JPH10259323A - 粉体塗料組成物 - Google Patents

粉体塗料組成物

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JPH10259323A
JPH10259323A JP6479297A JP6479297A JPH10259323A JP H10259323 A JPH10259323 A JP H10259323A JP 6479297 A JP6479297 A JP 6479297A JP 6479297 A JP6479297 A JP 6479297A JP H10259323 A JPH10259323 A JP H10259323A
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JP
Japan
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polymer
epoxy resin
layer
monomer
powder coating
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Application number
JP6479297A
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English (en)
Inventor
Masayoshi Hanabusa
正良 花房
Yasuyuki Takeda
恭幸 武田
Hidenori Nozawa
英則 野澤
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Tohto Kasei Co Ltd
Original Assignee
Tohto Kasei Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 少なくとも1層がゴム状重合体からなる多層
構造重合体微粒子を2〜30重量%均一に分散された、
エポキシ当量が500g/eq〜2000g/eqで軟
化点が60℃〜150℃の常温で固体の多層構造重合体
微粒子分散エポキシ樹脂を必須の成分とする粉体塗料組
成物。 【効果】 本発明の粉体塗料樹脂組成物は、エポキシ樹
脂硬化塗膜の応力緩和特性を向上させた、密着性、低温
域での耐衝撃性及び耐屈曲性、耐食性に優れた塗膜が得
られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエポキシ樹脂に多層構造
重合体微粒子成分を均一に配合させることによって、エ
ポキシ樹脂硬化塗膜の応力緩和特性を向上させたもので
あり、エポキシ樹脂の特徴である耐食性、耐熱性、耐薬
品性を保持したまま密着性、低温域での耐衝撃性及び耐
屈曲性に優れた粉体塗料組成物に関する物である。
【0002】
【従来の技術】エポキシ樹脂系粉体塗料は鉄骨や鉄筋に
塗装される重防食被覆をはじめとして家電製品や鋼製家
具等の美装皮膜、保護皮膜さらには電気部品、電子部品
の絶縁被膜を目的とした用途に環境汚染の少ない塗装方
法として幅広く用いられている。これらは、エポキシ樹
脂の密着力、防錆力、及び電気特性に優れていることに
よる物であるが、これと同時にエポキシ樹脂硬化物は堅
くて脆く、機械的、或いは熱的衝撃に弱く、高温でのエ
ポキシ樹脂の硬化後の冷却による内部応力が発生する等
の短所があり、これらの解決のために各種エラストマー
を用いることによってエポキシ樹脂を改質する手法が行
われている。
【0003】この改質方法として、特開昭55−927
50号公報にはカルボキシル末端ブタジエンーアクリロ
ニトリル共重合体(CTBN)による方法が開示されて
いる。これはエポキシ樹脂中にCTBNを反応、固定化
したしたものであり、硬化時にエポキシ樹脂成分の連続
相にCTBNが析出して分散相となったいわゆる海島構
造を形成させるものであるが、硬化剤の種類又は硬化条
件によって変化することから再現性が得られないという
問題があった。またこの方法により改質されたエポキシ
樹脂の硬化物はガラス転移温度が低下することやエラス
トマーとして用いる成分に不飽和二重結合を多く含むこ
とから、機械的な衝撃性には効果を与えても高温耐熱性
が劣ったり、低温域での耐衝撃性や耐屈曲性が劣り、十
分に対応できていない。
【0004】他の改質方法として、特公昭51−449
73号公報、特開昭62−60361号公報、特開昭6
2−63369号公報、特開昭64−85215号公
報、特開平2−117948号公報、特開平2−206
656号公報には未硬化のエポキシ樹脂中にアクリル系
重合体微粒子を分散させる方法が提案されている。しか
しこれらの方法では低分子量の液状エポキシ樹脂が得ら
れているが粉体塗料には制限されるものであった。また
特開昭61−69827号公報では重合体を構成する単
量体をエポキシ樹脂中で分散重合する方法が提案されて
いるが、この方法では重合体の分子量が十分に上がら
ず、改質効果が乏しかった。
【0005】さらに特開昭62−22849号公報、特
開昭62−22850号公報、及び特開平8−1838
36号公報ではコア/シェル重合体微粒子を未硬化のエ
ポキシ樹脂中に混合したものである。しかしながら1)
液状エポキシ樹脂には均一に分散できても、固形エポキ
シ樹脂には容易に分散できず工業的にも不利であった
り、2)粉体塗料用に用いた場合、押し出し機等での溶
融混練工程を経てもコアー/シェル重合体微粒子の分散
が不十分であったり、3)溶媒中で分散した場合は、重
合体成分が凝集して分散が不十分となったり、溶媒で膨
潤した結果、改質効果が乏しいばかりか、エポキシ樹脂
本来の性能が発揮できないなど問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は上記の点
に鑑み種々検討した結果、多層構造重合体微粒子を均一
に分散した常温で固体のエポキシ樹脂を用いることによ
り、効率的に改質された被覆用途に有用なエポキシ樹脂
系粉体塗料被膜を形成することを見出し、本発明を完成
したのである。すなわち本願発明はエポキシ樹脂硬化物
の持つ強度や耐熱性及び耐食性を犠牲とすることなくエ
ポキシ樹脂硬化物の応力緩和をはかることにより、密着
性、低温域での耐衝撃性及び耐屈曲性に優れた機械的及
び熱的な衝撃性に優れたエポキシ樹脂系粉体塗料を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決する為の手段】本発明の要旨は、少なくと
も1層がゴム状重合体からなる多層構造重合体微粒子を
2〜30重量%均一に分散された、エポキシ当量が50
0〜2000g/eqで軟化点が60〜150℃の常温
で固体の多層構造重合体微粒子分散エポキシ樹脂を必須
の成分とする粉体塗料組成物である。特に多層構造重合
体微粒子は、Tgが0℃以下のゴム状重合体とTgが4
0℃以上のガラス状重合体からなる2層以上の多層構造
で、且つゴム状重合体の比率が30〜90重量%であ
り、粒子径が0.1〜2μmであることが好ましく、さ
らに常温で液状のエポキシ樹脂にその多層構造重合体微
粒子を室温〜200℃、好ましくは100〜170℃に
加温して均一に分散せしめた後、鎖長延長剤と触媒の存
在下に反応せしめて得られる常温で固体のエポキシ樹脂
を必須の成分とすることを特徴とする粉体塗料組成物で
ある。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明に用いられる多層構造重合体微粒子はゴム状重合
体と、ガラス状重合体とから2層以上の構造を有し、ゴ
ム状重合体とガラス状重合体は交互に層を形成してな
り、最外層はガラス状重合体により被覆されていること
が好ましい。この多層構造重合体微粒子の製造方法は特
開昭62−22849号公報、特開平8−48704号
公報に記載されているように既に良く知られている。
【0009】まず2層構造重合体微粒子としては1層目
がゴム状重合体であって、2層目がガラス状重合体から
なる。この製法としてはまず1層目のゴム状重合体を形
成する単量体を乳化重合等の公知の重合法によって重合
し1層目のゴム状重合体を製造する。次いで生成したゴ
ム状重合体に、ガラス状重合体を形成する単量体を添加
して連続に重合してゴム状重合体表面に2層目のガラス
重合体を形成する。得られた2層構造重合体微粒子は重
合の際に供した水媒体等を含むため遠心脱水や乾燥して
粉末とする。この1層目のゴム状重合体としてはエポキ
シ樹脂硬化物の内部応力を緩和するためにガラス転移温
度が0℃以下のものが好ましく、更に好ましくは−10
℃以下のものである。ガラス転移温度が0℃より高いも
のでは本発明の目的とする応力緩和効果が得られない。
【0010】この1層目の乳化重合に於いて用いるゴム
状重合体を形成する単量体の主要成分としては共役ジエ
ン又はアルキルアクリレート又はこれらの混合物が好ま
しい。共役ジエンとしてはブタジエン、イソプレン等が
挙げられ、特にブタジエンが好ましい。アルキルアクリ
レートとしてはエチルアクリレート、プロピルアクリレ
ート、ブチルアクリレート等が挙げられ、特にブチルア
クリレートが好ましい。この1層目の重合に於いては上
記共役ジエン、またはアルキルアクリレート、またはこ
れらの混合物と共に、これらと共重合可能な単量体を共
重合させることもでき、例えばスチレン、ビニルトルエ
ン等の芳香族ビニル、アクリロニトリル、メタクリロニ
トリル等のシアン化ビニリデンやアルキルメタクリレー
ト、芳香族メタクリレート等を共重合させることもでき
る。またエポキシ基、カルボキシル基、水酸基、アミノ
基等の官能基を持った単量体を共重合させることもで
き、例えばグリシジルメタクリレート、アクリル酸、メ
タクリル酸、2−ヒドロキシアクリレート、2−ヒドロ
キシメタクリレート等が挙げられる。
【0011】1層目の重合において、架橋単量体及びグ
ラフト単量体の使用は必須であり、このことにより液状
エポキシ樹脂中での良好な分散を得ることができる。架
橋単量体はビニル基等の複数の同種の重合性を有してお
り、グラフト単量体はアリル基とアクリロイル基の組み
合わせのように反応性の異なる複数の重合性基を有し、
これらが反応に関与するものである。上記架橋単量体と
してはジビニルベンゼン、エチレングリコールジアクリ
レート、ブチレングリコールジアクリレート、エチレン
グリコールジメタクリレート、ヘキサンジオールジアク
リレート、ヘキサンジオールジメタクリレート、トリメ
チロールプロパントリアクリレート、トリメチロールプ
ロパントリメタクリレート、等を挙げることができ、特
にブチレングリコールジアクリレート、ヘキサンジオー
ルジアクリレートが好ましい。このような架橋単量体は
1層目の重合において用いる全単量体の0.2〜10重
量%の範囲で用いることができる。0.2重量%以下で
はエポキシ樹脂との分散性が低下し、また10重量%を
越えるとゴム状重合体としての特性が失われる場合があ
る。
【0012】グラフト単量体としてはアリルアクリレー
ト、アリルメタクリレート、ジアリルマレエート等のア
リルエステル類が挙げられる。このようなグラフト単量
体は1層目の重合において用いる全単量体の0.2〜1
0重量%の範囲で用いることができる。0.2重量%以
下ではエポキシ樹脂との分散性が低下し、また10重量
%を越えるとゴム状重合体としての特性が失われる場合
がある。
【0013】次に2層目の合成は1層目の重合体を調整
した後、その存在下にガラス状重合体を形成する単量体
を用いて行われ、ガラス転移温度が40℃以上、より好
ましくは60℃以上のガラス状重合体を最外殻に形成さ
せる。ガラス状重合体を形成する単量体としてはメチル
メタクリレート、アクリロニトリル、メタクリロニトリ
ル、スチレン、メチルスチレン、ジメチルスチレン、p
−フェニルスチレン、p−クロルスチレン等が挙げられ
るが、特にメチルメタクリレート、スチレンが好まし
い。また、これらガラス状重合体を形成する単量体と共
重合可能な単量体を用いることもできる。例えばエチル
アクリレート、ブチルアクリレート等のアルキルアクリ
レート類、エチルメタクリレート、ブチルメタクリレー
ト等のアルキルメタクリレート類等が挙げられる。また
エポキシ基、カルボキシル基、水酸基、アミノ基等の官
能基を持った単量体を共重合させることができる。例え
ばグリシジルメタクリレート、アクリル酸、メタクリル
酸、マレイン酸、2−ヒドロキシメタクリレート等が挙
げられる。
【0014】さらに2層目の重合においても前記した架
橋単量体を用いることができる。架橋単量体を用いる場
合は、架橋単量体を2層目に用いる全単量体の0.1〜
5重量%の範囲で用いるとより一層高い分散性を有する
多層構造重合体を得ることができる。多層構造重合体の
製造における重合開始剤としては、通常の乳化重合に用
いるもので良く、過硫酸ナトリウム、過硫酸カリウム、
4,4’−アゾビス−4−シアノバレリン酸、2,2’
−アゾビス(2−アミジノプロパン)二塩酸塩、有機過
酸化物類などが挙げられる。また重合に用いる界面活性
剤としてはドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ナ
トリウムジオクチルスルホサクシネート等のアニオン性
界面活性剤、ポリオキシエチレンモノステアレート等の
ノニオン性界面活性剤を挙げることができる。本発明に
用いる多層構造重合体は、従来より公知の乳化重合法に
てラテックスを製造し、これを凍結融解して重合体を分
離した後、遠心脱水、乾燥して粉体として取り出すこと
ができる。
【0015】次に3層構造重合体微粒子としては、1層
目がガラス状重合体、2層目がゴム状重合体、最外殻の
3層目がガラス状重合体からなる。このような3層構造
重合体微粒子は前記した2層構造重合体微粒子よりも分
散性が向上することがある。3層構造重合体微粒子の製
造法として、まず1層目のガラス状重合体としてはガラ
ス状重合体を形成する単量体を用いて行われ、ガラス転
移温度が40℃以上、より好ましくは60℃以上のガラ
ス状重合体を1層目に形成させる。ガラス状重合体を形
成する単量体としてはメチルメタクリレート、アクリロ
ニトリル、メタクリロニトリル、スチレン、メチルスチ
レン、ジメチルスチレン、p−フェニルスチレン、p−
クロルスチレン等が挙げられるが、特にメチルメタクリ
レート、スチレンが好ましい。これらガラス状重合体を
形成する単量体と共重合可能な単量体を用いることもで
きる。例えばエチルアクリレート、ブチルアクリレート
等のアルキルアクリレート類、エチルメタクリレート、
ブチルメタクリレート等のアルキルメタクリレート類等
が挙げられる。またエポキシ基、カルボキシル基、水酸
基、アミノ基等の官能基を持った単量体を共重合させる
ことができる。例えばグリシジルメタクリレート、アク
リル酸、メタクリル酸、マレイン酸、2−ヒドロキシメ
タクリレート等が挙げられる。1層目の重合において共
重合単量体として、架橋単量体及びグラフト単量体を使
用することができる。架橋単量体は前記したものが使用
でき、1層目の重合において用いる全単量体の0.2〜
10重量%の範囲で用いることができる。グラフト単量
体としても前記したものが使用でき、1層目の重合にお
いて用いる全単量体の0.2〜10重量%の範囲で用い
ることができる。
【0016】次に2層目の重合は1層目の重合体の存在
下、ゴム状重合体を形成する単量体を用いて行われる。
2層目のゴム状重合体としてはエポキシ樹脂硬化物の内
部応力を緩和するためにガラス転移温度が0℃以下のも
のが好ましく、更に好ましくは−10℃以下のものであ
る。ガラス転移温度が0℃より高いものでは本発明の目
的とする応力緩和効果が得られない。ゴム状重合体を形
成する単量体の主要成分としては共役ジエン又はアルキ
ルアクリレート又はこれらの混合物が好ましい。共役ジ
エンとしてはブタジエン、イソプレン等が挙げられ、特
にブタジエンが好ましい。アルキルアクリレートとして
はエチルアクリレート、プロピルアクリレート、ブチル
アクリレート等が挙げられ、特にブチルアクリレートが
好ましい。
【0017】この2層目の重合に於いては上記共役ジエ
ン、またはアルキルアクリレート、またはこれらの混合
物と共に、これらと共重合可能な単量体を共重合させる
こともでき、例えばスチレン、ビニルトルエン等の芳香
族ビニル、アクリロニトリル、メタクリロニトリル等の
シアン化ビニリデンやアルキルメタクリレート、芳香族
メタクリレート等を共重合させることもできる。またエ
ポキシ基、カルボキシル基、水酸基、アミノ基等の官能
基を持った単量体を共重合させることもでき、例えばグ
リシジルメタクリレート、アクリル酸、メタクリル酸、
2−ヒドロキシアクリレート、2−ヒドロキシメタクリ
レート等が挙げられる。2層目の重合において、架橋単
量体及びグラフト単量体の使用は必須であり、このこと
により液状エポキシ樹脂中での良好な分散を得ることが
できる。架橋単量体は前記したものが使用でき、2層目
の重合において用いる全単量体の0.2〜10重量%の
範囲で用いることができる。グラフト単量体としても前
記したものが使用でき、2層目の重合において用いる全
単量体の0.2〜10重量%の範囲で用いることができ
る。
【0018】最外殻の3層目のガラス状重合体としては
ガラス状重合体を形成する単量体を用いて行われ、ガラ
ス転移温度が40℃以上、より好ましくは60℃以上の
ガラス状重合体を3層目に形成させる。ガラス状重合体
を形成する単量体としては1層目と同様の単量体を用い
ることができる。3層目の重合においても共重合単量体
として、架橋単量体を使用することができる。架橋単量
体は前記したものが使用でき、3層目の重合において用
いる全単量体の0.1〜5重量%の範囲で用いることで
より一層高い分散性を有する多層構造重合体微粒子を得
ることができる。
【0019】本発明で用いる多層構造重合体は4層以上
であっても良い。ただしゴム状重合体からなる層が少な
くとも1層以上存在しなければならない。また最外殻層
はガラス状重合体からなることが好ましい。また全重合
体に占めるゴム状重合体の割合は30〜90重量%の範
囲であり、30重量%より少ないときは改質効果が乏し
く、また90重量%より多いときはエポキシ樹脂に分散
させることが困難となる。さらにエポキシ樹脂に対する
分散性を向上させるために滑剤、または無機粒子を添加
してもよい。本発明で用いる多層構造重合体は、従来よ
り公知の乳化重合法にてラテックスを製造し、これを凍
結融解して重合体を分離した後、遠心脱水、乾燥して粉
体として取り出すことができる。このようにして製造さ
れた多層構造重合体微粒子の粒子径は0.1〜2μmで
ある。
【0020】次に本発明の、多層構造重合体微粒子を均
一に分散した常温で固体のエポキシ樹脂は、まず液状の
エポキシ樹脂に多層構造重合体を均一に分散させた後、
鎖長延長剤を反応させて得られるものである。本発明で
用いる液状エポキシ樹脂は、室温で液状であり、実質的
に1分子中にエポキシ基を2個以上有するものであれば
良く、例えばビスフェノールA、及びビスフェノールF
のビスフェノール類等のジグリシジルエーテル類、ポリ
エチレングリコール、ポリプロピレングリコール等のア
ルコールのポリグリシジルエーテル類、ヘキサヒドロフ
タル酸、ダイマー酸等のポリグリシジルエステル類、水
素化ビスフェノールAのジグリシジルエーテル、3,4
−エポキシシクロヘキシルメチル−3’,4’−エポキ
シシクロヘキシルカルボキシレート等の脂環式エポキシ
化合物が挙げられ、特にビスフェノール類のジグリシジ
ルエーテルが好ましい。またこれらの1種、または数種
類を混合して用いてもよい。
【0021】液状のエポキシ樹脂に前記した多層構造重
合体微粒子を分散させる方法としては、予めエポキシ樹
脂を室温〜200℃、好ましくは100〜170℃に加
温して、比較的簡易的な撹拌装置で、0.5時間〜4時
間撹拌することで分散させることができる。ここでの攪
拌装置としてはスクリュウー型、アンカー型等の撹拌翼
を使用する低速回転型撹拌機で均一に分散することがで
き、工業的にも有利となる。さらに効率よく分散を行う
ために、ファンタービン、ファウドラー型等の撹拌翼を
使用する中速回転型撹拌機、さらにホモミキサー、ホモ
ジェッター、プラネタリーミキサー、三本ロール等を前
記の一般的撹拌機の使用前後に用いてもよい。
【0022】本発明において、液状エポキシ樹脂に分散
する多層構造重合体微粒子の混合割合は多層構造重合体
微粒子が3〜60重量%の範囲が好ましい。3重量%未
満では改質効果が乏しく、逆に60重量%を越えると実
質的に分散が不可能となる場合がある。
【0023】本発明においては通常のエポキシ樹脂の場
合と同様に鎖長延長剤を添加しても良い。鎖長延長剤と
は、エポキシ樹脂と反応して分子量を増大させるもので
あり、エポキシ樹脂と反応する官能基を1分子中実質的
に2個以上有するものであれば良く、例えばレゾルシ
ン、ハイドロキノン、カテコール、ビスフェノールA、
ビスフェノールF、ビフェノール等の2価のフェノール
類、フェノールノボラック樹脂、オルソクレゾールノボ
ラック樹脂、ポリオール類、ポリエステルポリオール
類、ポリエーテルポリオール類、多塩基酸類、水添ビス
フェノールAとヘキサヒドロフタル酸無水物の付加物、
酸性ポリエステル樹脂等が挙げられ、中でもビスフェノ
ール類が特に好ましい。これら鎖長延長剤により重付加
反応させるときの反応触媒としては、トリエチルアミ
ン、ベンジルジメチルアミン、等の第3アミン類、2−
メチルイミダゾール、2−メチル4−エチルイミダゾー
ル、等のイミダゾール類、水酸化カリウム、水酸化ナト
リウム等の水酸化アルカリ金属類、ベンジルトリメチル
アンモニウムクロライド、テトラアンモニウムクロライ
ド、等の4級アンモニウム塩類、トリフェニルホスフィ
ン、トリブチルホスフィン等のホスフィン類、n−ブチ
ルトフェニルホスホニウムブロマイド等のホスホニウム
塩類が挙げられ、その使用量は鎖長延長剤に対して10
ppm〜5000ppmの範囲で用い、100〜250
℃、好ましくは120〜200℃で1〜10時間反応さ
せて、常温で固体の多層構造重合体微粒子分散エポキシ
樹脂を得ることができる。
【0024】本発明の多層構造重合体微粒子を均一に分
散した、常温で固体のエポキシ樹脂は、多層構造重合体
微粒子を2重量%〜30重量%、より好ましくは8〜2
5重量%含有し、エポキシ当量が500〜2000g/
eq、より好ましくは600〜1200g/eq、軟化
点が60〜150℃、より好ましくは80〜120℃の
範囲であることが好ましい。多層構造重合体微粒子の含
有量が2重量%未満では目的とする耐衝撃性、応力緩和
性に優れた塗膜が得られず、30重量%を越えると樹脂
の溶融粘度が極端に上昇し、塗膜の仕上がり外観が悪い
ばかりか、目的とする性能が低下する問題がある。
【0025】本発明の粉体塗料に使用されるエポキシ樹
脂はエポキシ当量が500〜2000g/eqである。
エポキシ当量が500g/eq未満の場合は、エポキシ
樹脂相の分子量が小さいため、これを使った塗膜は強靱
性に乏しく重合体の改質効果が半減する。逆に2000
g/eqを越える場合は樹脂の溶融粘度が極端に高くな
り、塗膜の仕上がり外観が悪化する。また該エポキシ樹
脂は軟化点が60〜150℃である。軟化点が60℃未
満では樹脂がブロッキングし易く、これを用いた粉体塗
料も貯蔵安定性に欠けるものとなる。反対に150℃を
越えると溶融粘度が高く、粉体塗料の製造過程における
溶融混練工程で他成分との混合が不均一となり塗膜の性
能が低下する問題がある。
【0026】次に本発明に用いられる硬化剤としてはエ
ポキシ樹脂系粉体塗料に用いられる公知の硬化剤を使用
することができ、酸無水物類、アミン類、ポリアミド樹
脂、ジシアンジアミド、フェノールノボラック樹脂、オ
ルソクレゾールノボラック樹脂、カルボキシル末端ポリ
エステル樹脂、ジヒドラジド類、イミダゾール類、三フ
ッ化ホウ素のアミン錯体等が挙げられる。その配合量は
多層構造重合体微粒子分散エポキシ樹脂のエポキシ当量
に応じて化学量論的に適宜その量が決まる。
【0027】本発明の組成物には多層構造重合体微粒子
分散エポキシ樹脂、硬化剤以外に、本発明の特性を損な
わない範囲で従来粉体塗料に一般的に用いられる芳香族
エポキシ樹脂、脂環族エポキシ樹脂等、他のエポキシ樹
脂を配合することができ、またその使用目的に応じて顔
料、充填剤、流動調整剤、触媒等の添加剤を配合するこ
とができる。さらにエクストルーダー等で溶融混練し、
冷却後微粉砕することによって粉体塗料を得ることがで
きる。本発明の粉体塗料組成物により塗装素材に塗膜を
形成させる方法としては、流動浸漬法、静電流動浸漬
法、ホットスプレー法、静電スプレー法等一般の粉体塗
装方法のいずれでも容易に塗膜を形成することができ
る。次に、参考例、実施例及び比較例により本発明を更
に詳細に説明するが、本発明はこれら実施例によって限
定されるものではない。
【0028】
【実施例及び比較例】
[参考例1]2層構造重合体微粒子(a)の製造例 窒素吹き込み口、温度計、及び還流冷却管のついた1リ
ットルのガラス製容器にイオン交換水を40g、界面活
性剤としてドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムを
0.1g仕込み、窒素ガスを吹き込みながら撹拌し、7
0℃に昇温した。次いでエチルアクリレートを4g、重
合触媒として過硫酸ナトリウムを0.4g添加して1時
間反応を行い、イオン交換水を200g投入してシード
ラテックスとした。次に過硫酸ナトリウムを6.0g添
加し、以下の1層目乳化液を3時間かけて滴下し、さら
に90℃まで昇温して1時間撹拌して一層目のゴム状重
合体を形成した。 (1層目乳化液) ブチルアクリレ−ト 290.0g 1,4−ブチレンジアクリレート 1.5g アリルメタクリレート 6.0g ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム 10.0g イオン交換水 115.0g 次に70℃に冷却して2層目の重合を行った。過硫酸ナ
トリウムを0.2g添加し、以下の2層目乳化液を3時
間かけて滴下し、さらに90℃に昇温し1時間反応を行
った。 (2層目乳化液) メチルメタクリレ−ト 90.0g エチルアクリレート 10.0g ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム 0.4g イオン交換水 75.0g 反応終了後室温まで冷却し、300メッシュ金網で濾過
した。次いで−30℃で一旦凍結させ、融解後、遠心脱
水し、乾燥して2層構造重合体微粒子(a)を得た。平
均粒子径は0.6μmであった。 なおこの1層目、及
び2層目の乳化液を各々単独に重合、精製、脱水、乾燥
して得られた重合体のTgは1層目重合体が−35℃、
2層目重合体が105℃であった。
【0029】[参考例2]3層構造重合体微粒子(b)
の製造例 窒素吹き込み口、温度計、及び還流冷却管のついた1リ
ットルのガラス製容器にイオン交換水を40g、界面活
性剤としてドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムを
0.1g仕込み、窒素ガスを吹き込みながら撹拌し、7
0℃に昇温した。次いでメチルメタクリレートを11.
2g、重合触媒として過硫酸ナトリウムを0.2g添加
して1時間反応を行い、イオン交換水を200g投入し
てシードラテックスとした。次に過硫酸ナトリウムを
3.0g添加し、以下の1層目乳化液を3時間かけて滴
下し、さらに90℃まで昇温して1時間撹拌して1層目
のガラス状重合体を形成した。 (1層目乳化液) スチレン 119.0g ジビニルベンゼント 10.0g アリルメタクリレート 7.0g ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム 5.0g イオン交換水 100.0g 次に70℃に冷却して2層目の重合を行った。過硫酸ナ
トリウムを0.2g添加し、以下の2層目乳化液を3時
間かけて滴下し、さらに90℃に昇温して1時間反応を
行った。 (2層目乳化液) ブチルアクリレ−ト 188.0g 1,4−ブチレンジアクリレート 4.0g アリルメタクリレート 8.0g ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム 10.0g イオン交換水 115.0g 次に70℃に冷却して3層目の重合を行った。過硫酸ナ
トリウムを0.2g添加し、以下の3層目乳化液を3時
間かけて滴下し、さらに90℃に昇温して1時間反応を
行った。 (3層目乳化液) メチルメタクリレ−ト 72.0g エチルアクリレート 17.1g 1,4−ブチレンジアクリレート 1.0g ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム 0.4g イオン交換水 45.0g 反応終了後室温まで冷却し、300メッシュ金網で濾過
した。次いで−30℃で一旦凍結させ、融解後、遠心脱
水し、乾燥して3層構造重合体微粒子(b)を得た。平
均粒子径は1.1μmであった。なおこの1層目、2層
目、及び3層目の乳化液を各々単独に重合、精製、脱
水、乾燥して得られた重合体のTgは1層目重合体が9
5℃、2層目重合体が−40℃、3層目重合体が110
℃であった。
【0030】[実施例1]窒素吹き込み口、温度計、及
び冷却管のついた1リットルのガラス製容器に「YD−
128」(東都化成(株)製ビスフェノールA型液状エ
ポキシ樹脂、エポキシ当量:187g/eq)を500
g仕込み、スリーワンモーターにファンタービン型撹拌
翼をセットして、窒素ガスを吹き込みながら150℃ま
で昇温、撹拌した。攪拌装置の回転数を400rpmに
して[参考例1]で得た2層構造重合体微粒子(a)の
100gを徐々に添加して、同温度で3時間撹拌し、乳
白色の均一な分散液状樹脂を得た。次にビスフェノール
Aを183g仕込み昇温し、次いで反応触媒としてn−
ブチルトリフェニルホスホニウムブロマイドを0.2g
添加し、170℃で4時間反応して、エポキシ当量75
5g/eq、軟化点91℃の多層構造重合体微粒子分散
エポキシ樹脂[A]を得た。なお多層構造重合体の含有
量は約12.8%である。
【0031】[実施例2]ビスフェノールAを205g
に変更した以外は、[実施例1]と同様に合成して、エ
ポキシ当量950g/eq、軟化点102℃の多層構造
重合体微粒子分散エポキシ樹脂[B]を得た。なお多層
構造重合体の含有量は12.5%である。
【0032】[実施例3]2層構造重合体微粒子(a)
を200gに変更した以外は、[実施例1]と同様に合
成して、エポキシ当量850g/eq、軟化点99℃の
多層構造重合体微粒子分散エポキシ樹脂[C]を得た。
なお多層構造重合体の含有量は22.7%である。
【0033】[実施例4]多層構造重合体を[参考例
2]で得た3層構造重合体微粒子(b)に変更した以外
は、[実施例2]と同様に合成して、エポキシ当量95
0g/eq、軟化点101℃の多層構造重合体微粒子分
散エポキシ樹脂[D]を得た。なお多層構造重合体の含
有量は12.5%である。
【0034】[実施例5]〜[実施例8]及び[比較例
1]〜[比較例2] 表1に示す配合組成の混合物をヘンシェルミキサーでド
ライブレンドし、次いで二軸エクストルーダーを使用し
樹脂温度120℃〜140℃で溶融混練し、冷却後、微
粉砕して粉体塗料を得た。得られた粉体塗料を200℃
に余熱したリン酸亜鉛処理鋼板(0.8×70×150
mm、耐屈曲性試験のみ0.3×50×150mm)
に、静電吹き付け塗装機で膜厚が300ミクロンになる
よう塗布し、同温度で20分間焼き付けて試験片を作成
した。こうして得られた塗膜について諸性能を調べた。
その結果は表1に示すとおりであった。なお表1中のY
D−904は東都化成(株)製ビスフェノールA型固形
エポキシ樹脂(エポキシ当量:エポキシ当量:950g
/eq、軟化点:102℃)である。また流れ調整剤と
してはアクロナール4F(BASFジャパン株式会社
製)を使用した。
【0035】試験方法及び評価は次のとおりである。 光沢…光沢計での60゜鏡面反射率(%) エリクセン…エリクセン絞り出し機で塗膜に亀裂が生じ
るまでの押し出し距離(mm)を示した。試 験温度は
20℃と0℃で実施。 耐衝撃性…デュポン衝撃試験機により撃芯1/2イン
チ、荷重1Kg、高さ50cmで試験後の塗膜 の状
態。試験温度は20℃と0℃について実施。 ○異常なし。 ×割れ、はがれ等の異常有り。 耐屈曲性…直径2mmの心棒をセットした屈曲試験器を
用い、急激に180度折り曲げ、塗膜の状態 を調べ
た。試験温度は20℃と0℃について実施。 ○異常なし。 ×割れ、はがれ等の異常有り。 耐食性…塩水噴霧試験1000時間後のクロスカット部
よりのテープ剥離幅。 貯蔵安定性…粉体塗料を40℃の恒温槽で1ヶ月保管し
た後、同様に塗装して耐衝撃性を評価した。
【0036】
【表1】
【0037】
【発明の効果】本発明の粉体塗料樹脂組成物は、エポキ
シ樹脂硬化塗膜の応力緩和特性を向上させた、密着性、
低温域での耐衝撃性及び耐屈曲性、耐食性に優れた塗膜
が得られる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1層がゴム状重合体からなる
    多層構造重合体微粒子が2〜30重量%均一に分散され
    た、エポキシ当量が500〜2000g/eqで軟化点
    が60〜150℃の常温で固体の多層構造重合体微粒子
    分散エポキシ樹脂を必須の成分とする粉体塗料組成物。
  2. 【請求項2】 請求項1項記載の多層構造重合体微粒子
    が、Tgが0℃以下のゴム状重合体とTgが40℃以上
    のガラス状重合体からなる2層以上の多層構造で、且つ
    ゴム状重合体の比率が30〜90重量%であり、粒子径
    が0.1〜2μmであることを特徴とする粉体塗料組成
    物。
  3. 【請求項3】 請求項1項記載の多層構造重合体微粒子
    分散エポキシ樹脂が、常温で液状のエポキシ樹脂に多層
    構造重合体微粒子を均一に分散せしめた後に、鎖長延長
    剤と触媒の存在下に反応せしめて得られる常温で固体の
    エポキシ樹脂であることを特徴とする粉体塗料組成物。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6239215B1 (en) 1998-03-26 2001-05-29 Takeda Chemical Industries, Ltd. Powder coating composition
WO2022004689A1 (ja) * 2020-06-29 2022-01-06 三菱ケミカル株式会社 粉体塗料用多段共重合体およびその製造方法、粉体塗料組成物

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6239215B1 (en) 1998-03-26 2001-05-29 Takeda Chemical Industries, Ltd. Powder coating composition
WO2022004689A1 (ja) * 2020-06-29 2022-01-06 三菱ケミカル株式会社 粉体塗料用多段共重合体およびその製造方法、粉体塗料組成物

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