JPH10253907A - スキャナ - Google Patents

スキャナ

Info

Publication number
JPH10253907A
JPH10253907A JP9059296A JP5929697A JPH10253907A JP H10253907 A JPH10253907 A JP H10253907A JP 9059296 A JP9059296 A JP 9059296A JP 5929697 A JP5929697 A JP 5929697A JP H10253907 A JPH10253907 A JP H10253907A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
rotating
interference
rotating body
rotation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP9059296A
Other languages
English (en)
Inventor
Naozumi Tsuda
直純 津田
Satoshi Komada
聡 駒田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP9059296A priority Critical patent/JPH10253907A/ja
Priority to US08/937,782 priority patent/US6124961A/en
Priority to FR9712466A priority patent/FR2760832A1/fr
Priority to CN97120462A priority patent/CN1118718C/zh
Publication of JPH10253907A publication Critical patent/JPH10253907A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B15/00Special procedures for taking photographs; Apparatus therefor
    • G03B15/006Apparatus mounted on flying objects
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B37/00Panoramic or wide-screen photography; Photographing extended surfaces, e.g. for surveying; Photographing internal surfaces, e.g. of pipe

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Optical Radar Systems And Details Thereof (AREA)
  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、所定の回動軸のまわりに回動自在に
備えられた回動体の回動を利用して被走査体を走査する
スキャナに関し、角度分解能の向上と軽量化を図る。 【解決手段】走査鏡11を一本の支持軸13で支持し、
駆動モータ15A,15Bの回転力をクランク機構16
A,16Bにより往復運動に変換して走査鏡11を回動
させる。走査鏡11の回動角度は干渉計の原理を応用し
て検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の回動軸のま
わりに回動自在に備えられた回動体の回動を利用して被
走査体を走査するスキャナに関する。
【0002】
【従来の技術】上記のようなスキャナが様々な分野で用
いられている。例えば低軌道周回衛星で稼働する地球観
測センサでは、1回の視野に入る地球表面の部分画像を
数千枚つなぎ合わせて地球の画像が生成されるが、その
際、周回軌道方向の回動軸のまわりで回動可能な走査鏡
をカメラの前面に設置し、その走査鏡を微小角度ずつそ
の向きを変えるように駆動することにより地球表面を走
査し、軌道を周回方向に移動することで副走査して撮影
が行なわれる。また、上記のようなスキャナの他の例と
して静止衛星で稼働す地球観測センサでは、1回の視野
に入る地球表面の部分画像を数枚〜数十枚つなぎ合わせ
て地球の画像が生成されるが、その際、互いに直交する
2本の回動軸それぞれのまわりで回動可能な走査鏡をカ
メラの前面に設置し、その走査鏡を微小角度ずつその向
きを変えるように駆動することにより地球を走査しなが
ら、1枚1枚の画像の撮影が行なわれる。
【0003】図12は、従来の走査鏡スキャナの概略斜
視図である。このスキャナ100には、楕円形の走査鏡
101と、支持軸106を介して走査鏡101を矢印A
−A’方向に回動させる駆動モータ102と、走査鏡1
01を矢印B−B’方向に回動させる駆動モータ103
を備えている。駆動モータ102,103にはそれぞれ
ロータリエンコーダ104,105が取り付けられてお
り、それらのロータリエンコーダ104,105によ
り、走査鏡101の、それぞれ矢印A−A’方向、矢印
B−B’方向の回動角度が検出される。
【0004】このスキャナは、人工衛星に搭載され、走
査鏡101で地球の各部分を反射、するとともに、その
回動により地球上を2次元的に走査し、その画像位置に
設置された図示しないカメラに地球各部分の画像が撮影
される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような低軌道周
回衛星は高分解能(例えば地表の50m四方を単位とす
る分解能)が得られる反面、撮影したい場所に衛星が周
回してくるまで撮影できず、災害時の状況を即座に撮影
するといったリアルタイム性が無かった。一方上記のよ
うな静止衛星では、走査線を走査するのみで、走査可能
な範囲のどこでも撮影可能であり、リアルタイム性が良
いが、低分解能(例えば地表の1km四方を単位とする
分解能)しか得られないために、撮影対象が大きい雲で
あるといった気象情報を得る程度にしか利用できず、災
害時の状況を得るといった細かな状況を撮影することが
できなかった。
【0006】上記従来の走査鏡スキャナ100には、図
12に示すように、走査鏡101のほか、駆動モータ1
03およびロータリエンコーダ105を支持する頑強
な、太く重い支持軸106を備える必要があり、また駆
動モータ102は、走査鏡101のほか、駆動モータ1
03およびロータリエンコーダ105、さらに支持軸1
06をも支持して回動させる必要があり、したがって大
きな駆動力を発生する大型な重い駆動モータを備える必
要があり、この走査鏡スキャナ全体が大きく重くなるこ
とが避けられず、搭載重量に制限がある人工衛星に搭載
するセンサとしてはあまり良い構造であるとは言えない
ものである。
【0007】また、図12に示す走査鏡スキャナ100
の場合、ロータリエンコーダ104,105により走査
鏡101の回動角度の検出を行なっているが、一般にロ
ータリエンコーダは、発光素子と受光素子との間にスリ
ット板を設けてそのスリット板の回転により生じる光の
パルスを計数する方式であるため、分解能を高めようと
するとスリットのピッチを詰める必要がある。しかし、
36000km上空から1kmの分解能を得るためのス
リットの半径を5cmとすると、単純計算で約1.4μ
mのスリット幅とする必要があり、スリット板の施行精
度上の問題からスリットのピッチをこれ以上詰めるにも
限界がある。また、ロータリエンコーダはスリット板の
360°全周にわたってスリットが設けられているが、
走査鏡の回動角度はその一部のみであり、360°にわ
たって角度を計測することができるというロータリーエ
ンコーダの特徴を十分に生かし切れておらず無駄が多
い。
【0008】本発明は、上記事情に鑑み、回動体の必要
な回動範囲について高分解能の回動角度検出を行なうこ
とのできるスキャナを提供することを目的とする。ま
た、本発明は、軽量なスキャナを提供することも目的の
1つである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明のスキャナのうちの第1のスキャナは、所定の回動軸
のまわりに回動自在な回動体と、その回動体を、上記回
動軸のまわりに回動させる回動機構と、可干渉光を出射
する光源、上記回動体に、上記回動軸の方向とは交わる
方向に互いに所定距離離れて並ぶように固定された、入
射光を反射して、その回動体の回動位置によらず、その
入射光の入射方向とは逆の方向に向けて出射する2つの
反射光学部材を含み、上記光源から出射した可干渉光を
二分し上記2つの反射光学部材それぞれに入射してその
2つの反射光学部材それぞれで反射した可干渉光を互い
に重畳することにより、これらの可干渉光が干渉した干
渉光を生成する干渉光学系、および上記干渉光を受光す
る受光器とを有する、上記回動体の、上記回動軸のまわ
りの回動角度を検出する角度検出手段を備えたものであ
ることを特徴とする。
【0010】ここで、上記受光器が、上記回動体の上記
回動軸のまわりの回動により受光器の受光面での干渉光
の干渉縞が空間的に移動する方向に、その干渉縞のピッ
チとは異なる間隔に配列された2つの受光素子を備えた
ものであることが好ましい。さらに、上記本発明の第1
のスキャナにおいて、上記回動機構が、上記回動体を回
動させる動力を発生するモータと、モータの回転運動を
往復運動に変換してそのモータの動力を上記回動体に伝
達するクランク機構とを備えたものであることが好まし
い。
【0011】また、上記目的を達成する本発明のスキャ
ナのうちの第2のスキャナは、互いに交わる第1および
第2の回動軸それぞれのまわりに回動自在な回動体と、
上記回動体を、上記第1および第2の回動軸それぞれの
まわりに回動させる第1および第2の回動機構と、可干
渉光を出射する第1の光源、上記回動体に、上記第2の
回動軸の方向に互いに所定距離離れて並ぶように固定さ
れた、入射光を反射して、その回動体の回動位置によら
ずその入射光の入射方向とは逆の方向に向けて出射する
2つの第1の反射光学部材を含み、上記第1の光源から
出射した可干渉光を二分し上記2つの第1の反射光学部
材それぞれに入射してその2つの第1の反射光学部材そ
れぞれで反射した可干渉光を互いに重畳することによ
り、これらの可干渉光が干渉した第1の干渉光を生成す
る第1の干渉光学系、および上記第1の干渉光を受光す
る第1の受光器とを有し、上記回動体の、上記第1の回
動軸のまわりの回動角度を検出する第1の角度検出手段
と、可干渉光を出射する、上記第1の光源と共用されて
なる、あるいは、上記第1の光源とは別に用意されてな
る第2の光源、上記回動体に、上記第1の回動軸の方向
に互いに所定距離離れて並ぶように固定された、入射光
を反射して、その回動体の回動位置によらず入射光の入
射方向とは逆の方向に向けて出射する2つの第2の反射
光学系を含み、上記第2の光源から出射した可干渉光を
二分し上記2つの第2の反射光学部材それぞれに入射し
てその2つの第2の反射光学部材それぞれで反射した可
干渉光を互いに重畳することにより、これらの可干渉光
が干渉した第2の干渉光を生成する第2の干渉光学系、
および上記第2の干渉光を受光する第2の受光器を有
し、上記回動体の、上記第2の回動軸のまわりの回動角
度を検出する第2の角度検出手段とを備えたことを特徴
とする。
【0012】ここで、上記第2のスキャナにおいても、
前述した第1のスキャナと同様に、上記第1の受光器
が、回動体の第1の回転軸のまわりの回動により第1の
受光器の受光面上での第1の干渉光の干渉縞が空間的に
移動する方向に、第1の干渉縞のピッチとは異なる間隔
に配列された2つの第1の受光素子を備えたものであ
り、上記第2の受光器が、回動体の第2の回動軸のまわ
りの回動により第2の受光器の受光面上での第2の干渉
光の干渉縞が空間的に移動する方向に、その第2の干渉
縞のピッチとは異なる間隔に配列された2つの第2の受
光素子とを備えたものであることが好ましい。
【0013】また、上記第2のスキャナにおいて、これ
も前述した第1のスキャナと同様に、上記第1の回動機
構が、回動体を回動させる動力を発生する第1のモータ
と、第1のモータの回転運動を往復運動に変換して第1
のモータの動力を回動体に伝達する第1のクランク機構
とを備えたものであり、上記第2の回動機構が、回動体
を回動させる動力を発生する第2のモータと、第2のモ
ータの回転運動を往復運動に変換して第2のモータの動
力を回動体に伝達する第2のクランク機構とを備えたも
のであることが好ましい。
【0014】さらに、上記第2のスキャナにおいて、上
記2つの第1の反射光学部材それぞれが、上記回動体
の、上記第2のの回動軸上であって上記第1の回動軸か
ら互いに反対方向に等距離離れた位置それぞれに設置さ
れたものであり、上記2つの第2の反射光学部材それぞ
れが、上記回動体の、上記第1の回動軸上であって上記
第2の回動軸から互いに等距離離れた位置それぞれに設
置されたものであることが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。図1は、本発明のスキャナの一実施形態であ
る走査鏡スキャナの一構成例を示す模式斜視図、図2
は、その側面図である。但し、走査鏡の回動角度を検出
するための角度検出機構については図示省略されてい
る。
【0016】この走査鏡スキャナ10には、楕円形の走
査鏡11が備えられており、この走査鏡11は、基盤1
2上に立設された支持軸13に、互いに交わる2本の回
動軸21A,21Bのまわりの走査鏡11の回動を許容
する2自由度ユニバーサルジョイント14(図2参照)
を介して、取り付けられている。また、基盤12上には
2台の駆動モータ15A,15Bが設置されており、こ
れら駆動モータ15A,15Bと走査鏡11は、それぞ
れ、駆動モータ15A,15Bの回転運動を往復運動に
変換する各クランク機構16A,16B、各接続リンク
17A,17B、および各2自由度ユニバーサルジョイ
ント18A,18B(図2参照)を介して連結されてい
る。但し、図2には2組設置される駆動機構を代表して
駆動機構を1つのみ図示し、添字A,Bを省略した符号
を示してある。駆動モータ15A,15Bが回転する
と、走査鏡11がそれぞれ矢印A−A’,矢印B−B’
方向に往復回動し、その回動に伴って、被写体である地
球の各部分の画像を受像素子30上に導く。
【0017】本実施形態の走査鏡スキャナ10は、図
1,図2に示すような駆動機構を採用しているため、走
査鏡11のみを駆動すればよく、すなわち、図12に示
す従来型のように駆動モータ104で走査鏡101のみ
でなく駆動モータ103や支持軸106等を含めた全体
を駆動する必要はなく、全体として軽量化、消費エネル
ギーの低減化が実現する。
【0018】図3は、図1に示す走査鏡スキャナの角度
検出機構の一構成例を示す模式斜視図である。但し、図
3には、2組設置される角度検出機構のうち一方の角度
検出機構のみ図示されている。図3に示す角度検出機構
40は、走査鏡11の回動軸21Bのまわりの、矢印B
−B’方向の回動角度を検出するものであり、2つのコ
ーナキューブ46,47の頂点が、もう一本の回動軸2
1A上であって、かつ回動軸21Bから互いに反対方向
に等距離に位置とするように走査鏡11の裏面に固定さ
れている。それらのコーナキューブ46,47は、互い
に直交する3枚の反射鏡の組合せから成り、走査鏡11
が2本の回動軸21A,21Bのうちのいずれの回動軸
のまわりに回動しても、入射光を反射して、その入射光
の入射方向に対し逆方向に出射する性質を有している。
【0019】図3に示す角度検出機構40は、上述の2
つのコーナキューブ46,47を含み、以下のように構
成されている。レーザ光源41から出射したレーザ光4
1aは、ビームスプリッタ42により、そのビームスプ
リッタ42を透過した第1のレーザ光41bとそのビー
ムスプリッタ42で反射した第2のレーザ光41cとに
二分され、そのうちの一方の第1のレーザ光41bは、
直角プリズム44で反射し、コーナキューブ46で反射
して平行に戻り、再度直角プリズム44で反射し、さら
にビームスプリッタ42で反射する。一方、ビームスプ
リッタ42により第1のレーザ光41bとに二分された
もう一方の第2のレーザ光41cは、直角プリズム43
でそれぞれ反射し、さらにもう1つの直角プリズム45
で反射し、コーナキューブ47で反射して平行に戻り、
再度2つの直角プリズム45,43で反射し、ビームス
プリッタ42を透過することにより、そのビームスプリ
ッタ42で反射した第1のレーザ光41bと重畳され、
それら2本のレーザ光41b,41cが干渉した干渉光
41dとなって受光器48に入射する。
【0020】図4は、受光器48の前面に形成される、
干渉光41dによる干渉縞のパターンおよび受光器48
の概略構成を示した図、図5は、受光器48の前面にス
リット板49を配置した状態を示す図である。受光器4
8の前面には、干渉光41d(図3参照)のビーム内に
おいて図6に示すような所定のピッチで明暗を繰り返す
干渉縞50が形成され、図3に示す走査鏡11が、回動
軸21Bを中心として矢印B−B’方向に回動すると、
その干渉縞50は矢印C−C’方向に移動する。
【0021】ここで、受光器48には、走査鏡11の回
動により干渉縞50が移動する矢印C−C’方向に配列
された2つの受光素子48a,48bが備えられてお
り、しかもそれら2つの受光素子48a,48bの間隔
は、干渉縞50のピッチとは異なる間隔である。このた
め、これら2つの受光素子48a,48bでは、移動す
る干渉縞を互いに異なる位相で受光することができる。
図5に示すように受光器48の前面に、2つの受光素子
48a,48bの配置位置に対応した位置に2つのスリ
ット49a,49bが穿設されたスリット板49を配置
すると、各受光素子48a,48bでは、干渉縞50
の、一層シャープな位相部分のみを受光することができ
る。
【0022】図6は、走査鏡11の動きと、2つの受光
素子48a,48bで得られる各受光信号S1,S2の
変化との対応を示す図である。図6(A)〜(D)に示
すように走査鏡11が矢印B方向に回動している間、例
えば受光信号S1よりも受光信号S2の方の位相が進ん
でいるものとすると、走査鏡11の回動が一方の端に達
し今度はその回動方向が反転してB’方向に回動を開始
すると、図6(E)に示すように、2つの受光信号S
1,S2の位相関係が逆転し、今度は受光信号S1の方
が受光信号S2よりも位相が進んだ状態となる。図6
(F),(G)に示すように走査鏡11が矢印B’方向
に回動している間は、2つの受光信号S1,S2は同じ
位相関係を維持する。したがって受光素子を2つ設け、
それら2つの受光素子で得られる2つの受光信号の位相
を調べることにより、走査鏡11がどちらの方向に回動
しているかを知ることができる。また、これら2つの受
光信号S1,S2のいずれか一方もしくは双方を用い
て、走査鏡11の回動に伴う干渉縞の移動量(いずれか
一方もしくは双方の受光素子で得られる受光信号の繰り
返しのパルスの数)を計測することにより、走査鏡11
の回動角度を知ることができる。また、受光信号を逓倍
して計数すると逓倍数に応じて、もともとの受光信号の
繰り返しパルスの数を計数するよりも角度検出分解能を
さらに高めることができる。
【0023】尚、角度の原点は以下のようにして定め
る。すなわち、2つの受光信号S1,S2の位相関係を
検知し、図6(D)から図6(E)の状態へ移ったタイ
ミング、すなわち走査鏡11が矢印B方向への回動から
矢印B’方向への回動に変化した第1のタイミングと、
これとは逆に、走査鏡11が矢印B方向から矢印B’方
向へと回動方向を変えた第2のタイミングとの間の角度
を検出し、その検出角度の中央をもって角度の原点と
し、その原点角度から矢印B方向(プラス方向)に何
度、あるいは矢印B’方向(マイナス方向)に何度回動
したかを求める。あるいは、上記の第1のタイミングに
おける走査鏡11の回動位置あるいは第2のタイミング
における走査鏡11の回動位置を回動角度の原点とし、
回動角度を、プラス、マイナスの符号のつかない数値で
表現してもよい。
【0024】図7は、走査鏡11へのコーナキューブの
固定位置の模式図である。これまでは、走査鏡11の回
動軸21Bのまわりの回動角度を検出する、2つのコー
ナキューブ46,47を含む角度検出機構について説明
したが、ここで説明している走査鏡スキャナには、この
角度検出機構と同一機構の、走査鏡11の、回動軸21
Aのまわりの回動角度を検出する、2つのコーナーキュ
ーブミラー56,57を備えたもう1つの角度検出機構
も備えられている。
【0025】回動軸21Bのまわりの走査鏡11の回動
角度を検出する角度検出機構を構成する2つのコーナキ
ューブ46,47は、各頂点46a,47aが回動軸2
1B上であって、しかも回動軸21Bに対し互いに反対
方向かつ互いに等距離の位置に固定されており、これと
同様に、回動軸21Aのまわりの走査線11の回動角度
を検出する角度検出機構を構成する2つのコーナキュー
ブ56,57は、各頂点56a,57aが回動軸21B
上であって、しかも回動軸21Aに対し互いに反対方向
かつ互いに等距離の位置に固定されている。
【0026】4つのコーナキューブ46,47;56,
57をこのような位置に固定すると、走査鏡11にコー
ナキューブを固定しても、走査鏡11の各回動軸21
A,21Bのまわりのモーメントのバランスがそのまま
保たれることになる。しかもコーナキューブ46,4
7;56,57を上記の位置に固定すると、回動軸21
Bのまわりの回動角度は、コーナキューブ46,47を
用いた角度検出機構のみにその影響があらわれ、回動軸
21Aのまわりの回動角度は、コーナキューブ56,5
7を用いた角度検出機構のみにその影響があらわれる。
すなわち、それぞれの角度検出機構により、回動軸21
Bのまわりの回動角度、回動軸21Aのまわりの回動角
度を互いに独立に計測することができる。
【0027】尚、上記2つの角度検出機構において、レ
ーザ光源41(図3参照)はそれら2つの角度検出機構
で共用してもよく、別々のレーザ光源を備えてもよい。
また、それら2つの角度検出機構で、図3に示す各光学
部品の一部を共用してもよい。以下、具体例について説
明する。
【0028】ここでは、走査鏡は、表1に示す形状、重
量を有する楕円鏡であるものとする。
【0029】
【表1】
【0030】ここでは、この走査鏡を表2に示す目標仕
様を満たすように駆動、検出する走査鏡スキャナを構成
する。
【0031】
【表2】
【0032】図8,図9は角度検出機構(一方のみ)
の、それぞれ、回動前の状態、回動後の状態を示す側面
図である。但し、図3に示す2つの直角プリズム44,
45は図示省略されている。走査鏡11が図8に示す状
態から角度θだけ回動して図9に示す状態に至ったもの
とする。
【0033】このとき、図9に示すように、2つの光路
の光路差は、レーザ光の往路と復路でそれぞれLsin
θずつ、合計2Lsinθだけ変化する。受光素子上で
はこの光路差の増加にともなって、干渉縞による明部と
暗部が繰り返し発生し、明部のカウントをN、使用して
いるレーザ光線の波長をλとすると、 2Lsinθ=Nλ となるので、回動角度は、 θ=sin-1(Nλ/2L) となる。
【0034】明部の数をカウントすることにより、1波
長単位で光路差が検出できるので、角度の分解能は、 θ=sin-1(λ/2L) となる。さらに、干渉縞を検出する受光素子を、明暗信
号の位相差が90[deg]程度となるように2つ並べ
て配置することにより、さらに分解能を2倍もしくは4
倍にあげることができる。
【0035】表3に、本検出原理の理論的分解能を示
す。ただし、光源の波長λ、コーナキューブ46,47
間距離Lは次に示す値を使用する。 λ=780nm L=150mm
【0036】
【表3】
【0037】図10は、クランク機構(一方のみ)の模
式側面図である。図10(A)〜(C)は、走査鏡11
が、それぞれ、矢印B方向に最大限回動した状態、中間
位置にある状態、および矢印B’方向に最大限回動した
状態を示す図である。ここでは、図10(A)に示すよ
うに、クランク機構の回転駆動中心O1から接続リンク
17との接続点Aまでの距離をr、接続リンク17と走
査鏡11との接続点Bと、走査鏡11の回動中心O2と
の間の距離をRとする。また、ここでは、クランク機構
16と走査鏡11との取り付け位置関係は、O1、A、
Bが一直線上に並んだ状態のとき、走査鏡11がその回
動範囲の極値となるように配置する。
【0038】(回転駆動部の必要分解能)走査範囲の目
標走査角は±5.2[deg]であるので、rとRとの
間には以下の関係がある。 sin-1(r/R)5.2[deg] ここでは、Rの値は150mmとしているので、 rRsin(5.2)=13.6mm となる。ここではr=14mmとする。
【0039】クランク機構16を駆動する駆動モータの
単位回転量あたりの走査鏡11の回動量が最大となる走
査鏡の回動位置は、図10(B)に示すように、走査鏡
11が水平位置にあるときである。この水平位置にある
走査鏡11が目標制御分解能である70[μrad]回
動したとき、接続リンク17は、走査鏡11のB点を、 Δt=150sin(70×10-6)=0.01mm だけ押し下げる。このΔtがA点にもそのまま反映され
るものとすると、走査鏡11を目標制御分解能を維持し
た状態回動させるために必要なクランク機構16の回転
量は、 θ2=sin-1(0.01/14)=700[μra
d] となる。そこで、駆動モータとして基本ステップ角0.
45[deg]のステッピングモータを使用し、減速比
100のハーモニックドライブギアで減速してクランク
機構を駆動するものとすると、クランクの駆動分解能
は、 (0.45/100)(π/180)=79μrad となる。これは走査鏡11の回動角度に換算すると、
7.4μradとなり、目標制御分解能を十分達成でき
る結果となる。
【0040】(走査範囲)クランク機構16のアームの
長さr=14mmと、走査鏡中心O2から接続リンク1
7との接続点Bまでの距離L=150mmとから、走査
角は、 sin-1(14/150)=5.4[deg] となり、目標走査角を満たしている。
【0041】(駆動モータの必要トルク)図11は、駆
動モータが走査鏡を駆動するときの駆動速度パターンを
示す図である。目標駆動速度は隣接シーン(0.89
[mrad])に1秒以内で移動することであるから、
駆動速度パターンは、図11の様になる。よって、 駆動角速度ω :1.78[mrad/s]以上 駆動角加速度ω:3.56[mrad/s2 ]以上 である。一方、走査鏡の慣性モーメントIs は、その走
査鏡の楕円の長軸半径をR、質量をMとすると、 Is =(R2 /4)M となり、R=0.31[m]、M=7[kg]を代入す
ると、 Is =0.17[kgm2 ] となる。またコーナキューブの慣性モーメントIc は、
コーナキューブの1個あたりの質量を0.25[k
g]、取り付け半径を0.15[m]として、 Ic =0.0056[kgm2 ] となる。よって走査鏡全体の慣性モーメントIは、 I=Is +Ic =0.1756[kgm2 ] となる。
【0042】また、走査鏡の軸受け部のガタを無くすた
めに、走査鏡の中心から0.15[m]のところをバネ
で引っ張ることとする。そのバネのバネ定数が1.4
[kg/m]で、伸び量が最大0.0251[m]であ
るとすると、バネによる発生トルクは、0.0516
[Nm]となる。いま、次のようにパラメータを定め
る。
【0043】 Tm :モータトルク η1 :減速機効率 η2 :機械系効率 Ts :バネによる発生トルク To :減速機起動トルク G :減速比 とすると、モータトルクは次式を満たさなければならな
い。
【0044】 Tm {(Iω+Ts )/(Gη1 η2 )}+To パラメータに次の値を代入する。 G =100 η1 =0.6 η2 =0.6 To =0.03[Nm] Ts =0.0516[Nm] ω =3.56×10-3[rad/s2 ] すると、Tmは次式を満たさなければならない。
【0045】Tm 2.6×10-2[Nm] すなわち、2.6×10-2[Nm]以上のトルクを発生
するモータを選定すればよい。 (ジョイント部)図12に示す従来型の走査鏡スキャナ
に比較して軽量化を図るために、ここでは、ユニバーサ
ルジョイントを用い、走査鏡11を中心の1点で保持す
る機構が採用されている。また走査鏡11を駆動するク
ランク機構16の接続リンク17と走査鏡11との接続
部にもユニバーサルジョイントが用いられている。
【0046】ミラーの荷重を受けるのは中央のユニバー
サルジョイント14(図2参照)であり、駆動リンク1
7と走査鏡11との接続に用いるユニバーサルジョイン
ト18には負荷はほとんどかからない。中央のユニバー
サルジョイント14には、走査鏡11が、この走査鏡ス
キャナを搭載した人工衛星の打ち上げ時の換算荷重であ
る25G静荷重を受けたときにも耐えられる様にしなけ
ればならない。仮に、ユニバーサルジョイント14が軸
受けを4個使用したものであるとすると、1個あたりの
荷重は、走査鏡とコーナキューブ46,47とを合わせ
た重量を8kgとして、 Ld={(8×9.8×25)/4}=490[N] となる。これに耐え得る軸受けとしては、例えば、基本
静定格荷重と基本動定格荷重がそれぞれ715[N]、
1610[N]の、内径8mmの玉軸受けを採用するこ
とができる。ただし、宇宙対応とするために固体潤滑等
を施した場合は、もう少し耐荷重のある軸受けを採用す
ることが好ましい。
【0047】尚、以上に説明した走査鏡スキャナは、互
いに直交する2本の回動軸21A,21Bを有し二次元
的な走査を行なうものであるが、走査鏡11を各回動軸
21A,21Bのまわりに回動させる各回動機構は互い
に独立した構造を有しており、また走査鏡11の、各回
動軸21A,21Bまわりの回動角度を検出する角度検
出機構も互いに独立した機構を有しており、したがっ
て、上述の実施形態は、回動機構、角度検出機構をそれ
ぞれ1つずつ備えた、走査鏡を1本の回動軸のまわりに
回動させる一次元的なスキャナにも単純に応用すること
ができる。
【0048】一次元的なスキャナの場合、二次元的な回
動は考慮する必要はないため、コーナキューブに代えて
互いに直角に配置された2枚のミラー等からなる反射光
学部材を採用してもよい。また、上記実施形態は、走査
鏡を回動させることにより被走査体(地球を想定してい
る)を走査する形態のものであるが、走査鏡11の代わ
りに直接にカメラを配置したカメラ固定ブロック等を本
発明にいう回動体としてもよい。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
回動体の回動範囲について高分解能の回動角度検出を行
なうことができる。また、本発明によればスキャナ全体
の軽量化を図ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスキャナの一実施形態である走査鏡ス
キャナの一構成例を示す模式斜視図である。
【図2】図1に示す走査鏡スキャナの側面図である。
【図3】図1に示す走査鏡スキャナの角度検出機構の一
構成例を示す模式斜視図である。
【図4】受光器の前面に形成される、干渉光による干渉
縞のパターンおよび受光器の概略構成を示した図であ
る。
【図5】受光器の前面にスリット板を配置した状態を示
す図である。
【図6】走査鏡の動きと、2つの受光素子で得られる各
受光信号S1,S2の変化との対応を示す図である。
【図7】走査鏡へのコーナキューブの固定位置の模式図
である。
【図8】角度検出機構の回動前の状態を示す側面図であ
る。
【図9】角度検出機構の回動後の状態を示す側面図であ
る。
【図10】クランク機構の模式側面図である。
【図11】駆動モータが走査鏡を駆動するときの駆動速
度パターンを示す図である。
【図12】従来の走査鏡スキャナの概略斜視図である。
【符号の説明】
10 走査鏡スキャナ 11 走査鏡 12 基盤 13 支持軸 14 2軸ユニバーサルジョイント 15A,15B 駆動モータ 16,16A,16B クランク機構 17,17A,17B 接続リンク 18A,18B 2軸ユニバーサルジョイント 21A,21B 回動軸 30 受像素子 41 レーザ光源 42 ビームスプリッタ 43,44,45 直角プリズム 46,47 コーナキューブ 48 受光器 48a,48b 受光素子 49 スリット板 49a,49b スリット

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の回動軸のまわりに回動自在な回動
    体と、 前記回動体を、前記回動軸のまわりに回動させる回動機
    構と、 可干渉光を出射する光源、前記回動体に、前記回動軸の
    方向とは交わる方向に互いに所定距離離れて並ぶように
    固定された、入射光を反射して、該回動体の回動位置に
    よらず、該入射光の入射方向とは逆の方向に向けて出射
    する2つの反射光学部材を含み、前記光源から出射した
    可干渉光を二分し前記2つの反射光学部材それぞれに入
    射して該2つの反射光学部材それぞれで反射した可干渉
    光を互いに重畳することにより、これらの可干渉光が干
    渉した干渉光を生成する干渉光学系、および前記干渉光
    を受光する受光器を有する、前記回動体の、前記回動軸
    のまわりの回動角度を検出する角度検出手段とを備えた
    ことを特徴とするスキャナ。
  2. 【請求項2】 前記受光器が、前記回動体の前記回動軸
    のまわりの回動により該受光器の受光面での前記干渉光
    の干渉縞が空間的に移動する方向に、該干渉縞のピッチ
    とは異なる間隔に配列された2つの受光素子を備えたも
    のであることを特徴とする請求項1記載のスキャナ。
  3. 【請求項3】 前記回動機構が、 前記回動体を回動させる動力を発生するモータと、 前記モータの回転運動を往復運動に変換して該モータの
    動力を前記回動体に伝達するクランク機構とを備えたも
    のであることを特徴とする請求項1記載のスキャナ。
  4. 【請求項4】 互いに交わる第1および第2の回動軸そ
    れぞれのまわりに回動自在な回動体と、 前記回動体を、前記第1および第2の回動軸それぞれの
    まわりに回動させる第1および第2の回動機構と、 可干渉光を出射する第1の光源、前記回動体に、前記第
    2の回動軸の方向に互いに所定距離離れて並ぶように固
    定された、入射光を反射して、該回動体の回動位置によ
    らず該入射光の入射方向とは逆の方向に向けて出射する
    2つの第1の反射光学部材を含み、前記第1の光源から
    出射した可干渉光を二分し前記2つの第1の反射光学部
    材それぞれに入射して該2つの第1の反射光学部材それ
    ぞれで反射した可干渉光を互いに重畳することにより、
    これらの可干渉光が干渉した第1の干渉光を生成する第
    1の干渉光学系、および前記第1の干渉光を受光する第
    1の受光器を有し、前記回動体の、前記第1の回動軸の
    まわりの回動角度を検出する第1の角度検出手段と、 可干渉光を出射する、前記第1の光源と共用されてな
    る、あるいは、前記第1の光源とは別に用意されてなる
    第2の光源、前記回動体に、前記第1の回動軸の方向に
    互いに所定距離離れて並ぶように固定された、入射光を
    反射して、該回動体の回動位置によらず該入射光の入射
    方向とは逆の方向に向けて出射する2つの第2の反射光
    学系を含み、前記第2の光源から出射した可干渉光を二
    分し前記2つの第2の反射光学部材それぞれに入射して
    該2つの第2の反射光学部材それぞれで反射した可干渉
    光を互いに重畳することにより、これらの可干渉光が干
    渉した第2の干渉光を生成する第2の干渉光学系、およ
    び前記第2の干渉光を受光する第2の受光器を有し、前
    記回動体の、前記第2の回動軸のまわりの回動角度を検
    出する第2の角度検出手段とを備えたことを特徴とする
    スキャナ。
  5. 【請求項5】 前記第1の受光器が、前記回動体の前記
    第1の回動軸のまわりの回動により該第1の受光器の受
    光面上での前記第1の干渉光の干渉縞が空間的に移動す
    る方向に、該第1の干渉縞のピッチとは異なる間隔に配
    列された2つの第1の受光素子を備えたものであり、 前記第2の受光器が、前記回動体の前記第2の回動軸の
    まわりの回動により該第2の受光器の受光面上での前記
    第2の干渉光の干渉縞が空間的に移動する方向に、該第
    2の干渉縞のピッチとは異なる間隔に配列された2つの
    第2の受光素子とを備えたものであることを特徴とする
    請求項4記載のスキャナ。
  6. 【請求項6】 前記第1の回動機構が、 前記回動体を回動させる動力を発生する第1のモータ
    と、 前記第1のモータの回転運動を往復運動に変換して該第
    1のモータの動力を前記回動体に伝達する第1のクラン
    ク機構とを備えたものであり、 前記第2の回動機構が、 前記回動体を回動させる動力を発生する第2のモータ
    と、 前記第2のモータの回転運動を往復運動に変換して該第
    2のモータの動力を前記回動体に伝達する第2のクラン
    ク機構とを備えたものであることを特徴とする請求項4
    記載のスキャナ。
  7. 【請求項7】 前記2つの第1の反射光学部材それぞれ
    が、前記回動体の、前記第2の回動軸上であって前記第
    1の回動軸から互いに反対方向に等距離離れた位置それ
    ぞれに設置されたものであり、 前記2つの第2の反射光学部材それぞれが、前記回動体
    の、前記第1の回動軸上であって前記第2の回動軸から
    互いに等距離離れた位置それぞれに設置されたものであ
    ることを特徴とする請求項4記載のスキャナ。
JP9059296A 1997-03-13 1997-03-13 スキャナ Withdrawn JPH10253907A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9059296A JPH10253907A (ja) 1997-03-13 1997-03-13 スキャナ
US08/937,782 US6124961A (en) 1997-03-13 1997-09-24 Scanner
FR9712466A FR2760832A1 (fr) 1997-03-13 1997-10-07 Organe de balayage optique
CN97120462A CN1118718C (zh) 1997-03-13 1997-10-15 扫描器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9059296A JPH10253907A (ja) 1997-03-13 1997-03-13 スキャナ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10253907A true JPH10253907A (ja) 1998-09-25

Family

ID=13109281

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9059296A Withdrawn JPH10253907A (ja) 1997-03-13 1997-03-13 スキャナ

Country Status (4)

Country Link
US (1) US6124961A (ja)
JP (1) JPH10253907A (ja)
CN (1) CN1118718C (ja)
FR (1) FR2760832A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104880569A (zh) * 2015-06-03 2015-09-02 中国科学院上海技术物理研究所 一种星表的高精度动态测角装置及测量方法
JP2021032983A (ja) * 2019-08-21 2021-03-01 株式会社東芝 走査型撮像装置

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2903751B1 (fr) * 2006-07-13 2008-08-29 Alcatel Sa Mecanisme d'entrainement d'une charge en rotation selon deux axes
CN100406957C (zh) * 2006-09-11 2008-07-30 中国科学院上海技术物理研究所 一种用于测量指向扫描镜角速度的装置及方法
CN103868675B (zh) * 2012-12-13 2016-08-17 光宝科技股份有限公司 激光投影机及其激光光束扫描角度范围的检测方法
RU2589770C1 (ru) * 2015-05-19 2016-07-10 Открытое акционерное общество "Российская корпорация ракетно-космического приборостроения и информационных систем" (ОАО "Российские космические системы") Многозональное сканирующее устройство для дистанционного получения изображений полного диска земли с геостационарной орбиты
CN105912029A (zh) * 2016-03-30 2016-08-31 上海卫星工程研究所 用于音圈电机驱动的卫星扫描摆镜控制装置
FR3072473A1 (fr) * 2017-10-16 2019-04-19 Thales Dispositif a double entrainement pour balayage sequentiel et procede associe
CN107991506B (zh) * 2017-10-26 2019-11-29 中国航空工业集团公司洛阳电光设备研究所 一种测试摆镜扫描速度和均匀性的装置及测试方法
US10648797B2 (en) * 2017-11-16 2020-05-12 Quality Vision International Inc. Multiple beam scanning system for measuring machine
CN109298405B (zh) * 2018-11-16 2021-01-01 上海禾赛科技股份有限公司 一种扫描装置
CN110780279A (zh) * 2019-10-30 2020-02-11 上海禾赛光电科技有限公司 扫描镜组件和包括其的激光雷达
CN113391445A (zh) * 2020-03-12 2021-09-14 同方威视技术股份有限公司 安检设备及其扫描镜驱动装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3471239A (en) * 1966-01-10 1969-10-07 Singer General Precision Interferometric apparatus
US3551055A (en) * 1968-02-12 1970-12-29 Optomechanisms Inc Interferometer for making angular and linear measurements
US3767307A (en) * 1971-08-30 1973-10-23 Itek Corp Real time interferometer
JPS6212814A (ja) * 1985-07-10 1987-01-21 Canon Inc ロ−タリ−エンコ−ダ−
US5151749A (en) * 1989-06-08 1992-09-29 Nikon Corporation Method of and apparatus for measuring coordinate position and positioning an object
US5283682A (en) * 1992-10-06 1994-02-01 Ball Corporation Reactionless scanning and positioning system

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104880569A (zh) * 2015-06-03 2015-09-02 中国科学院上海技术物理研究所 一种星表的高精度动态测角装置及测量方法
JP2021032983A (ja) * 2019-08-21 2021-03-01 株式会社東芝 走査型撮像装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN1193726A (zh) 1998-09-23
FR2760832A1 (fr) 1998-09-18
CN1118718C (zh) 2003-08-20
US6124961A (en) 2000-09-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3052686B2 (ja) レーザ距離測定装置
JPH10253907A (ja) スキャナ
US4923263A (en) Rotating mirror optical scanning device
US5149969A (en) Infrared surveillance device
US20030043386A1 (en) Laser measurement system
US3428812A (en) Optical spin compensator
US4717823A (en) Detector device having an array of detector elements for scanning a field of view
EP0084060A1 (en) DIRECTIONAL MECHANISM FOR A THERMAL REPRODUCTION SYSTEM AND TELEMETER FOR SUCH A SYSTEM.
KR100255028B1 (ko) 주사형 촬상장치와 주사형 레이저 수광장치
JP4326946B2 (ja) 多数の回転望遠鏡サブアセンブリを有する走査センサシステム
US5339188A (en) Step stare scanning apparatus and method
EP0977068A2 (en) Image inverting device
JP3489531B2 (ja) 2軸駆動機構とそれを利用した画像入力装置及び光投射装置
CA3170257A1 (en) Laser detection and ranging
US7663791B2 (en) Rotary wedge scanner
US4162124A (en) Passive optical rangefinder-sextant
US6744565B1 (en) Biaxial driving mechanism and image inputting apparatus used this mechanism and light projecting apparatus used this mechanism
Schwemmer Holographic airborne rotating lidar instrument experiment (HARLIE)
US4486662A (en) Switch-while-scan optical system
JP3417278B2 (ja) レーザ式測距装置
JP4202142B2 (ja) ジンバルに支持された走査システムおよび方法
GB2198858A (en) Optical scanning surveillance apparatus
RU2355005C1 (ru) Устройство для кругового сканирования
JPH10339620A (ja) 軸ぶれ計測装置
JPH01184410A (ja) スキャン型撮像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040601