JPH10253979A - 液晶ディスプレイ - Google Patents
液晶ディスプレイInfo
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- JPH10253979A JPH10253979A JP6068297A JP6068297A JPH10253979A JP H10253979 A JPH10253979 A JP H10253979A JP 6068297 A JP6068297 A JP 6068297A JP 6068297 A JP6068297 A JP 6068297A JP H10253979 A JPH10253979 A JP H10253979A
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- Japan
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- liquid crystal
- transparent substrate
- glass substrate
- crystal panel
- electrode pattern
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- Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 第1及び第2のガラス基板間に液晶を封入し
てなる液晶パネルと、第1のガラス基板の電極パターン
を駆動する第1の駆動回路と、第2のガラス基板の電極
パターンを駆動する第2の駆動回路とを有した液晶ディ
スプレイに関し、液晶パネルの表裏反転を頻繁に行うこ
となく駆動回路の実装を行える液晶ディスプレイを提供
することを目的とする。 【解決手段】 ガラス基板20における電極パターン側
の面20aには、透明基板21の片面が接合されてい
る。透明基板21のこの接合面21aには、駆動回路2
2とガラス基板20の電極パターンとを接続する配線パ
ターン21bが形成されている。
てなる液晶パネルと、第1のガラス基板の電極パターン
を駆動する第1の駆動回路と、第2のガラス基板の電極
パターンを駆動する第2の駆動回路とを有した液晶ディ
スプレイに関し、液晶パネルの表裏反転を頻繁に行うこ
となく駆動回路の実装を行える液晶ディスプレイを提供
することを目的とする。 【解決手段】 ガラス基板20における電極パターン側
の面20aには、透明基板21の片面が接合されてい
る。透明基板21のこの接合面21aには、駆動回路2
2とガラス基板20の電極パターンとを接続する配線パ
ターン21bが形成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一方の面に透明の
電極パターンが形成された第1及び第2のガラス基板
を、電極パターン側の面が向かい合うように対向配置す
ると共に、第1及び第2のガラス基板間に液晶を封入し
てなる液晶パネルと、第1のガラス基板の電極パターン
を駆動する第1の駆動回路と、第2のガラス基板の電極
パターンを駆動する第2の駆動回路とを有した液晶ディ
スプレイに関する。
電極パターンが形成された第1及び第2のガラス基板
を、電極パターン側の面が向かい合うように対向配置す
ると共に、第1及び第2のガラス基板間に液晶を封入し
てなる液晶パネルと、第1のガラス基板の電極パターン
を駆動する第1の駆動回路と、第2のガラス基板の電極
パターンを駆動する第2の駆動回路とを有した液晶ディ
スプレイに関する。
【0002】液晶ディスプレイはパーソナルコンピュー
タ,ワードプロセッサ等のOA分野やカラーテレビ等の
民生分野のディスプレイとして広く用いられており、C
RT(Cathode Ray Tube)ディスプレイの代わりに液晶
ディスプレイを用いた電子機器が増加してきている。こ
のような電子機器の普及に伴い、生産性に優れ、低コス
トの液晶ディスプレイが強く要望されている。
タ,ワードプロセッサ等のOA分野やカラーテレビ等の
民生分野のディスプレイとして広く用いられており、C
RT(Cathode Ray Tube)ディスプレイの代わりに液晶
ディスプレイを用いた電子機器が増加してきている。こ
のような電子機器の普及に伴い、生産性に優れ、低コス
トの液晶ディスプレイが強く要望されている。
【0003】
【従来の技術】単純マトリクス方式の液晶ディスプレ
イ、例えば、STN(Super Twisted Nematic)液晶パ
ネルを用いたディスプレイは、TFT(Thin Film Tran
sistor)液晶パネルを用いたディスプレイに比べて、価
格が低いが画質で劣るとされている。この画質上の欠点
を解消するために、複数の走査線を同時に選択しながら
液晶の各画素を駆動するアクティブ駆動法が提案され、
画質向上が図られてきている。
イ、例えば、STN(Super Twisted Nematic)液晶パ
ネルを用いたディスプレイは、TFT(Thin Film Tran
sistor)液晶パネルを用いたディスプレイに比べて、価
格が低いが画質で劣るとされている。この画質上の欠点
を解消するために、複数の走査線を同時に選択しながら
液晶の各画素を駆動するアクティブ駆動法が提案され、
画質向上が図られてきている。
【0004】図13は従来の単純マトリクス方式の液晶
ディスプレイの正面図で、図14は図13のA−A断面
の模式的構成図(液晶等を省略)、図15は図13のB
−B断面の模式的構成図(液晶等を省略)、図16は図
13中の液晶パネルの内部構造説明図である。
ディスプレイの正面図で、図14は図13のA−A断面
の模式的構成図(液晶等を省略)、図15は図13のB
−B断面の模式的構成図(液晶等を省略)、図16は図
13中の液晶パネルの内部構造説明図である。
【0005】特に図16に示すように、第1及び第2の
ガラス基板1,2の一方の面には、透明の電極パターン
1a,2a(図16にのみ図示)が形成され、更に、こ
の電極パターン1a,2aの表面に、図示しない絶縁層
や配向膜が形成されている。第1及び第2のガラス基板
1,2の他方の面には、直線偏光を行ったり取り出した
りする偏光板3,4(図16にのみ図示)が貼り付けら
れている。
ガラス基板1,2の一方の面には、透明の電極パターン
1a,2a(図16にのみ図示)が形成され、更に、こ
の電極パターン1a,2aの表面に、図示しない絶縁層
や配向膜が形成されている。第1及び第2のガラス基板
1,2の他方の面には、直線偏光を行ったり取り出した
りする偏光板3,4(図16にのみ図示)が貼り付けら
れている。
【0006】これらガラス基板1,2は、電極パターン
1a,2aが直角に交差するように、電極パターン1
a,2a側の面を向かい合わせて対向配置されている。
又、両ガラス基板1,2間の空間には、液晶5(図16
にのみ図示)が封入されている。これにより、液晶パネ
ル6が構成される。
1a,2aが直角に交差するように、電極パターン1
a,2a側の面を向かい合わせて対向配置されている。
又、両ガラス基板1,2間の空間には、液晶5(図16
にのみ図示)が封入されている。これにより、液晶パネ
ル6が構成される。
【0007】液晶パネル6を構成する第1のガラス基板
1の電極パターン1aには、この電極パターン1aを駆
動する第1の駆動回路として、ドライバICのベアチッ
プ7aが実装されたTCP(Tape Carrier Package)7
が接続されている。
1の電極パターン1aには、この電極パターン1aを駆
動する第1の駆動回路として、ドライバICのベアチッ
プ7aが実装されたTCP(Tape Carrier Package)7
が接続されている。
【0008】同様に、第2のガラス基板2の電極パター
ン2aには、電極パターン2aを駆動する第2の駆動回
路として、ドライバICのベアチップ8aが実装された
TCP8が接続されている。図13は、液晶パネル6を
上下に2分割して(電極パターン2aが中央で切断され
ている)、それぞれの画面について同時に走査を行うD
STN(dual scan STN)タイプの構成を示している。
このため、TCP8が液晶パネル6の上下に位置してい
る。
ン2aには、電極パターン2aを駆動する第2の駆動回
路として、ドライバICのベアチップ8aが実装された
TCP8が接続されている。図13は、液晶パネル6を
上下に2分割して(電極パターン2aが中央で切断され
ている)、それぞれの画面について同時に走査を行うD
STN(dual scan STN)タイプの構成を示している。
このため、TCP8が液晶パネル6の上下に位置してい
る。
【0009】各TCP7,8には、それぞれ、電子部品
9aが実装されたコモン側のプリント基板9,電子部品
10aが実装されたセグメント側のプリント基板10が
接続されている。又、プリント基板10には、上記各ド
ライバIC等に電源供給を行う電源基板11が接続され
ている。
9aが実装されたコモン側のプリント基板9,電子部品
10aが実装されたセグメント側のプリント基板10が
接続されている。又、プリント基板10には、上記各ド
ライバIC等に電源供給を行う電源基板11が接続され
ている。
【0010】この液晶パネル6においては、ドライバI
Cにより電極パターン1a,2a間に電圧が印加され、
この電圧印加により選択されたクロスポイント部分の液
晶5が駆動され、図示しないバックライトの光が液晶パ
ネル6を通過することになる。
Cにより電極パターン1a,2a間に電圧が印加され、
この電圧印加により選択されたクロスポイント部分の液
晶5が駆動され、図示しないバックライトの光が液晶パ
ネル6を通過することになる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記構造の液晶ディス
プレイでは、ガラス基板1の電極パターン1aは図16
における下面側に形成され、ガラス基板2の電極パター
ン2aは図16における上面側に形成されている。
プレイでは、ガラス基板1の電極パターン1aは図16
における下面側に形成され、ガラス基板2の電極パター
ン2aは図16における上面側に形成されている。
【0012】よって、液晶パネル6のガラス基板1,2
にTCP7,8を接着する場合、液晶パネル6の表側を
上に向けた図16の状態で、ガラス基板2にTCP8を
接着し、この接着作業後、液晶パネル6の表裏を反転し
て液晶パネル6の裏側を上に向けた状態で、ガラス基板
1にTCP7を接着しなければならない。同様に、TC
P7,8とプリント基板9,10の接続時にも、液晶パ
ネル6の表裏を反転しなければならない。
にTCP7,8を接着する場合、液晶パネル6の表側を
上に向けた図16の状態で、ガラス基板2にTCP8を
接着し、この接着作業後、液晶パネル6の表裏を反転し
て液晶パネル6の裏側を上に向けた状態で、ガラス基板
1にTCP7を接着しなければならない。同様に、TC
P7,8とプリント基板9,10の接続時にも、液晶パ
ネル6の表裏を反転しなければならない。
【0013】このため、TCP7,8等の実装工程にお
いて、液晶パネル6の表裏反転を何度も行わなければな
らず、液晶パネル6が破損したり、実装したTCP7,
8等が剥がれたり破損したりするという問題があった。
いて、液晶パネル6の表裏反転を何度も行わなければな
らず、液晶パネル6が破損したり、実装したTCP7,
8等が剥がれたり破損したりするという問題があった。
【0014】又、液晶パネル6の表裏からTCP7,8
を実装する構成であるため、液晶パネル6の表裏に実装
部品等が突き出ることになる。よって、液晶パネル6に
TCP7,8やプリント基板9,10を実装した状態
の、液晶ディスプレイユニットが厚くなり、液晶ディス
プレイを用いた電子機器の薄肉化を阻害するという問題
もあった。
を実装する構成であるため、液晶パネル6の表裏に実装
部品等が突き出ることになる。よって、液晶パネル6に
TCP7,8やプリント基板9,10を実装した状態
の、液晶ディスプレイユニットが厚くなり、液晶ディス
プレイを用いた電子機器の薄肉化を阻害するという問題
もあった。
【0015】本発明は上記の問題を解決するためになさ
れたもので、第1の課題は、液晶パネルの表裏反転を頻
繁に行うことなく駆動回路の実装を行える液晶ディスプ
レイを提供することにある。第2の課題は、薄肉化が可
能な液晶ディスプレイを提供することにある。
れたもので、第1の課題は、液晶パネルの表裏反転を頻
繁に行うことなく駆動回路の実装を行える液晶ディスプ
レイを提供することにある。第2の課題は、薄肉化が可
能な液晶ディスプレイを提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
一方の面に透明の電極パターンが形成された第1及び第
2のガラス基板を、前記電極パターン側の面が向かい合
うように対向配置すると共に、前記第1及び第2のガラ
ス基板間に液晶を封入してなる液晶パネルと、前記第1
のガラス基板の電極パターンを駆動する第1の駆動回路
と、前記第2のガラス基板の電極パターンを駆動する第
2の駆動回路とを有した液晶ディスプレイに関するもの
である。
一方の面に透明の電極パターンが形成された第1及び第
2のガラス基板を、前記電極パターン側の面が向かい合
うように対向配置すると共に、前記第1及び第2のガラ
ス基板間に液晶を封入してなる液晶パネルと、前記第1
のガラス基板の電極パターンを駆動する第1の駆動回路
と、前記第2のガラス基板の電極パターンを駆動する第
2の駆動回路とを有した液晶ディスプレイに関するもの
である。
【0017】図1及び図2に示すように、第1又は第2
のガラス基板に相当するガラス基板20における電極パ
ターン側の面20aには、透明基板21の片面が接合さ
れている。透明基板21のこの接合面21aには、駆動
回路22とガラス基板20の電極パターンとを接続する
配線パターン21bが形成されている。
のガラス基板に相当するガラス基板20における電極パ
ターン側の面20aには、透明基板21の片面が接合さ
れている。透明基板21のこの接合面21aには、駆動
回路22とガラス基板20の電極パターンとを接続する
配線パターン21bが形成されている。
【0018】この構成によれば、透明基板21を設ける
ことによって、第1又は第2の駆動回路22の実装方向
を反転できるため、液晶パネルへの第1及び第2の駆動
回路22の実装方向を一致させることができ、液晶パネ
ルの表裏反転を頻繁に行うことなく第1及び第2の駆動
回路22の実装を行えると共に、液晶ディスプレイの薄
肉化が可能になる。
ことによって、第1又は第2の駆動回路22の実装方向
を反転できるため、液晶パネルへの第1及び第2の駆動
回路22の実装方向を一致させることができ、液晶パネ
ルの表裏反転を頻繁に行うことなく第1及び第2の駆動
回路22の実装を行えると共に、液晶ディスプレイの薄
肉化が可能になる。
【0019】又、透明基板21が透明であるが故に、透
明基板21の液晶パネルへの取り付け時の位置決めや、
透明基板21への他の基板の取り付け時の位置決めを容
易に行うことができる。
明基板21の液晶パネルへの取り付け時の位置決めや、
透明基板21への他の基板の取り付け時の位置決めを容
易に行うことができる。
【0020】請求項2記載の発明では、第1及び第2の
ガラス基板の何れか一方のガラス基板にのみ透明基板2
1を設け、透明基板21が設けられたガラス基板側の駆
動回路22は透明基板21に、透明基板21が設けられ
ないガラス基板側の駆動回路は直接ガラス基板に、それ
ぞれ同方向から実装し、第1及び第2の駆動回路の実装
方向を一致させたことを特徴とするものである。この発
明では、1枚の透明基板21を用いるだけであり、最も
単純な構成となる。
ガラス基板の何れか一方のガラス基板にのみ透明基板2
1を設け、透明基板21が設けられたガラス基板側の駆
動回路22は透明基板21に、透明基板21が設けられ
ないガラス基板側の駆動回路は直接ガラス基板に、それ
ぞれ同方向から実装し、第1及び第2の駆動回路の実装
方向を一致させたことを特徴とするものである。この発
明では、1枚の透明基板21を用いるだけであり、最も
単純な構成となる。
【0021】請求項3記載の発明は、駆動回路22を透
明基板21上に実装したもので、例えば透明基板21を
ガラス基板で構成する場合は、駆動回路22をなすドラ
イバICのベアチップをこれに実装し、COG(Chip O
n Glass)という実装形態をとることができる。
明基板21上に実装したもので、例えば透明基板21を
ガラス基板で構成する場合は、駆動回路22をなすドラ
イバICのベアチップをこれに実装し、COG(Chip O
n Glass)という実装形態をとることができる。
【0022】請求項4記載の発明は、透明基板21をプ
ラスチック板で構成し、このプラスチック板に液晶パネ
ルの位置決め用のガイドを設けることにより、液晶パネ
ルのガラス基板の端面を突起でガイドする従来の構成を
とる必要がなくなる。この構成によれば、液晶パネルの
ガラス基板の端面に突起が当接しないため、ガラス基板
が破損する事態を避けることができる。
ラスチック板で構成し、このプラスチック板に液晶パネ
ルの位置決め用のガイドを設けることにより、液晶パネ
ルのガラス基板の端面を突起でガイドする従来の構成を
とる必要がなくなる。この構成によれば、液晶パネルの
ガラス基板の端面に突起が当接しないため、ガラス基板
が破損する事態を避けることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態例を図
面を用いて説明する。 (第1の形態例)図3は本発明の第1の形態例(単純マ
トリクス方式の液晶ディスプレイ)を示す正面図で、図
4は図3のC−C断面の模式的構成図(液晶等を省略)
である。
面を用いて説明する。 (第1の形態例)図3は本発明の第1の形態例(単純マ
トリクス方式の液晶ディスプレイ)を示す正面図で、図
4は図3のC−C断面の模式的構成図(液晶等を省略)
である。
【0024】本形態例における液晶パネル自体の構成
は、図13〜図16に示したものと全く同様である。即
ち、第1及び第2のガラス基板31,32の一方の面に
は、ITO(Indium Tin Oxide)等でなる透明の電極パ
ターンが形成され、更に、この電極パターンの表面に、
図示しない絶縁層や配向膜が形成されている。又、図示
しないが、第1及び第2のガラス基板31,32の他方
の面には、直線偏光を行ったり取り出したりする偏光板
が貼り付けられている。
は、図13〜図16に示したものと全く同様である。即
ち、第1及び第2のガラス基板31,32の一方の面に
は、ITO(Indium Tin Oxide)等でなる透明の電極パ
ターンが形成され、更に、この電極パターンの表面に、
図示しない絶縁層や配向膜が形成されている。又、図示
しないが、第1及び第2のガラス基板31,32の他方
の面には、直線偏光を行ったり取り出したりする偏光板
が貼り付けられている。
【0025】これらガラス基板31,32は、電極パタ
ーンが直角に交差するように、電極パターン側の面を向
かい合わせて対向配置されている。両ガラス基板31,
32間の空間には、液晶が封入されている。これによ
り、液晶パネル35が構成される。
ーンが直角に交差するように、電極パターン側の面を向
かい合わせて対向配置されている。両ガラス基板31,
32間の空間には、液晶が封入されている。これによ
り、液晶パネル35が構成される。
【0026】液晶パネル35を構成する第1のガラス基
板31の電極パターンには、電極パターンを駆動する第
1の駆動回路としてドライバICのベアチップ37aが
実装されたTCP37が、図13〜図16に示した従来
の構成とは異なり、ガラスやプラスチック等でなる透明
基板36を介して、接続されている。
板31の電極パターンには、電極パターンを駆動する第
1の駆動回路としてドライバICのベアチップ37aが
実装されたTCP37が、図13〜図16に示した従来
の構成とは異なり、ガラスやプラスチック等でなる透明
基板36を介して、接続されている。
【0027】この形態例における透明基板36は、幅w
の矩形をしており、第1のガラス基板31における電極
パターン側の面31aにその片面が接合されている。
又、透明基板36のこの接合面36aに、TCP37と
ガラス基板31の電極パターンとを接続する配線パター
ンが形成されている。
の矩形をしており、第1のガラス基板31における電極
パターン側の面31aにその片面が接合されている。
又、透明基板36のこの接合面36aに、TCP37と
ガラス基板31の電極パターンとを接続する配線パター
ンが形成されている。
【0028】一方、第2のガラス基板32の電極パター
ンには、図13〜図16に示した従来の構成と同様に、
電極パターンを駆動する第2の駆動回路として、ドライ
バICのベアチップ38aが実装されたTCP38が接
続されている。この液晶パネル35もDSTNタイプの
ものであるため、TCP38が液晶パネル35の上下に
位置している。
ンには、図13〜図16に示した従来の構成と同様に、
電極パターンを駆動する第2の駆動回路として、ドライ
バICのベアチップ38aが実装されたTCP38が接
続されている。この液晶パネル35もDSTNタイプの
ものであるため、TCP38が液晶パネル35の上下に
位置している。
【0029】各TCP37,38には、図13〜図16
に示した従来の構成と同様に、それぞれ、電子部品39
aが実装されたコモン側プリント基板39,図示しない
電子部品が実装されたセグメント側プリント基板40が
接続されている。又、プリント基板40には、上記各ド
ライバIC等に電源供給を行う電源基板41が接続され
ている。
に示した従来の構成と同様に、それぞれ、電子部品39
aが実装されたコモン側プリント基板39,図示しない
電子部品が実装されたセグメント側プリント基板40が
接続されている。又、プリント基板40には、上記各ド
ライバIC等に電源供給を行う電源基板41が接続され
ている。
【0030】この液晶パネル35においても、従来の構
成と同様に、ドライバICにより電極パターン間に電圧
が印加され、この電圧印加により選択されたクロスポイ
ント部分の液晶が駆動され、図示しないバックライトの
光が液晶パネル35を通過することになる。
成と同様に、ドライバICにより電極パターン間に電圧
が印加され、この電圧印加により選択されたクロスポイ
ント部分の液晶が駆動され、図示しないバックライトの
光が液晶パネル35を通過することになる。
【0031】上記構造の液晶ディスプレイでも、ガラス
基板31の電極パターンは図3における背面側に形成さ
れ、ガラス基板32の電極パターンは図3における前面
側に形成されている。しかし、液晶パネル35にTCP
37,38を接着する場合、TCP37については、ガ
ラス基板32に透明基板36を介して接続されることに
なる。
基板31の電極パターンは図3における背面側に形成さ
れ、ガラス基板32の電極パターンは図3における前面
側に形成されている。しかし、液晶パネル35にTCP
37,38を接着する場合、TCP37については、ガ
ラス基板32に透明基板36を介して接続されることに
なる。
【0032】このため、液晶パネル35の表側(図3に
おける前面側)から、ガラス基板32にTCP38を接
着し、この接着作業後、液晶パネル35の表裏を反転す
ることなく、透明基板36にTCP37を接着すること
ができる。同様に、TCP37,38とプリント基板3
9,40の接続時にも、液晶パネル35の表裏を反転す
る必要はない。
おける前面側)から、ガラス基板32にTCP38を接
着し、この接着作業後、液晶パネル35の表裏を反転す
ることなく、透明基板36にTCP37を接着すること
ができる。同様に、TCP37,38とプリント基板3
9,40の接続時にも、液晶パネル35の表裏を反転す
る必要はない。
【0033】よって、TCP37,38等の実装工程に
おいて、液晶パネル35の表裏反転作業が減少し、液晶
パネル35が破損したり、実装したTCP37,38等
が剥がれたり破損したりすることがない。
おいて、液晶パネル35の表裏反転作業が減少し、液晶
パネル35が破損したり、実装したTCP37,38等
が剥がれたり破損したりすることがない。
【0034】又、TCP37,38を液晶パネル35に
同一方向(表側)から実装する構成であるため、液晶パ
ネル35にTCP37,38やプリント基板39,40
を実装した状態での厚みは小さくなり、液晶ディスプレ
イを用いた電子機器の薄肉化を促進できる。
同一方向(表側)から実装する構成であるため、液晶パ
ネル35にTCP37,38やプリント基板39,40
を実装した状態での厚みは小さくなり、液晶ディスプレ
イを用いた電子機器の薄肉化を促進できる。
【0035】ちなみに、液晶パネル35とTCP37,
38との接着作業は、例えば、図5及び図6に示すよう
な装置を用いて行う。ここで、図5は接着装置の主要構
成を示す正面図、図6は図5の左側面図である。
38との接着作業は、例えば、図5及び図6に示すよう
な装置を用いて行う。ここで、図5は接着装置の主要構
成を示す正面図、図6は図5の左側面図である。
【0036】図5及び図6は、透明基板36にTCP3
7を接着する場合を示している。図5及び図6におい
て、TCP37は、位置決めピン51aによって、TC
P固定板51に取り付けられ、液晶パネル35側の透明
基板36は、ガラス棒等でなる透明な支持台52に固定
されている。
7を接着する場合を示している。図5及び図6におい
て、TCP37は、位置決めピン51aによって、TC
P固定板51に取り付けられ、液晶パネル35側の透明
基板36は、ガラス棒等でなる透明な支持台52に固定
されている。
【0037】TCP固定板51は、図6に示すように、
Oを中心に回転でき、且つ、図6の横方向に移動できる
ものである。TCP37のTCP固定板51への取り付
けは、TCP固定板51を図6の右方向に移動させ且つ
位置決めピン51aが上方を向くように回転させた状態
(2点鎖線の状態)にて行う。接着作業自体は、この取
り付け後、再びTCP固定板51を回転させ図6の左方
向に移動させてから行う。
Oを中心に回転でき、且つ、図6の横方向に移動できる
ものである。TCP37のTCP固定板51への取り付
けは、TCP固定板51を図6の右方向に移動させ且つ
位置決めピン51aが上方を向くように回転させた状態
(2点鎖線の状態)にて行う。接着作業自体は、この取
り付け後、再びTCP固定板51を回転させ図6の左方
向に移動させてから行う。
【0038】支持台52の下方には、TCP37と透明
基板36との重合部に光を照射する照射光源53と、T
CP37と透明基板36との重合部で反射した光を受け
るCCDカメラ54とが配置されている。CCDカメラ
54で撮影された映像はモニター55に表示されるの
で、作業者はこのモニター55の画面を見ながら接着作
業を行うことになる。図7はこのモニター55の表示画
面を示すものである。透明基板36が透明であるが故
に、TCP37と透明基板36との重合部の画像がモニ
ター55の表示画面上に現れている。
基板36との重合部に光を照射する照射光源53と、T
CP37と透明基板36との重合部で反射した光を受け
るCCDカメラ54とが配置されている。CCDカメラ
54で撮影された映像はモニター55に表示されるの
で、作業者はこのモニター55の画面を見ながら接着作
業を行うことになる。図7はこのモニター55の表示画
面を示すものである。透明基板36が透明であるが故
に、TCP37と透明基板36との重合部の画像がモニ
ター55の表示画面上に現れている。
【0039】ここで、TCP37と透明基板36とを異
方性導電フィルムを用いて接着する場合を説明する。異
方性導電フィルムは、微小な導電粒子(例えば、Ni粒
子)を接着剤(例えば、熱可塑系のスチレン−ブタジエ
ン系接着剤や、熱硬化系のエポキシ系接着剤)中に分散
させてなるフィルムで、厚み方向に導電性を有し、面方
向には絶縁性を有するもので、電極パターンの接続には
広く用いられている。
方性導電フィルムを用いて接着する場合を説明する。異
方性導電フィルムは、微小な導電粒子(例えば、Ni粒
子)を接着剤(例えば、熱可塑系のスチレン−ブタジエ
ン系接着剤や、熱硬化系のエポキシ系接着剤)中に分散
させてなるフィルムで、厚み方向に導電性を有し、面方
向には絶縁性を有するもので、電極パターンの接続には
広く用いられている。
【0040】まず、TCP37と透明基板36との間の
位置決めは、TCP37のアライメントマーク37cと
透明基板36のアライメントマーク36cとが一致する
ように、TCP固定板51を移動することにより行う。
図7中に現れている異方性導電フィルム56は、TCP
37のリードパターン37bと透明基板36の配線パタ
ーン36bとの間に位置するように、TCP37と透明
基板36との間の位置決め作業の前に、TCP37のリ
ードパターン37b上に貼られている。
位置決めは、TCP37のアライメントマーク37cと
透明基板36のアライメントマーク36cとが一致する
ように、TCP固定板51を移動することにより行う。
図7中に現れている異方性導電フィルム56は、TCP
37のリードパターン37bと透明基板36の配線パタ
ーン36bとの間に位置するように、TCP37と透明
基板36との間の位置決め作業の前に、TCP37のリ
ードパターン37b上に貼られている。
【0041】TCP37と透明基板36との間の位置決
めが完了後に、TCP37のリードパターン37bと透
明基板36の配線パターン36bとを押し付けて加熱
し、異方性導電フィルム56を溶融させることにより、
両者の接着を行うことができる。ガラス基板32とTC
P38との接着も、液晶パネル35の表裏を反転させる
ことなく、同様に行える。
めが完了後に、TCP37のリードパターン37bと透
明基板36の配線パターン36bとを押し付けて加熱
し、異方性導電フィルム56を溶融させることにより、
両者の接着を行うことができる。ガラス基板32とTC
P38との接着も、液晶パネル35の表裏を反転させる
ことなく、同様に行える。
【0042】尚、上記形態例において、ガラス基板31
側に透明基板36を設けたが、ガラス基板32側に透明
基板36を設け、TCP37,38を液晶パネル35の
裏側から実装するように構成してもよい。
側に透明基板36を設けたが、ガラス基板32側に透明
基板36を設け、TCP37,38を液晶パネル35の
裏側から実装するように構成してもよい。
【0043】又、透明基板36の取り付け位置や形状等
を変えることにより、積極的に液晶ディスプレイの重量
バランスをとることもできる。更に、ガラス基板31,
32の何れかに透明基板36を1枚だけ配置する構成が
最も単純ではあるが、双方のガラス基板31,32に透
明基板36を枚数差をもって配置してもよい。
を変えることにより、積極的に液晶ディスプレイの重量
バランスをとることもできる。更に、ガラス基板31,
32の何れかに透明基板36を1枚だけ配置する構成が
最も単純ではあるが、双方のガラス基板31,32に透
明基板36を枚数差をもって配置してもよい。
【0044】(第2の形態例)図8は本発明の第2の形
態例を示す正面図で、図9は図8のD−D断面の模式的
構成図(液晶等を省略)である。第2の形態例は、第1
の形態例と多くの共通した構成を有しており、第1の形
態例との相違点は、TCP37及びプリント基板39を
有しない点だけである。そこで、図3及び図4と対応す
る部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
態例を示す正面図で、図9は図8のD−D断面の模式的
構成図(液晶等を省略)である。第2の形態例は、第1
の形態例と多くの共通した構成を有しており、第1の形
態例との相違点は、TCP37及びプリント基板39を
有しない点だけである。そこで、図3及び図4と対応す
る部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
【0045】この形態例では、透明基板36上に、第1
の形態例におけるTCP37の第1の駆動回路としての
ドライバICのベアチップ37a等を実装している。透
明基板36をガラス基板で構成する場合は、ドライバI
Cのベアチップ37aをこれに実装し、COGという実
装形態をとることもできる。
の形態例におけるTCP37の第1の駆動回路としての
ドライバICのベアチップ37a等を実装している。透
明基板36をガラス基板で構成する場合は、ドライバI
Cのベアチップ37aをこれに実装し、COGという実
装形態をとることもできる。
【0046】更に、本形態例では、透明基板36を広面
積なもので構成し、第1の形態例におけるプリント基板
39上に実装されていた電子部品39aをも透明基板3
6上に実装している。回路部36dは、第1の駆動回路
とプリント基板39上に実装されていた電子部品39a
とを合わせたものである。
積なもので構成し、第1の形態例におけるプリント基板
39上に実装されていた電子部品39aをも透明基板3
6上に実装している。回路部36dは、第1の駆動回路
とプリント基板39上に実装されていた電子部品39a
とを合わせたものである。
【0047】透明基板36は、それが透明であるが故
に、被接着側のガラス基板31の電極パターンが図8に
おける背面側に形成されていても、ガラス基板31に容
易に接着することができ、透明基板36やTCP38等
の実装工程において、液晶パネル35の表裏反転作業が
減少し、液晶パネル35が破損したり、実装した透明基
板36やTCP38等が剥がれたり破損したりすること
がない。
に、被接着側のガラス基板31の電極パターンが図8に
おける背面側に形成されていても、ガラス基板31に容
易に接着することができ、透明基板36やTCP38等
の実装工程において、液晶パネル35の表裏反転作業が
減少し、液晶パネル35が破損したり、実装した透明基
板36やTCP38等が剥がれたり破損したりすること
がない。
【0048】又、この構成においても、液晶パネル35
に透明基板36やTCP38等を実装した状態での厚み
は小さく、液晶ディスプレイを用いた電子機器の薄肉化
を促進できる。
に透明基板36やTCP38等を実装した状態での厚み
は小さく、液晶ディスプレイを用いた電子機器の薄肉化
を促進できる。
【0049】尚、第2の形態例においても第1の形態例
の場合と同様に、ガラス基板31側に透明基板36を設
けたが、ガラス基板32側に透明基板36を設けてもよ
い。又、透明基板36の取り付け位置や形状等を変える
ことにより、積極的に液晶ディスプレイの重量バランス
をとることもできる。
の場合と同様に、ガラス基板31側に透明基板36を設
けたが、ガラス基板32側に透明基板36を設けてもよ
い。又、透明基板36の取り付け位置や形状等を変える
ことにより、積極的に液晶ディスプレイの重量バランス
をとることもできる。
【0050】更に、双方のガラス基板31,32に透明
基板36を設けるようにしてもよい。この場合、透明基
板36としてCOGを用いることにより、TCPを使っ
た場合の問題点である、湿度による寸法変化やテープ素
材の巻き癖による反り等に起因する位置合わせの困難さ
を回避できる。
基板36を設けるようにしてもよい。この場合、透明基
板36としてCOGを用いることにより、TCPを使っ
た場合の問題点である、湿度による寸法変化やテープ素
材の巻き癖による反り等に起因する位置合わせの困難さ
を回避できる。
【0051】(第3の形態例)図10は本発明の第3の
形態例を示す正面図である。第3の形態例は、第2の形
態例と多くの共通した構成を有しており、第2の形態例
との相違点は、透明基板36の構成を変更した点だけで
ある。そこで、図8及び図9と対応する部分には同一符
号を付し、その説明は省略する。
形態例を示す正面図である。第3の形態例は、第2の形
態例と多くの共通した構成を有しており、第2の形態例
との相違点は、透明基板36の構成を変更した点だけで
ある。そこで、図8及び図9と対応する部分には同一符
号を付し、その説明は省略する。
【0052】この形態例では、透明基板36をプラスチ
ック板で構成し、このプラスチック板に液晶パネル35
の位置決め用のガイド(穴又は突起)を設けている。こ
こでは、透明基板36の一端側に真円形のガイド穴36
gを設け、他端側に長穴形のガイド穴36hを設けたも
のを図示した。当然ながら、電子機器等の液晶ディスプ
レイ取り付け位置には、これらガイド穴36g,36h
と嵌合するガイド突起が設けられている。
ック板で構成し、このプラスチック板に液晶パネル35
の位置決め用のガイド(穴又は突起)を設けている。こ
こでは、透明基板36の一端側に真円形のガイド穴36
gを設け、他端側に長穴形のガイド穴36hを設けたも
のを図示した。当然ながら、電子機器等の液晶ディスプ
レイ取り付け位置には、これらガイド穴36g,36h
と嵌合するガイド突起が設けられている。
【0053】従来は、ガラス基板31,32の交差した
端面部分a,bにガイド突起を当接させて液晶パネル3
5の位置決めを行っていたが、本形態例のようにすれ
ば、従来の構成をとる必要がなくなる。本形態例によれ
ば、液晶パネル35のガラス基板31,32の端面にガ
イド突起が当接しないため、ガラス基板31,32が破
損する事態を避けることができる。
端面部分a,bにガイド突起を当接させて液晶パネル3
5の位置決めを行っていたが、本形態例のようにすれ
ば、従来の構成をとる必要がなくなる。本形態例によれ
ば、液晶パネル35のガラス基板31,32の端面にガ
イド突起が当接しないため、ガラス基板31,32が破
損する事態を避けることができる。
【0054】(その他の形態例)上記形態例では、透明
基板36とガラス基板31(又は32)との接合を接着
剤のみで行ったが、図11(A)〜(D)で示すクリッ
プと接着剤とを併用してもよい。
基板36とガラス基板31(又は32)との接合を接着
剤のみで行ったが、図11(A)〜(D)で示すクリッ
プと接着剤とを併用してもよい。
【0055】図11(A)及びその縦断面図である図1
1(B)に示したクリップ55は、形状記憶合金でなる
矩形板にH形スリット55aを形成し、常温でのスリッ
ト55aの間隔Lが、ガラス基板31と透明基板36と
の合計板厚よりも若干狭くなるように、押圧舌片55b
を折り曲げたものである。
1(B)に示したクリップ55は、形状記憶合金でなる
矩形板にH形スリット55aを形成し、常温でのスリッ
ト55aの間隔Lが、ガラス基板31と透明基板36と
の合計板厚よりも若干狭くなるように、押圧舌片55b
を折り曲げたものである。
【0056】図11(C)及びその縦断面図である図1
1(D)に示したクリップ55は、図11(A)及び
(B)で示したクリップ55のスリット55aの形状を
変更したもので、スリット55aの縦方向の溝を短冊状
に形成し、ガラス基板31と透明基板36との合計板厚
が一様でなくても、多くの箇所で押圧できるようにした
ものである。
1(D)に示したクリップ55は、図11(A)及び
(B)で示したクリップ55のスリット55aの形状を
変更したもので、スリット55aの縦方向の溝を短冊状
に形成し、ガラス基板31と透明基板36との合計板厚
が一様でなくても、多くの箇所で押圧できるようにした
ものである。
【0057】実際のクリップ55の装着は、クリップ5
5を冷却してフリー状態にし、スリット55aの間隔L
を広げて図12に示すようにガラス基板31と透明基板
36に嵌合させることにより行う。その後常温に戻す
と、形状記憶合金であるクリップ55は当初のスリット
間隔Lを保とうとして、ガラス基板31と透明基板36
とを押し付けることになる。
5を冷却してフリー状態にし、スリット55aの間隔L
を広げて図12に示すようにガラス基板31と透明基板
36に嵌合させることにより行う。その後常温に戻す
と、形状記憶合金であるクリップ55は当初のスリット
間隔Lを保とうとして、ガラス基板31と透明基板36
とを押し付けることになる。
【0058】透明基板36とガラス基板31との接合を
接着剤で行う場合、接着剤として熱可塑系接着剤を用い
ると、修復が容易であるが、熱硬化系接着剤と比べて接
着強度が十分でなく、接続信頼性が低いという問題があ
った。この点、熱可塑系接着剤による接着をクリップで
補強するようにすれば、修復が容易で接続信頼性も上が
ることになる。
接着剤で行う場合、接着剤として熱可塑系接着剤を用い
ると、修復が容易であるが、熱硬化系接着剤と比べて接
着強度が十分でなく、接続信頼性が低いという問題があ
った。この点、熱可塑系接着剤による接着をクリップで
補強するようにすれば、修復が容易で接続信頼性も上が
ることになる。
【0059】尚、上記各形態例の各部の構成を任意に組
み合わせれば、上記形態例での効果を併せ持つ別の形態
例を得ることができる。
み合わせれば、上記形態例での効果を併せ持つ別の形態
例を得ることができる。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明では、一方の面に透明の電極パターンが形成された第
1及び第2のガラス基板を、電極パターン側の面が向か
い合うように対向配置すると共に、第1及び第2のガラ
ス基板間に液晶を封入してなる液晶パネルと、第1のガ
ラス基板の電極パターンを駆動する第1の駆動回路と、
第2のガラス基板の電極パターンを駆動する第2の駆動
回路とを有した液晶ディスプレイにおいて、ガラス基板
の電極パターン側の面に片面が接合され、且つこの接合
面に、駆動回路と電極パターンとを接続する配線パター
ンが形成された透明基板を設けている。
明では、一方の面に透明の電極パターンが形成された第
1及び第2のガラス基板を、電極パターン側の面が向か
い合うように対向配置すると共に、第1及び第2のガラ
ス基板間に液晶を封入してなる液晶パネルと、第1のガ
ラス基板の電極パターンを駆動する第1の駆動回路と、
第2のガラス基板の電極パターンを駆動する第2の駆動
回路とを有した液晶ディスプレイにおいて、ガラス基板
の電極パターン側の面に片面が接合され、且つこの接合
面に、駆動回路と電極パターンとを接続する配線パター
ンが形成された透明基板を設けている。
【0061】この構成によれば、透明基板を設けること
によって、第1又は第2の駆動回路の実装方向を反転で
きるため、液晶パネルへの第1及び第2の駆動回路の実
装方向を一致させることができ、液晶パネルの表裏反転
を頻繁に行うことなく第1及び第2の駆動回路の実装を
行えると共に、液晶ディスプレイの薄肉化が可能にな
る。
によって、第1又は第2の駆動回路の実装方向を反転で
きるため、液晶パネルへの第1及び第2の駆動回路の実
装方向を一致させることができ、液晶パネルの表裏反転
を頻繁に行うことなく第1及び第2の駆動回路の実装を
行えると共に、液晶ディスプレイの薄肉化が可能にな
る。
【0062】又、透明基板が透明であるが故に、透明基
板の液晶パネルへの取り付け時の位置決めや、透明基板
への他の基板の取り付け時の位置決めを容易に行うこと
ができる。
板の液晶パネルへの取り付け時の位置決めや、透明基板
への他の基板の取り付け時の位置決めを容易に行うこと
ができる。
【0063】請求項2記載の発明では、第1及び第2の
ガラス基板の何れか一方のガラス基板にのみ透明基板を
設け、透明基板が設けられたガラス基板側の駆動回路は
透明基板に、透明基板が設けられないガラス基板側の駆
動回路は直接ガラス基板に、それぞれ同方向から実装
し、第1及び第2の駆動回路の実装方向を一致させたこ
とを特徴とするものである。この発明では、1枚の透明
基板を用いるだけであり、最も単純な構成となる。
ガラス基板の何れか一方のガラス基板にのみ透明基板を
設け、透明基板が設けられたガラス基板側の駆動回路は
透明基板に、透明基板が設けられないガラス基板側の駆
動回路は直接ガラス基板に、それぞれ同方向から実装
し、第1及び第2の駆動回路の実装方向を一致させたこ
とを特徴とするものである。この発明では、1枚の透明
基板を用いるだけであり、最も単純な構成となる。
【0064】請求項3記載の発明は、駆動回路を透明基
板上に実装したもので、例えば透明基板をガラス基板で
構成する場合は、駆動回路をなすドライバICのベアチ
ップをこれに実装し、COGという実装形態をとること
ができる。
板上に実装したもので、例えば透明基板をガラス基板で
構成する場合は、駆動回路をなすドライバICのベアチ
ップをこれに実装し、COGという実装形態をとること
ができる。
【0065】請求項4記載の発明では、透明基板をプラ
スチック板で構成し、このプラスチック板に液晶パネル
の位置決め用のガイドを設けている。これにより、液晶
パネルのガラス基板の端面を突起でガイドする従来の構
成をとる必要がなくなり、ガラス基板が破損する事態を
避けることができる。
スチック板で構成し、このプラスチック板に液晶パネル
の位置決め用のガイドを設けている。これにより、液晶
パネルのガラス基板の端面を突起でガイドする従来の構
成をとる必要がなくなり、ガラス基板が破損する事態を
避けることができる。
【図1】請求項1記載の発明の原理的構成を示す正面図
である。
である。
【図2】図1のE−E断面の模式的構成図である。
【図3】第1の形態例を示す正面図である。
【図4】図3のC−C断面の模式的構成図である。
【図5】接着装置の主要構成を示す正面図である。
【図6】図5の左側面図である。
【図7】モニターの表示画面を示す図である。
【図8】本発明の第2の形態例を示す正面図である。
【図9】図8のD−D断面の模式的構成図である。
【図10】本発明の第3の形態例を示す正面図である。
【図11】クリップの説明図である。
【図12】クリップの装着状態を示す図である。
【図13】従来の単純マトリクス方式の液晶ディスプレ
イの正面図である。
イの正面図である。
【図14】図13のA−A断面の模式的構成図である。
【図15】図13のB−B断面の模式的構成図である。
【図16】図13中の液晶パネルの内部構造説明図であ
る。
る。
20,31,32:ガラス基板 21,36:透明基板 21b,36b:配線パターン 22:駆動回路 35:液晶パネル 36a:接合面 36g,36h:ガイド穴 37,38:TCP 37a,38a:ベアチップ 37b:リードパターン 39,40:プリント基板 41:電源基板 51:TCP固定板 52:支持台 53:照射光源 54:CCDカメラ 55:モニター 55:クリップ 55a:スリット 55b:押圧舌片 56:異方性導電フィルム
Claims (4)
- 【請求項1】 一方の面に透明の電極パターンが形成さ
れた第1及び第2のガラス基板を、前記電極パターン側
の面が向かい合うように対向配置すると共に、前記第1
及び第2のガラス基板間に液晶を封入してなる液晶パネ
ルと、前記第1のガラス基板の電極パターンを駆動する
第1の駆動回路と、前記第2のガラス基板の電極パター
ンを駆動する第2の駆動回路とを有した液晶ディスプレ
イにおいて、 前記ガラス基板の電極パターン側の面に片面が接合さ
れ、且つこの接合面に、前記駆動回路と前記電極パター
ンとを接続する配線パターンが形成された透明基板を設
けたことを特徴とする液晶ディスプレイ。 - 【請求項2】 前記第1及び第2のガラス基板の何れか
一方のガラス基板にのみ前記透明基板が設けられてお
り、前記透明基板が設けられたガラス基板側の前記駆動
回路は前記透明基板に、前記透明基板が設けられないガ
ラス基板側の前記駆動回路は直接前記ガラス基板に、そ
れぞれ同方向から実装されていることを特徴とする請求
項1記載の液晶ディスプレイ。 - 【請求項3】 前記駆動回路を前記透明基板上に実装し
たことを特徴とする請求項1記載の液晶ディスプレイ。 - 【請求項4】 前記透明基板をプラスチック板で構成
し、このプラスチック板に前記液晶パネルの位置決め用
のガイドを設けたことを特徴とする請求項1〜3の何れ
かに記載の液晶ディスプレイ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6068297A JPH10253979A (ja) | 1997-03-14 | 1997-03-14 | 液晶ディスプレイ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6068297A JPH10253979A (ja) | 1997-03-14 | 1997-03-14 | 液晶ディスプレイ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10253979A true JPH10253979A (ja) | 1998-09-25 |
Family
ID=13149336
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6068297A Pending JPH10253979A (ja) | 1997-03-14 | 1997-03-14 | 液晶ディスプレイ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10253979A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007324179A (ja) * | 2006-05-30 | 2007-12-13 | Optrex Corp | クリップ型端子ピンの装着装置および装着方法 |
-
1997
- 1997-03-14 JP JP6068297A patent/JPH10253979A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007324179A (ja) * | 2006-05-30 | 2007-12-13 | Optrex Corp | クリップ型端子ピンの装着装置および装着方法 |
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Date | Code | Title | Description |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
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A02 | Decision of refusal |
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