JPH10254980A - ビジネス支援システム - Google Patents

ビジネス支援システム

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JPH10254980A
JPH10254980A JP6024997A JP6024997A JPH10254980A JP H10254980 A JPH10254980 A JP H10254980A JP 6024997 A JP6024997 A JP 6024997A JP 6024997 A JP6024997 A JP 6024997A JP H10254980 A JPH10254980 A JP H10254980A
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JP
Japan
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business
data
input
screen
charge
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6024997A
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English (en)
Inventor
Tadao Shogetsu
忠雄 松月
Kenji Shichizawa
賢治 七沢
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NARETSUJI MODERINGU KENKYUSHO KK
Original Assignee
NARETSUJI MODERINGU KENKYUSHO KK
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Publication date
Application filed by NARETSUJI MODERINGU KENKYUSHO KK filed Critical NARETSUJI MODERINGU KENKYUSHO KK
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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 組織体の構成員の職務を円滑かつ系統的に処
理する事を可能にし、業務の調査、分析並びに設計を円
滑に行うことを可能とするシステムを提供する。 【解決手段】 入力用画面を定義する画面定義データフ
ァイルF1と、複数の入力項目を有する帳票を定義する
帳票定義データファイルF2と、ビジネスルールを前記
帳票とその入力項目に関連付けて記憶するビジネスルー
ルデータファイルF3と、をファイル装置15に格納す
る。操作者が、画面及び帳票を選択して、データを入力
すると、入力データがビジネスルールに合致しているか
否かを判別し、合致していない場合には、その旨を通知
すると共に該当するルールを表示する。ビジネスルール
データファイルF3と他のプログラム部分を別個のファ
イル構造とすることにより、ルール変更時には、ビジネ
スルールのみを調整するだけで対応できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ビジネス支援シ
ステムに係り、特に、企業その他の組織体にあって、組
織体の構成員の業務をその性質や種類に応じて、円滑に
処理させると共に、各構成員の業務処理状況をミクロあ
るいはマクロにとらえ、組織体の業務を個別にあるいは
全体的に調査、分析、設計することを可能とするビジネ
ス支援システムに関する。
【0002】
【従来の技術】企業等の組織においては、コンピュータ
が各自に普及される段階に至っており、コンピュータが
様々なビジネスの分野で使用されている。例えば、社内
においては、LANにより複数のコンピュータが接続さ
れ、例えば、商品情報(商品の種類、在庫、価格等に関
する情報)や経理情報(売上情報、入金情報等)、財務
情報等についても各自がパスワードを入力したりするこ
とによりアクセスできるようになっている。また、営業
マンにおいては、小型のパームトップ方のパソコンを常
時携帯し、商品情報を画面上にカタログ代わりに表示さ
せ、顧客に説明する等が可能としている。また、在庫情
報にアクセスする事で、納期等の情報を顧客に明示する
ことが可能となり、有機的なサービスを実行することが
可能となっている。
【0003】こうしたコンピュータの普及によるビジネ
スの環境の変化に伴い、さらに、営業、経理、財務、総
務等の各担当者の業務の実体に応じて、各担当者の職務
を予めコンピュータに記憶される職務指示系統に基づい
て規制したり、業務を統轄する事も考えられる。一方、
各担当者にあっては、その業務の推進状況や処理状況を
各パソコンに逐一入力することも考えられる。こうした
ことが、各コンピュータにおいて可能となれば業務を統
轄するコンピュータにおいて、担当者あるいは部門毎に
業務の推進状況、経理、営業状況等をリアルタイムでミ
クロ的に調査、分析する事が可能となる。また、これら
の状況の全体をマクロ的にとらえ、会社全体の業務内容
を(例えば、棚卸し資産、仕入れ量、投資先への投資割
合、キャッシュフロー等)をリアルタイムに調査、分析
し、為替相場の変動、商品価格・商品先物価格の変動、
株価の変動、原材料価格の変動等に即応した機敏な業務
対応や業務分析を行うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、企業内部の職
務系統や業務内容は複雑且つ精緻を極め、また、各会社
の特殊性や各担当者の職務に対して付与される裁量権を
考慮すると、各職務担当者の業務や会社全体の業務推進
状況を一元的にコンピュータで入力・管理することは困
難であった。例えば、営業社員を例に取ると、社員が営
業先において、顧客との交渉の過程で、商品取引価格を
個別に下げたり、場合によってはある数量分だけ無料に
したり、決済日を通常日より繰り延べる等の作業が頻繁
に行われている。また、同じ営業社員であってもその技
量(熟練度、権限等)が異なる。このため、このような
ことを考慮して各企業や団体が汎用的に使用することが
できるビジネスツールとしてのコンピュータを設計、提
供することは困難であった。
【0005】また、ビジネスを支援するため、データベ
ース等のコンピュータを用いた種々のビジネス支援ツー
ルが提供されている。しかし、従来のシステムの設計思
想は、始めにユーザの意見等に基づいて専門家がデータ
ファイル(データベースのテーブル)の設計を行い、続
いて、表示画面や出力帳票のフォーマットを決定してい
た。このため、実際にツールを使用する段になって、使
い勝手が悪いことに気がついても、データファイルの設
計から相当の時間が経過し、担当者が移動になっていた
り、関連部分の設計が完了していることが多く、使い易
く設計の変更等ができないという問題もあった。
【0006】この発明は、上述した事情に鑑みてなされ
たもので、組織体の構成員の職務を円滑かつ系統的に処
理する事を可能にし、一方、組織体にあっては構成員が
処理したデータを有機的に結合してとらえ、業務の調
査、分析並びに設計を円滑に行うことを可能とするビジ
ネス支援システムを提供することを目的とする。また、
この発明は、使い易いビジネス支援システムを提供する
ことを他の目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の第1の観点によるビジネス支援システム
は、ビジネス情報を入力するための画面を定義する画面
定義データを記憶する画面定義ファイルと、前記画面定
義データにより定義された画面に従ってビジネスデータ
を入力する入力手段と、前記画面定義データにより定義
される画面毎に、入力されたデータを格納するデータフ
ァイルを定義するデータファイル定義手段と、ビジネス
ルールを記憶するビジネスルール記憶ファイルと、前記
入力手段により入力されたビジネスデータを、前記ビジ
ネスルールに従って、その適否を判別し、判別結果を報
知する報知手段と、前記入力手段により入力されたビジ
ネスデータを、入力に使用した画面に対応するデータフ
ァイルに記憶するデータ記憶手段と、前記ビジネス情報
を出力するための帳票を定義する帳票定義データを記憶
する帳票定義ファイルと、前記データ記憶ファイルに格
納されているデータを、前記帳票定義ファイルに格納さ
れている帳票定義データにより定義される帳票の定義に
従って出力する出力手段と、を備えることを特徴とする
ビジネス支援システム。
【0008】このような構成によれば、ビジネスルール
に基づいて入力データの適否が判別されるので、不適切
なデータの入力を防止することができる。また、ビジネ
スルールが、一種のリレーショナルデータベースとし
て、帳票とその入力項目に関連付けて記憶されているの
で、ビジネスルールを修正する場合には、ビジネスルー
ル記憶手段のみを変更すればよく、全体の構成を修正す
る必要がない。従って、操作及びメンテナンスが容易で
ある。
【0009】さらに、複数の項目を有する前記画面の前
記画面定義データを入力する画面定義データ入力手段
と、前記画面定義データ入力手段で入力された画面定義
データにより定義される画面上の各項目のうち、前記デ
ータ記憶ファイルに格納すべき項目を選択する項目選択
手段と、前記項目選択手段により選択されたデータ項目
を格納するデータ記憶ファイルを生成するデータ記憶フ
ァイル生成手段と、をさらに備え、前記データ記憶手段
は、前記ビジネスデータの入力に使用された画面に対応
するデータファイルに入力されたデータを格納する手段
を含んでもよい。
【0010】このような構成によれば、まず、画面が設
計される。この設計は、例えば、サンプルの画面に項目
を追加したり、項目の位置を変更したり、不要な項目を
削除することにより行う。その後、データとして格納し
たい項目を抽出し、これに対応したデータファイル(テ
ーブル)を形成し、以後、入力されたデータはこのデー
タファイルに格納される。この構成によれば、ユーザが
使い勝手が良いように、画面をアレンジし、必要な項目
を選択すると、それに対応する構造のデータファイルが
形成される。従って、項目の選択等も容易であり、使い
勝手のよい画面及びデータファイルを適宜作成すること
ができる。
【0011】例えば、前記ビジネスルール記憶ファイル
は、前記ビジネスルールを担当者又は担当部門の別に記
憶し、前記入力手段は、担当者又は担当部門を特定する
情報を入力する手段を含み、前記報知手段は、前記入力
手段により入力された担当者又は担当部門のビジネスル
ールに従って入力データの適否を判別する手段を備え
る。
【0012】前記報知手段は、前記ビジネスルールに違
反すると判別されたデータの入力を拒否し、再入力を促
してもよい。また、前記報知手段は、データの入力を拒
否された場合に、担当者又は担当部門とその取引に与え
られたビジネスルールを表示してもよい。
【0013】また、この発明の第2の観点によるビジネ
ス支援システムは、複数の項目をそれぞれ有する複数の
ビジネスペーパのフォームを記憶するビジネスペーパ記
憶手段と、前記ビジネスペーパ記憶手段に記憶されたビ
ジネスペーパのフォームの各項目の値の閾値を職務担当
者別に指定する閾値指定手段と、前記閾値指定手段によ
り指定された前記ビジネスペーパのフォームの各項目の
閾値を抽出し、担当者別に分類することにより、担当者
別の職務規則を作成して出力する手段と、を備えること
を特徴とする。
【0014】職務担当者の経験、地位等により、裁量権
は大きく異なる。このため、種々のビジネスペーパ(例
えば、受注書、発注書、納品書、請求書等の帳票、ある
いはこれらの帳票に必要事項を入力するための画面)の
各項目(入力対象)の閾値(入力可能な値の範囲)を担
当者別に整理して出力することにより、その担当者の職
務権限の範囲が明確になる。従って、これを職務規則と
して作成する事ができる。
【0015】また、この発明の第3の観点によるビジネ
ス支援システムは、複数の項目をそれぞれ有する複数の
ビジネスペーパのフォームを記憶するビジネスペーパ記
憶手段と、前記ビジネスペーパ記憶手段に記憶されたビ
ジネスペーパのフォームの各項目の値の閾値を取引先別
又は取引商品別に指定する閾値指定手段と、前記閾値指
定手段により指定された前記ビジネスペーパのフォーム
の各項目の閾値を抽出し、取引先又は取引商品別に分類
することにより、取引先別又は取引商品別の取引規定を
作成して出力する手段と、を備えることを特徴とする。
【0016】ビジネス上、裁量権の範囲は取引先又は取
引商品別に異なる。このため、種々のビジネスペーパ、
例えば、受注書、発注書、納品書、請求書等の各項目
(入力対象)の閾値(入力可能な値の範囲)を取引先別
又は取引商品別に整理して出力することにより、その取
引先又は商品に関する裁量権等の範囲が明確になる。従
って、これを取引規定として作成する事ができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態に係るビジネス支援システムを説明する。
【0018】この実施の形態のビジネス支援システム
は、図1に示すように、中央演算処理装置11と、記憶
装置12と、入力装置13と、表示装置14、ファイル
装置15と、外部プリンタに接続されたプリンタインタ
フェース16と、これらを接続するバス17とから構成
されている。
【0019】中央演算処理装置(CPU)11は、MP
U(マイクロプロセッサユニット)等から構成され、記
憶装置12に記憶されたプログラムに従ってシステム全
体の動作の制御、ファイルの処理等を実行する。記憶装
置12は、RAM(ランダムアクセスメモリ)等から構
成され、中央演算処理装置11の主記憶及びワークエリ
ア等として機能する。入力装置13は、キーボード、マ
ウス等から構成され、種々の指示及びデータを入力す
る。表示装置14は、CRT、液晶表示素子等から構成
され、入力処理を容易にするためのGUI画面、各種帳
票、各種処理結果等を表示する。
【0020】ファイル装置15は、ハードディスク装置
等の補助記憶装置から構成され、画面定義データファイ
ルF1、帳票定義データファイルF2、ビジネスルール
データファイルF3、各種データファイルF4、動作プ
ログラムP1等を記憶する一種のデータベースである。
【0021】画面定義データファイルF1は、表示装置
14に表示される画面を定義する情報を記憶するデータ
ベースである。画面の一例を図3に、この画面の定義情
報を図4にそれぞれ例示する。図4に例示するように、
画面上の各項目には、表示対象文字、属性(表題とデー
タの別)、演算式、位置、サイズ等のデータが付されて
いる。
【0022】帳票定義データファイルF2は、印刷され
る各種伝票のフォーマットを定義する帳票定義データを
格納するデータベースである。
【0023】ビジネスルールデータファイルF3は、ビ
ジネスルール、例えば、各担当者が各帳票に入力できる
値の範囲(担当者に与えられた割引率の上限値等)を記
憶するデータベースである。図5にビジネスルールデー
タファイルF3の構造の一例を示す。図5に示すよう
に、各ビジネスルールは、複数のレコードからなり、各
レコードは、伝票の番号、担当者の番号、各帳票の各入
力項目の番号とその値の範囲のデータ等を含む。
【0024】データファイルF4は、入力装置13から
入力されたデータと入力画面とを互いに関係付けて記憶
するデータベースである。データファイルF4の構造は
入力画面毎に設計される。例えば、データファイルF4
は図6に示すように複数レコードに共通な、予め定めら
れた項目を有する。
【0025】動作プログラムP1は、ファイルF1〜F
4とは別個に構成されており、ファイルF1〜F4を参
照して後述するデータ入力処理、ビジネス支援処理を行
うため命令コードから構成される。
【0026】プリンタインタフェース16は、中央演算
処理装置11の制御下に、各種帳票等の印刷データを外
部のプリンタに供給する。バス17は、上記各部の間で
データを授受する。
【0027】次に、このような構成のビジネス支援シス
テムの論理的構成を図2を参照して説明する。図2に示
すように、このシステムは、職務記述部21、フォーム
(画面)記述部22、レポート(帳票)記述部23、ル
ール記述部24、オブジェクト生成部25、ビジネスデ
ータ入力部26、ビジネスルール適用部27、レポート
印刷部28と、より構成される。
【0028】これらの各部は、中央演算処理装置11が
プログラムP1を実行して上述のハードウエア11〜1
7及びファイルF1〜F4を制御及び処理することによ
り実現される。
【0029】職務記述部21は、会社、組織、社員(職
務担当者)、職務等のビジネスリソースに関するデータ
を入力及び保存する。
【0030】フォーム(画面)記述部22は、各種フォ
ーム(データ入力画面)のサイズ、入出力項目、項目の
書式等(金額、数量、日付、名称等)を入力及び保存す
る。レポート記述部23は、出力するレポート(帳票)
のサイズ、印刷項目、改行・改頁条件、並べ替え条件、
集計項目と集計条件、ヘッダ、フッタ等を入力及び保存
する。ルール記述部24は、職務権限項目、取引項目、
業務処理能力項目の取りうる値(範囲、期日、期間
等)、及び職務リソースの有無、値の比較等のルールを
入力及び保存する。
【0031】記述部21〜24は、記述用画面(メニュ
ー、GUI等)を表示する表示装置24、表示に従って
データを入力する入力装置13,及び入力されたデータ
等を分類して記憶するファイルF1〜F4,及び表示・
入力・分類・保存動作を行う中央演算処理装置11及び
プログラムP1等から構成される。
【0032】オブジェクト生成部25は、記述部21〜
24により記述されたデータに基づいて担当者別のメニ
ューオブジェクト、フォームオブジェクト、レポートオ
ブジェクトを生成する。
【0033】ビジネスデータ入力部26は、オブジェク
ト生成部25で生成された担当者別メニューオブジェク
ト及びフォームオブジェクトを用いてビジネスデータを
入力する。ビジネスデータは、売り上げ、請求等のビジ
ネストランザクションデータとビジネスオペレーション
データを含む。
【0034】入力されたビジネスデータはデータファイ
ルF4内のビジネストランザクションデータファイル、
ビジネスオペレーションデータファイル、ビジネスアカ
ウントデータファイル、ビジネスリソースデータファイ
ルに格納される。ビジネスデータはビジネストランザク
ションデータとビジネスオペレーションデータを含む。
ビジネストランザクションデータは商取引、企業取引等
に関するデータであり、ビジネスオペレーションデータ
とは指揮命令、職務遂行、結果報告、稟議、決済等に関
するデータである。
【0035】ビジネスルール適用部27は、ルール記述
部24から入力されたビジネスルールに従って、ビジネ
スデータ入力部26で入力されたビジネスデータがルー
ルに適合しているか否かを判別し、適合している場合に
は、入力を許可し、適合していない場合には、入力を拒
否する。ビジネスルール適用部27が実行する検査は、
例えば、セキュリティ適合性検査、データ適合性検査、
リソース適合性検査、トランザクション適合性検査、オ
ペレーション適合性検査等がある。
【0036】レポート印刷部28は、ビジネスデータ入
力部26から入力されたビジネスデータをレポートオブ
ジェクトに合成して各種レポートを印刷する。レポート
としては、ビジネストランザクションレポート、ビジネ
スアカウントレポート、ビジネスオペレーションレポー
ト等がある。ビジネストランザクションレポートとは商
取引、企業取引のレポートであり、ビジネスアカウント
レポートとは会計報告レポート類であり、ビジネスオペ
レーションレポートとは指揮命令、職務遂行、結果報
告、稟議、決済等のレポート類である。
【0037】次に、このような構成のビジネス支援シス
テムの動作を図面を参照して説明する。このビジネス支
援システムは、組織及び業務に関するデータを収集(入
力)するステップと、収集したデータに基づいて組織及
び業務の内容を判断するステップからなる。
【0038】データを収集するためには、まず、データ
収集用の画面を入力する必要がある。そこで、始めに、
ユーザの好みにより画面をアレンジする。まず、ユーザ
は、画面定義ファイルF1に格納されている画面のサン
プルを読み出す。サンプルを使用せず、直接画面を描く
ことも可能である。
【0039】各画面上には、表題、複数の項目及びデー
タ入力エリア、等が配置されている。ユーザは、ドラッ
グアンドドロップ機能、追加機能、削除機能等の機能を
用いて、画面をアレンジする。即ち、画面を定義する。
前述の図3は、定義された画面の一例を示す。
【0040】図3の画面に対応する画面定義情報の一例
を図4に示す。この例に示すように、画面上の各項目に
は、表示文字、属性(表題とデータの別)、演算式、位
置、サイズ等のデータが付されている。画面のアレンジ
が終了すると、ユーザは、項目抽出を指示する。この指
示に応答し、中央演算処理装置11は、画面定義情報を
参照し、画面上の全ての項目とその属性を一覧表形式で
表示装置14に表示する。図7に選択画面の一例を示
す。
【0041】ユーザは、表示された一覧の中から、デー
タとしてデータファイルに取り込むべきものを選択す
る。この選択は、例えば、マウスで表示された項目のう
ちの任意のものをクリックして行う。また、通常の検
索、ソート機能等を使用することも可能である。
【0042】例えば、画面上の現在日付等のデータは、
多くの場合データファイルに取り込む必要がない。そこ
で、これらのものについては、選択しない。また、小計
金額と合計金額とがある場合に、合計を複数の画面の合
計から求める場合などには、個々の画面の合計金額をデ
ータとして保存する必要がない。このような場合には、
合計金額はデータとして取り込まない。また、請求と支
払いに共通の画面を作成した場合に、請求用のデータを
収集する場合には、支払い用の項目を除外し、支払い用
のデータを収集する場合には、請求用の項目を除外する
等の行為も可能である。
【0043】このようにして項目を選択すると、さら
に、データファイルの作成に必要な情報を入力する。例
えば、ファイル名、ファイルタイプ、ディレクトリ、リ
ンク先等のデータを入力する。以上で、データファイル
を定義するデータが揃う。次に、データファイルの生成
を指示する。この指示に応答して、中央演算処理装置1
1は、選択された項目をテーブルの項目として有するデ
ータファイル(データベース)F3を作成する。項目と
して、「伝票番号」、「商品名」、「単価」、「数
量」、・・・・「合計」、「消費税」を選択した場合の
データファイル(テーブルの構成例を)の構成が前述の
図6に相当する。
【0044】データファイルが完成すると、そのまま、
データの入力に移る場合を除き、一旦作業を終了する。
【0045】以上の画面とデータファイルの作成手順
は、従来技術で説明した、最初にデータファイルの構成
を定義する手法とは全く異なっている。この方法によれ
ば、ユーザが自己の好みで画面を作成し、必要なデータ
(項目)を自ら選択できるので、使い易い画面を設計す
る事ができる。また、後日、画面やデータファイルの設
計をし直す場合でも、再設計が容易である。
【0046】この設計手順をフローチャートで示すと図
8のようになる。即ち、始めに、ユーザがドラッグアン
ドドロップ等の任意の手法を使用して画面を定義する
(ステップS1)。次に、画面上の項目の中からデータ
ファイルに格納すべきものをユーザ自身が抽出する(ス
テップS2)。さらに、データファイルの生成に必要な
その他のデータを入力する(ステップS3)。
【0047】次に、データファイル定義データに基づい
て、選択したデータ項目を有し、付加されたファイル名
を有するデータファイル(テーブル)F4が指示された
ディレクトリに生成すると共に画面と対応付けてファイ
ル装置15に記憶する(ステップS4)。続いて、定義
した画面の画面定義データを画面定義データファイルに
格納する(ステップS5)。
【0048】次に、このようにして定義した画面を用い
てデータを収集し、収集したデータを対応するデータフ
ァイルF4に格納する処理について説明する。データの
収集は、画面定義ファイルF1に格納されているデータ
収集用の例えば画面を表示して、項目の選択、入力項目
(ブランク)へのデータの入力により行われる。画面定
義ファイルF1に格納された画面のフォーマットは、多
数の実態調査に基づいて、最適化された(最小公倍数的
な)項目を多数備え、これらの項目にデータを入力する
ことにより、経営事項、ビジネスリソース(人及び物)
に関するデータを収集することができる。
【0049】まず、ユーザは、入力装置13を操作して
OS(オペレーティングシステム)上でプログラムP1
を起動する。中央演算処理装置11は、プログラムP1
をファイル装置15から読み出し、このプログラムP1
を起動する。起動されると、プログラムP1は、図9の
フローチャートに示す処理を開始する。まず、メインメ
ニューの画面をファイル装置15から読み出し、表示装
置14に表示する(ステップA1)。使用者はこのメイ
ンメニューから「組織の記述」を選択する(ステップA
2)。
【0050】この選択に従って、「会社」の概要、会社
内の「組織」に関する内容、「社員」に関する内容(担
当者と所属組織)を入力するための画面が順次表示さ
れ、操作者は各画面にデータを順次入力する(ステップ
A3)。会社の内容記述用の画面の一例を図10に示
す。操作者は、チェック項目については、マウスをクリ
ックすることにより、入力項目には、キーボードからデ
ータを入力すること又は予め用意された選択候補の中の
いずれかを選択することによりデータを入力する。入力
されたデータはこの画面に対応する構造を有するデータ
ファイルF4に順次格納される。
【0051】組織の構成についてのデータの入力が完了
すると、業務の分掌に関するデータを入力する。業務の
分掌は、組織別の業務の分掌と担当者別の職務の分掌に
分けられる。そこで、まず、組織の業務分掌を入力する
ための画面が表示され、操作者は各画面に組織を特定し
た上でデータを順次入力する(ステップA4)。
【0052】組織の業務分掌を記述するための画面の一
例を図11に示す。操作者は、会社名、組織名を入力
し、さらに、チェック項目について、マウスをクリック
することにより、該当する業務を選択する。1つの組織
についての入力が完了すると、次の組織について同様に
データを入力する。また、他の会社がある場合には、同
様に他の会社の組織についても入力する。「終了」ボタ
ンをクリックした時点で選択されていたデータが対応す
る構造を有するデータファイルF4に順次格納される。
【0053】組織についての業務分掌のデータ入力が終
了すると、担当者別の業務及び職務の分掌を入力するた
めの画面を表示する(ステップA5)。担当者の職務の
分掌は、「業務」と、その業務を達成するための「職
務」と、その職務を達成するための「作業」と、作業に
関するデータを入力するための画面の「画面番号」との
組み合わせで表される。
【0054】「業務」と「職務」と「作業」と「画面番
号」を入力するための画面の一例を図12〜図14に示
す。操作者は、会社名と担当者名とを特定し、業務、職
務、作業、画面番号を特定する。図12〜図14に示す
画面は、「日本システムズ株式会社」の「安田雅子」氏
の業務が「入出庫」であり、この業務が「入庫チェッ
ク」〜「内貨入庫」等の職務を含み、「入庫チェック」
という職務が「RECHECKING LIST印刷」等の作業からな
り、例えば、「出庫伝票印刷」等の作業が43番の画面
で行われることを定義している。
【0055】各担当者についてのデータの入力が終了す
ると、次の担当者についての職務を入力する。また、他
の会社がある場合には、同様に他の会社の担当者につい
ても入力する。「終了」ボタンをクリックした時点で選
択されていたデータがデータファイルF4に順次格納さ
れる。
【0056】次に、業務、職務及び作業の説明を入力す
る(ステップA6)。業務、職務及び作業は、同一の用
語であっても、会社毎、組織毎、担当者毎にその内容が
異なる場合が多い。そこで、予め各用語を定義してお
く。これにより、各用語の意味の不統一による混乱を防
止できる。各用語とその説明は、図15に示すように関
連付けられ、入力装置13からの指示等に応じて表示装
置14に適宜表示される。
【0057】次に、取引先について、その所在地、組
織、業務、担当者、職務、等についてデータを入力する
(ステップA7)。また、取引対象商品等について、デ
ータを入力する(ステップA8)。
【0058】次に、担当者別に各職務で使用するフォー
ム(画面)及びレポート(帳票)を関連付ける(ステッ
プA9)。前述のように、ステップA5で、各組織及び
担当者別に担当職務と作業が選択されている。操作者
は、その各作業に適宜データ入力用のフォームと印刷さ
れるレポート(帳票)を指定する。これらの情報は、上
述の作業に対応付けてデータファイルF4に格納され
る。
【0059】次に、操作者は、ビジネスルールを記述す
るため、職務権限入力画面を表示する(ステップA1
0)。まず、操作者は、データ入力用画面を特定し、そ
れに対応する職務権限入力用の画面の読み出しを指示す
る。この指示に応答し、中央演算処理装置11は、対応
する職務権限入力用の画面を画面定義ファイルF1から
読み出して表示する。操作者は、表示された画面上で、
会社名と、組織名(部課等)、業務名、画面番号を特定
してルールを記述する。具体的には、ルール記述用画面
には、職位毎に数値入力項目に対応するブランクが用意
されており、その中に上限値、下限値、期限日、期限、
期間、等を入力する。また、単位を入力すべき箇所に
は、個、ケース、ダース等の単位を設定する。
【0060】図16は、職務権限を入力する画面の例を
示す。この画面は、営業部の「受注(確定)」の「受注
入力」のデータ入力画面に対応する職務権限入力画面の
例である。この画面に従って、ルールを入力すると、会
社名、組織名、業務番号、画面番号に関連付けられて、
職位1(例えば本部長)、職位2(部長)...職位5
(担当者)等の各入力項目の上限値下限値、単位、備考
等のデータがビジネスルールデータファイルF3に格納
される。
【0061】以上でデータの収集が完了する。以上の処
理は、システムの導入時に行われる。組織の拡張・縮
小、人員の拡充・減少等が発生した場合には、その都度
データを更新する。
【0062】次に、このようにして入力したデータに基
づいて、ビジネスの分析を行うための支援処理について
説明する。まず、操作者は、メニューから分析用の選択
メニューを表示させる。表示メニューは、例えば、「経
営資源の一覧」、「経営資源と業務内容等の印刷」、
「経営資源の一覧表の印刷」、「事業部門一覧表の印
刷」、「事業部門別経営資源の印刷」、「担当者別職務
作業一覧表の印刷」等の項目を有する。使用者はこれら
の項目を選択すると共に、画面の表示に従ってキーとな
るタームを入力又は選択する。この選択に応答して、例
えば、中央演算処理装置11は、ファイルF1〜F4を
検索し、必要な情報を索出して、表示又は印刷する。
【0063】トランザクションデータの入力について図
17を参照して説明する。トランザクションを入力する
場合、まず、メインメニューから「トランザクションの
処理」を選択する。この選択に応答し、中央処理部11
は図17のフローチャートに示すトランザクション入力
処理を開始する。
【0064】まず、操作者を特定するIDを入力させる
画面を表示する(ステップB1)。操作者は、自己を特
定するIDを入力する。中央演算処理装置11は、ID
をキーに、組織に関するデータファイルF4よりそのI
Dを有する者の職位を判別し、この職位から操作者の職
務権限(ルールデータ)をルールデータファイルF3か
ら読み出される(ステップB2)。
【0065】次に、データ入力用のフォーム(画面)を
フォーム一覧から選択する(ステップB3)。ステップ
B1で入力されたIDを参照して、その操作者がその画
面を使用する権限を有するか否かが判別される(ステッ
プB4)。操作者が選択したフォームを使用する権限を
有していない場合、その旨を通知した後、ステップB3
にリターンして、フォームを選択させる。
【0066】操作者が選択したフォームを使用する権限
を有している場合、次に、入力したデータを出力するた
めの帳票を選択するためのレポートを選択する(ステッ
プB5)。次に、ステップB1で入力された担当者ID
から、その操作者がそのレポートを使用する権限を有す
るか否かが判別される(ステップB6)。即ち、前述の
担当者別帳票記述処理で選択された帳票以外の以外の帳
票が指定されているか否かが判別される。操作者が選択
した帳票を使用する権限を有していない場合、その旨を
通知した後、ステップB5にリターンして、レポートを
選択させる。
【0067】選択したレポートの使用権限が認められる
と、入力処理に移り、操作者の入力操作に応じた入力が
行われる(ステップB7)。何らかの入力があると、そ
の項目と入力値とが判別され、それが、項目毎に定めら
れている値の許容範囲(上限値、下限値、期日、期限、
期間等)内にあるか否かを判別する(ステップB8)。
許容範囲内にない場合には、ブザーなどでその入力が無
効であることを報知し(ステップB9)、職務権限ファ
イルに登録されているその項目又はフォーム全体の許容
範囲を読み出して表示する(ステップB10)。続い
て、入力を受け付けるため、ステップB7にリターンす
る。
【0068】また、取引先の会社名、部署名、担当者名
等が入力された場合には、これらの名称がデータファイ
ルF4に取引先として登録されているか否かを判別し
(ステップB8)、登録されていない場合には、警告を
発する(ステップB9)。また、登録されている取引先
のリストを表示してもよい(ステップB10)。同様
に、取引商品等が入力された場合には、これらの名称が
データファイルF4に取引商品として登録されているか
否かを判別し(ステップB8)、登録されていない場合
には、警告を発する(ステップB9)。また、登録され
ている取引商品のリストを表示してもよい(ステップB
10)。以後、データが入力される度に同様の動作が繰
り返される。
【0069】最後に、「確定」等のボタンが操作された
ことが判別されると、各項目に入力されたデータをデー
タファイルF4に取り込んで、処理を終了し、処理選択
画面にリターンする(ステップB11,B12)。
【0070】次に、入力されたデータをレポートとして
印刷する場合、担当者は、レポートの番号を指定して印
刷を指示する。すると、対応するデータ群がデータファ
イルから読み出されて、レポートに組み込まれて印刷さ
れる。
【0071】次に、入力されたデータをレポートとして
印刷する場合、担当者は、レポートの番号を指定して印
刷を指示する。すると、対応するデータ群がデータファ
イルから読み出されて、レポートに組み込まれて印刷さ
れる。
【0072】このようなシステムにおいて、ある担当者
について、設定されている各データ入力項目の上限値と
下限値を検索し、項目名と共に一覧で表示すると、その
担当者の権限が一目で理解できる。即ち、担当者別の業
務規則を作成することができる。
【0073】また、会社全体、部署全体、あるいは、担
当者単位で、ある顧客名をキーに職務権限を検索して、
リストを印刷すると、顧客別の取引規定を作成すること
ができる。
【0074】さらに、会社全体、部署全体、あるいは、
担当者単位で、ある商品(サービスを含む)名をキーに
職務権限を検索して、リストを印刷すると、商品別の取
引規定を作成することができる。
【0075】以上説明した実施の形態によれば、ビジネ
スペーパ(各種帳票と入力画面)の各入力項目の入力デ
ータが、ビジネスルールに基づいてチェックされるの
で、誤った入力や権限を越えた入力を防止することがで
きる。
【0076】また、ビジネスルールデータファイルF3
が他のファイルF1,F2,F4及びプログラムP1と
別個の構成となっているため、システム全体のプログラ
ムを修正することなく、ビジネスルールデータファイル
F3の内容を修正するだけで、ビジネスルールの変更に
対応することができる。例えば、担当者の昇格あるいは
法律の改正により、ビジネスルールを変更する場合に
は、従来では、これらのファイルが全体として1つのプ
ログラムとして形成されているため、コボル等のプログ
ラム言語を理解できる者が、プログラムを修正する必要
があった。しかし、この実施の形態では、職務権限記述
画面を呼び出して表示し、その設定を変更するだけで対
応できる。また、データの入力時に、職務権限記述画面
に記述された内容に従って入力データの適否を判別する
ので、職務権限に反したデータの入力を防止できる。
【0077】さらに、職務権限のリストを例えば、担当
者別の一覧にして表示することにより、その担当者の取
引先別、商品別等の割引率、納期を遅らせる限度等の各
種数値の上限値と下限値を一目で認識することができ
る。従って、これらを職務規則として使用できる。
【0078】職務権限のリストを取引先名をキーに検索
及びソートすることにより、取引先別の会社全体、部門
毎、担当者別毎の各種入力可能数値の上限値と下限値を
一目で認識することができる。従って、これらを取引先
別の取引規則として使用できる。
【0079】また、職務権限のリストを取引商品(サー
ビスを含む)をキーに検索及びソートすることにより、
商品別の会社全体、部門毎、担当者別毎の各種入力可能
数値の上限値と下限値を一目で認識することができる。
従って、これらを商品別の取引規則として使用できる。
【0080】以上説明したビジネス支援システムを、分
析の対象が「日本システムズ株式会社」の「物流部」の
「安田雅子」氏である場合を例に具体的に説明する。ま
ず、画面を必要に応じて定義し、それに対応するデータ
ファイルを形成しておく。次に、ビジネスリソースの入
力画面を表示し、例えば、図10に示したように、「日
本システムズ株式会社」の概要について、「会社名」、
「会社英文名」、「住所」、「設立年月日」、「社員
数」、「年商」、...「営業内容」、「業種」等につい
てデータを入力する。また、従業員に関し、ID、役職
(職位)、部門等を登録する。
【0081】さらに、組織別業務分掌の記述メニューを
用いて、社内の各部署についてその業務内容(分掌)を
特定する。物流部の場合、例えば、図11に示すよう
に、物流部が対応すべき業務を指定する。
【0082】次に、安田雅子氏の業務、職務、作業、使
用画面(フォーム)を、図12〜図14に示す画面を使
用して設定する。他の担当者についても、同様に職務分
掌について記述する。次に、安田雅子氏の業務と職務と
作業について図15に示すように解説を付する。次に、
取引先について、その所在地、組織、業務、担当者、職
務、等についてデータを入力する(ステップA7)。ま
た、取引対象商品等について、データを入力する(ステ
ップA8)。
【0083】次に、安田氏の作業で使用するレポート
(帳票)を関連付ける(ステップA9)。安田氏は、
「出庫伝票」等でレポートが必要であり、これらを関連
付ける。次に、操作者は、安田氏の職務権限を記述する
ため、安田氏の属す組織についてフォーム及び帳票の各
入力項目について、取引先別に上限値と下限値を設定す
る。安田氏がの職位が職位2(例えば、課長)であると
すれば、職位2に割り当てられている上限値と下限値が
安田氏の上限値及び下限値となる。
【0084】その後、安田氏が、出庫データを入力する
際に、先に選択したフォーム以外のフォームを使用する
と、警告が発せられ、また、設定した閾値を越えた割引
等を入力すると、その入力が拒否されると共に設定され
ている権限が表示される。
【0085】なお、この発明は上記実施の形態に限定さ
れず、種々の変形及び応用が可能である。例えば、上記
実施の形態で説明したデータ入力の順番は任意に変更可
能である。また、企業の活動を支援するビジネス支援シ
ステムを例に説明したが、他の任意の団体活動の支援に
も応用する事ができる。
【0086】また、上記の説明では、スタンドアロン型
のコンピュータを例に説明したが、この発明はネットワ
ークコンピュータにも同様に適用可能である。さらに、
コンピュータに上述の動作を行わせるためのプログラム
P1をフロッピーディスク、CD−ROM等の記録媒体
に格納し、配布してもよい。この場合には、例えば、O
Sをインストールしたコンピュータに媒体から上記プロ
グラムP1をインストールすることにより、上述した動
作を行うビジネス支援システムを得ることができる。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ビジネスルールに基づいて入力データの適否を判別
し、不適切なデータの入力を防止することができる。ま
た、ビジネスルールが、帳票とその入力項目に関連付け
て記憶されているので、ビジネスルールを修正する場合
には、ビジネスルールの部分のみを変更すればよく、全
体の構成を修正する必要がない。従って、操作及びメン
テナンスが容易である。また、ビジネスルールを種々の
観点から検索及びソートすることにより、職務規則、取
引規定等を用意に作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態に係るビジネス支
援システムの構成を模式的に示すブロック図である。
【図2】図1のビジネス支援システムの論理的構成を模
式的に示す図である。
【図3】画面定義処理により定義される画面の一例を示
す図である。
【図4】図3に示す画面を定義する画面定義データの一
例を示す図である。
【図5】ビジネスルールデータファイルの構造の一例を
示す図である。
【図6】データファイルの構造の一例を示す図である。
【図7】データファイルに格納するためのデータを選択
するための選択画面の一例を示す図である。
【図8】画面及びデータファイルの設計手順を説明する
ためのフローチャートである。
【図9】データ収集処理の一例を示すフローチャートで
ある。
【図10】ビジネスリソースとしての会社の内容を入力
するための画面の一例を示す図である。
【図11】業務分掌を入力するための画面の一例を示す
図である。
【図12】各担当者の業務と職務とを入力するための画
面の一例を示す図である。
【図13】各担当者の職務と作業とを入力するための画
面の一例を示す図である。
【図14】各担当者の作業と使用画面とを入力するため
の画面の一例を示す図である。
【図15】用語の定義と説明を入力するための画面であ
る。
【図16】職務権限入力画面の一例を示す図である。
【図17】トランザクション入力処理を説明するための
フローチャートである。
【符号の説明】 11 中央演算処理装置 12 メモリ 13 入力装置 14 表示装置 15 ファイル装置 16 プリンタインタフェース

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ビジネス情報を入力するための画面を定義
    する画面定義データを記憶する画面定義ファイルと、 前記画面定義データにより定義された画面に従ってビジ
    ネスデータを入力する入力手段と、 前記画面定義データにより定義される画面毎に、入力さ
    れたデータを格納するデータファイルを定義するデータ
    ファイル定義手段と、 ビジネスルールを記憶するビジネスルール記憶ファイル
    と、 前記入力手段により入力されたビジネスデータを、前記
    ビジネスルールに従って、その適否を判別し、判別結果
    を報知する報知手段と、 前記入力手段により入力されたビジネスデータを、入力
    に使用した画面に対応するデータ記憶ファイルに記憶す
    るデータ記憶手段と、 前記ビジネス情報を出力するための帳票を定義する帳票
    定義データを記憶する帳票定義ファイルと、 前記データ記憶ファイルに格納されているデータを、前
    記帳票定義ファイルに格納されている帳票定義データに
    より定義される帳票の定義に従って出力する出力手段
    と、 を備えることを特徴とするビジネス支援システム。
  2. 【請求項2】さらに、 複数の項目を有する前記画面の前記画面定義データを入
    力する画面定義データ入力手段と、 前記画面定義データ入力手段で入力された画面定義デー
    タにより定義される画面上の各項目のうち、前記データ
    記憶ファイルに格納すべき項目を選択する項目選択手段
    と、 前記項目選択手段により選択された項目を格納するデー
    タ記憶ファイルを生成するデータ記憶ファイル生成手段
    と、をさらに備え、 前記データ記憶手段は、前記ビジネスデータの入力に使
    用された画面に対応するデータファイルに入力されたデ
    ータを格納する手段を含む、 ことを特徴とする請求項1に記載のビジネス支援システ
    ム。
  3. 【請求項3】前記ビジネスルール記憶ファイルは、前記
    ビジネスルールを担当者又は担当部門の別に記憶し、 前記入力手段は、担当者又は担当部門を特定する情報を
    入力する手段を含み、 前記報知手段は、前記入力手段により入力された担当者
    又は担当部門のビジネスルールに従って入力データの適
    否を判別する手段を備える、 ことを特徴とする請求項1に記載のビジネス支援システ
    ム。
  4. 【請求項4】前記報知手段は、前記ビジネスルールに違
    反すると判別されたデータの入力を拒否し、再入力を促
    す手段を含む、 ことを特徴とする請求項1に記載のビジネス支援システ
    ム。
  5. 【請求項5】前記報知手段は、データの入力を拒否され
    た場合に、担当者又は担当部門とその取引に与えられた
    ビジネスルールを表示する手段を含む、 ことを特徴とする請求項4に記載のビジネス支援システ
    ム。
  6. 【請求項6】複数の項目をそれぞれ有する複数のビジネ
    スペーパのフォームを記憶するビジネスペーパ記憶手段
    と、 前記ビジネスペーパ記憶手段に記憶されたビジネスペー
    パのフォームの各項目の値の閾値を職務担当者別に指定
    する閾値指定手段と、 前記閾値指定手段により指定された前記ビジネスペーパ
    のフォームの各項目の閾値を抽出し、担当者別に分類す
    ることにより、担当者別の職務規則を作成して出力する
    手段と、 を備えることを特徴とするビジネス支援システム。
  7. 【請求項7】複数の項目をそれぞれ有する複数のビジネ
    スペーパのフォームを記憶するビジネスペーパ記憶手段
    と、 前記ビジネスペーパ記憶手段に記憶されたビジネスペー
    パのフォームの各項目の値の閾値を取引先別又は取引商
    品別に指定する閾値指定手段と、 前記閾値指定手段により指定された前記ビジネスペーパ
    のフォームの各項目の閾値を抽出し、取引先別又は取引
    商品別に分類することにより、取引先別又は取引商品別
    の取引規定を作成して出力する手段と、 を備えることを特徴とするビジネス支援システム。
JP6024997A 1997-03-14 1997-03-14 ビジネス支援システム Withdrawn JPH10254980A (ja)

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JP6024997A JPH10254980A (ja) 1997-03-14 1997-03-14 ビジネス支援システム

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006221307A (ja) * 2005-02-09 2006-08-24 Dainippon Printing Co Ltd 電子フォーム作成システム、電子フォーム利用システム、プログラム、及び、記録媒体
US7657528B2 (en) 2001-03-20 2010-02-02 Sap Ag Method, computer program product and article of manufacture for providing service-to-role assignment to launch application services in role-based computer system
JP2012118677A (ja) * 2010-11-30 2012-06-21 Hitachi Engineering & Services Co Ltd 帳票作成装置

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