JPH10253594A - メタン検出器、非メタン炭化水素濃度測定装置及び炭化水素濃度測定装置 - Google Patents

メタン検出器、非メタン炭化水素濃度測定装置及び炭化水素濃度測定装置

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JPH10253594A
JPH10253594A JP9069204A JP6920497A JPH10253594A JP H10253594 A JPH10253594 A JP H10253594A JP 9069204 A JP9069204 A JP 9069204A JP 6920497 A JP6920497 A JP 6920497A JP H10253594 A JPH10253594 A JP H10253594A
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methane
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和之 豊原
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謙一 内田
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公一 依田
Hiroyuki Kondo
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非メタン炭化水素除去器を原則的には使用す
ることなく、メタンの検出を行なう。 【解決手段】 上部に排気口104を有すると共に下部
に試料ガス導入口5を有する燃焼筒103と、この燃焼
筒103内に入れられたバーナー108と、このバーナ
ー108の火口108aの近傍に設けられた2つの電極
111、113と、これら電極111、113に接続さ
れた電源117と、前記バーナー108の燃料ガス導入
口114に接続された空気管28及び燃料ガス管29と
を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排気ガス中のメタ
ン検出器及びメタン濃度・非メタン炭化水素濃度・全炭
化水素濃度の測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のメタン検出器として以下の如きも
のは知られている。即ち、水素炎イオン化検出器(FI
D検出器)と、この水素炎イオン化検出器の試料ガス導
入口に接続されたメタン以外の炭化水素を除く非メタン
炭化水素除去器(触媒を使用するものや、所定の周波数
の電圧を印加してオゾン放電するもの等)とを有するも
のは知られている。前記水素炎イオン化検出器は、上部
に排気口を有すると共に下部に空気口を有する燃焼筒
と、この燃焼筒内に入れられたバーナーと、バーナーの
火口の上方に設けられた電極(コレクター)と、バーナ
ー側の電極(一般的にはバーナーを導体としてバーナー
自体を電極としている。)と、これら電極に接続された
電源と、バーナーの燃料ガス導入口に接続された試料ガ
ス管及び燃料ガス管とを有するものである。燃料ガスと
しては、一般的に水素とヘリウムとの混合燃料ガス(水
素:ヘリウム=40:60)(容積比)が使用される。
なお、混合燃料ガス、試料ガス及び空気の流量比は以下
の通りである。 混合燃料ガス:試料ガス:空気=10:1:40
【0003】
【従来の作用】以下、従来のメタン検出器の作用を説明
する。試料ガスのメタン以外の炭化水素は非メタン炭化
水素除去器によって除去される。その試料ガスを燃料ガ
スと共にバーナーに供給し、その混合ガスをバーナーの
火口で燃焼させる。そして、その時に発生する電子を電
極によって捉えてメタンを検出するものである。なお、
その時に電極に流れる電流を検出信号として得て、それ
を表示する表示器をメタン検出器に付加すればメタン濃
度測定装置となるものである。
【0004】
【従来技術の欠点】前記従来のメタン検出器には以下の
如き欠点があった。即ち、非メタン炭化水素除去器を必
ず必要とするものであったので、メタン検出器と、全炭
化水素検出器としての別の水素炎イオン化検出器と、全
炭化水素検出器の検出信号からメタン検出器の検出信号
を減算する減算器と、この減算器からの出力信号を表示
する表示器とを組み合わせて、非メタン炭化水素濃度測
定装置を構成した場合、非メタン炭化水素除去器が試料
ガスの流れの抵抗となり、メタン検出器に入る試料ガス
(非メタン炭化水素が除かれたもの)が、全炭化水素検
出器に入る試料ガスより遅れるため、減算器による減算
を正確なものとするため、全炭化水素検出器の試料ガス
導入口に非メタン炭化水素除去器の抵抗に対応する所定
の抵抗調節器を設けざるを得なかった。そのため、抵抗
調節器のためコスト高となるだけでなく、抵抗調節器の
調整を行なうのが極めて困難であるという欠点があっ
た。
【0005】
【発明の背景】本発明者らは、非メタン炭化水素除去器
を原則的には使用することなく、メタンの検出が出来な
いかを考えて、メタンの燃焼速度が他の炭化水素より遅
いことに着目して、非メタン炭化水素を燃焼除去すれば
よいのではと考え、図1に示すごときメタン濃度測定装
置131を発明した。メタン濃度測定装置131は、上
部に排気口104を有すると共に下部に試料ガス導入口
5を有する有底の燃焼筒103と、この燃焼筒103内
に入れられた、火口108aを上端に有するバーナー1
08と、このバーナー108を導体としてそれ自体から
なる電極111と、前記バーナー108の上方に設けら
れ電極113と、これら電極111、113に接続され
た電源117と、前記バーナー108の燃料ガス導入口
114に接続された空気管28及び燃料ガス管29と、
電極113に流れる電流を増幅する増幅器22と、この
増幅器22からの出力信号を表示する表示器23とを有
している。
【0006】前記試料ガス導入口5には、上端部がバー
ナー108の火口108aと同一又はぼぼ同一高さに位
置するガイド筒25が接続されている。前記試料ガス導
入口5には試料ガス管143が接続されている。
【0007】前記メタン濃度測定装置131を使用し
て、濃度既知の試料ガスに対する実験を行ない、表1に
示す実験結果を得た。試料ガスは、炭化水素と空気との
混合気体によって構成されている。燃料ガスとしては、
水素とヘリウムとの混合燃料ガス(水素:ヘリウム=4
0:60)(容積比)を使用した。なお、混合燃料ガ
ス、試料ガス及び空気の流量比は以下の通りである。 混合燃料ガス:試料ガス:空気=10:40:1
【表1】 なお、表1において、表示値(イ)は、メタン濃度測定
装置131を使用しての結果であり、表示値(ロ)は、
比較例として、従来の水素炎イオン化検出器を使用して
の結果である。また、表示値は、メタン相当濃度に換算
した数値で示している。この表1から、メタン濃度測定
装置131が、従来の水素炎イオン化検出器に比較して
メタンの検出に優れていることが分かる。
【0008】
【前記目的を達成するための手段】本発明は前記実験結
果を得て、前記目的を達成するために以下の如き手段を
採用した。請求項1の発明は、上部に排気口を有すると
共に下部に試料ガス導入口を有する燃焼筒と、この燃焼
筒内に入れられたバーナーと、このバーナーの火口の近
傍に設けられた2つの電極と、これら電極に接続された
電源と、前記バーナーの燃料ガス導入口に接続された空
気管及び燃料ガス管とを有するものである。
【0009】
【発明の作用】請求項1の発明は以下の如き作用をなす
ものである。非メタン炭化水素除去器を原則的には使用
することなく、メタンの検出を実用的な範囲で行なうこ
とが出来る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、3つの、本発明の実施の
形態を図面を参照しつつ説明する。なお、これらの説明
において同一の部材は同一の符号で示す。
【0011】[第1の、発明の実施の形態](図1参
照) なお、この実施の形態では、図1のメタン濃度測定装置
131において、試料ガス管143に非メタン炭化水素
除去器26が接続されている(図1の一点鎖線参照)。
なお、非メタン炭化水素除去器26は、従来の水素炎イ
オン化検出器に接続されるものに比較して、その能力が
10分の1程度の極めて小型のものであり、試料ガスの
流れの抵抗にほとんど又は全くならない。前記非メタン
炭化水素除去器26の効果を確認するため、濃度既知の
試料ガスを使用して実験を行ない、表1の表示値(ハ)
に示す実験結果を得た。
【0012】
【第1の、発明の実施の形態の変形例等】以下に変形例
等について説明を加える。 (1)電極11はバーナー108に別個に取り付けたも
のであってもよい。 (2)非メタン炭化水素除去器26は有ってもなくても
よい。 (3)空気管28には、空気に代えて酸素のみが供給さ
れる場合もある。
【0013】[第2の、発明の実施の形態](図2参
照) 炭化水素濃度測定装置132は、メタン検出器133
と、全炭化水素検出器134と、全炭化水素検出器13
4の検出信号からメタン検出器133の検出信号を減算
する減算器136と、この減算器136からの出力信号
を表示する表示器23とを有している。
【0014】メタン検出器133は、図1のメタン濃度
測定装置131から表示器23を除いた構造に近いもの
である。なお、電源117と電極111との間にはスイ
ッチ116が介在されている。前記試料ガス導入口5に
は、途中に非メタン炭化水素除去器26を有する第1試
料ガス管27が接続されている。
【0015】前記全炭化水素検出器134は、上部に排
気口139を有すると共に下部に空気口6を有する燃焼
筒138と、この燃焼筒138内に入れられたバーナー
109と、このバーナー109を導体としてそれ自体か
らなる電極112と、バーナー109の上方に設けられ
電極140と、これら電極112、140にスイッチ1
19を介して接続された電源120と、電極140に流
れる電流を増幅する増幅器22とを有している。前記バ
ーナー109の下端の燃料ガス導入口115には、燃料
ガス管29及び第2試料ガス管30が接続され、また、
前記空気口6には空気管28が接続されている。なお、
第2試料ガス管30と、第1試料ガス管27の、非メタ
ン炭化水素除去器26より上流側部とが合流させられて
いる。
【0016】[第2の、発明の実施の形態の作用]次
に、第2の、発明の実施の形態の作用を説明する。スイ
ッチ116のみを「ON」とすると(スイッチ119は
「OFF」)、メタン濃度を測定することが出来る。逆
に、スイッチ119のみを「ON」とすると(スイッチ
116は「OFF」)、全炭化水素濃度を測定すること
が出来る。そして、スイッチ116及びスイッチ119
を「ON」とすると、減算器136が、電極140に流
れる電流i2(全炭化水素濃度に対応するもの)と、電
極113に流れる電流i1(メタン濃度に対応するも
の)との差を演算して、その出力信号を表示器23に出
力するので、表示器23は非メタン炭化水素濃度を表示
することになる。
【0017】
【第2の、発明の実施の形態の変形例等】以下に変形例
等について説明を加える。 (1)電極111はバーナー108に別個に取り付けた
ものであってもよい。また、電極112はバーナー10
9に別個に取り付けたものであってもよい。 (2)非メタン炭化水素除去器26は有ってもなくても
よい。 (3)スイッチ116、スイッチ119はない場合もあ
る。 (4)空気管28には、空気に代えて酸素のみが供給さ
れる場合もある。
【0018】[第3の、発明の実施の形態](図3参
照) 炭化水素濃度測定装置1は、上部に排気口4を有すると
共に下部に試料ガス導入口5及び空気口6を有する有底
の燃焼筒3と、この燃焼筒3内に試料ガス導入口5に近
接するようにして入れられた、火口8aを上端に有する
第1バーナー8(非メタン検出用のバーナー)と、前記
燃焼筒3内に空気口6に近接するようにして入れられ
た、火口9aを上端に有する第2バーナー(全炭化水素
検出用のバーナー)と、第1バーナー8を導体としてそ
れ自体からなる第1電極11と、第2バーナー9を導体
としてそれ自体からなる第2電極12と、第1バーナー
8及び第2バーナー9の上方に設けられた共通電極13
と、第1電極11と共通電極13とに第1スイッチ16
を介して接続された第1電源17と、第2電極12と共
通電極13とに第2スイッチ19を介して接続された、
共通電極13に第1電源17と逆の極性を印加する第2
電源20と、共通電極13に流れる電流を増幅する増幅
器22と、この増幅器22からの出力信号を表示する表
示器23とを有している。
【0019】前記試料ガス導入口5には、上端部が第1
バーナー8の火口8aと同一又はぼぼ同一高さに位置す
るガイド筒25が接続されている。前記試料ガス導入口
5には、途中に非メタン炭化水素除去器26を有する第
1試料ガス管27が接続されている。また、第1バーナ
ー8の下端の燃料ガス導入口14には、空気管28及び
燃料ガス管29が接続されている。
【0020】前記第2バーナー9の下端の燃料ガス導入
口15には、燃料ガス管29及び第2試料ガス管30が
接続され、また、前記空気口6には空気管28が接続さ
れている。
【0021】[第3の、発明の実施の形態の作用]次
に、第3の、発明の実施の形態の作用を説明する。第1
スイッチ16のみを「ON」とすると(第2スイッチ1
9は「OFF」)、メタン濃度を測定することが出来
る。逆に、第2スイッチ19のみを「ON」とすると
(第1スイッチ16は「OFF」)、全炭化水素濃度を
測定することが出来る。そして、第1スイッチ16及び
第2スイッチ19を「ON」とすると、第2電源20を
含む回路に流れる電流i1(全炭化水素濃度に対応する
もの)と、第1電源17を含む回路に流れる電流i
2(メタン濃度に対応するもの)との差の電流が共通電
極13に流れるので、表示器23は非メタン炭化水素濃
度を表示することになる。
【0022】
【第3の、発明の実施の形態の変形例等】以下に変形例
等について説明を加える。 (1)第1電極11は第1バーナー8に別個に取り付け
たものであってもよい。また、第2電極12は第2バー
ナー9に別個に取り付けたものであってもよい。 (2)非メタン炭化水素除去器26は有ってもなくても
よい。 (3)スイッチ16、スイッチ19はない場合もある。 (4)空気管28には、空気に代えて酸素のみが供給さ
れる場合もある。
【0023】
【発明の効果】本発明は前記した如き構成によって以下
の如き効果を奏するものである。 (1)請求項1の発明によれば、非メタン炭化水素除去
器を原則的には使用することなく、メタンの検出を実用
的な範囲で行なうことが出来る。 (2)請求項2の発明によれば、請求項1の発明に比較
してメタン検出の精度をより高めることが出来る。 (3)請求項3の発明によれば、非メタン炭化水素除去
器を原則的には使用することなく、非メタン炭化水素濃
度の測定を実用的な範囲で行なうことが出来る。 (4)請求項4の発明によれば、請求項3の発明に比較
して非メタン炭化水素濃度の検出の精度を高めることが
出来る。 (5)請求項5の発明によれば、スイッチの操作によっ
て、メタン濃度、全炭化水素濃度及び非メタン炭化水素
濃度を効率良く且つ精度よく測定することが出来る。 (6)請求項6の発明によれば、請求項5の発明に比較
して、メタン濃度及び非メタン炭化水素濃度の検出の精
度を高めることが出来る。 (7)請求項7の発明によれば、非メタン炭化水素除去
器を原則的には使用することなく、非メタン炭化水素濃
度の測定を実用的な範囲で行なうことが出来る。 (8)請求項8の発明によれば、請求項7の発明に比較
して非メタン炭化水素濃度の検出の精度を高めることが
出来る。 (9)請求項9の発明によれば、スイッチの操作によっ
て、メタン濃度、全炭化水素濃度及び非メタン炭化水素
濃度を効率良く且つ精度よく測定することが出来る。 (10)請求項10の発明によれば、請求項9の発明に
比較して、メタン濃度及び非メタン炭化水素濃度の検出
の精度を高めることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の、第1の実施の形態を示す系統図であ
る。
【図2】本発明の、第2の実施の形態を示す系統図であ
る。
【図3】本発明の、第3の実施の形態を示す系統図であ
る。
【符号の説明】
5 試料ガス導入口 103 燃焼筒 104 排気口 108 バーナー 108a 火口 111 電極 113 電極 117 電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 豊原 和之 京都府京都市伏見区下鳥羽城ノ越町7番地 の1 株式会社ファームテック内 (72)発明者 内田 謙一 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 依田 公一 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 近藤 啓之 京都府京都市下京区東洞院通七条上ル飴屋 町238−1 エスリード京都駅前401号

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部に排気口を有すると共に下部に試料
    ガス導入口を有する燃焼筒と、この燃焼筒内に入れられ
    たバーナーと、このバーナーの火口の近傍に設けられた
    2つの電極と、これら電極に接続された電源と、前記バ
    ーナーの燃料ガス導入口に接続された空気管及び燃料ガ
    ス管とを有するメタン検出器。
  2. 【請求項2】 前記試料ガス導入口にメタン以外の炭化
    水素を除く非メタン炭化水素除去器が接続されている請
    求項1記載のメタン検出器。
  3. 【請求項3】 メタン検出器と、全炭化水素検出器と、
    全炭化水素検出器の検出信号からメタン検出器の検出信
    号を減算する減算器と、減算器からの出力信号を表示す
    る表示器とを有しており、前記メタン検出器が、上部に
    排気口を有すると共に下部に試料ガス導入口を有する燃
    焼筒と、この燃焼筒内に入れられたバーナーと、このバ
    ーナーの火口の近傍に設けられた2つの電極と、これら
    電極に接続された電源と、前記バーナーの燃料ガス導入
    口に接続された空気管及び燃料ガス管とを有しており、
    前記全炭化水素検出器が、上部に排気口を有すると共に
    下部に空気口を有する燃焼筒と、この燃焼筒内に入れら
    れたバーナーと、このバーナーの火口の近傍に設けられ
    た2つの電極と、これら電極に接続された電源と、前記
    バーナーの燃料ガス導入口に接続された試料ガス管及び
    燃料ガス管とを有する非メタン炭化水素濃度測定装置。
  4. 【請求項4】 前記メタン検出器の試料ガス導入口にメ
    タン以外の炭化水素を除く非メタン炭化水素除去器が接
    続されている請求項3記載の非メタン炭化水素濃度測定
    装置。
  5. 【請求項5】 メタン検出器と、全炭化水素検出器と、
    全炭化水素検出器の検出信号からメタン検出器の検出信
    号を減算する減算器と、減算器からの出力信号を表示す
    る表示器とを有しており、前記メタン検出器が、上部に
    排気口を有すると共に下部に試料ガス導入口を有する燃
    焼筒と、この燃焼筒内に入れられたバーナーと、このバ
    ーナーの火口の近傍に設けられた2つの電極と、これら
    電極にスイッチを介して接続された電源と、前記バーナ
    ーの燃料ガス導入口に接続された空気管及び燃料ガス管
    とを有しており、前記全炭化水素検出器が、上部に排気
    口を有すると共に下部に空気口を有する燃焼筒と、この
    燃焼筒内に入れられたバーナーと、このバーナーの火口
    の近傍に設けられた2つの電極と、これら電極にスイッ
    チを介して接続された電源と、前記バーナーの燃料ガス
    導入口に接続された試料ガス管及び燃料ガス管とを有す
    る炭化水素濃度測定装置。
  6. 【請求項6】 前記メタン検出器の試料ガス導入口にメ
    タン以外の炭化水素を除く非メタン炭化水素除去器が接
    続されている請求項5記載の炭化水素濃度測定装置。
  7. 【請求項7】 上部に排気口を有すると共に下部に試料
    ガス導入口及び空気口を有する燃焼筒と、この燃焼筒内
    に試料ガス導入口に近接するようにして入れられた第1
    バーナーと、この第1バーナーの燃料ガス導入口に接続
    された空気管及び燃料ガス管と、前記燃焼筒内に空気口
    に近接するようにして入れられた第2バーナーと、この
    第2バーナーの燃料ガス導入口に接続された試料ガス管
    及び燃料ガス管と、前記第1バーナーの近傍に設けられ
    た第1電極と、前記第2バーナーの近傍に設けられた第
    2電極と、第1バーナー及び第2バーナーの上方に設け
    られた共通電極と、前記第1電極と共通電極とに接続さ
    れた第1電源と、前記第2電極と共通電極とに接続され
    た、共通電極に第1電源と逆の極性を印加する第2電源
    と、前記共通電極に流れる電流を表示する表示器とを有
    する非メタン炭化水素濃度測定装置。
  8. 【請求項8】 前記試料ガス導入口にメタン以外の炭化
    水素を除く非メタン炭化水素除去器が接続されている請
    求項7記載の非メタン炭化水素濃度測定装置。
  9. 【請求項9】 上部に排気口を有すると共に下部に試料
    ガス導入口及び空気口を有する燃焼筒と、この燃焼筒内
    に試料ガス導入口に近接するようにして入れられた第1
    バーナーと、この第1バーナーの燃料ガス導入口に接続
    された空気管及び燃料ガス管と、燃焼筒内に空気口に近
    接するようにして入れられた第2バーナーと、この第2
    バーナーの燃料ガス導入口に接続された試料ガス管及び
    燃料ガス管と、前記第1バーナーの近傍に設けられた第
    1電極と、前記第2バーナーの近傍に設けられた第2電
    極と、第1バーナー及び第2バーナーの上方に設けられ
    た共通電極と、前記第1電極と共通電極とに第1スイッ
    チを介して接続された第1電源と、前記第2電極と共通
    電極とに第2スイッチを介して接続された、共通電極に
    第1電源と逆の極性を印加する第2電源と、前記共通電
    極に流れる電流を表示する表示器とを有する炭化水素濃
    度測定装置。
  10. 【請求項10】 前記試料ガス導入口にメタン以外の炭
    化水素を除く非メタン炭化水素除去器が接続されている
    請求項9記載の炭化水素濃度測定装置。
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