JPH10253414A - 流量検出装置 - Google Patents

流量検出装置

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JPH10253414A
JPH10253414A JP9067351A JP6735197A JPH10253414A JP H10253414 A JPH10253414 A JP H10253414A JP 9067351 A JP9067351 A JP 9067351A JP 6735197 A JP6735197 A JP 6735197A JP H10253414 A JPH10253414 A JP H10253414A
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resistors
resistor
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heater
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Masao Tsukada
正夫 塚田
Koichi Kusuyama
幸一 楠山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 感温抵抗体の両端側に擬似抵抗体を形成する
ことで感温抵抗体の温度分布を長さ方向に対して均一化
し、空気流量の検出精度を向上させる。 【解決手段】 シリコン基板1には薄肉部3と厚肉部4
とを形成し、薄肉部3上には、ヒータ5と、各感温抵抗
体6と、熱伝導性材料からなる各擬似抵抗体7とをエッ
チング処理によって形成する。そして、各擬似抵抗体7
を各感温抵抗体6の検出部6Aの両端側に配設し、各延
設部6B,6B1 の端部側に対して微小寸法だけ離間し
た位置からその長さ方向に伸長させる。また、ヒータ5
の両端側が各感温抵抗体6の検出部6Aを越えて各擬似
抵抗体7に対応する位置まで延びるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車用エ
ンジン等の吸入空気量を検出するのに用いて好適な流量
検出装置に関し、特にエッチング処理等の半導体製造技
術によって基板上に形成される流量検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、例えば自動車用エンジン等の吸
入空気量を算出するためにエンジンの吸気管内に設けら
れ、吸入空気の流量または流速(以下、流量という)を
検出する流量検出装置は、例えば特開昭60−1422
68号公報等によって知られている。
【0003】そこで、この種の従来技術による流量検出
装置を図10および図11に基づいて説明する。
【0004】図中、100はエンジンの吸気管(図示せ
ず)内に配設される流量検出装置用の取付部材で、該取
付部材100は板状に形成され、その先端側には後述の
基板101等を取付けるための取付エリア100Aが設
けられている。
【0005】101は流量検出装置の本体部分を構成す
る基板で、該基板101は例えば数ミリ角程度の略四角
形状をなすシリコン板からなり、取付部材100の取付
エリア100A内に固着されると共に、前記吸気管内で
露出状態に保持されるものである。
【0006】ここで、基板101上には、該基板101
上で一方向に延び外部からの給電により発熱するヒータ
102と、図10中の矢示A方向に流れる吸入空気の流
れに対して該ヒータ102の上流側と下流側とに離間し
該ヒータ102に沿って一方向に延びる一対の感温抵抗
体103A,103Bとが形成されている。そして、こ
れらのヒータ102および感温抵抗体103A,103
Bは、例えば基板101上に形成した白金等の薄膜に対
してエッチング処理を施すことにより、微細な配線パタ
ーンとして基板101上に形成されている。
【0007】このように構成される従来技術では、基板
101が取付部材100の取付エリア100A内に取付
けられた状態でエンジンの吸気管内に露出され、このと
き基板101上のヒータ102および感温抵抗体103
A,103Bは、その長さ方向が吸入空気の流れに対し
て垂直となるように配設されると共に、この状態でエン
ジン本体側に向けて前記吸気管内を流れる吸入空気と接
触する。
【0008】そして、流量検出装置の作動時には、ヒー
タ102からの熱が左,右両側の感温抵抗体103A,
103Bにほぼ等しく伝わり、該感温抵抗体103A,
103Bはその温度に応じた一定の抵抗値をもつように
なる。そして、この状態でエンジンの運転中に吸入空気
が前記吸気管内を矢示A方向に流れると、この吸入空気
の流れを介してヒータ102からの熱は下流側の感温抵
抗体103Bに効率よく伝わるようになるから、上流側
の感温抵抗体103Aは下流側の感温抵抗体103Bよ
りも吸入空気によって冷却されやすくなる。
【0009】これにより、感温抵抗体103A,103
Bの間には吸入空気の流量に応じた温度(抵抗値)の差
が生じるから、該感温抵抗体103A,103Bに接続
される外部の検出回路等では、両者の抵抗値の差を吸入
空気の流量として検出し、この検出結果に基づいてエン
ジンの吸入空気量を算出する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術では、感温抵抗体103A,103Bの間に配設
したヒータ102からの熱が吸入空気の流れを介して下
流側の感温抵抗体103Bに効率よく伝わるようにし
て、上流側と下流側の感温抵抗体103A,103B間
に温度(抵抗値)の差を生じさせ、この抵抗値の差を吸
入空気の流量として検出するようにしている。
【0011】しかし、感温抵抗体103A,103Bの
長さはヒータ102に対応してほぼ同等の長さをもって
形成しているので、ヒータ102からの熱は感温抵抗体
103A,103Bの長さ方向中間部に比較して長さ方
向両端側の方が伝わりにくく、感温抵抗体103A,1
03Bの両端側部位は中間部に比較して相対的に低い温
度分布となってしまう。また、吸入空気を介して感温抵
抗体103A,103Bに伝わるヒータ102からの熱
についても、感温抵抗体103A,103Bの両端側で
は中間部に比較してより低い温度分布の熱が吸入空気を
介して伝わるようになり、これによっても感温抵抗体1
03A,103Bの温度分布は長さ方向に関して不均一
になってしまう。
【0012】このため、従来技術では、感温抵抗体10
3A,103Bの両端側が中間部に比較して低温傾向と
なることにより、その検出感度が感温抵抗体103A,
103Bの両端側近傍で低下するようになり、ヒータ1
02や感温抵抗体103A,103Bの長さ寸法を大き
くして全体を大型化しない限り、吸入空気の流量を高い
精度で検出するのが難しいという問題がある。
【0013】特に、エンジンの低回転時には、吸気管内
を流れる吸入空気の流量が減少することにより、ヒータ
102の上流側と下流側とで感温抵抗体103A,10
3B間の温度差が小さくなるために、感温抵抗体103
A,103Bの検出感度を向上させない限り、吸入空気
の流量を安定して検出できないという問題がある。
【0014】さらに、基板101を取付部材100に取
付けるときには、その取付位置にずれが生じることがあ
り、例えば基板101が図11に示す如く、正規の取付
位置Sからずれ、取付部材100の取付エリア100A
に対して傾いた状態で取付けられると、取付部材100
を吸入空気の流れに対して所定の向きに配設したとして
も、矢示A方向に流れる吸入空気は、ヒータ102およ
び感温抵抗体103A,103Bを長さ方向に対して斜
めに横切るようになる。
【0015】そして、この場合には、例えば感温抵抗体
103Bの端部103B1 等がヒータ102と接触して
矢示A方向に流れる吸入空気の流れから外れることがあ
り、この端部103B1 はヒータ102から吸入空気を
介して伝わる熱が減少することにより感温抵抗体103
Bの中間部側よりも低温傾向となる。このため、基板1
01を正規の取付位置Sに取付けた場合と比較して、下
流側の感温抵抗体103Bは平均温度が低下し、感温抵
抗体103A,103B間には吸入空気の流れに応じた
大きな温度差を生じさせるのが難しくなり、特にアイド
ル運転等の空気流量が少ないときには空気流量の検出精
度が低下し易くなるという問題がある。
【0016】一方、感温抵抗体103A,103Bの配
線パターンは、感温抵抗体103A,103Bの長さ方
向中間部でパターン密度が密になり、その両端側で粗に
なるため、感温抵抗体103A,103Bをエッチング
処理によって形成するときには、感温抵抗体103A,
103Bの中間部と両端側との間でエッチング速度に差
が生じる場合があり、これによって感温抵抗体103
A,103Bの両端側では形状ばらつきが生じ易くな
り、空気流量の検出精度が低下するという問題がある。
【0017】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明は感温抵抗体の温度分布が長さ方
向で不均一となるのを防止でき、検出感度を向上させる
ことができると共に、感温抵抗体のパターン形状をその
両端側でも安定させることができ、流体の流路に対する
基板の取付位置等の影響で流体が感温抵抗体に対して偏
った方向に流れたり、流体の流量が少なかったりする場
合でも、その流量を高精度に検出できるようにした流量
検出装置を提供することを目的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため請求項1の発明は、流体の流路途中に配設される基
板と、該基板上で一方向に延びるように形成され外部か
らの給電により発熱するヒータと、前記流体の流れに対
して該ヒータの上流側と下流側とに離間し該ヒータに沿
って一方向に延びるように前記基板上に形成された一対
の感温抵抗体と、該各感温抵抗体の長さ方向両端側から
微小寸法だけ離間して前記基板上に形成され熱伝導性材
料からなる複数の擬似抵抗体とからなる構成を採用して
いる。
【0019】上記構成によれば、各感温抵抗体をヒータ
から伝わる熱により一定の温度に保持した状態で、基板
上に沿って流体が流れるときには、この流体の流れを介
してヒータからの熱を下流側の感温抵抗体に効率よく伝
えることができ、これにより上流側と下流側の感温抵抗
体間に流体の流量に応じた温度(抵抗値)の差を生じさ
せ、この抵抗値の差を流体の流量として検出できる。こ
の場合、各感温抵抗体の両端側に位置する各擬似抵抗体
にもヒータからの熱を伝えることができ、これらの各擬
似抵抗体と微小な隙間を介して対向する各感温抵抗体の
両端側には、ヒータからの熱を各擬似抵抗体を介しても
伝えることができる。
【0020】また、請求項2の発明では、前記基板はシ
リコン基板からなり、前記各擬似抵抗体は前記各感温抵
抗体と共にエッチング処理により前記シリコン基板上に
形成している。
【0021】これにより、各感温抵抗体と各擬似抵抗体
の形成時には、シリコン基板上に設けた抵抗体材料の薄
膜に対してエッチング処理を施すことにより、各感温抵
抗体と各擬似抵抗体とをシリコン基板上に同時に形成で
きる。そして、各擬似抵抗体のパターンは、感温抵抗体
の配線パターンの両端側から微小寸法だけ離間した位置
に配設されるから、配線パターンの粗密度が感温抵抗体
の中間部に比較して両端側で大きく変化するのを各擬似
抵抗体の配線パターンによって緩和でき、配線パターン
の粗密度を感温抵抗体の中間部側と両端側とでほぼ等し
くできる。この結果、感温抵抗体等をエッチング処理に
よって形成するときには、そのエッチング速度を感温抵
抗体の中間部側と両端側とでほぼ等しくすることがで
き、感温抵抗体を全長に亘って安定的に形成できる。
【0022】さらに、請求項3の発明では、前記各擬似
抵抗体は少なくとも各感温抵抗体のパターン形状に対応
し、前記各感温抵抗体と同一方向に延びる構成としてい
る。
【0023】これにより、感温抵抗体の両端側に設けら
れる各擬似抵抗体を、感温抵抗体と同一方向に延びる一
定のパターン形状とすることができ、配線パターンの粗
密度を感温抵抗体の中間部と両端側とでほぼ均一化でき
ると共に、感温抵抗体をエッチング処理によりその全長
に亘って安定的に形成できる。
【0024】また、請求項4の発明では、前記ヒータは
両端側が少なくとも前記各感温抵抗体の位置を越え、前
記擬似抵抗体に対応する位置まで前記基板の一方向に延
びる構成としている。
【0025】これにより、各感温抵抗体の両端側と各擬
似抵抗体とに対してヒータを大きな長さ寸法(面積)で
対向させることができ、感温抵抗体の両端側部位に対し
てもヒータからの熱を良好に伝えることができる。
【0026】そして、請求項5の発明では、前記基板
は、厚肉部と、該厚肉部に対して熱的に絶縁される薄肉
部とからなり、該薄肉部上には前記ヒータ、各感温抵抗
体および各疑似抵抗体を設ける構成としている。
【0027】これにより、ヒータからの熱を厚肉部に逃
がすことなく各感温抵抗体および各擬似抵抗体に伝える
ことができ、各感温抵抗体の間に流体の流量に応じて大
きな温度差を生じさせることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に従って詳細に説明する。
【0029】ここで、図1ないし図6は本発明による第
1の実施例を示し、本実施例では、自動車用エンジン等
の吸入空気量を検出する場合の流量検出装置を例に挙げ
て説明する。なお、本実施例では、従来技術と同一の構
成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものと
する。
【0030】図中、1は流量検出装置の基板を構成する
シリコン基板を示し、該シリコン基板1は例えば数ミリ
角程度の四角形状に形成され、その表面側には例えばシ
リコン酸化膜2Aおよびシリコン窒化膜2B等の熱伝導
率が比較的小さい材料からなる薄膜部2が1μm程度の
膜厚をもって形成されている。
【0031】また、シリコン基板1には図3に示すよう
に、例えば選択的なエッチング処理等を施すことによ
り、その裏面側から薄膜部2の位置まで達する凹部1A
が形成されている。そして、シリコン基板1は従来技術
と同様に、取付部材100の取付エリア100A内に取
付けられ、エンジンの吸気管内(図示せず)に露出され
ると共に、この状態で前記吸気管内を流れる吸入空気は
シリコン基板1に沿って図2中の矢示A方向に流れつ
つ、後述のヒータ5および感温抵抗体6,6に接触する
構成となっている。
【0032】3はシリコン基板1に設けられた薄肉部
で、該薄肉部3はシリコン基板1に凹部1Aを形成する
ことで該凹部1Aの位置に残された薄膜部2によって構
成され、周囲の厚肉部4よりも薄肉に形成されている。
そして、薄肉部3は薄膜部2の熱伝導率が比較的小さい
ため周囲の厚肉部4から熱的に絶縁されている。
【0033】5はシリコン基板1の薄肉部3上に一方向
に延びるように設けられたヒータを示し、該ヒータ5は
図2および図5に示す如く、例えば白金等の抵抗体材料
から長尺なコ字形状をなすように形成され、その配線パ
ターンの幅寸法は例えば30μm程度となっている。そ
して、ヒータ5は、例えば1mm程度の長さ寸法L1を
有する一対の伸長部5A,5Aと、該各伸長部5Aの一
端側を連結する連結部5Bと、各伸長部5Aの他端側に
一体形成された幅広の電極部5C,5Cとによって構成
されている。
【0034】ここで、ヒータ5の各伸長部5Aの長さ寸
法L1 は、後述する各感温抵抗体6の検出部6Aの長さ
寸法L2 よりも大きく形成され(L1 >L2 )、その両
端側は各感温抵抗体6の各連結部6Cを越えて後述の擬
似抵抗体7,7,…に対応する位置まで延びている。
【0035】そして、ヒータ5は各電極部5Cを介して
外部の回路(図示せず)等に接続され、この回路からの
給電により所定の温度となるように発熱して各感温抵抗
体6および各擬似抵抗体7に熱を伝える構成となってい
る。
【0036】6,6は吸入空気の流量を検出するためシ
リコン基板1の薄肉部3上に形成された一対の感温抵抗
体を示し、該各感温抵抗体6は図2に示す如く、例えば
白金等の感温性材料により微細な配線パターンとして形
成され、この配線パターンの幅寸法は例えば10μm程
度となっている。また、各感温抵抗体6は吸入空気の流
れに対してヒータ5の上流側と下流側とに所定の間隔を
もって離間し、該ヒータ5に沿って一方向に延びるよう
に配設されている。
【0037】そして、各感温抵抗体6は、一定のパター
ン形状をもって長尺のコ字形状に屈曲して延びる検出部
6Aを有し、該検出部6Aは、互いに一定の間隔で離間
しつつ長さ寸法L2 をもってヒータ5の長さ方向へと互
いに平行に延びる複数の延設部6B,6B,…と、互い
に隣り合う該各延設部6Bの端部間を連結するように該
各延設部6Bに一体形成された複数の連結部6C,6
C,…とから構成され、各連結部6Cは感温抵抗体6に
より構成される配線パターンの折返し部となっている。
【0038】また、各感温抵抗体6の離間方向(幅方
向)に対して両端側に位置する延設部6B1 ,6B1 に
は、これらの長さ方向に延びる短尺な延長部6D,6D
を介して電極部6E,6Eが一体的に設けられている。
そして、各感温抵抗体6は、両端側の各電極部6Eがブ
リッジ回路等を備えた外部の検出回路(図示せず)に接
続され、この検出回路では各感温抵抗体6間の抵抗値の
差を検出するようになっている。
【0039】7,7,…はシリコン基板1の薄肉部3上
に形成された複数の擬似抵抗体を示し、該各擬似抵抗体
7は図2および図4に示す如く、例えば白金等の熱伝導
性材料からなり、各感温抵抗体6の検出部6Aのパター
ン形状に対応して各延設部6Bの長さ方向両端側(各延
設部6B1 の長さ方向一端側)から微小寸法dだけ離間
した位置に配設され、該各延設部6B,6B1 と同一方
向に延びている。
【0040】そして、各擬似抵抗体7は、各感温抵抗体
6の各延設部6B,6B1 と共にヒータ5に沿って一方
向に延びる一定のパターン形状を構成し、これによりシ
リコン基板1上に形成された各感温抵抗体6および各擬
似抵抗体7の配線パターンの粗密度は、各延設部6B,
6B1 の中間部側と端部側(各連結部6C側)とでほぼ
等しくなっている。
【0041】また、各擬似抵抗体7の形成時には、シリ
コン基板1上に白金等からなる薄膜を介してレジスト膜
を形成した後に、このシリコン基板1に対し予め用意さ
れた露光マスク(図示せず)を用いてエッチング処理を
施すことにより、ヒータ5、各感温抵抗体6および各擬
似抵抗体7をシリコン基板1上に同時に形成するように
なっている。
【0042】本実施例による流量検出装置は上述の如き
構成を有するもので、次にその作動について説明する。
【0043】まず、前述した外部の回路から給電される
ことによりヒータ5が発熱すると、この熱は各感温抵抗
体6に伝わり、該各感温抵抗体6はその温度に応じた一
定の抵抗値をもつようになる。そして、この状態でエン
ジンを作動させることにより吸入空気が前記吸気管内を
流れると、この吸入空気はシリコン基板1に沿って図2
中の矢示A方向に流れることによりヒータ5と各感温抵
抗体6等とに接触するので、ヒータ5からの熱は吸入空
気の流れを介して下流側の感温抵抗体6に効率よく伝わ
るようになる。
【0044】この結果、上流側の感温抵抗体6は吸入空
気によって冷却され、下流側の感温抵抗体6はヒータ5
からの熱が吸入空気を介して伝えられるようになり、各
感温抵抗体6の間には吸入空気の流量に応じた温度(抵
抗値)の差が生じるから、該各感温抵抗体6に接続され
る前記検出回路では、これらの抵抗値の差を吸入空気の
流量として検出する。
【0045】一方、ヒータ5からの熱は各感温抵抗体6
と共に各擬似抵抗体7にも伝わり、これらの各擬似抵抗
体7は各感温抵抗体6に近い温度状態に保持される。そ
して、各擬似抵抗体7は各感温抵抗体6の各延設部6
B,6B1 の端部側と微小寸法dを介して対向している
から、該各延設部6B,6B1 の端部側(各連結部6
C)には、ヒータ5からの熱が各擬似抵抗体7を通じて
も伝わるようになる。
【0046】これにより、各感温抵抗体6の長さ方向に
関する温度分布を図6中に示すと、各延設部6B,6B
1 の端部側の温度は実線で示す特性線8の如く、各擬似
抵抗体7を省略した場合の点線で示す特性線9に比較し
て高温となり、各延設部6B,6B1 の中間部の温度と
ほぼ等しくなる。即ち、検出部6Aの温度分布は長さ方
向に亘って全体的に均一化されることが確認できた。
【0047】かくして、本実施例では、ヒータ5に沿っ
て延びる各感温抵抗体6に対し各延設部6B,6B1 の
端部側から微小寸法dだけ離間した位置に各擬似抵抗体
7を設ける構成としたから、各感温抵抗体6と共に各擬
似抵抗体7にもヒータ5からの熱を伝えることができ、
各感温抵抗体6の各延設部6B,6B1 の端部側には、
ヒータ5からの熱を各擬似抵抗体7を介しても伝えるこ
とができる。
【0048】これにより、感温抵抗体6の各部位のうち
比較的低温となりやすい検出部6Aの両端側(各連結部
6C)の温度を各擬似抵抗体7からの熱によって確実に
補償でき、検出部6Aの温度分布を図6中に実線で示す
如く、その長さ方向に対して全体的に均一化することが
できる。
【0049】従って、本実施例によれば、各感温抵抗体
6の検出感度を検出部6Aの両端側で大幅に向上させる
ことができ、検出部6Aの長さ方向に対する有効面積を
確実に大きくすることができるから、吸入空気の流量に
応じて各感温抵抗体6の間に大きな温度差を生じさせる
ことができる。これにより、吸入空気の流量が減少する
エンジンの低回転時等でも、その流量を各感温抵抗体6
により正確に検出でき、シリコン基板1の取付位置のば
らつき等が検出精度に与える影響を確実に低減できると
共に、流量検出装置の検出精度を大幅に向上させること
ができる。
【0050】また、各擬似抵抗体7を各感温抵抗体6の
検出部6Aのパターン形状に対応してその両端側に配設
するようにしたから、各感温抵抗体6をエッチング処理
によりシリコン基板1上に形成するときには、各延設部
6B,6B1 の端部側および各連結部6C等を高い精度
で形成することができる。これにより、各検出部6Aの
両端側に吸入空気の流れを安定して接触させることがで
き、これらの部位の検出感度を確実に向上させることが
できる。
【0051】即ち、各擬似抵抗体7を各感温抵抗体6の
各延設部6B,6B1 と同一方向に延びるパターン形状
とすることができるから、配線パターンの粗密度が感温
抵抗体6の中間部側に比較して両端側で大きく変化する
のを各擬似抵抗体7によって確実に防止でき、配線パタ
ーンの粗密度を感温抵抗体6の中間部側と両端側とでほ
ぼ均一化できる。これにより、各感温抵抗体6等をエッ
チング処理によって形成するときには、そのエッチング
速度を各感温抵抗体6の中間部側と両端側とでほぼ等し
くすることができ、各感温抵抗体6の検出部6Aを安定
したエッチング処理により全長に亘って高い精度で形成
することができる。また、各感温抵抗体6等をさらに微
細な配線パターンとして形成することが可能となる。
【0052】一方、ヒータ5の両端側を各感温抵抗体6
の各連結部6Cを越えて各擬似抵抗体7に対応する位置
まで延ばすようにしたから、各検出部6Aの両端側と各
擬似抵抗体7とに対してヒータ5を大きな長さ寸法(面
積)で対向させることができ、各検出部6Aの両端側に
対してもヒータ5からの熱を効率よく伝えることができ
ると共に、その温度分布を長さ方向で確実に均一化する
ことができる。
【0053】また、ヒータ5の長さ寸法L1 を長くする
ことにより、例えば吸入空気が図2中の矢示Bに示すよ
うに偏った方向に流れる場合でも、この流れをヒータ5
と下流側の感温抵抗体6とに確実に接触させることがで
き、ヒータ5からの熱を下流側の感温抵抗体6に安定し
て伝えることができる。これにより、例えばエンジンの
低回転時等に吸入空気の流れが乱れた場合や、取付部材
100に対するシリコン基板1の取付位置がずれること
で各感温抵抗体6の長さ方向が吸入空気の流れ方向に対
して傾いた場合でも、偏った方向に流れる吸入空気の流
量を各感温抵抗体6によって高精度に検出することがで
きる。
【0054】さらに、各擬似抵抗体7をエッチング処理
によりヒータ5および各感温抵抗体6と共に形成するよ
うにしたから、これらをシリコン基板1上に同時に形成
でき、その形成工程を簡略化することができる。
【0055】また、ヒータ5、各感温抵抗体6および各
擬似抵抗体7をシリコン基板1の薄肉部3上に設けたか
ら、ヒータ5からの熱を厚肉部4に逃がすことなく各感
温抵抗体6および各擬似抵抗体7に確実に伝えることが
でき、各感温抵抗体6の間に吸入空気の流量に応じた大
きな温度差を生じさせることができる。
【0056】次に、図7は本発明による第2の実施例を
示し、本実施例では、前記第1の実施例と同一の構成要
素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとす
る。しかし、本実施例の特徴は、ヒータ11の各伸長部
11Aを第1の実施例よりも短尺に形成し、その一端側
を連結する連結部11Bを各感温抵抗体6の一端側(各
連結部6C)と長さ方向で同じ位置に配設したことにあ
る。
【0057】かくして、このように構成される本実施例
でも、前記第1の実施例とほぼ同様の作用効果を得るこ
とができる。
【0058】次に、図8は本発明による第3の実施例を
示し、本実施例では、前記第1の実施例と同一の構成要
素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとす
る。しかし、本実施例の特徴は、複数の擬似抵抗体2
1,21,…を感温抵抗体6の検出部6Aの両端側に位
置してシリコン基板1上に形成し、該各擬似抵抗体21
は互いに間隔をもって検出部6Aの幅方向に延びると共
に、その両端側は感温抵抗体6の各延設部6B1 に対応
する位置に配設される構成としたことにある。
【0059】かくして、このように構成される本実施例
でも、前記第1の実施例とほぼ同様の作用効果を得るこ
とができ、感温抵抗体6の温度分布を検出部6Aの長さ
方向に対して確実に均一化することができる。
【0060】次に、図9は本発明による第4の実施例を
示し、本実施例では、前記第1の実施例と同一の構成要
素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとす
る。しかし、本実施例の特徴は、幅広の平板状をなす擬
似抵抗体31を感温抵抗体6の検出部6Aの両端側に位
置してシリコン基板1上に形成したことにある。そし
て、擬似抵抗体31は、検出部6Aの長さ方向に一定長
さをもって延びると共に、各延設部6B1 の間隔に対応
する幅寸法を有している。
【0061】かくして、このように構成される本実施例
でも、前記第1の実施例とほぼ同様の作用効果を得るこ
とができる。
【0062】なお、前記各実施例では、ヒータ5,1
1、各感温抵抗体6および各擬似抵抗体7,21,31
を白金等の材料によって形成したが、本発明はこれに限
らず、これらを例えば多結晶シリコン等の抵抗体材料に
より形成してもよい。
【0063】また、前記各実施例では、シリコン基板1
上の保護膜を省略する構成としたが、本発明はこれに限
らず、ヒータ5,11、各感温抵抗体6および各擬似抵
抗体7,21,31を覆う絶縁性の保護膜等を必要に応
じてシリコン基板1上に形成するようにしてもよい。
【0064】さらに、前記各実施例では、シリコン基板
1、薄膜部2、ヒータ5および感温抵抗体6の各部寸法
を例示したが、本発明はこれらの寸法に限定されるもの
ではない。
【0065】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1に記載の発
明によれば、ヒータに沿って延びる各感温抵抗体の両端
側から微小寸法だけ離間した位置に熱伝導性材料からな
る複数の擬似抵抗体を設ける構成としたから、ヒータか
らの熱を各擬似抵抗体を介しても各感温抵抗体の両端側
に確実に伝えることができ、比較的低温となりやすい各
感温抵抗体の両端側の温度を各擬似抵抗体から伝わる熱
によって確実に補償できると共に、各感温抵抗体の温度
分布を長さ方向で全体的に均一化することができる。従
って、各感温抵抗体の両端側で検出感度を大幅に向上で
き、流体の流量に応じて各感温抵抗体間に大きな温度差
を生じさせることができるから、流体の流量が少ない場
合でもその流量を各感温抵抗体によって正確に検出で
き、基板の取付位置のばらつき等が検出精度に与える影
響を確実に低減できると共に、流量検出装置の検出精度
を大幅に向上させることができる。
【0066】また、請求項2に記載の発明によれば、各
擬似抵抗体を各感温抵抗体と共にエッチング処理により
シリコン基板上に形成する構成としたから、各感温抵抗
体と各擬似抵抗体の形成時には、これらを配線パターン
としてシリコン基板上に同時に形成でき、その形成工程
を簡略化できる。また、各擬似抵抗体は各感温抵抗体の
両端側から微小寸法だけ離間した位置に配設されるの
で、配線パターンの粗密度が各感温抵抗体の両端側で大
きく変化するのを各擬似抵抗体によって確実に緩和で
き、感温抵抗体をエッチング処理によって形成するとき
には、そのエッチング速度を感温抵抗体の中間部側と両
端側とでほぼ等しくすることができる。これにより、感
温抵抗体を安定したエッチング処理により全長に亘って
高い精度で形成でき、その検出感度を確実に向上させる
ことができる。
【0067】さらに、請求項3に記載の発明によれば、
各擬似抵抗体を各感温抵抗体のパターン形状に対応させ
てこれと同一方向に延ばす構成としたから、各擬似抵抗
体を各感温抵抗体と同一方向に延びる一定のパターン形
状とすることができ、配線パターンの粗密度を感温抵抗
体の中間部側と両端側とでほぼ等しくできる。これによ
り、感温抵抗体を安定したエッチング処理により全長に
亘って高い精度で形成でき、感温抵抗体の検出感度を特
に両端側で大幅に向上させることができる。
【0068】また、請求項4に記載の発明によれば、ヒ
ータの両端側を各感温抵抗体の位置を越えて擬似抵抗体
に対応する位置まで延ばす構成としたから、各感温抵抗
体の両端側と各擬似抵抗体とに対してヒータからの熱を
効率よく伝えることができ、各感温抵抗体の温度分布を
長さ方向に対して確実に均一化することができる。ま
た、例えば基板の取付位置のばらつきや流体の不安定な
流れ等により流体が各感温抵抗体の対向方向に対し斜め
に偏った方向に流れる場合でも、ヒータからの熱を下流
側の感温抵抗体に確実に伝えることができ、この状態で
流体の流量を安定して検出することができる。
【0069】そして、請求項5に記載の発明によれば、
ヒータ、各感温抵抗体および各疑似抵抗体を基板の厚肉
部に対して熱的に絶縁される薄肉部上に設ける構成とし
たから、ヒータからの熱を厚肉部に逃がすことなく各感
温抵抗体および各擬似抵抗体に効率よく伝えることがで
き、各感温抵抗体の間に流体の流量に応じて大きな温度
差を生じさせることができると共に、流量検出装置の検
出精度を大幅に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例による流量検出装置を示す斜視図
である。
【図2】流量検出装置を示す図1の平面図である。
【図3】図1中の矢示III − III方向からみた縦断面図
である。
【図4】図1中の感温抵抗体の検出部と各擬似抵抗体等
とを部分的に拡大して示す斜視図である。
【図5】図1中の矢示V−V方向からみた縦断面図であ
る。
【図6】感温抵抗体の長さ方向に対する温度分布を示す
特性線図である。
【図7】第2の実施例による流量検出装置を示す図2と
同様の平面図である。
【図8】第3の実施例による流量検出装置の各擬似抵抗
体等を示す斜視図である。
【図9】第4の実施例による流量検出装置の擬似抵抗体
等を示す斜視図である。
【図10】従来技術による流量検出装置を取付部材と共
に示す平面図である。
【図11】図10中のシリコン基板が取付部材に対して
正規の取付位置からずれた状態を示す平面図である。
【符号の説明】
1 シリコン基板(基板) 3 薄肉部 4 厚肉部 5,11 ヒータ 6 感温抵抗体 7,21,31 擬似抵抗体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体の流路途中に配設される基板と、該
    基板上で一方向に延びるように形成され外部からの給電
    により発熱するヒータと、前記流体の流れに対して該ヒ
    ータの上流側と下流側とに離間し該ヒータに沿って一方
    向に延びるように前記基板上に形成された一対の感温抵
    抗体と、該各感温抵抗体の長さ方向両端側から微小寸法
    だけ離間して前記基板上に形成され熱伝導性材料からな
    る複数の擬似抵抗体とから構成してなる流量検出装置。
  2. 【請求項2】 前記基板はシリコン基板からなり、前記
    各擬似抵抗体は前記各感温抵抗体と共にエッチング処理
    により前記シリコン基板上に形成してなる請求項1に記
    載の流量検出装置。
  3. 【請求項3】 前記各擬似抵抗体は少なくとも各感温抵
    抗体のパターン形状に対応し、前記各感温抵抗体と同一
    方向に延びる構成としてなる請求項1または2に記載の
    流量検出装置。
  4. 【請求項4】 前記ヒータは両端側が少なくとも前記各
    感温抵抗体の位置を越え、前記擬似抵抗体に対応する位
    置まで前記基板の一方向に延びる構成としてなる請求項
    1,2または3に記載の流量検出装置。
  5. 【請求項5】 前記基板は、厚肉部と、該厚肉部に対し
    て熱的に絶縁される薄肉部とからなり、該薄肉部上には
    前記ヒータ、各感温抵抗体および各疑似抵抗体を設ける
    構成としてなる請求項1,2,3または4に記載の流量
    検出装置。
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