JPH10258342A - 溶鋼の流量制御装置 - Google Patents
溶鋼の流量制御装置Info
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- JPH10258342A JPH10258342A JP9076687A JP7668797A JPH10258342A JP H10258342 A JPH10258342 A JP H10258342A JP 9076687 A JP9076687 A JP 9076687A JP 7668797 A JP7668797 A JP 7668797A JP H10258342 A JPH10258342 A JP H10258342A
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- nozzle
- stopper
- flow rate
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- Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】連続鋳造において欠陥のない製品を従来よりも
効率良く製造することができる溶鋼の流量制御装置を提
供すること。 【解決手段】溶鋼取鍋とタンディッシュ間またはタンデ
ィッシュとモールド間に設けられ、ロングストッパー4
およびノズル3により溶鋼の流量を制御する溶鋼の流量
制御装置において、ロングストッパー4およびノズル3
は、これらを接触させた際の接触点5からストッパー側
およびノズル側の各10mmまでの範囲の溶鋼との接触
表面から少なくとも3mm以内の厚さの部分を、BN:
22〜90wt%、AlNまたは/およびAlON:4
〜48wt%を含み、C:9wt%以下とした材料で構
成する。
効率良く製造することができる溶鋼の流量制御装置を提
供すること。 【解決手段】溶鋼取鍋とタンディッシュ間またはタンデ
ィッシュとモールド間に設けられ、ロングストッパー4
およびノズル3により溶鋼の流量を制御する溶鋼の流量
制御装置において、ロングストッパー4およびノズル3
は、これらを接触させた際の接触点5からストッパー側
およびノズル側の各10mmまでの範囲の溶鋼との接触
表面から少なくとも3mm以内の厚さの部分を、BN:
22〜90wt%、AlNまたは/およびAlON:4
〜48wt%を含み、C:9wt%以下とした材料で構
成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋼の連続鋳造にお
ける取鍋とタンディッシュの間、およびタンディッシュ
とモールドの間に配置され、ストッパーおよびノズルを
有する溶鋼流量制御装置に関する。
ける取鍋とタンディッシュの間、およびタンディッシュ
とモールドの間に配置され、ストッパーおよびノズルを
有する溶鋼流量制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】鋼の連続鋳造において、溶鋼は取鍋から
タンディッシュへ輸送され、さらに、タンディッシュか
らモールドへ輸送され、そこで冷却されて凝固し、鋳片
となる。例えば、タンディッシュとモールドはタンディ
ッシュ下部に配設されたノズルを介して連結される。こ
のノズル部においてモールド内の溶鋼レベルを一定に保
つようにモールド内へ流入する溶鋼の流量が制御され
る。
タンディッシュへ輸送され、さらに、タンディッシュか
らモールドへ輸送され、そこで冷却されて凝固し、鋳片
となる。例えば、タンディッシュとモールドはタンディ
ッシュ下部に配設されたノズルを介して連結される。こ
のノズル部においてモールド内の溶鋼レベルを一定に保
つようにモールド内へ流入する溶鋼の流量が制御され
る。
【0003】流量制御の方法の1つとして、タンディッ
シュ上部よりロングストッパーをその先端がノズルの開
口直上に来るように配設し、ロングストッパーの昇降に
よって両者の間隙の大きさを変えることにより、溶鋼流
量を制御する方法が知られている。これに用いられるノ
ズルには一体のもの、浸漬ノズルの上部に上ノズルを内
装したもの、上部の上ノズルと下部の浸漬ノズルに分か
れたもの等が知られている。
シュ上部よりロングストッパーをその先端がノズルの開
口直上に来るように配設し、ロングストッパーの昇降に
よって両者の間隙の大きさを変えることにより、溶鋼流
量を制御する方法が知られている。これに用いられるノ
ズルには一体のもの、浸漬ノズルの上部に上ノズルを内
装したもの、上部の上ノズルと下部の浸漬ノズルに分か
れたもの等が知られている。
【0004】ところで、溶鋼中には脱酸生成物、スラグ
等の非金属介在物が含まれている。これらの非金属介在
物は溶鋼がロングストッパーとノズルにより形成される
間隙を通過するときにこの間隙に付着し、成長する。こ
のような付着物は溶鋼の通過の障害となって溶鋼流を乱
し、溶鋼の流量制御を困難にし、甚だしい場合には溶鋼
の通過が困難となって鋳造不能をもたらす。また、鋳造
を終了する際に、ロングストッパーを降下させても間隙
が残って溶鋼流を完全に停止できず、溶鋼漏洩事故を引
き起こすおそれがある。
等の非金属介在物が含まれている。これらの非金属介在
物は溶鋼がロングストッパーとノズルにより形成される
間隙を通過するときにこの間隙に付着し、成長する。こ
のような付着物は溶鋼の通過の障害となって溶鋼流を乱
し、溶鋼の流量制御を困難にし、甚だしい場合には溶鋼
の通過が困難となって鋳造不能をもたらす。また、鋳造
を終了する際に、ロングストッパーを降下させても間隙
が残って溶鋼流を完全に停止できず、溶鋼漏洩事故を引
き起こすおそれがある。
【0005】ロングストッパーの材料としては、アルミ
ナ−黒鉛質材料が一般的であるが、先端部の流量制御部
位のみをジルコニア−黒鉛質材料とし、それ以外の部位
をアルミナ−黒鉛質材料としたロングストッパーも実用
に供されている。流量制御部位にアルミナ等の非金属介
在物の付着成長が問題になる場合にはロングストッパー
の先端やノズルに吹き込み孔を設けてアルゴンガスを吹
き込む方法が一般的に採用されている。
ナ−黒鉛質材料が一般的であるが、先端部の流量制御部
位のみをジルコニア−黒鉛質材料とし、それ以外の部位
をアルミナ−黒鉛質材料としたロングストッパーも実用
に供されている。流量制御部位にアルミナ等の非金属介
在物の付着成長が問題になる場合にはロングストッパー
の先端やノズルに吹き込み孔を設けてアルゴンガスを吹
き込む方法が一般的に採用されている。
【0006】この流量制御部位への非金属介在物の付着
を防止するために、特開平03−47671号公報で
は、ストッパー先端部と上ノズルの接触する部分の耐火
物を特定wt%のC、CaO、ZrO2の組成とするこ
とを提案している。この方法は材料にCaOを含有さ
せ、このCaOと溶鋼中のアルミナとを反応させて低融
点のカルシウムアルミネートに変え、この低融点物を溶
鋼流によって洗い流し、アルミナの付着成長を防止する
ことを意図するものである。
を防止するために、特開平03−47671号公報で
は、ストッパー先端部と上ノズルの接触する部分の耐火
物を特定wt%のC、CaO、ZrO2の組成とするこ
とを提案している。この方法は材料にCaOを含有さ
せ、このCaOと溶鋼中のアルミナとを反応させて低融
点のカルシウムアルミネートに変え、この低融点物を溶
鋼流によって洗い流し、アルミナの付着成長を防止する
ことを意図するものである。
【0007】特開昭63−84750号公報は、連続鋳
造ノズルに係わり特に脱酸鋼の連続鋳造に用いて好適な
連続鋳造ノズルに関するものであり、窒化ホウ素20〜
70重量部、窒化アルミニウム10〜40重量部および
黒鉛10〜30重量部を配合するノズルを開示してい
る。そして、その効果として窒化ホウ素、窒化アルミニ
ウムおよび黒鉛を所定の割合で配合したノズルは、溶鋼
に対する濡れ性が小さいことからノズル内面への介在物
付着を防止できることを挙げている。
造ノズルに係わり特に脱酸鋼の連続鋳造に用いて好適な
連続鋳造ノズルに関するものであり、窒化ホウ素20〜
70重量部、窒化アルミニウム10〜40重量部および
黒鉛10〜30重量部を配合するノズルを開示してい
る。そして、その効果として窒化ホウ素、窒化アルミニ
ウムおよび黒鉛を所定の割合で配合したノズルは、溶鋼
に対する濡れ性が小さいことからノズル内面への介在物
付着を防止できることを挙げている。
【0008】また、Interceram,Speci
al Issue(1987)70頁には、窒化ホウ素
基の連続鋳造用ノズルとして52.6wt%BN、2
7.0wt%AlN、2.0wt%SiO2、CとSi
Cの合計で17.5wt%の組成が示されている。
al Issue(1987)70頁には、窒化ホウ素
基の連続鋳造用ノズルとして52.6wt%BN、2
7.0wt%AlN、2.0wt%SiO2、CとSi
Cの合計で17.5wt%の組成が示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ストッパーとノズルに
より形成される間隙に非金属介在物の付着するのを防止
するためにストッパー先端部位やノズルからアルゴンガ
スを吹き込む方法は、アルミナ等の非金属介在物の付着
成長をある程度抑制できるが、成長が進むことは避けら
れず、さらに、鋼種によってはアルゴンガスの吹き込み
そのものが製品にとって好ましくない場合も多く、アル
ゴン吹き込みは十分な対策とはならない。
より形成される間隙に非金属介在物の付着するのを防止
するためにストッパー先端部位やノズルからアルゴンガ
スを吹き込む方法は、アルミナ等の非金属介在物の付着
成長をある程度抑制できるが、成長が進むことは避けら
れず、さらに、鋼種によってはアルゴンガスの吹き込み
そのものが製品にとって好ましくない場合も多く、アル
ゴン吹き込みは十分な対策とはならない。
【0010】特開平03−47671号公報に記載の耐
火物中のCaOによるアルミナの低融点化を図る方法は
鋳造初期には効果があるが、耐火物からのCaOの供給
が次第に低下するので、結局、アルミナの付着付着成長
は避けられず、また、CaOの消耗およびCの溶鋼への
溶解によってロングストッパーおよびノズルの表面が荒
れるのでアルミナが引っかかり易くなり、アルミナ付着
防止の点でむしろ不利になる場合もある。
火物中のCaOによるアルミナの低融点化を図る方法は
鋳造初期には効果があるが、耐火物からのCaOの供給
が次第に低下するので、結局、アルミナの付着付着成長
は避けられず、また、CaOの消耗およびCの溶鋼への
溶解によってロングストッパーおよびノズルの表面が荒
れるのでアルミナが引っかかり易くなり、アルミナ付着
防止の点でむしろ不利になる場合もある。
【0011】特開昭63−84750号公報に記載のB
N、AlN、Cを配合したノズルはノズルへのアルミナ
付着防止には効果があるが、ロングストッパーには配合
されないのでロングストッパー側にアルミナが付着す
る。このため、流量制御部位へのアルミナ付着および閉
塞は避けられず、Interceram,Specia
l Issue(1987)70頁に記載されているよ
うにアルゴン吹き込みとの併用が必要となり、また、配
合されるCは溶鋼に溶解するので鋳造の進行に伴って面
が荒れアルミナが付着し易くなる欠点があるので好まし
くない。
N、AlN、Cを配合したノズルはノズルへのアルミナ
付着防止には効果があるが、ロングストッパーには配合
されないのでロングストッパー側にアルミナが付着す
る。このため、流量制御部位へのアルミナ付着および閉
塞は避けられず、Interceram,Specia
l Issue(1987)70頁に記載されているよ
うにアルゴン吹き込みとの併用が必要となり、また、配
合されるCは溶鋼に溶解するので鋳造の進行に伴って面
が荒れアルミナが付着し易くなる欠点があるので好まし
くない。
【0012】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであって、連続鋳造において欠陥のない製品を従来よ
りも効率良く製造することができる溶鋼の流量制御装置
を提供することを目的とする。
のであって、連続鋳造において欠陥のない製品を従来よ
りも効率良く製造することができる溶鋼の流量制御装置
を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、溶鋼容器相互間または溶鋼容器とモール
ド間に設けられ、ストッパーおよびノズルにより溶鋼の
流量を制御する溶鋼の流量制御装置であって、前記スト
ッパーおよびノズルは、これらを接触させた際の接触点
からストッパー側およびノズル側の各10mmまでの範
囲の溶鋼との接触表面から少なくとも3mm以内の厚さ
の部分を、BN:22〜90wt%、AlNまたは/お
よびAlON:4〜48wt%を含み、C:9wt%以
下とした材料で構成することを特徴とする溶鋼の流量制
御装置を提供する。
に、本発明は、溶鋼容器相互間または溶鋼容器とモール
ド間に設けられ、ストッパーおよびノズルにより溶鋼の
流量を制御する溶鋼の流量制御装置であって、前記スト
ッパーおよびノズルは、これらを接触させた際の接触点
からストッパー側およびノズル側の各10mmまでの範
囲の溶鋼との接触表面から少なくとも3mm以内の厚さ
の部分を、BN:22〜90wt%、AlNまたは/お
よびAlON:4〜48wt%を含み、C:9wt%以
下とした材料で構成することを特徴とする溶鋼の流量制
御装置を提供する。
【0014】すなわち、本発明は、ストッパーとノズル
の接触部分を中心にして両者の所定距離の部分をアルミ
ナ等の非金属介在物が付着せず、良好な溶鋼流量制御状
態を保つことができる材料で構成することにより、上記
課題を解決するものである。
の接触部分を中心にして両者の所定距離の部分をアルミ
ナ等の非金属介在物が付着せず、良好な溶鋼流量制御状
態を保つことができる材料で構成することにより、上記
課題を解決するものである。
【0015】本発明に係る溶鋼流量制御装置は、溶鋼容
器相互間または溶鋼容器とモールド間、具体的には取鍋
とタンディッシュの間、およびタンディッシュとモール
ドとの間に設けられ、ストッパー(一般的にはロングス
トッパー)とノズルとを有しており、これらの所定部分
が上記組成を有している。
器相互間または溶鋼容器とモールド間、具体的には取鍋
とタンディッシュの間、およびタンディッシュとモール
ドとの間に設けられ、ストッパー(一般的にはロングス
トッパー)とノズルとを有しており、これらの所定部分
が上記組成を有している。
【0016】上記材料を構成するBN、AlN、AlO
Nはいずれも溶鋼が濡れ難く、したがって、溶鋼中に含
まれるアルミナが付着し難い。これらのうちBNは熱衝
撃に強いが軟らかく摩耗し易い欠点があり、一方、Al
NおよびAlONは摩耗し難いが熱衝撃に弱い。したが
って、BNとAlNおよびAlONの少なくとも一方と
を組み合わせることによって熱衝撃に強く摩耗にも強い
材料とすることができる。このような観点から、本発明
では、ストッパーとノズルの接触部分を中心にして両者
の所定距離の部分について、BN:22〜90wt%、
AlNまたは/およびAlONを4〜48wt%の範囲
とする。Cは熱衝撃に強いので添加しても良いが、溶鋼
に溶解して耐火物の面を荒らし、非金属介在物が付着し
易くなる。したがって、Cは少ない方がよく9wt%以
下とする。好ましくは1wt%以下である。
Nはいずれも溶鋼が濡れ難く、したがって、溶鋼中に含
まれるアルミナが付着し難い。これらのうちBNは熱衝
撃に強いが軟らかく摩耗し易い欠点があり、一方、Al
NおよびAlONは摩耗し難いが熱衝撃に弱い。したが
って、BNとAlNおよびAlONの少なくとも一方と
を組み合わせることによって熱衝撃に強く摩耗にも強い
材料とすることができる。このような観点から、本発明
では、ストッパーとノズルの接触部分を中心にして両者
の所定距離の部分について、BN:22〜90wt%、
AlNまたは/およびAlONを4〜48wt%の範囲
とする。Cは熱衝撃に強いので添加しても良いが、溶鋼
に溶解して耐火物の面を荒らし、非金属介在物が付着し
易くなる。したがって、Cは少ない方がよく9wt%以
下とする。好ましくは1wt%以下である。
【0017】AlONはAl、O、Nの固溶体の総称で
あるが、その組成については、本発明では特に限定され
るものではなく、また、AlONのAlの一部がSiで
置換されてもよい。ただし、Si/Alのモル比で1.
0以下であることが耐食性の観点から好ましい。1.0
を超えると溶融物、特に溶鋼、溶融スラグに対する耐食
性が低下するからである。このようなAlONの例とし
ては、Al11O15N、AlON、Al198O288N4、A
l27O39N、Al10N8O3、Al9O3N7、SiAl7O
2N7、Si3Al3O4.5N5が挙げられる。
あるが、その組成については、本発明では特に限定され
るものではなく、また、AlONのAlの一部がSiで
置換されてもよい。ただし、Si/Alのモル比で1.
0以下であることが耐食性の観点から好ましい。1.0
を超えると溶融物、特に溶鋼、溶融スラグに対する耐食
性が低下するからである。このようなAlONの例とし
ては、Al11O15N、AlON、Al198O288N4、A
l27O39N、Al10N8O3、Al9O3N7、SiAl7O
2N7、Si3Al3O4.5N5が挙げられる。
【0018】本発明の材料は、上述したようにBN:2
2〜90wt%、AlNまたは/およびAlON:4〜
48wt%、C:9wt%以下であるが、その残部とし
ては、耐食性、耐熱性に比較的優れた、融点1700℃
以上の酸化物、窒化物、酸窒化物、ホウ化物、炭化物が
許容される。
2〜90wt%、AlNまたは/およびAlON:4〜
48wt%、C:9wt%以下であるが、その残部とし
ては、耐食性、耐熱性に比較的優れた、融点1700℃
以上の酸化物、窒化物、酸窒化物、ホウ化物、炭化物が
許容される。
【0019】酸化物としては、TiO2、ZrO2、Cr
2O3、Al2O3、MgO、SiO2の中から選択された
1種または複数の酸化物、これらの酸化物のなかの少な
くとも1つを含む複合酸化物が挙げられる。このような
複酸化物としては2MgO・SiO2、3MgO・2S
iO2、MgO・SiO2、MgO・CaO、MgO・C
r2O3、MgO・Al2O3、2MgO・TiO2、Mg
O・ZrO2、3Al2O3・2SiO2等が例示される。
窒化物としては、TiN、ZrN、Cr2Nが挙げられ
る。ホウ化物としてはMgB2、CaB6、TiB2、Z
rB2、AlB2の中から選択された1種または複数のホ
ウ化物が入ってもよい。また炭化物としては、SiC、
TiC、ZrC、Cr3C2、Cr7C3、Al4C3の中か
ら選択された1種または複数の炭化物が入ってもよい。
2O3、Al2O3、MgO、SiO2の中から選択された
1種または複数の酸化物、これらの酸化物のなかの少な
くとも1つを含む複合酸化物が挙げられる。このような
複酸化物としては2MgO・SiO2、3MgO・2S
iO2、MgO・SiO2、MgO・CaO、MgO・C
r2O3、MgO・Al2O3、2MgO・TiO2、Mg
O・ZrO2、3Al2O3・2SiO2等が例示される。
窒化物としては、TiN、ZrN、Cr2Nが挙げられ
る。ホウ化物としてはMgB2、CaB6、TiB2、Z
rB2、AlB2の中から選択された1種または複数のホ
ウ化物が入ってもよい。また炭化物としては、SiC、
TiC、ZrC、Cr3C2、Cr7C3、Al4C3の中か
ら選択された1種または複数の炭化物が入ってもよい。
【0020】また、金属の中では、Al、Tiは10w
t%未満であれば入っていてもよい。Al、Tiは材料
中の酸素を吸収してAl2O3、TiO2に転化させて固
定する好ましい働きをするが、10wt%を超えると材
料の高温強度低下をもたらすので10wt%以下が好ま
しい。
t%未満であれば入っていてもよい。Al、Tiは材料
中の酸素を吸収してAl2O3、TiO2に転化させて固
定する好ましい働きをするが、10wt%を超えると材
料の高温強度低下をもたらすので10wt%以下が好ま
しい。
【0021】ストッパーの最下限の位置はノズルと接触
する位置である。良好な溶鋼流量制御を行うには、スト
ッパーとノズルとを接触させた場合の接触点近傍おける
非金属介在物の付着を防止することが重要である。この
ためには接触点から少なくとも上下10mmの範囲にあ
るストッパーとノズルの溶鋼との接触表面を、上記範囲
でBNと、AlNまたは/およびAlONを含み、かつ
Cを少なくした材料とするのである。少なくともこの2
0mm幅の範囲が前記材料で構成されていないと、前記
材料以外の部分で発生するアルミナ付着が溶鋼流量制御
を乱すこととなり好ましくない。また、前記材料で構成
されている部分の厚さは少なくとも3mmとする。3m
m未満になるとロングストッパーの開閉操作による機械
的衝撃によって前記材料が剥離する恐れがあるからであ
る。
する位置である。良好な溶鋼流量制御を行うには、スト
ッパーとノズルとを接触させた場合の接触点近傍おける
非金属介在物の付着を防止することが重要である。この
ためには接触点から少なくとも上下10mmの範囲にあ
るストッパーとノズルの溶鋼との接触表面を、上記範囲
でBNと、AlNまたは/およびAlONを含み、かつ
Cを少なくした材料とするのである。少なくともこの2
0mm幅の範囲が前記材料で構成されていないと、前記
材料以外の部分で発生するアルミナ付着が溶鋼流量制御
を乱すこととなり好ましくない。また、前記材料で構成
されている部分の厚さは少なくとも3mmとする。3m
m未満になるとロングストッパーの開閉操作による機械
的衝撃によって前記材料が剥離する恐れがあるからであ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】第1の実施の形態を図1に従って
説明する。タンディッシュ(図示せず)の底部にとりつ
けられたノズル1はタンディッシュとモールド(図示せ
ず)を連結し、タンディッシュからモールドへ溶鋼を輸
送する管である。浸漬ノズル2の上部に上ノズル3を挿
入してモルタルで固定した構造となっている。ロングス
トッパー4が上ノズル3に接触することにより溶鋼の通
路を塞ぐことができる。ロングストッパー4を上昇させ
ると間隙が形成され、図示するように、溶鋼は両者の間
隙を通過して上ノズル3と浸漬ノズル2を経由してモー
ルドに到る。
説明する。タンディッシュ(図示せず)の底部にとりつ
けられたノズル1はタンディッシュとモールド(図示せ
ず)を連結し、タンディッシュからモールドへ溶鋼を輸
送する管である。浸漬ノズル2の上部に上ノズル3を挿
入してモルタルで固定した構造となっている。ロングス
トッパー4が上ノズル3に接触することにより溶鋼の通
路を塞ぐことができる。ロングストッパー4を上昇させ
ると間隙が形成され、図示するように、溶鋼は両者の間
隙を通過して上ノズル3と浸漬ノズル2を経由してモー
ルドに到る。
【0023】浸漬ノズル2、上ノズル3、ロングストッ
パー4をすべて、BN:22〜90wt%、AlNまた
は/およびAlON:4〜48wt%を含み、C:9w
t%以下とした材料で構成した。この材料には溶鋼中の
非金属介在物が付着しない。すなわち、ロングストッパ
ー4、上ノズル3、浸漬ノズル2の溶鋼接触面は清浄に
保たれる。このため、ロングストッパー4の昇降による
溶鋼の流量制御は長時間に亘って安定して実施できる。
パー4をすべて、BN:22〜90wt%、AlNまた
は/およびAlON:4〜48wt%を含み、C:9w
t%以下とした材料で構成した。この材料には溶鋼中の
非金属介在物が付着しない。すなわち、ロングストッパ
ー4、上ノズル3、浸漬ノズル2の溶鋼接触面は清浄に
保たれる。このため、ロングストッパー4の昇降による
溶鋼の流量制御は長時間に亘って安定して実施できる。
【0024】第2の実施の形態を図2に従って説明す
る。この形態では、上ノズル3とロングストッパー4
を、BN:22〜90wt%、AlNまたは/およびA
lON:4〜48wt%を含み、C:9wt%以下とし
た材料で構成した。このようにすることによってロング
ストッパー4の閉止点(ノズル3との接触点)5を基準
として上下10mm、合計20mm以上の幅における溶
鋼との接触表面に非金属介在物が付着しないので、ロン
グストッパー4の昇降による溶鋼の流量制御は長時間に
亘って安定して実施できる。
る。この形態では、上ノズル3とロングストッパー4
を、BN:22〜90wt%、AlNまたは/およびA
lON:4〜48wt%を含み、C:9wt%以下とし
た材料で構成した。このようにすることによってロング
ストッパー4の閉止点(ノズル3との接触点)5を基準
として上下10mm、合計20mm以上の幅における溶
鋼との接触表面に非金属介在物が付着しないので、ロン
グストッパー4の昇降による溶鋼の流量制御は長時間に
亘って安定して実施できる。
【0025】第3の実施の形態を図3に従って説明す
る。この形態では、ロングストッパー4の閉止点5を基
準として上下25mm、合計50mmのロングストッパ
ー4と上ノズル3の領域、すなわち、上ノズル上部3b
とロングストッパー下端部4bを、BN:22〜90w
t%、AlNまたは/およびAlON:4〜48wt%
を含み、C:9wt%以下とした材料で構成した。
る。この形態では、ロングストッパー4の閉止点5を基
準として上下25mm、合計50mmのロングストッパ
ー4と上ノズル3の領域、すなわち、上ノズル上部3b
とロングストッパー下端部4bを、BN:22〜90w
t%、AlNまたは/およびAlON:4〜48wt%
を含み、C:9wt%以下とした材料で構成した。
【0026】上ノズル下部3aは従来材料の94wt%
Al2O3−3wt%SiO2で構成し、またロングスト
ッパー本体4aは従来材料の57wt%Al2O3−23
wt%C−9wt%SiO2−5wt%SiCで構成し
た。
Al2O3−3wt%SiO2で構成し、またロングスト
ッパー本体4aは従来材料の57wt%Al2O3−23
wt%C−9wt%SiO2−5wt%SiCで構成し
た。
【0027】このような材料構成にすることにより、ロ
ングストッパー4の閉止点5近傍をに非金属介在物が付
着しないので、ロングストッパー4の昇降による溶鋼の
流量制御は長時間に亘って安定して実施できる。
ングストッパー4の閉止点5近傍をに非金属介在物が付
着しないので、ロングストッパー4の昇降による溶鋼の
流量制御は長時間に亘って安定して実施できる。
【0028】第4の実施の形態を図4に従って説明す
る。この形態では、ロングストッパー4の閉止点5を基
準として上へ50mm、下へ80mm、合計130mm
の幅に対応するロングストッパー4と上ノズル3の領域
の溶鋼接触表面、すなわち、上ノズル内表面3dとロン
グストッパー下端部表面4dのそれぞれ肉厚5mmと8
mmの部分を、BN:22〜90wt%、AlNまたは
/およびAlON:4〜48wt%を含み、C:9wt
%以下とした材料で構成した。
る。この形態では、ロングストッパー4の閉止点5を基
準として上へ50mm、下へ80mm、合計130mm
の幅に対応するロングストッパー4と上ノズル3の領域
の溶鋼接触表面、すなわち、上ノズル内表面3dとロン
グストッパー下端部表面4dのそれぞれ肉厚5mmと8
mmの部分を、BN:22〜90wt%、AlNまたは
/およびAlON:4〜48wt%を含み、C:9wt
%以下とした材料で構成した。
【0029】上ノズル本体3cは従来材料の94wt%
Al2O3−3wt%SiO2で構成しし、また、ロング
ストッパー本体4aは従来材料の57wt%Al2O3−
23wt%C−9wt%SiO2−5wt%SiCで構
成した。
Al2O3−3wt%SiO2で構成しし、また、ロング
ストッパー本体4aは従来材料の57wt%Al2O3−
23wt%C−9wt%SiO2−5wt%SiCで構
成した。
【0030】このような材料構成とすることにより、ロ
ングストッパー4の閉止点5近傍に非金属介在物が付着
しないので、ロングストッパー4の昇降による溶鋼の流
量制御は長時間に亘って安定して実施できる。
ングストッパー4の閉止点5近傍に非金属介在物が付着
しないので、ロングストッパー4の昇降による溶鋼の流
量制御は長時間に亘って安定して実施できる。
【0031】
(実施例1)BN:29.7wt%、Al27039N:3
8.2wt%、AlN:5.0wt%、Al:4.7w
t%、SiC:12.0wt%、Al2O3:10.4w
t%の組成を有し、気孔率が30%の材料により、図2
に示すように、ロングストッパー4と上ノズル3を作
り、この上ノズル3を従来材料の94wt%Al2O3−
3wt%SiO2、気孔率19%の浸漬ノズル2に挿入
してモルタルで固定した。このような鋳造用部品を有す
る溶鋼流量制御装置を用いて、軸受け鋼の丸ビレット製
造を行った。
8.2wt%、AlN:5.0wt%、Al:4.7w
t%、SiC:12.0wt%、Al2O3:10.4w
t%の組成を有し、気孔率が30%の材料により、図2
に示すように、ロングストッパー4と上ノズル3を作
り、この上ノズル3を従来材料の94wt%Al2O3−
3wt%SiO2、気孔率19%の浸漬ノズル2に挿入
してモルタルで固定した。このような鋳造用部品を有す
る溶鋼流量制御装置を用いて、軸受け鋼の丸ビレット製
造を行った。
【0032】ノズル1本当たり208Tの溶鋼を通過さ
せたが、溶鋼流量の制御に問題はなく、完鋳することが
できた。冷却後、ロングストッパー端部と上ノズルから
なる部分を回収して観察したところ、アルミナ、スラグ
等の付着は認められず、溶損も見られなかった。
せたが、溶鋼流量の制御に問題はなく、完鋳することが
できた。冷却後、ロングストッパー端部と上ノズルから
なる部分を回収して観察したところ、アルミナ、スラグ
等の付着は認められず、溶損も見られなかった。
【0033】このように、ロングストッパーと上ノズル
の双方を、BN:22〜90wt%、AlNまたは/お
よびAlON:4〜48wt%を含み、C:9wt%以
下とした材料で構成したことにより、アルゴンガスを吹
き込むことなく制御部位への非金属介在物の付着が防止
され、溶鋼流量を安定して制御できることが確認され
た。
の双方を、BN:22〜90wt%、AlNまたは/お
よびAlON:4〜48wt%を含み、C:9wt%以
下とした材料で構成したことにより、アルゴンガスを吹
き込むことなく制御部位への非金属介在物の付着が防止
され、溶鋼流量を安定して制御できることが確認され
た。
【0034】(比較例1)図5に示す構成において、上
ノズル3のみを、上述したBN:29.7wt%、Al
27039N:38.2wt%、AlN:5.0wt%、A
l:4.7wt%、SiC:12.0wt%、Al2O
3:10.4wt%の組成を有し、気孔率が30%の材料
により形成した。浸漬ノズル2は従来材料である47w
t%Al2O3−28wt%C−25wt%SiO2の組
成を有し、気孔率が19%の材料により、ロングストッ
パー4の本体4eは従来材料の57wt%Al2O3−2
3wt%C−9wt%SiO2−5wt%SiCの組成
を有し、気孔率が10%の材料により、ロングストッパ
ー4の先端部4fは従来材料の78wt%ZrO2−1
5wt%C−5wt%CaO2の組成を有し、気孔率が
19%の材料により、それぞれ構成した。この鋳造用部
品を有する溶鋼流量制御装置を使用して、軸受け鋼の丸
ビレット製造を行った。
ノズル3のみを、上述したBN:29.7wt%、Al
27039N:38.2wt%、AlN:5.0wt%、A
l:4.7wt%、SiC:12.0wt%、Al2O
3:10.4wt%の組成を有し、気孔率が30%の材料
により形成した。浸漬ノズル2は従来材料である47w
t%Al2O3−28wt%C−25wt%SiO2の組
成を有し、気孔率が19%の材料により、ロングストッ
パー4の本体4eは従来材料の57wt%Al2O3−2
3wt%C−9wt%SiO2−5wt%SiCの組成
を有し、気孔率が10%の材料により、ロングストッパ
ー4の先端部4fは従来材料の78wt%ZrO2−1
5wt%C−5wt%CaO2の組成を有し、気孔率が
19%の材料により、それぞれ構成した。この鋳造用部
品を有する溶鋼流量制御装置を使用して、軸受け鋼の丸
ビレット製造を行った。
【0035】実施例と同様に208Tの溶鋼を通過させ
る予定であったが、累計80Tを通鋼した頃からロング
ストッパーの開度が大きくなり溶鋼流量確保が困難とな
った。 そこで、溶鋼流量の自動制御を断念し、ロング
ストッパーの開閉を繰り返して制御部位の付着物を除去
する操作を繰り返しながら操業を継続したが、累計14
0Tを通鋼した頃から溶鋼流量の低下が顕著となり流量
制御不能となったので、ロングストッパーを降下させて
通鋼を止め、鋳造を中止した。
る予定であったが、累計80Tを通鋼した頃からロング
ストッパーの開度が大きくなり溶鋼流量確保が困難とな
った。 そこで、溶鋼流量の自動制御を断念し、ロング
ストッパーの開閉を繰り返して制御部位の付着物を除去
する操作を繰り返しながら操業を継続したが、累計14
0Tを通鋼した頃から溶鋼流量の低下が顕著となり流量
制御不能となったので、ロングストッパーを降下させて
通鋼を止め、鋳造を中止した。
【0036】冷却後、ロングストッパー端部と上ノズル
からなる部分を回収して観察したところ、上ノズル3は
原型を保っていたが、ストッパー4の先端部4fは損耗
していた。図5に示すように、非金属介在物のアルミナ
とロングストッパーが損耗して発生したジルコニアから
なる付着物6によりロングストッパー4と上ノズル3間
は完全に閉塞していることが確認された。閉塞の原因は
ロングストッパー4の先端部4fへのアルミナの付着成
長によるものである。このように、ロングストッパーま
たは上ノズルの一方でも従来材料を適用すると非金属介
在物の付着が避けられないことが確認された。
からなる部分を回収して観察したところ、上ノズル3は
原型を保っていたが、ストッパー4の先端部4fは損耗
していた。図5に示すように、非金属介在物のアルミナ
とロングストッパーが損耗して発生したジルコニアから
なる付着物6によりロングストッパー4と上ノズル3間
は完全に閉塞していることが確認された。閉塞の原因は
ロングストッパー4の先端部4fへのアルミナの付着成
長によるものである。このように、ロングストッパーま
たは上ノズルの一方でも従来材料を適用すると非金属介
在物の付着が避けられないことが確認された。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ロングストッパーとノズルの少なくとも接触点近傍の両
者の溶鋼接触面を、非金属介在物の付着し難いBN、A
lNまたは/およびAlONを主成分とする材料で構成
したので、アルゴンガスを吹き込まなくても非金属介在
物の付着が発生せず、溶鋼流量の安定した自動制御を実
施することができる。その結果、アルゴンガス吹き込み
に伴う製品欠陥も発生せず、連続鋳造において欠陥のな
い良質の製品を効率良くしかも安定して製造することが
できる。
ロングストッパーとノズルの少なくとも接触点近傍の両
者の溶鋼接触面を、非金属介在物の付着し難いBN、A
lNまたは/およびAlONを主成分とする材料で構成
したので、アルゴンガスを吹き込まなくても非金属介在
物の付着が発生せず、溶鋼流量の安定した自動制御を実
施することができる。その結果、アルゴンガス吹き込み
に伴う製品欠陥も発生せず、連続鋳造において欠陥のな
い良質の製品を効率良くしかも安定して製造することが
できる。
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る溶鋼の流量制
御装置を示す断面図。
御装置を示す断面図。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係る溶鋼の流量制
御装置を示す断面図。
御装置を示す断面図。
【図3】本発明の第3の実施の形態に係る溶鋼の流量制
御装置を示す断面図。
御装置を示す断面図。
【図4】本発明の第4の実施の形態に係る溶鋼の流量制
御装置を示す断面図。
御装置を示す断面図。
【図5】比較例に係る溶鋼の流量制御装置を示す断面
図。
図。
1……ノズル 2……浸漬ノズル 3……上ノズル 3a……上ノズル下部 3b……上ノズル上部 4……ロングストッパー 4a、4c、4e……ロングストッパー本体 4b……ロングストッパー下端部 4d……ロングストッパー下端部表面 4f……比較例に係るロングストッパー下端部 5……ロングストッパーの閉止点 6……付着物
Claims (1)
- 【請求項1】 溶鋼容器相互間または溶鋼容器とモール
ド間に設けられ、ストッパーおよびノズルにより溶鋼の
流量を制御する溶鋼の流量制御装置であって、前記スト
ッパーおよびノズルは、これらを接触させた際の接触点
からストッパー側およびノズル側の各10mmまでの範
囲の溶鋼との接触表面から少なくとも3mm以内の厚さ
の部分を、BN:22〜90wt%、AlNまたは/お
よびAlON:4〜48wt%を含み、C:9wt%以
下とした材料で構成することを特徴とする溶鋼の流量制
御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9076687A JPH10258342A (ja) | 1997-03-13 | 1997-03-13 | 溶鋼の流量制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9076687A JPH10258342A (ja) | 1997-03-13 | 1997-03-13 | 溶鋼の流量制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10258342A true JPH10258342A (ja) | 1998-09-29 |
Family
ID=13612378
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9076687A Pending JPH10258342A (ja) | 1997-03-13 | 1997-03-13 | 溶鋼の流量制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10258342A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010207844A (ja) * | 2009-03-09 | 2010-09-24 | Nippon Steel Corp | 連続鋳造用浸漬ノズル |
JP2011067860A (ja) * | 2009-09-28 | 2011-04-07 | Kurosaki Harima Corp | ストッパー制御型浸漬ノズル |
WO2020184320A1 (ja) * | 2019-03-12 | 2020-09-17 | 黒崎播磨株式会社 | ノズル及びノズルとストッパーの構造体 |
-
1997
- 1997-03-13 JP JP9076687A patent/JPH10258342A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010207844A (ja) * | 2009-03-09 | 2010-09-24 | Nippon Steel Corp | 連続鋳造用浸漬ノズル |
JP2011067860A (ja) * | 2009-09-28 | 2011-04-07 | Kurosaki Harima Corp | ストッパー制御型浸漬ノズル |
WO2020184320A1 (ja) * | 2019-03-12 | 2020-09-17 | 黒崎播磨株式会社 | ノズル及びノズルとストッパーの構造体 |
JP2020146702A (ja) * | 2019-03-12 | 2020-09-17 | 黒崎播磨株式会社 | ノズル及びノズルとストッパーの構造体 |
TWI736172B (zh) * | 2019-03-12 | 2021-08-11 | 日商黑崎播磨股份有限公司 | 注嘴、以及注嘴和塞棒之結構體 |
CN113272083A (zh) * | 2019-03-12 | 2021-08-17 | 黑崎播磨株式会社 | 喷嘴以及喷嘴与塞棒的结构体 |
CN113272083B (zh) * | 2019-03-12 | 2022-05-17 | 黑崎播磨株式会社 | 喷嘴以及喷嘴与塞棒的结构体 |
US11745257B2 (en) | 2019-03-12 | 2023-09-05 | Krosakiharima Corporation | Nozzle, and nozzle and stopper combination |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |