JPH10255272A - 光ディスクの傾き補正装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 光学ピックアップ３０を支える一対のガ
イドシャフト２２，２３と、これらのガイドシャフト２
２，２３の一端部２２ａ，２３ａを回転可能に支える支
点２１ｂと、ガイドシャフト２２，２３の他端部２２
ｂ，２３ｂの近傍を支える支持部材１７と、この支持部
材１７を移動させる移動手段１４と、支持部材１７を上
下動させるためのテーパ面１９とから光ディスクの傾き
補正装置１を構成した。 【効果】 スキュー補正のために光ディスクに対して傾
斜させる部品は、光学ピックアップと、この光学ピック
アップを支える一対のガイドシャフトのみであり、軽量
なのでスキュー補正の応答性を向上させることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、コンパクトディス
クやレーザーディスクなどの光ディスクの表面にレーザ
ー光を照射して記録再生を行う光ディスク記録再生装置
の改良に関する。

【０００２】

【従来の技術】コンパクトディスクやレーザーディスク
などの光ディスクは、表面に光学ピックアップからレー
ザ光を垂直に照射してその反射光を受けて光ディスクに
記録された情報を読取っている。しかし、光ディスクが
自重や経時変化などで撓んだ場合には、レーザ光が垂直
に照射されないことになり、光ディスク表面に当ったレ
ーザ光は楕円状に広がる。その結果、光ディスクに記録
された情報が正確に読取れない場合がある。この様な事
態を回避するために、光軸に対する光ディスク面の傾き
をセンサで検出して、それに合せて光学ピックアップの
光軸の角度を調整するスキュー補正を行なっている。

【０００３】このスキュー補正を行なう光ディスクの傾
き補正装置として、例えば特開平１−１５１０２５号公
報「ディスクプレーヤのスキュー補正装置」が知られて
いる。この技術は、同公報図１に示される通り、移動体
２（符号は公報に記載の番号を使用した。）を設け、こ
の移動体２にガイド軸３を設け、このガイド軸３に光学
ピックアップ５をスライド可能に取付け、この光学ピッ
クアップ５に移動ラック８を取付け、この移動ラック８
にピニオン１１嵌合させ、このピニオン１１にベルト１
６を介してモータ１４を接続し、移動体２に水平片１７
を設け、この水平片１７にスキュー補正のためのカム１
９を接触させたもので、このカム１９を回転させること
により移動体２を傾斜させスキュー補正するものであ
る。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかし、上記技術は、
光学ピックアップ５やモータ１４などを載せた移動体２
を光ディスクの変形に合せて傾斜させるものであり、重
量の重いモータ１４を含んでいるため、そのスキュー補
正の応答性には限界があり、高速アクセスを要求される
光ディスク装置には不向きである。また、大きい径の光
ディスクを再生する場合には、光学ピックアップ５を移
動させる距離も大きくなる。従って、移動体２も大型化
し、スキュー補正のための駆動部も出力の大きなものが
必要であった。

【０００５】そこで、本発明の目的は、スキュー補正の
応答性の早い光ディスクの傾き補正装置を提供すること
にある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項１は、レーザ光を照射して光ディスクに情報を
記録再生するための光学ピックアップと、この光学ピッ
クアップを光ディスクの半径方向に移動させるための駆
動機構と、光ディスクの変形を検知するために光学ピッ
クアップに取付けた傾きセンサと、この傾きセンサの出
力信号により光学ピックアップを傾斜させて光ディスク
に垂直にレーザ光を照射させるための傾き調整機構とか
らなる光ディスク装置において、傾き調整機構は、光学
ピックアップを支える一対のガイドシャフトと、これら
のガイドシャフトの一端部を回転可能に支える支点と、
ガイドシャフトの他端部の近傍を支える支持部材と、こ
の支持部材を移動させる移動手段と、支持部材を上下動
させるためのテーパ面とから光ディスクの傾き補正装置
を構成した。

【０００７】光学ピックアップに取付けた傾きセンサで
光ディスクの変形を検出し、傾きセンサの出力信号をも
とに移動手段を駆動し、テーパ面に沿って支持部材を移
動させ、ガイドシャフトの一端部を支点としてその他端
部を光ディスクに対して上下動作させ、光学ピックアッ
プを傾斜させることで光ディスクに垂直にレーザ光を照
射させるようにする。スキュー補正のために光ディスク
に対して傾斜させる部品は、光学ピックアップと、この
光学ピックアップを支える一対のガイドシャフトのみで
あり、軽量なのでスキュー補正の応答性を向上させるこ
とができる。

【０００８】請求項２は、駆動機構をガイドシャフトを
移動させるために光学ピックアップに取付けたラック
と、このラックに嵌合させたピニオンギヤと、ピニオン
ギヤを駆動するための駆動部とから構成し、光学ピック
アップの傾き調整時に生ずるラックとピニオンギヤとの
相対的な傾きを補正するために、ラックを光学ピックア
ップに対し首振り可能に取付けたことを特徴とする。

【０００９】ラックは、光学ピックアップに対し首振り
可能に取付けたので、光学ピックアップを傾斜させても
ピニオンギヤにならって首振り運動をする。従って、ラ
ックは、ピニオンギヤに対して平行度を維持しつつ光学
ピックアップを移動することができるので、傾き調整機
構から重い駆動部を取り去ることができ、スキュー補正
の応答性を向上させることができる。

【００１０】請求項３は、支持部材の外周部にガイドシ
ャフト幅の一対の溝を備えていることを特徴とする。支
持部材の外周部にガイドシャフト幅の一対の溝を備えた
ので、支持部材はガイドシャフトにならって移動させる
ことができ、ガイドシャフトに無理な応力をかけること
なく上下動作をさせることができる。

【００１１】請求項４は、ガイドシャフトにガイドシャ
フト幅を所定の間隔に保つための連結部材を他端部の近
傍に設けたことを特徴とする ガイドシャフトにガイドシャフト幅を所定の間隔に保つ
ための連結部材を他端部の近傍に設けたので、スキュー
補正のためにガイドシャフトを上下動作させてもガイド
シャフト幅を変化させる虞れがなく、光学ピックアップ
のトラッキングに影響を及ぼすことがない。

【００１２】

【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基
づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見る
ものとする。図１は本発明に係る光ディスクの傾き補正
装置の斜視図である。光ディスクの傾き補正装置１は、
フレーム２と、このフレーム２に傾斜可能に取付けた傾
き調整機構１０と、この傾き調整機構１０に載せた光学
ピックアップ３０と、この光学ピックアップ３０を駆動
する駆動機構４０とからなる。

【００１３】フレーム２は、光ディスクを回転するため
のスピンドルモータ３と、このスピンドルモータ３に取
付けたターンテーブル４と、スピンドルモータ３を制御
するための図示せぬ回路基板とからなり、傾き調整機構
１０及び駆動機構４０を保持するものである。

【００１４】傾き調整機構１０は、駆動ブロック１１
と、この駆動ブロック１１で首振り動作する移動ブロッ
ク１２とからなる。駆動ブロック１１は、移動手段とし
てのモータ１４と、このモータ１４のシャフト１４ａに
カプラ１５を介して連結したリードスクリュー１６と、
このリードスクリュー１６を回転することで移動する支
持部材としての丸棒１７と、この丸棒１７が滑るための
フレーム２に取付けられたテーパ面１９とからなる。リ
ードスクリュー１６は、カプラ１５に取付けるシャフト
部１６ａと、丸棒１７に嵌合するねじ部１６ｂとからな
る。丸棒１７は、テーパ面１９を滑りながら移動する外
周部１７ａと、この外周部１７ａの両端近傍に設けた一
対の溝１７ｂ，１７ｂと、リードスクリュー１６のねじ
部１６ｂが嵌合するナット部１７ｃとからなる。一対の
溝１７ｂ，１７ｂは、移動ブロック１２を支持するＵ字
型の溝である。

【００１５】移動ブロック１２は、長手ブロック状の回
転部材２１と、この回転部材２１に一端部２２ａ，２３
ａを固定した一対のガイドシャフト２２，２３と、これ
らのガイドシャフト２２，２３の中間部を繋ぐ連結部材
２４と、ガイドシャフト２２，２３の他端部２２ｂ，２
３ｂに設けた引張りばね２６，２６とからなり、他端部
２２ｂ，２３ｂと連結部材２４との間で、溝１７ｂ，１
７ｂにガイドシャフトに２２，２３を嵌合させ、駆動ブ
ロック１１に連結したものである。

【００１６】回転部材２１は、ベース部２１ａと、この
ベース部２１ａの両端に設けた支点２１ｂ，２１ｃとか
らなり、フレーム２に支点２１ｂ，２１ｃを回転可能に
支持したものである。ガイドシャフト２２，２３は、回
転部材２１と連結部材２４との間で、光学ピックアップ
３０をスライド可能に支持するものである。引張りばね
２６，２６は、溝１７ｂ，１７ｂにガイドシャフト２
２，２３を押し付ける方向に掛け渡したものである。

【００１７】図２は本発明に係る光ディスクの傾き補正
装置の要部の分解斜視図であり、光学ピックアップ３０
及び駆動機構４０を示す。光学ピックアップ３０は、ボ
ディ３１と、このボディ３１に設けたレーザ光を照射す
るための対物レンズ３２と、このボディ３１に取り付け
られ光ディスクの変形を検知するための傾きセンサ３３
とからなる。ボディ３１は、ガイドシャフト２２を摺動
するすべり軸受部３５，３６と、ガイドシャフト２３を
摺動するスライド溝３７と、駆動機構４０を取付けるね
じ孔３８とからなる。

【００１８】駆動機構４０は、駆動部４１と、この駆動
部４１に取付けたピニオンギヤ４２と、このピニオンギ
ヤ４２に嵌合させるラック４３と、このラック４３に取
付けた上部ばね部材４４及び下部ばね部材４５と、ボデ
ィ３１にラック４３を取付けるための止めねじ４７とか
らなる。ピニオンギヤ４２は、駆動部４１に嵌合するた
めの嵌合孔４２ａを備え、ラック４３は、止めねじ４７
が貫通する貫通孔４３ａと、上部ばね部材４４及び下部
ばね部材４５を取付けるための取付け孔４３ｂ，４３ｂ
を備える。上部ばね部材４４は、ラック４３の上側に取
付けるための取付け部４４ａと、ピニオンギヤ４２の上
面に接近させたガイド部４４ｂと、ボディ３１の下面に
接触させたばね部４４ｃとからなり、下部ばね部材４５
は、ラック４３の下側に取付けるための取付け部４５ａ
と、ピニオンギヤ４２の下面に接近させたガイド部４５
ｂと、ボディ３１の下面に接触させたばね部４５ｃとか
らなる。

【００１９】図３は本発明に係る光ディスクの傾き補正
装置の要部の斜視図であり、光学ピックアップ３０及び
駆動機構４０の組立姿を示す。ボディ３１のすべり軸受
部３５の上面及び下面は、ばね部４４ｃの先端とばね部
４５ｃ（図２参照）の先端とで弾性的に支持したことを
示す。ピニオンギヤ４２は、ガイド部４４ｂとガイド部
４５ｂとで所定の幅Ｌを維持しつつ上下から覆われたこ
とを示す。ラック４３は、止めねじ４７でボディ３１に
首振り可能に取付けたことを示す。

【００２０】以上述べたの光ディスクの傾き補正装置１
の作用を次に説明する。図４（ａ）〜（ｃ）は本発明に
係る光ディスクの傾き補正装置の第１作用説明図であ
り、傾き調整機構１０を示す。（ａ）は、光ディスクＡ
に変形がない状態であり、フレーム２に対してガイドシ
ャフト２２及び光学ピックアップ３０が平行であること
を示す。（ｂ）において、フレーム２に対して下方の反
りが光ディスクＡに発生すると、丸棒１７を矢印に示
す如く支点２１ｂ方向に移動させ、ガイドシャフト２２
を矢印の如く傾斜させ、光学ピックアップ３０を光デ
ィスクＡに平行にすることで、光ディスクＡに垂直にレ
ーザ光を照射するものである。一方、（ｃ）において、
フレーム２に対して上方の反りが光ディスクＡに発生す
ると、丸棒１７を矢印に示す如く支点２１ｂと逆方向
に移動させ、ガイドシャフト２２を矢印の如く傾斜さ
せ、光学ピックアップ３０を光ディスクＡに平行にする
ことで、光ディスクＡに垂直にレーザ光を照射するもの
である。

【００２１】図５（ａ）〜（ｃ）は本発明に係る光ディ
スクの傾き補正装置の第２作用説明図であり、傾き調整
機構１０と駆動機構４０との関係を示す。（ａ）は、フ
レーム２に対してガイドシャフト２２及び光学ピックア
ップ３０が平行であることを示す。（ｂ）は、支点２１
ｂを中心としてガイドシャフト２２の他端部２２ａを時
計方向にθ１回転させた場合を示す。ラック４３は、止
めねじ４７を中心として首振り可能に光学ピックアップ
３０（図２参照）に取付けるとともに、ラック４３に取
り付けたガイド部４４ｂとガイド部４５ｂとでピニオン
ギヤ４２を覆っているので、ピニオンギヤ４２に倣い、
ピニオンギヤ４２に対して平行を保つ。止めねじ４７の
位置は、矢印の如くδ１だけ下方にずれるのでピニオ
ンギヤ４２に対するラック４３の位置はδ１だけ下方に
シフトする。

【００２２】（ｃ）は、支点２１ｂを中心としてガイド
シャフト２２の他端２２ａを反時計方向にθ２回転させ
た場合を示す。ラック４３は、（ｂ）と同様にピニオン
ギヤ４２に倣い、ピニオンギヤ４２に対して平行を保
つ。止めねじ４７の位置は、矢印の如くδ２だけ上方
にずれるのでピニオンギヤ４２に対するラック４３の位
置はδ２だけ上方にシフトする。すなわち、（ｂ）に示
すシフト量δ１と、（ｃ）に示すシフト量δ２は微量で
あり、予めシフト量δ１＋δ２を見込んでガイド部４４
ｂとガイド部４５ｂとでピニオンギヤ４２を覆う幅Ｌを
決定しておくことで、ラック４３は、ピニオンギヤ４２
に対し上下方向にシフト可能となる。

【００２３】図６は本発明に係る光ディスクの傾き補正
装置の丸棒の別実施例である。支持部材としての丸棒５
７は、外周部５７ａと、この外周部５７ａの両端近傍に
設けた一対の溝５７ｂ，５７ｂと、リードスクリュー１
６に嵌合するナット部５７ｃとからなり、溝５７ｂ，５
７ｂをＶ字型としたものである。溝５７ｂ，５７ｂをＶ
字型とすることで、ガイドシャフト２２，２３の溝５７
ｂ，５７ｂに対する遊びを吸収することができ、さらに
精度の高いスキュー補正をすることができる。

【００２４】尚、本実施例及び別実施例では、溝形状を
Ｕ字型及びＶ字型としたが、Ｕ字型又はＶ字型に限定す
るものではなく、台形、コ字又は半円でもよい。また、
本実施例では支持部材を丸棒としたが、丸棒に限定する
ものではなく、くさび型、台形又はブロック形状でもよ
い。

【００２５】

【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項１は、レーザ光を照射して光ディスクに情
報を記録再生するための光学ピックアップと、この光学
ピックアップを光ディスクの半径方向に移動させるため
の駆動機構と、光ディスクの変形を検知するために光学
ピックアップに取付けた傾きセンサと、この傾きセンサ
の出力信号により光学ピックアップを傾斜させて光ディ
スクに垂直にレーザ光を照射させるための傾き調整機構
とからなる光ディスク装置において、傾き調整機構は、
光学ピックアップを支える一対のガイドシャフトと、こ
れらのガイドシャフトの一端部を回転可能に支える支点
と、ガイドシャフトの他端部の近傍を支える支持部材
と、この支持部材を移動させる移動手段と、支持部材を
上下動させるためのテーパ面とから光ディスクの傾き補
正装置を構成したので、スキュー補正のために光ディス
クに対して傾斜させる部品は、光学ピックアップと、こ
の光学ピックアップを支える一対のガイドシャフトのみ
であり、軽量なのでスキュー補正の応答性を向上させる
ことができる。

【００２６】請求項２は、駆動機構をガイドシャフトを
移動させるために光学ピックアップに取付けたラック
と、このラックに嵌合させたピニオンギヤと、ピニオン
ギヤを駆動するための駆動部とから構成し、光学ピック
アップの傾き調整時に生ずるラックとピニオンギヤとの
相対的な傾きを補正するために、ラックを光学ピックア
ップに対し首振り可能に取付けたので、ラックは、ピニ
オンギヤに対して平行度を維持しつつ光学ピックアップ
を移動することができるので、傾き調整機構から重い駆
動部を取り去ることができ、スキュー補正の応答性を向
上させることができる。

【００２７】請求項３は、支持部材の外周部にガイドシ
ャフト幅の一対の溝を備えているので、支持部材はガイ
ドシャフトにならって移動させることができ、ガイドシ
ャフトに無理な応力をかけることなく上下動作をさせる
ことができる。

【００２８】請求項４は、ガイドシャフトにガイドシャ
フト幅を所定の間隔に保つための連結部材を他端部の近
傍に設けたので、スキュー補正のためにガイドシャフト
を上下動作させてもガイドシャフト幅を変化させる虞れ
がなく、光学ピックアップのトラッキンングに影響を及
ぼすことがない。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る光ディスクの傾き補正装置の斜視
図

【図２】本発明に係る光ディスクの傾き補正装置の要部
の分解斜視図

【図３】本発明に係る光ディスクの傾き補正装置の要部
の斜視図

【図４】本発明に係る光ディスクの傾き補正装置の第１
作用説明図

【図５】本発明に係る光ディスクの傾き補正装置の第２
作用説明図

【図６】本発明に係る光ディスクの傾き補正装置の丸棒
の別実施例

【符号の説明】

１…光ディスクの傾き補正装置、１０…傾き調整機構、
１４…移動手段（モータ）、１７，５７…支持部材（丸
棒）、１７ａ，５７ａ…外周部、１７ｂ，５７ｂ…溝、
１９…テーパ面、２１ｂ，２１ｃ…支点、２２，２３…
ガイドシャフト、２２ａ，２３ａ…一端部、２２ｂ，２
３ｂ…他端部、２４…連結部材、３０…光学ピックアッ
プ、３３…傾きセンサ、４０…駆動機構、４１…駆動
部、４２…ピニオンギヤ、４３…ラック、Ａ…光ディス
ク。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 レーザ光を照射して光ディスクに情報を
   記録再生するための光学ピックアップと、この光学ピッ
   クアップを前記光ディスクの半径方向に移動させるため
   の駆動機構と、前記光ディスクの変形を検知するために
   前記光学ピックアップに取付けた傾きセンサと、この傾
   きセンサの出力信号により前記光学ピックアップを傾斜
   させて前記光ディスクに垂直にレーザ光を照射させるた
   めの傾き調整機構とからなる光ディスク装置において、 前記傾き調整機構は、光学ピックアップを支える一対の
   ガイドシャフトと、これらのガイドシャフトの一端部を
   回転可能に支える支点と、ガイドシャフトの他端部の近
   傍を支える支持部材と、この支持部材を移動させる移動
   手段と、前記支持部材を上下動させるためのテーパ面と
   からなることを特徴とする光ディスクの傾き補正装置。
2. 【請求項２】 前記駆動機構は、前記ガイドシャフトを
   移動させるために前記光学ピックアップに取付けたラッ
   クと、このラックに嵌合させたピニオンギヤと、ピニオ
   ンギヤを駆動するための駆動部とからなり、 前記光学ピックアップの傾き調整時に生ずるラックとピ
   ニオンギヤとの相対的な傾きを補正するために、前記ラ
   ックを前記光学ピックアップに対し首振り可能に取付け
   たことを特徴とする請求項１記載の光ディスクの傾き補
   正装置。
3. 【請求項３】 前記支持部材は、その外周部に前記ガイ
   ドシャフト幅の一対の溝を備えていることを特徴とする
   請求項１又は請求項２記載の光ディスクの傾き補正装
   置。
4. 【請求項４】 前記ガイドシャフトは、ガイドシャフト
   幅を所定の間隔に保つための連結部材を前記他端部の近
   傍に設けたことを特徴とする請求項１、請求項２又は請
   求項３記載の光ディスクの傾き補正装置。