JPH10258824A - 積載時の荷崩れを抑制した底部構造を有するボトル - Google Patents
積載時の荷崩れを抑制した底部構造を有するボトルInfo
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- JPH10258824A JPH10258824A JP6121797A JP6121797A JPH10258824A JP H10258824 A JPH10258824 A JP H10258824A JP 6121797 A JP6121797 A JP 6121797A JP 6121797 A JP6121797 A JP 6121797A JP H10258824 A JPH10258824 A JP H10258824A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
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- B65D1/00—Containers having bodies formed in one piece, e.g. by casting metallic material, by moulding plastics, by blowing vitreous material, by throwing ceramic material, by moulding pulped fibrous material, by deep-drawing operations performed on sheet material
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- Ceramic Engineering (AREA)
- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
- Stackable Containers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 上方に位置するボトル底部の凹入部に設けた
膨出部を、下方に位置するボトルを積み重ねた際、該膨
出部にボトル開口部あるいはキャップが当接するように
形成することによって、内容物を収納したボトルをカー
トンに入れて積載した際に、歪みによって荷崩れを抑制
し得るボトルを提供する。 【解決手段】 上方開口にキャップを締め、該開口から
連接された側壁と底部を有し、該底部の形状が該側壁の
端部に連なる接地周縁部と、該接地周縁部に連なる凹入
部を有するボトルにおいて、前記凹入部内に略中間部分
を最大高さとする山型の膨出部を設け、該膨出部の相対
する最大高さ部分の内径Aと、該キャップの外径Bが、
A≦Bに形成されたことを特徴とするボトル。
膨出部を、下方に位置するボトルを積み重ねた際、該膨
出部にボトル開口部あるいはキャップが当接するように
形成することによって、内容物を収納したボトルをカー
トンに入れて積載した際に、歪みによって荷崩れを抑制
し得るボトルを提供する。 【解決手段】 上方開口にキャップを締め、該開口から
連接された側壁と底部を有し、該底部の形状が該側壁の
端部に連なる接地周縁部と、該接地周縁部に連なる凹入
部を有するボトルにおいて、前記凹入部内に略中間部分
を最大高さとする山型の膨出部を設け、該膨出部の相対
する最大高さ部分の内径Aと、該キャップの外径Bが、
A≦Bに形成されたことを特徴とするボトル。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボトルに関し、よ
り詳しくは、キャップの外径とボトル底部の相対関係を
規定することによって、内容物を収納した状態のボトル
をカートンに入れて積載した状態で保管しても、カート
ンが歪み荷崩れすることを抑制したボトルに関する。
り詳しくは、キャップの外径とボトル底部の相対関係を
規定することによって、内容物を収納した状態のボトル
をカートンに入れて積載した状態で保管しても、カート
ンが歪み荷崩れすることを抑制したボトルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ポリエチレンテレフタレート(P
ET)等の熱可塑性合成樹脂のボトルは、優れた透明性
や表面光沢を有し、耐衝撃性、ガスバリヤー性等を有し
ていることから、各種飲料用の容器として広く利用され
ている。このようなボトルは、1.5ないし2リットル
入りの容量の大きなものから、0.2ないし0.9リッ
トル入りの容量の比較的小さなものまで使用されてい
る。これらのボトルは、その使用状況がいずれも、内容
物たる各種飲料物を殺菌のために高温で充填・密封した
後、冷却して再び常温に戻してから、カートンに収納さ
れた状態で出荷される。
ET)等の熱可塑性合成樹脂のボトルは、優れた透明性
や表面光沢を有し、耐衝撃性、ガスバリヤー性等を有し
ていることから、各種飲料用の容器として広く利用され
ている。このようなボトルは、1.5ないし2リットル
入りの容量の大きなものから、0.2ないし0.9リッ
トル入りの容量の比較的小さなものまで使用されてい
る。これらのボトルは、その使用状況がいずれも、内容
物たる各種飲料物を殺菌のために高温で充填・密封した
後、冷却して再び常温に戻してから、カートンに収納さ
れた状態で出荷される。
【0003】このプラスチックボトルにおいては、とく
に各種飲料物が高温である場合は、特にボトルの底部形
状が変形し易いことから、図8および図9に示すよう
に、底部aにボトルb内方へ向いた凹入部cを形成した
もの(特開昭62−5781号公報)や、図10および
図11に示すように、底部dにボトルe内方へ向いた凹
入部fを形成すると共に、凹入部f中央から接地部gに
むかって延びる複数の補強リブhを設けること(特公昭
57−57330号公報)が行われている。
に各種飲料物が高温である場合は、特にボトルの底部形
状が変形し易いことから、図8および図9に示すよう
に、底部aにボトルb内方へ向いた凹入部cを形成した
もの(特開昭62−5781号公報)や、図10および
図11に示すように、底部dにボトルe内方へ向いた凹
入部fを形成すると共に、凹入部f中央から接地部gに
むかって延びる複数の補強リブhを設けること(特公昭
57−57330号公報)が行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記図8および図9の
底部aに単に凹入部cを形成したボトルbや、図10お
よび図11の底部dに凹入部fを形成するとともに、複
数の補強リブhを設けたボトルeは、底部の強度を補強
する機能を有する。しかしながら、図12に示すよう
に、カートンiの中にボトルb、eを収納し、そのカー
トンiを積載状態で保管した場合は、時間の経過と、通
常段ボールで構成されているカートン自体の吸湿とによ
り、図13に示すように、上部に位置するボトルb、e
入りのカートンiの重みで、下部に位置するカートンi
が歪み、底部aおよびdの凹入部cおよびfにボトルb
およびeの開口jおよびkが深く入り込み、遂には荷崩
れを起こすことになる。
底部aに単に凹入部cを形成したボトルbや、図10お
よび図11の底部dに凹入部fを形成するとともに、複
数の補強リブhを設けたボトルeは、底部の強度を補強
する機能を有する。しかしながら、図12に示すよう
に、カートンiの中にボトルb、eを収納し、そのカー
トンiを積載状態で保管した場合は、時間の経過と、通
常段ボールで構成されているカートン自体の吸湿とによ
り、図13に示すように、上部に位置するボトルb、e
入りのカートンiの重みで、下部に位置するカートンi
が歪み、底部aおよびdの凹入部cおよびfにボトルb
およびeの開口jおよびkが深く入り込み、遂には荷崩
れを起こすことになる。
【0005】そこで、本発明の目的は、ボトル底部の凹
入部に略山型の膨出部を設け、その山型の最大高さ部分
がボトルを重ねた際、下方に位置するボトルの開口ある
いはキャップが当たるように形成して、凹入部内に下方
のボトル先端部が深く入り込まないようにしたボトルを
提供することにある。
入部に略山型の膨出部を設け、その山型の最大高さ部分
がボトルを重ねた際、下方に位置するボトルの開口ある
いはキャップが当たるように形成して、凹入部内に下方
のボトル先端部が深く入り込まないようにしたボトルを
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために提案されたものであって、下記の構成から
なることを特徴とするものである。すなわち、本発明に
よれば、上方開口にキャップを締め、該開口から連接さ
れた側壁と底部を有し、該底部の形状が該側壁の端部に
連なる接地部と、該接地部に連なる凹入部を有するボト
ルにおいて、前記凹入部内に略中間部分を最大高さとす
る山型の膨出部を設け、該膨出部の相対する最大高さ部
分の内径Aと、該キャップの外径Bが、A≦Bに形成さ
れたことを特徴とするボトルが提供される。
成するために提案されたものであって、下記の構成から
なることを特徴とするものである。すなわち、本発明に
よれば、上方開口にキャップを締め、該開口から連接さ
れた側壁と底部を有し、該底部の形状が該側壁の端部に
連なる接地部と、該接地部に連なる凹入部を有するボト
ルにおいて、前記凹入部内に略中間部分を最大高さとす
る山型の膨出部を設け、該膨出部の相対する最大高さ部
分の内径Aと、該キャップの外径Bが、A≦Bに形成さ
れたことを特徴とするボトルが提供される。
【0007】これによって、耐熱性や強度を保持するた
めに深くなりがちな凹入部であっても、凹入部に設けた
略山型の膨出部の最大高さ部分(以下、単に「端部」と
いうことがある)が、ボトルを重ねた際キャップ先端部
にカートンを介して接触するため、それ以上凹入部内に
ボトル先端部が入り込まず、内容物を充填したボトルを
収納したカートンを積載しても、カートンの歪みによっ
て荷崩れを起こすことが抑制される。なお、A=Bの場
合も、間に介在するカートンの厚みがあるために、下方
に位置するカートン内のキャップ先端が前記膨出部に入
り込むことはない。
めに深くなりがちな凹入部であっても、凹入部に設けた
略山型の膨出部の最大高さ部分(以下、単に「端部」と
いうことがある)が、ボトルを重ねた際キャップ先端部
にカートンを介して接触するため、それ以上凹入部内に
ボトル先端部が入り込まず、内容物を充填したボトルを
収納したカートンを積載しても、カートンの歪みによっ
て荷崩れを起こすことが抑制される。なお、A=Bの場
合も、間に介在するカートンの厚みがあるために、下方
に位置するカートン内のキャップ先端が前記膨出部に入
り込むことはない。
【0008】前記膨出部の相対する端部の内径Aと、該
キャップの外径Bとは、図1(b)に示した規定を意味
するものであり、AとBの関係が、A≦Bに形成されて
いなければならないものである。
キャップの外径Bとは、図1(b)に示した規定を意味
するものであり、AとBの関係が、A≦Bに形成されて
いなければならないものである。
【0009】また、本発明によれば、前記膨出部端部
と、前記接地部との高さ寸法が8mm以下であるボトル
が提供される。膨出部端部と、前記接地部との高さ寸法
が8mm以下であることによって、上記ボトルを重ねた
際に、膨出部端部に開口あるいはキャップが接触するた
め、下方のボトル先端がその高さ以上は凹入部に入り込
まず、カートンに内容物を充填したボトルを収納しその
カートンを積載しても、カートンの歪みを緩和し荷崩れ
を起こすことがない。
と、前記接地部との高さ寸法が8mm以下であるボトル
が提供される。膨出部端部と、前記接地部との高さ寸法
が8mm以下であることによって、上記ボトルを重ねた
際に、膨出部端部に開口あるいはキャップが接触するた
め、下方のボトル先端がその高さ以上は凹入部に入り込
まず、カートンに内容物を充填したボトルを収納しその
カートンを積載しても、カートンの歪みを緩和し荷崩れ
を起こすことがない。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明の
実施の形態を説明する。図1(a)は本発明の実施の形
態を示すボトルの破断した状態の側面図、図1(b)
は、同(a)におけるAとBの規定を説明するための側
面図、図2はボトルの底部形状を示す底面図である。図
において、ボトル1は、上部が開口2となり、該開口2
から順次形成された側壁3、底部4を有し、二軸延伸ブ
ロー成形されて作られる。開口2はその上端にキャップ
5を螺着出来るようにネジが切られており、このネジの
下方に鍔部6が設けられている。この鍔部6は、内容物
の充填に際して充填機やシーリング機による一時的な固
定のための挟む力に耐えるためのものである。底部4の
形状は、側壁3の端部に連なる接地部7と、該接地部7
に連なり内側に位置する凹入部8とを有している。
実施の形態を説明する。図1(a)は本発明の実施の形
態を示すボトルの破断した状態の側面図、図1(b)
は、同(a)におけるAとBの規定を説明するための側
面図、図2はボトルの底部形状を示す底面図である。図
において、ボトル1は、上部が開口2となり、該開口2
から順次形成された側壁3、底部4を有し、二軸延伸ブ
ロー成形されて作られる。開口2はその上端にキャップ
5を螺着出来るようにネジが切られており、このネジの
下方に鍔部6が設けられている。この鍔部6は、内容物
の充填に際して充填機やシーリング機による一時的な固
定のための挟む力に耐えるためのものである。底部4の
形状は、側壁3の端部に連なる接地部7と、該接地部7
に連なり内側に位置する凹入部8とを有している。
【0011】本発明のボトル1は、前記凹入部8に膨出
部9が設けられ、該膨出部9の底部4は前記開口2上に
被せたキャップ5上に位置させて前記ボトル1をほぼ同
心状に重ねた際、前記開キャップ5に接触する形状にし
たことを特徴としている。
部9が設けられ、該膨出部9の底部4は前記開口2上に
被せたキャップ5上に位置させて前記ボトル1をほぼ同
心状に重ねた際、前記開キャップ5に接触する形状にし
たことを特徴としている。
【0012】前記膨出部9は、凹入部8の中央部から接
地部7に向かって形成されており、その形状は、任意の
形状を採り得るが、好ましくは、複数の補強リブ10に
より形成されている。補強リブの数は、とくに限定され
るものではないが、6本または8本であることが好まし
い。補強リブから成る膨出部は、前記凹入部内に略中間
部分を最大高さとする山型に形成され、該膨出部の相対
する最大高さ部分の内径、つまり、膨出部の相対する端
部の径Aと、該キャップの外径Bが、A≦Bに形成され
ている。
地部7に向かって形成されており、その形状は、任意の
形状を採り得るが、好ましくは、複数の補強リブ10に
より形成されている。補強リブの数は、とくに限定され
るものではないが、6本または8本であることが好まし
い。補強リブから成る膨出部は、前記凹入部内に略中間
部分を最大高さとする山型に形成され、該膨出部の相対
する最大高さ部分の内径、つまり、膨出部の相対する端
部の径Aと、該キャップの外径Bが、A≦Bに形成され
ている。
【0013】従って、ボトル1をほぼ同心状に、すなわ
ち、中心線11に合わせて重ねた際、これら複数の補強
リブ10のボトル中心方向の端部10aと、キャップ5
とが接触しそれ以上凹入部8内にボトル先端が入り込む
のを阻止する。すなわち、ボトルの凹入部8から膨出し
た補強リブ10の膨出部先端10aの高さ寸法分だけキ
ャップ5先端が凹入部8内に入り込むのを阻止すること
になる。なお、図1(a)においては、上方に位置する
ボトル底部が、下方に位置するボトル開口のキャップと
直接接触する態様を説明したが、図3に示すように、ボ
トルがカートンに収納されて積載される場合には、ボト
ル底部4とキャップ5先端部間には、カートンが介在す
ることになるのは言うまでもない。
ち、中心線11に合わせて重ねた際、これら複数の補強
リブ10のボトル中心方向の端部10aと、キャップ5
とが接触しそれ以上凹入部8内にボトル先端が入り込む
のを阻止する。すなわち、ボトルの凹入部8から膨出し
た補強リブ10の膨出部先端10aの高さ寸法分だけキ
ャップ5先端が凹入部8内に入り込むのを阻止すること
になる。なお、図1(a)においては、上方に位置する
ボトル底部が、下方に位置するボトル開口のキャップと
直接接触する態様を説明したが、図3に示すように、ボ
トルがカートンに収納されて積載される場合には、ボト
ル底部4とキャップ5先端部間には、カートンが介在す
ることになるのは言うまでもない。
【0014】そして、図3に示すように、カートン12
に内容物を充填したボトル1を収納し、そのカートン1
2を積載しても、複数の補強リブ10のボトル中心方向
の膨出部端部10aに開口2あるいはキャップ5がカー
トンを介して接触するから、それ以上凹入部8に開口2
あるいはキャップ5が入り込まず、図4に示すようにカ
ートン12の歪みを緩和し、荷崩れを起こすことがな
い。
に内容物を充填したボトル1を収納し、そのカートン1
2を積載しても、複数の補強リブ10のボトル中心方向
の膨出部端部10aに開口2あるいはキャップ5がカー
トンを介して接触するから、それ以上凹入部8に開口2
あるいはキャップ5が入り込まず、図4に示すようにカ
ートン12の歪みを緩和し、荷崩れを起こすことがな
い。
【0015】また、開口2あるいはキャップ5に接触す
る膨出部9、すなわち、複数の補強リブ10の端部10
aと、前記接地部7との高さ寸法は、8mm以下、特に
2ないし6mmが好ましい。こうすることによって、上
述と同様にカートン12を積載しても、ボトル凹入部8
内には複数の補強リブ10の端部10aが中心部に向け
てせり出しており、少なくともこの端部10aに開口2
あるいはキャップ5が接触して、それ以上凹入部8内に
下方に位置するボトルの先端部が入り込まず、その結
果、積載状態が安定化しており、カートン12の歪みに
よって荷崩れを起こすことがない。
る膨出部9、すなわち、複数の補強リブ10の端部10
aと、前記接地部7との高さ寸法は、8mm以下、特に
2ないし6mmが好ましい。こうすることによって、上
述と同様にカートン12を積載しても、ボトル凹入部8
内には複数の補強リブ10の端部10aが中心部に向け
てせり出しており、少なくともこの端部10aに開口2
あるいはキャップ5が接触して、それ以上凹入部8内に
下方に位置するボトルの先端部が入り込まず、その結
果、積載状態が安定化しており、カートン12の歪みに
よって荷崩れを起こすことがない。
【0016】図5,図6は本発明の他の実施形態を示す
もので、このボトル1aと図1ないし図4に示す実施例
との相違は、膨出部9aが傾斜部13により構成されて
いる点にある。この傾斜部13によっても、図3に示す
ように、カートン12に内容物を充填したボトル1aを
収納し、そのカートン12を積載しても、傾斜部13の
端部13aに開口2あるいはキャップ5が接触するか
ら、それ以上凹入部8内にボトル先端部が入り込まず、
図1ないし図4に示したものと同様に、安定した積載状
態が確保され、カートン12の歪みによって荷崩れを起
こすことがない。
もので、このボトル1aと図1ないし図4に示す実施例
との相違は、膨出部9aが傾斜部13により構成されて
いる点にある。この傾斜部13によっても、図3に示す
ように、カートン12に内容物を充填したボトル1aを
収納し、そのカートン12を積載しても、傾斜部13の
端部13aに開口2あるいはキャップ5が接触するか
ら、それ以上凹入部8内にボトル先端部が入り込まず、
図1ないし図4に示したものと同様に、安定した積載状
態が確保され、カートン12の歪みによって荷崩れを起
こすことがない。
【0017】なお、本発明においては、膨出部9が突起
部により構成されていても良い。補強リブ10、傾斜部
13以外の形状の突起部が、ボトル1をほぼ同心状に、
すなわち、中心線11に合わせて重ねた際、開口2に接
触しそれ以上凹入部8内に開口2が入り込むのを阻止
し、前述したものと同様の効果を奏する。
部により構成されていても良い。補強リブ10、傾斜部
13以外の形状の突起部が、ボトル1をほぼ同心状に、
すなわち、中心線11に合わせて重ねた際、開口2に接
触しそれ以上凹入部8内に開口2が入り込むのを阻止
し、前述したものと同様の効果を奏する。
【0018】また、本発明のボトル1は、通常、合成樹
脂製で二軸延伸ブローによって成形されるが、他の材
質、成形法であっても良いことは言うまでもない。
脂製で二軸延伸ブローによって成形されるが、他の材
質、成形法であっても良いことは言うまでもない。
【0019】
【実施例】次に、本発明のボトルの底部形状による効果
を確認するための実施例を示す。図1(a)および図2
に示された構成から成るボトル1を実施例1とし、図5
および図6に示された構成から成るボトル1aを実施例
2とし、これらボトル1,1aに開口あるいはキャップ
に接触する膨出部の端部と、接地部との高さ寸法を4m
mとした。対照として図8および図9に示された構成か
ら成る従来例のボトルbを比較例1とし、図10および
図11に示された構成から成る従来例のボトルeを比較
例2とし、それぞれのボトル1,1a,b,eに1.5
リットルの常温の水を入れ、ボトル1,1a,b,eを
別々にカートンに2列各4本で合計8本収納する。次
に、図7に示すように、下パレット上に上記カートンを
2列3段に積み、その上に上パレットを載置する。この
上パレットの上(矢印部)に130kgの重りを載せ
て、経時的にカートンの歪み(胴ぶくれ)状態を評価し
た。なお、このカートンの積載方法は実施例において荷
崩れを促進するための積載方法であり、実際の積載方法
とは異なる。結果を表1に示した。 <評価結果> ◎:カートンの歪み(胴ぶくれ)なく、荷姿良好; ○:カートンの歪み(胴ぶくれ)は若干あるが、荷姿に
はあまり影響ない; △:カートンの歪み(胴ぶくれ)があり、荷姿に若干影
響あり; ×:カートンの歪み(胴ぶくれ)がかなりあり、荷姿に
影響あり振動により荷崩れする可能性あり;
を確認するための実施例を示す。図1(a)および図2
に示された構成から成るボトル1を実施例1とし、図5
および図6に示された構成から成るボトル1aを実施例
2とし、これらボトル1,1aに開口あるいはキャップ
に接触する膨出部の端部と、接地部との高さ寸法を4m
mとした。対照として図8および図9に示された構成か
ら成る従来例のボトルbを比較例1とし、図10および
図11に示された構成から成る従来例のボトルeを比較
例2とし、それぞれのボトル1,1a,b,eに1.5
リットルの常温の水を入れ、ボトル1,1a,b,eを
別々にカートンに2列各4本で合計8本収納する。次
に、図7に示すように、下パレット上に上記カートンを
2列3段に積み、その上に上パレットを載置する。この
上パレットの上(矢印部)に130kgの重りを載せ
て、経時的にカートンの歪み(胴ぶくれ)状態を評価し
た。なお、このカートンの積載方法は実施例において荷
崩れを促進するための積載方法であり、実際の積載方法
とは異なる。結果を表1に示した。 <評価結果> ◎:カートンの歪み(胴ぶくれ)なく、荷姿良好; ○:カートンの歪み(胴ぶくれ)は若干あるが、荷姿に
はあまり影響ない; △:カートンの歪み(胴ぶくれ)があり、荷姿に若干影
響あり; ×:カートンの歪み(胴ぶくれ)がかなりあり、荷姿に
影響あり振動により荷崩れする可能性あり;
【0020】
【0021】表1によれば、実施例1および2はいずれ
もカートンの歪み(胴ぶくれ)が僅かであり、荷姿がほ
とんど変形せず、荷崩れはしなかった。これに対して、
比較例1および2は、カートンの歪み(胴ぶくれ)が進
み荷崩れまでにはいたらなかったが、荷姿の変形が大き
く、わずかな振動で荷崩れする状態になった。
もカートンの歪み(胴ぶくれ)が僅かであり、荷姿がほ
とんど変形せず、荷崩れはしなかった。これに対して、
比較例1および2は、カートンの歪み(胴ぶくれ)が進
み荷崩れまでにはいたらなかったが、荷姿の変形が大き
く、わずかな振動で荷崩れする状態になった。
【0022】以上、本発明の好適な実施形態を説明した
が、発明の要旨を逸脱しない限りこれに限定されるもの
ではない。
が、発明の要旨を逸脱しない限りこれに限定されるもの
ではない。
【0023】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
耐熱性や強度を保持するためにボトル凹部に形成される
凹入部であっても、凹入部に設けた膨出部が、ボトルを
重ねた際開口あるいはキャップ先端部に接触するから、
下方に位置するボトルの先端はそれ以上凹入部に入り込
まず、カートンに内容物を充填したボトルを収納しその
カートンを積載しても、カートンの歪み(胴ぶくれ)を
緩和し荷崩れを起こすことがない。また、前記開口ある
いはキャップに接触する部分の前記膨出部と、前記接地
部との高さ寸法を8mm以下、好ましくは2ないし6m
mに設定することにより、下方に位置するボトルの先端
部は、上方に位置するボトルの凹部内にその寸法分だけ
しか入り込まず、カートンに内容物を充填したボトルを
収納してそのカートンを積載しても、カートンの歪み
(胴ぶくれ)によって荷崩れを起こすことがない。
耐熱性や強度を保持するためにボトル凹部に形成される
凹入部であっても、凹入部に設けた膨出部が、ボトルを
重ねた際開口あるいはキャップ先端部に接触するから、
下方に位置するボトルの先端はそれ以上凹入部に入り込
まず、カートンに内容物を充填したボトルを収納しその
カートンを積載しても、カートンの歪み(胴ぶくれ)を
緩和し荷崩れを起こすことがない。また、前記開口ある
いはキャップに接触する部分の前記膨出部と、前記接地
部との高さ寸法を8mm以下、好ましくは2ないし6m
mに設定することにより、下方に位置するボトルの先端
部は、上方に位置するボトルの凹部内にその寸法分だけ
しか入り込まず、カートンに内容物を充填したボトルを
収納してそのカートンを積載しても、カートンの歪み
(胴ぶくれ)によって荷崩れを起こすことがない。
【図1】(a)本発明の実施形態を示すボトルの破断し
た状態の側面図である。 (b)本発明のボトル底部と開口部との関係を説明する
ための側面図である。
た状態の側面図である。 (b)本発明のボトル底部と開口部との関係を説明する
ための側面図である。
【図2】本発明の実施形態を示すボトルの底部形状の底
面図である。
面図である。
【図3】本発明の実施形態を示すボトルの入ったカート
ンを積載した状態の一部断面の側面図である。
ンを積載した状態の一部断面の側面図である。
【図4】図3の要部を示す断面図である。
【図5】本発明の他の実施形態を示すボトル底部の断面
図である。
図である。
【図6】本発明の他の実施形態を示すボトルの底部形状
の底面図である。
の底面図である。
【図7】荷崩れ評価をするために、ボトルの入ったカー
トンをパレットに積載した状態を示す斜視図である。
トンをパレットに積載した状態を示す斜視図である。
【図8】従来例を示すボトル底部の断面図である。
【図9】従来例を示すボトルの底部形状の底面図であ
る。
る。
【図10】従来例を示すボトル底部の断面図である。
【図11】従来例を示すボトルの底部形状の底面図であ
る。
る。
【図12】従来例のボトルの入ったカートンを積載した
状態の一部断面の側面図である。
状態の一部断面の側面図である。
【図13】図12の要部を示す断面図である。
1,1a,b,e ボトル 2,j,k 開口 3 側壁 4,a,d 底部 5 キャップ 6 鍔部 7,g 接地部 8,c,f 凹入部 9,9a 膨出部 10,h 補強リブ 10a,13a 端部 11 中心線 12,i カートン 13 段差部 14 パレット
Claims (2)
- 【請求項1】 上方開口にキャップを締め、該開口から
連接された側壁と底部を有し、該底部の形状が該側壁の
端部に連なる接地部と、該接地部に連なる凹入部を有す
るボトルにおいて、前記凹入部内に略中間部分を最大高
さとする山型の膨出部を設け、該膨出部の相対する最大
高さ部分の内径Aと、該キャップの外径Bが、A≦Bに
形成されたことを特徴とするボトル。 - 【請求項2】 前記膨出部の最大高さ部分と、前記接地
部との間の距離が8mm以下である請求項1記載のボト
ル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6121797A JPH10258824A (ja) | 1997-03-14 | 1997-03-14 | 積載時の荷崩れを抑制した底部構造を有するボトル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6121797A JPH10258824A (ja) | 1997-03-14 | 1997-03-14 | 積載時の荷崩れを抑制した底部構造を有するボトル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10258824A true JPH10258824A (ja) | 1998-09-29 |
Family
ID=13164822
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6121797A Withdrawn JPH10258824A (ja) | 1997-03-14 | 1997-03-14 | 積載時の荷崩れを抑制した底部構造を有するボトル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10258824A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003226319A (ja) * | 2002-01-31 | 2003-08-12 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 合成樹脂製の薄肉ボトル容器 |
EP1364880A1 (en) * | 2002-05-22 | 2003-11-26 | Plastipak Packaging, Inc. | Bottle base |
JP2018030630A (ja) * | 2016-08-26 | 2018-03-01 | 大日本印刷株式会社 | プラスチックボトル、及び充填体 |
-
1997
- 1997-03-14 JP JP6121797A patent/JPH10258824A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003226319A (ja) * | 2002-01-31 | 2003-08-12 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 合成樹脂製の薄肉ボトル容器 |
EP1471010A1 (en) * | 2002-01-31 | 2004-10-27 | Yoshino Kogyosho Co., Ltd. | Synthetic resin thin-walled bottle container |
EP1471010A4 (en) * | 2002-01-31 | 2007-01-10 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | CONTAINER OF BOTTLE TYPE WITH THIN WALL IN SYNTHETIC RESIN |
US7556164B2 (en) | 2002-01-31 | 2009-07-07 | Yoshino Kogyosho Co., Ltd. | Synthetic resin thin-walled bottle container with bottom heel |
EP1364880A1 (en) * | 2002-05-22 | 2003-11-26 | Plastipak Packaging, Inc. | Bottle base |
JP2018030630A (ja) * | 2016-08-26 | 2018-03-01 | 大日本印刷株式会社 | プラスチックボトル、及び充填体 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040601 |