次に、図2を用い
て本発明に係るカラーディスプレイ装置の画像評価方法
の概要について説明する。図2は、本発明に係るカラー
ディスプレイ装置の画像評価方法の手順を示すフローチ
ャートである。
【0036】なお、本実施形態では、CIE(国際照明
委員会)の定義する表色系L*u*v*を用いた場合の
例を説明することにする。ただし、CIE表色系x,
y,Yや、L*a*b*、また、カラー映像信号から抽
出したR−Y,B−Y,Y等を用いてもよい。
【0037】先ず、図1に示した画質評価装置により、
単色ラスタ画面の映し出されているカラーブラウン管1
の画面の発光状態を各画素毎にカメラ4で取得して、
R,G,Bのデータを画像処理装置に取り込む(S10
2)。
【0038】取り込んだデータは、撮像系に基づいたば
らつきが生じているので、撮像系の各画素毎に生じる感
度差を補正して(以下、単に「感度差の補正」とも言
う)、撮像系に基づいたばらつきをなくすようにする
(S104)。なお、この補正の前に、感度補正のため
のパラメータを取得する必要がある(S100)。この
感度補正のためのパラメータを取得するについては、後
に詳細に説明する。
【0039】次に、色度変換をおこなう(S106)。
具体的には、上記手順で感度差を補正したR,G,Bの
出力を、表色系L*u*v*に変換する次に、本発明の
画質評価方法をおこなうのための評価値を算出する(S
108)。この画質評価方法には、いろいろな方法があ
るが、大別して、画面全体を一つの対象として、評価す
る方法と、画面をいくつかの領域に分割して、評価する
方法がある。この画質評価方法は、後に、例を挙げて具
体的に説明するが、例えば、一つの方法では、画面中の
任意の画素と画面全体の他の画素との間で色度差、輝度
差を算出し、そのベクトルとしての絶対値の総和から、
画面全体の色むら、輝度むらの定量評価をおこなう。
【0040】次に、上記の手順の評価値に基づいて、カ
ラーブラウン管の品質評価と良品・不良品の判断をおこ
なう(S110)。この品質評価は、一つの評価方法で
も、おこなうことができるが、良い評価を得るために
は、できるだけ多くの評価方法を用いて、最終的にそれ
らを組合わせて評価するのが望ましい。
【0041】〔色度変換処理〕次に、上記フローチャー
ト中のS106でおこなう色度変換処理について、数式
を用いて具体的に説明しよう。
【0042】カメラから得られるのは、R,G,Bの信
号である。実際には、画質を評価するため、または、撮
像系の感度補正をおこなうために、この量を変換して、
変換された量で評価等をおこなう。
【0043】具体的には、(式3),(式4),(式
5)に基づいて、CIEの規定するX,Y,Z,x,
y,Y,およびL*u*vの表色系に変換するのが一般
的である。
【0044】
【数3】
【0045】
【数4】
【0046】
【数5】
【0047】ここで、Xn,Yn,Znは、通常物体色
を測色する際の照明下の完全拡散面に対するX,Y,Z
の値で定義されるが、ディスプレイの場合には光源色で
あるため、画面中央のX,Y,Z値をXn,Yn,Zn
として採用するものとする。
【0048】また、a11〜a33、b1〜b3の係数は、予
め4色あるいは5色以上の単色画像を撮像したときの
R,G,Bと、色度測定器のx,y,Yのデータを取得
して算出しておく。これを「キャリブレーション」とい
う。このキャリブレーション処理についても、次に数式
により具体的に説明する。
【0049】〔キャリブレーション処理〕以下、キャリ
ブレーション処理、すなわち、上の(式3)の
(aij)、(bi)を定める方法について説明しよう。
【0050】この場合、4色のときは、係数を一意に求
めることができるが、5色以上の場合、最小二乗近似に
よってR,G,Bと、x,y,Yの関係を誤差最小で近
似させる係数を求める。
【0051】以下、4色と5色以上それぞれの場合の係
数の求め方を、説明しておく。
【0052】(1)4色の場合 撮像したカメラの信号R,G,Bと、撮像した色に対し
色度測定器によって得たx,y,Yの値から、(式4)
を用いて算出したX,Y,Zの値を使用する。
【0053】カメラに取り込んだ4色のR,G,Bデー
タのセットが(R1,G1,B1),(R2,G2,B
2),(R3,G3,B3),(R4,G4,B4)
で、それに対応するX,Y,Zの値がそれぞれ(X1,
Y1,Z1),(X2,Y2,Z2),(X3,Y3,
Z3),(X4,Y4,Z4)であるとする。
【0054】(式3)により、それらの間には、以下の
(式6)が成り立つ。
【0055】
【数6】
【0056】これを解く一つの方法としては、i=1,
2,3の式からi=4の式を引けばよい。これにより、
以下の(式7)を得る。
【0057】
【数7】
【0058】この(式7)の逆行列をかけて、以下の
(式8)を得る。
【0059】
【数8】
【0060】これで、a11〜a33が求まったので、例え
ば、i=1の式から、
【0061】
【数9】
【0062】として、b1〜b3を決定することができ
る。
【0063】(2)5色以上の場合 色の数をN個とし、その中のn番目の色のR,G,B、
X,Y,Zのデータをそれぞれ、x1n、2n、3n、1n、
2n、3nとする。このとき、xjn(j=1,2,3)
を(式3)の右辺に代入したものと、yin(i=1,
2,3)との差の二乗についてi,nに関しての総和を
とる。この結果を二乗誤差Eと置くと、以下の(式1
0)を得る。
【0064】
【数10】
【0065】このEを、akl,bk(k=1,2,3、
l=1,2,3)で偏微分したものを0とおくことによ
り、二乗誤差Eを最小にするaij,biを求める。
【0066】さて、
【0067】
【数11】
【0068】とおき、上の方針に従って、∂E/∂akl
=0のとき(式10)より、
【0069】
【数12】
【0070】を得る。
【0071】今、以下の(式13)のようにおいて、
(式12)を行列の形に改めると、以下の(式14)を
得る。
【0072】
【数13】
【0073】
【数14】
【0074】同様に、∂E/∂bk =0のとき、(式1
0)より、
【0075】
【数15】
【0076】となる。
【0077】これを、行列の式に改めると、
【0078】
【数16】
【0079】となる。
【0080】(式14)および(式16)を解くと、以
下の(式17)を得る。
【0081】
【数17】
【0082】この(式17)に、x1n、2n、3n、1n、
2n、3nを代入し、a11〜a33、b1〜b3を得ること
ができる。なお、この式は4色の場合にも適用すること
ができる。
【0083】理論的には、上の方法で係数を求めること
ができるが、現実的には、撮像系に非線形性があるた
め、(式3)における係数aij、bi(i,j=1,2,
3)は、測定しようとする色・輝度の全範囲にわたって
一意に決まるとは限らない。
【0084】そのような場合は、測定色度・輝度範囲を
複数に分け、そのそれぞれの範囲内でカメラで撮像した
R,G,Bと、色度測定器で測定したx,y,Yのデー
タを採取し、それぞれの範囲での係数aij、biを別個
に算出し、測定時には、測定対象の色度・輝度範囲に応
じた係数を選択して用いるようにする。
【0085】これを、より具体的に説明すると、ディス
プレイ画面上の複数の点、例えば横5点×縦4点の格子
点上で、(式3)における係数aijおよびbiを個別に
求めておく。そして、任意の点上での色度を測定する際
には、各点における係数を2次元補間して、その点での
色度変換係数を算出し、それを用いて色度変換する。ま
たは、各点における係数でもって色度変換した色度値を
計算し、それを2次元補間することにより求めたい点上
での色度値とすれば良い。
【0086】〔撮像系の感度の補正〕次に、図3および
図4を用いて撮像系の感度の補正処理について説明す
る。
【0087】撮像系であるカメラ4には、レンズの屈折
むら、色フィルタの膜厚のむら、カラー固体撮像装置を
構成する受光素子間の感度のばらつき等、カメラ4自体
に感度のばらつきがある。このため、均一な単色画面を
撮像しても、その出力には、カメラ4の感度に起因し
て、色むら、感度むらに相当するばらつきが発生する。
そのために、正しい画質評価を得るためには、画質の評
価に入る前に、このような感度のばらつきを補正する必
要がある。
【0088】(1)撮像系の感度補正のためのパラメー
タを得るための処理概要 先ず、図3を用いて撮像系であるカメラの感度の補正処
理のためのパラメータを得るための手順について説明す
る。なお、これは、図2のS100の処理であり、便宜
上キャリブレーションの処理も、ここでおこなうことに
する。図3は、撮像系であるカメラ4の感度のばらつき
を補正するのに必要なパラメータを得るための手順を示
すフローチャートである。
【0089】この撮像系の補正処理は、光源が理想的な
白色面とみなせる場合と、そうでない場合では、処理が
異なる。
【0090】図3(a)は、光源が理想的な白色光源と
みなせる場合の撮像系の感度補正処理のフローチャート
であり、図3(b)は、光源が理想的な白色光源とみな
せる場合の撮像系の感度補正処理のフローチャートであ
る。
【0091】(I−1)光源が理想的な白色光源とみな
せる場合 先ず、予め、カメラ4にキャップを取り付けて、カメラ
4のYセットアップレベル、暗電流等によるオフセット
信号を計測する(S204)。
【0092】次に、キャップを取り外して、白色画面を
撮像する(S206)。このとき、レンズは、カメラ4
に装着したままである。
【0093】カメラ4の出力として得られる線形式の
R,G,Bの項に乗ずる補正係数を求める(S20
8)。
【0094】次に、カラーブラウン管1に、R,G,B
の組合せによって表示される4色以上の単色画面を表示
し、カメラ4でその単色画面を撮像する。撮像面中央部
でのx,y,Yの色度測定器8の測定結果と、その時の
カメラ4のR,G,B出力との関係のデータを取得する
(S210)。
【0095】最後に、上で説明したキャリブレーション
処理である(S212)。すなわち、その色度測定器8
の測定結果とR,G,B出力の関係を線形式によって近
似して、R,G,B出力を色度に変換するパラメータを
得る。
【0096】(I−2)光源が理想的な白色光源とみな
せない場合 この場合には、レンズによる屈折むらと、それ以外の感
光部などの部分から生ずる感度むらと二段階に分けて、
処理する必要がある。このために、先ず、レンズをはず
した状態で、撮像して、第一の補正係数を求め、その
後、レンズを付けた状態で、もう一度撮像して、第二の
補正係数を求めるという二段階の処理をおこなう。
【0097】また、後に説明するように、補正係数の計
算をするために、(aij)、(bi)を用いるので、先
に、キャリブレーションの処理をおこなう必要がある。
【0098】そのため、先ず、カラーブラウン管1に、
R,G,Bの組合せによって表示される4色以上の単色
画面を表示し、カメラ4でその単色画面を撮像する。撮
像面中央部でのx,y,Yの色度測定器8の測定結果
と、その時のカメラ4のR,G,B出力との関係のデー
タを取得する(S304)。
【0099】次に、その色度測定器8の測定結果とR,
G,B出力の関係を線形式によって近似して、R,G,
B出力を色度に変換するパラメータを得る(S30
6)。
【0100】その後、予め、カメラ4にキャップを取り
付けて、カメラ4のYセットアップレベル、暗電流等に
よるオフセット信号を計測する(S308)。
【0101】次に、カメラ4にレンズを装着せずに白色
画面を撮像する(S310)。このとき、レンズを装着
していない撮像面は、狭い領域となるため、撮像した領
域は、理想的な白色均一画面になっているものとみなし
てよい。
【0102】次に、撮像面中の任意の画素をとり、その
画素以外の他の画素とのR,G,B出力を補正するため
の第一の係数を求める(S312)。
【0103】さらに、カメラ4にレンズを装着して白色
画面を撮像する(S314)。このとき、撮像面は広い
領域となるため撮像面を何点かサンプリングし、色度測
定器8によって色度を求めておく。
【0104】次に、上でサンプリングした点の色度を利
用して、線形式のR,G,Bの項に乗ずる第二の補正係
数を求める(S316)。
【0105】(II)撮像系の感度補正のためのパラメー
タを得るための処理詳細 次に、図4を用いて(I)で説明した概要をふまえ、撮
像系の感度補正のためのパラメータを得るための処理詳
細について説明しよう。図4は、カメラの座標系におけ
る中心画素と、それ以外の画素のR,G,B出力とを対
比し、撮像系の感度を補正する様子を示した模式図であ
る。
【0106】(II−1)光源が理想的な白色光源とみな
せる場合 先ず、面内の色度、輝度が理想的に均一な白色光源を用
意する。そのように、完全に均一な光源を用意すること
は、現実には不可能であるが、測定誤差を許容範囲内に
押さえるのに十分なほどの均一な白色光源を用意するこ
とは可能である。例えば、面発光LEDを並べ、その前
方に拡散板を置くようにする。あるいは、EL発光素子
を用いるなどすれば良い。
【0107】この均一な白色光源を撮像したとき(S2
06)の中心画素のR,G,B出力値を、Rc,Gc,
Bcとし,中心以外の各画素の位置を、撮像系の座標
(i,j)で表して、出力をR(i,j),G(i,
j),B(i,j)とする。
【0108】図4に示されるように、カメラのレンズの
中心と、その他の画素は、R,G,B出力に差が生じる
ため、画素の場所により、色むら・輝度むらが生じる。
このときに、カメラおよびレンズによって生じる色むら
・輝度むらは、カメラの各画素ごとにR,G,Bの感度
が,中心の画素のR,G,Bの感度に対して,撮像面の
座標(i,j)の所で、それぞれ、α(i,j),β
(i,j),γ(i,j)倍になっているとする。
【0109】すなわち、以下の(式18)が成り立って
いる。
【0110】
【数18】 α(i,j)=R(i,j)/Rc β(i,j)=G(i,j)/Gc …(式18) γ(i,j)=B(i,j)/Bc このα(i,j),β(i,j),γ(i,j)が、撮
像系の座標(i,j)における補正係数となる(S20
8)。
【0111】なお、この場合のS210とS212のキ
ャリブレーション処理で得られた(式3)の係数は、撮
像系の感度補正では、用いられないが後の色度変換処理
で用いられることになる。
【0112】(II−2)光源が理想的な白色光源とみな
せない場合 上記のように、光源が理想的な白色光源とみなせる場合
には、比較的撮像系の感度の補正処理も簡単なものにな
る。しかしながら、実際的には、理想的な均一白色光源
を用意することは困難である。そのため、撮像系の感度
のばらつきの要因を分析して、レンズによる屈折むら
と、それ以外の部分より生ずるものとを切り分け、二段
階で補正した方がより良い結果が得られる。したがっ
て、(I)の処理概要でも説明したように、レンズを装
着していない状態とレンズを装着した状態の二段階で撮
像して、それらを総合的に評価して、最終的な補正係数
を求めることになる。
【0113】先ず、色フィルタの膜厚むらなどによるカ
メラの色むら・輝度むらに関する感度係数を与えるた
め、レンズをはずした状態で、白色光源をカメラで撮像
する(S310)。このとき、光源とカメラの距離をで
きるだけ近づけることによって、カメラで撮像する視野
を小さくして、光源の輝度・色むらの影響を極力避け
る。
【0114】カメラの中心画素のR,G,B出力値を、
R1c,G1c,B1cとし、中心以外の各画素の位置
を座標(i,j)とし、その出力をR1(i,j),G
1(i,j),B1(i,j)とする。
【0115】このとき生じるカメラの色むらは、カメラ
の各画素ごとにR,G,Bの感度が、中心の画素のR,
G,Bの感度に対して、撮像面の座標(i,j)のとこ
ろでは、それぞれ、α1(i,j),β1(i,j),
γ1(i,j)倍になっているする。
【0116】すなわち、以下の(式19)が成立してい
る。
【0117】
【数19】 α1(i,j)=R1(i,j)/R1c β1(i,j)=G1(i,j)/G1c …(式19) γ1(i,j)=B1(i,j)/B1c このα1(i,j),β1(i,j),γ1(i,j)
が、第一の補正係数である(S312)。
【0118】そして、この(式19)を用いて、各画素
ごとにα1(i,j),β1(i,j),γ1(i,
j)を求め、被写体を撮像したときには、カメラの出力
R(i,j),G(i,j),B(i,j)を、1/α
1(i,j),1/β1(i,j),1/γ1(i,
j)倍し補正をおこなえば、カメラのレンズ以外の部分
より生じる感度のばらつきが補正できることになる。
【0119】すなわち、座標(i,j)の位置におい
て、以下の(式20)が補正後のカメラそのものの色む
らの影響を取り除いたR,G,Bの出力と考えることが
できる。
【0120】
【数20】 R(i,j)/α1(i,j) G(i,j)/β1(i,j) …(式20) B(i,j)/γ1(i,j) 次に、カメラにレンズを装着し、実際の使用状態する状
態で白色光源を撮像し、以下のように、各画素における
レンズの影響による色むらの補正を行う。なお、この対
象となる白色光源には、多少の輝度むら・色むらが存在
しても良い。
【0121】中心画素のR,G,Bとx,y,Yとの間
には、(式3)、(式4)に示した関係がある。そこ
で、カメラにレンズを装着して撮像したとき(S31
4)、レンズの影響がカメラの色むらと同様に、カメラ
の色むらを補正した後の各画素の出力
【0122】
【数21】 R2(i,j)=R(i,j)/α1(i,j) G2(i,j)=G(i,j)/β1(i,j) …(式21) B2(i,j)=B(i,j)/γ1(i,j) が中央の画素の出力R2c,G2c,B2cに対して、
それぞれ、α2(i,j),β2(i,j),γ2
(i,j)倍となっているとする。
【0123】そのとき、色度測定器8を用いてx,y,
Yを測定して(式4)を用いて算出したX,Y,Zの各
座標位置(i,j)における値を、X(i,j),Y
(i,j),Z(i,j)としたとき、以下の(式2
2)の関係式が記述できる。
【0124】
【数22】
【0125】ここで、a11〜a33、b1〜b3の係数は、
S306とS308のキャリブレーション処理で求めた
ものであり、中心画素でのそれと同一のものとしてい
る。
【0126】さてここで、α2(i,j),β2(i,
j),γ2(i,j)を求めるのが目標である。
【0127】
【数23】
【0128】とすると、
【0129】
【数24】
【0130】である。
【0131】よって、以下の(式25)を得る。
【0132】
【数25】
【0133】このα2(i,j),β2(i,j),γ
2(i,j)の補正係数がレンズとそれ以外の撮像系の
両者を考慮した最終的なものとなる(S316)。
【0134】ところで、上記処理の概要の(S314)
の所でも説明したように、実際には、全画素について、
X(i,j),Y(i,j),Z(i,j)を求めるこ
とは困難であるため、適当なサンプリングをおこなって
処理することになる。すなわち、画面内の複数の点、例
えば、縦4点×横5点の格子点について、カメラ、で光
源を撮像したR,G,Bの値を測定し、さらに、対応す
る点のX,Y,Zを、色彩色度計8で測定する。各点の
R,G,BとX,Y,Zの関係を、3次のスプライン補
間や、2次関数等によって補間または関数のあてはめを
おこなう。
【0135】これにより任意の画素でのR,G,Bの値
を、X,Y,Zに撮像系のむらを除いて変換可能とな
る。
【0136】(III)撮像系の感度の補正処理 次に、上で求めた補正のためのパラメタを利用して、撮
像系の感度を補正する処理について説明する。この処理
は、図2のフローチャートでは、S104にあたるもの
である。
【0137】(III−1)光源が理想的な白色光源とみ
なせる場合 任意の被写体を撮像したときは,カメラの出力を、R
(i,j),G(i,j),B(i,j)とすると、こ
れを1/α(i,j),1/β(i,j),1/γ
(i,j)倍することによって、カメラおよびレンズの
色むらの補正をおこなうことができる。ただし、カメラ
の出力には、Yセットアップレベルや暗電流などが乗っ
ているので、予めカメラにキャップをした状態で、R,
G,Bの出力(画像)を測定しておき、それをオフセッ
トレベルとして測定対象画像から差し引いておくことに
する。
【0138】(III−2)光源が理想的な白色光源とみ
なせない場合 任意の被写体を撮像したときは、各座標位置(i,j)
において得られたカメラのR,G,B出力を、R(i,
j),G(i,j),B(i,j)とする。
【0139】このとき、感度補正のためのパラメタを得
る処理で、予め求めておいたα1(i,j),β1
(i,j),γ1(i,j)と、α2(i,j),β2
(i,j),γ2(i,j)によって、撮像系全体を考
慮した最終的に補正されたR,G,B出力は、以下の
(式26)で得ることができる。
【0140】
【数26】
【0141】(IV)撮像系の感度を補正する他の方法 次に、撮像系の感度を補正する他の方法について説明す
る。
【0142】この方法は、R,G,Bの分布を二通りで
得て、これらを比較することにより、撮像系の影響を求
めるものである。
【0143】先ず、基準白色面光源を用意する。そし
て、この面光源の色度分布を予め測定しておく。例え
ば、次のような方法で測定すればよい。基準面光源の複
数の点をカメラの特定の1画素で撮像し、それらの点で
のR,G,B出力を記録する。これを補間することによ
り、基準面光源の、カメラで測定したR,G,Bの分布
が測定される。ここではこれをA分布と呼ぶことにす
る。
【0144】A分布では、1画素のみを撮像して、他の
画素は、これを補間するのがポイントである。この分布
は、カメラの特定の1画素で測定したものなので、カメ
ラの感度分布(むら)の影響がない。
【0145】一方、実際の測定状態で、同じ基準面光源
を撮像したR,G,B出力分布を、B分布とする。B分
布は、基準面光源の色度分布と、カメラの感度分布の積
であるので、B分布をA分布で除算することにより、カ
メラの感度分布のみが測定される。この感度分布でもっ
て、測定対象を撮像したR,G,Bの画像データを除算
することにより、撮像系の感度むらを補正することがで
きる。
【0146】〔画質評価方法〕次に、図5ないし図9を
用いて本発明に係るカラーディスプレイ装置の画質評価
方法について説明する。図5は、カラーブラウン管の画
面上の各点における色度差ベクトルを可視化表示して、
色度差ベクトルの様子を捉えやすくした模式図である。
図6は、カラーブラウン管をいくつかの領域に分割し
て、評価対象とする様子を示す模式図である。図7は、
分割した領域の画素の例を示した模式図である。図8
は、分割した領域と全体のカラーブラウン管の関係を示
す模式図である。図9は、各領域の平均色度を求めてい
る様子を示す模式図である。
【0147】本発明に係るカラーディスプレイ装置の画
質評価方法は、撮像系により得られたカラーブラウン管
の画面上の色度分布データを使用して自動画質評価をお
こなうものである。以下、自動画質評価方法の例をL*
u*v*表色系を用いた場合について6種類説明しよ
う。
【0148】(I)第1の評価方法 先ず、カラーブラウン管の画面の任意の点を色度計測
し、画面中央の色度ベクトル(u*c,v*c)と画面上
の任意のn番目の計測点の色度ベクトル(u*n,v
n)との、以下の(式27)で与えられる色度差(Δ
u*n,Δv*n)を算出する。
【0149】
【数27】 (Δu*n,Δv*n)=(u*n−u*c,v*n−v*c)…(式27) 図5に示されるように、色度差ベクトルは、色度計測面
上に並ぶ点を始点とする方向を持った線分として表現で
きる。図5に示される座標軸としては、左下部に示すよ
うに水平方向がΔu*、垂直方向がΔv*としてベクトル
の値を表現している。
【0150】さて、評価する値は、ベクトルの総数をN
個とするとき、以下の(式28)に示されるベクトルの
長さ(絶対値)の総和E1である。
【0151】
【数28】
【0152】これが、カラーブラウン管の画面全体の色
むらの程度を表しいるものと評価して、許容値内であれ
ば合格品とする。
【0153】(II)第2の評価方法 第1の評価方法は、色むらを評価する方法であったが、
この方法は、同様の手法で、輝度むらを評価するもので
ある。
【0154】すなわち、第1の方法と同様に、輝度L*
について画面中央と画面上の計測点との輝度差を算出
し、その総和を評価する値E2とする。
【0155】これが、カラーブラウン管の画面全体の輝
度むらの程度を表しているものと評価して、許容値内で
あれば合格品とする。
【0156】(3)第3の評価方法 第3の評価方法は、評価対象となるカラーブラウン管の
ラスタ撮像面を領域に分割して、その領域ごとの色むら
を評価する方法である。
【0157】先ず、計算機内でカラーブラウン管の画面
上の単色ラスタの抽出を行った後、ラスタ撮像画面を例
えば横×縦の分割が、図6に示されるように、4×3,
8×6,16×12等に大きさを変えて領域分割をおこ
なう。
【0158】そして、各分割領域内の全画素どうしの組
み合わせについてu*v*の色差を算出する。例えば、
図7の画素Aと画素Bの色度差の大きさCを、以下の
(式29)で定義する。
【0159】
【数29】
【0160】そして、各領域内でCが最大となる画素A
と画素Bを探索し、そのときのCを、この領域内での評
価値とする。
【0161】例えば、図8のように、カラーブラウン管
の単色ラスタを、左上を原点とするxy座標系に配置し
たとき、横×縦がM画素×N画素になっているとする。
このときカラーブラウン管の単色ラスタを、1領域の大
きさが横M/m1画素、縦N/n1画素のm1×n1個の領
域に分割する。左からm番目、上からn番目の領域をD
mnと表すとDmnに含まれる画素の座標は、以下の
(式30)で表される。
【0162】
【数30】
【0163】そして、この(式30)で定義される領域
DmnのCの最大値は、以下の(式31)で定義され
る。
【0164】
【数31】
【0165】さらに、全ラスタ内でのEmnの最大値
は、以下の(式32)で定義される。
【0166】
【数32】
【0167】各領域内でのE3mnとE3値の許容値
は、分割の大きさによってあらかじめ決定しておき、許
容値内であればその領域については合格とする。このよ
うに各領域を分割して、その領域ごとの色むらを評価す
ることによって、局所的に存在する異なる空間周波数を
持つ色むらの抽出が可能となる。
【0168】さらに、むらがラスタの分割によって分断
されて見逃されることを避けるため、分割開始位置を、
例えば分割領域の大きさの2分の1上下左右に移動させ
て、同様の処理を同時におこなうのが、正確な評価結果
を得るためには、望ましい。
【0169】(4)第4の評価方法 第4の評価方法は、第3の評価方法で用いたのと同様の
手法で、輝度むらを評価するものである。
【0170】この評価方法では、第3の評価方法と同様
に図7の画素Aと画素Bの輝度差の大きさΔLを、
【0171】
【数33】ΔL=|L*1−L*2| …(式33) としたとき、第3の評価方法と同様の手法で、各領域内
でΔLが最大となる画素Aと画素Bを探索しそのときの
をΔLを評価する値とする。
【0172】(式33)を用いて、領域DmnのΔLの
最大値は、以下の(式34)で定義される。
【0173】
【数34】 E4mn=max|L*(x1,y1)−L*(x2,y2)| …(式34) さらに、全ラスタ内でのEmnの最大値E4は、以下の
(式35)で定義される。
【0174】
【数35】
【0175】各領域内でのE4mnとE4値の許容値
は、分割の大きさによってあらかじめ決定しておき、許
容値内であればその領域については合格とする。このよ
うに各領域を分割して、その領域ごとの輝度むらを評価
することによって、局所的に存在する異なる空間周波数
を持つ輝度むらの抽出が可能となる。
【0176】さらに、むらがラスタの分割によって分断
されて見逃されることを避けるため、分割開始位置を、
例えば分割領域の大きさの2分の1上下左右に移動させ
て、同様の処理を同時におこなうのが、正確な評価結果
を得るためには、望ましいのは、第3の評価方法の場合
と同様である。
【0177】(5)第5の評価方法 第5の評価方法は、第3の評価方法と類似の方法であ
る。
【0178】先ず、この評価方法は、第3の評価方法の
ように、ラスター撮像面を分割し、それぞれの領域内で
平均の色度を算出する。
【0179】そして、その次に各領域のすべての組み合
わせから色度差が最大となる領域の平均色度の組み合わ
せを探索し、それぞれの色度を(u*1,v*1),(u
2,v*2)とし、評価値となるE5を、以下の(式3
6)で定義する。
【0180】
【数36】
【0181】ただし、ここでdは、領域AB間の距離,
nは、0以上の任意の整数を表す。
【0182】このE5の値によって、カラーブラウン管
の画面内全体の色度変化を検査することができる。
【0183】このようにラスタ面を分割して、それに基
づくE5の値を求めて、これが、あらかじめ定めていた
その分割ごとの許容値よりも値が小さければ合格とす
る。
【0184】(6)第6の評価方法 第6の評価方法は、第5の評価方法が色むらを評価した
のを、同様の手法で輝度むらの評価をおこなうものであ
る。
【0185】先ず、この評価方法では、第4の評価方法
のように、ラスター撮像面を分割し、それぞれの領域内
で平均の輝度を算出する。
【0186】そして次に、各領域のすべての組み合わせ
から輝度差が最大となる領域の平均輝度の組み合わせを
探索し、それぞれの輝度をL*1,L*2とし、評価値と
なるE6を、以下の(式37)で定義する。
【0187】
【数37】
【0188】ただし、ここでdは、領域AB間の距離,
nは、0以上の任意の整数を表す。
【0189】このE6の値によって、カラーブラウン管
の画面内全体の輝度変化を検査することができる。
【0190】このようにラスタ面を分割して、それに基
づくE6の値を求めて、これが、あらかじめ定めていた
その分割ごとの許容値よりも値が小さければ合格とす
る。
【0191】(VII)総合評価 以上の評価方法を総合して、例えば、良品限度値をE0
としたとき、
【0192】
【数38】k11+k22+k33+k44+k55
66<E0 (k1〜k6は実験によって得る数値)を満たすようなカ
ラーブラウン管を、良品とするなどしてカラーブラウン
管の単色表示画面の自動画質評価をおこなうことができ
る。
【0193】〔本発明の画質評価方法を用いたカラーデ
ィスプレイ装置の製造ライン〕最後に、図10を用いて
本発明の画質評価方法を用いたカラーディスプレイ装置
の製造ラインについて説明する。図10は、本発明の画
質評価方法を用いたカラーディスプレイ装置の製造ライ
ンの構成図である。
【0194】カラーブラウン管を用いたカラーディスプ
レイ装置、例えば、テレビジョン受像器の組立てにおい
ては、カラーブラウン管に偏向コイル、電子ビームの収
束コイル等を取り付ける工程と、プリント基板を組み立
てる工程と、筐体にスピーカなどを取り付ける工程を並
列におこなう。そして、筐体にプリント基板とカラーブ
ラウン管を取付けて、テレビジョン受像器とした後、画
質の調整を行ない梱包、出荷している。
【0195】このような組立て工程の中で、カラーブラ
ウン管単体で、あるいはカラーブラウン管に偏向コイ
ル、電子ビームの収束コイル等を取り付けた状態で、本
発明により、カラーブラウン管の画質を評価するか、テ
レビジョン受像器の画質の調整をおこなった後、カラー
ブラウン管の画質を評価することにより、高品質のテレ
ビジョン受像器を出荷することができる。
【0196】以下、具体的に製造ラインの例を説明しよ
う。
【0197】本製造ラインは、製造ライン29に、ディ
スプレイ21が流れて、これを検査する画質検査装置2
3により検査して、画質自動調整装置25により、ディ
スプレイ21の状態を調整するようになっている。
【0198】先ず、製造ライン29に、ディスプレイ装
置21が乗って流れる。ディスプレイ装置21には、画
質評価結果を記録する記録媒体22が搭載されている。
画質検査装置23のステーションで画質評価をおこな
い、その結果を評価結果書き込み部24が記録媒体22
に書き込む。
【0199】書き込む評価値としては、例えば、上述の
ような評価画面の任意の画素と画面全体の他の画素との
色度差、輝度差の絶対値の総和や、画面情報を異なった
位置、大きさで分割し、それらの分割領域内に存在する
画素の間の輝度差、色度差の最大値などが挙げられる。
【0200】また、別のステーションでは、画質自動調
整装置25が、画質評価結果読み込みおよび画質調整パ
ラメータ書き込み部26によって読み込まれた記録媒体
22に記録されている前のステーションで評価された画
質評価結果と、自身が持つカメラで撮像した画像に基づ
いて、ディスプレイ装置の画質調整をおこなう。
【0201】そして、必要であれば、画質評価結果読み
込みおよび画質調整パラメータ書き込み部26は、その
調整結果や調整パラメータを記録媒体22に書き込む。
書き込む調整パラメータの例としては、偏向ヨークの取
り付け位置・方向や2極マグネットの回転角などがあげ
られる。
【0202】最終的に、完成品には、最終的な画質評価
値および調整履歴が記録される。この状態で出荷された
ディスプレイ装置の記録媒体22に記録されている画質
評価値ないしは画質調整パラメータ値は、顧客に対して
画質を保証するものとなる。また、各ステーションの画
質評価値、画質調整パラメータは、構内LAN27を通
してホストコンピュータ28で収集・解析され、工程の
管理がなされる。
【0203】以上のように、本発明をカラーディスプレ
イ装置の製造ラインよ応用すれば、以下のような利点が
ある。
【0204】先ず、カラーディスプレイ装置の画質の評
価を、定量的におこななうことができるので、画質評価
の信頼性を向上させ、高品質なカラーディスプレイ装置
を得ることができる。
【0205】また、第3の評価方法で用いた画質評価パ
ラメータである(式32)のE3mnの値は、任意の領
域内での色むら、輝度むらの大きさを表すので、この値
が、左右の端で高くなっているときには、カラーブラウ
ン管に組付けた偏向ヨークに起因する画質不良、また、
同心円状に数値の高い部分が存在するときには、蛍光体
塗布プロセスに起因する画質不良等、画質評価パラメー
タの結果から製造工程の不具合を同定することができ
る。
【0206】また、評価結果の評価値の推移を観察する
ことにより、製造工程の変化を知ることができるので、
不良の発生を未然に防止することもできる。
【0207】さらに、カラーディスプレイ装置の製造工
程中の複数個所において、画質を評価することにより、
より早く異常を発見することができ、作業工数や資材の
むだを減らすことができる。
【0208】〔撮像される色情報について〕なお、撮像
手段からの色情報は、R,G,Bに限定されず、色を表
現し得る2つ以上の色情報を用いることが出来る。その
場合、(式3)は、(式39)のようになる。
【0209】
【数39】
【0210】ただし、用いた色情報の数をN≧2とし、
各色情報をP1,P2,……PNとする。
【0211】また、撮像手段からの色情報は、色度変換
を行わずにそのまま直接評価に供することも可能ある
し、また、色度に限らず、色・輝度を表す量、例えば人
間の色覚特性に基づく反対色系などに変換することも可
能である。
【0212】
【発明の効果】本発明によれば、製造ラインで用いられ
るカラーディスプレイ装置の画質評価方法において、撮
像系のレンズ、カラーフィルタ、およびカラーCCDの
屈折異常や感度のばらつきを補正して、カラーディスプ
レイ装置の画面自体のの画質を正しく高精度に定量評価
することにより、高品質のカラーディスプレイ装置を得
ることのできるカラーディスプレイ装置の画質評価方法
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカラーディスプレイ装置の画質評
価装置の構成図である。
【図2】本発明に係るカラーディスプレイ装置の画像評
価方法の手順を示すフローチャートである。
【図3】撮像系であるカメラ4の感度のばらつきを補正
するのに必要なパラメータを得るための手順を示すフロ
ーチャートである。
【図4】カメラの座標系における中心画素と、それ以外
の画素のR,G,B出力とを対比し、撮像系の感度を補
正する様子を示した模式図である。
【図5】カラーブラウン管の画面上の各点における色度
差ベクトルを可視化表示して、色度差ベクトルの様子を
捉えやすくした模式図である。
【図6】カラーブラウン管をいくつかの領域に分割し
て、評価対象とする様子を示す模式図である。
【図7】分割した領域の画素の例を示した模式図であ
る。
【図8】分割した領域と全体のカラーブラウン管の関係
を示す模式図である。
【図9】各領域の平均色度を求めている様子を示す模式
図である。
【図10】本発明の画質評価方法を用いたカラーディス
プレイ装置の製造ラインの構成図である。
【符号の説明】
1…カラーブラウン管、2…偏向ヨーク、3…信号発生
装置、4…カメラ、5…画像処理装置、6…演算処理装
置、7…モニタ、8…色度測定器。21…被検査ディス
プレイ装置、22…記録媒体、23…画質検査装置24
…画質評価結果書き込み部、25…画質自動調整装置、
26…画質評価結果読み取りおよび画質調整パラメータ
書き込み部、27…構内LAN、28…ホストコンピュ
ータ。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 9/28 H04N 17/02 Z 17/02 G06F 15/66 310 (72)発明者 望月 淳 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 酒井 薫 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 河合 信雄 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像情報メディア事業部 内 (72)発明者 田中 真司 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像情報メディア事業部 内

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラーディスプレイ装置の画質を定量的
    に評価するカラーディスプレイ装置の画質評価方法にお
    いて、 撮像手段により、カラーディスプレイ装置の画面に表示
    された単色表示画面を撮像して、 それによって得られた画面情報を、画面を構成する画素
    ごとにR,G,B信号に分解して、 そのR,G,B信号を前記撮像手段の各画素を構成する
    受光素子ごとの感度差を補正して、 補正後のR,G,B信号を表色系に変換し、 その表色系の情報に基づき、画面中のある画素と画面全
    体の他の画素との色度差を表すベクトルを算出し、画素
    全体について前記色度差を表すベクトルの絶対値の総和
    を求め、その量に基づいてそのカラーディスプレイ装置
    の画質を評価することを特徴とするカラーディスプレイ
    装置の画質評価方法。
  2. 【請求項2】 カラーディスプレイ装置の画質を定量的
    に評価するカラーディスプレイ装置の画質評価方法にお
    いて、 撮像手段により、カラーディスプレイ装置の画面に表示
    された単色表示画面を撮像して、 それによって得られた画面情報を、画面を構成する画素
    ごとにR,G,B信号に分解して、 そのR,G,B信号を前記撮像手段の各画素を構成する
    受光素子ごとの感度差を補正して、 補正後のR,G,B信号を表色系に変換し、 その表色系の情報に基づき、画面中のある画素と画面全
    体の他の画素との輝度差を表すベクトルを算出し、画面
    中の画素全体について前記色度差を表すベクトルの絶対
    値の総和を求め、その量に基づいてそのカラーディスプ
    レイ装置の画質を評価することを特徴とするカラーディ
    スプレイ装置の画質評価方法。
  3. 【請求項3】 カラーディスプレイ装置の画質を定量的
    に評価するカラーディスプレイ装置の画質評価方法にお
    いて、 撮像手段により、カラーディスプレイ装置の画面に表示
    された単色表示画面を撮像して、 それによって得られた画面情報を、画面を構成する画素
    ごとにR,G,B信号に分解して、 そのR,G,B信号を前記撮像手段の各画素を構成する
    受光素子ごとの感度差を補正して、 補正後のR,G,B信号を表色系に変換し、 カラーディスプレイの画面を複数の領域に分割し、 その分割した領域に対応する前記表色系の情報に基づ
    き、その分割領域中の画面中のある画素とその領域の画
    面全体の他の画素との色度差を表すベクトルを算出し、
    分割した領域に対応する画面中の画素全体について前記
    色度差を表すベクトルの絶対値の総和を求め、その量に
    基づいて、領域に分割した画面を評価することにより、
    そのカラーディスプレイ装置の画質を評価することを特
    徴とするカラーディスプレイ装置の画質評価方法。
  4. 【請求項4】 分割した領域に対応する画面ごとに求め
    られる前記画面を評価する量の中で、その最大の量をそ
    のカラーディスプレイ装置の画面全体を評価する量とし
    て、そのカラーディスプレイ装置の画質を評価すること
    を特徴とする請求項3記載のカラーディスプレイ装置の
    画質評価方法。
  5. 【請求項5】 カラーディスプレイ装置の画質を定量的
    に評価するカラーディスプレイ装置の画質評価方法にお
    いて、 撮像手段により、カラーディスプレイ装置の画面に表示
    された単色表示画面を撮像して、 それによって得られた画面情報を、画面を構成する画素
    ごとにR,G,B信号に分解して、 そのR,G,B信号を前記撮像手段の各画素を構成する
    受光素子ごとの感度差を補正して、 補正後のR,G,B信号を表色系に変換し、 カラーディスプレイの画面を複数の領域に分割し、 その分割した領域に対応する前記表色系の情報に基づ
    き、その分割領域中の画面中のある画素とその領域の画
    面全体の他の画素との輝度差を表すベクトルを算出し、
    分割した領域に対応する画面中の画素全体について前記
    輝度差を表すベクトルの絶対値の総和を求め、その量に
    基づいて、領域に分割した画面を評価することにより、
    そのカラーディスプレイ装置の画質を評価することを特
    徴とするカラーディスプレイ装置の画質評価方法。
  6. 【請求項6】 分割した領域に対応する画面ごとに求め
    られる前記画面を評価する量の中で、その最大の量をそ
    のカラーディスプレイ装置の画面全体を評価する量とし
    て、そのカラーディスプレイ装置の画質を評価すること
    を特徴とする請求項5記載のカラーディスプレイ装置の
    画質評価方法。
  7. 【請求項7】 カラーディスプレイ装置の画質を定量的
    に評価するカラーディスプレイ装置の画質評価方法にお
    いて、 撮像手段により、カラーディスプレイ装置の画面に表示
    された単色表示画面を撮像して、 それによって得られた画面情報を、画面を構成する画素
    ごとにR,G,B信号に分解して、 そのR,G,B信号を前記撮像手段の各画素を構成する
    受光素子ごとの感度差を補正して、 補正後のR,G,B信号を表色系に変換し、 カラーディスプレイの画面を複数の領域に分割し、 その分割した領域に対応する前記表色系の情報に基づ
    き、分割した領域に対応する画面中の画素全体について
    平均の色度を求め、 かつ、分割した領域に対応する画面間の距離を求め、こ
    れをdとし、 第一の分割した領域に対応する画面の平均の色度と、第
    二の分割した領域に対応する画面の平均の色度との差を
    表すベクトルを求めて、 そのベクトルをdのn乗(nは、n≧0なる整数)で割
    って、第一の分割した領域に対応する画面と、第二の分
    割した領域に対応する画面の色度のむらを評価する量を
    求めて、 その量に基づいて、領域に分割した画面を評価すること
    により、そのカラーディスプレイ装置の画質を評価する
    ことを特徴とするカラーディスプレイ装置の画質評価方
    法。
  8. 【請求項8】 カラーディスプレイ装置の画質を定量的
    に評価するカラーディスプレイ装置の画質評価方法にお
    いて、 撮像手段により、カラーディスプレイ装置の画面に表示
    された単色表示画面を撮像して、 それによって得られた画面情報を、画面を構成する画素
    ごとにR,G,B信号に分解して、 そのR,G,B信号を前記撮像手段の各画素を構成する
    受光素子ごとの感度差を補正して、 補正後のR,G,B信号を表色系に変換し、 カラーディスプレイの画面を複数の領域に分割し、 その分割した領域に対応する前記表色系の情報に基づ
    き、分割した領域に対応する画面中の画素全体について
    平均の色度を求め、 かつ、分割した領域に対応する画面間の距離を求め、こ
    れをdとし、 第一の分割した領域に対応する画面の平均の色度と、第
    二の分割した領域に対応する画面の平均の輝度との差を
    表すベクトルを求めて、 そのベクトルをdのn乗(nは、n≧0なる整数)で割
    って、第一の分割した領域に対応する画面と、第二の分
    割した領域に対応する画面の輝度のむらを評価する量を
    求めて、 その量に基づいて、領域に分割した画面を評価すること
    により、そのカラーディスプレイ装置の画質を評価する
    ことを特徴とするカラーディスプレイ装置の画質評価方
    法。
  9. 【請求項9】 前記R,G,B信号を前記撮像手段の各
    画素を構成する受光素子ごとの感度差を補正する処理
    が、 均一単色表示画面を撮像したときの画面上のある画素
    と、画面上の他の画素のR,G,B信号の比を求め、こ
    の比を補正係数として、撮像系の感度むらを補正する処
    理であることを特徴とする請求項1ないし請求項8記載
    のいずれかのカラーディスプレイ装置の画質評価方法。
  10. 【請求項10】 前記R,G,B信号を前記撮像手段の
    各画素を構成する受光素子ごとの感度差を補正する処理
    が、 撮像手段が、レンズを有する場合に、 レンズを外した撮像手段で白色画面を撮像し、撮像領域
    内のある画素と、画面上の他の画素のR,G,B信号の
    比を求め、この比を第一の補正係数として、撮像手段の
    各画素を構成する受光素子ごとの感度差を補正した後
    に、 撮像手段にレンズを装着した状態で白色画面を撮像し
    て、撮像領域内のある画素と、画面上の他の画素のR,
    G,B信号の比を求め、第二の補正係数として、 これら第一の補正係数と第二の補正係数に基づき、撮像
    系の感度差を補正する処理であることを特徴とする請求
    項1ないし請求項9記載のいずれかのカラーディスプレ
    イ装置の画質評価方法。
  11. 【請求項11】 前記R,G,B信号を前記撮像手段の
    各画素を構成する受光素子ごとの感度差を補正する処理
    が、 色度分布が既知である単色表示画面を撮像したときの撮
    像系のある画素に関して、撮像してR,G,B信号を求
    め、撮像系の他の画素は、それを補完して、第一の分布
    を求め、 前記単色表示画面で、実際に撮像系の各画素ごとに、撮
    像してR,G,B信号を求め、これを第二の分布とし
    て、 これら第一の分布と第二の分布を比較することにより、
    各画素ごとの補正係数を求めて、撮像系の感度差を補正
    する処理であることを特徴とする請求項1ないし請求項
    10記載のいずれかのカラーディスプレイ装置の画質評
    価方法。
  12. 【請求項12】 R,G,B信号を表色系に変換する処
    理が、 R,G,B信号を、(R,G,B)、 表色系を、(X,Y,Z)としたときに、 下記(式1)で与えられることを特徴とする請求項1な
    いし請求項11記載のいずれかのカラーディスプレイ装
    置の画質評価方法。 【数1】
  13. 【請求項13】 カラーディスプレイ装置の画面の各画
    素、または、撮像系の各画素に応じて、(式1)におけ
    る係数aij、biを変化させることを特徴とする請求項
    12記載のカラーディスプレイ装置の画質評価方法。
  14. 【請求項14】 カラーディスプレイ装置の画面の各画
    素の出力であるR,G,B信号に応じて、(式1)にお
    ける係数aij、biを変化させることを特徴とする請求
    項12記載のカラーディスプレイ装置の画質評価方法。
  15. 【請求項15】 前記R,G,B信号を、そのまま、色
    度差、輝度差として評価するか、または、表色系以外の
    色度差、輝度差を表す量に変換して評価することを特徴
    とする請求項1ないし請求項14記載のいずれかのカラ
    ーディスプレイ装置の画質評価方法。
  16. 【請求項16】 前記R,G,B信号を、色情報を表現
    しうる2つ以上の情報とすることを特徴とする請求項1
    ないし請求項15記載のいずれかのカラーディスプレイ
    装置の画質評価方法。
  17. 【請求項17】 請求項1ないし請求項16記載のいず
    れかのカラーディスプレイ装置の画質評価方法を用いる
    カラーディスプレイ装置の製造方法において、 少なくとも、ディスプレイ単体、ディスプレイ単体に画
    像表示のための機器取付け工程と、 ディスプレイ装置としての調整工程を有し、 上記の二工程のうちで、少なくともいずれか一つの工程
    終了後に、 請求項1ないし請求項16記載のいずれかのカラーディ
    スプレイ装置の画質評価方法を用いて、カラーディスプ
    レイ装置の画質を評価する工程を設けることを特徴とす
    るカラーディスプレイ装置の製造方法。
  18. 【請求項18】 請求項1ないし請求項16記載のいず
    れかのカラーディスプレイ装置の画質評価方法を用いる
    カラーディスプレイ装置の製造方法において、 その画質評価方法による評価データを、磁気的、または
    光学的手段により記録したものを製造工程において添付
    するか、 あるいは、カラーディスプレイ装置自体に磁気的、また
    は光学的手段により記録することを特徴とするカラーデ
    ィスプレイ装置の製造方法。
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