JPH1025970A - 折り戸 - Google Patents

折り戸

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JPH1025970A
JPH1025970A JP8203295A JP20329596A JPH1025970A JP H1025970 A JPH1025970 A JP H1025970A JP 8203295 A JP8203295 A JP 8203295A JP 20329596 A JP20329596 A JP 20329596A JP H1025970 A JPH1025970 A JP H1025970A
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right door
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arc
gear
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JP8203295A
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Yutaka Sato
豊 佐藤
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TATESHINA SEISAKUSHO KK
Original Assignee
TATESHINA SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 左右の戸部材の対向する側面間に指等を挟ん
で負傷する危険性のない、家具又は建具の開口部を塞ぐ
ための折り戸を得る。 【解決手段】 折り戸の隣合う左右の戸部材の対向する
側面12a、14aを、円弧状にそれぞれ膨出形成す
る。戸部材の円弧状の側面12a、14aを一部に含む
円筒70の軸芯に当たる左右の戸部材の端面12b、1
4b部分には、軸72をそれぞれ突設して、該軸にアー
ム80の一方の端部とその他方の端部とをそれぞれ回動
可能に連結する。戸部材の円弧状の側面12a、14a
近くの左右の戸部材の端面12b、14bの周縁部分に
は、複数の歯部110を持つ歯車片100を、その回転
中心を前記筒体70の軸芯に一致させると共に、その歯
部110の先端を戸部材の円弧状の側面12a、14a
の外方に突出させて、それぞれ備える。そして、それら
の歯車片100を互いに回動可能に噛合させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数枚の戸部材を
重ね折り可能に連結してなる、折り戸に関する。
【0002】
【従来の技術】家具又は建具の開口部を開閉自在に塞ぐ
ものとして、図8に示したような、折り戸がある。この
折り戸は、その隣合う左右の戸部材12、14の対向す
る側部間を、蝶番20を介して、互いに回動可能に連結
している。それと共に、その蝶番20を介して回動可能
に連結した左右の戸部材12、14の左側の戸部材12
の側部を、支持枠10に、蝶番22を介して、回動自在
に支持している。
【0003】この折り戸においては、図8に破線で示し
たように、その右側の戸部材14表面に突設されたノブ
30を手等で戸部材14の前方に引くことにより、その
左右の戸部材12、14を、蝶番22を中心に前方に回
動させることができる。それと共に、その左右の戸部材
12、14を、蝶番20を中心にV字状に折曲させて、
重ね折りできる。そして、折り戸を、支持枠10の左側
に寄せて、支持枠10内側を広く開口させた状態とする
ことができる。
【0004】この折り戸によれば、その左右の戸部材1
2、14を、蝶番22を中心に前方に回動させながら、
蝶番20を中心にV字状に重ね折りした場合に、その左
右の戸部材12、14からなる折り戸の移動軌跡の回転
半径を、その左右の戸部材12、14が一体に形成され
た片開き戸に比べて、ほぼ1/2に半減させることがで
きる。そして、折り戸の前方近くに置かれた家具等に、
折り戸の戸部材12、14が突き当たるのを防ぐことが
できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記折り戸
においては、その左右の戸部材12、14を、図8に破
線で示したように、蝶番20を中心に互いに回動させ
て、V字状に重ね折りした場合には、その左右の戸部材
12、14の対向する側面12a、14a間の隙間50
が、V字状に大きく開いた状態になる。
【0006】それに対して、その重ね折りした左右の戸
部材12、14を、図8に実線で示したように、蝶番2
0を中心に互いに回動させて、平面状に展開した場合に
は、その左右の戸部材12、14の対向する側面12
a、14a間の隙間50が、ごく細いスリット状とな
る。
【0007】そのため、上記折り戸において、そのV字
状に重ね折りした左右の戸部材12、14を、蝶番20
を中心に互いに回動させて、平面状に展開した場合に、
幼児等がその指60を、蝶番20で互いに連結された左
右の戸部材12、14の対向する側面12a、14a間
のごく細くなった隙間50に挟んで負傷する危険性があ
った。そして、折り戸の製造業者や販売業者が、PL法
に基づき、その責任を追求される虞があった。
【0008】本発明は、このような課題に鑑みてなされ
たもので、左右の戸部材の対向する側面間に指等を挟ん
で負傷する危険性のない、家具又は建具の開口部を塞ぐ
ための折り戸を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の折り戸は、複数枚の戸部材を重ね折
り可能に連結してなる折り戸において、隣合う左右の前
記戸部材の対向する側面を、その横断面形状が半円状と
なるように、円弧状にそれぞれ膨出形成し、該戸部材の
円弧状の側面を一部に含む円筒の軸芯に当たる左右の戸
部材の端面部分に軸をそれぞれ突設して、該左右の戸部
材の端面の軸にアームの一方の端部とその他方の端部と
をそれぞれ回動可能に連結し、前記戸部材の円弧状の側
面近くの左右の戸部材の端面の周縁部分に平歯車の一部
を構成する複数の歯部を持つ歯車片を、該歯車片の回転
中心を前記円筒の軸芯に一致させると共に、該歯車片の
歯部の先端を前記戸部材の円弧状の側面の外方に突出さ
せてそれぞれ備えて、該左右の戸部材の端面に備えた歯
車片を互いに噛合させ、該歯車片及び前記アームを介し
て、前記左右の戸部材を前記筒体の軸芯を中心に互いに
回動可能に連結したことを特徴としている。
【0010】また、本発明の第2の折り戸は、複数枚の
戸部材を重ね折り可能に連結してなる折り戸において、
隣合う左右の前記戸部材の対向する側面を、その横断面
形状が半円状となるように、円弧状にそれぞれ膨出形成
し、該戸部材の円弧状の側面を一部に含む円筒の軸芯に
当たる左右の戸部材の端面部分に軸をそれぞれ突設し
て、該左右の戸部材の端面の軸にアームの一方の端部と
その他方の端部とをそれぞれ回動可能に連結し、前記左
右の戸部材の円弧状の側面に沿って、平歯車用の複数の
歯部が表面に所定ピッチで横に並べて突設された可撓性
部材からなる帯板をそれぞれ巻き付けて、前記左右の戸
部材の円弧状の側面に平歯車の一部を構成する歯部を持
つ歯車片をそれぞれ突出形成して、該左右の戸部材の側
面の歯車片を互いに噛合させ、該歯車片及び前記アーム
を介して、前記左右の戸部材を前記筒体の軸芯を中心に
互いに回動可能に連結したことを特徴としている。
【0011】これらの第1又は第2の折り戸において
は、隣合う左右の戸部材の対向する側面を、その横断面
形状が半円状になるように、円弧状にそれぞれ膨出形成
している。
【0012】そのため、第1又は第2の折り戸にあって
は、歯車片及びアームを介して互いに回動可能に連結さ
れた隣合う左右の戸部材を、該戸部材の円弧状の側面を
一部に含む円筒の軸芯を中心に互いに回動させて、V字
状に重ね折りしたり、平面状に展開したりした場合に、
その隣合う左右の戸部材の対向する側面間の隙間を、広
狭に変化させずに、折り戸の外方に向けてラッパ状に広
く開口させた形状に保持し続けることができる。そし
て、折り戸の開閉時に、その隣合う左右の戸部材の対向
する側面間の隙間に手等を挟んで負傷する危険性をなく
すことができる。
【0013】また、第1の折り戸においては、その隣合
う左右の戸部材を、該戸部材の円弧状の側面近くの左右
の戸部材の端面の周縁部分にそれぞれ備えた複数の歯部
を持つ歯車片であって、互いに噛合させた歯車片と、該
左右の戸部材の端面にそれぞれ突設した軸にその一方の
端部とその他方の端部とを回動可能に連結したアームと
を介して、該左右の戸部材の円弧状の側面を一部に含む
円筒の軸芯を中心に互いに回動可能に連結している。
【0014】また、第2の折り戸においては、その隣合
う左右の戸部材を、該左右の戸部材の円弧状の側面に沿
ってそれぞれ備えた複数の歯部を持つ歯車片であって、
互いに噛合させた歯車片と、該左右の戸部材の端面にそ
れぞれ突設した軸にその一方の端部とその他方の端部と
を回動可能に連結したアームとを介して、該左右の戸部
材の円弧状の側面を一部に含む円筒の軸芯を中心に互い
に回動可能に連結している。
【0015】そのため、第1又は第2の折り戸にあって
は、その歯車片及びアームを介して互いに連結した左右
の戸部材を、該左右の戸部材の円弧状の側面を一部に含
む円筒の軸芯を中心に、歪みのない正確な円弧状の移動
軌跡を描かせて、互いに回動させることができる。そし
て、その左右の戸部材を、スムーズにV字状に重ね折り
したり平面状に展開したりできる。
【0016】また、第1の折り戸においては、左右の戸
部材の端面の周縁部分に備えた複数の歯部を持つ歯車片
の歯部の先端を、左右の戸部材の円弧状の側面の外方に
それぞれ突出させている。そして、その歯部の先端を左
右の戸部材の円弧状の側面の外方に突出させた歯車片を
介して、左右の戸部材を互いに連結している。
【0017】また、第2の折り戸においては、左右の戸
部材の円弧状の側面に沿って、複数の歯部を持つ歯車片
をそれぞれ突出形成している。そして、その左右の戸部
材の円弧状の側面に沿って突出形成した歯車片を介し
て、左右の戸部材を互いに連結している。
【0018】そのため、第1又は第2の折り戸にあって
は、その左右の戸部材の対向する円弧状の側面の外方に
歯部の先端を突出させた歯車片、又はその左右の戸部材
の対向する円弧状の側面に沿って突出形成した歯車片で
あって、互いに噛合させた歯車片を介して、その左右の
戸部材の対向する円弧状の側面間に、適度な隙間をあけ
ることができる。そして、その歯車片及びアームを介し
て互いに連結した左右の戸部材を、該戸部材の円弧状の
側面を一部に含む円筒の軸芯を中心に互いに回動させた
際に、その左右の戸部材の対向する側面が衝突し合った
り接触し合ったりするのを防ぐことができる。そして、
その左右の戸部材を、スムーズに抵抗なく互いに回動さ
せることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に従い説明する。図1と図2は本発明の第1の折り戸の
好適な実施の形態を示し、図1はその折り戸の連結箇所
の拡大平面図、図2はその折り戸の連結箇所の拡大側面
図である。以下に、この第1の折り戸を説明する。
【0020】図の第1の折り戸においては、その隣合う
左右の戸部材12、14の対向する側面12a、14a
を、その横断面形状が半円状となるように、円弧状にそ
れぞれ膨出形成している。
【0021】左右の戸部材の円弧状の側面12a、14
aを一部に含む円筒(図1に実線と破線で示した円筒)
70の軸芯に当たる左右の戸部材の端面12b、14b
部分には、軸72をそれぞれ突設している。そして、そ
の左右の戸部材の端面12b、14bに突設した軸72
に、アーム80の一方の端部とその他方に端部とをそれ
ぞれ回動可能に連結している。そして、その左右の戸部
材12、14を、軸72とアーム80とを介して、互い
に回動可能に連結している。
【0022】戸部材の円弧状の側面12a、14a近く
の左右の戸部材の端面12b、14bの周縁部分には、
平歯車の一部を構成する複数の歯部110を持つ歯車片
100をそれぞれ備えている。そして、その歯車片10
0の回転中心を、上記円筒70の軸芯に一致させてい
る。それと共に、その歯車片100の歯部110の先端
を、戸部材の円弧状の側面12a、14aの外方にそれ
ぞれ突出させている。そして、その左右の戸部材の端面
12b、14bに備えた歯車片100を互いに噛合させ
ている。
【0023】具体的には、図1に示したように、戸部材
の端面12b、14bの横幅とほぼ同じ幅を持った金属
製の帯板120であって、その先端に複数の歯部110
を所定ピッチで約1/4の円形状に並べてなる平歯車の
一部を構成する歯車片100を持つ帯板120を、左右
の戸部材の端面12b、14bに沿って木ねじ122等
を用いてそれぞれ固着している。そして、その帯板先端
の歯車片100を、戸部材の円弧状の側面12a、14
a近くの左右の戸部材の端面12b、14bの周縁部分
に配置している。そして、その歯車片の歯部110の先
端を、左右の戸部材の円弧状の側面12a、14aの外
方にそれぞれ突出させている。それと共に、その歯車片
100の回転中心を、左右の戸部材の円弧状の側面12
a、14aを一部に含む円筒70の軸芯にそれぞれ一致
させている。そして、その複数の歯部110を持つ歯車
片100を、左右の戸部材の円弧状の側面12a、14
aのほぼ中央部からその左右いずれか一方の外側縁部分
までの左右の戸部材の端面12b、14bの周縁部分に
亙って、約1/4の円形状にそれぞれ配置している。そ
して、その左右の戸部材の端面12b、14bの周縁部
分に備えた歯車片100を、所定クリアランスをあけて
互いに噛合させている。そして、その歯車片100及び
アーム80を介して、左右の戸部材12、14を互いに
連結している。そして、その左右の戸部材12、14
を、その内側又は外側のいずれか一方にV字状に折り曲
げ可能に構成している。
【0024】図1と図2に示した第1の折り戸は、以上
のように構成していて、この第1の折り戸においては、
その左右の戸部材12、14を、該戸部材の円弧状の側
面12a、14aを一部に含む円筒70の軸芯を中心に
互いに回動させて、図3に示したように、V字状に重ね
折りしたり、図1に示したように、平面状に展開したり
した場合に、その左右の戸部材の対向する側面12a、
14a間の隙間50を、図4に示したように、外方に向
けてラッパ状に広く開口させた形状に保持し続けること
ができる。そして、折り戸の開閉時に、その隣合う左右
の戸部材の対向する側面12a、14a間の隙間50に
手等を挟んで負傷する危険性をなくすことができる。
【0025】また、左右の戸部材12、14を、該戸部
材の円弧状の側面12a、14aを一部に含む円筒70
の軸芯を中心に、歪みのない正確な円弧状の移動軌跡を
描かせて、スムーズに互いに回動させることができる。
【0026】また、その左右の戸部材の対向する円弧状
の側面12a、14aの外方に歯部110の先端を突出
させた歯車片100であって、互いに噛合させた歯車片
100を介して、左右の戸部材の対向する側面12a、
14a間に適度な隙間50をあけることができる。そし
て、その歯車片100及びアーム80を介して互いに連
結した左右の戸部材12、14を、該戸部材の円弧状の
側面12a、14aを一部に含む円筒70の軸芯を中心
に、互いに回動させた際に、その左右の戸部材の対向す
る側面12a、14aが衝突し合ったり接触し合ったり
するのを防ぐことができる。
【0027】図5と図6は本発明の第2の折り戸の好適
な実施の形態を示し、図5はその折り戸の連結箇所の拡
大平面図、図6はその折り戸の連結箇所の拡大側面図で
ある。以下に、この第2の折り戸を説明する。
【0028】図の第2の折り戸では、その左右の戸部材
の端面12b、14bに歯車片100を持った帯板12
0を備えずに、その左右の戸部材の対向する円弧状の側
面12a、14aに沿って、耐磨耗性プラスチック等の
可撓性部材からなる帯板150をそれぞれ巻き付けてい
る。そして、その帯板150の左右の端部を、戸部材1
2、14に木ねじ152等を用いてそれぞれ固着してい
る。
【0029】左右の戸部材の対向する円弧状の側面12
a、14aに沿って巻き付けた帯板150表面には、平
歯車用の複数の歯部110を所定ピッチで横に並べて突
設している。そして、その左右の戸部材の対向する円弧
状の側面12a、14aに沿って、平歯車の一部を構成
する複数の歯部110を持つ歯車片100を約1/2の
円形状にそれぞれ突出形成している。そして、その左右
の戸部材の対向する円弧状の側面12a、14aに突出
形成した歯車片100を、所定クリアランスをあけて互
いに噛合させている。そして、その歯車片100及びア
ーム80を介して、左右の戸部材12、14を互いに連
結している。そして、その左右の戸部材12、14を、
その内側又は外側のいずれにもV字状に折り曲げ可能に
構成している。
【0030】その他は、前述図1と図2に示した第1の
折り戸と同様に構成していて、この第2の折り戸におい
ては、前述第1の折り戸と同様にして、左右の戸部材1
2、14を、該戸部材の円弧状の側面12a、14aを
一部に含む円筒70の軸芯を中心に互いに回動させて、
図7に示したように、V字状に重ね折りしたり、図5に
示したように、平面状に展開したりした場合に、その左
右の戸部材の対向する側面12a、14a間の隙間50
を、図4に示したように、外方に向けてラッパ状に広く
開口させた形状に保持し続けることができる。そして、
折り戸の開閉時に、隣合う左右の戸部材の対向する側面
12a、14a間の隙間50に手等を挟んで負傷する危
険性をなくすことができる。
【0031】また、左右の戸部材12、14を、該戸部
材の円弧状の側面12a、14aを一部に含む円筒70
の軸芯を中心に、歪みのない正確な円弧状の移動軌跡を
描かせて、スムーズに互いに回動させることができる。
【0032】また、その左右の戸部材の対向する円弧状
の側面12a、14aに沿って突出形成した歯車片10
0であって、互いに噛合させた歯車片100を介して、
左右の戸部材の対向する側面12a、14a間に適度な
隙間50をあけることができる。そして、その歯車片1
00及びアーム80を介して互いに連結した左右の戸部
材12、14を、該戸部材の円弧状の側面12a、14
aを一部に含む円筒70の軸芯を中心に、互いに回動さ
せた際に、その左右の戸部材の対向する側面12a、1
4aが衝突し合ったり接触し合ったりするのを防ぐこと
ができる。
【0033】なお、図1と図2に示した第1の折り戸に
おいては、帯板120の先端に、平歯車用の複数の歯部
110を所定ピッチで約1/2の円形状に並べて備えて
なる歯車片100を設けても良い。そして、その帯板先
端の歯車片100を、戸部材の円弧状の側面12a、1
4a近くの左右の戸部材の端面12b、14bの周縁部
分の全長に亙って、約1/2の円形状にそれぞれ備えて
も良い。そして、その歯車片100及びアーム80を介
して、左右の戸部材12、14を互いに連結しても良
い。そして、その左右の戸部材12、14を、その内側
又はその外側のいずれにもV字状に折り曲げ可能な構造
に形成しても良い。そして、折り戸を、表裏のない構造
として、支持枠10への折り戸の装着作業の容易化を図
っても良い。
【0034】また、図5と図6に示した第2の折り戸に
おいては、平歯車用の複数の歯部110を表面に所定ピ
ッチで並べて備えてなる帯板150を、左右の戸部材の
円弧状の側面12a、14aのほぼ中央部からその左右
いずれか一方の外側縁部分に亙って、約1/4の円形状
にそれぞれ備えても良い。そして、その歯車片100及
びアーム80を介して、左右の戸部材12、14を互い
に連結しても良い。そして、その左右の戸部材12、1
4を、内側又は外側のいずれか一方にV字状に折り曲げ
可能な構造に形成しても良い。そして、複数の歯部11
0を持つ帯板150の短尺化を図っても良い。
【0035】また、第1の折り戸においては、その隣合
う左右の戸部材12、14の対向する側部の上下の端部
を、図1と図2に示したように、アーム80及び歯車片
100を介して、互いに回動可能に連結すると良い。そ
して、その左右の戸部材12、14をその対向する側部
に沿ってスムーズに抵抗なくV字状に重ね折りしたり平
面状に展開したりできるようにすると良い。
【0036】また、第2の折り戸においても、その隣合
う左右の戸部材12、14の対向する側部の上下の端部
を、図5と図6に示したように、アーム80及び歯車片
100を介して、互いに回動可能に連結すると良い。そ
して、その左右の戸部材12、14をその対向する側部
に沿ってスムーズに抵抗なくV字状に重ね折りしたり平
面状に展開したりできるようにすると良い。
【0037】加えて、第2の折り戸において、その隣合
う左右の戸部材12、14の側部が長尺に形成されてい
る場合には、その左右の戸部材12、14の対向する円
弧状の側面12a、14aの中途部に沿っても、複数の
歯部110を持つ歯車片100をそれぞれ突出形成する
と良い。そして、その歯車片100を介して、その左右
の戸部材12、14の対向する側部の中途部をも、互い
に回動可能に連結すると良い。そして、その左右の戸部
材12、14をその対向する側部の全長に亙って歪みの
ない正確な円弧状を描かせてスムーズにV字状に重ね折
りしたり平面状に展開したりできるようにすると良い。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1又は
第2の折り戸によれば、該折り戸の開閉の際に、その隣
合う左右の戸部材の対向する側面間の隙間に、幼児等が
手を挟んで負傷するのを確実に防ぐことができる。
【0039】また、その歯車片及びアームを介して連結
した隣合う左右の戸部材を、歪みのない正確な円弧状の
移動軌跡を描かせて、その左右の戸部材の対向する側部
に沿ってスムーズに抵抗なく互いに円滑に回動させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の折り戸の連結箇所の拡大平面図
である。
【図2】本発明の第1の折り戸の連結箇所の拡大側面図
である。
【図3】本発明の第1の折り戸の連結箇所の動作状態を
示す拡大平面図である。
【図4】本発明の第1又は第2の折り戸の左右の戸部材
の対向する側面間の隙間の形状説明図である。
【図5】本発明の第2の折り戸の連結箇所の拡大平面図
である。
【図6】本発明の第2の折り戸の連結箇所の拡大側面図
である。
【図7】本発明の第2の折り戸の連結箇所の動作状態を
示す拡大平面図である。
【図8】従来の折り戸の動作状態説明図である。
【符号の説明】
10 支持枠 12、14 戸部材 12a、14a 戸部材の対向する円弧状の側面 12b、14b 戸部材の端面 20、22 蝶番 30 ノブ 50 隙間 60 指 70 円筒 72 軸 80 アーム 100 歯車片 110 歯部 120、150 帯板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚の戸部材を重ね折り可能に連結し
    てなる折り戸において、隣合う左右の前記戸部材の対向
    する側面を、その横断面形状が半円状となるように、円
    弧状にそれぞれ膨出形成し、該戸部材の円弧状の側面を
    一部に含む円筒の軸芯に当たる左右の戸部材の端面部分
    に軸をそれぞれ突設して、該左右の戸部材の端面の軸に
    アームの一方の端部とその他方の端部とをそれぞれ回動
    可能に連結し、前記戸部材の円弧状の側面近くの左右の
    戸部材の端面の周縁部分に平歯車の一部を構成する複数
    の歯部を持つ歯車片を、該歯車片の回転中心を前記円筒
    の軸芯に一致させると共に、該歯車片の歯部の先端を前
    記戸部材の円弧状の側面の外方に突出させてそれぞれ備
    えて、該左右の戸部材の端面に備えた歯車片を互いに噛
    合させ、該歯車片及び前記アームを介して、前記左右の
    戸部材を前記筒体の軸芯を中心に互いに回動可能に連結
    したことを特徴とする折り戸。
  2. 【請求項2】 複数枚の戸部材を重ね折り可能に連結し
    てなる折り戸において、隣合う左右の前記戸部材の対向
    する側面を、その横断面形状が半円状となるように、円
    弧状にそれぞれ膨出形成し、該戸部材の円弧状の側面を
    一部に含む円筒の軸芯に当たる左右の戸部材の端面部分
    に軸をそれぞれ突設して、該左右の戸部材の端面の軸に
    アームの一方の端部とその他方の端部とをそれぞれ回動
    可能に連結し、前記左右の戸部材の円弧状の側面に沿っ
    て、平歯車用の複数の歯部が表面に所定ピッチで横に並
    べて突設された可撓性部材からなる帯板をそれぞれ巻き
    付けて、前記左右の戸部材の円弧状の側面に平歯車の一
    部を構成する複数の歯部を持つ歯車片をそれぞれ突出形
    成して、該左右の戸部材の側面の歯車片を互いに噛合さ
    せ、該歯車片及び前記アームを介して、前記左右の戸部
    材を前記筒体の軸芯を中心に互いに回動可能に連結した
    ことを特徴とする折り戸。
JP8203295A 1996-07-11 1996-07-11 折り戸 Pending JPH1025970A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014105485A (ja) * 2012-11-27 2014-06-09 Yoshihiro Noto 折戸
CN104420751A (zh) * 2013-08-20 2015-03-18 李祯祥 折门用的铰链装置
KR20190046042A (ko) * 2017-10-25 2019-05-07 주식회사 삼원인더스트리 접이식 도어

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