JPH10254185A - 静電潜像用液体カラー現像剤セットおよび画像形成方法 - Google Patents

静電潜像用液体カラー現像剤セットおよび画像形成方法

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JPH10254185A
JPH10254185A JP9056220A JP5622097A JPH10254185A JP H10254185 A JPH10254185 A JP H10254185A JP 9056220 A JP9056220 A JP 9056220A JP 5622097 A JP5622097 A JP 5622097A JP H10254185 A JPH10254185 A JP H10254185A
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JP
Japan
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electrostatic latent
parts
latent image
color developer
black
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JP9056220A
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Inventor
Koichi Nagase
公一 長瀬
Kyoko Yokoyama
恭子 横山
Hiroyuki Takahata
洋行 高畑
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】原稿に対して良好な印字物を得ることができる
静電潜像用液体カラー現像剤セットを提供せんとするも
のである。 【解決手段】本発明の静電潜像用液体カラー現像剤セッ
トは、着色剤として、イエローはジスアゾイエロー、マ
ゼンタはモノアゾレーキ、シアンは銅フタロシアニン顔
料、ブラックはカーボンブラックとC.I.ソルベント
ブラック5もしくは7の4色をセットとして用いること
を特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式また
は静電記録方式によって形成される静電潜像用液体カラ
ー現像剤セットに関する。特にイオン流によってイオン
画像を形成するイオンプリンターを用いて、記録媒体上
にイオンパターンを形成し、このイオンパターン形成画
像に従って現像して情報記録、画像記録体を得るフルカ
ラーイオンフロー記録方法の現像剤として有効に用いら
れる。
【0002】
【従来の技術】一般の液体現像剤は、脂肪族炭化水素系
溶剤の如く、電気抵抗が高く、かつ誘電率の低い電気絶
縁性担体液中に結着剤、着色剤、添加剤等を含有して成
るトナー粒子を分散させたものであって、通常結着剤と
して天然または合成樹脂、着色剤として顔料または染
料、添加剤として金属セッケン等の分散剤を各々担体液
に混合し、均一に混練して、不揮発分が1〜20wt%程
度の濃縮トナーを調製し、次いでこの濃縮トナーを不揮
発分0.1〜5wt%程度になるように希釈して調製する
もので、例えば特開昭62−89971号公報などで提
案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような液体現像剤
をフルカラーイオンフロー記録方法の現像剤として使用
して、フルカラー印字を行った場合、良好な印字物が得
られないといった問題が生じていた。
【0004】本発明は、かかる従来技術の問題に鑑み、
下記の要件を全て満たすフルカラー印字での良好な印字
物を達成する静電潜像用液体カラー現像剤セットを提供
せんとするものである。
【0005】(1)印字濃度が十分にでること。 (2)良好な画像再現性が得られること。 (3)原稿の色とのマッチングが良好なこと。 (4)印字画像に荒れがなく、鮮明な画像が得られるこ
と。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる課題を
解決するために、次のような手段を採用する。すなわ
ち、本発明の静電潜像用液体カラー現像剤セットは、着
色剤として、イエローはジスアゾイエロー、マゼンタは
モノアゾレーキ、シアンは銅フタロシアニン顔料、ブラ
ックはカーボンブラックとC.I.ソルベントブラック
5もしくは7の4色をセットとして用いることを特徴と
するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明は、上述課題、つまり、フ
ルカラー印字での良好な印字物を達成する静電潜像用液
体カラー現像剤について鋭意検討したところ、特定な4
色の着色剤の組合わせをセットとして使用してみたとこ
ろ、意外にもかかる課題を一挙に解決することを究明し
たものである。
【0008】本発明では、電気絶縁性の脂肪族炭化水素
溶剤を樹脂,着色剤,分散安定剤、分散剤の分散媒ない
しは、担体液として用いる。
【0009】電気絶縁性の脂肪族炭化水素系溶剤として
は、特に制限するものではないが、通常電気抵抗が10
9 Ω・cm以上で誘電率が3以下であるもので、沸点が6
8〜250℃の範囲の例えばn−ヘキサン、n−ヘプタ
ン、n−オクタン、n−ノナン、n−デカン、n−ウン
デカン、n−ドデカン、n−トリデカン、イソオクタ
ン、リグロイン及びそれらの混合物等、市販品としては
エッソ石油株式会社から販売されている“アイソパー”
E,G,H,L,M、“ソルベッソ”150、シェル石
油株式会社から販売されている“シェルゾール”71、
出光石油株式会社から販売されている“IPソルベン
ト”1016,1620,2028、日本油脂株式会社
から販売されているNAS−3、NAS−4などの有機
溶剤が例として挙げられる。特に沸点が、150〜25
0℃の溶剤、例えば“アイソパー”G、H、Lが好まし
い。
【0010】本発明の液体現像剤に使用される樹脂とし
ては、エチレン系共重合体、アクリル系共重合体、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリレート共
重合体、エチレンとメタクリル酸の金属イオン架橋ポリ
マー、エチレン−塩化ビニル共重合体、エチレン−無水
マレイン酸共重合体、エチレン−酢酸ビニル−アクリレ
ート三元共重合体、酢酸ビニル−アクリル共重合体、酢
酸ビニル−メタクリル共重合体などが用いられるが、好
ましくは、樹脂がアクリル酸アルキルおよびメタクリル
酸アルキルから選ばれた1種類以上とアクリル酸シクロ
アルキル、メタクリル酸シクロアルキル、アクリル酸ア
ラルキルおよびメタクリル酸アラルキルから選ばれた1
種類以上を主構成成分とする脂肪族炭化水素系溶剤に可
溶性の共重合体セグメントと酢酸ビニルを主構成成分と
する前記溶剤に不溶性の重合体セグメントからなり、全
体として前記溶剤に不溶性の非ゲル状の共重合体であ
る。上記のような樹脂を用いることで、着色粒子の溶剤
中での帯電特性、分散性、および紙への定着性のバラン
スがとれた現像剤を得ることができる。
【0011】可溶性の共重合体セグメントとしては、ア
クリル酸アルキルおよびメタクリル酸アルキルから選ば
れた1種類以上とアクリル酸シクロアルキル、メタクリ
ル酸シクロアルキル、アクリル酸アラルキルおよびメタ
クリル酸アラルキルから選ばれた1種類以上を主構成成
分とする共重合体セグメントが好ましく用いられ、この
うち特にアクリル酸アルキルおよびメタクリル酸アルキ
ルから選ばれた1種類以上とアクリル酸シクロアルキル
およびメタクリル酸シクロアルキルから選ばれた1種類
以上を主構成成分とする共重合体セグメントが好まし
い。可溶性の共重合体セグメントとしては、他にこれら
以外のビニル化合物、例えばバーサチック酸ビニルなど
と共重合してもよい。通常これらの共重合割合は目的に
応じ変わりうるが、強いて一般に使われる範囲を示せ
ば、アクリル酸アルキルおよびメタクリル酸アルキルか
ら選ばれた1種が40〜80wt%、好ましくは45〜7
5wt%、アクリル酸シクロアルキル、メタクリル酸シク
ロアルキル、アクリル酸アラルキルおよびメタクリル酸
アラルキルから選ばれた1種が20〜60wt%、好まし
くは25〜50wt%、ビニル化合物が0〜20wt%、好
ましくは5〜15wt%の範囲が用いられる。
【0012】可溶性の共重合体セグメントとして用いら
れるアクリル酸アルキルまたはメタクリル酸アルキルの
アルキル基としては特に制限するものではないが、通
常、炭素数3〜20、好ましくは、炭素数4〜18のア
ルキル基をもったものが好ましく使用される。具体例と
しては、アクリル酸またはメタクリル酸のブチル、イソ
ブチル、t−ブチル、2−エチルヘキシル、オクチル、
イソノニル、デシル、ラウリル、ドデシル、ステアリル
等のエステルが用いられる。本発明でいうアクリル酸シ
クロアルキルまたはメタクリル酸シクロアルキルのシク
ロアルキル基としては、特に制限はないが、通常炭素数
6〜8であり、好ましくはシクロヘキシル基が挙げられ
る。具体例としては、アクリル酸シクロヘキシルやメタ
クリル酸シクロヘキシルが最も好ましく用いられる。ま
た、アクリル酸アラルキルまたはメタクリル酸アラルキ
ルとしてはアクリル酸ベンジルやメタクリル酸ベンジル
が最も好ましく用いられる。
【0013】可溶性の共重合体セグメントの重合時に有
機メルカプタンを重合調製剤として用いると、不溶性の
重合体セグメントの分散安定性が向上するので、より好
ましい。この有機メルカプタンとしては、一般に重合調
製剤として用いられる高級アルキルメルカプタンが用い
られ、特に制限するものではないが、通常炭素数7以
上、好ましくは炭素数8〜20のアルキル基を有する高
級アルキルメルカプタンが用いられる。特にn−オクチ
ルメルカプタン、n−ドデシルメルカプタン、t−ドデ
シルメルカプタン、n−オクタデシルメルカプタンなど
が好ましく用いられる。また、可溶性の共重合体セグメ
ントの重合触媒としては、特に制限はないが、通常アル
キル基の炭素数が3〜6のアゾビスアルキルニトリルが
用いられる。特にアゾビスイソブチロニトリルが好まし
い。
【0014】不溶性の共重合体セグメントとしては、酢
酸ビニルを主構成成分とする共重合体セグメントが好ま
しく用いられ、アクリル酸アルキル、メタクリル酸アル
キル、アクリル酸シクロアルキル、メタクリル酸シクロ
アルキル、アクリル酸アラルキルおよびメタクリル酸ア
ラルキルなどの1種類以上との共重合体セグメントであ
ってもよい。酢酸ビニルを主構成成分とする重合体セグ
メントとしては、酢酸ビニル成分が50〜100wt%、
好ましくは65〜100wt%の重合体セグメントまたは
共重合体セグメントが好ましく用いられる。ここでいう
アクリル酸またはメタクリル酸アルキルとしては特に制
限するものではないが、そのアルキル基が通常炭素数1
〜20の、好ましくは1〜18のアルキル基を有するも
のであり、具体的には、アクリル酸またはメタクリル酸
メチル、エチル、2−ヒドロキシエチル、イソブチル、
オクチル、ステアリル、イソノニルなどのエステルが好
ましく用いられる。ここでいうアクリル酸シクロアルキ
ルまたはメタクリル酸シクロアルキルのシクロアルキル
基としては、特に制限するものではないが通常炭素数6
〜8であり、好ましくはシクロヘキシル基が挙げられ
る。具体例としては、アクリル酸シクロヘキシルやメタ
クリル酸シクロヘキシルが最も好ましく用いられる。ま
た、アクリル酸アラルキルまたはメタクリル酸アラルキ
ルとしてはアクリル酸ベンジルやメタクリル酸ベンジル
が最も好ましく用いられる。
【0015】不溶性の重合体セグメントを製造するとき
に用いられる重合触媒としては、通常ジアシルパーオキ
サイド類が使用可能であるが、ベンゾイルパーオキシ
ド、ラウロイルパーオキシド、p−クロロベンゾイルパ
ーオキシド等が好ましく用いられる。
【0016】本発明の液体現像剤に使用される樹脂とし
ての共重合体の製造法としては、例えば前記脂肪族炭化
水素性溶剤を反応溶媒として用いることができ、先ず該
反応溶媒中に可溶性の共重合体セグメントを構成するた
めのモノマーを加え、重合して可溶性の共重合体セグメ
ントを得たのち、そのままの状態で次いで不溶性の重合
体セグメントを構成するためのモノマーを加え、重合す
るという二段法で得ることもできる。共重合体の分子量
は、用いるモノマーの種類およびその組み合わせによっ
て異なるが、重量平均分子量で5,000〜50,00
0に調製するのが好ましく、8,000〜20,000
に調製するのが特に好ましい。可溶性の共重合セグメン
トと不溶性の重合体セグメントの割合は、用いるモノマ
ーの組み合わせによって異なるが、一般的には、可溶性
の共重合体セグメントが共重合体全体の25〜60重量
%、特に30〜45重量%の範囲にあるのが好ましい。
この範囲の場合、不溶性の重合体セグメントの粒子径が
小さくなると推定され、着色剤と可溶性の共重合体セグ
メントとの結合が充分なされる。なお、共重合体は、上
記可溶性の共重合体セグメントと不溶性の重合体セグメ
ントからなるグラフト共重合体であることが好ましい
が、両セグメントを有する共重合体であれば、必ずしも
これのみに限定されるわけでない。
【0017】本発明の静電潜像用液体カラー現像剤セッ
トは、着色剤として、イエローはジスアゾイエロー、マ
ゼンタはモノアゾレーキ、シアンは銅フタロシアニン顔
料、ブラックはカーボンブラックとC.I.ソルベント
ブラック5もしくは7の4色をセットとして用いるとこ
ろに特徴を有する。かかる組み合わせにおいて好ましく
はジスアゾイエローAAA(C.I.Pigment
Yellow12)、ブリリアントカーミン6B(C.
I.Pigment Red 57:1)、フタロシア
ニンブルー(C.I.Pigment Blue 1
5:3)、ブラックとしてカーボンブラックとC.I.
Solvent Black5もしくは7の組み合わせ
がさらに好ましい。
【0018】この組み合わせ以外の顔料を使用した場合
には、イエローとマゼンタの重ね色であるレッド、イエ
ローとシアンの重ね色であるグリーン、マゼンタとシア
ンの重ね色であるブルーの色相が原稿に比べ異なるなど
の問題が生じる。
【0019】また、ブラックでは、カーボンブラック単
独、もしくはC.I.Solvent Black5も
しくは7単独の場合には、印字濃度が薄いなどの問題が
生じる。かかるカーボンブラックとしては、ファーネス
ブラック、アセチレンブラック、チャンネルブラックな
どが使用できるが、特にファーネスブラックを使用する
ことが好ましい。さらに、着色力の点から比表面積が1
00m2 /g以上のカーボンブラックを使用することが
好ましい。
【0020】カーボンブラックの具体例としては、コロ
ンビヤン・カーボン社製のRaven1500、125
5、1170、3500、三菱化学社製のMA7、MA
77、MA8、MA11、MA00、MA600、キャ
ボット社製のMogul L、MONARCH100
0、800、REGAL660などを使用することがで
きる。
【0021】C.I.Solvent Black5の
具体例としては、オリエント化学社製のボントロンN−
05、C.I.Solvent Black7の具体例
としては、オリエント化学社製のボントロンN−07を
使用することができる。
【0022】カーボンブラックとC.I.Solven
t Black5もしくは7の添加量比は1:3以上
2:1以下であることが好ましい。さらに好ましくは
1:2以上3:2以下である。
【0023】カーボンブラックとC.I.Solven
t Black5もしくは7の添加量比が1:3未満の
場合には着色剤の耐候性に問題が生じる場合があり、添
加量比が2:1を超える場合には着色力が十分でなく印
字濃度が薄いなどの問題が生じる場合がある。
【0024】カーボンブラックとC.I.Solven
t Black5もしくは7を合わせた着色剤の固形分
の現像剤の固形分中の割合は、25重量%以上80重量
%以下、さらに好ましくは30重量%以上70重量%以
下が好ましい。固形分が25重量%未満の場合には印字
濃度が不足となり、80重量%を超える場合には定着性
が不良となる。
【0025】比表面積はASTMD3037−73に従
ってBET法によって測定する。また、ブラック以外の
顔料の固形分の現像剤の固形分中の割合は、25重量%
以上80重量%以下、さらに好ましくは30重量%以上
70重量%以下が好ましい。固形分が25重量%未満の
場合には印字濃度が不足となり、80重量%を超える場
合には定着性が不良となる。
【0026】また、現像剤の荷電特性を良好にするため
には、顔料の比電導度として、イエローで100μs/
cm以下、マゼンタで500μs/cm以下、シアンで
200μs/cm以下であることが好ましい。この上限
を超える場合には白地汚れが生じるなどの問題が起こ
る。
【0027】顔料の比電導度の測定方法としては、試料
の顔料の乾燥物5gを300mlビーカーに量り取り、
エタノール1mlを加えて良く湿潤させた後、イオン交
換水(比電導度5μs/cm以下、PH7.0±1.
0)200mlを加え良く降り混ぜる。次に5分間煮沸
し、煮沸されたイオン交換水を常温になるまで水冷し、
250mlフラスコに洗い移し、イオン交換水を標線ま
で加え良く降り混ぜる。次に濾紙(東洋濾紙No5C)
を用いて濾過する。濾液の最初の約30mlは捨て、残
りをビーカーに受け、得られた25mlについて電導度
計を用いて測定する。
【0028】イエロー用顔料の具体例としては、セイカ
ファーストイエロー2300、H7055、2340T
N、G2300、2300M(大日精化製)、ファイネ
スイエローG20S−12E、ライオノールイエローG
R、GRO、No1206ライオノールイエロー(東洋
インキ製)、シムラファーストイエローGF、KETイ
エロー406(大日本インキ製)などを使用することが
できる。
【0029】マゼンタ用顔料の具体例としては、セイカ
ファーストカーミン6B70−1(F)、6B1476
T−7、6B1478、6B1480、6B1483L
T、6B1488、6B70M(大日精化製)、ブリリ
アントカーミン6BA、ライオノールレッド6BFG4
215、6BFG4200(東洋インキ製)、シムラフ
ァーストカーミン6B、ケットレッド306、307
(大日本インキ製)などを使用することができる。
【0030】シアン用顔料の具体例としては、クロモフ
ァインブルー4920、4927、4920G、KB
N、4930、4933M、4935、4938(大日
精化製)、No.700−10シアニンブルー、リオノ
ールブルーFG−7350(東洋インキ製)、ファスト
ゲンブルーTGRケットブルー104(大日本インキ
製)などを使用することができる。
【0031】本発明の靜電潜像用液体カラー現像剤に
は、分散安定剤として、ポリスチレン基準の分子量で
1,500〜100,000の範囲の高級脂肪族ポリエ
ステルが含まれることが好ましい。
【0032】高級脂肪族ポリエステルは、前記特定の結
着剤とあいまって、トナーの分散安定性、保存性、印字
性能が著しく向上する。高級脂肪族ポリエステルは、任
意の方法で製造可能であるが、例えば高級脂肪酸とアル
コールの重縮合反応によりあるいはヒドロキシ基含有高
級脂肪酸の重縮合によって製造できる。
【0033】使用する高級脂肪酸およびヒドロキシ基含
有高級脂肪酸としては、Cが11以上の高級脂肪酸を示
す。これらの具体例としては、デカリン酸、ラウリン
酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、パルミトオレイン
酸、ステアリン酸、オレイン酸、バクセン酸、リノール
酸、リノレン酸、エレオステアリン酸、アラキジン酸、
ベヘン酸、セロチン酸、モンタン酸などを使用すること
ができる。これらの酸は1箇所以上置換されていてもよ
く、置換基の例としては、−OH、−CH3 、−C2
5 どを使用することができる。特にヒドロキシステアリ
ン酸、ヒドロキシパルミチン酸、ヒドロキシアラキジン
酸が好ましく用いられる。さらに高級脂肪族ポリエステ
ルがポリスチレン基準の分子量で好ましくは1,500
〜100,000、さらに好ましくは2,000〜1
0,000の範囲の高級脂肪族ポリエステルであること
がよい。1,500未満では分散安定性が不十分にな
り、100,000を越えると高粘度となり、分散が不
十分になる。このようなヒドロキシステアリン酸のポリ
エステルとしては例えばKF−1000(川研ファイン
ケミカル(株)製)を使用することができるが、これに
限定されるものではない。
【0034】また、分散安定剤としては、下記一般式
1、2、3の中から選ばれる1種類以上の化合物が含ま
れていることが好ましい。
【0035】
【化4】
【化5】
【化6】 上記化合物は、前記特定の樹脂とあいまって、トナーの
分散安定性、保存性、印字性能が著しく向上する。具体
例としては、ラウリン酸メチル、ミリスチン酸メチル、
パルミチン酸メチル、ステアリン酸メチル、オレイン酸
メチル、リノール酸メチル、リノレン酸メチル、リシノ
ール酸メチル、アラキジン酸メチル、ベへン酸メチル、
エルカ酸メチル、リグノセリン酸メチル、オクタコサン
酸メチル、ラウリン酸エチル、ドデカン酸エチル、ミリ
スチン酸エチル、パルミチン酸エチル、ステアリン酸エ
チル、オレイン酸エチル、リノール酸エチル、リノレイ
ン酸エチル、リシノール酸エチル、リシノエライジン酸
エチル、ノナデカン酸エチル、アラキジン酸エチル、ベ
へン酸エチル、ブラシジン酸エチル、リグノセリン酸エ
チル、オクタコサン酸メチル、ウンデカン酸ブチル、ラ
ウリン酸ビニル、ラウリン酸ブチル、ラウリン酸オクタ
デシル、ラウリン酸ラウリル、ミリスチン酸イソプロピ
ル、ミリスチン酸ブチル、ミリスチン酸テトラデシル、
ミリスチン酸セチル、パルミチン酸ビニル、パルミチン
酸イソプロピル、パルミチン酸ブチル、パルミチン酸オ
クチル、パルミチン酸ペンタデシル、ステアリン酸ビニ
ル、ステアリン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、
ステアリン酸オクチル、ステアリン酸ステアリル、ステ
アリン酸トリアコンチルト、ペトロセリン酸イソプロピ
ル、7 ー オクタデセン酸プロピル、オレイン酸プロピ
ル、オレイン酸オレイル、エライジン酸イソブチル、10
ー オクタデセン酸プロピル、リシニール酸イソプロピ
ル、ベヘン酸ヘベニル、ベヘン酸ドコシル、リグノセリ
ン酸テトラコシル、メリシン酸ミリシル、1-,9- ノナメ
チレンジカルボン酸モノメチル、1-,9- ノナメチレンジ
カルボン酸ジメチル、1-,9- ノナメチレンジカルボン酸
モノエチル、1-,9- ノナメチレンジカルボン酸ジエチ
ル、1-,10-デカメチレンジカルボン酸モノメチル、1-,1
0-デカメチレンジカルボン酸ジメチル、1-,10-デカメチ
レンジカルボン酸モノエチル、1-,10-デカメチレンジカ
ルボン酸ジエチル、1-,12-ドデカメチレンジカルボン酸
モノメチル、1-,12-ドデカメチレンジカルボン酸ジメチ
ル、1-,12-ドデカメチレンジカルボン酸モノエチル、1
-,12-ドデカメチレンジカルボン酸ジエチル、1-,16-ヘ
キサデカメチレンジカルボン酸モノメチル、1-,16-ヘキ
サデカメチレンジカルボン酸ジメチル、1-,16-ヘキサデ
カメチレンジカルボン酸モノエチル、1-,16-ヘキサデカ
メチレンジカルボン酸ジエチル、1-,16-ヘキサデカメチ
レンジカルボン酸ジプロピル、1-,16-ヘキサデカメチレ
ンジカルボン酸ジイソプロピル、1-,16-ヘキサデカメチ
レンジカルボン酸ジブチル、1-,16-ヘキサデカメチレン
ジカルボン酸ジイソブチル、1-,16-ヘキサデカメチレン
ジカルボン酸ジペンチル等を使用することができるがこ
れに限定するものではない。好ましくは、R基は、好ま
しくは9≦n≦25であり、さらに好ましくは9≦n≦
20である。上記にうちでもモノエステルが特に好まし
い。上記化合物の添加量としては、現像剤の不揮発成分
全体の好ましくは0.05〜15wt%、さらに好ましく
は0.1〜15wt%、特に好ましくは0.1〜12wt%
である。
【0036】本発明に使用される分散剤は、トナーの分
散安定性、保存性を向上させ得るものであればよく、例
えばナフテン酸、オクチル酸、ステアリン酸、アルキリ
ン酸、アルキルベンゼンスルホン酸、樹脂酸、脂肪酸の
金属塩が好ましく用いられる。上記金属塩を構成する金
属としては、Li、Ca、Ba、Zr、Mn、Co、N
i、Cu、Zn、Cd、Al、Pt等の金属および遷移
金属が有効である。特にアルミニウムオキサイドアシレ
ートの多量体好ましくは三量体も好ましく用いられる。
アルミニウムオキサイド・アシレートの多量体は例えば
“オリープ”AOS(ホープ製薬(株)製)、“オリー
プ”AOO(ホープ製薬(株)製)、潤滑剤OA−S
(川研ファインケミカル(株)製)、潤滑剤OA−O
(川研ファインケミカル(株)製)が特に好ましく用い
られる。
【0037】本発明の代表的な組成物の不揮発分中の割
合として次のような組成が好ましい。
【0038】 樹脂 10〜75重量部 着色剤 25〜80重量部 分散安定剤 0.05〜15重量部 分散剤 0.05〜10重量部 さらに、このような組成物が電気絶縁性の炭化水素溶剤
中に0.05〜5重量%に希釈された状態で現像剤セッ
トとして使用される。
【0039】本発明に係る液体現像剤を製造する方法と
しては、液体を混合、分散する種々の公知の方法によっ
て製造出来る。例えば共重合体の分散液と着色剤、分散
剤と上記化合物との混合物を脂肪族炭化水素系溶剤中で
ボールミル、サンドミル、アトライター等で均一に混練
して、従来と同様、1〜20wt%程度の不揮発分を有す
る濃縮現像剤を調製し、この濃縮トナーを前記脂肪族炭
化水素系溶剤で不揮発分が0.05〜5wt%程度になる
ように希釈することによって現像剤調製することができ
る。
【0040】本発明の液体現像剤は、電子写真方式また
は静電記録方式により得られた静電潜像を現像すること
ができ、これらの現像剤として有効に用いられる。
【0041】本発明は、特にイオン流によってイオン画
像を形成するイオンプリンターを用いて記録媒体上にイ
オンパターンを形成し、このイオンパターン形成画像に
従って現像して情報記録、画像記録体を得るフルカラー
イオンフロー記録法の現像剤として有効に用いられる。
【0042】
【実施例】以下に本発明の実施例を示す。以下、部数は
重量部を意味する。
【0043】参考例1 脂肪族系溶剤“アイソパー”H(エクソン化学(株)
製)490部を90℃に加熱撹拌している中へ、メタク
リル酸2−エチルヘキシル140部、メタクリル酸ベン
ジル60部、ドデシルメルカプタン4部、アゾビスイソ
ブチロニトリル2部の混合液を1時間かけて滴下させた
後、さらに1時間90℃で加熱撹拌しながら重合反応さ
せた。次いで、酢酸ビニル250部、メタクリル酸2−
エチルヘキシル35部、メタクリル酸ベンジル15部、
過酸化ベンゾイル1部の混合液を3時間かけて滴下させ
て90℃に保って重合反応を進めた。滴下後一時間ごと
に3回、0.1部のアゾビスイソブチロニトリルを加え
た後重合をおなった。
【0044】得られた溶液は、極めて分散安定性の優れ
た白色エマルジョンであった。このエマルジョンの不揮
発分は50wt%であった。上記製造例において、可溶性
の共重合体セグメントは、メタクリル酸2−エチルヘキ
シル140部とメタクリル酸ベンジル60部との共重合
体セグメントであり、不溶性の重合体セグメントは、酢
酸ビニル250部とメタクリル酸2−エチルヘキシル3
5部とメタクリル酸ベンジルとの共重合体セグメントで
ある。
【0045】 実施例1 (1)シアン濃縮現像剤 参考例1で得た樹脂 100部 No.700−10 シアニンブルー 50部 (東洋インキ製造(株)製) 比電導度:95μs/cm 固形分中の顔料濃度 43% アルミニウムオキサイドステアレート 10部 (ホープ製薬(株)製“オリープ”AOS) オレイン酸メチル 6部 (日本油脂(株)製ユニスターM−182A) “アイソパー”G 150部 (エッソ化学(株)製) (2)マゼンタ濃縮現像剤 参考例1で得た樹脂 100部 ライオノールレッド6B FG−4213 50部 (東洋インキ製造(株)製) 比電導度:255μs/cm 固形分中の顔料濃度 43% アルミニウムオキサイドステアレート 5部 (ホープ製薬(株)製“オリープ”AOS) オレイン酸メチル 3部 (日本油脂(株)製ユニスターM−182A) “アイソパー”G 150部 (エッソ化学(株)製) (3)イエロー濃縮現像剤 参考例1で得た樹脂 100部 ファイネスイエローG20S−12E 50部 (東洋インキ製造(株)製) 比電導度:34μs/cm 固形分中の顔料濃度 43% アルミニウムオキサイドステアレート 10部 (ホープ製薬(株)製“オリープ”AOS) オレイン酸メチル 6部 (日本油脂(株)製ユニスターM−182A) “アイソパー”G 150部 (エッソ化学(株)製) (4)ブラック濃縮現像剤 参考例1で得た樹脂 100部 MOGUL L(キャブラック社製) 20部 (比表面積:138m2 /g) ボントロンN−05(オリエント化学製) 30部 アルミニウムオキサイドステアレート 10部 (ホープ製薬(株)製“オリープ”AOS) オレイン酸メチル 6部 (日本油脂(株)製ユニスターM−182A) “アイソパー”G 150部 (エッソ化学(株)製) 上記4種の濃縮現像剤をアトライターで5時間混練した
後、さらに“アイソパー”Gを550部加えて2時間混
練して濃縮トナーを得、これを40部とり、960部の
“アイソパー”Gに希釈して現像剤を得た。この現像剤
を用いて静電記録方式により得られた潜像をもつ静電記
録紙を現像したところ、荒れのない明瞭な画像が得られ
た。
【0046】また、原稿に対してイエロー、マゼンタ、
シアンの一次色の色差をΔE<1以内に押さえた場合、
二次色の色差ΔE=2.3で、良好な再現性を示した。
【0047】ここで、色差の測定は、ミノルタ社製色彩
色差計CR−121を用いて測定した。また、各色の印
字濃度は1.2以上と十分な印字濃度が得られた。
【0048】印字濃度の測定はマクベス社製RD−91
8を用いて行った。
【0049】さらに、この現像剤で200枚印字を続け
ても良好な印字物が再現性良く得られた。 実施例2 実施例1の顔料の代わりに次の顔料を用いてフルカラー
現像液を作成した。
【0050】イエロー:セイカファーストイエロー23
00(大日精化製) マゼンタ:セイカファーストカーミン6B1480(大
日精化製) シアン:クロモファインブルー4920(大日精化製) このフルカラー現像剤を用いて実施例1と同様に印字を
行ったところ、荒れのない明瞭な画像が得られた。
【0051】また、実施例1と同様に原稿に対してイエ
ロー、マゼンタ、シアンの一次色の色差をΔE<1以内
に押さえた場合、二次色の色差ΔE=1.8で、良好な
再現性を示した。また、各色の印字濃度は1.2以上と
十分な印字濃度が得られた。さらに、この現像剤で20
0枚印字を続けても良好な印字物が再現性良く得られ
た。
【0052】 実施例3 (1)シアン濃縮現像剤 参考例1で得た樹脂 48部 No.700−10 シアニンブルー 16部 (東洋インキ製造(株)製) 比電導度:95μs/cm 固形分中の顔料濃度 40% アルミニウムオキサイドステアレート 3部 (ホープ製薬(株)製“オリープ”AOS) ポリグリセリン脂肪酸エステル 2部 (川研ファインケミカル(株)KF−750) “アイソパー”G 220部 (エッソ化学(株)製) (2)マゼンタ濃縮現像剤 参考例1で得た樹脂 48部 ライオノールレッド6B FG−4213 16部 (東洋インキ製造(株)製) 比電導度:255μs/cm 固形分中の顔料濃度 40% アルミニウムオキサイドステアレート 3部 (ホープ製薬(株)製“オリープ”AOS) ステアリン酸オクタデシル 2部 (日本油脂(株)製ユニスターM9676) “アイソパー”G 220部 (エッソ化学(株)製) (3)イエロー濃縮現像剤 参考例1で得た樹脂 48部 ファイネスイエローG20S−12E 16部 (東洋インキ製造(株)製) 比電導度:34μs/cm 固形分中の顔料濃度 40% アルミニウムオキサイドステアレート 6部 (ホープ製薬(株)製“オリープ”AOS) ポリグリセリン脂肪酸エステル 2部 (川研ファインケミカル(株)KF−750) “アイソパー”G 220部 (エッソ化学(株)製) (4)ブラック濃縮現像剤 参考例1で得た樹脂 55部 MA−100(三菱化学社製) 11部 (比表面積:134m2 /g) ボントロンN−07(オリエント化学製) 16部 アルミニウムオキサイドステアレート 2部 (ホープ製薬(株)製“オリープ”AOS) ステアリン酸オクタデシル 3部 (日本油脂(株)製ユニスターM9676) “アイソパー”G 220部 (エッソ化学(株)製) 上記4種の濃縮現像剤をアトライターで5時間混練した
後、さらに“アイソパー”Gを550部加えて2時間混
練して濃縮トナーを得、これを40部とり、960部の
“アイソパー”Gに希釈して現像剤を得た。この現像剤
を用いて静電記録方式により得られた潜像をもつ静電記
録紙を現像したところ、荒れのない明瞭な画像が得られ
た。また、原稿に対してイエロー、マゼンタ、シアンの
一次色の色差をΔE<1以内に押さえた場合、二次色の
色差ΔE=1.7で、良好な再現性を示した。また、各
色の印字濃度は1.2以上と十分な印字濃度が得られ
た。さらに、この現像剤で200枚印字を続けても良好
な印字物が再現性良く得られた。
【0053】比較例1 実施例1の顔料の代わりにイエローとして、ライオノー
ルイエローFGG−2(東洋インキ製造(株)製)を用
いて印字した結果、イエローとマゼンタの二次色である
レッド部でΔE=4.1を示し、目で見て違いが生じ、
再現性が不十分であった。
【0054】比較例2 実施例1の顔料の代わりにマゼンタとして、ライオノー
ルレッド498(東洋インキ製造(株)製)を用いて印
字した結果、シアンとマゼンタの二次色であるブルー部
でΔE=5.6を示し、目で見て違いが生じ、再現性が
不十分であった。
【0055】比較例3 実施例1の顔料の代わりにシアンとして、ミロリブルー
690(大日精化製)を用いて印字した結果、シアンと
イエローの二次色であるグリーン部でΔE=3.7を示
し、目で見て違いが生じ、再現性が不十分であった。
【0056】比較例4 ブラック用濃縮現像剤として、次の組成のものを用いる
以外は実施例1と同様にして、現像剤セットを作成し
た。
【0057】 参考例1で得た樹脂 100部 MA−100(三菱化学社製) 50部 アルミニウムオキサイドステアレート 10部 (ホープ製薬(株)製“オリープ”AOS) オレイン酸メチル 6部 (日本油脂(株)製ユニスターM−182A) “アイソパー”G 150部 (エッソ化学(株)製) かかる組成物から実施例1と同様にして現像剤を得た
後、印字を行ったところ、ブラックの印字濃度0.8と
十分な印字濃度を得ることができなかった。
【0058】比較例5 ブラック用濃縮現像剤として、次の組成のものを用いる
以外は実施例1と同様にして、現像剤セットを作成し
た。
【0059】 参考例1で得た樹脂 100部 ボントロンN−05(オリエント化学製) 50部 アルミニウムオキサイドステアレート 10部 (ホープ製薬(株)製“オリープ”AOS) オレイン酸メチル 6部 (日本油脂(株)製ユニスターM−182A) “アイソパー”G 150部 (エッソ化学(株)製) かかる組成物から実施例1と同様にして現像剤を得た
後、印字を行ったところ、ブラックの印字濃度0.6と
十分な印字濃度を得ることができなかった。
【0060】
【発明の効果】本発明によれば、印字濃度、画像再現
性、原稿の色とのマッチングならびに印字画像鮮明性の
いずれにも優れた印字物を提供することができる。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着色剤として、イエローはジスアゾイエ
    ロー、マゼンタはモノアゾレーキ、シアンは銅フタロシ
    アニン顔料、ブラックはカーボンブラックとC.I.ソ
    ルベントブラック5もしくは7の4色をセットとして用
    いることを特徴とする静電潜像用液体カラー現像剤セッ
    ト。
  2. 【請求項2】 該着色剤が、電気絶縁性の脂肪族炭化水
    素溶剤、樹脂、分散剤、および、高級脂肪酸エステルお
    よび高級脂肪酸ポリエステルから選ばれた少なくとも1
    種とで、現像剤セットを構成している請求項1記載の静
    電潜像用液体カラー現像剤セット。
  3. 【請求項3】 該樹脂が、アクリル酸アルキルおよびメ
    タクリル酸アルキルから選ばれた1種以上とアクリル酸
    シクロアルキル、メタクリル酸シクロアルキルおよびア
    クリル酸アラルキルまたはメタクリル酸アラルキルから
    選ばれた1種以上を主構成成分とし、かつ前記脂肪族炭
    化水素溶剤に可溶性の共重合セグメントと酢酸ビニルを
    主構成成分とする前記溶剤に不溶性の重合セグメントか
    らなり、全体として前記溶剤に不溶性の非ゲル状の共重
    合体である請求項2記載の静電潜像用液体カラー現像剤
    セット。
  4. 【請求項4】 該分散剤が、ナフテン酸金属塩、オクチ
    ル酸金属塩、ステアリン酸金属塩、アルキリン酸金属
    塩、アルキルベンゼンスルホン酸金属塩、樹脂酸金属
    塩、脂肪酸金属塩から選ばれた少なくとも1種類である
    請求項2記載の静電潜像用液体カラー現像剤セット。
  5. 【請求項5】 該高級脂肪酸エステルおよび高級脂肪酸
    ポリエステルが、ポリスチレン基準の分子量が1,50
    0〜100,000の範囲にあるものであるか、もしく
    は、下記一般式1、2、3の中から選ばれる少なくとも
    1種類の化合物である請求項2記載の静電潜像用液体カ
    ラー現像剤セット。 【化1】 【化2】 【化3】
  6. 【請求項6】 該静電潜像用液体カラー現像剤セット
    が、イオン流によって記録媒体上に形成されたイオン画
    像パターンを液体現像剤によって現像し、フルカラー画
    像形成させるプロセスに用いられるものである請求項1
    〜5のいずれかに記載の静電潜像用液体カラー現像剤セ
    ット。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の静電潜
    像用液体カラー現像剤セットを用いて、イオン流によっ
    て記録媒体上に形成されたイオン画像パターンを現像
    し、フルカラー画像を形成することを特徴とする画像形
    成方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9880481B2 (en) 2013-09-27 2018-01-30 Konica Minolta, Inc. Liquid developer set

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