JPH10257670A - 電動機制御装置及び電動機の保守管理システム - Google Patents

電動機制御装置及び電動機の保守管理システム

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JPH10257670A
JPH10257670A JP9054691A JP5469197A JPH10257670A JP H10257670 A JPH10257670 A JP H10257670A JP 9054691 A JP9054691 A JP 9054691A JP 5469197 A JP5469197 A JP 5469197A JP H10257670 A JPH10257670 A JP H10257670A
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JP
Japan
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motor
insulation resistance
circuit
resistance value
value
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JP9054691A
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Inventor
Kenichi Maekawa
賢一 前川
Shinji Nagao
伸二 長尾
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Toshiba Corp
Toshiba FA Systems Engineering Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba FA Systems Engineering Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地絡故障の発生を未然に防止することを、よ
り確実に行い得る電動機制御装置及び電動機の保守管理
システムを提供する。 【解決手段】 論理演算回路16は、電磁接触器5の主
回路接点5aが開状態の時に、絶縁抵抗検出回路11に
より誘導電動機2の大地に対する絶縁抵抗値Rを所定回
数測定して平均値Rmを求めると共に、過去の測定にお
いて得られた平均値Rm′を記憶回路19から読出し
て、所定の許容値Tを減算して判定値Jを得る。判定回
路20は、平均値Rmと判定値Jとの大小の比較結果よ
り、平均値Rmが判定値J以下であれば異常であると判
断して故障信号を故障信号回路21に出力し、故障信号
回路21は、その故障信号を論理演算回路16に出力す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力される操作信
号に応じて、制御プログラムに基づき電動機に交流電源
を供給する主回路を開閉することにより電動機の運転を
制御する電動機制御装置、及び監視手段と複数の前記電
動機制御装置とを伝送路を介して接続することにより電
動機の運転状態を監視する電動機の保守管理システムに
関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】最近、複数の誘導電動
機の夫々対応する単位装置を有するコントロールセンタ
においては、その単位装置として、マイクロコンピュー
タによる誘導電動機の運転・停止制御,保護,監視等の
多数の機能を備えた電動機制御装置が設けられたものが
ある。斯様な単位装置の保護機能は、誘導電動機の主回
路電流の監視を常時行って過負荷,欠相,地絡等の故障
を検出すると、主回路に接続されている電磁接触器を開
路することにより誘導電動機を保護し、検出した故障内
容を表示装置に表示させるものである。
【0003】また、斯様なコントロールセンタにおいて
は、地絡故障を防止するために、定期点検時などにコン
トロールセンタ自体の稼働を停止させた状態で、コント
ロールセンタの負荷側端子部において、絶縁抵抗計を用
いて誘導電動機の大地に対する絶縁抵抗値を測定するよ
うにしている。
【0004】従って、コントロールセンタが稼働してお
り、誘導電動機の運転制御が行われている状態では、前
記絶縁抵抗値の測定は行われておらず、例えば、通常の
運転制御中に何らかの原因によって絶縁抵抗値の低下が
発生した場合であってもそれを検出することができず、
地絡故障に至るのを未然に防止することができないとい
う問題があった。
【0005】本発明は上記課題を解決するものであり、
その目的は、電動機の地絡故障の発生を未然に防止する
ことをより確実に行い得る電動機制御装置及び複数の電
動機を一括して保守管理する電動機の保守管理システム
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の電動機制御装置は、電動機に交流電
源を供給する主回路を開閉する電磁接触器と、この電磁
接触器を開閉するための開操作信号及び閉操作信号を入
力するための入力手段と、この入力手段によって入力さ
れる前記開操作信号及び閉操作信号に応じて、予め記憶
されている制御プログラムに基づき前記電磁接触器を開
閉させることにより前記電動機の運転を制御する制御手
段とを具備したものにおいて、前記制御手段は、前記電
磁接触器が開状態の時に前記電動機の大地に対する絶縁
抵抗値を測定し、前記絶縁抵抗値が判定値以下の場合は
故障信号を出力することを特徴とする。
【0007】斯様に構成すれば、電動機の運転が制御プ
ログラムに基づいて制御されている状態においても、制
御手段は、電磁接触器が開状態の時に電動機の大地に対
する絶縁抵抗値を測定して判定値との比較判定を行うの
で、電動機の運転制御自体は継続されている状態で電動
機の絶縁抵抗値が測定され、その絶縁抵抗値が判定値以
下の場合には故障信号が出力される。従って、地絡故障
の発生防止を確実に行うことができる。
【0008】この場合、請求項2に記載したように、制
御手段を、故障信号を出力している場合は電磁接触器に
対する閉指令信号の出力を禁止する構成とするのが好適
であり、斯様に構成すれば、電動機の絶縁抵抗値が判定
値以下の場合には電磁接触器は閉状態とならず電動機は
起動されることがないので、地絡故障の発生防止をより
確実に行うことができる。
【0009】また、請求項3に記載したように、表示手
段を備えて、制御手段を、測定した絶縁抵抗値を前記表
示手段に表示させる構成としても良く、斯様に構成すれ
ば、電動機の絶縁抵抗値を表示手段を見ることによって
監視することができる。
【0010】請求項4に記載したように、制御手段によ
って測定される絶縁抵抗値が記憶される記憶手段を備
え、制御手段を、記憶手段に記憶させた絶縁抵抗値に基
づいて判定値を決定する構成としても良い。斯様に構成
すれば、例えば、記憶手段に記憶された絶縁抵抗値のデ
ータを平均するなどして、その結果を基に判定値を決定
すれば、判定値として妥当な値を設定することができ
る。
【0011】また、請求項5に記載したように、電動機
が設置されている室内の気温を測定する温度検出手段
と、電動機が設置されている室内の湿度を測定する湿度
検出手段とを備えて、制御手段を、前記温度検出手段及
び前記湿度検出手段により検出された気温及び湿度に応
じて、測定した絶縁抵抗値を補正する構成とするのが好
ましい。
【0012】斯様に構成すれば、測定した絶縁抵抗値
は、電動機が設置されている室内の、その時点における
環境状態に応じたより正確な値に補正されるので、より
確実な判定を行うことができる。
【0013】請求項6記載の電動機の保守管理システム
は、通信手段を備えた請求項1乃至5の何れかに記載の
複数の電動機制御装置と、これらの電動機制御装置の通
信手段に伝送路を介して接続され、前記複数の電動機制
御装置によって送信される各種データに応じて前記複数
の電動機制御装置によって制御される電動機の運転状態
を監視する監視手段とを備えて、前記複数の電動機制御
装置の各制御手段は、測定した絶縁抵抗値のデータを前
記通信手段を介して前記監視手段に送信することを特徴
とする。
【0014】斯様に構成すれば、監視手段は、各電動機
の絶縁抵抗値のデータを得ることにより各電動機を一括
して監視することができ、例えば、何れかの電動機の絶
縁抵抗値が判定値以下となった場合は、その電動機によ
り行われている負荷の駆動を、以降は予備の電動機によ
って駆動するように切替えることなどが可能である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、コントロールセ
ンタの1つの単位装置に適用した場合の第1実施例につ
いて図1及び図2を参照して説明する。単位装置の構成
を示す図1において、三相交流電源に接続された電源母
線1と誘導電動機(電動機)2との間には主回路3が形
成されており、この主回路3には、短絡電流検出用の配
線用遮断器4,電磁接触器5の主回路接点5a,主回路
電流検出用の電流変換器6及び地絡電流検出用の零相変
流器7が設けられている。また、主回路3における配線
用遮断器4の負荷側には、操作用変圧器8の一次側コイ
ル8aが接続されており、この操作用変圧器8の二次側
コイル8bには、制御母線9a,9bが接続されてい
る。
【0016】制御母線9a,9bには、交流/直流変換
回路10が接続されており、制御母線9,9b間に印加
される交流電圧を直流電圧に変換するようになってい
る。その交流/直流変換回路10の直流出力端子は、絶
縁抵抗検出回路11の入力端子に接続されている。絶縁
抵抗検出回路11は、その検出用配線11aが主回路接
点5aと誘導電動機2との間にある負荷ケーブル12の
1つに接続されており、負荷ケーブル12を介して誘導
電動機2(の巻線)と大地との間の絶縁抵抗を測定する
ものである。
【0017】絶縁抵抗の測定原理を図2の等価回路をも
参照して説明する。図2において、絶縁抵抗検出回路1
1の内部抵抗(抵抗値r)と負荷ケーブル12及び誘導
電動機2を含む大地に対する絶縁抵抗(抵抗値R)との
直列回路の両端に、交流/直流変換回路10から与えら
れる直流出力電圧E(電源の負側が大地に接続されてい
る)が印加されている。そして、絶縁抵抗検出回路11
は、内部抵抗の端子電圧を測定するようになっている。
【0018】ここで、内部抵抗(抵抗値r)と絶縁抵抗
(抵抗値R)との直列回路に流れる電流をIとすると、 E=(r+R)×I …(1) であり、測定される内部抵抗の端子電圧をvとすると、 v=r×I …(2) である。従って、(1)式及び(2)式から、 E=(r+R)×v/r R=E×r/v−r=(E/v−1)×r …(3) となって、絶縁抵抗値Rが求められる。
【0019】さて、制御母線9aに一端が夫々接続され
た電磁接触器5のコイル5b及び補助接点5c,入力手
段たる閉操作スイッチ13及び開操作スイッチ14夫々
の他端は、モータ保護リレー15の出力端子,入力端子
に夫々接続されている。閉操作スイッチ13及び開操作
スイッチ14のオン信号(閉操作信号及び開操作信号)
は、モータ保護リレー15の論理演算回路16に与えら
れるようになっている。また、論理演算回路16の出力
端子は、駆動回路17を介してモータ保護リレー15の
出力端子に接続されている。
【0020】論理演算回路16は、内蔵されているメモ
リ(図示せず)に予め記憶されている制御プログラムに
基づいて、誘導電動機2の運転制御を行うようになって
いる。例えば、閉操作スイッチ13が作業者により操作
されて閉操作信号が与えられると、論理演算回路16
は、誘導電動機2の運転制御プログラムを実行させるよ
うになっている。そして、その運転制御プラグラムに応
じて閉指令信号を出力し、駆動回路17を介して電磁接
触器5のコイル5bの通電を行い、誘導電動機2を起動
させ運転制御を行う。
【0021】また、運転制御プラグラムの実行中におい
て、開操作スイッチ14が作業者により操作されて開操
作信号が与えられると、論理演算回路16は、運転制御
プラグラムの実行を中止した後停止制御プログラムを実
行させ、その停止制御プラグラムに応じて開指令信号を
出力し、電磁接触器5のコイル5bの断電を行って誘導
電動機2を停止させるようになっている。
【0022】電流変換器6及び零相変流器7の出力端子
は、電流検出回路18を介して論理演算回路16の入力
端子に接続されている。この電流検出回路18は、電流
変換器6及び零相変流器7によって測定された電流値を
A/D変換して、論理演算回路16に出力するものであ
る。
【0023】絶縁抵抗検出回路11は、前述のようにし
て求めた絶縁抵抗値RをA/D変換して論理演算回路1
6に出力し、論理演算回路16は、測定された絶縁抵抗
値RをRAMなどで構成される記憶回路(記憶手段)1
9に書込んで記憶させるようになっている。尚、絶縁抵
抗検出回路11による絶縁抵抗値Rの測定は、論理演算
回路16により与えられる制御信号に基づいて行われる
ようになっている。
【0024】論理演算回路16は、記憶回路19に記憶
させた絶縁抵抗値Rに関するデータを読出して所定の演
算を行った結果を、判定回路20に出力するようになっ
ている。そして、判定回路20は、論理演算回路16に
より与えられた演算結果に基づいて、今回の測定におけ
る絶縁抵抗値Rが正常値であるか否かを判定し、その判
定結果を故障出力回路21に出力するようになってい
る。
【0025】絶縁抵抗値Rが異常であると判定した場合
は、故障出力回路21から故障信号が出力され、故障出
力回路21は、LEDを点灯表示させたり、或いは、警
報ブザーを鳴動させるなどして警報を出力するようにな
っている。尚、論理演算回路16,判定回路20及び故
障出力回路21は、制御手段に対応する。
【0026】故障出力回路21は、具体的には図示しな
いが、他の単位装置と同様に、コントロールセンタ全体
を統括的に制御するプログラマブルコントローラなどの
上位制御装置と伝送路を介して接続されており、その上
位制御装置と各種データの送受信を行うようになってい
る。例えば、上位制御装置から与えられる誘導電動機2
の停動に関する指令を論理演算回路16に与えたり、論
理演算回路16が定期的に収集する電流変換器6や零相
変流器7などから得たデータを上位制御装置に送信す
る。尚、詳細は、後述する第3実施例において述べる。
【0027】また、論理演算回路16は、7セグメント
のLED若しくは液晶パネルなどからなる表示回路(表
示手段)22に、測定された絶縁抵抗値Rのデータを出
力して表示させるようになっている。尚、モータ保護リ
レー15と絶縁抵抗検出回路11とを合わせたものが、
単位装置の電動機制御装置23に対応する。尚、電動機
制御装置23は、操作用変圧器8の二次側コイル8cに
誘起される交流電圧から制御用直流電圧を作成するよう
になっている。
【0028】次に、本実施例の作用について説明する。
論理演算回路16は、作業者によって閉操作スイッチ1
3がオン操作されると運転制御プログラムを実行し、そ
の運転制御プログラムに従って閉指令信号に基づき駆動
回路17を介して電磁接触器5のコイル5bに通電を行
い、主回路接点5aを閉状態にして誘導電動機2を起動
させる。
【0029】そして、誘導電動機2は、以降もその運転
制御プログラムに応じて運転制御される。この運転制御
プログラムは、例えば、閉指令信号に基づき誘導電動機
2を所定の時間だけ運転させた後適当なタイミングで開
指令信号に基づき停止させ、必要な時間だけ停止させた
後、再び閉指令信号に基づき運転を開始させるなどの処
理内容のものである。
【0030】上記運転制御プログラムの実行中において
誘導電動機2が停止状態になる、即ち主回路接点5aが
開状態になると、論理演算回路16は、絶縁抵抗検出回
路11に制御信号を与えて絶縁抵抗値Rの測定を開始さ
せる。絶縁抵抗検出回路11は、制御信号が与えられる
と、直流電源電圧Eを(内部抵抗rを介して)主回路接
点5aと誘導電動機2との間に接続されている負荷ケー
ブル12の1つに印加することにより、前述のように絶
縁抵抗値Rを測定してデジタルデータとして論理演算回
路16に出力する。この測定は所定の時間間隔をおいて
数回行われる。
【0031】尚、上記所定の時間間隔は、誘導電動機2
が実際に運転される状態において想定される停止時間の
長さや、絶縁抵抗値Rの監視密度に応じて適宜設定す
る。例えば、誘導電動機2が数時間に渡って停止状態と
なる場合は30分や1時間に設定したり、停止状態がそ
れ程長くないものの場合は5分や10分程度に設定して
も良いし、停止時間の長短にかかわらず監視密度を高め
たい場合には、数分程度の短い間隔に設定すれば良い。
論理演算回路16は、絶縁抵抗値Rを測定する毎に記憶
回路19に書込んで記憶させると共に、表示回路22に
そのデータを出力して表示させる。
【0032】そして、論理演算回路16は、絶縁抵抗値
Rを所定数(例えば5点)測定すると、それらから平均
値Rmを演算する。これは、絶縁抵抗値が気温及び湿度
などの環境条件の影響を受けて変動することを考慮した
ものである。
【0033】次に、論理演算回路16は、以前の誘導電
動機2の停止状態において同様に測定されて記憶されて
いる絶縁抵抗値の平均値Rm′を記憶回路19から読出
して、所定の許容値Tを減算したものを判定値Jとする
(J=Rm′−T)。そして、平均値Rm及び判定値J
を判定回路20に出力する。
【0034】判定回路20は、平均値Rmと判定値Jと
の大小の比較を行うもので、平均値Rmが判定値Jより
大であれば正常と判断し、特に処理は行わない。また、
判定回路20は、平均値Rmが判定値J以下であれば異
常であると判断し、故障信号を故障信号出力回路21に
出力する。故障信号出力回路21は、故障信号が与えら
れると、前述のようにLEDを点灯表示させたり或いは
警報ブザーを鳴動させるなどして警報を出力すると共
に、論理演算回路16に故障信号を出力する。
【0035】論理演算回路16は、故障出力回路21よ
り故障信号が出力されると、運転制御プログラムを実行
中である場合は、その実行を停止させる。即ち、運転制
御プログラムが電磁接触器5に対する閉指令信号を生じ
ても、その閉指令信号の出力は禁止されるのである。
【0036】また、運転制御プログラムが実行されてお
らず、誘導電動機2の運転制御自体が行われていない場
合は、閉操作スイッチ13から閉操作信号が与えられて
も、新たに運転制御プログラムを実行させないようにし
て、やはり電磁接触器5に対する閉指令信号の出力を禁
止する。
【0037】以上のように本実施例によれば、論理演算
回路16は、電磁接触器5の主回路接点5aが開状態の
時に、絶縁抵抗検出回路11により誘導電動機2の大地
に対する絶縁抵抗値Rを所定回数測定して平均値Rmを
求めると共に、過去の測定において得られた平均値R
m′を記憶回路19から読出して、所定の許容値Tを減
算して判定値Jを判定回路20に与え、判定回路20
は、平均値Rmと判定値Jとの大小の比較結果より、平
均値Rmが判定値J以下であれば異常であると判断して
故障信号出力回路21に故障信号を出力するようにし
た。
【0038】従って、従来とは異なり、運転制御プログ
ラムが実行されて誘導電動機2の運転制御自体が行われ
ている場合であっても、その運転制御プログラムに従っ
て主回路接点5aが開状態となり、誘導電動機2が一時
的に停止状態である時に絶縁抵抗値Rを測定することが
できるので、運転制御中において何らかの原因で絶縁抵
抗が急激に低下するような事態が生じた場合でもその検
出が可能であり、地絡の発生による故障の防止をより確
実に行うことができる。
【0039】また、過去に測定された複数の絶縁抵抗値
と今回の誘導電動機2の停止時に測定された複数の絶縁
抵抗値とを夫々平均することにより比較して異常の判定
を行うので、温度や湿度の変化による測定値のばらつき
を押さえてより正確な判定を行うことができる。
【0040】更に、本実施例によれば、論理演算回路1
6は、故障出力回路21より故障信号が出力されると、
運転制御プログラムを実行中である場合はその実行を停
止させ、また、運転制御プログラムが実行されておら
ず、誘導電動機2の運転制御自体が行われていない場合
は、閉操作スイッチ13から閉操作信号が与えられて
も、新たに運転制御プログラムを実行させないようにし
たので、絶縁抵抗が急激に低下した場合に誘導電動機2
を不用意に起動させてしまうことがないから、比較的発
生確率の高い誘導電動機2の起動時における地絡故障を
防止することができる。
【0041】加えて、本実施例によれば、論理演算回路
16は、絶縁抵抗値Rを測定する毎に、そのデータを表
示回路22に出力して表示させるようにしたので、その
表示によって、作業者などが誘導電動機2の停止時にお
ける絶縁抵抗値Rを常時監視することができる。
【0042】図3は本発明の第2実施例を示すものであ
り、第1実施例と同一部分には同一符合を付して説明を
省略し、以下異なる部分についてのみ説明する。第2実
施例では、誘導電動機2が設置されている室内の気温及
び湿度を、誘導電動機2の近傍において測定するよう
に、温度センサ(温度検出手段)24及び湿度センサ
(湿度検出手段)25が設けられている。
【0043】温度センサ24は例えばサーミスタから構
成されており、湿度センサ25は例えば電気抵抗式のも
ので構成されている。各センサ24及び25の出力端子
は、図示しないA/D変換器を介して論理演算回路16
の入力端子に接続されている。その他の構成は、第1実
施例と同様である。
【0044】次に、第2実施例の作用について説明す
る。論理演算回路16は、絶縁抵抗値Rが与えられる
と、温度センサ24及び湿度センサ25によって測定さ
れた室内の気温及び湿度を参照する。そして、その気温
及び湿度に応じた補正係数K1及びK2(予めデータと
して内部のメモリなどに記憶されている)を読出して、
絶縁抵抗値Rを次式のように補正する演算を行う。 R1=K1・K2・R …(4) 以上のようにして補正された絶縁抵抗値R1を求める
と、論理演算回路16は、記憶回路19から前回の測定
において得られた絶縁抵抗値R1′を読み出すと、第1
実施例と同様に、所定の許容値Tを減算したものを判定
値J1とする(J1=R1′−T)。
【0045】そして、論理演算回路16は、絶縁抵抗値
値R1及び判定値J1を判定回路20に出力すると共
に、絶縁抵抗値R1を得る毎にその値を表示回路22に
表示データとして出力し、表示回路22において絶縁抵
抗値R1の表示を行わせる。
【0046】以上のように第2実施例によれば、論理演
算回路16は、絶縁抵抗値Rが与えられると、温度セン
サ24及び湿度センサ25によって測定された室内の気
温及び湿度に応じて絶縁抵抗値Rを補正するので、測定
時の設置環境に応じた誘導電動機2のより正確な絶縁抵
抗値をR1として得ることができ、異常の判定をより正
確に行うことができる。
【0047】図4は、本発明の第3実施例を示すもので
あり、第1実施例と同一部分には同一符合を付して説明
を省略し、以下異なる部分のみ説明する。図4は、コン
トロールセンタ26及びその上位制御装置(監視手段)
27の全体的な構成を示すものである。コントロールセ
ンタ26には、その筐体26aの中に第1実施例におけ
る電動機制御装置23を備えた単位装置が複数個配設さ
れている。
【0048】また、コントロールセンタ26には、1つ
の共通制御電源ユニット28が設けられている。この共
通制御電源ユニット28は、電源線路29を介して各電
動機制御装置23に絶縁抵抗測定用の直流出力電圧Eを
一括して印加するものであり、第1実施例では1つの電
動機制御装置23に付属して設けられていた操作用変圧
器8及び交流/直流変換回路10に代わって設けられた
ものである。
【0049】そして、各電動機制御装置23は、内蔵さ
れている故障出力回路(通信手段)21が共通の伝送路
30を介して上位制御装置27に接続されており、上位
制御装置27から与えられる指令に応じて、夫々に接続
されている誘導電動機2を独立に制御するようになって
いる。上位制御装置27は、各電動機制御装置23に割
り付けられている送信または受信要求アドレスを伝送路
30に出力することによって、各電動機制御装置23と
制御指令やデータの送受信を行うようになっている。以
上が保守管理システムに対応する。
【0050】次に、第3実施例の作用について説明す
る。論理演算回路16は、第1実施例と同様に、絶縁抵
抗検出回路11により測定された絶縁抵抗値Rを所定時
間間隔で得ると、平均値Rm及び判定値Jを演算して判
定回路20に出力し、判定回路20は、両者の比較結果
を故障出力回路21に出力する。
【0051】また、論理演算回路16は、測定された絶
縁抵抗値Rを故障出力回路21に直接出力する。そし
て、故障出力回路21は、絶縁抵抗値Rのデータが与え
られる毎に、そのデータを内部メモリのバッファに記憶
させておき、上位制御装置27から送信要求があると、
そのバッファに記憶されている絶縁抵抗値Rのデータを
伝送路30上に出力して上位制御装置27に送信する。
【0052】上位制御装置27は、以上のようにして各
電動機制御装置23から与えられる各誘導電動機2の絶
縁抵抗値Rのデータに基づいて、夫々の絶縁抵抗値Rが
著しく低下して異常状態になるか否かの監視を行う。そ
の監視の方式は、例えば、論理演算回路16及び判定回
路20が行っているものと同様の判定を行っても良い
し、或いは、判定値を予め設定しておき、その判定値と
絶縁抵抗値Rとを逐次比較して判定を行っても良い。
【0053】そして、上位制御装置27は、異常が発生
したと判定された電動機制御装置23に対しては、以降
の起動を行わないようにする。また、例えばある1つの
システムについて、故障時に対応するための予備の誘導
電動機2が設けてある場合には、異常と判定された電動
機制御装置23の誘導電動機2に代えて予備の誘導電動
機2を起動するように切替えて、システムを継続して稼
働できるようにする。
【0054】以上のように第3実施例によれば、コント
ロールセンタ26に複数配設された電動機制御装置23
は、誘導電動機2の絶縁抵抗値Rを測定すると、そのデ
ータを伝送路30を介して上位制御装置27に送信し、
上位制御装置27は、送信された絶縁抵抗値Rのデータ
に基づいて、各誘導電動機2の運転状態を一括して監視
するようにした。
【0055】従って、何れかの誘導電動機2の絶縁抵抗
が急激に低下する異常が発生した場合には、以降はその
誘導電動機2の起動を禁止するなどの制御を上位制御装
置27から一括して行うことができる。また、例えば、
ある誘導電動機2が駆動する負荷に予備の誘導電動機2
が設けてある場合には、以降の負荷の運転をその予備の
誘導電動機2に切替え行うことができるので、システム
全体としての稼働率を高めることが可能となる。
【0056】本発明は上記しかつ図面に記載した実施例
にのみ限定されるものではなく、次のような変形または
拡張が可能である。判定値Jは、記憶回路19に記憶さ
れている過去の測定データの平均値に基づいて決定する
ものに限らず、例えば、直前の1個の測定データに許容
値Tを減算したものを判定値Jとして、今回測定した1
個のデータと比較して判定を行っても良い。また、判定
値Jは、記憶回路19に記憶されている過去の測定デー
タから演算して求めるものに限らず、所定の値を判定値
として予め設定しておいても良い。
【0057】第2実施例において、温度及び湿度に応じ
て補正された絶縁抵抗値R1について、第1実施例と同
様に複数個のサンプルを得て過去のデータと今回のデー
タとの夫々の平均値同士で比較を行っても良い。斯様に
構成すれば、精度を高めてより正確な判定を行うことが
できる。故障出力回路21から故障信号が出力されてい
る場合に、電磁接触器5に対する閉指令信号の出力を禁
止する処理は、必要に応じて行えば良い。また、表示回
路22も必要に応じて設ければ良い。第3実施例におい
て、第2実施例と同様に、温度及び湿度に応じて補正さ
れた絶縁抵抗値R1及び判定値J1によって判定を行っ
ても良い。
【0058】
【発明の効果】本発明は以上説明した通りであるので、
以下の効果を奏する。請求項1記載の電動機制御装置に
よれば、電動機の運転が制御プログラムに基づいて制御
されている状態においても、制御手段は、電磁接触器が
開状態の時に電動機の大地に対する絶縁抵抗値を測定し
て判定値との比較判定を行うので、電動機の運転制御自
体は継続されている状態で電動機の絶縁抵抗値が測定さ
れ、その絶縁抵抗値が判定値以下の場合には故障信号が
出力される。従って、地絡故障の発生防止を確実に行う
ことができる。
【0059】請求項2記載の電動機制御装置によれば、
制御手段は、故障信号を出力している場合は電磁接触器
に対する閉指令信号の出力を禁止するので、電動機の絶
縁抵抗値が判定値以下の場合には電磁接触器は閉状態と
ならず、電動機は起動されることがないので、地絡故障
の発生防止をより確実に行うことができる。
【0060】請求項3記載の電動機制御装置によれば、
制御手段は、測定した絶縁抵抗値を表示手段に表示させ
るので、電動機の絶縁抵抗値を表示手段を見ることによ
って常時監視することができる。
【0061】請求項4記載の電動機制御装置によれば、
制御手段は、記憶手段に記憶させた絶縁抵抗値に基づい
て判定値を決定するので、例えば、記憶された絶縁抵抗
値のデータを平均するなどしてその結果を基に判定値を
決定すれば、判定値として妥当な値を設定することがで
きる。
【0062】請求項5記載の電動機制御装置によれば、
制御手段は、温度検出手段及び湿度検出手段により検出
された電動機が設置されている室内の気温及び湿度に応
じて、測定した絶縁抵抗値を補正するので、測定した絶
縁抵抗値を、電動機が設置されている室内のその時点に
おける環境状態に応じたより正確な値に補正して、より
確実な判定を行うことができる。
【0063】請求項6記載の電動機の保守管理システム
によれば、監視手段は、各電動機の絶縁抵抗値のデータ
を得ることにより各電動機を一括して監視することがで
き、例えば、何れかの電動機の絶縁抵抗値が判定値以下
となった場合は、その電動機により行われている負荷の
駆動を、以降は予備の電動機によって駆動するように切
替えることなどができ、全体の稼働率を向上させること
などが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す電気的構成の機能ブ
ロック図
【図2】絶縁抵抗の測定状態を示す等価回路図
【図3】本発明の第2実施例を示す図1相当図
【図4】本発明の第3実施例を示す保守管理システムの
構成図
【符号の説明】
1は電源母線、2は誘導電動機(電動機)、3は主回
路、13は閉操作スイッチ(入力手段)、14は開操作
スイッチ(入力手段)、16は論理演算回路(制御手
段)、19は記憶回路(記憶手段)、20は判定回路
(制御手段)、21は故障出力回路(制御手段,通信手
段)、22は表示回路(表示手段)、23は電動機制御
装置、24は温度センサ(温度検出手段)、25は湿度
センサ(湿度検出手段)、27は上位制御装置(監視手
段)、30は伝送路を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長尾 伸二 三重県三重郡朝日町大字繩生2121番地 株 式会社東芝三重工場内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動機に交流電源を供給する主回路を開
    閉する電磁接触器と、この電磁接触器を開閉するための
    開操作信号及び閉操作信号を入力するための入力手段
    と、この入力手段によって入力される前記開操作信号及
    び閉操作信号に応じて、予め記憶されている制御プログ
    ラムに基づき前記電磁接触器を開閉させることにより前
    記電動機の運転を制御する制御手段とを具備した電動機
    制御装置において、 前記制御手段は、前記電磁接触器が開状態の時に前記電
    動機の大地に対する絶縁抵抗値を測定し、前記絶縁抵抗
    値が判定値以下の場合は故障信号を出力することを特徴
    とする電動機制御装置。
  2. 【請求項2】 制御手段は、故障信号を出力している場
    合は、電磁接触器に対する閉指令信号の出力を禁止する
    ことを特徴とする請求項1記載の電動機制御装置。
  3. 【請求項3】 表示手段を備え、 制御手段は、測定した絶縁抵抗値を前記表示手段に表示
    させることを特徴とする請求項1または2記載の電動機
    制御装置。
  4. 【請求項4】 制御手段によって測定される絶縁抵抗値
    が記憶される記憶手段を備え、 制御手段は、記憶手段に記憶された絶縁抵抗値に基づい
    て判定値を決定することを特徴とする請求項1乃至3の
    何れかに記載の電動機制御装置。
  5. 【請求項5】 電動機が設置されている室内の気温を測
    定する温度検出手段と、 電動機が設置されている室内の湿度を測定する湿度検出
    手段とを備え、 制御手段は、前記温度検出手段及び前記湿度検出手段に
    より検出された気温及び湿度に応じて、測定した絶縁抵
    抗値を補正することを特徴とする請求項1乃至4の何れ
    かに記載の電動機制御装置。
  6. 【請求項6】 通信手段を備えた請求項1乃至5の何れ
    かに記載の複数の電動機制御装置と、これらの電動機制
    御装置の通信手段に伝送路を介して接続され、前記複数
    の電動機制御装置によって送信される各種データに応じ
    て前記複数の電動機制御装置によって制御される電動機
    の運転状態を監視する監視手段とを備え、 前記複数の電動機制御装置の各制御手段は、測定した絶
    縁抵抗値のデータを前記通信手段を介して前記監視手段
    に送信することを特徴とする電動機の保守管理システ
    ム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018207589A (ja) * 2017-05-31 2018-12-27 東芝産業機器システム株式会社 モータ監視システムおよびモータ監視方法
WO2022209490A1 (ja) * 2021-03-29 2022-10-06 オムロン株式会社 絶縁抵抗監視装置

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