JPH10257448A - 複数放送サービス受信装置 - Google Patents

複数放送サービス受信装置

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JPH10257448A
JPH10257448A JP9061091A JP6109197A JPH10257448A JP H10257448 A JPH10257448 A JP H10257448A JP 9061091 A JP9061091 A JP 9061091A JP 6109197 A JP6109197 A JP 6109197A JP H10257448 A JPH10257448 A JP H10257448A
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JP9061091A
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Inventor
Akihiko Yamashita
昭彦 山下
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の放送サービスを受信することができる
受信装置において、これら複数の放送サービスに対する
操作性を改善すること。 【解決手段】 複数のデジタル放送サービスを受信でき
る受信装置において、番組内容とは別に伝送される番組
に関する情報を画面に表示するに際して、使用者が画面
に表示する情報を指定することができる設定手段を、前
記複数の放送サービスに対して共通に設けて、使用者の
操作性が改善する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の放送サービ
ス(ここで、放送サービスとは、夫々複数のチャンネル
を伝送することができるものをいう)が受信可能な放送
受信装置において、番組の購入や予約等を含む受信装置
の操作に用いられるメニューシステムを複数の放送サー
ビス間で統合管理し、ユーザーインターフェースを共通
化して操作性の向上を図った複数放送サービス受信装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】衛星を利用したデジタル放送が実用化さ
れており、例えば一つの放送サービスのシステムにおい
て100チャンネル程度の番組を視聴することができ
る。そのため、電子的な番組ガイドの機能が不可欠であ
る。
【0003】そして、衛星利用のデジタル放送について
も、複数種類のサービス、例えば、PerfectTV
やJskyBなどが提案されており、現在では、夫々別
個の受信装置を必要としている。しかし、将来的には共
通の受信装置により複数の放送サービスを利用できるこ
とが望まれる。そして、複数のデジタル放送サービスに
対して共通の受信装置で対応する場合には、使用者によ
る操作も統一されていることが望ましい。
【0004】例えば、特開平8−275077号公報
(H04N 5/445)には、地上波放送と衛星放送
とを受信できるシステムにおいて、両システムにおける
EPG(電子番組ガイド)のフォーマットを変換して、
統合されたEPGを表示する構成が示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、複数の放
送サービスを受信することができる受信装置において
は、使用者に複数の放送サービスの間の違いをできるだ
け感じさせない操作性を実現することが望ましい。例え
ば、番組ガイド等で表示される番組を内容に関するジャ
ンル等の属性の分類に従い限定する機能を実現するに際
して、限定の条件を設定する処理を、複数の放送サービ
スに対して共通化することが望ましい。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、複数の放送
サービスの番組に関する情報を取得して番組ガイドを作
成して表示するに当たり、表示条件の限定を前記複数の
放送サービスに対して共通して指定できるように構成す
る。そのために、複数の放送サービスに対して有効であ
る共通の表示条件設定手段として設定画面を表示するよ
うにし、使用者がこの設定画面に入力した表示条件の情
報を、対応する放送サービスに関連付けて記憶し、番組
ガイド等の表示を行うときには、記憶された表示条件の
情報に基づき表示画面を作成する。
【0007】
【発明の実施の形態】まず、デジタル衛星放送の一般に
ついて説明する。衛星を使用するデジタル放送のイメー
ジを図1に示す。図において、(1)は衛星、(2)は
送信局、(3)は受信端末を示す。送信局(2)はn個
のエンコードシステム(20)、高周波処理部(2
1)、送信アンテナ(22)及び顧客管理システム(2
3)で構成される。エンコードシステム(20)は、ビ
デオ(200)及びオーディオ(201)を入力とする
MPEGエンコーダ(202)、MPEGエンコーダの
出力をスクランブルするためのスクランブル回路(20
7)、スクランブルを制御するための限定受信処理回路
(205)、m個のスクランブル回路の出力及び番組ガ
イド情報(204)及び限定受信処理回路(205)か
らの限定受信情報を入力とする多重化回路(203)及
び誤り訂正及びデジタル変調を行う出力処理部(20
6)で構成される。
【0008】また受信端末(3)は、受信アンテナ(3
0)、デジタル放送受信装置(31)(通常インテグレ
ーテッド・レシーバ・デコーダと呼ばれ、以下IRDと
略記する)、ICカード(32)、リモコン(33)及
びTV(34)で構成される。
【0009】まず、送信局(2)側の信号処理について
説明する。MPEGエンコーダ(202)はビデオ(2
00)及びオーディオ(201)信号を入力し、MPE
Gエンコード処理するもので1つのチャンネルを構成す
る。ここでチャンネルとは、従来のアナログ放送と同様
に番組供給者が1つの番組を伝送できる帯域を意味する
が、従来のアナログ放送のように1つの周波数帯(衛星
放送の場合はトランスポンダ)に相当するものではな
い。すなわち後述するように、デジタル放送においては
1つのトランスポンダで複数の番組を伝送することがで
きるため、トランスポンダとチャンネルが1対1に対応
せず、複数のチャンネルが1つのトランスポンダを共有
する。ここではm個のチャンネルが1つのトランスポン
ダを占有するものとする。すなわち、m個のMPEGエ
ンコーダがそれぞれビデオ及びオーディオ信号を入力
し、MPEGエンコードされる。m個のMPEGエンコ
ーダの出力はビデオ及びオーディオ信号をスクランブル
するためにスクランブル回路(207)へ入力される。
【0010】スクランブル回路(207)はMPEGエ
ンコーダと同じ数(m)存在し、後述するようにMPE
Gエンコードされたビデオ及びオーディオ信号と限定受
信処理回路(205)からのスクランブル鍵情報との演
算処理によってスクランブル処理する。各スクランブル
回路の出力は多重化回路(203)へ入力されて1つの
ビットストリームデータに多重される。ここで、多重と
は時分割多重を意味し、ビデオやオーディオなどのデー
タが固定長のパケットに分割された後、発生頻度に応じ
て多重される。尚MPEGビデオ、オーディオのエンコ
ード処理及び多重化処理についてはISO規格ISO1
3818−1〜3に記載されている。
【0011】ここで、1つのトランスポンダで伝送され
るチャンネル数をmとしたが、該チャンネル数mは全て
のトランスポンダで同一であるとは限らず、番組内容に
よって異なる。これについて以下説明する。MPEG圧
縮されたデータは1つのビットストリームに変換される
が、その出力ビットレートは入力されるビデオ及びオー
ディオ信号によって異なる。例えば、ドラマのような一
般的なTV番組の場合30フレーム/秒で構成され、M
PEG圧縮された後のビットレートは約5Mbpsであ
るのに対し、映画のように24フレーム/秒の場合には
3〜4Mbpsと少なくできる。また、同じTV信号で
もスポーツのように動きの激しいシーンの多い番組で
は、約6Mbps程度必要である。
【0012】オーディオ信号の圧縮においても、音楽の
場合には224kbps〜384kbps必要である
が、ニュースの音声のような場合には、低いビットレー
トで伝送可能である。
【0013】1つのトランスポンダで伝送可能なトータ
ルビットレートは固定であり、トランスポンダの周波数
帯域にもよるが、誤り訂正のために必要な冗長ビットを
除いて約30Mbpsである。従って、例えば1つのト
ランスポンダでスポーツ番組ばかり伝送する場合には約
5番組程度しか送ることができないが、映画ばかりで構
成すれば7〜9番組伝送可能である。従って、多重され
る番組の種類に応じて1つのトランスポンダで伝送でき
るチャンネル数(m)が異なる。
【0014】また、基本的にMPEGビデオ圧縮された
データは1つのチャンネル内でも固定レートではなく、
ビデオの絵柄に応じて変化する。すなわち、木の葉のよ
うな細かい絵柄が激しく動くようなシーンでは圧縮後の
出力符号量は多く、画面全体が静止しているようなシー
ンでは出力符号量は少ない。
【0015】このように可変長ビット列である各チャン
ネルを前記多重化回路(203)で固定長のビット列と
して構成する必要がある。これにはさまざまな方式が考
えられるが、例えば、各チャンネルに固定長のビットレ
ートを割り当てる方式が考えられる。この場合、絵柄に
応じた出力符号量の変化を吸収するために、符号量が少
ない場合にはダミービットを挿入し、逆に符号量が多い
場合には割り当てられたビットレートに納まるようにあ
まり重要でない部分のデータを削減する。具体的にはD
CT変換後のDCT係数の量子化の量子化特性を変化さ
せる。この方式の場合には、データを削減しなくてもい
いようにするためにはチャンネルに対するビットレート
の割り当てを多くする必要があり、その場合1つのトラ
ンスポンダで伝送できるチャンネル数が少なくなる。と
くに、出力符号量の変化が大きい番組では無駄が多い。
【0016】別の方法として、各チャンネルに割り当て
るビットレートをダイナミックに変化させる方式が考え
られる。この方式によれば、多重化する瞬間に符号量の
大きいチャンネルに対してはビットレート割り当てを多
くし、符号量の小さいチャンネルに対してはビットレー
ト割り当てを少なくし、トータルとして固定長になるよ
う制御する。この符号量制御は前記多重化回路(20
3)で行われる。
【0017】1つのMPEGエンコーダ(202)に入
力されるビデオ及びオーディオは1つずつとは限らず複
数存在する場合もある。すなわち、1つの番組が複数の
ビデオやオーディオで構成される。例えば、ゴルフ番組
等で、複数のカメラが捕らえた映像を同時に伝送した
り、また複数の言語を付加して送る場合等である。ま
た、ミュージックチャンネルのようにオーディオだけの
チャンネルもある。
【0018】多重化回路(203)にはMPEGエンコ
ードされたビデオ、オーディオ信号だけでなく、後述す
るように番組ガイド情報(204)、限定受信処理回路
(205)からの限定受信情報やメールデータ(20
8)も一緒に多重される。多重化回路(203)から出
力される固定長のパケット列は、伝送中のエラー対策の
ために出力処理部で誤り訂正のエンコード処理をした
後、変調される。デジタル衛星放送の場合、誤り訂正方
式は一般的にリードソロモン符号と畳み込み符号の連接
符号、変調はQPSK変調方式が使用される。
【0019】エンコードシステム(20)はデジタル放
送サービスで使用できる周波数帯に応じて複数で構成さ
れ、エンコードシステム(20)の数(n)が、キャリ
アの数、例えば衛星放送の場合にはトランスポンダの数
に等しくなる。これらn個のエンコードシステムの出力
を高周波処理部(21)で所定の周波数帯(例えば12
GHz帯)にアップコンバートするとともにトランスポ
ンダのキャリア周波数に合わせて周波数多重する。高周
波処理部(21)からの出力信号が送信アンテナ(2
2)から衛星(1)に向けて送信される。
【0020】次に受信機側の処理について説明する。受
信側では基本的に送信側と逆の処理が行われる。図2に
IRD(31)の内部構成例を示す。受信アンテナ(3
0)からの信号はチューナ(311)へ入力され、1つ
の周波数(衛星放送の場合はトランスポンダ)が選択さ
れる。チューナ(311)の出力は入力処理回路(31
2)で復調及び誤り訂正処理が行われる。入力処理回路
(312)の出力はデスクランブル回路(314)でデ
スクラブル処理される。入力処理回路(312)の出力
は複数の番組や制御情報が多重された固定長のパケット
列になっており、これは送信側の多重化回路(203)
の出力に相当する。従って、デスクランブル処理は基本
的にはユーザーが選択した番組のみデスクランブルし、
選択対象となっていない番組や制御情報に対してはデス
クランブル処理しない。
【0021】デスクランブル処理するために必要な鍵情
報はCPU(321)から送られる。デスクランブル回
路(314)の出力は分離回路(313)でビデオ、オ
ーディオ信号及び番組ガイド情報(319)及び限定受
信情報(320)に分離される。番組ガイド情報(31
9)、限定受信情報(320)及びメールデータ(32
5)はCPU(321)の制御によりRAM(ランダム
・アクセス・メモリ)(323)へ取り込まれ、ビデ
オ、オーディオデータはMPEGデコーダ(315)へ
入力される。
【0022】最終的にMPEGデコードされる番組は1
つであり、複数多重された番組から1つを選択するのは
ユーザーからのリモコン(33)等による要求により、
CPU(321)が分離回路(313)を制御すること
により行われる。すなわち、ユーザーが選択した番組の
ビデオ、オーディオ信号のパケットのみ後段へ出力し、
その他の番組のビデオやオーディオパケットは無視す
る。選択されたビデオ及びオーディオデータはMPEG
デコーダ(315)でMPEGデコード処理され、元の
ビデオ(317)及びオーディオ信号(318)に変換
される。
【0023】MPEGデコーダ(315)は通常MPE
GデコードICとMPEGデコードICの出力データを
NTSCやPALのビデオ信号に変換するためのPAL
/NTSCエンコーダのカスケード接続で構成される。
該PAL/NTSCエンコーダは後述する録画防止のた
めのコピー防止処理機能も備えている。
【0024】MPEGデコードICにはデコード処理の
ためのデータのバッファリング及び後述するオンスクリ
ーン表示のためのビットマップデータを記憶するための
RAM(316)及び有料番組の視聴履歴や予約番組の
情報またはメールデータを記憶するためのEEPROM
等の不揮発性メモリ(326)が接続される。
【0025】CPU(321)には、制御ソフトのコー
ドを記憶するROM(リード・オンリー・メモリ)(3
22)及び種々のデータの一時記憶のためのRAM(3
23)が接続される。また、後述するように限定受信処
理のためにICカード(32)と通信を行う。ICカー
ドにはワンチップマイコンが埋め込まれており、通信の
ための電気的接点が表面に設けられている。該ICカー
ドはIRD(31)に設けられた挿入口(以下、スロッ
トと呼ぶ)からIRD(31)内のICカードコネクタ
へ挿入される。この場合に用いられるICカード(3
2)は、スマートカードと呼ばれ、その物理的及び電気
的な仕様及び通信プロトコル等はISO/IEC781
6−1〜3で規定されている。
【0026】有料番組を視聴した場合に、どの番組を視
聴したかという情報はCPUからモデム(324)を介
して電話回線で送信局の前記顧客管理システムへ定期的
(例えば1ヶ月に1回)に転送される。
【0027】リモコン(324)は番組を選択する以外
に、後述するメニューの選択や、オンスクリーン表示で
選択肢が表示された場合の選択・決定などのために使用
される。図3にデジタル放送受信機用のリモコンのボタ
ン例を示す。図に示すように、リモコンには番組ガイド
を表示させるためのガイドキー(33G)、メニューを
表示させるためのメニューキー(33M)、オンスクリ
ーン画面上に表示されたカーソルを上下左右方向に移動
させるためのカーソル移動キー(33U)(33D)
(33L)(33R)、番組ガイド上で番組を選択した
り、メニュー表示中の項目を選択・決定するためのセレ
クトキー(33S)、チャンネル番号をダイレクトに入
力するためのテンキー(330)〜(339)などが通
常設けられており、押されたキーの情報が赤外線により
IRD(31)のCPU(321)へ転送される。リモ
コンキーと同様の機能を有するボタンがIRD本体にも
設けられたり、IRDに専用のインターフェースを設け
てCPU(321)と通信できるようにすることによ
り、外部のパソコンからリモコンのキー信号と同等のコ
マンドを送る等して制御することも可能であるが、以下
ユーザーからの操作はリモコンで行うものとして説明す
る。
【0028】次に、本発明と関連の深いオンスクリーン
表示を使用した番組ガイド及びメニュー表示について送
信側での処理も含めて詳細に説明する。まずオンスクリ
ーン表示機能について説明する。従来のアナログ放送の
受信機では、せいぜい10チャンネル程度のチャンネル
を受信して表示するだけで十分であったが、デジタル放
送ではチャンネルの数が大幅に増えるとともに、番組の
受信以外にさまざまな機能が付加されている。
【0029】例えばPerfecTVではチャンネル数
が音楽専用チャンネルも含めて約70チャンネルであ
り、北米で1994年6月からサービスが開始されたD
SS(Digital Satellite System)では約200チャン
ネルもの番組が放送されている。これらの多くの番組か
らユーザーが見たい番組を選択するのを補助する目的で
番組情報をTV画面に番組ガイドとして表示する機能が
必要である。これらの機能を実現するために必須となる
のがオンスクリーン機能である。オンスクリーン機能と
は、TV画面に映像とは別に、もしくは同時にさまざま
な情報をグラフィック表示させるものであり、ユーザー
からの指示またはIRD内部の状態に応じて必要なグラ
フィック画面が表示される。
【0030】グラフィック表示を行うためには、MPE
Gデコーダ(315)で使用されるMPEGデコードI
Cの機能を使用する。例えば、SGS−Thomson
社のMPEGオーディオ/ビデオデコードIC(STi
3520)を使用する場合のオンスクリーン表示機能に
関しては同ICのデータシートに詳細に記述されてい
る。本ICはMPEGエンコードされたビデオ及びオー
ディオ信号をITU−R656規格フォーマットも準拠
するコンポーネントデジタルビデオ信号及びPCMオー
ディオ信号として出力するためのICであるが、付加機
能としてオンスクリーン表示を出力ビデオ信号とミキシ
ングして出力することが可能である。オンスクリーン表
示を行うためには、CPUからビットマップデータをM
PEGデコードIC内のレジスタを介して外部RAM
(316)の所定のアドレスへ転送する。転送されたデ
ータは、MPEGデコードIC内部のミキシング回路で
MPEGデコードされたビデオ信号と以下の式に基づい
てミキシングされる。
【0031】
【数1】
【0032】ここで、Voはミキシングされた後の出力
レベル、VはMPEGデコードされたビデオ信号、Vo
sdはオンスクリーンデータのレベル、αはミキシング
する比率である。ミキシング比αは0から1まで16段
階の設定が可能である。すなわち、α=0であればビデ
オ信号がそのまま出力され、α=1であればビデオ信号
は出力されず、オンスクリーンデータのみ出力される。
また、0<α<1であれば、ビデオデータとオンスクリ
ーンデータが混合されて出力され、TV画面上ではオン
スクリーン表示が透過して映像が透けて見える。
【0033】番組ガイド表示とは、送信局から送られて
くる番組ガイド情報を使ってTV画面上に現在放送中若
しくは放送予定の(まだ放送されていない)番組内容を
表示する機能である。番組ガイド情報とは、現在放送中
及び放送予定の番組に関する情報をテキスト情報として
伝送するものであり、送信側でビデオやオーディオデー
タと共に多重される(図1の104)。この番組ガイド
情報のデータフォーマットは各デジタル放送サービス毎
に固有のものであるが、伝送される情報の種類は類似し
ており、通常以下に示すような情報が伝送される。 A 番組タイトル B 開始時間 C 終了時間(又は番組の長さ) D 番組価格(有料番組の場合) E 属性(ジャンル) これらの情報が例えば現在時刻から24時間先の時刻ま
での全チャンネルの各番組に対する番組情報として送ら
れてくる。受信端末(3)側では、この番組ガイド情報
を受信して、オンスクリーン機能を使用して、現在放送
中もしくは放送予定の番組に関する情報を番組ガイドと
してTV画面上に表示することにより、ユーザーが新聞
の番組欄を見る感覚で番組構成を知ることができる。属
性情報とは、ジャンルのようなその番組の種類を示すも
のであり、例えばスポーツ番組であるとか、映画である
といった分類を示す。
【0034】この情報は端末側でユーザーが番組を選択
する際に、見たい番組をより早く検索するために使用さ
れる。例えばスポーツ番組を見たいと思った時にはTV
画面に表示される前記番組ガイド情報をスポーツ番組の
属性情報を有する番組に限定して表示することにより番
組を容易に選択できる。
【0035】具体的なデータ処理方法の例について次に
述べる。上記のように送信局側で多重された番組ガイド
情報を受信側でCPU(321)の処理により、図8の
上側に示すように、縦方向がチャンネル番号であり、横
方向が時間である2次元の配列情報とみなして、チャン
ネル番号と時刻を示すスロット番号とを用いてアクセス
できるようなインデックステーブルを作成する。スロッ
ト番号は、例えば、30分単位毎につけられた番号であ
る。尚、図8の上側に示された全番組ガイド情報に対応
する2次元配列の領域Eを、全番組ガイド領域と呼ぶこ
とにする。
【0036】番組ガイドはユーザーがリモコンのガイド
キー(33G)を押すことにより呼び出される。番組ガ
イドが呼び出された場合には、直前に選択されていたチ
ャンネル番号と現在時刻とインデックステーブルとに基
づいて、CPU(321)は、図9に示すような表示テ
ーブルを作成する。図9において、最も左の1列を除く
領域内の各小領域(以下、セルと呼ぶ)に、番組ガイド
情報が格納される。従って、この例では5チャンネル×
5セル(2時間半に相当する)分の番組ガイドに対応す
る表示テーブルが作成される。最も左側の1列の各セル
には、チャンネル番号(絶対的なチャンネル番号)又は
そのチャンネル番号に対応するチャンネル名のデータが
格納される。
【0037】図9において、各セル毎にインデックスと
して記載された(x、y)のxは、チャンネル相対番号
(表示テーブル内の各セル間での相対的なチャンネル番
号であり、絶対的なチャンネル番号ではない)を示し、
yはスロット相対番号(表示テーブル内の各セル間での
相対的なスロット番号であり、絶対的なスロット番号で
はない)を示している。最上段の左から2つ目のセルS
0を基準セルと呼ぶことにする。基準セルS0には、直
前に選択されていたチャンネル番号と現在時刻に対応す
る番組ガイド表示情報が格納される。各セルに格納され
る番組ガイド表示情報は、タイトル名、専有セル数、レ
ーティング、カテゴリー等からなる。専有セル数とは、
当該セルから当該番組が終了するセルまでに含まれてい
るセル数をいう。従って、当該セルで当該番組が終了す
る場合には専有セル数は1となる。
【0038】このように作成された表示テーブルに基づ
いて、図8下側に示すような番組ガイド画面に対応する
画像のビットマップデータがCPU(321)からMP
EGデコーダ(315)に接続されているRAM(31
6)に転送されてTV画面上に表示される。
【0039】図10は、CPU(321)及びMPEG
デコーダ(315)のオンスクリーン機能によって実行
される番組ガイド画面の表示処理の手順を示している。
番組ガイドが呼び出されると、直前に選択されていたチ
ャンネル番号及び現在時刻が読み込まれ、全番組ガイド
領域(図8参照)から基準セルが設定される(ステップ
S1)。設定された基準セルとインデックステーブルと
に基づいて、図9の表示テーブルが作成される(ステッ
プS2)。この表示テーブル内の情報に基づいてCPU
(321)が番組ガイド画像を生成し、そのビットマッ
プデータをMPEGデコーダ(315)に転送する。M
PEGデコーダ(315)では、送られてきた情報に基
づいて、TV画面(34)に表示するための画像データ
に変換し、TV画面へ出力する(ステップS3)。この
後、リモコンキーの入力待ち状態となる。
【0040】セレクトキー(33S)によるセレクトキ
ー入力があった場合には(ステップS4でYES)、番
組選択、番組予約などの所定の選択処理が実行される。
番組予約処理については後述する。カーソル移動キー
(33L)、(33R)、(33U)、(33D)によ
るカーソルキー入力があったときには(ステップS5で
YES)、操作されたカーソル移動キー(33L)、
(33R)、(33U)、(33D)に応じてステップ
S6、S7、S8またはS9の処理が行われる。
【0041】つまり、操作されたキーが左移動キー(3
3L)である場合には、ステップS6に進み、全番組ガ
イド領域Eの左端から左方向への移動が指令されたか否
かが判定される。操作されたキーが右移動キー(33
R)である場合には、ステップS7に進み、全番組ガイ
ド領域Eの右端から右方向への移動が指令されたか否か
が判定される。操作されたキーが上移動キー(33U)
である場合には、ステップS8に進み、全番組ガイド領
域Eの上端から上方向への移動が指令されたか否かが判
定される。操作されたキーが下移動キー(33D)であ
る場合には、ステップS9に進み、全番組ガイド領域E
の下端から下方向への移動が指令されたか否かが判定さ
れる。
【0042】全番組ガイド領域Eの左端から左方向への
移動が指令された場合(ステップS6でYES)、全番
組ガイド領域Eの右端から右方向への移動が指令された
場合(ステップS7でYES)、全番組ガイド領域Eの
上端から上方向への移動が指令された場合(ステップS
8でYES)、全番組ガイド領域Eの下端から下方向へ
の移動が指令された場合(ステップS9でYES)に
は、すなわち、全番組ガイド領域Eの外側への移動指令
である場合には、カーソルを移動させることができない
ので、ステップS4に戻りキー入力待ち状態となる。カ
ーソルキー入力によるカーソル移動指令が、全番組ガイ
ド領域内での移動指令である場合には、カーソルの移動
先の位置が算出される(ステップS10)。
【0043】カーソル移動指令が左右方向の移動指令で
ある場合には、移動量を左右方向の1セル分(1スロッ
ト分)として、カーソルの移動先の位置が算出される。
カーソル移動指令が上下方向の移動指令の場合には、移
動量を上下方向の1セル分(1チャンネル分)として、
カーソルの移動先の位置が算出される。そして、カーソ
ル移動先の位置がTV画面上(34)に表示されている
番組ガイド画面内である場合には、カーソルが移動先の
位置に表示されるように、番組ガイド画像を更新する
(ステップS12)。
【0044】カーソル移動先の位置が、TV画面上(3
4)に表示されている番組ガイド画面の外側である場合
には、番組ガイド画面を変更(スクロール)させるため
に、基準セルの変更処理が行われる(ステップS1
3)。この基準セルの変更処理においては、全番組ガイ
ド領域Eの内、現在の基準セルに対してカーソル移動方
向にカーソル移動量だけ離れた位置が新たな基準セルと
される。基準セルの変更処理によって新たな基準セルが
設定されると、ステップS2に戻る。従って、新たに設
定された基準セルに基づいて、図9の表示テーブルが作
成され、新たな番組ガイド画面がTV画面(34)に表
示される。
【0045】図11は、図10のステップS3の番組ガ
イド画像生成処理の詳細な手順を示している。まず、表
示テーブル内の各番組毎に、占有セル数に基づいて、各
番組の占有時間に応じた大きさの枠画像が表示メモリに
書き込まれる(ステップS15)。またこの時、チャン
ネル番号についても、書き込みが行われる。次に、カー
ソル画像が表示メモリに書き込まれる(ステップS1
6)。この後、タイトル名を表す画像(タイトル画像)
の書き込み制御処理が行われる(ステップS17)。
【0046】図12は、図11のステップS17のタイ
トル画像の書き込み処理の手順を示している。まず、ス
ロット相対番号を表す変数SLOT_NUMに1が設定
される(ステップS18)。また、チャンネル相対番号
を表す変数LINE_NUMに1が設定される(ステッ
プS19)。変数SLOT_NUMと変数LINE_N
UMとによって特定されるセルを注目セルとし、注目セ
ルに対する番組ガイド表示情報が表示テーブルから読み
込まれ(ステップS20)、注目セルに対応する番組の
タイトル画像が書き込まれる(ステップS21)。
【0047】次に、チャンネル相対番号を表す変数LI
NE_NUMだけが1だけインクリメントされる(ステ
ップS22)。つまり、変数LINE_NUMが更新さ
れる。そして、更新された変数LINE_NUMが5よ
り大きいか否かが判定される(ステップS23)。更新
された変数LINE_NUMが5以下である場合には
(ステップS23でNO)、ステップS20に戻り、更
新された変数LINE_NUMと現在設定されている変
数SLOT_NUMによって特定されるセルに対して、
ステップS20〜S23の処理が再度実行される。
【0048】このようにして、1つのスロット相対番号
と、1〜5のチャンネル相対番号LINE_NUMとで
特定される5つのセルに対して、ステップS20からS
23の処理が実行されると、ステップS23でYESと
なり、ステップS24に進む。ステップS24において
は、スロット相対番号を表す変数SLOT_NUMだけ
がインクリメントされる。つまり、変数SLOT_NU
Mが更新される。そして、更新された変数SLOT_N
UMが5より大きいか否かが判定される(ステップS2
5)。更新された変数SLOT_NUMが5以下である
場合には(ステップS25でNO)、ステップS19に
戻り、更新された変数SLOT_NUMを用いて、ステ
ップS19〜S23の処理が再度実行される。
【0049】このようにして、1〜5のスロット相対番
号SLOT_NUMと、1〜5のチャンネル相対番号L
INE_NUMとで特定される25個のセル、すなわ
ち、表示テーブルの左端の欄を除く全てのセルに対し
て、ステップS20〜S25の処理が実行されると、ス
テップS25でYESとなり、タイトル画像の書き込み
処理は終了する。
【0050】このようにTV画面(34)上に表示され
た番組ガイド上で番組タイトルを見て視聴したい番組が
あれば、その位置にカーソル移動キーを使ってカーソル
を移動させた後、セレクトキー(33S)を押すことに
より、その番組が放送中であれば、自動的にその番組の
チャンネルに選局され、番組がTV画面上(34)に表
示される。まだ放送されていない放送予定の番組であれ
ば、番組内容を示すテキスト情報を表示したり、PPV
(Pay-Per-View)番組等の有料番組であれば、購入処理
をするための画面がTV画面上に表示される。
【0051】選局動作はCPU(321)からチューナ
(311)、入力処理回路(312)及び分離回路(3
13)へ指令を出すことにより行われる。すなわち、チ
ューナ(311)に対して、ユーザーが選択した番組の
チャンネルを含むトランスポンダに選局するよう指令を
出すとともに、入力処理回路(312)に対して該選択
されたトランスポンダで伝送されている信号に対応した
誤り訂正パラメータを設定し、分離回路(313)に対
して選局されたトランスポンダに含まれる複数の番組の
中から、ユーザーが選択した番組のビデオ及びオーディ
オデータを分離してMPEGデコーダ(315)へ出力
するよう制御される。
【0052】ビデオ及びオーディオデータの選択処理方
法について簡単に説明する。送信側でMPEGエンコー
ドされて多重された各ビデオ及びオーディオデータはそ
れぞれ固有のID番号を割り当てられ、そのID番号は
パケット化された時にパケットのヘッダー部分に多重さ
れる。番組ガイド上からユーザーが番組を選択すると、
選択された番組に対応するビデオ及びオーディオのID
番号を持つビデオ及びオーディオのパケットデータを抽
出するようCPU(321)から分離回路(313)へ
指令が出される。
【0053】次にメニューの表示方法について説明す
る。前記番組ガイド画面がリモコン(33)のガイドキ
ー(33G)を押すことによりTV画面上に表示される
と説明したが、同様にリモコン(33)のメニューキー
(33M)を押すことにより、TV画面上にメニュー画
面が表示され、番組ガイド表示以外の機能がリスト表示
される。表示方法は番組ガイド表示と同様であり、CP
U(321)からMPEGデコーダ(315)に接続さ
れたRAM(316)のオンスクリーン表示用データ領
域に表示画面のビットマップデータを転送することによ
り、MPEGデコーダがビデオデータに変換して出力す
る。
【0054】メニュー画面の表示例を図13に示す。図
において、メニュー項目(49)、(50)及び(5
1)には利用できる機能が示されている。メニュー項目
上にはカーソルを移動させることができ、セレクトキー
(33S)を押すことにより選択されたメニュー項目の
処理が行われる。図では、メニュー項目(49)上にカ
ーソルが存在していることを示しており、ハイライトさ
れて他の項目と区別される。カーソル移動はカーソル移
動キー(33U)及び(33D)で行う。メニュー項目
(49)「ジャンル」へカーソルを移動させてセレクト
キー(33S)を押すと番組ガイドの表示条件のひとつ
であるジャンルすなわち番組の属性の設定画面が現れ、
メニュー項目(50)「ヒストリー」へカーソルを移動
させてセレクトキー(33S)を押すと最近視聴した番
組順に表示するヒストリー機能の設定画面が現れ、メニ
ュー項目(51)「チャンネル」へカーソルを移動させ
てセレクトキー(33S)を押すとチャンネル毎に番組
ガイドで表示するか否かの設定を行うためのチャンネル
設定画面が現れる。尚、ここでは3つのメニュー項目を
例として示したが、他にも存在する場合もある。
【0055】まず、ジャンル設定機能について説明す
る。番組ガイドで表示される多数の番組の中から、ユー
ザーが好む番組に限定して表示することにより、所望の
番組の検索を容易にすることが可能となるが、そのため
に、ジャンルというパラメータによって表示チャンネル
を限定する手法が用いられる。通常サービスで使用され
る、すなわち、番組情報として伝送されるジャンル情報
は予め決まっており、各ジャンルに対して、ジャンル数
に応じたビット数のコード(以下、ジャンルコードと呼
ぶ)が割り当てられている。各番組の番組情報には、そ
の番組の属性に応じたジャンルコードが含まれており、
本ジャンル設定でユーザーが好みのジャンルを設定する
ことにより、設定されたジャンルのジャンルコードを持
つ番組のみを番組情報の中から抽出して表示することに
より、所望の番組のみに限定して表示することができ
る。本ジャンル設定機能は、そのユーザーが好むジャン
ルを選択するためのものである。
【0056】図14にジャンル設定画面の表示例を示
す。図において、チェックBOX(54)、(55)、
(56)は、選択したジャンルをチェックするためのB
OXであり、カーソルをチェックBOXに移動させてセ
レクトキー(33S)を押すことによりチェックマーク
(57)が現れる。図ではニュース及びスポーツのジャ
ンルが選択されていることを示している。設定を解除す
るためには、チェックマークのあるチェックBOXの位
置で再度セレクトキー(33S)を押すとチェックマー
クが消えて設定が解除される。ジャンルを設定した後、
OKボタン(52)の位置でセレクトキー(33S)を
押すことにより、選択されたジャンルが設定され、元の
画面(図13のメニュー画面)に戻る。
【0057】キャンセルボタン(53)の位置でセレク
トキー(33S)が押された場合には、設定の変更をキ
ャンセルし、元の設定に戻して、元の画面(図13のメ
ニュー画面)に戻る。カーソル移動はカーソル移動キー
で行い、ジャンルのチェックBOX間及びOKボタン
(52)及びキャンセルボタン(53)間は上下のカー
ソル移動キー(33U)、(33D)で行い、 ジャン
ルのチェックBOXとOK及びキャンセルボタン間は左
右のカーソル移動キー(33L)、(33R)で行う。
【0058】尚、表示されるジャンルの数が多く、一画
面に表示できない場合は、上下のカーソル移動キーを押
し続けることによって残りのジャンルが表示される。す
なわち、ジャンル設定画面の一番下に表示されているジ
ャンルのチェックBOXの位置から下カーソル移動キー
を押すと、その時点で表示されていたジャンルが上方向
へスクロールされ、いままで表示されていなかったジャ
ンルのチェックBOXが現れる。また、一番上に表示さ
れているジャンルのチェックBOXの位置から上カーソ
ル移動キーを押すと、その時点で表示されていたジャン
ルが下方向へスクロールされ、いままで表示されていな
かったジャンルのチェックBOXが現れる。
【0059】このようにしてチェックされたジャンルの
ジャンルコードがIRD(31)内のRAM(323)
もしくはEEPROM(326)に記憶される。いずれ
かのジャンルが設定されていれば、前記番組ガイド画面
を表示する時に、設定されたジャンルのジャンルコード
を番組情報としてもつ番組を含むチャンネルのみに限定
されて表示される。ジャンルの設定は1つに限定するこ
とも可能であるし、図のように複数設定できるようにす
ることも可能である。複数設定できるようにする場合
は、設定されたジャンルのいずれかに属する番組を含む
チャンネルが表示される。
【0060】全てのジャンルにチェックした場合でも、
全ての番組が表示されるとは限らない。すなわち、いず
れのジャンルにも属さない番組が存在することが考えら
れる。従がって、前記チェックBOXの1つに、“AL
L”等と表示されたチェックBOXを設け、その“AL
L”チェックBOXが選択された場合には、全ての番組
が番組ガイド画面上に表示される等の配慮が必要であ
る。
【0061】設定されたジャンルに応じて表示するチャ
ンネルを限定して表示するには、前記番組ガイド画面の
表示テーブル作成時(図10のステップS2)に行われ
る。すなわち、基準セルを含むチャンネルから順に、チ
ャンネルで放送中もしくは放送予定の番組のジャンルコ
ードを時間方向に全てチェックし、もし1つでも前記設
定されたジャンルコードを含む番組があれば、そのチャ
ンネルを表示対象チャンネルとして残すが、1つも含ま
れていなければ、そのチャンネルは表示対象とはしな
い。そして、表示対象として残されたチャンネルだけを
使って表示テーブルを作成する。もし、基準セルを含む
チャンネルが表示対象でなければ、次に現れる表示対象
チャンネルの同一スロットを基準セルとする。
【0062】このようなチャンネル限定方法により表示
された番組ガイド画面には、設定されたジャンルに属さ
ない番組も表示される。すなわち、同一チャンネル内に
設定されたジャンルに属する番組と属さない番組が含ま
れる場合、そのチャンネルは表示対象チャンネルとなる
ため、属さない番組が同時に表示されることになる。従
がって、通常、ジャンルに属する番組と属さない番組を
区別するために、表示色を変えるとか、タイトル表示の
有無等により区別できるような方法がとられる。
【0063】この場合の表示タイトル画像書き込み制御
処理手順の例を図15に示す。図において、前記図12
と同じ処理ステップには同一番号を付し、説明の重複を
避ける。図において、ステップS20で注目セルに対す
る番組ガイド表示情報を読み出した後、その番組のジャ
ンルコードを調べ、設定されたジャンルコードに一致す
るかどうか判定する(ステップS26)。一致していれ
ば(ステップS26でYES)、タイトル画像を表示す
るための表示色を変更してタイトル画像の書き込みを行
う(ステップS27)。
【0064】ステップS26でNO、すなわち、その番
組のジャンルコードが設定されたジャンルコードに一致
しない場合には、表示色を変更せずにタイトル画像の書
き込みを行う(ステップS21)。ステップS26及び
S27を追加することにより、設定されたジャンルに属
する番組のタイトルが、属さない番組のタイトルとは異
なった表示色で表示され、ジャンルに属するか否かを一
目で判別することができる。この場合、ジャンルに属す
る番組のタイトルの表示色は属さない番組のタイトルの
表示色よりも目立つよう配色する。また、別の方法とし
て、ステップS21を省略することも考えられる。その
場合、設定されたジャンルに属さない番組のタイトルは
表示されないことになる。
【0065】次にヒストリー設定機能について説明す
る。ヒストリー表示とは、ユーザーが最近視聴した番組
のチャンネルを順に番組ガイド上に表示するものであ
り、ユーザーがチャンネルを切り替えてそのチャンネル
の番組を視聴する度に、ヒストリー番組として別途メモ
リに記憶されたチャンネル番号のデータが使用される。
ヒストリーとして登録される番組数は予め決められてお
り、例えば最大20番組であるとすると、登録された番
組数が20を越えると、新たな番組が登録される度に、
最も古いチャンネルのデータが削除される。
【0066】この機能によって、頻繁に視聴するチャン
ネルが並んで表示されることになり、これらのヒストリ
ーに登録されているチャンネルを視聴する場合には、番
組ガイド上でのカーソル移動回数を減らすことができ番
組を選択することが容易になる。
【0067】ヒストリー設定機能はこのヒストリー表示
を有効にするか無効にするかを設定するための機能であ
る。ヒストリー設定画面の表示例を図16に示す。図に
おいて、チェックBOX(60)はヒストリー機能を有
効にするためのチェックBOXであり、この位置にカー
ソル移動させてセレクトキー(33S)を押すことによ
りチェックマーク(62)が現れ、ヒストリー機能が有
効となる。図では現在ヒストリー機能が有効であるよう
設定されていることを示している。チェックBOX(6
1)はヒストリー機能を無効とするためのチェックBO
Xであり、この位置にカーソルを移動させて、セレクト
キー(33S)を押すことにより、チェックマークが現
れヒストリー機能が無効となる。尚、チェックマークは
どちらか一方のチェックBOXのみに現れるよう制御す
る必要がある。OKボタン(58)の位置でセレクトキ
ー(33S)を押すとその時選択されていた方が設定さ
れ、元の画面(メニュー画面)に戻る。キャンセルボタ
ン(59)の位置でセレクトキー(33S)を押すと、
設定変更が無視され、元の設定のまま元の画面(メニュ
ー画面)に戻る。
【0068】ヒストリー機能が有効であるよう設定され
ている状態で、番組ガイド画面を表示すると、前記番組
ガイド画面表示処理手順の表示テーブル作成時に、ヒス
トリーに登録されているチャンネルだけを使って表示テ
ーブルを作成する。また、ヒストリー機能が無効である
よう設定されている場合には、全てのチャンネルを使っ
て表示テーブルを作成する。
【0069】次にチャンネル設定機能について説明す
る。本機能は、ユーザーが好むチャンネルをチャンネル
毎に設定するための機能であり、選択されたチャンネル
だけが番組ガイド上に表示されるようにすることによ
り、所望の番組選択を容易にするものである。図17
に、チャンネル設定画面の表示例を示す。図において、
チェックBOX(65)、(66)、(67)は、選択
したチャンネルを有効とするためのチェックBOXであ
り、カーソルをチェックBOXに移動させてセレクトキ
ー(33S)を押すことによりチェックマーク(68)
が現れる。図では101チャンネル及び102チャンネ
ルが有効であり、100チャンネルは無効であることを
示している。
【0070】番組ガイドを表示する際には、本チャンネ
ル設定画面で有効と設定されたチャンネルだけが表示さ
れ、無効と設定されたチャンネルは表示されない。設定
を解除するためには、チェックマークのあるチェックB
OXの位置で再度セレクトキー(33S)を押すとチェ
ックマークが消えて設定が解除される。チャンネルを設
定した後、OKボタン(63)の位置でセレクトキー
(33S)を押すことにより、選択されたチャンネルが
設定され、元の画面(図13のメニュー画面)に戻る。
キャンセルボタン(64)の位置でセレクトキー(33
S)が押された場合には、設定の変更をキャンセルし、
元の設定に戻して、元の画面(図13のメニュー画面)
に戻る。
【0071】カーソル移動はカーソル移動キーで行い、
チャンネルのチェックBOX間及びOKボタン(63)
及びキャンセルボタン(64)間は上下のカーソル移動
キー(33U)、(33D)で行い、 チャンネルのチ
ェックBOXとOK及びキャンセルボタン間は左右のカ
ーソル移動キー(33L)、(33R)で行う。尚、表
示されるチャンネルの数が多く、一画面に表示できない
場合は、上下のカーソル移動キーを押し続けることによ
って残りのチャンネルが表示される。すなわち、チャン
ネル設定画面の一番下に表示されているチャンネルのチ
ェックBOXの位置から下カーソル移動キーを押すと、
その時点で表示されていたチャンネルが上方向へスクロ
ールされ、いままで表示されていなかったチャンネルの
チェックBOXが現れる。また、一番上に表示されてい
るチャンネルのチェックBOXの位置から上カーソル移
動キーを押すと、その時点で表示されていたチャンネル
が下方向へスクロールされ、いままで表示されていなか
ったチャンネルのチェックBOXが現れる。
【0072】このようにして有効と設定されたチャンネ
ルのチャンネル番号データが別途IRD(31)内のR
AM(323)もしくはEEPROM(326)に記憶
される。番組ガイド画面を表示する時には、前記番組ガ
イド画面表示処理手順の表示テーブル作成時に、前記メ
モリに登録されているチャンネルだけを使って表示テー
ブルを作成することにより、有効であるよう設定された
チャンネルだけが番組ガイド上に表示される。
【0073】次に、複数のデジタル放送サービスを受信
できる受信装置について説明する前に、デジタル放送方
式の場合の有料番組の購入等を制御するための限定受信
方式について説明する。デジタル放送で伝送される番組
には無料番組だけでなくPPV(Pay Per Vie
w)などの有料番組が存在し、それらの有料番組を視聴
するためには、ユーザー側で所定の手続き、例えばチャ
ンネル契約等を行う必要があり、そのような手続きをし
ていないユーザーは視聴できないよう制御される。その
ために、送信側でエンコードする際にビデオやオーディ
オ信号をそのまま受信しても再生できないようにスクラ
ンブル回路(207)でスクランブルして送信し、前記
所定の手続きを行ったユーザーのみがスクランブルを解
除する(デスクランブル)ことができるよう制御され
る。
【0074】スクランブル方式はデジタル放送サービス
によって異なるが、日本で1996年10月からサービ
スが開始されたデジタル衛星放送サービス”Perfe
cTV”で採用されている限定受信方式については、日
経エレクトロニクス(1996.9.2、No.66
9、157頁)に説明されている。図18及び図19
に、それぞれPerfecTVの限定受信システムを例
とした送信側及び受信側の限定受信処理システムの構成
を示す。まず、送信側の構成について説明する。図にお
いて限定受信処理回路(205)内には、スクランブル
鍵生成回路(2050)、スクランブル鍵(以下、Ks
と略記する)を暗号化するためのKs暗号化回路(20
51)、Ksを暗号化するための鍵情報を生成するため
のワーク鍵生成回路(2052)、ワーク鍵(以下、K
wと略記する)を暗号化するためのKw暗号化回路(2
053)、Kwを暗号化するための鍵情報を生成するた
めのマスター鍵生成回路(2054)が含まれている。
【0075】MPEGエンコーダ(202)からのビデ
オ及びオーディオデータはスクランブル回路(207)
でスクランブルされる。 PerfecTVでは、スク
ランブル方式として日立製作所が開発したMULTI2
方式と呼ばれるブロック暗号方式を採用している。ブロ
ック暗号方式とは、データをある長さに区切って、その
単位で暗号化する方式であり、通常64ビット毎に処理
される。スクランブルする際に必要となるのがKsであ
り、ブロック暗号化のブロック長と同じ長さの64ビッ
トのデータで構成される。KsはKs生成回路(205
0)で生成される。 このKsと同じ鍵を使って、受信
側でデスクランブルすることによりスクランブルする前
のデータに戻すことができる。
【0076】従って、このKsをビデオやオーディオデ
ータと共に受信側へ伝送する必要があるが、Ksをその
まま伝送すると、第3者にKsが解読されて有料番組を
盗視聴される危険性がある。そこで、盗視聴対策とし
て、Ksを一定時間毎に変化させるとともに、Ksをさ
らに別の鍵を使って暗号化する等が行われる。Ksの暗
号化はKs暗号化回路(2051)で行われ、暗号化す
るための鍵情報はKw生成回路(2052)で生成され
る。このKwはさらに別のマスター鍵(以下、Kmと略
記する)を使ってKw暗号化回路(2053)で暗号化
される。Ks暗号化回路(2051)及びKw暗号化回
路(2053)の出力は、受信側でKsを復号するため
に必要となるものであり、限定受信情報として多重化回
路(203)で多重される。
【0077】Ks及びKwは全ユーザーに対して共通で
あるが、Kmはユーザー毎に異なる。従って、送信され
る限定受信情報の内、Ks暗号化回路(2051)の出
力(以下、ECM:エンタイトルメント・コントロール
・メッセージと呼ぶ)は共通データであるが、Kw暗号
化回路(2053)の出力(以下、EMM:エンタイト
ルメント・マネージメント・メッセージと呼ぶ)はユー
ザー固有のデータとなる。通常ECMの送信頻度はEM
Mに比べて高く10回/秒程度である。EMMはユーザ
ー毎に送る必要があるため、送信頻度は低く、1回/1
0分程度である。Kmは送信する必要はなく、受信側の
ICカード(32)の中に予め記録されている。
【0078】尚、ECM及びEMMの暗号化手法に関し
ては第3者への漏洩を防ぐために厳重に秘密事項とされ
ており、一般には開示されていない。従って、説明の都
合上、Kwはチャンネル契約の場合はチャンネル毎に異
なるものとし、PPV等の番組単位で購入する場合には
番組毎に異なるKwを持つものとする。後述するよう
に、EMMはユーザーがどのようなチャンネル契約をす
るかによって送信すべきデータが異なり、この制御は顧
客管理システム(23)によって行われる。
【0079】次に受信側について説明する。図19に示
すように分離回路(313)で分離された限定受信情報
(ECM、EMM)はCPU(321)及びICカード
内のCPU(32C)を介してICカード内で復号され
る。カード内にはKmが予め記録してあり(32M)、
そのKmを使ってKw復号化回路(32W)で受信した
EMMからKwを復号する。また、Kw復号化回路(3
2W)で復号されたKwを使って、Ks復号化回路(3
2S)で受信したECMからKsを復号化する。Ks復
号化回路(32S)で復号されたKsはデスクランブル
回路(314)へ転送され、所定の番組のビデオやオー
ディオデータのデスクランブルが行われる。尚、ICカ
ード内のEEPROM(32E)は後述するように、視
聴した有料番組の情報を記録するために使用される。
【0080】複数のデジタル放送サービスを受信できる
受信装置は、複数の同一メディア(例えば、全て衛星放
送)もしくは異なるメディア(例えば、衛星放送と地上
波放送や、ケーブル、電話回線など)のデジタル放送を
1台で受信できる受信機である。図20に2つのデジタ
ル衛星放送を受信できる受信装置のイメージを示す。第
1の送信アンテナから出力された信号は衛星(1)を介
して、第1の受信アンテナ(30)で受信される。第2の
送信アンテナ(24)から出力された信号は衛星(1
0)を介して第2の受信アンテナ(35)で受信され
る。第1及び第2の受信アンテナで受信された信号は衛星
共用受信装置(36)へ入力される。衛星共用受信機
(36)で選択・デコードされたビデオ及びオーディオ
信号はTV(34)へ出力される。尚、2つの衛星の位
置関係により、前記第1及び第2のアンテナを1つのア
ンテナで共用することも可能である。
【0081】また、別の例として図21にデジタル衛星
放送とデジタル地上波放送を受信できる共用受信装置の
イメージを示す。デジタル地上波放送用の送信アンテナ
(25)から送信された信号は受信機側地上波放送用ア
ンテナ(37)で受信され、衛星放送用アンテナ(3
0)で受信された信号とともに衛星・地上波共用受信装
置(38)に入力される。衛星・地上波共用受信装置
(38)で選択・デコードされたビデオ及びオーディオ
信号がTV(34)へ出力される。
【0082】衛星を利用した複数の放送サービス受信装
置の内部構成の例を図22示す。ここでは2つの衛星放
送を受信可能な受信装置の構成を示している。図におい
て、図2と同じ機能を有するものには同一番号を付し説
明の重複をさける。複数の衛星放送を受信する場合、単
一衛星放送受信機とハードウェアとして異なるのは、チ
ューナ、入力処理及びデスクランブル回路である。図2
2では、チューナ(327)及び入力処理回路(32
8)は共用回路として1つのブロックで表示している。
これは、チューナ及び入力処理回路に関しては、同じ衛
星放送であることから、容易に共用回路を構成すること
ができるからである。共用チューナ(327)には第1
の衛星放送用受信アンテナ(30)からの信号(310
0)及び第2の衛星放送用受信アンテナ(35)からの
信号(3101)の両方を入力することができる。
【0083】さらに、該共用チューナ(327)は、各
衛星放送で使用されるトランスポンダの周波数帯が異な
ることから、より広い周波数帯域の信号に対応できるよ
う構成されている。また、入力処理に関しては、デジタ
ル復調や誤り訂正の方式そのものは同じであり、パラメ
ータ(例えば畳み込み符号の符号化率等)が一部異なる
程度である場合が多く、共用化が容易である。
【0084】受信装置のデスクランブル回路の構成につ
いては、さまざまな方式が考えられるが、ここではその
一例を示した。スクランブル回路の構成が全く同じであ
れば、図2のようにIRD(31)に内蔵することも可
能であるが、同じでない場合もしくは将来的な拡張性を
考慮した方式として、図22の(32CA1)、(32
CA2)に示すようにカード内に納めて着脱可能な構成
とする方式が考えられる。このような構成によれば、例
えばスクランブル方式を変更する場合や別のデジタル衛
星放送を受信する場合にこのカードを交換するだけで対
応可能となる。ここで用いられるカードは前記図2の例
に比べて高速なインターフェースが要求されるため、パ
ラレルインターフェースタイプのPCカードが使用され
る。また、前記ICカード(32)内の限定受信信号の
処理回路も内蔵されている。
【0085】IRD(31)には2枚のPCカード用に
2つのスロットが必要である。該PCカードの構成例を
図23に示す。このPCカードは図19のICカード
(32)にデスクランブル回路(314)を内蔵した構
成となっており、各部の機能は同じであるが、ECMや
EMMの暗号化の方法等は異なる可能性が高い。第1の
カード(32CA1)は第1のデジタル衛星放送のビデ
オ及びオーディオ信号のみをデスクランブル処理し、第
2のデジタル衛星放送の信号に対しては何も処理せずに
第2のPCカード(32CA2)へ出力する。第2のP
Cカード(32CA2)では、第2のデジタル衛星放送
のビデオ及びオーディオ信号のみをデスクラブル処理
し、第1のデジタル衛星放送の信号に対しては何も処理
せずに分離回路(313)へ出力する。
【0086】IRD(31)内のCPU(321)は、
第1のデジタル衛星放送の限定受信信号(EMM、EC
M等)を受信すると、第1のPCカード(32CA1)
へ転送し、第2のデジタル衛星放送の限定受信信号を受
信すると、第2のPCカード(32CA1)へ転送す
る。尚、この限定受信信号の受信処理制御機能をPCカ
ード内に納めることも可能である。
【0087】次に各デジタル衛星放送の番組を選択する
ためのユーザーインターフェースの例について説明す
る。ここで注意すべきは、デジタル衛星放送サービス
(以下、サービスと略記する)が変わると、前記番組情
報の内容やメニュー内容も変更される可能性があるとい
ることである。従って、番組ガイド等も各放送サービス
に対応して独立して設けられる。
【0088】最も簡単な方法としては、図24に示すよ
うに、メニュー項目のひとつに、サービスを切り替える
ための項目を設け、サービスを切り替えられると、その
切り替えられたサービスに対応した番組ガイドやメニュ
ー項目を表示することが考えられる。図24は、第1の
デジタル衛星放送サービス(衛星放送Aと呼ぶ)から第
2のデジタル衛星放送サービス(衛星放送Bと呼ぶ)へ
のメニュー切り替える例を示している。
【0089】図の(a)において、メニュー項目(6
9)がサービスを切り替えるための項目であり、メニュ
ー項目(70)には現在選択されているサービスで利用
できるメニュー項目がリスト表示されている。カーソル
がメニュー項目(69)にある場合にセレクトキー(3
3S)を押すことにより、(b)のサービス切り替え画
面が現れる。(b)において、(73)は衛星放送Aを
選択するときにチェックするためのチェックBOXであ
り、(74)は衛星放送Bを選択するときにチェックす
るためのチェックBOXである。選択されているほうの
サービスのチェックBOXにはチェックマークがつけら
れており、現在衛星放送Aが選択されていることを示し
ている。
【0090】チェックマークはどちらか一方のチェック
BOXのみに付けられる。サービスを切り替える場合に
は、カーソルを切り替えたいサービスのチェックBOX
にカーソル移動キーを使って移動させ、セレクトキー
(33S)を押すことにより実行される。例えば、衛星
放送Bに切り替える場合には、カーソルをチェックBO
X(74)に移動させセレクトキー(33S)を押すこ
とにより、チェックBOX(73)のチェックマークが
消え、チェックBOX(82)にチェックマークが現れ
る。切り替えた後、OKボタン(71)にカーソル移動
させてセレクトキー(33S)を押すことにより、切り
替えが行われてメニュー画面に戻る。キャンセルボタン
(72)にカーソルを移動させてセレクトキー(33
S)を押すと、処理をキャンセルして切り替えせずに元
のメニュー画面に戻る。
【0091】同図(c)では衛星放送Bに切り替えた場
合のメニュー画面を示している。図において、(75)
は、衛星放送Bで利用できるメニュー項目を示してい
る。ここでは、衛星放送Bにはメールサービスがある
が、衛星放送Aには無い場合の例を示しており、同図
(a)で表示されていなかったメールの項目が追加され
ている。このようにサービスの切り替えが行われると、
前記番組ガイドの表示も選択されたサービスの番組ガイ
ドが表示される。すなわち、各衛星放送サービスに対し
て独立な処理を行い、選択されているサービスの信号の
みを処理し、データも別々に管理される。例えば、メニ
ュー画面からジャンル設定機能が選択された場合、その
時衛星放送Aが選択されていれば、その時設定されたジ
ャンルは、衛星放送A用の番組ガイド表示に対してだけ
有効となる。
【0092】デジタル衛星放送とデジタル地上波放送を
受信できる受信装置の内部構成例を図25に示す。メデ
ィアが異なる場合には、変調方式や誤り訂正方式が異な
るため、チューナや入力回路を共用することは困難であ
る場合が多く、それぞれ独立にもつ必要がある。図にお
いて、デジタル地上波放送受信用アンテナからの信号
(3102)は地上波放送用チューナ(329)で復調
された後、地上波放送用入力回路(330)へ入力され
る。地上波放送用入力回路(330)の出力は、地上波
放送の限定受信処理用PCカード(32CA4)へ入力
されてデスクランブル処理された後、分離回路(33
1)へ入力される。一方、衛星放送用入力処理回路(3
12)の出力信号は衛星放送の限定受信用PCカード
(32CA3)へ入力されてデスクランブル処理された
後、分離回路(331)へ入力される。分離回路(33
1)の入力段には選択回路が設けられており、衛星放送
もしくは地上波放送のどちらか一方を選択して、該選択
された放送の信号に対して、前記分離回路(313)と
同様の処理を行うよう構成される。
【0093】図22の場合とPCカードの接続構成が変
わり、同一メディアの場合には、PCカードがカスケー
ドに接続されていたが、メディアが異なる場合には、カ
スケード接続されずにそれぞれのPCカードの出力が分
離回路へ入力される。これは、チューナ及び入力処理回
路を独立しているためである。但し、LSIの集積技術
の向上により、たとえ異なるメディアのチューナや入力
処理回路を共用化できるようになれば、図22の構成で
全て対応できる。もしくは、それぞれの入力処理回路の
出力に選択回路を設けて、衛星放送と地上波放送のどち
らか一方を選択して出力するよう構成することにより、
PCカードをカスケード接続して構成することができ
る。図25の例の場合、番組の選局は、CPU(32
1)から、チューナ、入力処理回路、PCカード及び分
離回路へ指示を出すことによって行われる。
【0094】次に本発明の実施例を説明する。本発明の
実施形態として、受信装置のハードウェア構成は図22
及び図25に示したような従来の構成と同じでよいが、
IRD(31)内のEEPROM(326)やPCカー
ド(32CA1〜4)内のデータの処理方法が異なる。
ここでは2つの衛星放送(衛星放送A及び衛星放送B)
を受信可能な共用受信機を例として説明し、図22の受
信機構成を基に説明する。
【0095】まず、第1の実施形態として表示条件の設
定メニューのみ共通化する例を示す。すなわち、番組ガ
イド表示は別画面表示とする。図4に、共通化したメニ
ュー項目の表示例(メニュー表示画面43)を示す。図
では衛星放送Aもしくは衛星放送Bのいずれかで利用可
能な表示条件のメニュー項目を同時に表示している(4
1)。各メニュー項目がいずれの衛星放送で利用できる
ものであるかということをサービス識別表示領域(4
2)に示している。例えば、ジャンル項目は、衛星放送
A及び衛星放送Bの両方で利用できることを示してお
り、この項目を選択すると、両方のサービスの番組ガイ
ド表示に対するジャンル設定が可能であることを示して
いる。また、メールサービスの項目は、衛星放送Bでの
み利用できることを示している。
【0096】本実施形態において、サービス切り替え項
目(40)が表示されているのは、番組ガイド表示にお
いてどちらの衛星放送サービスの番組ガイドを表示させ
るかどうかの選択が必要なためであり、サービスを切り
替えることによって、メニュー表示やその内容に影響を
与えることはない。すなわち、サービスを衛星放送Aか
ら衛星放送Bに切り替えると、それ以降リモコンのガイ
ドキー(33G)を押すと衛星放送Bの番組ガイドが表
示される。
【0097】まず、ジャンル設定機能においては、ジャ
ンル設定画面は図14と同様でよいが、表示されるジャ
ンルは衛星放送Aで使用されているジャンルと衛星放送
Bで使用されているジャンルのORをとったものを表示
する。すなわち、表示されるジャンル項目は以下の3種
類のいずれかに該当する。 a)衛星放送Aでのみ使用されている b)衛星放送Bでのみ使用されている c)両方で使用されている a)の「ジャンル」が選択された場合には、衛星放送A
用のジャンルコードに変換されて、メモリ上の衛星放送
A用のジャンルコード記録領域に記録される。b)のジ
ャンルが選択された場合には、衛星放送B用のジャンル
コードに変換されて、メモリ上の衛星放送B用のジャン
ルコード記録領域に記録される。c)のジャンルが選択
された場合には、衛星放送A及びB用のジャンルコード
に変換されて、それぞれ、メモリ上の衛星放送A及びB
用のジャンルコード記録領域に記録される。
【0098】言い換えれば、受信装置は表示されている
ジャンル項目と衛星放送A及び衛星放送Bのジャンルコ
ードの変換テーブル261を備えており、ジャンル項目
によっては、1)衛星放送Aのみ、2)衛星放送Bの
み、3)両方のジャンルコードが設定されていることに
なる(図26参照)。また、ここでは、使用者の指定に
基づく各衛星放送のジャンルコードを、各衛星放送の記
憶領域に記憶するようにしているが、衛星放送を識別す
る識別コードと、ジャンルコードを対にすることによ
り、ジャンルコードと衛星放送種別を関連付けて記憶す
ることもできる。
【0099】番組ガイド画面を表示する場合、それが衛
星放送A用の番組ガイド画面であれば、前記衛星放送A
用のジャンルコード記録領域に記録されているジャンル
コードを読み出して、そのジャンルコードのいずれかに
該当する番組を含むチャンネルだけを表示対象とし、そ
れらのチャンネルから前記表示テーブルを作成する。ま
た、衛星放送B用の番組ガイド画面であれば、前記衛星
放送B用のジャンルコード記録領域に記録されているジ
ャンルコードを読み出して、そのジャンルコードのいず
れかに該当する番組を含むチャンネルだけを表示対象と
し、それらのチャンネルから前記表示テーブルを作成す
る。
【0100】ヒストリー設定機能においては、設定画面
は図16と同じでよい。ヒストリー機能を有効にする
と、衛星放送A及び衛星放送Bの両方に対して、ヒスト
リー機能が有効となる。ヒストリー機能が有効にされて
いると、新しいチャンネルが選局され、所定時間(例え
ば5分程度)の視聴が継続される度に、そのチャンネル
番号が、記憶される。例えば、受信装置のEPROM
は、図27に示されるような、所定個数のデータを記憶
できるファーストイン・ファーストアウト形式(上記で
説明したように、テーブルが一杯になった場合には、最
も古いデータが削除される形式)のテーブル271、2
72、273を備えており、衛星放送A、衛星放送B個
別に対応したヒストリー(テーブル271、272)と
両衛星放送A、B共通のヒストリー(テーブル273)
を記憶することができる。
【0101】そして、番組ガイド画面を表示した場合に
は、これらのテーブルに記憶されたチャンネルのみに基
づき、表示テーブルを作成する。すなわち、ヒストリー
機能を有効にして衛星放送Aの番組ガイド画面を表示す
ると、衛星放送A用のテーブル271を用いて衛星放送
Aで最近視聴した番組のチャンネルが順に表示される。
また、衛星放送Bの番組ガイド画面を表示すると、衛星
放送B用のテーブル272を用いて衛星放送Bで最近視
聴した番組のチャンネルが表示される。ヒストリー機能
を無効とすると、どちらの番組ガイド画面でも無効とな
る。
【0102】チャンネル設定機能においては、設定画面
は図17と同様であるが、表示されるチャンネルが衛星
放送Aのチャンネルと衛星放送Bのチャンネルが同時に
表示される。この場合、チャンネル番号が重なる可能性
もあるので、どちらのサービスのチャンネルであるかと
いうことが判別できるように、図5に示すようにサービ
ス識別表示領域(43)を設ける。設定された衛星放送
A及び衛星放送Bのチャンネル番号情報は、それぞれ、
メモリに記憶される。メモリに記憶される形式として
は、図27と同様のテーブル形式が考えられる。
【0103】衛星放送Aの番組ガイドが表示された場合
には衛星放送Aで設定されたチャンネル番号情報を読み
出して、衛星放送Aで設定されたチャンネルに限定して
表示する。また、衛星放送Bの番組ガイドが表示された
場合には衛星放送Bで設定されたチャンネル番号情報を
読み出して、衛星放送Bで設定されたチャンネルに限定
して表示する。
【0104】第2の実施例は、両方の放送サービスの番
組ガイドを共通化することにより、サービス切り替え処
理を不要とする方式である。すなわち、リモコンのガイ
ドキー(33G)を押すと、衛星放送Aの番組と衛星放
送Bの番組が全て含まれる共通番組ガイドが表示され
る。番組ガイドを共通化するためには、前記番組ガイド
用のインデックステーブルを共通化し、両方のサービス
の番組を1つのテーブルで管理することが必要である。
インデックステーブルのイメージとしては、図6のよう
になる。すなわち、衛星放送A用のチャンネル(44)
と衛星放送B用のチャンネル(45)を並べたインデッ
クステーブルを作成し、このインデックステーブルを基
に表示テーブルを作成することにより番組ガイド画面を
作成する。
【0105】尚、衛星放送Aで送信される番組ガイド情
報が占める時間と衛星放送Bで送信される番組ガイド情
報が占める時間が異なる場合がある。図6では、衛星放
送Bの番組ガイド情報が占める時間の方が衛星放送Aに
比べて短くなっている。従がって、例えば、表示テーブ
ルの位置が(46)のように衛星放送Aと衛星放送Bの
境界付近であった場合、衛星放送Bで存在しない時間帯
の番組については、前記タイトル画像を表示しないでブ
ランクのままにする等の処理が必要である。
【0106】このように共通化した番組ガイド画面の表
示例を図7に示す。図は衛星放送Aのチャンネルと衛星
放送Bのチャンネルの境目付近のチャンネルを表示して
おり、(92)は衛星放送Aのチャンネル、(93)は
衛星放送Bのチャンネルである。衛星放送Aの最後のチ
ャンネル(770チャンネル)の次に衛星放送Bの最初
のチャンネル(100チャンネル)が表示されている。
チャンネル番号の横にはどちらのサービスのチャンネル
であるかということを示すためにサービス名が付けられ
ている。このような方式によれば、メニュー及び番組ガ
イドの両方を共通化でき、サービスを切り替える処理が
不要となる。従って、第1の実施形態におけるメニュー
表示例(図4)におけるサービス切り替え項目(40)
が不要となる。
【0107】第2の実施形態におけるジャンル、ヒスト
リー及びチャンネルの設定方法については第1の実施例
と同じでよいが、番組ガイド画面を表示させる際の処理
方法が若干異なる。
【0108】ジャンルによる限定表示を行う場合には、
表示のためのインデックステーブルを作成するときに、
衛星放送Aのチャンネルについては、設定された衛星放
送Aのジャンルコードを使用し、衛星放送Bのチャンネ
ルについては、設定された衛星放送Bのジャンルコード
を使用して、そのジャンルコードと同一のジャンルコー
ドが番組情報に含まれているか否かという判断をするこ
とにより、表示するチャンネルを選択する。それによっ
て、設定されたジャンルで限定表示された衛星放送Aの
チャンネルと衛星放送Bのチャンネルが同時に表示され
る。
【0109】ヒストリー機能については、ヒストリーと
して登録するチャンネルを衛星放送Aと衛星放送Bに分
けて別々に管理するか、もしくは両方の放送を統合して
管理する。別々に管理する場合には、衛星放送A及び衛
星放送Bで最近視聴したチャンネルをそれぞれ一定番組
数記憶しておき、番組ガイド画面を表示する際にそれら
を並べて表示する(図27のテーブル271、272を
利用する)。また、統合して管理する場合には、視聴し
たチャンネルを記憶する領域を共通とし、衛星放送Aと
衛星放送Bの区別なく、両方の放送のチャンネルの中
で、視聴した順にチャンネルを記憶して、番組ガイド画
面を表示する際にはその記憶されたチャンネル順に表示
する(図27のテーブル273を利用する)。この時、
衛星放送AまたはBを識別するための情報も記憶されて
いるので、番組ガイドに識別するための情報を表示する
ことができる。
【0110】チャンネル設定機能については、チャンネ
ル設定画面で選択された衛星放送A及び衛星放送Bのチ
ャンネルが同時に表示される。
【0111】また、異なるメディア(例えば衛星放送と
地上波放送)の放送を受信することができる受信装置の
場合であっても、本実施例で示した同一メディアの受信
装置とのハードウェアの構成の相違が実施形態に影響す
るものではなく、同様の手法で実現できる。
【0112】以上の実施例は、TVと接続される形式の
受信装置につてのものであるが、TVやVTRと受信装
置が一体になされた構成も考えられる。さらに、この受
信装置をパーソナルコンピュータ等に組み込んで、衛星
放送番組や番組ガイドをパーソナルコンピュータのディ
スプレイに表示することも可能である。
【0113】
【発明の効果】本発明によれば、複数のデジタル放送サ
ービスを受信できる受信装置において、番組内容とは別
に伝送される番組に関する情報を画面に表示するに際し
て、使用者が画面に表示する情報を指定することができ
る設定手段を、前記複数の放送サービスに対して共通に
設けており、使用者の操作性が改善される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 衛星デジタル放送の概要を示す模式図であ
る。
【図2】 デジタル放送受信機(IRD)の構成を示す
説明図である。
【図3】 デジタル放送受信装置用リモートコントロー
ラのキー配置例を示す説明図である。
【図4】 本発明による受信装置のメニュー画面表示例
を示す説明図である。
【図5】 本発明による受信装置のチャンネル設定画面
表示例を示す説明図である。
【図6】 本発明による共用化受信機の番組ガイド用イ
ンデックステーブルの説明図である。
【図7】 本発明による受信装置の共通番組ガイド画面
の表示例を示す説明図である。
【図8】 番組ガイド画面を示す模式図である。
【図9】 表示テーブルを示す模式図である。
【図10】 番組ガイド画面の表示処理手順の一部を示
すフローチャートである。
【図11】 番組ガイド画像生成処理手順を示すフロー
チャートである。
【図12】 タイトル画像書き込み制御処理手順を示す
フローチャートである。
【図13】 メニュー画面表示例を示す説明図である。
【図14】 ジャンル設定画面表示例を示す説明図であ
る。
【図15】 表示色の変更を含むタイトル画像書き込み
制御処理手順を示すフローチャートである。
【図16】 ヒストリー設定画面表示例を示す説明図で
ある。
【図17】 チャンネル設定画面表示例を示す説明図で
ある。
【図18】 送信側の限定受信処理システムのプロック
図である。
【図19】 受信側の限定受信処理システムのブロック
図である。
【図20】 2つの衛星放送を受信可能な受信装置を示
す模式図である。
【図21】 衛星放送及び地上波放送を受信可能な受信
装置を示す模式図である。
【図22】 2つの衛星放送を受信可能な受信装置のの
構成を示すブロック図である。
【図23】 限定受信処理の目的で使用されるPCカー
ドの内部構成例を示すブロック図である。
【図24】 受信機におけるサービス切り替え方法の例
を示す説明図である。
【図25】 衛星放送及び地上波放送を受信可能な受信
装置の構成を示すブロック図である。
【図26】 ジャンル関連の変換テーブルを示す説明図
である。
【図27】 ヒストリー機能の為のテーブルの説明図で
ある。
【符号の説明】
41 メニュー表示項目 42 サービス識別表示領域 43 メニュー画面 261 変換テーブル 271 記憶テーブル

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の放送サービスを受信可能な受信装
    置において、番組タイトル等を表示する番組ガイド画面
    の表示条件の設定手段を前記複数の放送サービスに対し
    て共通にすることを特徴とする複数の放送サービス受信
    装置。
  2. 【請求項2】 前記表示条件は、ジャンル等の番組の属
    性を示す情報によるものであり、該情報が送信局より送
    信される番組内容とともに伝送され、ユーザーが該番組
    の属性を設定することにより、この設定された属性を持
    つ番組を含むチャンネルの情報のみが表示されることを
    特徴とする請求項1に記載の複数の放送サービス受信装
    置。
  3. 【請求項3】 前記番組ガイドの表示条件が、最近に視
    聴したチャンネルであることを特徴とする請求項1に記
    載の複数の放送サービス受信装置。
  4. 【請求項4】 前記番組ガイドの表示条件が、チャンネ
    ル毎に表示させるか否かの設定によるものであり、表示
    させるよう設定されたチャンネルのみ前記番組ガイド上
    に表示されることを特徴とする請求項1に記載の複数の
    放送サービス受信装置。
  5. 【請求項5】 前記表示条件の設定手段において、前記
    複数の放送サービス夫々での番組の属性の全てを、前記
    共通の設定手段に表示せしめて、使用者による選択を行
    う請求項2記載の複数の放送サービス受信装置。
  6. 【請求項6】 複数の放送サービスを受信し、番組内容
    とは別に伝送される情報を表示するする受信装置におい
    て、この伝送される情報の中で表示される情報の条件を
    前記複数の放送サービスに対して共通して指定する手段
    と、この指定された条件を前記複数のサービスに関連付
    けて記憶する記憶手段と、指定された条件に基づき、前
    記伝送される情報を表示する表示画面を作成する表示画
    面作成手段とを備えることを特徴とする複数の放送サー
    ビスの受信装置。
  7. 【請求項7】 複数の放送サービスを受信し、番組内容
    とは別に伝送される番組に関する情報を表示する受信装
    置において、前記番組に関する情報に基づき、前記複数
    の放送サービスに対応して番組ガイド画面を作成する番
    組ガイド画面作成回路と、前記番組ガイド画面の属性を
    指定する属性指定回路とを備え、この属性指定回路に従
    って前記番組ガイド画面に表示する情報を限定すること
    を特徴とする複数放送サービスの受信装置。
  8. 【請求項8】 前記属性の指定は番組ガイド画面上で表
    示するチャンネルについてものであり、個々の番組の属
    性情報について前記複数の放送サービスに対応する変換
    テーブルを設け、使用者の指示をこの変換テーブルに従
    い、各放送サービスでの個々の番組の属性情報に変換し
    て、対応する放送サービスと関連付けて記憶してなる請
    求項7記載の複数の放送サービス受信装置。
  9. 【請求項9】 前記属性の指定は、番組ガイド画面上で
    表示するチャンネルについてのものであり、前記複数の
    放送サービスについて、過去の視聴チャンネルを前記複
    数の放送サービスに関連付けて記憶し、記憶した過去の
    視聴チャンネルの情報に従い、前記番組ガイド画面上で
    表示してなる請求項7記載の複数放送サービス受信装
    置。
  10. 【請求項10】 前記属性の指定は、番組ガイド画面上
    で表示するチャンネルについてのものであり、使用者に
    よるチャンネルの指定を前記複数の放送サービスに関連
    付けて記憶し、番組ガイド上で表示するチャンネルを限
    定してなる請求項7記載の複数放送サービスの受信装
    置。
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