JPH10253356A - レーザ光を用いた測定調整器具 - Google Patents

レーザ光を用いた測定調整器具

Info

Publication number
JPH10253356A
JPH10253356A JP5741897A JP5741897A JPH10253356A JP H10253356 A JPH10253356 A JP H10253356A JP 5741897 A JP5741897 A JP 5741897A JP 5741897 A JP5741897 A JP 5741897A JP H10253356 A JPH10253356 A JP H10253356A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pedestal
measuring
laser light
rotating
cylindrical body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5741897A
Other languages
English (en)
Inventor
Ken Tamura
村 憲 田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taisei Corp filed Critical Taisei Corp
Priority to JP5741897A priority Critical patent/JPH10253356A/ja
Publication of JPH10253356A publication Critical patent/JPH10253356A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Measuring And Other Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】従来、仮設物の垂直度等の測定や土木工事の水
糸張り等の作業を行うための複数の測定調整器具を、レ
ーザ光を用いた測定調整器具とすることにより、多種に
渡る測定調整機能を一つの本体に収納し小型化でき、建
築の仮設現場等においての作業時間の短縮化ができ、作
業員の目視や勘よりも客観的な測定結果を得ることがで
きる、レーザ光を用いた測定調整器具の提供を課題とす
る。 【解決手段】筒体内部にレーザ光発生手段を内装し、当
該筒体を全方位方向への回動を自在とする回動手段と、
当該筒体を軸支して前記回動手段の回動面に鉛直方向へ
の揺動を自在とする首振り手段と、前記回動手段の底部
に固着され仮設物への着脱を自在とする固定手段とから
なる構成を解決手段とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ビル等の建設現
場において仮設物を設置する際の水平・垂直方向のレベ
ル出し作業や、道路舗装等の土木工事におけるレベル出
し作業に供される、レーザ光を用いた測定調整器具に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ビル等の建設現場において、仮設
物の設置に際し既存の構造物等に対しての垂直度、水平
度、直進度および直角度の測定が行われ、この測定値に
対する仮設物の取付修正がされたうえで仮設作業が行わ
れている。その際に用いられる測定調整器具としては水
準器、曲尺、レベル、墨だしつぼ等の多種に渡る器具等
がある。これらの器具等を用いての作業はあくまでも仮
設作業ということで、本設作業とは異なり高い精度を必
要とするものではないために、手早い作業が要求されて
いる。
【0003】また、道路等の舗装面のレベル出し等の土
木工事においても、レベル、水糸等の各種の測定調整器
具が用いられて作業が行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、仮設物であっ
ても柱や梁等の鉄骨等を仮設する場合には、概ねの垂直
度等の測定項目を個別に測定する必要があり、その測定
には上述の多種に渡る測定調整器具を用いての作業とな
るために、短時間内で終了する作業とはならない場合も
あった。また、作業時間を短縮するために時には作業員
の目視確認や勘に頼る作業となる場合もあり、その結果
として、仮設作業から本設作業に至るまでの間の安全性
の確保等についての問題が生ずる場合もあった。
【0005】一方、道路等の舗装面のレベル出し等の土
木工事においては、交通量や人通りの多い時間帯である
昼間には、レベルの測定や水糸を張る等の作業は通行す
る車両や人に迷惑となるばかりか、交通量の極めて多い
箇所においては不可能な作業であった。
【0006】本発明はこのような点に鑑み、従来、仮設
作業で用いられ仮設物の垂直度等の測定や土木工事の水
糸張り等の作業を行うための複数の測定調整器具を、レ
ーザ光を用いた測定調整器具とすることにより、多種に
渡る測定調整機能を一つの本体に収納し小型化を図るこ
とを可能とし、従って、建築の仮設現場や道路舗装等の
土木工事現場においては作業時間の短縮化を図ることを
可能とするとともに、作業員の目視や勘よりも客観的な
測定結果を得ることができ、さらに、交通量の多い箇所
においても測定調整を可能とする、レーザ光を用いた測
定調整器具の提供を課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
を解決するための手段の特徴として、筒体内部にレーザ
光発生手段を内装し、当該筒体を一平面下における全方
位方向への回動を自在とする回動手段と、当該筒体を軸
支して前記回動手段の回動面に鉛直方向への揺動を自在
とする首振り手段と、前記回動手段の底部に設けられ仮
設物への着脱を自在とする固定手段を備える構成とする
ことである。
【0008】具体的には、前記レーザ光発生手段は、前
記筒体の方形軸方向への同一軸線上の両方向、若しくは
軸線上の任意の一方向に対してのレーザ光の発生を自在
とする構成とすることである。
【0009】また、前記回動手段は、前記筒体を挟持状
態として軸支するための架台を備える回動台座と、当該
回動台座を収納するとともに、収納した回動台座の一平
面下における全方位方向への回動を自在とする台座ケー
シングと、前記台座ケーシングの外周面に形設された穿
設孔に挿入され、前記回動台座の外周面に形成される凹
状溝と係合し、当該回動台座の回動の規制を図る台座ボ
ルトを備える構成とすることである。
【0010】そして、前記固定手段は、磁性体若しくは
吸着体である構成とすることであり、さらに、前記筒体
の一端部部位に、カウンターウェイトを装備することで
ある。
【0011】前記回動手段と首振り手段と固定手段と筒
体のそれぞれに、前記回動手段の回動軸線を中心軸とす
る貫通孔を形成する構成もその特徴とするところであ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】このような構成とする本発明に係
るレーザ光を用いた測定調整器具についての実施の形態
を、添付図面に基づいて説明を行う。
【0013】図1は本発明に係るレーザ光を用いた測定
調整器具の全体斜視図であり、図2は図1の分解斜視図
である。図に示すレーザ光を用いた測定調整器具1は、
レーザ光発生手段(図示せず)を内装する円筒形状の筒
体2と、この筒体2の一水平面における全方位方向への
回動を自在とする回動手段と、この筒体2の水平面に対
しての揺動を自在とする首振り手段と、仮設物(図示せ
ず)等にこのレーザ光を用いた測定調整器具1の固定を
図るための固定手段とからにより構成されている。
【0014】前記円筒形状の筒体2の内部にはレーザ光
発生手段が内装されているが、このレーザ光発生手段
は、前記筒体2の方形軸方向への同一軸線上の両方向、
若しくはこの軸線上の任意の一方向に対してレーザ光の
発生を自在とする機構を備え、その切替は筒体2の電源
スイッチ8によって行われる。また、この筒体2の外周
部および外側部には、レーザ光を用いた測定調整器具1
を使用しての仮設物C等を設置する際に、測定および調
整用として用いられる二種類の気泡管5a、5bと十字
部位3および首振りレベル7が所定位置に配置されてい
る。
【0015】二種類の気泡管5a、5bのうち気泡管5
aは、筒体2の外周部の天部に固着配置されていて水平
面のレベル調整用として、一方、気泡管5bは、筒体2
の外側部にあって前記レーザ光の光軸と直交するととも
に前記気泡管5aと直交して固定配置され、筒体2を鉛
直方向に向けた際のレベル調整用として配置されてい
る。
【0016】十字部位3は、前記気泡管5aと並列に筒
体2の外周部の天部に固着配置され、その中心軸は後述
する回動手段の回動中心軸であって、この中心軸には据
付確認穴4が穿設されている。この据付確認穴4は、後
述する架台20、図4の(b)に示す回動台座10、お
よび固定手段であるマグネット30のそれぞれに穿設さ
れる据付確認穴13、16、31の個々の中心軸を、同
一の軸線上とするようにして配置されている。このよう
な配置とすることにより、レーザ光を用いた測定調整器
具1の据付を行う際に、図2に示す符号A方向から据付
確認穴4、13、16、31を通して符号Bで示す据付
目標ポイントを覗くことにより、同ポイントの確認を行
いながらの据付作業とすれば、正確な仮設物Cの所定位
置への据付が可能となる。
【0017】首振りレベル7、7は、レーザ光の光軸と
平行であって、後述する架台20の架台取付穴2aの中
心軸と直交して筒体2の両外側面上に設けられている。
この首振りレベル7、7を、架台20の両外側面に設け
られる首振り角目盛22、22と整合させることによ
り、筒体2の水平面に対しての調整である首振り角調整
が行われる。
【0018】なお、筒体2の内側部の一端部にはカウン
ターウェイト6が内装されているが、このカウンターウ
ェイト6は、仮設物Cを垂直方向に仮設する際にレーザ
光用いた測定調整器具1を下げ振りとして用いる場合に
作用させるものである。即ち、レーザ光を用いた測定調
整器具1を仮設物Cに据え付けた後、後述の架台ボルト
21、21と台座ボルト12、12の開放操作を行う
と、カウンターウェイト6の自重が作用して筒体2を鉛
直方向に移動させる。従って、この移動が終了すると筒
体2の方形軸であるレーザ光の光軸は鉛直を指すことと
なる。
【0019】以上説明で用いた図面上では筒体2の形状
は円筒形状としているが、レーザ発光手段を内装できる
ものであって、筒体2の外周部及び外側部に気泡管5
a、5b等の配置が可能な形状であれば特に円筒形状に
限定するものではなく、如何なる形状のものでもよい。
【0020】前記首振り手段は、以上説明の筒体2を架
台20に軸支し、この筒体2の回動面に対しての揺動を
自在として首振り角度の調整を図るものである。首振り
手段の架台20は、後述する回動手段の回動台座10面
上に固着されてその断面形状をコ形状とするとともに、
両側面部には前記筒体2を架台ボルト21、21により
軸支するための筒体取付穴20a、20aが形成されて
いる。この筒体取付穴20a、20aおよび筒体2の架
台取付穴2a、2aに架台ボルト21、21が挿通され
前記筒体2を軸支することにより、筒体2は架台20の
隙間部位で架台ボルト21を中心軸とする揺動が行われ
る。そして、前述した筒体2の回動面に対しての整合が
図られる際には、架台ボルト21、21の開放・締め込
み操作により筒体2の揺動、即ち、筒体2の首振り動作
の規制が行われることとなる。なお、断面コ形状とする
架台20の底部にも前述した据付確認穴13が穿設され
ていて、据付目標ポイントBの確認ができるようになっ
ている。
【0021】前記回動手段は、前記架台20を水平面上
に固着配置する円柱形状の回動台座10と、この回動台
座10を収納する台座ケーシング11から構成され、台
座ケーシング11内での回動台座10の一平面下におけ
る全方位方向への回動を自在とさせている。回動台座1
0の外周面には、凹形状の凹状溝10aが、全周面に渡
って連続して形成されている。一方、台座ケーシング1
1の外周面には複数の回動台座取付穴11a、11aが
穿設されていて、この回動台座取付穴11a、11aか
ら台座ボルト12が挿入され前記凹状溝10aと係合す
る構造としている。このような構造とすることにより、
台座ケーシング11に収納された回動台座10は、台座
ボルト12の開放と締め込み操作によって、回動台座1
0の回動を自在に規制することができる。
【0022】また、回動台座10の天部の外周縁には、
回動台座10の回動位置を示すための回動レベル15が
設けられ、台座ケーシング11の円筒部の天部環状面に
は、方位角目盛14が付されている。この回動レベル1
5の指す方位角目盛14を読むことによって回動台座1
0の向いている方位角、即ち、回動台座10に架台20
を介して配置される筒体2方形軸であるレーザ光の光軸
の判読ができることとなる。なお、この回動台座10の
回動軸にも前述した据付確認穴16が穿設されていて、
据付目標ポイントBの確認ができるようになっている。
【0023】台座ケーシング11の内側部の底部位に
は、仮設物C等にレーザ光を用いた測定調整器具1を据
え付けるための固定手段が固着配置されている。この固
定手段はマグネット30等の磁性体とし、レーザ光を用
いた測定調整器具1を直接鉄骨等の仮設物Cの表面に磁
着固定を可能とするものである。なお、この円盤状のマ
グネット30の中心軸部位にも据付確認穴31が穿設さ
れていて、据付目標ポイントBの確認ができるようにな
っている。
【0024】仮設物Cが鉄骨等の金属材料以外の、ガラ
ス・プラスチック等の樹脂等の場合には、マグネット3
0に代えて空気を減圧して吸着を行う吸着体タイプ等の
ものとしてもよい。また、仮設物Cが合板等の木材の場
合には、図6に示す円盤状の型枠治具32を前記固定手
段のマグネット30の底部に磁着させればよい。この型
枠治具32は、前記マグネット30の形状に係合する円
環状の金属板からなり、マグネット30に磁着する面の
裏面には複数の爪部34が突出されていて、この複数の
爪部34を合板等の木材に押圧することによって、爪部
34が木片内部に食い込んで、この食い込みによってレ
ーザ光を用いた測定調整器具1が固定され据付ができる
こととなる。なお、この円盤状の型枠治具32の中心軸
部位にも据付目標ポイントBの確認ができるよう据付確
認穴33が穿設されている。
【0025】以上説明した本発明のレーザ光を用いた測
定調整器具1を用いて仮設物Cを仮設する際の具体的な
測定と調整について以下説明を行う。
【0026】図3はレーザ光を用いた測定調整器具1を
仮設物Cに据付の後、回動台座10の回動により任意の
方位へ回動させた状態を示す平面図である。レーザ光を
用いた測定調整器具1を仮設物Cに据付を行うには、ま
ず図2に示す筒体2の十字部位3の据付確認穴4から据
付目標ポイントBを覗いて十字部位3の中心に位置する
ように配置する。そして、気泡管5aの調整を行った後
に首振りレベル7と首振り角目盛22との調整により筒
体2の水平面の調整を行う。この調整の間、架台ボルト
21、21は開放状態とするものの、調整終了時には締
め込み操作を行って筒体2の架台20への固定が図られ
る。
【0027】次に、台座ボルト12を開放状態として回
動台座10の任意方位への回動を自在な状態としてお
く。そして回動レベル15と方位角目盛14の調整によ
り筒体2の水平面における方位角の調整を行う。その間
前述の架台ボルト21、21と同様に台座ボルト12、
12は調整過程の段階では開放状態とし、調整終了時に
は締め込み操作を行うことにより、台座ケーシング11
内での回動台座10の回動の規制が行われることとな
る。なお、図面上においてはレーザ光を用いた測定調整
器具1を90°回動させた状態を示しているが、所望す
る方位角に規制することができるのは勿論である。
【0028】図4は仮設物Cを垂直方向に仮設する際の
レーザ光を用いた測定調整器具1の正面図(a)と側面
図(b)を示すものである。図において、仮設物Cの据
付を行う場合には前述の水平面へのレーザ光を用いた測
定調整器具1と同様に、据付目標ポイントBを筒体2の
十字部位3の据付確認穴4から覗いて十字部位3の中心
に位置するように据付けを行う。その際、架台ボルト2
1、21と台座ボルト12、12は開放状態とする。こ
れら両ボルトを開放状態とする事により、筒体2の首振
り動作と回動台座の回動の動作はフリーな状態となり、
筒体2に内装されたカウンターウェイト6によって筒体
2は鉛直方向にその方形軸を向ける事となる。つまり、
カウンターウェイト6によってレーザ光の光軸を自動的
に鉛直方向に向けさせることができる。なお、これらの
一連の調整が終了した際には、架台ボルト21、21と
台座ボルト12、12の締め込み操作により、レーザ光
を用いた測定調整器具1の仮設物Cへの据付が完了す
る。
【0029】図5はレーザ光を用いた測定調整器具1を
用いてスミ出しの延長ポイントを出す作業を行う場合の
説明図であるが、この場合においても詳しくは前述の図
2に示す、据付目標ポイントBを十字部位3の据付確認
穴4からの確認の後に据付を行い、所定の方位角度を方
位角目盛14と回動レベル15により求め、その後首振
りレベル7と首振り角目盛22の調整によりスミ出しの
延長ポイントを出す作業が可能となる。なお、この図で
はスミ出しの延長ポイントを出す作業としての説明を行
ったが、土木工事の舗装面の工事に際し、特に道路舗装
面の横断勾配を測定する場合の水糸張り作業に代えるこ
とも可能である。
【0030】図6は仮設物Cが金属以外の仮設物Cを垂
直方向に仮設する場合におけるレーザ光を用いた測定調
整器具1であって、錘37を係止した振り糸36を装着
したレーザ光を用いた測定調整器具1の側面図である。
図に示すようにレーザ光を用いた測定調整器具1のマグ
ネット30の底面には前述した型枠治具32が磁着され
ていて、この型枠治具32の底面に突設された複数の爪
部34を押圧して仮設物Cに食い込ませている。
【0031】レーザ光を用いた測定調整器具1を木材等
からなる仮設物Cに据え付ける場合には、前述した据付
作業と同様に、据付目標ポイントを十字部位3の据付確
認穴4から型枠治具32の据付確認穴33を介して確認
を行った後、爪部34を仮設物Cに食い込ませて据付を
行う。この図に示すレーザ光を用いた測定調整器具1の
筒体2の外周面には、その回動を自在として下げ振りリ
ング35が装備されているが、この下げ振りリング35
には振り糸36を介して錘37が係止されている。この
ような構成とすることにより、垂直方向への仮設物Cの
仮設に際して、長い距離の垂直面の測定を必要とする場
合には、その対応が可能となる。
【0032】図7は前述の型枠治具32を装着したレー
ザ光を用いた測定調整器具1を合板等の型枠40に取り
付けた状態を示す説明図である。レーザ光を用いた測定
調整器具1を用いてコンクリートを流し込むための型枠
40のたて込み施工を行う場合には、型枠治具32を装
着したものを、前述と同様の手順により据付を行う。爪
部34を型枠40に食い込ませる据付の終了の後、筒体
2の調整を行って型枠40の鉛直度の調整を行い、その
後当て木41の固定を行うことにより型枠40のたて込
み施工は完了する。
【0033】以上説明したレーザ光を用いた測定調整器
具1の実施の形態例は一部であって、例えばレーザ光に
夜間でもその光跡を確認容易とするような発光色とする
ことや、回動台座に気泡管を装着させるとともに、台座
ケーシングに高さ調整機構を付帯させることによって、
台座部材即ち筒体2の水平面における調整機能の精度向
上を図る事ができる等が考えられる。
【0034】
【発明の効果】以上説明を行った本発明のレーザ光を用
いた測定調整器具によれば次のような効果を奏する。
【0035】(1)建築現場の仮設物の仮設作業や土木
工事等の水糸張り作業で使用される複数の測定調整器具
が、レーザ光を用いた測定調整器具とすることにより、
多種に渡る測定調整機能を一つの本体に収納することが
できるために、複数の測定調整器具が不要となり、小型
化を可能とするために迅速な移動による測定調整が可能
となる。 (2)従って、従来の測定調整に要した作業時間が短縮
されるために作業効率の向上を図ることが可能となる。 (3)また、従来作業員の目視や勘による作業と比較し
て客観的な測定結果を得ることができ、また、従来夜間
にしかできなかった水糸張り等の作業が可能となるため
に、作業の生産性の向上を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るレーザ光を用いた測定調整器具の
全体斜視図である。
【図2】図1の分解斜視図である。
【図3】レーザ光を用いた測定調整器具を仮設物に据付
の後、回動台座の回動により任意の方位へ回動させた状
態を示す平面図である。
【図4】仮設物を垂直方向に仮設する際のレーザ光を用
いた測定調整器具の正面図(a)と側面図(b)を示す
ものである。
【図5】レーザ光を用いた測定調整器具を用いてスミ出
しの延長ポイントを出す作業を行う場合の説明図であ
る。
【図6】錘を係止した振り糸を装着したレーザ光を用い
た測定調整器具の側面図である。
【図7】型枠治具を装着したレーザ光を用いた測定調整
器具を合板等の型枠に取り付けた状態を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 レーザ光を用いた測定調整器具 2 筒体 2a 架台取付穴 3 十字部位 4 据付確認穴(十字部位) 5a 気泡管 5b 気泡管 6 カウンターウェイト 7 首振りレベル 8 電源スイッチ 10 回動台座 10a 凹状溝 11 台座ケーシング 11a 回動台座取付穴 12 台座ボルト 13 据付確認穴(架台) 14 方位角目盛 15 回動レベル 16 据付確認穴(回動台座) 20 架台 20a 筒体取付穴 21 架台ボルト 22 首振り角目盛 30 マグネット 31 据付確認穴(マグネット) 32 型枠治具 33 据付確認穴(型枠治具) 34 爪部 35 下げ振りリング 36 振り糸 37 錘 40 型枠 41 当て木 A 据付確認 B 据付目標ポイント C 仮設物

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒体内部にレーザ光発生手段を内装し、
    当該筒体を一平面下における全方位方向への回動を自在
    とする回動手段と、当該筒体を軸支して前記回動手段の
    回動面に鉛直方向への揺動を自在とする首振り手段と、
    前記回動手段の底部に設けられ仮設物への着脱を自在と
    する固定手段を備えることを特徴とする、レーザ光を用
    いた測定調整器具。
  2. 【請求項2】 前記レーザ光発生手段は、 前記筒体の方形軸方向への同一軸線上の両方向、若しく
    は軸線上の任意の一方向に対してのレーザ光の発生を自
    在とすることを特徴とする、請求項1記載のレーザ光を
    用いた測定調整器具。
  3. 【請求項3】 前記回動手段は、前記筒体を挟持状態と
    して軸支するための架台を備える回動台座と、当該回動
    台座を収納するとともに、収納した回動台座の一平面下
    における全方位方向への回動を自在とする台座ケーシン
    グと、前記台座ケーシングの外周面に形設された穿設孔
    に挿入され、前記回動台座の外周面に形成される凹状溝
    と係合し、当該回動台座の回動の規制を図る台座ボルト
    を備えることを特徴とする、請求項1記載のレーザ光を
    用いた測定調整器具。
  4. 【請求項4】 前記固定手段は、 磁性体若しくは吸着体であることを特徴とする、請求項
    1乃至請求項3の何れか1項に記載のレーザ光を用いた
    測定調整器具。
  5. 【請求項5】 前記筒体の一端部部位に、カウンターウ
    ェイトを装備することを特徴とする、請求項1乃至請求
    項4の何れか1項に記載のレーザ光を用いた測定調整器
    具。
  6. 【請求項6】 前記回動手段と首振り手段と固定手段と
    筒体のそれぞれに、前記回動手段の回動軸線を中心軸と
    する貫通孔を形成することを特徴とする、請求項1乃至
    請求項5の何れか1項に記載のレーザ光を用いた測定調
    整器具。
JP5741897A 1997-03-12 1997-03-12 レーザ光を用いた測定調整器具 Pending JPH10253356A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5741897A JPH10253356A (ja) 1997-03-12 1997-03-12 レーザ光を用いた測定調整器具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5741897A JPH10253356A (ja) 1997-03-12 1997-03-12 レーザ光を用いた測定調整器具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10253356A true JPH10253356A (ja) 1998-09-25

Family

ID=13055111

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5741897A Pending JPH10253356A (ja) 1997-03-12 1997-03-12 レーザ光を用いた測定調整器具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10253356A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002025210A1 (en) * 2000-09-23 2002-03-28 Sht Co., Ltd. Level and/or verticality indicator using laser beams
JP6474512B1 (ja) * 2018-05-08 2019-02-27 寛太 河島 下げ振り装置
CN113607143A (zh) * 2021-07-26 2021-11-05 新疆大明矿业集团股份有限公司 井下巷道可调式放线器

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002025210A1 (en) * 2000-09-23 2002-03-28 Sht Co., Ltd. Level and/or verticality indicator using laser beams
JP6474512B1 (ja) * 2018-05-08 2019-02-27 寛太 河島 下げ振り装置
CN113607143A (zh) * 2021-07-26 2021-11-05 新疆大明矿业集团股份有限公司 井下巷道可调式放线器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3588249A (en) Laser beam survey apparatus
US6449856B1 (en) Laser plumbing device, long member plumbing device and long member plumbing method
JP2004212058A (ja) 作業位置測定装置
JP2003232634A (ja) レーザ求心装置
US5446968A (en) Strut height adjusting apparatus
JPH10253356A (ja) レーザ光を用いた測定調整器具
US3911589A (en) Adjustable support base for a field measurement device
CN111236485A (zh) 一种加劲钢板剪力墙板定位结构及其安装方法
JPH07107484B2 (ja) 支柱高さ調整装置
US5118184A (en) Transit for establishing 90 degree angles
JP2509123B2 (ja) 基準器基準点の通り測定装置
KR100911047B1 (ko) 레이저 수평 수직장치용 삼발이
JP2016166743A (ja) 風向風速計の取付治具
JPH05215550A (ja) 測量機用エレベータ三脚
CN213118160U (zh) 一种激光发射器的固定装置
CN212960734U (zh) 一种基于中心投影原理的全断面炮孔定位装置
JP2006211110A (ja) アンテナ装置
JP2983971B1 (ja) 直角出レーザ及び同レーザを用いた基礎工法
CN210307783U (zh) 一种划线仪
JPH03180669A (ja) 構築部材の鉛直建入れ工法
CN212026719U (zh) 一种加劲钢板剪力墙板定位结构
SE532694C2 (sv) Anordning för positionering av ett hålverktyg medelst laserljus
JPH03148003A (ja) レーザービーム切羽連続投影システム
JP2004036103A (ja) アンカーフレーム及びその固定方法
JP2808089B2 (ja) 墨出し用レーザー装置