JPH10254567A - ジョイスティックコントローラ - Google Patents

ジョイスティックコントローラ

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Publication number
JPH10254567A
JPH10254567A JP9059074A JP5907497A JPH10254567A JP H10254567 A JPH10254567 A JP H10254567A JP 9059074 A JP9059074 A JP 9059074A JP 5907497 A JP5907497 A JP 5907497A JP H10254567 A JPH10254567 A JP H10254567A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
operation shaft
shaft
stopper
stopper plate
joystick controller
Prior art date
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Pending
Application number
JP9059074A
Other languages
English (en)
Inventor
Eitaro Shimoda
栄太郎 下田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SAKAE TSUSHIN KOGYO CO Ltd
Original Assignee
SAKAE TSUSHIN KOGYO CO Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by SAKAE TSUSHIN KOGYO CO Ltd filed Critical SAKAE TSUSHIN KOGYO CO Ltd
Priority to JP9059074A priority Critical patent/JPH10254567A/ja
Publication of JPH10254567A publication Critical patent/JPH10254567A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作軸6を傾倒操作してそれに応じた出力が
得られ、操作軸6の操作範囲の限界点では操作軸6がス
トッパ部15に当たって止まる構造のジョイスティック
コントローラにおいて、操作軸6の操作範囲を変えるこ
となく強度を向上させる。 【解決手段】 操作軸6を太く形成すると共に、操作軸
6におけるストッパ部15と当たる部分に切欠部17を
設ける。この切欠部17は、操作軸6の操作方向によっ
て異なる位置に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、操作軸を傾倒操作
してそれに応じた出力が得られるジョイスティックコン
トローラに関し、特にその操作軸の折損等を防止するた
めの構造に係るものである。
【0002】
【従来の技術】先ず、図1〜図3を参照しながら従来例
について説明する。図において1はジョイスティックコ
ントローラを全体として示し、2はその筺体で、この筺
体2内の中央部には上部保持部材3と下部保持部材4に
挟まれるようにして球状体(ボール)5が転動自在に保
持されており、この球状体5に操作部材としての操作軸
6が貫通して取り付けられている。
【0003】また筺体2内には球状体5を中心として半
円弧状の第1の揺動板7がその両端部に連結された軸
8,9を介して揺動(回動)自在に軸支されており、一
方の軸9は筺体2の外側面に取り付けられた第1の回転
型ポテンショメータ10Aの回転軸に連結されている。
また筺体2内には上記第1の揺動板7と直交して、この
第1の揺動板7と同じ形状を有する第2の揺動板11が
揺動自在に軸支されており、その一端は筺体2の外側面
に上記第1の回転型ポテンショメータ10Aと直交する
向きに取り付けられた第2の回転型ポテンショメータ1
0Bの回転軸に連結されている。これら第1の揺動板7
と第2の揺動板11には夫々中央部に長手方向に溝孔7
aと11aが形成されており、この溝孔7aと11aと
を連通して操作軸6の下端部6aが挿通係合されてい
る。
【0004】そしてこのように構成されるジョイスティ
ックコントローラにおいて、操作軸6の上端部に取り付
けられた把手12を持って操作軸6を前後左右任意の方
向に傾倒させることにより、その方向及び角度に応じて
第1及び第2の揺動板7及び11が揺動し、これに伴っ
て第1及び第2の回転型ポテンショメータ10A及び1
0Bが作動して夫々の電気抵抗値が可変され、即ち操作
軸6の前後左右の傾倒操作がXY方向の電気抵抗出力に
変換されることになる。
【0005】筺体2の上面側にはストッパ板13が取り
付けられており、このストッパ板13には操作軸6の通
るガイド溝14が形成されている。このガイド溝14は
本例では十字形に形成されており、これによって操作軸
6の操作方向が十字方向に制限されている。そしてこの
ガイド溝14の端部が操作軸6の操作範囲を規制するス
トッパ部15となっており、即ち、図3に示すように操
作軸6が傾倒操作されてその操作範囲の限界点までくる
と、操作軸6はストッパ部15に当たって止まり、それ
以上の傾倒操作が規制される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上の如く構成される
ジョイスティックコントローラにおいては、操作軸6の
操作時に、操作軸6を荒っぽい操作でストッパ部15に
強く当てたり、繰り返し当てることにより、操作軸6が
曲がったり、場合によっては折損するということもあっ
た。
【0007】このため操作軸6は出来るだけ太くし、強
度の高い材料を使用して対策するのが一般的であるが、
操作軸6を太くした場合、その分だけ操作範囲が狭くな
り、微量の操作がやりにくくなるという問題があった。
【0008】本発明は、このような問題点を改善するた
めになされたもので、操作軸の操作範囲を変えずに強度
を高めることを目的としたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、操作軸を傾倒操作してそれに応じた出力
が得られ、操作軸の操作範囲の限界点では操作軸がスト
ッパ部に当たって止まる構造のジョイスティックコント
ローラにおいて、操作軸を標準の径より太く形成すると
共に、操作軸におけるストッパ部と当たる部分に、操作
軸の操作範囲を狭くしないようにするための切欠部を設
けてなり、かつこの切欠部は、操作軸の操作方向によっ
て操作軸の傾倒支点からの距離が異なる位置に設けられ
ている構造としたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図4〜図9を参照しながら
本発明の実施の形態について説明する。尚、ここで前述
した図1〜図3の従来例と対応する部分には同一符号を
付しその説明は省略する。
【0011】図4〜図6は本発明の最も好適な実施形態
である第1の実施例を示している。本例に示すジョイス
ティックコントローラは単一方向操作型で、即ち操作軸
6は左右の一直線方向にのみ傾倒操作可能となってい
る。
【0012】本例のジョイスティックコントローラで
は、先ず操作軸6を標準の径(従来例に示した径)より
も太く形成してあり、これによって操作軸6の強度を向
上させている。
【0013】また本例のジョイスティックコントローラ
においては、ストッパ板13が二層の積層構造となって
いる。即ちストッパ板13は上側ストッパ板13Aと下
側ストッパ板13Bとをスペーサ16を介して積層して
構成されており、これら上側ストッパ板13Aと下側ス
トッパ板13Bには夫々操作軸6の通る一直線状のガイ
ド溝14Aと14Bが形成されている。
【0014】このガイド溝14Aと14Bは夫々左右非
対称の長さに形成されており、即ち図6に示す如く上側
ストッパ板13Aのガイド溝14Aは中心線より左側部
分の長さa1 よりも右側の部分の長さb1 が長く形成さ
れ(a1 <b1 )、一方下側ストッパ板13Bのガイド
溝14Bは中心線より左側の部分の長さa2 よりも右側
の部分の長さb2 が短く形成されている(a2
2 )。
【0015】従って本例では、上側ストッパ板13Aの
ガイド溝14Aの左端部及び下側ストッパ板13Bのガ
イド溝14Bの右端部が夫々ストッパ部15となされて
いる。つまり、図4に示すように操作軸6を左側に傾倒
操作したときには操作軸6は上側ストッパ板13Aのス
トッパ部15に当たって止まり、また図5に示すように
操作軸6を右側に傾倒操作したときには操作軸6は下側
ストッパ板13Bのストッパ部15に当たって止まる構
造となっている。
【0016】そしてこの操作軸6におけるストッパ部1
5と当たる部分には、操作軸6の操作範囲を狭くしない
ようにするための切欠部17が設けられている。
【0017】即ち、操作軸6は前述したように径を太く
して断面積を大きくすることで強度を向上させている
が、径を太くするとその分だけ操作範囲が狭くなってし
まうので、その対策としてストッパ部15に当たる部分
に切欠部17を設けたものである。これによって本例で
は、操作軸6の操作範囲θを前述した従来例と同じ角度
に確保してある。
【0018】この切欠部17は、図で明らかなように操
作軸6の操作方向によって操作軸6の傾倒支点である球
状体5からの距離が異なる位置に設けられており、即ち
図4のように操作軸6を左側に傾倒操作したときに上側
ストッパ板13Aのストッパ部15に当たる切欠部17
は球状体5からの距離が遠い位置に設けられ、また図5
のように操作軸6を右側に傾倒操作したときに下側スト
ッパ板13Bのストッパ部15に当たる切欠部17は球
状体5からの距離が近い位置に設けられているため、操
作軸6がストッパ部15に当たったときの曲げ応力を分
散させることができるので、充分な強度が確保されるこ
とになり、実験によると、同じ材質、同じ条件で比較し
た場合、従来よりも二倍以上の強度となった。
【0019】このように本例のジョイスティックコント
ローラでは、操作軸6の断面積を大きくし、またストッ
パ板13を積層構造とすることで操作軸6の当たる部分
を変えて曲げ応力を分散させることにより、操作軸6の
強度を高めることができる。
【0020】以上の第1の実施例ではストッパ板13を
二層の積層構造とした場合を示したが、図7に示す第2
の実施例のように一つのストッパ板13でガイド溝14
の左右に段差を設けて操作軸6の当たる位置を変えた構
造としても同様の効果を得ることができる。
【0021】また、以上の第1及び第2の実施例では単
一方向操作型のジョイスティックコントローラに本発明
を適用した場合を示したが、本発明は図8A〜Dに示す
ような十字方向、3方向、5方向、6方向等の多方向操
作型のジョイスティックコントローラにおいても適用が
可能である。この場合、ストッパ板13はガイド溝14
の各方向の長さの異なるものを多数積層し、あるいは一
つのストッパ板13でガイド溝14の各方向ごとに段差
を設けた構造として操作軸6の当たる位置を変えること
により、上記各実施例と同様の効果が得られる。
【0022】さらに図9に示すように、ストッパ板13
のガイド溝14の各方向の長さを変えて操作軸6の操作
範囲が各方向で異なるようにした構造のジョイスティッ
クコントローラでは、操作軸6がストッパ部に当たる位
置が各方向で異なり、これに合わせて切欠部を設けるこ
とになるので、上記各実施例と同様の効果が得られるも
のである。
【0023】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように本発明のジ
ョイスティックコントローラでは、操作軸の操作範囲は
従来と変えずに操作軸の強度を高めることができ、操作
軸の曲がりや折損を効果的に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例のジョイスティックコントローラを示す
斜視図である。
【図2】同、縦断正面図である。
【図3】同、操作軸の傾倒操作の説明図である。
【図4】本発明によるジョイスティックコントローラの
第1の実施例を示す要部の縦断正面図で、操作軸を左側
に傾倒操作した状態である。
【図5】同、操作軸を右側に傾倒操作した状態である。
【図6】第1の実施例におけるストッパ板の説明図であ
る。
【図7】本発明によるジョイスティックコントローラの
第2の実施例を示す要部の縦断正面図である。
【図8】多方向操作型のジョイスティックコントローラ
の説明図である。
【図9】操作範囲が各方向で異なるジョイスティックコ
ントローラの説明図である。
【符号の説明】
6‥‥操作軸、13‥‥ストッパ板、15‥‥ストッパ
部、17‥‥切欠部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作軸を傾倒操作してそれに応じた出力
    が得られ、上記操作軸の操作範囲の限界点では上記操作
    軸がストッパ部に当たって止まる構造のジョイスティッ
    クコントローラにおいて、 上記操作軸を標準の径より太く形成すると共に、上記操
    作軸における上記ストッパ部と当たる部分に、上記操作
    軸の操作範囲を狭くしないようにするための切欠部を設
    けてなり、かつこの切欠部は、上記操作軸の操作方向に
    よって上記操作軸の傾倒支点からの距離が異なる位置に
    設けられていることを特徴とするジョイスティックコン
    トローラ。
JP9059074A 1997-03-13 1997-03-13 ジョイスティックコントローラ Pending JPH10254567A (ja)

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JP9059074A JPH10254567A (ja) 1997-03-13 1997-03-13 ジョイスティックコントローラ

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JP9059074A JPH10254567A (ja) 1997-03-13 1997-03-13 ジョイスティックコントローラ

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ID=13102851

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