JPH10257539A - ページャの登録システム、ページャセンター及びページャ付携帯電話機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 無線でページャの加入者登録を行う。 【解決手段】 ページャの加入者データを管理するペー
ジャセンター１，２，３，５と、携帯電話部４１及びペ
ージャ部４２を備えたページャ付携帯電話機４とからな
るページャの登録システムであって、ページャセンター
は、受信番号が登録専用番号であるか否かを検出する呼
出番号検出回路１２と、該呼出番号検出回路１２の検出
に基づき加入者データを送信させる制御回路１３とを具
備し、ページャ付携帯電話機４は、ページャ部４２の登
録操作を行う入力手段４５と、該入力手段の操作に基づ
き携帯電話部４１を介してページャ部の登録要求信号を
送信すると共に、携帯電話部４１を介して受信したペー
ジャ部の加入者データを記憶し、ページャ部４２による
発信を前記記憶した加入者データに基づいて行うように
した制御手段４３を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話を介して
ページャの加入者登録を行うページャの登録システムに
関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、車両用携帯電話機やＰＨＳ等の携
帯電話機が多く市販されている。携帯電話機は双方向の
通信が行えるという利点がある。しかし、サービスエリ
アが狭いという欠点や、消費電力が大きいという欠点が
ある。

【０００３】これに対し、従来より市販されているペー
ジャは呼出機能と簡単なデータの受信表示機能を備える
ものであり、双方向では無いものの、サービスエリアが
広く、消費電力が少ないという利点がある。

【０００４】そのために、これらを一体化したページャ
付携帯電話機が考えられた（特開平５−１３００３０号
参照）。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】ところが、この一体化
したページャ付携帯電話機の加入者登録を行うには、携
帯電話の加入者登録とページャの加入者登録を夫々専用
の登録装置を使用して、ページャ付携帯電話機に加入者
データ書き込まなければならない。ところが、この２つ
の装置が１箇所に無い場合は、一度に加入者登録を行う
ことができず、別々の場所にページャ付携帯電話機を持
っていかなければならない。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明のナビゲーション
装置はかかる点に鑑みてなされたもので、ページャの通
信を許可する加入者データを管理するページャセンター
と、携帯電話部及びページャ部を備えたページャ付携帯
電話機とからなるページャの登録システムであって、前
記ページャセンターは、受信した番号がページャの登録
呼出番号であるか否かを検出する呼出番号検出手段と、
該呼出番号検出手段のページャの登録呼出番号の検出に
基づき加入者データを送信させる制御手段とを具備し、
前記ページャ付携帯電話機は、前記ページャ部の登録操
作を行う入力手段と、該入力手段の操作に基づき前記携
帯電話部を介してページャ部の登録要求信号を送信する
と共に、前記携帯電話部を介して受信したページャ部の
加入者データを記憶し、前記ページャ部による発信を前
記記憶した加入者データに基づいて行うようにした制御
手段を具備する。

【０００７】

【発明の実施の形態】本発明の実施例の形態を図に基づ
き説明する。図１は、本発明のページャの登録システム
の概要を示すブロック図である。（１）はページャ交換
局であり、携帯電話交換局（２）の電話回線に接続され
る。ページャ付携帯電話機（４）は携帯電話基地局
（３）を介して携帯電話交換局（２）と無線接続され
る。

【０００８】図２は図１中のページャ交換局（１）の要
部を示すブロック部である。

【０００９】（１１）はトランクであり、電話回線の接
続及び接続制御を行う。（１２）はトランク（１１）に
接続された呼出番号検出回路であり、ページャ登録専用
の電話番号を記憶しており、発呼された電話番号がこの
ページャ登録専用の電話番号であるか否かを検出し、制
御回路（１３）に出力する。

【００１０】（１４）はトランク（１１）に接続された
トーン検出回路であり、電話回線からのトーン信号を検
出し、制御回路（１３）に出力する。（１５）はトーン
発生回路であり、制御回路（１３）の制御に基づくトー
ン信号を発生し、トランク（１１）に出力する。

【００１１】（１６）は基地局制御部であり、ページャ
基地局（５）の通信を制御する。ページャ交換局（１）
の各部を制御する制御回路（１３）はＲＯＭ（１７）に
記憶されるプログラムにより動作する。（１８）は記憶
手段であり、ページャの加入者データ（Ａ）やページャ
付携帯電話機（４）のページャ部（４２）のハード番号
であるＩＤ（Ｃ）等、制御回路（１３）の制御に必要な
データを記憶する。

【００１２】図３は図１中のページャ付携帯電話機
（４）の要部を示すブロック部である。

【００１３】（４１）は携帯電話部であり、送受信部
（４１１）とトーン発生回路（４１２）と記憶手段（４
１３）を有する。送受信部（４１１）はアンテナ（４
３）に接続され、携帯電話基地局（３）と通信を行う。
トーン発生回路（４１２）は制御回路（４３）の制御に
基づくトーン信号を発生し、携帯電話部（４１）の送受
信部（４１１）に出力する。記憶手段（４１３）は携帯
電話機の加入者データ（Ｂ）や、携帯電話部の（４１）
ハード番号であるＩＤ（Ｄ）を記憶する。尚、記憶手段
（４１３）には所定の方法により既に加入者データ
（Ｂ）が記憶されている。従って、携帯電話部（４１）
は携帯電話基地局（３）を介して携帯電話交換局（２）
と無線通信することが可能である。

【００１４】（４２）はページャ部であり、送受信部
（４２１）と記憶手段（４２２）を有する。送受信部
（４２１）はアンテナ（４３）に接続され、ページャ基
地局（５）と通信を行う。記憶手段（４２２）はページ
ャの加入者データ（Ａ）や、ページャ部（４２）のハー
ド番号であるＩＤ（Ｃ）を記憶する。尚、記憶手段（４
２２）にはまだ加入者データ（Ａ）が記憶されていな
い。従って、まだ、ページャ部（４２）はページャ基地
局（５）を介してページャ交換局（１）と無線通信する
ことはできない。

【００１５】（４４）は表示手段であり、制御回路（４
３）の制御に基づき、ページャの加入者登録に必要な電
話番号選択画面等を表示する。

【００１６】（４５）は入力手段であり、ページャの加
入者登録に必要な入力操作を行う。

【００１７】ページャ付携帯電話機（４）の各部を制御
する制御回路（４３）はＲＯＭ（４６）に記憶されるプ
ログラムにより動作する。

【００１８】上記の構成からなるページャの登録システ
ムの動作を説明する。図４はこの動作を示すタイムチャ
ートである。そして、図５はページャ交換局（１）の制
御回路（１３）の動作を示すフローチャートであり、図
６はページャ付携帯電話機（４）の制御回路（４３）の
動作を示すフローチャートである。

【００１９】ページャ付携帯電話機（４）の使用者の操
作により、その制御回路（４３）はページャ登録専用の
電話番号をダイヤル発信させる（ＳＢ１，ＳＢ２）。こ
れをページャ交換局（１）の制御回路（１３）が呼出番
号検出回路（１２）により検出すると（ＳＡ１，ＳＡ
２，ＳＡ３のＹ）、使用可能な電話番号を携帯電話交換
局（２），携帯電話基地局（３）を介してページャ付携
帯電話機（４）に送信する。また、その中から使用する
電話番号を選択してトーン信号で返信する旨のメッセー
ジもページャ付携帯電話機（４）に送出する（ＳＡ
５）。

【００２０】これをアンテナ（４３）と送受信部（４１
１）を介して受信したページャ付携帯電話機（４）の制
御回路（４３）は（ＳＢ３のＹ）、表示手段（４４）に
電話番号のリストを表示させ、使用したい電話番号に対
応するテンキーを入力する旨のメッセージを使用者に報
知させる（ＳＢ５）。その選択が入力されると（ＳＢ
６）、制御回路（４３）は、入力番号に対応したトーン
信号及び携帯電話部（４１）のＩＤ（Ｄ）に対応するト
ーン信号を出力すべく、トーン発生回路（４１２）を制
御する。これにより選択した電話番号及びＩＤ（Ｄ）に
対応するトーン信号が携帯電話基地局（３）と携帯電話
交換局（２）を介してページャ交換局（１）に与えられ
る（ＳＢ７）。

【００２１】これをトーン検出回路（１４）を介して受
信した制御回路（１３）は（ＳＡ６のＹ，ＳＡ７の
Ｙ）、選択された電話番号と受信したＩＤを加入者デー
タ（Ａ）に関連させて記憶手段（１８）に記憶させ登録
を行う（ＳＡ８）。

【００２２】そして、ページャの加入者データ（Ａ）を
携帯電話交換局（２），携帯電話基地局（３）を介して
ページャ付携帯電話機（４）に送信する（ＳＡ９）。

【００２３】これを制御回路（４３）が受信すると（Ｓ
Ｂ８のＹ）、この加入者データ（Ａ）をページャ部（４
２）の記憶手段（４２２）に書き込む（ＳＢ９）。これ
により、ページャ部（４２）はページャ基地局（５）を
介してページャ交換局（１）と無線通信を行うことがで
きるようになる。

【００２４】このようにして、本発明のページャの登録
システムは、携帯電話交換局の回線と接続されて携帯電
話交換局と携帯電話基地局を介してページャの加入者登
録と通信を行い、ページャ登録専用の呼出番号によりペ
ージャの加入者登録を判定し、登録処理に必要なページ
ャ付携帯電話機の入力データはトーン信号で受信するペ
ージャ交換局を備えることにより、無線でページャの加
入者登録を行うことができる。

【００２５】また、本発明のページャの登録システム
は、加入者登録済みの携帯電話部を使用して携帯電話基
地局と携帯電話交換局を介してページャ交換局と通信を
行い、登録処理に必要な入力データをトーン信号で送信
し、ページャの加入者データを受信するとこれをページ
ャ部に送信するページャ付携帯電話機を備えることによ
り、無線でページャの加入者登録を行うことができる。

【００２６】尚、上述の実施例のページャ交換局は携帯
電話交換局に直結されたが、携帯電話基地局を介して携
帯電話交換局に無線接続されてもよい。

【００２７】

【発明の効果】上述の如く、本発明のページャの登録シ
ステムは、ページャの加入者登録を無線により簡単に行
うことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例の構成の概要を示すブロック図
である。

【図２】図１のページャ交換局の構成を示すブロック図
である。

【図３】図１のページャ付携帯電話機の構成を示すブロ
ック図である。

【図４】実施例のページャの登録システムの動作を示す
タイムチャートである。

【図５】図１のページャ交換局の制御回路の動作を示す
フローチャートである。

【図６】図１のページャ付携帯電話機の制御回路の動作
を示すフローチャートである。

【符号の説明】

１ ページャ交換局 １２ 呼出番号検出回路 １３ 制御回路（ページャ交換局） １８ 記憶手段（ページャ交換局） ２ 携帯電話交換局 ３ 携帯電話基地局 ４ ページャ付携帯電話機 ４１ 携帯電話部 ４１３ 記憶手段（携帯電話部） ４３ 制御回路（ページャ付携帯電話機） ４２ ページャ部 ４２２ 記憶手段（ページャ部） ４５ 入力手段 Ａ ページャの加入者データ Ｂ 携帯電話の加入者データ

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塚本 正夫 鳥取県鳥取市南吉方３丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内 (72)発明者 大呂 正明 鳥取県鳥取市南吉方３丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ページャの通信を許可する加入者データ
   を管理するページャセンターと、携帯電話部及びページ
   ャ部を備えたページャ付携帯電話機とからなるページャ
   の登録システムであって、 前記ページャセンターは、受信した番号がページャの登
   録呼出番号であるか否かを検出する呼出番号検出手段
   と、該呼出番号検出手段のページャの登録呼出番号の検
   出に基づき加入者データを送信させる制御手段とを具備
   し、 前記ページャ付携帯電話機は、前記ページャ部の登録操
   作を行う入力手段と、該入力手段の操作に基づき前記携
   帯電話部を介してページャ部の登録要求信号を送信する
   と共に、前記携帯電話部を介して受信したページャ部の
   加入者データを記憶し、前記ページャ部による発信を前
   記記憶した加入者データに基づいて行うようにした制御
   手段を具備したことを特徴とするページャの登録システ
   ム。
2. 【請求項２】 ページャの通信を許可する加入者データ
   を管理するページャセンターと、携帯電話部及びページ
   ャ部を備えたページャ付携帯電話機とからなるページャ
   の登録システムのページャセンターであって、 前記ページャセンターは、受信した番号がページャの登
   録呼出番号であるか否かを検出する呼出番号検出手段
   と、該呼出番号検出手段のページャの登録呼出番号の検
   出に基づき加入者データを送信させる制御手段とを具備
   したことを特徴とするページャの登録システムのページ
   ャセンター。
3. 【請求項３】 ページャの通信を許可する加入者データ
   を管理するページャセンターと、携帯電話部及びページ
   ャ部を備えたページャ付携帯電話機とからなるページャ
   の登録システムのページャ付携帯電話機であって、 前記ページャ付携帯電話機は、前記ページャ部の登録操
   作を行う入力手段と、該入力手段の操作に基づき前記携
   帯電話部を介してページャ部の登録要求信号を送信する
   と共に、前記携帯電話部を介して受信したページャ部の
   加入者データを記憶し、前記ページャ部による発信を前
   記記憶した加入者データに基づいて行うようにした制御
   手段を具備したことを特徴とするページャの登録システ
   ムのページャ付携帯電話機。