JPH10255620A - 温度スイッチ - Google Patents
温度スイッチInfo
- Publication number
- JPH10255620A JPH10255620A JP8222097A JP8222097A JPH10255620A JP H10255620 A JPH10255620 A JP H10255620A JP 8222097 A JP8222097 A JP 8222097A JP 8222097 A JP8222097 A JP 8222097A JP H10255620 A JPH10255620 A JP H10255620A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature
- permanent magnet
- reed switch
- switch
- fixed permanent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 検知する温度がキュリー温度以下になっても
自己復帰しない、高い信頼性を有する温度スイッチを提
供すること。 【解決手段】 リードスイッチ１と、これの外周を囲う
ように配置された環状の感温磁性体４と、前記リードス
イッチ１の端部の外周を囲うように配置された環状の固
定永久磁石２と、これと前記感温磁性体４の間を可動
し、前記固定永久磁石２と吸引し合うように配置された
環状の可動永久磁石３と、前記リードスイッチ１と前記
固定永久磁石２、前記可動永久磁石３の間に配置された
金属製パイプ５とで温度スイッチを構成する。
自己復帰しない、高い信頼性を有する温度スイッチを提
供すること。 【解決手段】 リードスイッチ１と、これの外周を囲う
ように配置された環状の感温磁性体４と、前記リードス
イッチ１の端部の外周を囲うように配置された環状の固
定永久磁石２と、これと前記感温磁性体４の間を可動
し、前記固定永久磁石２と吸引し合うように配置された
環状の可動永久磁石３と、前記リードスイッチ１と前記
固定永久磁石２、前記可動永久磁石３の間に配置された
金属製パイプ５とで温度スイッチを構成する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、温度スイッチに関
し、特にリードスイッチの外周に、感温磁性体と２つの
永久磁石を配置し、一方の永久磁石を可動できる構造を
有するマニュアルリセット型の温度スイッチに関する。
し、特にリードスイッチの外周に、感温磁性体と２つの
永久磁石を配置し、一方の永久磁石を可動できる構造を
有するマニュアルリセット型の温度スイッチに関する。
【０００２】
【従来の技術】図２に、従来の温度スイッチの断面図を
示す。図２に示すように、従来の温度スイッチは、リー
ド接点部がガラス容器中に封入されたリードスイッチ１
１と、所定のキュリー温度を有する環状の感温磁性体１
４と、２個の環状の永久磁石１２、１３とからなる。リ
ードスイッチ１１の外周には、感温磁性体１４が配置さ
れると共に、これを挟むようにして軸方向の同一方向に
着磁された２個の永久磁石１２、１３が接着剤で固定さ
れている。
示す。図２に示すように、従来の温度スイッチは、リー
ド接点部がガラス容器中に封入されたリードスイッチ１
１と、所定のキュリー温度を有する環状の感温磁性体１
４と、２個の環状の永久磁石１２、１３とからなる。リ
ードスイッチ１１の外周には、感温磁性体１４が配置さ
れると共に、これを挟むようにして軸方向の同一方向に
着磁された２個の永久磁石１２、１３が接着剤で固定さ
れている。
【０００３】このような構造を有する温度スイッチは、
次のように動作し、被検知物の温度を検出し、ヒーター
等への電力供給を制御できる。即ち、感温磁性体１４が
キュリー温度以下では、感温磁性体１４は強磁性体であ
るため、感温磁性体１４からの磁束の漏れは少なく、２
個の永久磁石１２、１３と感温磁性体１４は、みかけ
上、１個の永久磁石と同様の磁束を有する。そのため、
リードスイッチ１１の接点は、ＯＮ状態となる。一方、
キュリー温度以上では、感温磁性体１４は常磁性体とな
るため、感温磁性体１４を介して配置されている永久磁
石１２、１３からの磁束が互いに打ち消し合い、リード
スイッチ１１の接点は、ＯＦＦ状態となる。
次のように動作し、被検知物の温度を検出し、ヒーター
等への電力供給を制御できる。即ち、感温磁性体１４が
キュリー温度以下では、感温磁性体１４は強磁性体であ
るため、感温磁性体１４からの磁束の漏れは少なく、２
個の永久磁石１２、１３と感温磁性体１４は、みかけ
上、１個の永久磁石と同様の磁束を有する。そのため、
リードスイッチ１１の接点は、ＯＮ状態となる。一方、
キュリー温度以上では、感温磁性体１４は常磁性体とな
るため、感温磁性体１４を介して配置されている永久磁
石１２、１３からの磁束が互いに打ち消し合い、リード
スイッチ１１の接点は、ＯＦＦ状態となる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の温度ス
イッチで被検知物の温度を検知し、ヒーターへの電力供
給を遮断しようとする場合、検知する温度がキュリー温
度以下になると、温度スイッチが自己復帰するため、例
えば、水槽用ヒーター等において、その使用中に災害が
発生し、水槽の外部にヒーターが飛び出したまま停電と
なり、その後、復旧した場合、そのままの状態で周囲の
空気の温度を検知し、ヒーターへの通電が行われ、ヒー
ターの温度が過度に上昇するという問題があった。
イッチで被検知物の温度を検知し、ヒーターへの電力供
給を遮断しようとする場合、検知する温度がキュリー温
度以下になると、温度スイッチが自己復帰するため、例
えば、水槽用ヒーター等において、その使用中に災害が
発生し、水槽の外部にヒーターが飛び出したまま停電と
なり、その後、復旧した場合、そのままの状態で周囲の
空気の温度を検知し、ヒーターへの通電が行われ、ヒー
ターの温度が過度に上昇するという問題があった。
【０００５】本発明は、上記の問題点を解決し、検知す
る温度がキュリー温度以下になっても自己復帰しない、
高い信頼性を有する温度スイッチを提供することにあ
る。
る温度がキュリー温度以下になっても自己復帰しない、
高い信頼性を有する温度スイッチを提供することにあ
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】被検知物の温度を検知す
る際、リードスイッチの接点に流れ込む磁束の制御を、
従来の温度スイッチでは、感温磁性体の温度による磁束
の変化により行っていたが、上記の問題点を解決するた
め、本発明の温度スイッチでは、リードスイッチの外周
に、感温磁性体と、可動、固定永久磁石とを配置し、か
つ、リードスイッチと可動、固定永久磁石の間に磁気シ
ールド材を配置し、可動永久磁石が移動できる構造とす
ることで、感温磁性体と可動永久磁石との間の温度によ
る磁気吸引力の変化により行うようにしたものである。
これにより、本発明の温度スイッチでは、動作後の温度
変化による自己復帰がなくなる。
る際、リードスイッチの接点に流れ込む磁束の制御を、
従来の温度スイッチでは、感温磁性体の温度による磁束
の変化により行っていたが、上記の問題点を解決するた
め、本発明の温度スイッチでは、リードスイッチの外周
に、感温磁性体と、可動、固定永久磁石とを配置し、か
つ、リードスイッチと可動、固定永久磁石の間に磁気シ
ールド材を配置し、可動永久磁石が移動できる構造とす
ることで、感温磁性体と可動永久磁石との間の温度によ
る磁気吸引力の変化により行うようにしたものである。
これにより、本発明の温度スイッチでは、動作後の温度
変化による自己復帰がなくなる。
【０００７】即ち、本発明は、リードスイッチと、該リ
ードスイッチの外周に配置された感温磁性体と、前記リ
ードスイッチの端部の外周に配置された固定永久磁石
と、前記感温磁性体と前記固定永久磁石の間を可動し、
該固定永久磁石と吸引し合うように配置された可動永久
磁石と、前記リードスイッチと前記固定永久磁石、前記
可動永久磁石の間に配置された磁気シールド材とから構
成されることを特徴とする温度スイッチである。
ードスイッチの外周に配置された感温磁性体と、前記リ
ードスイッチの端部の外周に配置された固定永久磁石
と、前記感温磁性体と前記固定永久磁石の間を可動し、
該固定永久磁石と吸引し合うように配置された可動永久
磁石と、前記リードスイッチと前記固定永久磁石、前記
可動永久磁石の間に配置された磁気シールド材とから構
成されることを特徴とする温度スイッチである。
【０００８】また、本発明は、前記磁気シールド材は、
金属製パイプであることを特徴とする上記の温度スイッ
チである。
金属製パイプであることを特徴とする上記の温度スイッ
チである。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面を参照して説明する。
面を参照して説明する。
【００１０】図１は、本発明の温度スイッチの構成を示
す断面図である。図１に示すように、本発明の温度スイ
ッチは、リード接点部がガラス容器中に封入されたリー
ドスイッチ１と、所定のキュリー温度を有する環状の感
温磁性体４と、環状の固定永久磁石２と、環状の可動永
久磁石３と、磁気シールド材としての金属製パイプ５と
からなる。感温磁性体４は、リードスイッチ１の中央部
に固定され、固定永久磁石２は、リードスイッチ１の端
部に固定されている。可動永久磁石３は、固定永久磁石
２と感温磁性体４の間に配置されている。固定永久磁石
２及び可動永久磁石３は、リードスイッチ１の外周面
に、互いに吸引し合うように配置されている。また、金
属製パイプ５は、固定永久磁石２、可動永久磁石３とリ
ードスイッチ１の間に配置されている。初期設定では、
可動永久磁石３は、感温磁性体４に隣接するように配置
されている。
す断面図である。図１に示すように、本発明の温度スイ
ッチは、リード接点部がガラス容器中に封入されたリー
ドスイッチ１と、所定のキュリー温度を有する環状の感
温磁性体４と、環状の固定永久磁石２と、環状の可動永
久磁石３と、磁気シールド材としての金属製パイプ５と
からなる。感温磁性体４は、リードスイッチ１の中央部
に固定され、固定永久磁石２は、リードスイッチ１の端
部に固定されている。可動永久磁石３は、固定永久磁石
２と感温磁性体４の間に配置されている。固定永久磁石
２及び可動永久磁石３は、リードスイッチ１の外周面
に、互いに吸引し合うように配置されている。また、金
属製パイプ５は、固定永久磁石２、可動永久磁石３とリ
ードスイッチ１の間に配置されている。初期設定では、
可動永久磁石３は、感温磁性体４に隣接するように配置
されている。
【００１１】従って、固定永久磁石２と可動永久磁石３
を互いに吸引し合うように配置しているので、動作後に
は自己復帰しない。さらに、金属製パイプ５を配置する
ことで、リードスイッチの保護とともに、動作後の２個
の永久磁石の磁束をシールドすることにより、動作前後
のリードスイッチの接点に流れ込む磁束の変化量を大き
くすることで、感温磁性体の可動・固定永久磁石の寸
法、配置等の設計自由度を大きくしている。また、外部
から強制的に永久磁石により、可動永久磁石３を感温磁
性体４に吸引させて、復帰させることができる。
を互いに吸引し合うように配置しているので、動作後に
は自己復帰しない。さらに、金属製パイプ５を配置する
ことで、リードスイッチの保護とともに、動作後の２個
の永久磁石の磁束をシールドすることにより、動作前後
のリードスイッチの接点に流れ込む磁束の変化量を大き
くすることで、感温磁性体の可動・固定永久磁石の寸
法、配置等の設計自由度を大きくしている。また、外部
から強制的に永久磁石により、可動永久磁石３を感温磁
性体４に吸引させて、復帰させることができる。
【００１２】
【発明の効果】本発明によれば、検知する温度がキュリ
ー温度以下になっても自己復帰しない、高い信頼性を有
する温度スイッチを提供することができた。
ー温度以下になっても自己復帰しない、高い信頼性を有
する温度スイッチを提供することができた。
【図１】本発明の温度スイッチの構成を示す断面図。
【図２】従来の温度スイッチの構成を示す断面図。
１、１１ リードスイッチ ２ 固定永久磁石 ３ 可動永久磁石 ４、１４ 感温磁性体 ５ 金属製パイプ １２、１３ 永久磁石
Claims (2)
- 【請求項１】 リードスイッチと、該リードスイッチの
外周に配置された感温磁性体と、前記リードスイッチの
端部の外周に配置された固定永久磁石と、前記感温磁性
体と前記固定永久磁石の間を可動し、該固定永久磁石と
吸引し合うように配置された可動永久磁石と、前記リー
ドスイッチと前記固定永久磁石、前記可動永久磁石の間
に配置された磁気シールド材とから構成されることを特
徴とする温度スイッチ。 - 【請求項２】 前記磁気シールド材は、金属製パイプで
あることを特徴とする請求項１記載の温度スイッチ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8222097A JPH10255620A (ja) | 1997-03-13 | 1997-03-13 | 温度スイッチ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8222097A JPH10255620A (ja) | 1997-03-13 | 1997-03-13 | 温度スイッチ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10255620A true JPH10255620A (ja) | 1998-09-25 |
Family
ID=13768336
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8222097A Withdrawn JPH10255620A (ja) | 1997-03-13 | 1997-03-13 | 温度スイッチ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10255620A (ja) |
-
1997
- 1997-03-13 JP JP8222097A patent/JPH10255620A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A761 | Written withdrawal of application |
Effective date: 20060421 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060425 |