JP3540573B2 - 冷蔵庫の異常検出装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、二個のファンモータとこれらファンモータの運転を制御する制御装置を備えた冷蔵庫の異常検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来よりこの種家庭用冷蔵庫では、例えば特開平8−247606号公報(F25D17/06)に示される如く、断熱箱体の庫内に冷凍室や冷蔵室、野菜室などを構成し、冷凍室の背方に設けた冷却器からの冷気を、ファンモータによって駆動される庫内ファン(冷気循環用送風機)により、各室に循環して冷却している。
【0003】
また、断熱箱体の下部には機械室が構成されており、この機械室内には前記冷却器と共に冷媒回路を構成する圧縮機や凝縮器が設置されている。そして、この機械室内にも圧縮機や凝縮器を空冷するためにファンモータにて駆動される機械室ファン(凝縮器用送風機)が設置されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、これら庫内ファンや機械室ファンに取り付けられた各ファンモータのコイルは、経年劣化、振動或いは半田付け不良などによって断線してしまう場合がある。これによって、それらファンモータが停止してしてしまい、庫内の冷気循環や機械室内の空気循環できなくなると、冷却効果が著しく低下すると共に、圧縮機などに損傷を来してしまう問題があった。
【0005】
本発明は、係る従来の技術的課題を解決するために成されたものであり、単一の異常検出装置により、二個のファンモータの内の何れのファンモータが断線しているかを検出することができる冷蔵庫の異常検出装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
即ち、本発明の冷蔵庫の異常検出装置は、二個のファンモータとこれらファンモータの運転を制御する制御装置を備えたものであって、制御装置は、各ファンモータに流れる電流の合計値を検出する電流値検出手段と、各ファンモータの回転数を検出する回転数検出手段と、報知手段とを備え、電流値検出手段の出力に基づき、各ファンモータに流れる電流の合計値が断線電流よりも小さい状態が一定期間経過した場合、回転数検出手段の出力に基づき、回転していないファンモータが異常であると判断し、報知手段を動作させる異常検出動作を実行するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明の実施形態を詳述する。図1は本発明の冷蔵庫の電気回路図、図2及び図3は本発明の冷蔵庫に取り付けられたマイクロコンピュータのプログラムを示すフローチャートをそれぞれ示している。
【0008】
図1において、2は冷蔵庫の制御装置1を構成する汎用のマイクロコンピュータであり、このマイクロコンピュータ2には庫内ファンモータ駆動回路31と、機械室ファンモータ駆動回路32と、警報回路33とが接続されている。この庫内ファンモータ駆動回路31において、前記マイクロコンピュータ2のPWM(パルス幅変調)出力ポートは抵抗3を介してトランジスタ7のベースに接続されている。トランジスタ7のエミッタは接地されており、コレクタは抵抗4を介してトランジスタ8のベースに接続され、このトランジスタ8のエミッタは、直流+16.5V電源に接続されている。
【0009】
そして、トランジスタ8のコレクタは順方向のダイオード12とコイルL1を介してファンモータ17の一方の端子に接続されている。また、コイルL1と接地間にはコンデンサ10が接続され、これらコイルL1とコンデンサ10とによって平滑回路を構成している。また、ダイオード12とコイルL1の間と接地間にはサージ吸収用のダイオード13が接続されている。
【0010】
前記ファンモータ17はDCモータから構成されており、図示しない冷蔵庫の庫内冷気循環を行なう庫内ファンを駆動するものである。また、ファンモータ17は回転数検出手段となるホールICを内蔵しており、このホールICの出力は抵抗5を介してトランジスタ9のベースに接続されている。このトランジスタ9のエミッタは接地され、コレクタは抵抗6を介して直流+5V電源に接続されている。そして、このコレクタと抵抗6間がマイクロコンピュータ2の回転数入力ポートに接続されている。
【0011】
前記ホールICはファンモータ17の回転数に応じた出力を発生し、トランジスタ9をON−OFFすることによって、マイクロコンピュータ2の回転数入力ポートにファンモータ17の回転数を入力する。また、前記ファンモータ17の他方の端子は10オーム程度の小さい抵抗18を介して接地されている。
【0012】
また、機械室ファンモータ駆動回路32は、前記庫内ファンモータ駆動回路31と同様の回路構成とされている。即ち、この機械室ファンモータ駆動回路32において、前記マイクロコンピュータ2のもう一つのPWM(パルス幅変調)出力ポートは抵抗3Aを介してトランジスタ7Aのベースに接続されている。トランジスタ7Aのエミッタは接地されており、コレクタは抵抗4Aを介してトランジスタ8Aのベースに接続され、このトランジスタ8Aのエミッタは、直流+16.5V電源に接続されている。
【0013】
そして、トランジスタ8Aのコレクタは順方向のダイオード12AとコイルL1Aを介してファンモータ17Aの一方の端子に接続されている。また、コイルL1Aと接地間にはコンデンサ10Aが接続され、これらコイルL1Aとコンデンサ10Aとによって平滑回路を構成している。また、ダイオード12AとコイルL1Aの間と接地間にはサージ吸収用のダイオード13Aが接続されている。
【0014】
前記ファンモータ17AはDCモータから構成されており、図示しない冷蔵庫の機械室内の空気循環を行い、図示しない冷却装置の圧縮機や凝縮器の空冷を行なう機械室ファンを駆動するものである。また、ファンモータ17Aも回転数検出手段となるホールICを内蔵しており、このホールICの出力は抵抗5Aを介してトランジスタ9Aのベースに接続されている。このトランジスタ9Aのエミッタは接地され、コレクタは抵抗6Aを介して直流+5V電源に接続されている。そして、このコレクタと抵抗6A間がマイクロコンピュータ2のもう一つの回転数入力ポートに接続されている。
【0015】
前記ホールICはファンモータ17Aの回転数に応じた出力を発生し、トランジスタ9AをON−OFFすることによって、マイクロコンピュータ2の前記回転数入力ポートにファンモータ17Aの回転数を入力する。また、前記ファンモータ17Aの他方の端子も前記抵抗18を介して接地されている。即ち、抵抗18には両ファンモータ17、17Aを流れる電流を合わせた電流が流れるように構成されている。
【0016】
また、両ファンモータ17、17Aと抵抗18間の電圧はOPアンプ14のプラス入力端子に接続され、OPアンプ14のマイナス入力端子は抵抗19を介して接地されている。また、OPアンプ14の出力とマイナス入力端子間には負帰還抵抗16が接続されると共に、OPアンプ14の出力はマイクロコンピュータ2のA/D(アナログ/デジタル)変換入力ポートに接続されている。
【0017】
前述の如く抵抗18には両ファンモータ17、17Aの合計電流が流れるので、この合計電流値に比例した電圧がOPアンプ14にて増幅されてマイクロコンピュータ2のA/D変換入力ポートに入力される構成とされている。
【0018】
また、マイクロコンピュータ2の警報出力ポートには、抵抗20を介してトランジスタ22のベースが接続されており、トランジスタ22のエミッタは接地されている。また、トランジスタ22のコレクタは抵抗21を介して報知手段としてのLEDから成る警報装置23の一端に接続されており、警報装置23の他端はDC+5V電源に接続されている。これら警報装置23、トランジスタ22及び抵抗20、21によって前記警報回路33が構成されている。
【0019】
前記マイクロコンピュータ2は前記各PWM出力ポートより出力を発生し、トランジスタ7或いは7Aを介してトランジスタ8或いは8AをON−OFF制御する。この場合、ファンモータ17と17Aは図示しない冷蔵庫の庫内温度による圧縮機のON−OFFに同期してON指令、OFF指令が出されてON−OFFされるが、庫内ファンモータ17は扉が開いた場合にもOFFされる。トランジスタ8、8AからはそのON時間の幅のパルスが出力され、このパルスが前記コイルL1(L1A)及びコンデンサ10(10A)によって平滑されて各ファンモータ17或いは17Aに印加される。
【0020】
マイクロコンピュータ2は上記トランジスタ8或いは8AのON時間、即ち、パルス幅を変更することによって、各ファンモータ17、17Aに印加される電圧を変更し、それによって、ファンモータ17、17Aの回転数を調整するものである。
【0021】
以上の構成で、次ぎに図2を参照しながらマイクロコンピュータ2による庫内ファンモータ駆動回路31のファンモータ17の回転数制御を説明する。尚、機械室ファンモータ駆動回路32のファンモータ17Aの回転数制御も同様であるので、説明を省略する。また、マイクロコンピュータ2は各ファンモータ17、17Aの設定回転数が予め設定されているものとする。
【0022】
マイクロコンピュータ2はステップS1でファンモータ17の動作(ON)指令が出ているか否か判断し、動作指令が出てファンモータ17が動作している場合にはステップS2で一定時間を設定し、ステップS3に進む。
【0023】
マイクロコンピュータ2はステップS3において、ステップS2で設定した一定時間が経過したか否か判断し、一定時間が経過していない場合にはステップS3を繰り返して待つ。そして、ステップS3で上記一定時間が経過すると、ステップS4に進んで、マイクロコンピュータ2は回転数入力ポートに前述の如く入力されるファンモータ17の回転数が予め設定された上記設定回転数と一致しているか否か判断し、設定回転数であった場合はステップS2に戻る。
【0024】
ステップS4でファンモータ17の回転数が設定回転数と異なる場合、ステップS5に進み、ファンモータ17の回転数が設定回転数より高いか否か判断する。そして、設定回転数より高い場合はステップS6に進む。そこでマイクロコンピュータ2は回転数入力ポートに入力されるファンモータ17の現在の回転数から設定回転数を減算し、所定の比率Aで除算し、当該回転数の差を後述する電圧変更ステップの数ΔVに変換した後、ステップS7に進む。
【0025】
ここで、マイクロコンピュータ2はファンモータ17の回転数を所定数のステップで変更するものであるが、ステップS6の変換では回転数の差が小さい場合、計算結果が1より小さくなるため、その場合にはΔVは0と決定されてしまう。そこで、マイクロコンピュータ2はステップS7において、ステップS6の計算結果が0か否か判断し、0の場合にはステップS8に進んでΔVを1(ステップ)としてステップS9に進む。また、ステップS7で0でない場合にはそのままステップS9に進む。
【0026】
そして、マイクロコンピュータ2はステップS9において、現在ファンモータ17に印加している電圧からステップS6或いはステップS8の計算結果ΔVを減算した値をファンモータ17に印加する電圧と決定する。マイクロコンピュータ2はこの決定に基づき、パルス幅を狭くすることにより、ファンモータ17に印加する電圧を低下させ、回転数を低下させることになる。
【0027】
一方、ファンモータ17の回転数が設定回転数より低い場合は、ステップS5からステップS10に進む。そこでマイクロコンピュータ2は設定回転数から回転数入力ポートに入力されるファンモータ17の現在の回転数を減算し、同様に比率Aで除算して、当該回転数の差を電圧変更ステップの数ΔVに変換した後、ステップS11に進む。
【0028】
マイクロコンピュータ2はステップS11において、ステップS10の計算結果が0か否か判断し、0の場合にはステップS12に進んで前述同様にΔVを1(ステップ)としてステップS13に進む。また、ステップS11で0でない場合にはそのままステップS13に進む。
【0029】
そして、マイクロコンピュータ2はステップS13において、現在ファンモータ17に印加している電圧にステップS10或いはステップS12の計算結果ΔVを加算した値をファンモータ17に印加する電圧と決定する。マイクロコンピュータ2はこの決定に基づき、パルス幅を広くすることにより、ファンモータ17に印加する電圧を上昇させ、回転数を上昇させる。
【0030】
マイクロコンピュータ2はステップS9或いはステップS13の処理の後、ステップS2に戻り、再び一定時間を設定してステップS3にて待ち、その後、ステップS4以降の回転数調整を実行することになる。
【0031】
尚、機械室ファンモータ駆動回路32の機械室ファンモータ17Aも庫内ファンモータ駆動回路31同様に制御されるものであるが、その場合にはステップS4における判断は機械室ファンモータ17Aの設定回転数が対象となる。
【0032】
このようにファンモータ17(17A)の回転数を検出する手段(ホールIC)を設け、マイクロコンピュータ2によりホールICの出力した回転数に基づいて、設定回転数にファンモータ17の回転数を制御するようにしているので、ファンモータ17に加わる負荷が変動しても、設定回転数を維持することが可能になる。
【0033】
特に、マイクロコンピュータ2はファンモータ17(17A)の回転数調整を一定周期(一定時間)で繰り返しているので、ファンモータ17の起動後、回転数が安定した段階で調整を開始し、その後も一定の周期で調整が行なわれることになる。これにより、ファンモータ17の動作を安定させることが可能となる。
【0034】
次ぎに、図3を参照しながらマイクロコンピュータ2による冷蔵庫の異常検出動作の説明を行なう。尚、庫内ファンモータ17と機械室ファンモータ17Aとの両方が断線した場合の断線電流は規定値1として、また、ファンモータ17或いはファンモータ17Aの内何れか一方が断線した場合の断線電流は規定値2として予めマイクロコンピュータ2に記憶されているものとする。
【0035】
マイクロコンピュータ2はステップS21で庫内ファンモータ17の動作(ON)指令が出ているか否か判断し、出ている場合にはステップS22に進む。ステップS22では機械室ファンモータ17Aの動作(ON)指令が出ているか否か判断し、出ている場合にはステップS23に進む。マイクロコンピュータ2は両ファンモータ17、17Aの動作指令が出ているので、ステップS23で断線電流を前記規定値1としてステップS26に進む。
【0036】
前記ステップS21で庫内ファンモータ17が動作していない場合にはステップS24に進み、そこで機械室ファンモータ17Aが動作しているか否か判断し、機械室ファンモータ17Aが動作している場合にはステップS25に進んで、断線電流を規定値2としてステップS26に進む。
【0037】
また、ステップS24で機械室ファンモータ17Aが動作していない場合にはステップS21に戻る。即ち、両ファンモータ17、17Aが動作していない場合はステップS21、ステップS24を繰り返して待つ。
【0038】
また、ステップS22で機械室ファンモータ17Aが動作していない(この場合、庫内ファンモータ17は動作している)場合にはステップS25に進んで断線電流を規定値2としてステップS26に進む。
【0039】
即ち、ステップS23で両ファンモータ17、17Aが動作している場合は断線電流を規定値1に設定すると共に、ステップS25で両ファンモータ17、17Aの内何れか一方が動作している場合は、断線電流を規定値2に設定してステップS26に進む。
【0040】
そして、ステップS26でタイマーに2秒をセットし、ステップS27に進む。ステップS27でマイクロコンピュータ2は、前述の如くA/D変換入力ポートに入力される両ファンモータ17、17Aの合計電流が上述の如く設定された断線電流より小さいか否かを判断する。即ち、両ファンモータ17、17Aが動作している場合には、合計電流が前記規定値1より小さいか、何れか一方が動作している場合には合計電流が前記規定値2より小さいか否か判断する。
【0041】
そして、断線電流より小さい場合はステップS28に進み、ここで2秒経過しているか否か判断し、NOの場合はステップS27に戻る。即ち、ステップS27とステップS28を繰り返して合計電流が電線電流より小さい状態が2秒間継続しているか否か判断する。
【0042】
ステップS28でYESとなった場合は、ステップS29でマイクロコンピュータ2は回転数入力ポートのデータに基づき、庫内ファンモータ17が所定の回転数で回転しているか否か判断し、回転数信号を検出している場合、ステップS30に進む。
【0043】
また、ステップS30でマイクロコンピュータ2は回転数入力ポートのデータに基づき、機械室ファンモータ17Aが所定の回転数で回転しているか否か判断し、回転数信号を検出している場合、以降の処理に進む。
【0044】
ここで、ステップS29でマイクロコンピュータ2の回転数入力ポートに庫内ファンモータ17の回転数信号が入らない場合(この場合、庫内ファンモータ17は停止している)、ステップS31に進む。そして、ステップS31で庫内ファンモータ17の断線を報知してステップS30に進む。即ち、マイクロコンピュータ2は警報装置23の点滅等を行なう。
【0045】
即ち、ファンモータ17を動作する指令が出ており、且つ、合計電流が断線電流(規定値1或いは規定値2)より小さく、且つ、ファンモータ17が回転していない場合は、ファンモータ17が断線しているものと判断して警報を発する。
【0046】
また、ステップS30でマイクロコンピュータ2の回転数入力ポートに機械室ファンモータ17Aの回転数信号が入らない場合(この場合、機械室ファンモータ17Aは停止している)、機械室ファンモータ17Aが断線しているものと判断してステップS32に進む。そして、ステップS32で機械室ファンモータ17Aの断線を報知する。即ち、マイクロコンピュータ2は警報装置23の点滅等を行なう。
【0047】
即ち、ファンモータ17Aを動作する指令が出ており、且つ、合計電流が断線電流(規定値1或いは規定値2)より小さく、且つ、ファンモータ17Aが回転していない場合は、ファンモータ17Aが断線しているものと判断して警報を発する。
【0048】
このように、二個のファンモータ17、17Aに流れる合計電流がそれら両ファンモータ17、17Aの断線電流よりも小さい状態が一定期間(2秒)経過した場合、マイクロコンピュータ2は、どちらか一方の回転していないファンモータ17、17Aが異常であると判断して警報装置23を動作させるので、一時的な電流の変化を排除して、的確に回転していないファンモータ17(17A)を検出することができるようになる。
【0049】
また、単一のOPアンプ14などによって、二個のファンモータ17、17Aの内何れか一方のファンモータ17、17Aが断線しているかを検出することができるので、大幅にコストの削減を図ることが可能となる。
【0050】
【発明の効果】
以上詳述した如く本発明によれば、二個のファンモータを備えた冷蔵庫において、制御装置が、上記各ファンモータに流れる電流の合計値を検出する電流検出手段と、各ファンモータの回転数を検出する回転数検出手段と、報知手段とを備えており、電流値検出手段の出力に基づき、各ファンモータに流れる電流の合計値が断線電流よりも小さい状態が一定期間経過した場合、回転数検出手段の出力に基づき、回転していないファンモータが異常であると判断し、報知手段を動作させる異常検出動作を実行するようにしたので、周囲温度などの影響による一時的な変化を排除し、ファンモータの断線による電流値の低下を的確に検出・判断し、報知手段によって報知することができるようになる。
【0051】
また、単一の異常検出装置により、二個のファンモータの内の何れのファンモータが断線しているかを検出することができるようになるので、コストの削減を図ることが可能となる。特に、この場合、一方のファンモータを停止させるなどの操作も不要であるので、迅速な異常判断が行えると共に、冷却作用に与える悪影響も最小限に抑えられるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の冷蔵庫の電気回路図である。
【図2】本発明の冷蔵庫のファンモータ制御に関するマイクロコンピュータのプログラムを示すフローチャートである。
【図3】本発明の冷蔵庫の異常検出動作に関するマイクロコンピュータのプログラムを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 制御装置
2 マイクロコンピュータ
3 抵抗
4 抵抗
5 抵抗
6 抵抗
7 トランジスタ
8 トランジスタ
9 トランジスタ
10 コンデンサ
12 ダイオード
13 ダイオード
14 OPアンプ
16 抵抗
17 ファンモータ
17A ファンモータ
18 抵抗
19 抵抗
20 抵抗
21 抵抗
22 トランジスタ
23 警報装置
31 庫内ファンモータ駆動回路
32 機械室ファンモータ駆動回路
33 警報回路

Claims (1)

  1. 二個のファンモータとこれらファンモータの運転を制御する制御装置を備えた冷蔵庫において、
    前記制御装置は、前記各ファンモータに流れる電流の合計値を検出する電流値検出手段と、前記各ファンモータの回転数を検出する回転数検出手段と、報知手段とを備え、前記電流値検出手段の出力に基づき、前記各ファンモータに流れる電流の合計値が断線電流よりも小さい状態が一定期間経過した場合、前記回転数検出手段の出力に基づき、回転していないファンモータが異常であると判断し、前記報知手段を動作させる異常検出動作を実行することを特徴とする冷蔵庫の異常検出装置。
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