JPH10254553A - 粘液性流体の移送制御装置 - Google Patents

粘液性流体の移送制御装置

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JPH10254553A
JPH10254553A JP6029397A JP6029397A JPH10254553A JP H10254553 A JPH10254553 A JP H10254553A JP 6029397 A JP6029397 A JP 6029397A JP 6029397 A JP6029397 A JP 6029397A JP H10254553 A JPH10254553 A JP H10254553A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
valve
opening
liquid level
pipe
Prior art date
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Pending
Application number
JP6029397A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Ota
宏 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP6029397A priority Critical patent/JPH10254553A/ja
Publication of JPH10254553A publication Critical patent/JPH10254553A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 粘液性流体を貯えた前段タンクと後段タンク
を接続した配管に生じた詰まりを除去すること。 【解決手段】 前段タンク1と後段タンク2を接続する
配管に詰まりが生じ、前段タンク1の液位の上昇を検出
したとき、詰まりを生じた配管のバルブ3を一時全開に
し、全開することにより前段タンク1から後段タンク2
に粘液性流体の流れ込み流量を急激に増加させて、詰ま
りを一挙に除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は粘液性流体を貯蔵し
た前段タンクからその流体の処理を行なう後段タンクへ
の移送を適切に行なう粘液性流体の移送制御装置に係
り、特に前段タンクと後段タンクを接続する配管の詰ま
りを防止するものに関する。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の粘液性流体の移送制御装置
の構成図である。従来、この図に示すように2つのタン
ク間を2本の連通管で繋ぎ、前段タンクレベル1と後段
タンクレベル2とのヘッド差(液位の高低差のこと)に
て粘液性流体を移送するが、下段連通管のバルブ3はハ
ンドコントローラ4出力による一定開度制御を行い、上
段連通管のバルブ5はレベルコントローラ6により、前
段タンクレベルが一定レベルになるように開度を調節し
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、下段連通管の
バルブ3が一定開度を継続しているため、配管内の流速
が一定となり、バルブ3の内部や付近の配管等に粘液性
流体の固形部分が付着し、詰まりを発生させ、流体移送
が停止する場合がある。また、これに伴い、前段タンク
レベル制御(PID制御)を行っているもう一方のコン
トロールバルブ5も制御範囲外となり、流体安定移送の
妨げとなっている。
【0004】本発明は上記の事情に鑑みなされたもの
で、配管内、あるいはバルブへの粘液性流体の付着によ
る詰まりを除去するとともに、前段タンクレベルが制御
許容範囲内におさまるように前段タンクから後段タンク
への粘液性流体の移送制御を実施する粘液性流体の移送
制御装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、次のような手段から成る。請求項1に対
応する発明は、前段タンクから複数の配管を介して後段
タンクに粘液性流体をヘッド差を利用して移送する粘液
性流体の移送制御装置において、前段タンクに設けられ
ている液位検出手段からの出力液位が所定値を超えたと
き配管が詰まりだしたと認識するレベルコントロール手
段と、このレベルコントロール手段の出力に基き配管の
1つに設けられているバルブを定常状態から全開させる
第1の切換手段と、その配管の全開状態から全閉状態を
経て一定時間経過後そのバルブを定常状態に戻す第2の
切換手段とを具備し、前段タンクの上昇した液位に基く
圧力を使用して配管の詰りを一気に除去することができ
る。
【0006】請求項2に対応する発明は、少なくとも2
本の配管を介して後段タンクに粘液性流体をヘッド差を
利用して移送する粘液性流体の移送制御装置において、
前段タンクに設けられている液位検出手段からの出力液
位が所定値を超えたとき第1の配管が詰まりだしたと認
識するレベルコントロール手段と、このレベルコントロ
ール手段の出力に基き第2の配管に設けられているバル
ブを定常状態から固定開停に切換える第1の切換え手段
と、この第1の切換手段の動作によって前段タンクの液
位が所定値に達したとき第1の配管に設けられているバ
ルブを定常状態から全開させる第2の切換手段と、前段
タンクの液位が所定値に低下したとき第1の配管に設け
られているバルブ全開から定常状態に切換える第3の切
換手段とを具備し、前段タンクの上昇した液位に基く圧
力を使用して配管の詰まりを一気に除去することができ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は第1の実施の形態を示す構
成図である。原理としては、前記レベルコントロールを
実施する上段側バルブ開度に対して比較判定器を設け、
設定上限以上の開度になった時、一定開度供給を実施し
ている下段側ハンドコントロールバルブに対して、全開
・全閉操作を実施する。
【0008】この時レベルコントローラはPID制御を
継続して実施し、下段側の全開・全閉操作による移送量
変動分の修正動作を実施する。次に上記原理に基いた詳
細作用を図1の構成図及び図2のタイミングチャートに
説明する。
【0009】前段タンク1の液位を検出する液位発信器
7からの信号に基きレベルコントローラ6はバルブ5に
対してPID制御を実施している。液位発信器7が検出
した実液位aと上限開度設定器11により設定された値b
とを比較判定器12にて比較する。実液位aが設定値bを
超え、その超えたことを立上り検出器13が検出すると、
オフディレータイマ14が働きバルブ3の開度を規定する
信号切換器15のための全開開度設定器16が設定した全開
を選択する。バルブ3が全開になると、流体は前段タン
ク1から後段タンク2に勢い良く流れ込み、詰まりを除
去する。バルブ3の全開状態はオフディレータイマ14の
設定時間だけ続く。オフディレータイマ14の設定時間を
経過すると、このタイマ14はリセットされる(図2に示
すように立下る)。この立下りを検出した立下り検出器
17は次のオフディレータイマ18を作働させ、このオフデ
ィレータイマ18は切換信号器19を規定する全閉開度設定
器20が指定した全閉をバルブ3に指示する。バルブ3の
全閉状態はオフディレータイマ18の設定時間だけ継続
し、その時間経過後はバルブ3はバンドコントローラ4
の指示に基く元の開度に戻る。バルブ3の開度が定常開
度に戻った後、レベルコントローラ6は前段タンク1の
液位につしてPID制御を継続する。
【0010】この実施の形態では、一定開度供給を実施
しているハンドコントロールバルブに対して、全開・全
閉操作を実行させることで、配管に一時的にインパルス
状の流れを発生させ、配管に付着する粘液性物質を押し
流すことが可能となる。
【0011】同時に前段タンクレベルコントロールバル
ブに対してはPID制御出力を継続実行することによ
り、下段連通管で発生する流量変動による前段タンクレ
ベルへの影響を吸収することが可能となる。
【0012】次に第2の実施の形態について説明する。
図3は第2の実施の形態の構成図で、図4はその第2の
実施の形態のタイミングチャートである。
【0013】前段タンク1の液位を検出する液位発信器
7からの信号に基きレベルコントローラ6はバルブ5に
対してPID制御を実施している。配管に詰まりが生じ
ると前段タンク1の液位は上昇し始める。液位発生器7
が検出した実液位aと上限開度設定器31により設定され
た値bとを比較判定器32にて比較する。実液位aが設定
値bを超え、その超えたことを立上り検出器33が検出す
ると、フリップフロップ34をセットする。セットされた
フリップフロップ34はタンクレベル上限開度設定器35に
よって設定された開度αを信号切換器36に選択させる。
レベルコントローラ6はPID制御を中止し、バルブ5
の開度を定常開度から固定開度αにする。バルブ5が固
定開度αに切換えられると前段タンク1の液位上昇率は
更に大きくなる。前段タンク1の実液位aがレベル上限
設定器37が設定したレベル上限値cを超え、その超えた
ことを立上り検出器39が検出すると、立上り検出器39は
フリップフロップ40をセットする。セットしたフリップ
フロップ40は切換信号器41を規定する全開開度設定器42
が指定した全開をバルブ3に指示する。バルブ3が全開
になると流体は前段タンク1から後段タンク2に第1の
実施の形態に比較して更に勢い良く流れ込み、詰まりを
除去する。バルブ3が全開になると、前段タンク1の液
位が急低下する。実液体aがレベルコントローラ目標値
設定器43にて設定された値dを割ったことを比較設定器
44が判定し、立上り検出器45がこれを検出すると、立上
り検出器45はフリップフロップ34及びフリップフロップ
40を同時にリセットする。リセットされたフリップフロ
ップ40は信号切換器41にバルブ3の開度を全開から定常
の開度に戻させるべく指示する。定常開度に戻ったバル
ブ3はハンドコントローラ4の制御に従う。また、リセ
ットされたフリップフロップ34は信号切換器36を切換
え、バルブ5の開度を固定開度αからPID制御が行な
えるモードにする。
【0014】この実施の形態では、前段タンクコントロ
ールの許容制御範囲内で、ハンドコントロールバルブに
対しての全開操作を加えるため、前段タンクレベル制御
への影響を与えることなく下段連通管に付着する粘液性
物質を押し流すことが可能となる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、図
1、図3に示す2つのタンク間の粘液性流体の移送にお
いて、前段タンクレベルコントロールのバルブ開度が上
限値以上となった状態を下段連管での詰まり発生と判断
して、前段タンクレベルを許容制限内に保った状態で、
下段ハンドコントロールバルブに対し、全開・全閉切替
操作を実行することで、固形部の付着を抑制し、粘液性
流体の安定した供給を実行できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の構成図。
【図2】第1の実施の形態の動作タイミングを示すタイ
ミングチャート。
【図3】第2の実施の形態の構成図。
【図4】第2の実施の形態の動作タイミングを示すタイ
ミングチャート。
【図5】従来例を示す構成図。
【符号の説明】
1…前段タンク 2…後段タンク 3…バルブ 4…ハンドコントローラ 5…バルブ 6…レベルコントローラ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前段タンクから少なくとも2本の配管を
    介して後段タンクに粘液性流体をヘッド差を利用して移
    送する粘液性流体の移送制御装置において、 前記前段タンクに設けられている液体検出手段からの出
    力液位が所定値を超えたとき前記配管が詰まりだしたと
    認識するレベルコントロール手段と、 このレベルコントロール手段の出力に基き前記配管の1
    つに設けられているバルブを定常状態から全開させる第
    1の切換手段と、 その配管の全開状態から全閉状態を経て一定時間経過
    後、そのバルブを定常状態に戻す第2の切換手段とを具
    備することを特徴とする粘液性流体の移送制御装置。
  2. 【請求項2】 前段タンクから少なくとも2本の配管を
    介して後段タンクに粘液性流体をヘッド差を利用して移
    送する粘液性流体の移送制御装置において、 前記前段タンクに設けられている液位検出手段からの出
    力液位が所定値を超えたとき第1の配管が詰まりだした
    と認識するレベルコントロール手段と、 このレベルコントロール手段の出力に基き第2の配管に
    設けられているバルブを定常状態から固定開度に切換え
    る第1の切換手段と、 この第1の切換手段の動作によって前記前段タンクの液
    位が所定値に達したとき前記第1の配管に設けられてい
    るバルブを定常状態から全開させる第2の切換手段と、 前記前段タンクの液位が所定値に低下したとき前記第1
    の配管に設けられているバルブを全開から定常状態に切
    換える第3の切換手段とを具備することを特徴とする粘
    液性流体の移送制御装置。
JP6029397A 1997-03-14 1997-03-14 粘液性流体の移送制御装置 Pending JPH10254553A (ja)

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JP6029397A JPH10254553A (ja) 1997-03-14 1997-03-14 粘液性流体の移送制御装置

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JP (1) JPH10254553A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009125710A (ja) * 2007-11-27 2009-06-11 Panasonic Electric Works Co Ltd 分解装置
JP2012106244A (ja) * 2012-01-30 2012-06-07 Panasonic Corp 分解装置
JP2014028993A (ja) * 2012-07-31 2014-02-13 Jfe Steel Corp スキッドパイプの目詰まり防止装置及び方法

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JP2009125710A (ja) * 2007-11-27 2009-06-11 Panasonic Electric Works Co Ltd 分解装置
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