JPH10253515A - 硬さ測定装置 - Google Patents
硬さ測定装置Info
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- JPH10253515A JPH10253515A JP9059338A JP5933897A JPH10253515A JP H10253515 A JPH10253515 A JP H10253515A JP 9059338 A JP9059338 A JP 9059338A JP 5933897 A JP5933897 A JP 5933897A JP H10253515 A JPH10253515 A JP H10253515A
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- Japan
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- contact
- measurement
- hardness
- measuring device
- vibrator
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Abstract
(57)【要約】
【課題】硬さの測定を自動的に開始かつ終了することが
できるとともに、振動子が正しい測定結果を出力してい
るか否かを正確に検出することができる硬さ測定装置を
提供する。 【解決手段】対象物に接触する接触子101Aを有する
振動子101Bと、振動子101Bを共振振動させて接
触子101Aに対象物が接触したときの共振状態の変化
量、すなわち共振周波数の変化を検出する周波数カウン
ター11とを具備して、対象物の硬さ情報を得る硬さ測
定装置において、周波数カウンター11の出力が、設定
された出力値範囲にあるか否かを確認する演算部10A
をさらに具備する。
できるとともに、振動子が正しい測定結果を出力してい
るか否かを正確に検出することができる硬さ測定装置を
提供する。 【解決手段】対象物に接触する接触子101Aを有する
振動子101Bと、振動子101Bを共振振動させて接
触子101Aに対象物が接触したときの共振状態の変化
量、すなわち共振周波数の変化を検出する周波数カウン
ター11とを具備して、対象物の硬さ情報を得る硬さ測
定装置において、周波数カウンター11の出力が、設定
された出力値範囲にあるか否かを確認する演算部10A
をさらに具備する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は対象物の硬さを測定
する硬さ測定装置に関する。
する硬さ測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、生体組織などの対象物に接触す
る接触子を有する振動子を共振振動させ、接触子が対象
物に接触したときの共振状態の変化量を検出することに
より対象物の硬さに関する情報を得る硬さ測定装置が従
来より知られている。
る接触子を有する振動子を共振振動させ、接触子が対象
物に接触したときの共振状態の変化量を検出することに
より対象物の硬さに関する情報を得る硬さ測定装置が従
来より知られている。
【0003】例えば特開平5−322730号公報は電
源が投入されると自動的に測定を開始し、その直後の発
振周波数を基準周波数として設定する。そして、所定時
間経過した後に再度測定を行い、このときの測定周波数
とあらかじめ設定した基準周波数とを比較して周波数変
化を算出し、この周波数変化がしきい値よりも大きい場
合に、接触子が対象物に接触したものと判断して当該周
波数変化を対象物の硬さ情報としている。
源が投入されると自動的に測定を開始し、その直後の発
振周波数を基準周波数として設定する。そして、所定時
間経過した後に再度測定を行い、このときの測定周波数
とあらかじめ設定した基準周波数とを比較して周波数変
化を算出し、この周波数変化がしきい値よりも大きい場
合に、接触子が対象物に接触したものと判断して当該周
波数変化を対象物の硬さ情報としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た特開平5−322730号公報においては、自動的に
測定を終了することができない。また、例えば異物が接
触子に付着したために振動子の発振周波数が変化したこ
とや、振動子が故障状態にあることを検出できない。し
たがって、振動子が上記したような異常状態にある場合
には正しい測定結果が得られないという問題があった。
た特開平5−322730号公報においては、自動的に
測定を終了することができない。また、例えば異物が接
触子に付着したために振動子の発振周波数が変化したこ
とや、振動子が故障状態にあることを検出できない。し
たがって、振動子が上記したような異常状態にある場合
には正しい測定結果が得られないという問題があった。
【0005】本発明の硬さ測定装置はこのような課題に
着目してなされたものであり、その目的とするところ
は、対象物の硬さの測定を自動的に開始かつ終了するこ
とができるとともに、振動子が正しい測定結果を出力し
ているか否かを正確に検出することができる硬さ測定装
置を提供することにある。
着目してなされたものであり、その目的とするところ
は、対象物の硬さの測定を自動的に開始かつ終了するこ
とができるとともに、振動子が正しい測定結果を出力し
ているか否かを正確に検出することができる硬さ測定装
置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の硬さ測定装置は、対象物に接触する接触
子を有する振動子と、この振動子を共振振動させて前記
接触子に対象物が接触したときの共振状態の変化量を検
出する変化量検出手段とを具備して、対象物の硬さ情報
を得る硬さ測定装置において、前記変化量検出手段の出
力が、設定された出力値範囲にあるか否かを確認する状
態確認手段をさらに具備する。
めに、本発明の硬さ測定装置は、対象物に接触する接触
子を有する振動子と、この振動子を共振振動させて前記
接触子に対象物が接触したときの共振状態の変化量を検
出する変化量検出手段とを具備して、対象物の硬さ情報
を得る硬さ測定装置において、前記変化量検出手段の出
力が、設定された出力値範囲にあるか否かを確認する状
態確認手段をさらに具備する。
【0007】すなわち、本発明の硬さ測定装置は、対象
物に接触する接触子を有する振動子を共振振動させて前
記接触子に対象物が接触したときの共振状態の変化量を
変化量検出手段によって検出して対象物の硬さ情報を得
るにあたって、状態確認手段によって前記変化量検出手
段の出力が、設定された出力値範囲にあるか否かを確認
するようにする。
物に接触する接触子を有する振動子を共振振動させて前
記接触子に対象物が接触したときの共振状態の変化量を
変化量検出手段によって検出して対象物の硬さ情報を得
るにあたって、状態確認手段によって前記変化量検出手
段の出力が、設定された出力値範囲にあるか否かを確認
するようにする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を詳細に説明する。図1は本発明の第1〜第3実
施形態に係る硬さ測定装置の全体構成図である。図1に
おいて、対象物100を観察する内視鏡107は対象物
100を照射するための光線を出力する光源106と、
対象物100からの観察像を処理する内視鏡プロセッサ
105に接続されている。また、対象物100に接触さ
せて対象物100の硬さデータを検出する超音波触覚セ
ンサ101は検出した硬さデータを処理する計測部10
2に接続されている。スーパーインポーズ部103は内
視鏡プロセッサ105からの出力と計測部102からの
出力とをスーパーインポーズしてTVモニターやLCD
などの表示部104に出力する。表示部104はスーパ
ーインポーズされたデータを内視鏡像104A及び硬さ
計測データ104Bのごとく表示する。
施形態を詳細に説明する。図1は本発明の第1〜第3実
施形態に係る硬さ測定装置の全体構成図である。図1に
おいて、対象物100を観察する内視鏡107は対象物
100を照射するための光線を出力する光源106と、
対象物100からの観察像を処理する内視鏡プロセッサ
105に接続されている。また、対象物100に接触さ
せて対象物100の硬さデータを検出する超音波触覚セ
ンサ101は検出した硬さデータを処理する計測部10
2に接続されている。スーパーインポーズ部103は内
視鏡プロセッサ105からの出力と計測部102からの
出力とをスーパーインポーズしてTVモニターやLCD
などの表示部104に出力する。表示部104はスーパ
ーインポーズされたデータを内視鏡像104A及び硬さ
計測データ104Bのごとく表示する。
【0009】図2は、図1の硬さ測定装置において、超
音波触覚センサ101及び計測部102周辺の構成を示
すブロック図である。図2において、超音波触覚センサ
101は、対象物100に接触する接触子101Aを有
する振動子101Bと、この振動子101Bからの出力
を増幅する増幅器101Cとを具備する。超音波触覚セ
ンサ101は振動子101Bの共振周波数をカウントす
る周波数カウンタ11を介して計測部本体10に接続さ
れている。ここで、周波数カウンタ11と計測部本体1
0とは計測部102を構成している。また、周波数カウ
ンタ11は接触子101Aが対象物100に接触したと
きの共振状態の変化量を検出する変化量検出手段として
の機能を有する。
音波触覚センサ101及び計測部102周辺の構成を示
すブロック図である。図2において、超音波触覚センサ
101は、対象物100に接触する接触子101Aを有
する振動子101Bと、この振動子101Bからの出力
を増幅する増幅器101Cとを具備する。超音波触覚セ
ンサ101は振動子101Bの共振周波数をカウントす
る周波数カウンタ11を介して計測部本体10に接続さ
れている。ここで、周波数カウンタ11と計測部本体1
0とは計測部102を構成している。また、周波数カウ
ンタ11は接触子101Aが対象物100に接触したと
きの共振状態の変化量を検出する変化量検出手段として
の機能を有する。
【0010】計測部本体10は、周波数カウンタ11の
カウント値に基づいて対象物100の硬さを表す硬さ計
測データを得るとともに、接触子101Aの対象物10
0への接触状態を検出する接触検出手段としての機能
と、周波数カウンタ11の出力が設定された出力値範囲
にあるか否かを確認する状態確認手段としての機能を有
する演算部10Aと、後述する基準周波数を記憶してお
く記憶手段としてのメモリー10Bと、操作者に対する
インタフェースとしてのI/O制御部10Cと、硬さ計
測データを表示部104に表示するときの表示制御を行
なう表示制御部10Dと、上記した各部の制御を行なう
制御部10Eとを具備する。I/O制御部10Cには警
告手段14及び測定開始及び終了用のスイッチ15が接
続されている。
カウント値に基づいて対象物100の硬さを表す硬さ計
測データを得るとともに、接触子101Aの対象物10
0への接触状態を検出する接触検出手段としての機能
と、周波数カウンタ11の出力が設定された出力値範囲
にあるか否かを確認する状態確認手段としての機能を有
する演算部10Aと、後述する基準周波数を記憶してお
く記憶手段としてのメモリー10Bと、操作者に対する
インタフェースとしてのI/O制御部10Cと、硬さ計
測データを表示部104に表示するときの表示制御を行
なう表示制御部10Dと、上記した各部の制御を行なう
制御部10Eとを具備する。I/O制御部10Cには警
告手段14及び測定開始及び終了用のスイッチ15が接
続されている。
【0011】図3は上記した構成を有する硬さ測定装置
の動作を示すフローチャートである。まず、装置の電源
をONして(ステップS1)、測定データとして振動子
101Bの共振周波数を取得する(ステップS2)。次
に、スイッチ15が操作者によって押されているか否か
を判断する(ステップS3)。ここでスイッチ15が押
されていない場合にはステップS2において取得した共
振周波数Dn があらかじめ設定された最大値DMIN と最
小値DMAX の間のある一定の周波数範囲にあるか否か
(DMIN ≦Dn ≦DMAX )を判断する(ステップS1
0)。ここでYESの場合にはこの共振周波数Dn によ
ってメモリー10Bに記憶されている基準周波数を更新
して(ステップS11)、ステップS2に戻る。一方、
ステップS10の判断がNOの場合には振動子101B
に異常があるものと判断して警告手段14によってアラ
ーム音などを用いて操作者に警告する(ステップS1
2)。アラーム音が出力されるのは、振動子101Bが
故障した場合のみならず、接触子101Aに異物が付着
した場合などにも出力される。アラーム音は異常の原因
が取り除かれない限り出力されるが、接触子101Aに
異物が付着した場合などはそれを取り除くことにより警
告は停止される。
の動作を示すフローチャートである。まず、装置の電源
をONして(ステップS1)、測定データとして振動子
101Bの共振周波数を取得する(ステップS2)。次
に、スイッチ15が操作者によって押されているか否か
を判断する(ステップS3)。ここでスイッチ15が押
されていない場合にはステップS2において取得した共
振周波数Dn があらかじめ設定された最大値DMIN と最
小値DMAX の間のある一定の周波数範囲にあるか否か
(DMIN ≦Dn ≦DMAX )を判断する(ステップS1
0)。ここでYESの場合にはこの共振周波数Dn によ
ってメモリー10Bに記憶されている基準周波数を更新
して(ステップS11)、ステップS2に戻る。一方、
ステップS10の判断がNOの場合には振動子101B
に異常があるものと判断して警告手段14によってアラ
ーム音などを用いて操作者に警告する(ステップS1
2)。アラーム音が出力されるのは、振動子101Bが
故障した場合のみならず、接触子101Aに異物が付着
した場合などにも出力される。アラーム音は異常の原因
が取り除かれない限り出力されるが、接触子101Aに
異物が付着した場合などはそれを取り除くことにより警
告は停止される。
【0012】一方、ステップS3においてスイッチ15
が押されたことが検出された場合にはステップS4に進
んで測定を開始する。すなわち、振動子101Bの共振
周波数を測定データとして取得して、計測部本体10の
演算部10Aで演算を行って硬さ計測データを得、これ
を表示部104に表示する(ステップS5、S6、S
7)。上記の動作をスイッチ15がOFFされてステッ
プS8の判断がNOとなるまで継続する。そしてステッ
プS8の判断がNOとなったときに測定を終了する(ス
テップS9)。
が押されたことが検出された場合にはステップS4に進
んで測定を開始する。すなわち、振動子101Bの共振
周波数を測定データとして取得して、計測部本体10の
演算部10Aで演算を行って硬さ計測データを得、これ
を表示部104に表示する(ステップS5、S6、S
7)。上記の動作をスイッチ15がOFFされてステッ
プS8の判断がNOとなるまで継続する。そしてステッ
プS8の判断がNOとなったときに測定を終了する(ス
テップS9)。
【0013】上記した第1実施形態によれば、ステップ
S10で共振周波数があらかじめ設定された最大値と最
小値の間のある一定の周波数範囲にあるか否かを判断す
るようにしたので、接触子101Aに異物が付着した場
合を含む異常な状態にあるか否か、すなわち、振動子が
測定できる状態にあるか否かを正確に検出することがで
きる。
S10で共振周波数があらかじめ設定された最大値と最
小値の間のある一定の周波数範囲にあるか否かを判断す
るようにしたので、接触子101Aに異物が付着した場
合を含む異常な状態にあるか否か、すなわち、振動子が
測定できる状態にあるか否かを正確に検出することがで
きる。
【0014】図4は本発明の第2実施形態に係る硬さ測
定装置の構成を示すブロック図である。図4の構成は上
記した図2の構成からスイッチ15を取り除いた構成と
同一である。
定装置の構成を示すブロック図である。図4の構成は上
記した図2の構成からスイッチ15を取り除いた構成と
同一である。
【0015】以下に図5のフローチャートを参照して図
4に示す硬さ測定装置の動作を説明する。まず、装置の
電源をONして(ステップS21)、直ちに振動子10
1Bからの共振周波数を測定データとして取得する(ス
テップS22)。次にこの測定から所定時間後の共振周
波数を測定データとして再度取得する(ステップS2
3)。次に上記ステップS22で取得した共振周波数D
n-1 と上記ステップS23で取得した共振周波数Dn と
の間の周波数変化Dn −Dn-1 を算出して、このDn −
Dn-1 が所定のしきい値C1 (<0)より小さいか否か
を判断する(ステップS24)。ここで、接触子101
Aが対象物100に接触しておらず、測定が開始されて
いない状態では図6(A)に示すように時間の経過に伴
う大きな周波数の変化はない(すなわち、Dn −Dn-1
>C1 、単位時間あたりのDn −Dn-1 は傾き(時間微
分値)を表していると考えることができる)が、接触子
101Aが対象物100に接触すると図6(B)に示す
ように共振周波数が急激に低下してDn −Dn-1 ≦C1
の条件を満たすのでステップS25に進んで測定が自動
的に開始される。すなわち、振動子101Bの共振周波
数を周波数カウンタ11を介して取得して、計測部本体
10の演算部10Aで演算を行って硬さ計測データを
得、これを表示部104に表示する(ステップS26、
S27、S28)。このようにして測定が継続される
が、測定を終了するために接触子101Aを対象物10
0から離すと図6(C)の上昇曲線Wで示すように共振
周波数が急激に増大する。このことより、所定の時間間
隔をおいた2つの共振周波数の変化Dn −Dn-1 が所定
のしきい値C2 (>0)より大きいか否かを測定中に判
断し(ステップS29)、接触子101Aを対象物10
0から離すとこの判断がYESとなるので、自動的に測
定を終了する(ステップS30)。これによって一定時
間後には2つの共振周波数の変化がほとんどない図6
(D)に示すような特性が得られる。
4に示す硬さ測定装置の動作を説明する。まず、装置の
電源をONして(ステップS21)、直ちに振動子10
1Bからの共振周波数を測定データとして取得する(ス
テップS22)。次にこの測定から所定時間後の共振周
波数を測定データとして再度取得する(ステップS2
3)。次に上記ステップS22で取得した共振周波数D
n-1 と上記ステップS23で取得した共振周波数Dn と
の間の周波数変化Dn −Dn-1 を算出して、このDn −
Dn-1 が所定のしきい値C1 (<0)より小さいか否か
を判断する(ステップS24)。ここで、接触子101
Aが対象物100に接触しておらず、測定が開始されて
いない状態では図6(A)に示すように時間の経過に伴
う大きな周波数の変化はない(すなわち、Dn −Dn-1
>C1 、単位時間あたりのDn −Dn-1 は傾き(時間微
分値)を表していると考えることができる)が、接触子
101Aが対象物100に接触すると図6(B)に示す
ように共振周波数が急激に低下してDn −Dn-1 ≦C1
の条件を満たすのでステップS25に進んで測定が自動
的に開始される。すなわち、振動子101Bの共振周波
数を周波数カウンタ11を介して取得して、計測部本体
10の演算部10Aで演算を行って硬さ計測データを
得、これを表示部104に表示する(ステップS26、
S27、S28)。このようにして測定が継続される
が、測定を終了するために接触子101Aを対象物10
0から離すと図6(C)の上昇曲線Wで示すように共振
周波数が急激に増大する。このことより、所定の時間間
隔をおいた2つの共振周波数の変化Dn −Dn-1 が所定
のしきい値C2 (>0)より大きいか否かを測定中に判
断し(ステップS29)、接触子101Aを対象物10
0から離すとこの判断がYESとなるので、自動的に測
定を終了する(ステップS30)。これによって一定時
間後には2つの共振周波数の変化がほとんどない図6
(D)に示すような特性が得られる。
【0016】上記した第2実施形態によれば、接触子1
01Aが対象物100へ接触した状態のみならず、接触
がはずれた状態をも検出できるので、これによって測定
の開始と終了を知ることができ、測定開始、終了用のス
イッチ15が不要になる効果がある。
01Aが対象物100へ接触した状態のみならず、接触
がはずれた状態をも検出できるので、これによって測定
の開始と終了を知ることができ、測定開始、終了用のス
イッチ15が不要になる効果がある。
【0017】以下に本発明の第3実施形態を説明する。
第3実施形態の構成は上記した第2実施形態と同様であ
るのでその構成の説明は省略する。図7は第3実施形態
の動作を説明するためのフローチャートである。このフ
ローチャートの工程は上記した図3に示す第1実施形態
の工程と、図5に示す第2実施形態の工程とを合成した
ものであり、第1実施形態における異常検出と第2実施
形態の接触検出とを同時に行なうことを意図している。
第3実施形態の構成は上記した第2実施形態と同様であ
るのでその構成の説明は省略する。図7は第3実施形態
の動作を説明するためのフローチャートである。このフ
ローチャートの工程は上記した図3に示す第1実施形態
の工程と、図5に示す第2実施形態の工程とを合成した
ものであり、第1実施形態における異常検出と第2実施
形態の接触検出とを同時に行なうことを意図している。
【0018】すなわち、まず、装置の電源をONして
(ステップS31)、直ちに振動子101Bからの共振
周波数を測定データとして取得する(ステップS3
2)。次にこの測定から所定時間後の共振周波数を測定
データとして再度取得する(ステップS33)。次に上
記ステップS32で取得した共振周波数Dn-1 と上記ス
テップS33で取得した共振周波数Dn との間の周波数
変化Dn −Dn-1 を算出して、このDn −Dn-1 が所定
のしきい値C1 (<0)より小さいか否かを判断する
(ステップS34)。ここで、接触子101Aが対象物
100に接触していない間はステップS34の判断がN
OとなってステップS41、S42、S43を実行す
る。ステップS41ではステップS32において取得し
た共振周波数Dn があらかじめ設定された最大値DMIN
と最小値DMAX の間のある一定の周波数範囲にあるか否
か(DMIN ≦Dn ≦DMAX )を判断する。ここでYES
の場合にはこの共振周波数Dn によってメモリー10B
に記憶されている基準周波数を更新して(ステップS4
2)、ステップS33に戻る。一方、ステップS41の
判断がNOの場合には振動子101Bに異常があるもの
と判断して警告手段14によってアラーム音などを用い
て操作者に警告する(ステップS43)。アラーム音が
出力されるのは、振動子101Bが故障した場合のみな
らず、接触子101Aに異物が付着した場合などにも出
力される。アラーム音は異常の原因が取り除かれない限
り出力されるが、接触子101Aに異物が付着した場合
などはそれを取り除くことにより警告は停止される。
(ステップS31)、直ちに振動子101Bからの共振
周波数を測定データとして取得する(ステップS3
2)。次にこの測定から所定時間後の共振周波数を測定
データとして再度取得する(ステップS33)。次に上
記ステップS32で取得した共振周波数Dn-1 と上記ス
テップS33で取得した共振周波数Dn との間の周波数
変化Dn −Dn-1 を算出して、このDn −Dn-1 が所定
のしきい値C1 (<0)より小さいか否かを判断する
(ステップS34)。ここで、接触子101Aが対象物
100に接触していない間はステップS34の判断がN
OとなってステップS41、S42、S43を実行す
る。ステップS41ではステップS32において取得し
た共振周波数Dn があらかじめ設定された最大値DMIN
と最小値DMAX の間のある一定の周波数範囲にあるか否
か(DMIN ≦Dn ≦DMAX )を判断する。ここでYES
の場合にはこの共振周波数Dn によってメモリー10B
に記憶されている基準周波数を更新して(ステップS4
2)、ステップS33に戻る。一方、ステップS41の
判断がNOの場合には振動子101Bに異常があるもの
と判断して警告手段14によってアラーム音などを用い
て操作者に警告する(ステップS43)。アラーム音が
出力されるのは、振動子101Bが故障した場合のみな
らず、接触子101Aに異物が付着した場合などにも出
力される。アラーム音は異常の原因が取り除かれない限
り出力されるが、接触子101Aに異物が付着した場合
などはそれを取り除くことにより警告は停止される。
【0019】前記したように測定が開始されていない状
態では、時間の経過に伴う大きな周波数の変化はない
が、接触子101Aが対象物100に接触すると共振周
波数が急激に低下してDn −Dn-1 ≦C1 の条件を満た
すのでステップS35に進んで測定が自動的に開始され
る。すなわち、振動子101Bの共振周波数を周波数カ
ウンタ11を介して取得して、計測部本体10の演算部
10Aで演算を行って硬さ計測データを得、これを表示
部104に表示する(ステップS36、S37、S3
8)。このようにして測定が継続されるが、測定を終了
するために接触子101Aを対象物100から離すと共
振周波数が急激に増大する。これによって、所定の時間
間隔をおいた2つの共振周波数の変化Dn −Dn-1 が所
定のしきい値C2 (>0)より大きいか否かの判断(ス
テップS39)がYESとなるので、自動的に測定を終
了する(ステップS40)。
態では、時間の経過に伴う大きな周波数の変化はない
が、接触子101Aが対象物100に接触すると共振周
波数が急激に低下してDn −Dn-1 ≦C1 の条件を満た
すのでステップS35に進んで測定が自動的に開始され
る。すなわち、振動子101Bの共振周波数を周波数カ
ウンタ11を介して取得して、計測部本体10の演算部
10Aで演算を行って硬さ計測データを得、これを表示
部104に表示する(ステップS36、S37、S3
8)。このようにして測定が継続されるが、測定を終了
するために接触子101Aを対象物100から離すと共
振周波数が急激に増大する。これによって、所定の時間
間隔をおいた2つの共振周波数の変化Dn −Dn-1 が所
定のしきい値C2 (>0)より大きいか否かの判断(ス
テップS39)がYESとなるので、自動的に測定を終
了する(ステップS40)。
【0020】上記した第3実施形態によれば、上記した
第1実施形態の効果と第2実施形態の効果とを組み合わ
せた効果が得られる。以下に本発明の第4実施形態を説
明する。図8は本発明の第4実施形態に係る硬さ測定装
置の構成を示す図である。図8の構成は、図1の超音波
触覚センサ101の代わりに、体表面54を介して体腔
内に挿入され、対象物55の表面を走査可能な超音波触
覚センサプローブ53を用いた点を除いて図1の構成と
実質的に同一である。図8の内視鏡スコープ52は図1
の内視鏡107に対応している。また、図8の超音波触
覚センサ計測部58は図1の計測部102に準ずる構成
である。
第1実施形態の効果と第2実施形態の効果とを組み合わ
せた効果が得られる。以下に本発明の第4実施形態を説
明する。図8は本発明の第4実施形態に係る硬さ測定装
置の構成を示す図である。図8の構成は、図1の超音波
触覚センサ101の代わりに、体表面54を介して体腔
内に挿入され、対象物55の表面を走査可能な超音波触
覚センサプローブ53を用いた点を除いて図1の構成と
実質的に同一である。図8の内視鏡スコープ52は図1
の内視鏡107に対応している。また、図8の超音波触
覚センサ計測部58は図1の計測部102に準ずる構成
である。
【0021】図9は上記した構成を有する硬さ測定装置
の動作を示すフローチャートである。まず、装置の電源
をONして(ステップS51)、超音波触覚センサプロ
ーブ53を対象物55を走査、すなわち、なぞる動作を
したときの共振周波数を測定データとして超音波触覚セ
ンサ計測部58で取得する(ステップS52)。次に、
ステップS53でこの取得した共振周波数Dn があらか
じめ設定された最大値DMIN と最小値DMAX の間のある
一定の周波数範囲にあるか否か(DMIN ≦Dn≦D
MAX )、すなわち、基準周波数の近辺にあるか否かを判
断する(ステップS53)。ここでYESになっている
間は何もせず、NOになったときにはじめてステップS
54に移行して所定の時間間隔をおいて測定した2つの
共振周波数Dn-1 及びDn との間の周波数変化Dn −D
n-1 を算出して、このDn −Dn-1 が所定のしきい値C
1 (<0)より小さいか否かを判断する(ステップS5
4)。ここで、プローブ53が対象物55をなぞると共
振周波数が急激に低下してDn−Dn-1 ≦C1 の条件を
満たすのでステップS55に進んで測定が自動的に開始
される。そして、次の測定中の工程(ステップS56)
において、超音波触覚センサプローブ53からの共振周
波数を超音波触覚センサ計測部58で取得して、これを
硬さ計測データとして内視鏡プロセッサ105からの内
視鏡像とスーパーインポーズ部103でスーパーインポ
ーズして表示部104に表示する。このようにして測定
が継続されるが、測定を終了するために超音波触覚セン
サプローブ53を対象物55から離すと共振周波数が急
激に増大する。これによって、所定の時間間隔をおいた
2つの共振周波数の変化Dn −Dn-1 が所定のしきい値
C2(>0)より大きいか否かの判断(ステップS5
7)がYESとなり次のステップS58に移行して、取
得した共振周波数Dn があらかじめ設定された最大値D
MIN と最小値DMAX の間のある一定の周波数範囲にある
か否か(DMIN ≦Dn ≦DMAX )を再度判断する(ステ
ップS58)。そして、この判断がNOになっている
間、すなわち、超音波触覚センサプローブ53が対象物
55に接触している間はステップS56に戻って測定を
繰り返し、ステップS58の判断がYESとなったとき
にはじめて測定を終了する(ステップS59)。
の動作を示すフローチャートである。まず、装置の電源
をONして(ステップS51)、超音波触覚センサプロ
ーブ53を対象物55を走査、すなわち、なぞる動作を
したときの共振周波数を測定データとして超音波触覚セ
ンサ計測部58で取得する(ステップS52)。次に、
ステップS53でこの取得した共振周波数Dn があらか
じめ設定された最大値DMIN と最小値DMAX の間のある
一定の周波数範囲にあるか否か(DMIN ≦Dn≦D
MAX )、すなわち、基準周波数の近辺にあるか否かを判
断する(ステップS53)。ここでYESになっている
間は何もせず、NOになったときにはじめてステップS
54に移行して所定の時間間隔をおいて測定した2つの
共振周波数Dn-1 及びDn との間の周波数変化Dn −D
n-1 を算出して、このDn −Dn-1 が所定のしきい値C
1 (<0)より小さいか否かを判断する(ステップS5
4)。ここで、プローブ53が対象物55をなぞると共
振周波数が急激に低下してDn−Dn-1 ≦C1 の条件を
満たすのでステップS55に進んで測定が自動的に開始
される。そして、次の測定中の工程(ステップS56)
において、超音波触覚センサプローブ53からの共振周
波数を超音波触覚センサ計測部58で取得して、これを
硬さ計測データとして内視鏡プロセッサ105からの内
視鏡像とスーパーインポーズ部103でスーパーインポ
ーズして表示部104に表示する。このようにして測定
が継続されるが、測定を終了するために超音波触覚セン
サプローブ53を対象物55から離すと共振周波数が急
激に増大する。これによって、所定の時間間隔をおいた
2つの共振周波数の変化Dn −Dn-1 が所定のしきい値
C2(>0)より大きいか否かの判断(ステップS5
7)がYESとなり次のステップS58に移行して、取
得した共振周波数Dn があらかじめ設定された最大値D
MIN と最小値DMAX の間のある一定の周波数範囲にある
か否か(DMIN ≦Dn ≦DMAX )を再度判断する(ステ
ップS58)。そして、この判断がNOになっている
間、すなわち、超音波触覚センサプローブ53が対象物
55に接触している間はステップS56に戻って測定を
繰り返し、ステップS58の判断がYESとなったとき
にはじめて測定を終了する(ステップS59)。
【0022】すなわち、上記した第1〜第3実施形態の
ように軟性の内視鏡の場合は図10(A)に示すように
対象物の一点に接触子を接触させて硬さを計測するの
で、図10(B)に示すような特性が得られるが、手術
時に用いられる硬性プローブの場合は図10(C)に示
すように対象物の表面に沿って横になぞるような動作を
するので、硬い部分をなぞった場合には図10(D)に
示すような特性になる。Xで示す部分は硬い部分をなぞ
ったときの特性である。この特性Xは上昇部分XA を含
むのでこれによって図9のステップS57の判断がYE
Sとなる。従ってこのままでは測定中であるにもかかわ
らず測定が終了してしまうことになるので、ここでさら
にステップS58において共振周波数Dn があらかじめ
設定された最大値DMIN と最小値DMAX の間のある一定
の周波数範囲にあるか否かを判断する。硬い部分をなぞ
った場合はステップS58の判断がNOとなるので測定
が継続されることになる。そして、測定を終了すべくな
ぞる動作をやめたときに共振周波数が急激に上昇して基
準周波数近辺の値になる(図10(D)のYで示す部
分)ので、ステップS58の判断がYESとなって測定
終了となる(ステップS59)。
ように軟性の内視鏡の場合は図10(A)に示すように
対象物の一点に接触子を接触させて硬さを計測するの
で、図10(B)に示すような特性が得られるが、手術
時に用いられる硬性プローブの場合は図10(C)に示
すように対象物の表面に沿って横になぞるような動作を
するので、硬い部分をなぞった場合には図10(D)に
示すような特性になる。Xで示す部分は硬い部分をなぞ
ったときの特性である。この特性Xは上昇部分XA を含
むのでこれによって図9のステップS57の判断がYE
Sとなる。従ってこのままでは測定中であるにもかかわ
らず測定が終了してしまうことになるので、ここでさら
にステップS58において共振周波数Dn があらかじめ
設定された最大値DMIN と最小値DMAX の間のある一定
の周波数範囲にあるか否かを判断する。硬い部分をなぞ
った場合はステップS58の判断がNOとなるので測定
が継続されることになる。そして、測定を終了すべくな
ぞる動作をやめたときに共振周波数が急激に上昇して基
準周波数近辺の値になる(図10(D)のYで示す部
分)ので、ステップS58の判断がYESとなって測定
終了となる(ステップS59)。
【0023】上記した第4実施形態によれば、対象物の
硬さが変化した場合でも操作者の意思に反して測定を終
了してしまうことがなく、測定を継続することができ
る。以下に本発明の第5実施形態を説明する。上記した
第1〜第4実施形態においては、基準周波数としての取
得データDn が1つの場合について説明したが、第5実
施形態では、連続する複数のデータを基準周波数として
取得してそれぞれをメモリー10Bに記憶しておいて、
各々についてDMIN ≦Dn ≦DMAX の判断を行なうもの
である。ここでは、複数の基準周波数を、I(1,
n)、I(2,n+1)、…、I(j,n+j)と定義
する。ここで、jは基準周波数の個数であり、nは取得
データ全ての添え字(Dn に対応する)である。
硬さが変化した場合でも操作者の意思に反して測定を終
了してしまうことがなく、測定を継続することができ
る。以下に本発明の第5実施形態を説明する。上記した
第1〜第4実施形態においては、基準周波数としての取
得データDn が1つの場合について説明したが、第5実
施形態では、連続する複数のデータを基準周波数として
取得してそれぞれをメモリー10Bに記憶しておいて、
各々についてDMIN ≦Dn ≦DMAX の判断を行なうもの
である。ここでは、複数の基準周波数を、I(1,
n)、I(2,n+1)、…、I(j,n+j)と定義
する。ここで、jは基準周波数の個数であり、nは取得
データ全ての添え字(Dn に対応する)である。
【0024】連続したデータを取得することが望ましい
ので、まず、取得した基準周波数の個数jが連続してい
るかどうかを検出する。すなわち、I(i,m)の次に
I(i+1,m)が選択された場合に、m=n+1なら
ば連続していると判断できるのでこれを基準周波数とし
て選択する。一方、m=n+1でないときには連続して
いないので、今までの基準周波数をクリアして、I(i
+1,m)をI(1,m)に更新して最初から記憶を開
始する。また、I(j,n+j)まで基準周波数が保存
されている状態で、新たにI(j+1,m)が選択され
てm=n+j+1となった場合はI(1,n)をクリア
してそれぞれのデータをI(i−1,n+j)として保
存する。これは、記憶領域がいっぱいになったときには
データを1つシフトさせて古いデータを捨てることを意
味する。
ので、まず、取得した基準周波数の個数jが連続してい
るかどうかを検出する。すなわち、I(i,m)の次に
I(i+1,m)が選択された場合に、m=n+1なら
ば連続していると判断できるのでこれを基準周波数とし
て選択する。一方、m=n+1でないときには連続して
いないので、今までの基準周波数をクリアして、I(i
+1,m)をI(1,m)に更新して最初から記憶を開
始する。また、I(j,n+j)まで基準周波数が保存
されている状態で、新たにI(j+1,m)が選択され
てm=n+j+1となった場合はI(1,n)をクリア
してそれぞれのデータをI(i−1,n+j)として保
存する。これは、記憶領域がいっぱいになったときには
データを1つシフトさせて古いデータを捨てることを意
味する。
【0025】第5実施形態によれば、連続する複数のデ
ータを基準周波数として保存しておき、各々についてD
MIN ≦Dn ≦DMAX の判断を行なうようにしたので、使
用する基準周波数が複数の基準周波数の平均として求め
られ、これによって基準周波数の確度が向上する。ま
た、スーパーインポーズ表示を行なうときに、基準周波
数が1つのみの場合は図11(A)に示すような特性が
得られる。このような特性からは基準周波数が安定して
いるかどうかを判定することができない。そこで、基準
周波数を複数取得しておいてスーパーインポーズ表示の
ときに複数同時に表示し、図11(B)のZで示すよう
な平坦な部分が観察されれば正常であると判断すること
ができる。
ータを基準周波数として保存しておき、各々についてD
MIN ≦Dn ≦DMAX の判断を行なうようにしたので、使
用する基準周波数が複数の基準周波数の平均として求め
られ、これによって基準周波数の確度が向上する。ま
た、スーパーインポーズ表示を行なうときに、基準周波
数が1つのみの場合は図11(A)に示すような特性が
得られる。このような特性からは基準周波数が安定して
いるかどうかを判定することができない。そこで、基準
周波数を複数取得しておいてスーパーインポーズ表示の
ときに複数同時に表示し、図11(B)のZで示すよう
な平坦な部分が観察されれば正常であると判断すること
ができる。
【0026】なお、上記した第1〜第5の実施形態にお
いて、触覚センサによって得られた硬さ計測データは測
定開始の工程(図3のステップS4、図5のステップS
25、図7のステップS35)に移行する前には表示部
104には表示されず、測定開始の工程に移行した後に
内視鏡像とスーパーインポーズされて表示部104に表
示される。そして、この硬さ計測データは、測定終了の
工程(図3のステップS9、図5のステップS30、図
7のステップS40)で表示が停止され、以後は内視鏡
像のみが表示部104に表示される。このように、触覚
センサを使用しているときのみに硬さ計測データを表示
するようにしたので、観察像としての内視鏡像が見やす
くなる効果がある。
いて、触覚センサによって得られた硬さ計測データは測
定開始の工程(図3のステップS4、図5のステップS
25、図7のステップS35)に移行する前には表示部
104には表示されず、測定開始の工程に移行した後に
内視鏡像とスーパーインポーズされて表示部104に表
示される。そして、この硬さ計測データは、測定終了の
工程(図3のステップS9、図5のステップS30、図
7のステップS40)で表示が停止され、以後は内視鏡
像のみが表示部104に表示される。このように、触覚
センサを使用しているときのみに硬さ計測データを表示
するようにしたので、観察像としての内視鏡像が見やす
くなる効果がある。
【0027】また、上記した第1〜第5の実施形態では
超音波触覚センサ101あるいは超音波触覚センサ53
からの出力を周波数カウンタによって共振周波数の変化
として検出したが、電圧計を用いてその共振振幅を検出
するようにしてもよい。
超音波触覚センサ101あるいは超音波触覚センサ53
からの出力を周波数カウンタによって共振周波数の変化
として検出したが、電圧計を用いてその共振振幅を検出
するようにしてもよい。
【0028】なお、上記した具体的実施形態には以下の
構成を有する発明が含まれている。 1−1.対象物に接触する接触子を有する振動子と、こ
の振動子を共振振動させて前記接触子に対象物が接触し
たときの共振状態の変化量を検出する変化量検出手段と
を具備して、対象物の硬さ情報を得る硬さ測定装置にお
いて、前記変化量検出手段の出力が、設定された出力値
の範囲にあるか否かを確認する状態確認手段をさらに具
備することを特徴とする硬さ測定装置。 1−2.1−1において、前記設定された出力値の範囲
よりはずれた出力を前記状態確認手段が受けたときに操
作者に異常動作を知らせる警告手段を有することを特徴
とする。 1−3 1−1において、前記変化量検出手段が前記振動子の共
振周波数の変化を検出することを特徴とする。 1−4 1−1において、前記変化量検出手段が前記振動子の共
振振幅を検出することを特徴とする。 2−1 対象物に接触する接触子を有する振動子と、この振動子
を共振振動させて前記接触子に対象物が接触したときの
共振状態の変化量を検出する変化量検出手段とを具備し
て、対象物の硬さ情報を得る硬さ測定装置において、前
記接触子が対象物に接触しているか否かを検出する接触
検出手段と、この接触検出手段の出力を受けて、前記接
触子が対象物に少なくとも接触していないことが検出さ
れた場合の、前記変化量検出手段の複数の出力データを
非接触状態のデータとして記憶する記憶手段と、を具備
することを特徴とする硬さ測定装置。 2−2 2−1において、前記複数のデータが連続する異なる時
間に測定されたデータであることを特徴とする。 2−3 2−1において、前記接触検出手段は、前記変化量検出
手段が検出した変化量の時間微分値に基づいて前記接触
子の対象物への接触状態を判断することを特徴とする。 2−4 2−1において、対象物を観察して観察像を得る観察手
段を有し、この観察手段は、前記接触検出手段によって
前記接触子が対象物に接触していると判断されたときの
み、前記観察像に前記変化量検出手段の出力値をスーパ
ーインポーズすることを特徴とする。 2−5 2−4において、前記スーパーインポーズ時に前記記憶
手段に記憶された非接触状態の共振周波数も同時に表示
することを特徴とする。 2−6 2−1において、前記接触検出手段が、非接触から接触
への状態変化を検出することを特徴とする。 2−7 2−1において、前記接触検出手段が接触から非接触へ
の状態変化を検出することを特徴とする。 3−1 対象物に接触する接触子を有する振動子と、この振動子
を共振振動させて前記接触子に対象物が接触したときの
共振状態の変化量を検出する変化量検出手段とを具備し
て、対象物の硬さ情報を得る硬さ測定装置において、前
記振動子の動作状態を確認する状態確認手段と、前記接
触子が対象物に接触しているか否かを検出する接触検出
手段と、を具備することを特徴とする硬さ測定装置。 3−2 3−1において、前記接触検出手段の出力を受けて、前
記接触子が対象物に接触していないことが検出され、か
つ、前記状態確認手段が前記接触子は正常であることを
確認した場合の、前記変化量検出手段の出力データを非
接触状態のデータとして記憶する記憶手段を有すること
を特徴とする。
構成を有する発明が含まれている。 1−1.対象物に接触する接触子を有する振動子と、こ
の振動子を共振振動させて前記接触子に対象物が接触し
たときの共振状態の変化量を検出する変化量検出手段と
を具備して、対象物の硬さ情報を得る硬さ測定装置にお
いて、前記変化量検出手段の出力が、設定された出力値
の範囲にあるか否かを確認する状態確認手段をさらに具
備することを特徴とする硬さ測定装置。 1−2.1−1において、前記設定された出力値の範囲
よりはずれた出力を前記状態確認手段が受けたときに操
作者に異常動作を知らせる警告手段を有することを特徴
とする。 1−3 1−1において、前記変化量検出手段が前記振動子の共
振周波数の変化を検出することを特徴とする。 1−4 1−1において、前記変化量検出手段が前記振動子の共
振振幅を検出することを特徴とする。 2−1 対象物に接触する接触子を有する振動子と、この振動子
を共振振動させて前記接触子に対象物が接触したときの
共振状態の変化量を検出する変化量検出手段とを具備し
て、対象物の硬さ情報を得る硬さ測定装置において、前
記接触子が対象物に接触しているか否かを検出する接触
検出手段と、この接触検出手段の出力を受けて、前記接
触子が対象物に少なくとも接触していないことが検出さ
れた場合の、前記変化量検出手段の複数の出力データを
非接触状態のデータとして記憶する記憶手段と、を具備
することを特徴とする硬さ測定装置。 2−2 2−1において、前記複数のデータが連続する異なる時
間に測定されたデータであることを特徴とする。 2−3 2−1において、前記接触検出手段は、前記変化量検出
手段が検出した変化量の時間微分値に基づいて前記接触
子の対象物への接触状態を判断することを特徴とする。 2−4 2−1において、対象物を観察して観察像を得る観察手
段を有し、この観察手段は、前記接触検出手段によって
前記接触子が対象物に接触していると判断されたときの
み、前記観察像に前記変化量検出手段の出力値をスーパ
ーインポーズすることを特徴とする。 2−5 2−4において、前記スーパーインポーズ時に前記記憶
手段に記憶された非接触状態の共振周波数も同時に表示
することを特徴とする。 2−6 2−1において、前記接触検出手段が、非接触から接触
への状態変化を検出することを特徴とする。 2−7 2−1において、前記接触検出手段が接触から非接触へ
の状態変化を検出することを特徴とする。 3−1 対象物に接触する接触子を有する振動子と、この振動子
を共振振動させて前記接触子に対象物が接触したときの
共振状態の変化量を検出する変化量検出手段とを具備し
て、対象物の硬さ情報を得る硬さ測定装置において、前
記振動子の動作状態を確認する状態確認手段と、前記接
触子が対象物に接触しているか否かを検出する接触検出
手段と、を具備することを特徴とする硬さ測定装置。 3−2 3−1において、前記接触検出手段の出力を受けて、前
記接触子が対象物に接触していないことが検出され、か
つ、前記状態確認手段が前記接触子は正常であることを
確認した場合の、前記変化量検出手段の出力データを非
接触状態のデータとして記憶する記憶手段を有すること
を特徴とする。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、対象物の硬さの測定を
自動的に開始かつ終了することができるとともに、振動
子が正しい測定結果を出力しているか否かを正確に検出
することができる。
自動的に開始かつ終了することができるとともに、振動
子が正しい測定結果を出力しているか否かを正確に検出
することができる。
【図1】本発明の第1〜第3実施形態に係る硬さ測定装
置の全体構成図である。
置の全体構成図である。
【図2】図1の硬さ測定装置において、超音波触覚セン
サ及び計測部周辺の構成を示すブロック図である。
サ及び計測部周辺の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係る硬さ測定装置の動
作を示すフローチャートである。
作を示すフローチャートである。
【図4】本発明の第2実施形態に係る硬さ測定装置の構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係る硬さ測定装置の動
作を示すフローチャートである。
作を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第2実施形態において、測定開始前か
ら測定終了後までの特性の変化を示す図である。
ら測定終了後までの特性の変化を示す図である。
【図7】本発明の第3実施形態に係る硬さ測定装置の動
作を示すフローチャートである。
作を示すフローチャートである。
【図8】本発明の第4実施形態に係る硬さ測定装置の構
成を示す図である。
成を示す図である。
【図9】本発明の第4実施形態に係る硬さ測定装置の動
作を示すフローチャートである。
作を示すフローチャートである。
【図10】本発明の第4実施形態で得られる特性曲線を
第1〜第3実施形態の特性曲線と比較して説明するため
の図である。
第1〜第3実施形態の特性曲線と比較して説明するため
の図である。
【図11】本発明の第5実施形態に係る硬さ測定装置の
動作を説明するための図である。
動作を説明するための図である。
10…計測部本体、10A…演算部、10B…メモリ
ー、10C…I/O制御部、10D…表示制御部、10
E…制御部、11…周波数カウンタ、14…警告手段、
15…スイッチ、100…対象物、101…超音波触覚
センサ、102…計測部、103…スーパーインポーズ
部、104…表示部、105…内視鏡プロセッサ、10
6…光源、107…内視鏡。
ー、10C…I/O制御部、10D…表示制御部、10
E…制御部、11…周波数カウンタ、14…警告手段、
15…スイッチ、100…対象物、101…超音波触覚
センサ、102…計測部、103…スーパーインポーズ
部、104…表示部、105…内視鏡プロセッサ、10
6…光源、107…内視鏡。
Claims (1)
- 【請求項1】 対象物に接触する接触子を有する振動子
と、この振動子を共振振動させて前記接触子に対象物が
接触したときの共振状態の変化量を検出する変化量検出
手段とを具備して、対象物の硬さ情報を得る硬さ測定装
置において、 前記変化量検出手段の出力が、設定された出力値範囲に
あるか否かを確認する状態確認手段をさらに具備するこ
とを特徴とする硬さ測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9059338A JPH10253515A (ja) | 1997-03-13 | 1997-03-13 | 硬さ測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9059338A JPH10253515A (ja) | 1997-03-13 | 1997-03-13 | 硬さ測定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10253515A true JPH10253515A (ja) | 1998-09-25 |
Family
ID=13110443
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9059338A Pending JPH10253515A (ja) | 1997-03-13 | 1997-03-13 | 硬さ測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10253515A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7933411B2 (en) | 2002-06-28 | 2011-04-26 | Trident Microsystems (Far East) Ltd. | Method of constructing MPEG program streams from encrypted MPEG transport streams |
-
1997
- 1997-03-13 JP JP9059338A patent/JPH10253515A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7933411B2 (en) | 2002-06-28 | 2011-04-26 | Trident Microsystems (Far East) Ltd. | Method of constructing MPEG program streams from encrypted MPEG transport streams |
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