JPH10259982A - 冷蔵庫の異常検出装置 - Google Patents

冷蔵庫の異常検出装置

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JPH10259982A
JPH10259982A JP8576797A JP8576797A JPH10259982A JP H10259982 A JPH10259982 A JP H10259982A JP 8576797 A JP8576797 A JP 8576797A JP 8576797 A JP8576797 A JP 8576797A JP H10259982 A JPH10259982 A JP H10259982A
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JP
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fan motor
fan
current
refrigerator
flowing
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JP8576797A
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English (en)
Inventor
Masashi Toyoshima
昌志 豊嶋
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ファンモータを備えた冷蔵庫において、ファ
ンモータのロックを的確に検出して警報することができ
る異常検出装置を提供する。 【解決手段】 異常検出装置1は、ファンモータ17、
26と、このファンモータの運転を制御する制御装置を
備えた冷蔵庫に適用され、制御装置は、ファンモータに
流れる電流を検知する電流検知手段と、報知手段とを備
えており、ファンモータがロックした場合に当該ファン
モータに流れる電流値より少し小さい値を設定値データ
として保有すると共に、電流検知手段の出力に基づき、
ファンモータに流れる電流値が設定値データよりも大き
い状態が一定期間経過した場合は、異常であると判断
し、報知手段を動作させる異常検出動作を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファンモータを備
え、このファンモータの運転を制御する制御装置を備え
た冷蔵庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりこの種家庭用冷蔵庫では、例え
ば特開平8−247606号公報(F25D17/0
6)に示される如く、断熱箱体の庫内に冷凍室や冷蔵
室、野菜室などを構成し、冷凍室の背方に設けた冷却器
からの冷気をファンモータによって駆動される庫内ファ
ン(冷気循環用送風機)により各室に循環して冷却して
いる。
【0003】また、断熱箱体の下部には機械室が構成さ
れており、この機械室内には前記冷却器と共に冷媒回路
を構成する圧縮機や凝縮器が設置されている。そして、
この機械室内にも圧縮機や凝縮器を空冷するためにファ
ンモータにて駆動されるコンデンシングファン(凝縮器
用送風機)が設置されている。
【0004】また、近年では各室内の温度に基づいて庫
内ファンのファンモータに印加する電圧を調節し、或い
は、凝縮器や圧縮機の温度に基づいてコンデンシングフ
ァンのファンモータに印加する電圧を調節することによ
って、各ファンモータの回転数制御を行い、各温度に応
じた適切な冷気循環、或いは、空冷を実現する冷蔵庫も
開発されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、これら庫内
ファンやコンデンシングファンのファンモータは経年劣
化や氷或いは異物の噛み込みなどによってロックしてし
まう場合がある。このようにファンモータのロックが発
生すると、庫内に冷気が循環されなくなり、或いは、凝
縮器や圧縮機の空冷が損なわれるため、何れにしても庫
内の冷却能力が著しく低下してしまう。
【0006】そのため、従来では係る異常が発生した場
合、庫内温度や圧縮機の温度上昇によって異常を検出し
ていたが、直接的な検出ではないため、どうしても遅れ
が生じてしまう問題があった。
【0007】本発明は、係る従来の技術的課題を解決す
るために成されたものであり、ファンモータを備えた冷
蔵庫において、ファンモータのロックを的確に検出して
警報することができる異常検出装置を提供するものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の異常検
出装置は、ファンモータと、このファンモータの運転を
制御する制御装置を備えた冷蔵庫に適用され、制御装置
は、ファンモータに流れる電流を検知する電流検知手段
と、報知手段とを備えており、ファンモータがロックし
た場合に当該ファンモータに流れる電流値より少し小さ
い値を設定値データとして保有すると共に、電流検知手
段の出力に基づき、ファンモータに流れる電流値が設定
値データよりも大きい状態が一定期間経過した場合は、
異常であると判断し、報知手段を動作させる異常検出動
作を実行するものである。
【0009】ファンモータを備えた冷蔵庫において、フ
ァンモータがロックするとモータには過大なロック電流
が流れるが、ファンモータに流れる電流はこれらの異常
時以外にも起動時や周囲温度によっても種々変化する。
【0010】請求項1の発明では、制御装置が、ファン
モータに流れる電流を検知する電流検知手段と、報知手
段とを備えており、ファンモータがロックした場合に当
該ファンモータに流れる電流値より少し小さい値を設定
値データとして保有すると共に、電流検知手段の出力に
基づき、ファンモータに流れる電流値が設定値データよ
りも大きい状態が一定期間経過した場合は、異常である
と判断し、報知手段を動作させる異常検出動作を実行す
るようにしたので、周囲温度などの影響による一時的な
変化を排除し、ファンモータのロックによる電流値の上
昇を的確に検出・判断し、報知手段によって迅速に報知
することができるようになるものである。
【0011】請求項2の発明の異常検出装置は、二個の
ファンモータとこれらファンモータの運転を制御する制
御装置を備えた冷蔵庫に適用され、制御装置は、各ファ
ンモータに流れる電流の合計を検知する電流検知手段
と、報知手段とを備えており、各ファンモータがロック
した場合に各ファンモータに流れる電流の合計値より少
し小さい値を設定値データとして保有すると共に、電流
検知手段の出力に基づき、各ファンモータに流れる電流
の合計値が設定値データよりも大きい状態が一定期間経
過した場合は、異常であると判断し、報知手段を動作さ
せる異常検出動作を実行するものである。
【0012】請求項2の発明によれば、二個のファンモ
ータを備えた冷蔵庫において、上記に加えて単一の異常
検出装置により、二個のファンモータの内の何れかファ
ンモータのロックを検出することができるようになる。
これにより、少なくとも二個のファンモータを備えた冷
蔵庫において、単一の異常検出装置でファンモータの異
常を検出でき、コストの削減を図ることが可能となるも
のである。
【0013】また、請求項3の発明の冷蔵庫の異常検出
装置は、上記において制御装置は、一個のファンモータ
がロックした場合に当該ファンモータに流れる電流値よ
り少し小さい値を第2の設定値データとして有し、異常
であると判断した場合、一方のファンモータを停止させ
ると共に、電流検知手段の出力に基づき、他方のファン
モータに流れる電流値が第2の設定値データよりも大き
いときは、当該他方のファンモータが異常である旨の警
報を報知手段にて行い、小さいときは一方のファンモー
タが異常である旨の警報を報知手段にて行うものであ
る。
【0014】請求項3の発明によれば、上記に加えて制
御装置は、一個のファンモータがロックした場合に当該
ファンモータに流れる電流値より少し小さい値を第2の
設定値データとして有し、異常であると判断した場合、
一方のファンモータを停止させると共に、電流検知手段
の出力に基づき、他方のファンモータに流れる電流値が
第2の設定値データよりも大きいときは、当該他方のフ
ァンモータが異常である旨の警報を報知手段にて行い、
小さいときは一方のファンモータが異常である旨の警報
を報知手段にて行うので、二個のファンモータの内の何
れのファンモータがロックしているかを区別して報知す
ることができるようになる。
【0015】これにより、単一の異常検出装置によって
二個のファンモータそれぞれの異常を検出して報知する
ことが可能となり、修理時の作業性が向上するものであ
る。
【0016】請求項4の発明の冷蔵庫の異常検出装置
は、上記各発明において制御装置は、異常検出動作を一
定の周期で繰り返し行うものである。
【0017】請求項4の発明によれば、上記各発明に加
えて制御装置は異常検出動作を一定の周期で繰り返し行
うようにしたので、途中停電などが発生しても修理が成
されるまで繰り返し異常が報知されると共に、修理され
てファンモータのロックが解消されれば、自動的に正常
状態に復帰できるようになるので、確実性と使用性の双
方を向上させることができるようになるものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
形態を詳述する。図1は本発明の冷蔵庫の異常検出装置
1の電気回路図、図2、図3は異常検出装置1のマイク
ロコンピュータ2のプログラムを示すフローチャートで
ある。
【0019】図1において、2は制御装置を構成する汎
用のマイクロコンピュータであり、このマイクロコンピ
ュータ2の出力ポートにはそれぞれ抵抗3、4、5、6
を介してトランジスタ7、8、9、10のベースが接続
されている。各トランジスタ7、8、9、10のエミッ
タは接地されており、トランジスタ7のコレクタは、抵
抗11を介してDC15V電源に接続されている。
【0020】また、トランジスタ7のコレクタと接地間
には、12V用のツェナーダイオード12と、10V用
のツェナーダイオード13とトランジスタ8の直列回路
と、9V用のツェナーダイオード14とトランジスタ9
の直列回路と、8V用のツェナーダイオード15とトラ
ンジスタ10の直列回路との並列回路が接続されると共
に、トランジスタ7のコレクタ(各ツェナーダイオード
12、13、14、15)は、トランジスタ16のベー
スに接続されている。
【0021】このトランジスタ16のコレクタは前記D
C15V電源に接続され、エミッタはDCモータから成
る庫内ファンモータ17の一端に接続されている。この
庫内ファンモータ17は図示しない冷蔵庫の庫内冷気循
環を行う庫内ファンを駆動するものであり、その他端は
抵抗30を介して接地されている。これら庫内ファンモ
ータ17やトランジスタ7、8、9、10、ツェナーダ
イオード12、13、14、15などによって庫内ファ
ンモータ駆動回路31が構成されている。
【0022】そして、マイクロコンピュータ2によりト
ランジスタ7がON(導通)されるとトランジスタ16
のベースが接地されるので、トランジスタ16はOFF
(不導通)となり、庫内ファンモータ17は停止(OF
F)する。従って、マイクロコンピュータ2によってト
ランジスタ7がOFFされると庫内ファンモータ17は
駆動可能となり、以下の電圧制御が行われる。
【0023】即ち、トランジスタ8〜10が全てOFF
されているときは、トランジスタ16のベースにはツェ
ナーダイオード12の端子電圧が印加され、この場合庫
内ファンモータ17にはDC12Vが印加される。ま
た、トランジスタ8のみがONされているときは、トラ
ンジスタ16のベースにはツェナーダイオード13の端
子電圧が印加され、この場合庫内ファンモータ17には
DC10Vが印加される。
【0024】更に、トランジスタ9のみがONされてい
るときは、トランジスタ16のベースにはツェナーダイ
オード14の端子電圧が印加され、この場合庫内ファン
モータ17にはDC9Vが印加される。また、トランジ
スタ10のみがONされているときは、トランジスタ1
6のベースにはツェナーダイオード15の端子電圧が印
加され、この場合庫内ファンモータ17にはDC8Vが
印加される。
【0025】これによって、庫内ファンモータ17には
0V、8V、9V、10V及び12Vの直流電圧が段階
的に印加可能とされている。マイクロコンピュータ2は
図示しない冷蔵庫の庫内温度(冷凍室や冷蔵室の温度)
に基づき、例えば、温度が設定温度よりも著しく高い場
合には庫内ファンモータ17に印加する電圧を上昇(1
2Vなど)させ、庫内ファンモータ17を最高速で回転
させて庫内を急速に冷却すると共に、温度が設定温度に
近づくと庫内ファンモータ17に印加する電圧を順次低
下させ(例えば12V→10V→9Vなど)、庫内ファ
ンモータ17の回転数を徐々に低下させて行き、例えば
設定温度より低くなると最低の8Vとして庫内ファンモ
ータ17を最低速で回転させる四段階の速度制御を実行
する。それによって、庫内を設定温度に冷却するもので
ある。
【0026】また、マイクロコンピュータ2の他の出力
ポートにはそれぞれ抵抗18、19を介してトランジス
タ20、24のベースが接続されている。各トランジス
タ20、24のエミッタは接地されており、トランジス
タ20のコレクタは、抵抗21を介してDC15V電源
に接続されている。
【0027】また、トランジスタ20のコレクタと接地
間には、12V用のツェナーダイオード22と、10V
用のツェナーダイオード23とトランジスタ24の直列
回路との並列回路が接続されると共に、トランジスタ2
0のコレクタ(各ツェナーダイオード22、23)は、
トランジスタ25のベースに接続されている。
【0028】このトランジスタ25のコレクタは前記D
C15V電源に接続され、エミッタはDCモータから成
るコンデンシングファンモータ26の一端に接続されて
いる。このコンデンシングファンモータ26は図示しな
い冷蔵庫の機械室に設置された圧縮機や凝縮器の空冷を
行うコンデンシングファンを駆動するものであり、その
他端は前記抵抗30を介して接地される。これらコンデ
ンシングファンモータ26やトランジスタ20、24、
ツェナーダイオード22、23などによってコンデンシ
ングファンモータ駆動回路32が構成されている。
【0029】そして、マイクロコンピュータ2によりト
ランジスタ20がON(導通)されるとトランジスタ2
5のベースが接地されるので、トランジスタ25はOF
F(不導通)となり、コンデンシングファンモータ26
は停止(OFF)する。従って、マイクロコンピュータ
2によってトランジスタ20がOFFされるとコンデン
シングファンモータ26は駆動可能となり、以下の電圧
制御が行われる。
【0030】即ち、トランジスタ24がOFFされてい
るときは、トランジスタ25のベースにはツェナーダイ
オード22の端子電圧が印加され、この場合コンデンシ
ングファンモータ26にはDC12Vが印加される。ま
た、トランジスタ24のみがONされているときは、ト
ランジスタ25のベースにはツェナーダイオード23の
端子電圧が印加され、この場合コンデンシングファンモ
ータ26にはDC10Vが印加される。
【0031】これによって、コンデンシングファンモー
タ26には0V、10V及び12Vの直流電圧が段階的
に印加可能とされている。マイクロコンピュータ2は図
示しない凝縮器或いは圧縮機の温度に基づき、例えば、
温度が設定温度よりも著しく高い場合にはコンデンシン
グファンモータ26に印加する電圧を上昇(12V)さ
せ、コンデンシングファンモータ26を高速で回転させ
て凝縮器や圧縮機を急速に空冷すると共に、温度が設定
温度に近づくとコンデンシングファンモータ26に印加
する電圧を低下させ(12V→10V)、コンデンシン
グファンモータ26の回転数を低下させる二段階の速度
制御を実行する。それによって、圧縮機や凝縮器の異常
温度上昇を防止するものである。
【0032】尚、マイクロコンピュータ2は庫内温度に
基づいて圧縮機をON−OFF制御しており(図示せ
ず)、圧縮機がONされた状態で上記各ファンモータ1
7、26の速度制御を実行すると共に、OFFされた状
態ではトランジスタ7、20をONさせて各ファンモー
タ17、26を停止する。また、マイクロコンピュータ
2は図示しない冷蔵庫の冷凍室の扉が開放された場合に
はトランジスタ7をONして庫内ファンモータ17を強
制的に停止するものである。
【0033】他方、各ファンモータ17、26の他端が
接続された前記抵抗30の端子電圧はOPアンプ27の
+入力端子に接続され、−入力端子と接地間には抵抗2
9が接続される。尚、28は負帰還抵抗である。そし
て、このOPアンプ27の出力端子はマイクロコンピュ
ータ2のA/D変換入力ポートに接続されている。
【0034】このOPアンプ27は増幅器を構成し、各
ファンモータ17、26を流れる合計の電流値を抵抗3
0により電圧に変換し、マイクロコンピュータ2に入力
するものであり、これらによって電流検知回路(電流検
知手段)33を構成している。
【0035】また、マイクロコンピュータ2の出力ポー
トには抵抗38を介してトランジスタ36のベースが接
続され、トランジスタ36のエミッタは接地されると共
に、コレクタとDC5V電源間には発光ダイオード34
と抵抗35の直列回路が接続されている。マイクロコン
ピュータ2はトランジスタ36をONして発光ダイオー
ド34を発光させ、警報表示を行う。そして、これらト
ランジスタ36、発光ダイオード34などによって報知
手段37が構成される。尚、発光ダイオード34は庫内
ファンモータ17用とコンデンシングファンモータ26
用の複数のダイオードから成るものとする。
【0036】以上の構成で、次ぎに図2、図3を参照し
ながらマイクロコンピュータ2によるファンモータのロ
ック異常(ファンロック)検出動作を説明する。マイク
ロコンピュータ2はステップS1で何れかのファンモー
タ17、26が動作(ON)しているか否か判断し、動
作している場合にはステップS2で2個のファンモータ
17、26の双方が動作しているか否か判断する。
【0037】そして、双方動作している場合には、ステ
ップS3で電流値Aとして設定値データamp1を設定
し、片方のファンモータ17或いは26が動作している
場合には、ステップS4で電流値Aとして第2の設定値
データamp2を設定する。
【0038】ここで、この設定値データamp1は双方
のファンモータ17、26に最大電圧DC12Vを印加
している状態で、各ファンモータ17、26がロックし
た際に流れる電流の合計値であり、予めマイクロコンピ
ュータ2に記憶されている。また、第2の設定値データ
amp2は一方のファンモータ17、或いは、26がロ
ックした場合に流れる電流値であり、これも予めマイク
ロコンピュータ2に記憶されている。
【0039】今、双方のファンモータ17、26が動作
しているものとすると、ステップS3で電流値Aとして
設定値データamp1を設定し、次ぎに、マイクロコン
ピュータ2はステップS5で図3のロック検知サブルー
チンを実行する。このロック検知サブルーチンでは、マ
イクロコンピュータ2はステップS20でファンロック
フラグ(FL)をリセットし、ステップS21で自らが
機能として有するタイマー1に2秒を設定する。
【0040】次ぎに、ステップS22でOPアンプ27
の出力に基づき、各ファンモータ17、26に流れる電
流の合計値が前記設定値Aよりも大きい(高い)か否か
判断し、小さい(低い)場合には図2のメインフローに
戻る。ここで、庫内ファン或いはコンデンシングファン
のファンモータ17、26がロックすると、過大なロッ
ク電流が流れるので最大印加電圧時の上記合計値(am
p1)である設定値Aよりも高くなる。
【0041】そこで、マイクロコンピュータ2はサブル
ーチンのステップS22で合計の電流値(合計値)が設
定値Aよりも大きくなった場合には、ステップS23で
前記タイマー1をカウントする。そして、ステップS2
4でタイマー1のカウントが2秒経過したか否か判断
し、否であればステップS22に戻ってこれを繰り返
す。
【0042】合計の電流値が設定値Aより大きくなって
いる状態で2秒経過した場合には、ステップS25でフ
ァンロックフラグをセットし、メインフローに戻る。
【0043】メインフローではステップS6でファンロ
ックフラグがセットされているか否か判断し、ここでは
セットされているので、マイクロコンピュータ2はステ
ップS7で庫内ファンモータ17を停止する(OF
F)。そして、ステップS8でマイクロコンピュータ2
がその機能として有するもう一つのタイマー2に2.5
秒を設定し、次ぎにステップS9で電流値Aに第2の設
定値データamp2をセットして、ステップS10で再
びロック検知サブルーチンに移行する。
【0044】尚、この場合には電流値Aは上述の設定値
データamp2とされている。そして、この場合にも電
流値A(amp2)よりもコンデンシングファンモータ
26(庫内ファンモータ17は停止されている)を流れ
る電流値が高い状態が2秒経過した場合にはファンロッ
クフラグがセットされてメインフローに戻る。
【0045】次ぎに、マイクロコンピュータ2はステッ
プS11で再びファンロックフラグがセットされている
か否か判断し、ここではセットされているからステップ
S12でコンデンシングファンモータ26をOFFする
と共に、ステップS13でトランジスタ36をONし、
コンデンシングファンモータ26用の発光ダイオード3
4によってコンデンシングファンモータ26のロックを
報知する。
【0046】即ち、2個のファンモータ17、26を流
れる合計の電流値がamp1よりも2秒間上昇した場合
には、何れかのファンモータ17或いは26に異常が生
じたものと判断し、マイクロコンピュータ2は先ず庫内
ファンモータ17を停止させる。そして、コンデンシン
グファンモータ26のみを流れる電流値がamp2より
も高い状態が2秒間経過した場合は、コンデンシングフ
ァンモータ26のロックと判断して警報を報知する。
【0047】他方、ステップS11でファンロックフラ
グがリセットされている場合は、ステップS14でタイ
マー2をカウントし、ステップS15でタイマー2のカ
ウントが2.5秒経過したか否か判断する。否の場合に
はステップS10に戻りこれを繰り返すと共に、2.5
秒経過した場合にはステップS16で庫内ファン17を
OFFすると共に、ステップS17でトランジスタ36
をONし、庫内ファンモータ17用の発光ダイオード3
4によって庫内ファンモータ17のロックを報知する。
【0048】即ち、2個のファンモータ17、26を流
れる合計の電流値がamp1よりも2秒間上昇した場合
には、何れかのファンモータ17或いは26に異常が生
じたものと判断し、マイクロコンピュータ2は先ず庫内
ファンモータ17を停止させる。そして、コンデンシン
グファンモータ26のみを流れる電流値がamp2より
も高い状態が2秒間経過しなかった場合(正常)は、庫
内ファンモータ17のロックと判断して警報を報知する
ものである。
【0049】そして、マイクロコンピュータ2は一定の
周期(例えば10分など)で上記異常検出動作を繰り返
し実行する。
【0050】尚、ステップS2で1個のファンモータ1
7或いは26のみ動作している場合には、ステップS4
で電流値Aに第2の設定値データamp2が設定され、
以下の動作では何れか一方のファンモータを流れる電流
値の異常判断が成される。この場合にもステップS7以
降の動作で何れのファンモータが異常かが検知されるも
のである。
【0051】このような本発明の異常検出制御によれ
ば、周囲温度などの影響による一時的な変化を排除し、
ファンモータ17、26のロックによる電流値の上昇を
直接的且つ的確に検出・判断し、発光ダイオード34に
よって迅速に報知することができるようになる。
【0052】特に、単一の異常検出装置1により、二個
のファンモータ17、26の内の何れかのロックを検出
することができるので、少なくとも二個のファンモータ
を備えた冷蔵庫において、単一の異常検出装置でファン
モータの異常を検出でき、コストの削減を図ることが可
能となる。
【0053】また、二個のファンモータ17、26の内
の何れのファンモータのロックが生じているかを区別し
て報知することができるので、修理時の作業性が向上す
る。
【0054】マイクロコンピュータ2は異常検出動作を
一定の周期で繰り返し行うので、途中停電などが発生し
ても修理が成されるまで繰り返し異常が報知されると共
に、修理されてファンロック異常が解消されれば、自動
的に正常状態に復帰する。従って、確実性と使用性の双
方を向上させることができるようになる。
【0055】
【発明の効果】以上詳述した如く請求項1の発明によれ
ば、制御装置が、ファンモータに流れる電流を検知する
電流検知手段と、報知手段とを備えており、ファンモー
タがロックした場合に当該ファンモータに流れる電流値
より少し小さい値を設定値データとして保有すると共
に、電流検知手段の出力に基づき、ファンモータに流れ
る電流値が設定値データよりも大きい状態が一定期間経
過した場合は、異常であると判断し、報知手段を動作さ
せる異常検出動作を実行するようにしたので、周囲温度
などの影響による一時的な変化を排除し、ファンモータ
のロックによる電流値の上昇を的確に検出・判断し、報
知手段によって迅速に報知することができるようになる
ものである。
【0056】請求項2の発明によれば、二個のファンモ
ータを備えた冷蔵庫において、上記に加えて単一の異常
検出装置により、二個のファンモータの内の何れかのフ
ァンモータのロックを検出することができるようにな
る。これにより、少なくとも二個のファンモータを備え
た冷蔵庫において、単一の異常検出装置でファンモータ
の異常を検出でき、コストの削減を図ることが可能とな
るものである。
【0057】また、請求項3の発明によれば、上記に加
えて制御装置は、一個のファンモータがロックした場合
に当該ファンモータに流れる電流値より少し小さい値を
第2の設定値データとして有し、異常であると判断した
場合、一方のファンモータを停止させると共に、電流検
知手段の出力に基づき、他方のファンモータに流れる電
流値が第2の設定値データよりも大きいときは、当該他
方のファンモータが異常である旨の警報を報知手段にて
行い、小さいときは一方のファンモータが異常である旨
の警報を報知手段にて行うので、二個のファンモータの
内の何れのファンモータがロックしているかを区別して
報知することができるようになる。
【0058】これにより、単一の異常検出装置によって
二個のファンモータそれぞれの異常を検出して報知する
ことが可能となり、修理時の作業性が向上するものであ
る。
【0059】請求項4の発明によれば、上記各発明に加
えて制御装置は異常検出動作を一定の周期で繰り返し行
うようにしたので、途中停電などが発生しても修理が成
されるまで繰り返し異常が報知されると共に、修理され
てファンモータのロックが解消されれば、自動的に正常
状態に復帰できるようになるので、確実性と使用性の双
方を向上させることができるようになるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の冷蔵庫の異常検出装置の電気回路図で
ある。
【図2】異常検出装置のマイクロコンピュータのプログ
ラムを示すフローチャートである。
【図3】異常検出装置のマイクロコンピュータのサブル
ーチンのプログラムを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 異常検出装置 2 マイクロコンピュータ 7、8、9、10、16、20、24、25 トランジ
スタ 12、13、14、15、22、23 ツェナーダイオ
ード 17 庫内ファンモータ 26 コンデンシングファンモータ 27 OPアンプ 34 発光ダイオード

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファンモータと、このファンモータの運
    転を制御する制御装置を備えた冷蔵庫において、 前記制御装置は、前記ファンモータに流れる電流を検知
    する電流検知手段と、報知手段とを備え、前記ファンモ
    ータがロックした場合に当該ファンモータに流れる電流
    値より少し小さい値を設定値データとして保有すると共
    に、前記電流検知手段の出力に基づき、前記ファンモー
    タに流れる電流値が前記設定値データよりも大きい状態
    が一定期間経過した場合は、異常であると判断し、前記
    報知手段を動作させる異常検出動作を実行することを特
    徴とする冷蔵庫の異常検出装置。
  2. 【請求項2】 二個のファンモータとこれらファンモー
    タの運転を制御する制御装置を備えた冷蔵庫において、 前記制御装置は、前記各ファンモータに流れる電流の合
    計を検知する電流検知手段と、報知手段とを備え、前記
    各ファンモータがロックした場合に各ファンモータに流
    れる電流の合計値より少し小さい値を設定値データとし
    て保有すると共に、前記電流検知手段の出力に基づき、
    前記各ファンモータに流れる電流の合計値が前記設定値
    データよりも大きい状態が一定期間経過した場合は、異
    常であると判断し、前記報知手段を動作させる異常検出
    動作を実行することを特徴とする冷蔵庫の異常検出装
    置。
  3. 【請求項3】 制御装置は、一個のファンモータがロッ
    クした場合に当該ファンモータに流れる電流値より少し
    小さい値を第2の設定値データとして有し、異常である
    と判断した場合、一方のファンモータを停止させると共
    に、電流検知手段の出力に基づき、他方のファンモータ
    に流れる電流値が前記第2の設定値データよりも大きい
    ときは、当該他方のファンモータが異常である旨の警報
    を前記報知手段にて行い、小さいときは前記一方のファ
    ンモータが異常である旨の警報を前記報知手段にて行う
    ことを特徴とする請求項2の冷蔵庫の異常検出装置。
  4. 【請求項4】 制御装置は、異常検出動作を一定の周期
    で繰り返し行うことを特徴とする請求項1、請求項2又
    は請求項3の冷蔵庫の異常検出装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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