JPH10257882A - モノクローナル抗体の製造方法 - Google Patents

モノクローナル抗体の製造方法

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JPH10257882A
JPH10257882A JP9144756A JP14475697A JPH10257882A JP H10257882 A JPH10257882 A JP H10257882A JP 9144756 A JP9144756 A JP 9144756A JP 14475697 A JP14475697 A JP 14475697A JP H10257882 A JPH10257882 A JP H10257882A
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JP
Japan
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gene
cells
monoclonal antibody
immunized
antigenic determinant
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JP9144756A
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English (en)
Inventor
Kazuyuki Ogawa
一行 小川
Kinya Nagata
欽也 永田
Shoichi Takano
昇一 高野
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B M L KK
Original Assignee
B M L KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本来の性質を有するタンパク質としての免疫原
の直接的な確保が困難な場合においても、高い確率で所
望するモノクローナル抗体を製造する手段を確立するこ
と。 【解決手段】抗原決定基をコードする塩基配列を含む遺
伝子で動物を免疫した、その遺伝子免疫動物の免疫細胞
に由来するハイブリドーマと、そのハイブリドーマを抗
体産生細胞として用いるモノクローナル抗体の製造方法
を提供すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する利用分野】本発明は、モノクローナル抗
体の製造方法及びその製造方法において用いるハイブリ
ドーマに関する技術分野に属する発明である。より具体
的には、免疫原として直接遺伝子を用いるモノクローナ
ル抗体の製造方法及びその製造方法において用いるハイ
ブリドーマに関する発明である。
【0002】
【従来の技術】モノクローナル抗体は、ミサイル療法等
の治療手段、エンザイムイムノアッセイ法やラジオイム
ノアッセイ法等の特異的な抗原抗体反応を利用した検出
手段、アフィニティクロマトグラフィー等の物質の精製
手段等において、今や欠くことのできないものとなって
いる。このモノクローナル抗体を製造する場合には、そ
の抗原決定基を有する抗原を用いて動物を免疫して、そ
の免疫動物の脾臓細胞等の免疫細胞とミエローマ細胞に
代表される旺盛な増殖能力を有する腫瘍細胞由来の細胞
とのハイブリドーマを形成させ、これらのハイブリドー
マから所望するモノクローナル抗体を産生するクローン
を選択して、このクローンをモノクローナル抗体の産生
細胞とすることが一般に行われている。そして近年は、
生体由来のタンパク質を精製することなく、未知のある
いは既知の遺伝子をクローニングし、この遺伝子に由来
する組換えタンパク質を免疫原として、モノクローナル
抗体を作成するアプローチが盛んに行われている。
【0003】しかしながら、このアプローチを行っても
本来の性質を有する抗原を確保することが非常に困難な
ために、目的とするモノクローナル抗体が得られない場
合がある。例えば、その抗原が極微量しか入手できな
い場合や、抗原の構成アミノ酸に疎水性アミノ酸が多
く含まれているために,その抗原が不溶性である場合、
組換えタンパク質の構造が本来の抗原の構造と異なる
場合、抗原が宿主細胞にとって有毒なタンパク質であ
るために,所望する抗原を産生すべき組換え宿主細胞が
死滅する場合等は、抗原を確保することが非常に困難で
あり、所望するモノクローナル抗体を得るための作業は
困難を極める。
【0004】
【発明が解決すべき課題】そこで、本発明が解決すべき
課題は、上記のように本来の性質を有するタンパク質と
しての免疫原の直接的な確保が困難な場合においても、
高い確率で所望するモノクローナル抗体を製造するため
の手段を確立することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、この課題の
解決に向けて鋭意検討を行った結果、所望する抗原決定
基をコードする遺伝子で直接動物を免疫して、その遺伝
子免疫動物の免疫細胞を用いることによって、その抗原
決定基を特異的に認識するモノクローナル抗体を製造す
ることができることを見出し、本発明を完成した。
【0006】すなわち、本発明は抗原決定基をコードす
る塩基配列を含む遺伝子で動物を免疫した、その遺伝子
免疫動物の免疫細胞に由来するハイブリドーマと、その
ハイブリドーマを抗体産生細胞として用いるモノクロー
ナル抗体の製造方法を提供するものである。
【0007】なお、本発明において遺伝子とは、その抗
原決定基をコードする核酸の塩基配列そのものに限られ
るものではなく、その抗原決定基をコードする核酸の塩
基配列を含んでいる限り、その形態は限定されるもので
はない。例えば、その抗原決定基をコードする塩基配列
の上流に適切なプロモーター等を導入した、免疫動物の
細胞内で発現可能な形態の発現プラスミド等も、本発明
における遺伝子の範疇に含まれる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。 A.抗原決定基をコードする塩基配列を含む遺伝子で動
物を免疫した、その遺伝子免疫動物の免疫細胞に由来す
るハイブリドーマ(以下、本発明ハイブリドーマとい
う)の製造:
【0009】本発明において、動物を免疫する抗原決定
基は特に限定されるものではなく、所望する物質の所望
する抗原決定基を広く選択することができる。例えば、
所望する物質そのものが、現段階では非常に微量にしか
入手できない物質、例えば精製方法が確立されていない
タンパク質,非常に変性しやすいタンパク質,組み換え
体を作製することが困難なタンパク質,組み換え体が本
来のタンパク質と異なる構造をとってしまうタンパク
質,生産させると組換え発現宿主に有毒なタンパク質等
を選択することが特に有用である。
【0010】宿主内において発現した後、本来は細胞質
内に止まる性質のタンパク質をコードする遺伝子で動物
を免疫する場合、その遺伝子産物が少なくとも細胞外に
露出する形態をとるように遺伝子に改変を加えること
が、動物におけるその遺伝子産物に対する免疫反応を惹
起させる上で好ましい。
【0011】例えば、抗原となるタンパク質のN末端側
と分泌型のシグナルペプチドとが融合して発現するよう
に遺伝子を設計することができる。また、同時にC末端
側に、GPI(Glycosyl Phosphatidyl Inositol)アンカ
ー用のシグナル配列を付加したり、細胞膜貫通領域とし
て疎水性の高いアミノ酸配列を挿入して発現させること
により、その遺伝子産物が細胞膜上に止まるように遺伝
子を改変することもできる。
【0012】このようにして、免疫した遺伝子から発現
したタンパク質が、少なくとも細胞外に露出するように
すれば、所望のタンパク質に対する免疫効果を向上させ
ることができる。
【0013】抗原決定基をコードする塩基配列を含む遺
伝子の入手法は、その遺伝子が免疫動物の細胞中で発現
することが可能である限り、特に限定されるものではな
く、例えばその抗原決定基を含むタンパク質(ポリペプ
チドを含む。以下、同様である。)そのものをコードす
る遺伝子を製造して、これを適切な遺伝子発現ベクター
に組み込んで入手することができる。
【0014】ここで、抗原決定基そのものをコードする
遺伝子の入手法は通常公知の方法を採ることができる。
例えば、抗原決定基を含むタンパク質そのものをコード
する遺伝子が既知で、かつ低分子量である場合には、ホ
スファイト−トリエステル法(Ikehara,M.,etal.,Proc.
Natl.Acad.Sci.U.S.A.,81,5956(1984) )等の通常公知
の方法を用いて所望する遺伝子を化学合成することも可
能であり、これらの化学合成法を応用したDNAシンセ
サイザーを用いてその遺伝子を合成することも可能であ
る。
【0015】また、抗原決定基を含むタンパク質そのも
のをコードする遺伝子は既知であるが、比較的高分子量
である場合には、例えばその遺伝子を含む遺伝子を入手
して、その遺伝子から所望する抗原決定基を含むタンパ
ク質そのものをコードする遺伝子を、PCR法等の遺伝
子増幅法を用いて増幅して入手する方法や、その遺伝子
を含む遺伝子の遺伝子ライブラリーを作成して、この遺
伝子ライブラリー中から所望する遺伝子を有するクロー
ンを選択して増殖させて入手する方法等を用いることが
できる。
【0016】さらに、その塩基配列が未知の場合には、
モノクローナル抗体の抗原となる物質の性質に応じた方
法で、一旦その塩基配列を決定した上で、上記のいずれ
かの方法を用いて、所望する抗原決定基を含むタンパク
質そのものをコードする遺伝子を入手することができ
る。
【0017】塩基配列の決定は、通常公知の方法を用い
て行うことができる。例えば、その遺伝子を含む遺伝子
の遺伝子ライブラリーを作成して、この遺伝子ライブラ
リー中からプラークハイブリダイゼーション法等の公知
のクローン選択法を用いて、所望する遺伝子を含むクロ
ーンを選別して、その遺伝子の塩基配列を決定すること
ができる。この塩基配列決定法としては、例えばマキサ
ム−ギルバート法(Maxam,A.M.,and Gilbert,W.,Proc.N
atl.Acad.Sci.U.S.A.,74,560(1977)),ゲノミック・シ
ークエンス法(Church,G.M. and Gilbert,W.,Proc.Nat
l.Acad.Sci.U.S.A.,81,1991(1984)),マルチプレック
ス法(Church,G.M. and Kieffer-Higgins,S.,Science,2
40,185(1988)),サイクルシークエンス法(Murray,V.,
Nucleic Acids Res.,17,8889(1989)),ジデオキシ法
(Sanger,F.,et al.,Proc.Natl.Acad.Sci.U.S.A.,74,54
63(1977))等の方法を用いて、所望する遺伝子の塩基配
列を決定することができる。
【0018】また、これらの原理を応用した塩基配列自
動解析装置を用いて、この塩基配列を決定することも勿
論可能である。なお、上記のごとく塩基配列を決定した
遺伝子断片そのものをプローブとして、遺伝子ライブラ
リーから所望する遺伝子を有するクローンを選別して、
所望する遺伝子の全長を入手する手法を用いることも可
能である。
【0019】本発明で用いる、抗原決定基をコードする
塩基配列を含む遺伝子は、上記のように宿主細胞で少な
くとも発現可能な形態を採ることが必要である。この
「発現可能な形態」の代表的なものとして、遺伝子発現
ベクターに上記の抗原決定基を含むタンパク質そのもの
をコードする遺伝子を導入した形態を挙げることができ
る。
【0020】ここにいう遺伝子発現ベクターとしては、
遺伝子免疫をする対象が主に哺乳動物、例えばマウス,
ラット,ハムスター,モルモット,ウサギ,イヌ,ネ
コ,ヒツジ,ヤギ,ウマ等に限定されているから、これ
らの哺乳動物の細胞を宿主とした場合に発現可能なベク
ターを挙げることができる。
【0021】このような遺伝子発現ベクターとしては、
例えば抗原決定基を含むタンパク質そのものをコードす
る遺伝子の上流域にプロモーター,エンハンサー,及び
下流域に転写終了配列等を保有するものを用いるのが好
適である。これらの遺伝子発現ベクターは、個別的に設
計して、構築したものを用いることができる。
【0022】また、既存の遺伝子発現ベクターのうち、
導入細胞が哺乳動物細胞である遺伝子発現ベクターを用
いることも可能である。例えば、p91023,pCD
M8,pcDL−SRα296,pBCMGSNeo,
pSV2dhfr,pSVdhfr,pAc373,p
AcYM1,pRc/CMV,pREP4,pcDNA
I等を例示することができる。
【0023】これらの遺伝子発現ベクターのうち、Cyto
megalo virus(CMV) プロモーター,Rous sarcoma virus
(RSV) プロモーター, Simian virus 40(SV40) プロモー
ター, SV2 プロモーター, SRa プロモーター等、哺乳動
物細胞において強力な活性を有するプロモーターを有す
るベクターは、本発明で用いる遺伝子発現ベクターとし
て好ましい。
【0024】このようにして構築される抗原決定基をコ
ードする塩基配列を含む遺伝子による免疫動物の免疫法
は、通常公知の免疫法を用いることができる。すなわ
ち、マウス,ラット,ハムスター,モルモット,ウサ
ギ,イヌ,ネコ,ヒツジ,ヤギ,ウマ等の免疫動物に、
この遺伝子を静脈内,皮内,皮下,筋肉内,腹腔内注射
等の手段で投与し、これを数回繰り返すことで、免疫動
物は、所望する抗原決定基で免疫される。つまり、抗原
決定基をコードする塩基配列を含む遺伝子が宿主動物の
細胞中に取り込まれ、その細胞中でこの遺伝子が発現し
て、抗原として選択された抗原決定基を有する遺伝子産
物で宿主細胞が免疫される。
【0025】より具体的には、上記遺伝子を生理食塩水
やPBS等に溶解し、免疫の対象となる動物に、上記手
段でこの遺伝子溶解物を投与して免疫して、モノクロー
ナル抗体製造のための免疫細胞、例えば免疫後の脾臓細
胞を得ることができる。なお、免疫動物は、細胞融合に
用いる骨髄腫細胞との適合性を考慮して選択することが
望ましい。
【0026】このようにして遺伝子を宿主動物内に投与
することにより、その遺伝子産物により免疫された動物
から、通常公知の方法で所望する本発明ハイブリドーマ
を製造することができる。
【0027】すなわち、遺伝子免疫した動物の免疫細胞
と動物の骨髄腫細胞とのハイブリドーマを作出し、これ
により所望する抗原決定基を認識する抗体を産生するク
ローンを選択し、このクローンを培養することにより製
造することができる。
【0028】この遺伝子免疫細胞と細胞融合する他方の
親細胞としての骨髄腫細胞としては、既に公知のもの、
例えばSP2/0−Ag14,P3−NS1−1−Ag
4−1,MPC11−45,6.TG1.7(以上、マウ
ス由来);210.RCY.Ag1.2.3(ラット由
来);SKO−007,GM15006TG−A12
(以上、ヒト由来)等を用いることができる。
【0029】上記遺伝子免疫細胞とこの骨髄腫細胞との
細胞融合は、通常公知の方法、例えばケーラーとミルシ
ュタインの方法(Kohler,G. and Milstein,C.,Nature,2
56,495(1975))等に準じて行うことができる。
【0030】より具体的には、この細胞融合は、通常公
知の融合促進剤、例えばポリエチレングリコール(PE
G),センダイウイルス(HVJ)等の存在下におい
て、融合効率を向上させるためにジメチルスルホキシド
等の補助剤を必要に応じて添加した通常の培養培地中で
行い、ハイブリドーマを調製する。
【0031】所望のハイブリドーマの分離は、通常の選
別用培地、例えばHAT(ヒポキサンチン,アミノプテ
リン及びチミジン)培地で培養することにより行うこと
ができる。すなわち、この選別用培地において目的とす
るハイブリドーマ以外の細胞が死滅するのに十分な時間
をかけて培養することによりハイブリドーマの分離を行
うことができる。このようにして得られるハイブリドー
マは、通常の限界希釈法により目的とするモノクローナ
ル抗体の検索及び単一クローン化に供することができ
る。
【0032】目的とするモノクローナル抗体産生株の検
索は、本発明が好適に適用されるべき、抗原となるタン
パク質が入手困難である場合等を勘案すると、そのタン
パク質を直接用いることなしに行うことができる手段を
選択することが好ましい。例えば、抗原となる遺伝子を
特異的に発現している細胞や強制発現させた細胞を用い
ることによって、間接蛍光抗体法,フローサイトメトリ
ー,免疫ブロット法等の手法により抗原となるタンパク
質を直接用いることなしに行うことができる。
【0033】なお、抗原となるタンパク質を入手するこ
とが可能である場合には、例えばELISA法,プラー
ク法,スポット法,凝集反応法,オクタロニー法,RI
A法等の一般的な検索法を選択することができる。
【0034】このようにして得られる本発明モノクロー
ナル抗体を産生する本発明ハイブリドーマは、通常の培
地で継代培養することが可能であり、さらに液体窒素中
で長時間保存することもできる。
【0035】この本発明ハイブリドーマからの所望の本
発明モノクローナル抗体の採取は、この本発明ハイブリ
ドーマを常法に従って培養して、その培養上清として得
る方法や、本発明ハイブリドーマをこのハイブリドーマ
に適合性が認められる動物に投与して増殖させ、その腹
水として得る方法等を用いることができる。
【0036】また、このようにして得られるモノクロー
ナル抗体は、更に塩析,ゲル濾過法,アフィニティクロ
マトグラフィー等の通常の手段により精製することがで
きる。このようにして得られる本発明モノクローナル抗
体は、免疫した遺伝子がコードする抗原決定基を抗原と
するモノクローナル抗体である。
【0037】本発明により、目的の抗原が十分量確保で
きない場合でも、その遺伝子(一部でも可能)さえ確保
することができれば、その遺伝子がコードするタンパク
質に含まれる抗原決定基に対するモノクローナル抗体を
得ることができる。このモノクローナル抗体は、その抗
原の精製手段,検出手段等において非常に重要な役割を
果たし得る。
【0038】
【実施例】以下、実施例により本発明をより具体的に説
明するが、この実施例により本発明の技術的範囲が限定
されるべきものではない。この実施例において、本発明
の適用例としたT48は、ヘルパーT細胞亜集団のうち
1型ヘルパーT細胞(Th1)にのみ特異的に発現する
タンパク質で、アトピー性疾患の発症,エイズの劇症化
等に深く関わるヘルパーT細胞群におけるバランスの変
化を迅速かつ簡便に特定する手段として用いることがで
き得るタンパク質であり、極めて有用な免疫関連タンパ
ク質である。
【0039】しかしながら、現在のところこのT48
を、純粋な形態で大量に入手することは、困難であり、
そのモノクローナル抗体の製造に際しても、T48を直
接抗原として製造することは困難を伴っている。そこ
で、本発明をこのT48に適用して、T48に対するモ
ノクローナル抗体を、その遺伝子を入手することにより
製造する実施例を以下に記載する。まず、この実施例の
記載に先立ち、T48の遺伝子を入手する工程を、参考
例として述べる。
【0040】〔参考例〕 T48遺伝子の製造等 (1)T48遺伝子のクローニング サブトラクション法によりTh1に特異的に発現してい
るT48遺伝子断片を単離し、この遺伝子の全長につい
てのクローニングを行った。所望のcDNAの全長をク
ローニングするために、Th1mRNAの発現が高い細
胞からλファージcDNAライブラリーを調製した。
【0041】すなわち、上記2P15細胞より全RNA
を抽出し、オリゴ(dT)ラテックス(日本ロシュ製)
を用いて、poly(A)+ RNAを常法により精製し
た。次に、市販のcDNAクローニングキット(ライフ
テクノロジー社製)を用いて、2本鎖cDNAを合成
し、λgt22AファージのSal I/Not I サイ
トにクローニングした。これに引続き、市販のキット
(ストラタジーン社製)を用いて、インビトロで上記λ
ファージにおけるパッケージングを完了した。このパッ
ケージング産物を大腸菌Y1090r- 株に感染させ、
約2×105 個の組換えλファージを得た。次に、上記
のサブトラクション法で得た新規のcDNA断片をラン
ダムプライミング法を用いた市販の32P標識用キット
(宝酒造製)を用いて標識し、これを放射性プローブと
して、プラークハイブリダイゼーション法によりλファ
ージライブラリーのスクリーニングを行った。
【0042】その結果、13の陽性クローンを見出し、
これらの陽性cDNAクローンのうち、最も長いインサ
ートDNAを持つクローン3つをプラスミドpBluescri
pt SK(-)(ストラタジーン社製)のEcoRV/Not
I サイトにサブクローニングした。
【0043】蛍光ターミネーターを用いたジデオキシタ
ーミネーション法による塩基配列解析の結果、上記3つ
の陽性クローンのcDNAの互いに重複する部分の塩基
配列は完全に一致しており、同一の遺伝子に由来するク
ローンであることが確認された。
【0044】これらの3つの陽性クローンのうち、最も
長いcDNAを有するクローンT48−4をクローンT
48と称し、以下に用いた。
【0045】(2)T48遺伝子の構造 クローンT48に取り込まれたcDNAは1153bpの
鎖長であり、ノーザンブロッティングで測定されたmR
NAの長さ(1.4kbp )にほぼ近いものであった。そ
して、その3’端に、poly(A)付加シグナル及び
逆転写反応で用いたオリゴdTの相補配列と思われる1
5個のA(アデニン)を有していた。
【0046】また、最も長いオープンリーディングフレ
ームは、5’端より79番目のATGより始まり、74
8番目のTGAで終わり、223アミノ酸残基よりなる
タンパク質をコードしていると予測された。その開始コ
ドン付近の塩基配列(TCGCCATGA)は、Koz
akのコンセンサス配列(CCA(G)CCATGG)
とほぼ相同であった。
【0047】以上の点より、クローンT48は、mRN
Aの3’端から始まり、コーディング領域全長を経て
5’側の非翻訳領域の一部に達するほぼ全長を含んでい
ると判断された。このクローンT48の有するcDNA
配列を有する遺伝子を、以下Th1遺伝子とし、その塩
基配列を配列番号1に示す このようにして、塩基配列が決定されたTh1遺伝子を
用いて、Th1に対するモノクローナル抗体を製造し
た。その工程を実施例として以下に示す。
【0048】〔実施例1〕 Th1遺伝子ベクターの調
製及び同遺伝子による免疫 Th1遺伝子の全長(配列番号1)を含むプラスミドD
NA(pBluescript SK(-))で形質転換した大腸菌(E.c
oli K12-JM109 株)〔この形質転換体は、T48cDN
Aとして、工業技術院生命工学研究所に寄託番号FER
M P−15618で寄託されている〕を増殖させて集
菌し、これからプラスミドDNAを抽出して、制限酵素
HindIII 及びNotIを用いて消化し、アガロース
電気泳動でベクターDNAを分離させて、インサートD
NA(T48)を調製した。このようにして得たTh1
遺伝子(開始コドン上流78bpからpolyAテイルまで)
を、pRc/CMVプラスミド(Invitrogen社製)のサ
イトメガロウイルスプロモーターの下流にあるHind
III サイトとNotI サイトとの間に挿入して、所望す
るTh1遺伝子の全長を組み込んだプラスミドDNA
(pRc/CMV−T48)を得た。
【0049】このpRc/CMV−T48の生理食塩水
溶液を、8週齢BALB/cマウス(♀)の両足大腿筋
及び尾皮内に各20μg を(1匹1回当り60μg )、
3週おきに3回免疫した。特異抗体の上昇を、免疫血清
を用いて間接蛍光抗体法及びウエスタンブロッティング
法で確認後、さらに上記と同様の手順で2回追加免疫を
行った。
【0050】〔実施例2〕 ハイブリドーマの調製 最終免疫の2週間後、免疫マウスの脾臓細胞を1×10
8 個及びミエローマ細胞を3×107 個をRPMI16
40培地中で混合した。次に、この混合物に遠心を施し
て得られた細胞の混合沈澱を、RPMI1640培地で
洗浄して上清を完全に除去した後、残った細胞沈澱物
に、37℃に保温した50%ポリエチレングリコール
(平均分子量1500)PBS溶液を45秒かけて攪拌
しながら加えて、この残った細胞沈澱物を懸濁した。細
胞を均一に懸濁しながらRPMI1640培地を30ml
加えた後、系に遠心分離を施して細胞を再び沈澱させ
た。
【0051】このようにして得られた細胞をHAT培地
に懸濁し、96ウエルプレートに1ウエル当たり1×1
5 個/50μl の濃度でまき、37℃,5%CO2
条件下でインキュベーターを用いて培養した。なお、培
養開始後5日,7日及び9日目にウエル当り50μl の
HAT培地を追加して栄養補給を行い、細胞を観察し
た。培養開始後10〜14日目には、ほとんどのウエル
に細胞増殖が見られるようになるので、それぞれの培養
上清を一定量採集して1次スクリーニングを行った。す
なわち、スライドに固定したT48cDNAを強制発現
させたCOS7細胞〔pcDL−SRα/COS7、調
製法:10%牛胎児血清(FBS)を含むDMEMで1
8時間培養したCOS7細胞に,リポフェクチン試薬
(ライフテクノロジー社製)とT48cDNAを組み込
んだpcDL−SRαプラスミドDNAを含んだOpt
i−MEMI培地(ライフテクノロジー社製)を重層
し,CO2 インキュベーター内で37℃で6時間培養し
た。次いで,培地を除いた後,10%FBS/DMEM
を加え、37℃で42時間培養した。〕と、室温で30
分反応させた。この反応系を洗浄して、FITC標識ヤ
ギ抗マウスIgGと遮光状態で室温下、30分間反応さ
せた。再び反応系を洗浄後、これにカバーグラスをのせ
て蛍光顕微鏡で観察した。
【0052】なお、ここで用いたスライドは、Th1遺
伝子を強制発現させたCOS7細胞(上記)を5×10
5 個/ mlの割合で10%FBS/DMEMに懸濁し、こ
の懸濁物を12穴スポットスライドグラスに40μl/穴
で分注後、CO2 インキュベーター内で37℃で3時間
培養し、細胞をスライドグラス上に付着させた。次い
で、スライドをPBSで軽くリンスした後、氷冷した2
%パラホルムアルデヒドPBS溶液で室温で10分間処
理して細胞を固定した。次いで、PBSでリンス後、
0.1%NP−40/PBS溶液で、室温下、5分間処
理して細胞膜を可溶化したものである。
【0053】〔実施例3〕 モノクローナル抗体の調製 上記実施例2において、T48cDNAを組み込んだ細
胞のみに反応したウエルについて、限界希釈法による単
クローンの選択及び2次スクリーニングを行った。すな
わち、単クローンの選択については、ウエル中の細胞数
を測定し、細胞が1ウエル当り0.2個になるように細
胞を懸濁した培地を96ウエルプレートに分注して培養
した後、再度培養上清を用いて上記スクリーニングを行
った。なお、この操作は3回行った。
【0054】また、2次スクリーニングは以下のように
行った。 免疫ブロットによる方法 Th1遺伝子を強制発現させたCOS7細胞(前記)
を、0.5%の界面活性剤であるNP−40を含むバッ
ファーで溶解し、この溶解物に遠心分離を施して、核を
除いた上清をサンプルとした。次に、このサンプルを還
元及び非還元条件下で、SDSポリアクリルアミド電気
泳動で分離した。
【0055】電気泳動を行ったゲルからニトロセルロー
ス膜へ、この電気泳動により生じたバンドをブロットし
た後、ブロッキングバッファー(1%スキムミルク,5
%FBS及び0.1%ツイーン20含有PBS)に浸
し、4℃で一晩静置した後、さらにハイブリドーマの培
養上清に浸し、室温で1時間反応させた。膜をウオッシ
ュバッファー(0.1%ツイーン20含有PBS)に浸
して15分間振盪して洗浄した。3回洗浄した後、希釈
した標識二次抗体(ペルオキシダーゼ標識ヤギ抗マウス
IgG)と室温で1時間反応させた。ウオッシュバッフ
ァーで3回洗浄後、膜をケミルミネッセンス法により化
学発光させ、オートラジオグラフィー用フィルムに当て
てバンドを検出した。
【0056】フローサイトメーターによる方法(この
方法は、抗原となるタンパク質が細胞膜上に発現してい
る場合に適用可能である) Th1遺伝子を強制発現させたCOS7細胞(前記)
を、10%FBS,RPMI1640培地で適当に希釈
したハイブリドーマ上清に浮遊させ、氷上で30分反応
させた。細胞をウオッシュバッファー(0.1%BS
A,0.05%NaN3 含有PBS)で2回洗浄後、細
胞を希釈したFITC標識ヤギ抗マウスIgG抗体溶液
中で、氷上において30分間反応させた。細胞をウオッ
シュバッファーで2回洗浄後、PBSに懸濁し、フロー
サイトメーターにより蛍光を検出した。
【0057】上記方法により選別し得たTh1遺伝子産
物特異的モノクローナル抗体産生ハイブリドーマについ
て、単クローン細胞を大量に培養し、抗体を精製するこ
とによって所望するT48タンパク質に対して特異的な
モノクローナル抗体が得られた。
【0058】また、このハイブリドーマをBALB/c
マウスの腹腔内に投与し、腹腔内で細胞が増殖して抗体
を含む腹水が貯留した後、採集し、抗体を精製した。こ
の結果、T48タンパク質に対して特異的なモノクロー
ナル抗体を産生するクローンTDA−3及びTFG−7
を得ることができた。これらのうち、クローンTDA−
3が産生するモノクローナル抗体を用いてTh1遺伝子
を強制発現させたCOS7細胞の免疫ブロットの結果を
第1図に示す(この第1図において、T48産物とは、
COS7細胞においてTh1遺伝子を強制発現させた結
果生じた翻訳転写産物を表す。)。また、同細胞のフロ
ーサイトメーターによる解析結果を第2図に示す。
【0059】この本発明に関わるT48モノクローナル
抗体を産生するハイブリドーマは、Mouse Hybridoma T
DA−3及びMouse Hybridoma TFG−7として、通商
産業省工業技術院生命工学研究所に寄託されている(寄
託番号は、Mouse HybridomaTDA−3がFERM P
−16033,同TFG−7がFERM P−1603
4,である)。
【0060】これらの実施例等により、特定の物質をコ
ードする遺伝子さえ入手できれば、その物質中に含まれ
る抗原決定基に対するモノクローナル抗体が容易に入手
可能であることが明らかになった。
【0061】
【発明の効果】本発明により、免疫原として直接遺伝子
を用いるモノクローナル抗体の製造方法及びその製造方
法において用いるハイブリドーマが提供される。
【0062】
【配列表】
配列番号:1 配列の長さ:1153 配列の型:核酸 鎖の数:両形態 トポロジー:不明 配列の種類:cDNA 起源 ヒトTh1遺伝子(T48) 配列 CCCTTTAAAG GGTGACTCGT CCCACTTGTG TTCTCTCTCC TGGTGCAGAG TTGCAAGCAA 60 GTTTATCAGA GTATCGCCAT GAAGTTCGTC CCCTGCCTCC TGCTGGTGAC CTTGTCCTGC 120 CTGGGGACTT TGGGTCAGGC CCCGAGGCAA AAGCAAGGAA GCACTGGGGA GGAATTCCAT 180 TTCCAGACTG GAGGGAGAGA TTCCTGCACT ATGCGTCCCA GCAGCTTGGG GCAAGGTGCT 240 GGAGAAGTCT GGCTTCGCGT CGACTGCCGC AACACAGACC AGACCTACTG GTGTGAGTAC 300 AGGGGGCAGC CCAGCATGTG CCAGGCTTTT GCTGCTGACC CCAAACCTTA CTGGAATCAA 360 GCCCTGCAGG AGCTGAGGCG CCTTCACCAT GCGTGCCAGG GGGCCCCGGT GCTTAGGCCA 420 TCCGTGTGCA GGGAGGCTGG ACCCCAGGCC CATATGCAGC AGGTGACTTC CAGCCTCAAG 480 GGCAGCCCAG AGCCCAACCA GCAGCCTGAG GCTGGGACGC CATCTCTGAG GCCCAAGGCC 540 ACAGTGAAAC TCACAGAAGC AACACAGCTG GGAAAGGACT CGATGGAAGA GCTGGGAAAA 600 GCCAAACCCA CCACCCGACC CACAGCCAAA CCTACCCAGC CTGGACCCAG GCCCGGAGGG 660 AATGAGGAAG CAAAGAAGAA GGCCTGGGAA CATTGTTGGA AACCCTTCCA GGCCCTGTGC 720 GCCTTTCTCA TCAGCTTCTT CCGAGGGTGA CAGGTGAAAG ACCCCTACAG ATCTGACCTC 780 TCCCTGACAG ACAACCATCT CTTTTTATAT TATGCCGCTT TCAATCCAAC GTTCTCACAC 840 TGGAAGAAGA GAGTTTCTAA TCAGATGCAA CGGCCCAAAT TCTTGATCTG CAGCTTCTCT 900 GAAGTTTGGA AAAGAAACCT TCCTTTCTGG AGTTTGCAGA GTTCAGCAAT ATGATAGGGA 960 ACAGGTGCTG ATGGGCCCAA GAGTGACAAG CATACACAAC TACTTATTAT CTGTAGAAGT 1020 TTTGCTTTGT TGATCTGAGC CTTCTATGAA AGTTTAAATA TGTAACGCAT TCATGAATTT 1080 CCAGTGTTCA GTAAATAGCA GCTATGTGTG TGCAAAATAA AAGAATGATT TCAGAAATAA 1140 AAAAAAAAAA AAA 1153
【図面の簡単な説明】
【図1】Th1遺伝子を強制発現させたCOS7細胞の
免疫ブロッティングの結果を示す図面である。
【図2】Th1遺伝子を強制発現させたCOS7細胞の
フローサイトメーターによる蛍光の検出の結果を示す図
面である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C12R 1:91)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】抗原決定基をコードする塩基配列を含む遺
    伝子で動物を免疫した、その遺伝子免疫動物の免疫細胞
    に由来するハイブリドーマ。
  2. 【請求項2】請求項1記載のハイブリドーマを抗体産生
    細胞として用いるモノクローナル抗体の製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016028581A (ja) * 2009-05-28 2016-03-03 アボツト・バイオロジカルズ・ベー・ブイAbbott Biologicals B.V. 外来物質試験

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JP2016028581A (ja) * 2009-05-28 2016-03-03 アボツト・バイオロジカルズ・ベー・ブイAbbott Biologicals B.V. 外来物質試験

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